2021年11月14日(日)に、第2回目となる「eスポーツ国際教育サミット2021~ウェルカムジェネレーションとともに創る、eスポーツの教育と未来」が開催された。
<以下、ニュースリリースより>
次世代が成長するために、eスポーツを活用した教育、そして人材育成を支援する国際団体、北米教育eスポーツ連盟 日本本部(通称:NASEF JAPAN/ナセフ ジャパン、会長:松原昭博)は、この度、第2回目となる「eスポーツ国際教育サミット2021~ウェルカムジェネレーションとともに創る、eスポーツの教育と未来」を、2021年11月14日(日)オンラインにて開催いたしました。
待望となる第2回開催には、教育現場の主人公である高校生の初登壇。コロナ禍による将来予測が難しい現状と向き合い、新しい未来に向けて「eスポーツ」という時代が求めるコミュニケーションツールでチャレンジし成長していく生徒、また生徒を支えコロナと奮闘する教員たちからみた教育の最前線に迫るサミットとなりました。
登壇者:北米教育eスポーツ連盟 日本本部 統括ディレクター 内藤 裕志

登壇した、北米教育eスポーツ連盟 日本本部 統括ディレクターである内藤氏は、実際に2021年コロナ禍で自由に行動できないタイミングに、NASEF本国が米国国防省と協力して開催したイベント「NASEF FARMCRAFT」を紹介しました。
「こちらオンライン教育の活性化を目的とし、開催しました。ゲーム上で子どもたちが、チームに分かれ農場を作ります。そして農場で、何を作るのか、どういったデザインにすればいいのかなど話し合い、最終的にはコンテスト形式で競い合います。
中でも、バイオテクノロジーや食物連鎖が多く生まれるかなど、STEAM能力や養われるだけでなく、配信方法も考えることでプレゼンテーションスキルなどの向上も期待できます。」とコメント。
なお、本イベントの参加者は小学校3年生から高校3年生まで36カ国、約700チームにものぼり、各チーム農場を作る過程で、クリエイティブ力を発揮。審査員として参加した教諭や教育委員会からも“生徒たちのメンタルヘルスケアの安定”や、“次の目標に向けたチャレンジの継続”など、eスポーツが齎す成長がみれたことを報告いたしました。

まず初めに登壇したのは、大学進学率がほぼ100%、勉強と部活動の文武両道から生徒の自立と共生を目指す、朋優学院高等学校の岸波 禎人教諭。「進学指導と部活動の両輪で育む、生徒の自立と共生」をテーマに基調講演を行いました。朋優学院高等学校では2018年、高校生eスポーツ選手権がきっかけで創部。支援プログラムなどを活用しながら生徒がプレイしやすい環境整備を整えるだけでなく、学業との両立のために勉強の負担にならないような仕組みづくりに注力した背景を語りました。
続いて登壇したのは、茨城県と神奈川県の公立高校でeスポーツ部を創部した経験を持つ県立東海高等学校の千葉教諭。「救済策としてのeスポーツ」をテーマに基調講演を行いました。冒頭で千葉先生は、コロナを踏まえ高まる孤独問題を例に挙げ、その孤独からeスポーツが生徒を助けるひとつの手段になるのではないかという提議をしながらeスポーツの可能性を紐解いていきました。

千葉先生は、「まず、コロナ禍においてスマートフォンを使う時間が伸びている事象があります。中高生においても同様なのですが、ただゲームで遊ぶのではなく、努力をすれば何かが得られるというゲーム独自の期待感に着目しました。この目標と評価のバランスをモチベーションに繋げることが、アクティブラーニングというものに繋がるのではないかと考えています。」とコメントし、いままでコンピューター部にはなかった“競技性”をeスポーツで持たせることで、生徒たちにチーム力や対戦相手への配慮、リーダシップやサポートなど、生徒たちに自分らしい“居場所” が生まれたことを、ご自身の経験から話しました。
<TOPIX3.> 「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」初代優勝校!茨城県水戸市 私立水戸啓明高等学校
この日は、eスポーツを使って社会問題を解決できるのかという課題に対し、全国4校を代表するグループがアイデアを発案しプレゼンテーションを行うコンテスト「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」の大会結果が発表されました。 “VTuber”や“聖地巡礼“と掛け合わせたeスポーツで地域活性化などユニークな作品がでそろうなかで、記念すべき初代王者に選ばれたのは、茨城県水戸市 私立水戸啓明高等学校に所属する高校1年生チーム。
「グッコメ!!~“Good comment”でコミュニケーションをもっと楽しく!」と題した作品は、SNSで巻き起こる誹謗中傷コメントに対して通報といった手段で対処するのではなく、グッドコメントをした利用者に対して報酬を与えようというものでした。またいいコメントをすることで、ゲーム内通貨やオンラインショップでのセール券を獲得できる仕組みを整備するだけでなく、食生活が偏りがちなゲーマに対しも、地元茨城のお米を食べて健康になってもらいたいという想いをのせて、お米と交換できる仕組みも盛り込んでいました。

大会結果を聞いた生徒たちは、「今回プレゼンテーションを作っていくのに、話すための文章を作るのがすごく難しかったです。特に、前後を繋げたり、スライドとの相乗効果っていうのを考えるのがすごい大変でした。その大変なことをやり通して、優秀賞を取れたっていうことがすごいうれしいです。」とコメント。満遍の笑みを見せながら喜びを隠せない様子でした。
サミットの後半では、NASEF JAPANのメンバーシップ加盟校の先生を対象に初の座談会が開催。
全国各地100校以上の加盟校をもつNASEF JAPANのメンバーシップのなかで、お休みにもかかわらず約50名近い学校関係者が参加し、eスポーツについて、現場の目線から教育としての可能性を語り合いました。

まずは、“一番したいeスポーツの活動”について。参加した、東海大学札幌校の高野先生は「今はまだコロナでできないことも多いんですが、やはりオフラインで集まる機会を増やしたいと思います。先生たちの横の繋がりはまだまだ少ないのですが...例えば、地域の学校だとかと一緒になりながら合宿だったりとか、2泊3日のそういった勉強会みたいな形でやってもいいのかなというふうに思いました。札幌の奥座敷と言われている定山渓という温泉街に、eスポーツも併設したホテルができる予定もあるので!」と発言すると、ウェビナー上のチャットは“ぜひ、参加したいです!”など、歓喜に溢れた先生たちの声がよせられました。
その一方で、交流会で浮き彫りになった課題は、“部活動の環境づくり”でした。NASEF JAPANには、日々先生の皆様だけでなく、教育委員会からも“どうやってeスポーツ部を運営したらいいのか?”など質問が、多く寄せられることがあります。
そのテーマについて、「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」初代優勝校に輝いた、茨城県水戸市 私立水戸啓明高等学校の高田先生は、「おそらく機材関係が一番問題になるかなと思います。部費の方は、現時点で最初10万円だったんですが、ちょっとeスポーツの活動費として少し増額してくれってことで20万に上げてもらったんです。やはりゲーミングPC1台買うにしてもやはり10万以上してしまうっていうところもありますし、現在高校eスポーツ応援プロジェクトの方でレンタルPC3台借りてるんですが、やはりそれでも部員が今19名ぐらいおりますので、全員に渡らないっていう状態は厳しいかなと思ってます。それで、一応学校にある古いPCなんですがそちらをリノベーションさせていただいて、SSDに変えたりメモリを増設したり、グラフィックボードを入れたりして何とかこう動くような形で今運営はしてるんですけども、できるところからやっていこうという形で現在運営しているような形です。」と話し、資金面での深刻な現状を報告しました。するとチャット上では、“そもそも県立高校だと、県所有のPCでいじってはいけないというルールもある”といった情報や、それに対して“私も苦労しました...”や、“それは知らなかった!”などのコメントが殺到。
今回はわずか30分の意見交換会ではありましたが、 NASEF JAPANでは今後も定期的に交流会を開催し、日々生徒のために奮闘をする指導者の力になること、そして先生たちのお話をうけて「産学協同プロジェクト」などを推進するなどして、サポートを強化していくべき現実を噛み締めました。
<以下、ニュースリリースより>
約2時間にわたった、NASEF JAPAN主催「第2回 eスポーツ国際教育サミット 2021」を徹底レポート
次世代が成長するために、eスポーツを活用した教育、そして人材育成を支援する国際団体、北米教育eスポーツ連盟 日本本部(通称:NASEF JAPAN/ナセフ ジャパン、会長:松原昭博)は、この度、第2回目となる「eスポーツ国際教育サミット2021~ウェルカムジェネレーションとともに創る、eスポーツの教育と未来」を、2021年11月14日(日)オンラインにて開催いたしました。
待望となる第2回開催には、教育現場の主人公である高校生の初登壇。コロナ禍による将来予測が難しい現状と向き合い、新しい未来に向けて「eスポーツ」という時代が求めるコミュニケーションツールでチャレンジし成長していく生徒、また生徒を支えコロナと奮闘する教員たちからみた教育の最前線に迫るサミットとなりました。
<TOPIX1.>withコロナにおける、米国でのeスポーツと高校生と活動の在り方について
登壇者:北米教育eスポーツ連盟 日本本部 統括ディレクター 内藤 裕志

登壇した、北米教育eスポーツ連盟 日本本部 統括ディレクターである内藤氏は、実際に2021年コロナ禍で自由に行動できないタイミングに、NASEF本国が米国国防省と協力して開催したイベント「NASEF FARMCRAFT」を紹介しました。
「こちらオンライン教育の活性化を目的とし、開催しました。ゲーム上で子どもたちが、チームに分かれ農場を作ります。そして農場で、何を作るのか、どういったデザインにすればいいのかなど話し合い、最終的にはコンテスト形式で競い合います。
中でも、バイオテクノロジーや食物連鎖が多く生まれるかなど、STEAM能力や養われるだけでなく、配信方法も考えることでプレゼンテーションスキルなどの向上も期待できます。」とコメント。
なお、本イベントの参加者は小学校3年生から高校3年生まで36カ国、約700チームにものぼり、各チーム農場を作る過程で、クリエイティブ力を発揮。審査員として参加した教諭や教育委員会からも“生徒たちのメンタルヘルスケアの安定”や、“次の目標に向けたチャレンジの継続”など、eスポーツが齎す成長がみれたことを報告いたしました。
<TOPIX2.> “私立・公立の教員”が登壇し、eスポーツ部の可能性と文武両道に向けた指導法を伝授!

まず初めに登壇したのは、大学進学率がほぼ100%、勉強と部活動の文武両道から生徒の自立と共生を目指す、朋優学院高等学校の岸波 禎人教諭。「進学指導と部活動の両輪で育む、生徒の自立と共生」をテーマに基調講演を行いました。朋優学院高等学校では2018年、高校生eスポーツ選手権がきっかけで創部。支援プログラムなどを活用しながら生徒がプレイしやすい環境整備を整えるだけでなく、学業との両立のために勉強の負担にならないような仕組みづくりに注力した背景を語りました。
続いて登壇したのは、茨城県と神奈川県の公立高校でeスポーツ部を創部した経験を持つ県立東海高等学校の千葉教諭。「救済策としてのeスポーツ」をテーマに基調講演を行いました。冒頭で千葉先生は、コロナを踏まえ高まる孤独問題を例に挙げ、その孤独からeスポーツが生徒を助けるひとつの手段になるのではないかという提議をしながらeスポーツの可能性を紐解いていきました。

千葉先生は、「まず、コロナ禍においてスマートフォンを使う時間が伸びている事象があります。中高生においても同様なのですが、ただゲームで遊ぶのではなく、努力をすれば何かが得られるというゲーム独自の期待感に着目しました。この目標と評価のバランスをモチベーションに繋げることが、アクティブラーニングというものに繋がるのではないかと考えています。」とコメントし、いままでコンピューター部にはなかった“競技性”をeスポーツで持たせることで、生徒たちにチーム力や対戦相手への配慮、リーダシップやサポートなど、生徒たちに自分らしい“居場所” が生まれたことを、ご自身の経験から話しました。
<TOPIX3.> 「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」初代優勝校!茨城県水戸市 私立水戸啓明高等学校
この日は、eスポーツを使って社会問題を解決できるのかという課題に対し、全国4校を代表するグループがアイデアを発案しプレゼンテーションを行うコンテスト「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」の大会結果が発表されました。 “VTuber”や“聖地巡礼“と掛け合わせたeスポーツで地域活性化などユニークな作品がでそろうなかで、記念すべき初代王者に選ばれたのは、茨城県水戸市 私立水戸啓明高等学校に所属する高校1年生チーム。
「グッコメ!!~“Good comment”でコミュニケーションをもっと楽しく!」と題した作品は、SNSで巻き起こる誹謗中傷コメントに対して通報といった手段で対処するのではなく、グッドコメントをした利用者に対して報酬を与えようというものでした。またいいコメントをすることで、ゲーム内通貨やオンラインショップでのセール券を獲得できる仕組みを整備するだけでなく、食生活が偏りがちなゲーマに対しも、地元茨城のお米を食べて健康になってもらいたいという想いをのせて、お米と交換できる仕組みも盛り込んでいました。

大会結果を聞いた生徒たちは、「今回プレゼンテーションを作っていくのに、話すための文章を作るのがすごく難しかったです。特に、前後を繋げたり、スライドとの相乗効果っていうのを考えるのがすごい大変でした。その大変なことをやり通して、優秀賞を取れたっていうことがすごいうれしいです。」とコメント。満遍の笑みを見せながら喜びを隠せない様子でした。
<TOPIX4.>NASEF JAPAN初!先生たちの交流会でみえてきた、eスポーツ部の課題と目指すべき未来
サミットの後半では、NASEF JAPANのメンバーシップ加盟校の先生を対象に初の座談会が開催。
全国各地100校以上の加盟校をもつNASEF JAPANのメンバーシップのなかで、お休みにもかかわらず約50名近い学校関係者が参加し、eスポーツについて、現場の目線から教育としての可能性を語り合いました。

まずは、“一番したいeスポーツの活動”について。参加した、東海大学札幌校の高野先生は「今はまだコロナでできないことも多いんですが、やはりオフラインで集まる機会を増やしたいと思います。先生たちの横の繋がりはまだまだ少ないのですが...例えば、地域の学校だとかと一緒になりながら合宿だったりとか、2泊3日のそういった勉強会みたいな形でやってもいいのかなというふうに思いました。札幌の奥座敷と言われている定山渓という温泉街に、eスポーツも併設したホテルができる予定もあるので!」と発言すると、ウェビナー上のチャットは“ぜひ、参加したいです!”など、歓喜に溢れた先生たちの声がよせられました。
その一方で、交流会で浮き彫りになった課題は、“部活動の環境づくり”でした。NASEF JAPANには、日々先生の皆様だけでなく、教育委員会からも“どうやってeスポーツ部を運営したらいいのか?”など質問が、多く寄せられることがあります。
そのテーマについて、「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」初代優勝校に輝いた、茨城県水戸市 私立水戸啓明高等学校の高田先生は、「おそらく機材関係が一番問題になるかなと思います。部費の方は、現時点で最初10万円だったんですが、ちょっとeスポーツの活動費として少し増額してくれってことで20万に上げてもらったんです。やはりゲーミングPC1台買うにしてもやはり10万以上してしまうっていうところもありますし、現在高校eスポーツ応援プロジェクトの方でレンタルPC3台借りてるんですが、やはりそれでも部員が今19名ぐらいおりますので、全員に渡らないっていう状態は厳しいかなと思ってます。それで、一応学校にある古いPCなんですがそちらをリノベーションさせていただいて、SSDに変えたりメモリを増設したり、グラフィックボードを入れたりして何とかこう動くような形で今運営はしてるんですけども、できるところからやっていこうという形で現在運営しているような形です。」と話し、資金面での深刻な現状を報告しました。するとチャット上では、“そもそも県立高校だと、県所有のPCでいじってはいけないというルールもある”といった情報や、それに対して“私も苦労しました...”や、“それは知らなかった!”などのコメントが殺到。
今回はわずか30分の意見交換会ではありましたが、 NASEF JAPANでは今後も定期的に交流会を開催し、日々生徒のために奮闘をする指導者の力になること、そして先生たちのお話をうけて「産学協同プロジェクト」などを推進するなどして、サポートを強化していくべき現実を噛み締めました。
関連記事
-
- 【大会レポート】『レインボーシックス シージ』の国際大会で日本チームCAG OSAKAが準優勝の快挙!——『レインボーシックス シージ エックス』Year 10 ロードマップも公開
- 『レインボーシックス シージ』の国際大会「BLAST Rainbow Six RE:L0:AD 2025」が2025年5月8日(木)~18日(日)にブラジル・リオデジャネイロにて開催。日本代表として出場したのはCAG Osaka、SCARZの2チーム。CAG Osakaがグループステージを勝ち抜き、準優勝を成し遂げた。BLAST Rainbow Six RE:L0:AD 2025(RE:LO:AD 2025)とは『レインボーシックス シージ』の新たな競技シーズンを開幕する国際大会。ブラジル・リオデジャネイロのArena Carioca 1で開催される。世界中から20のトップチームが集結し、総額52万ドルの賞金をかけて競い合う。今大会は、『レインボーシックス シージX』のプロシーン初採用となる新フォーマットで行われる。 本大会では、CAG Osakaに敗れたTeam Liquid Hondaのブラジル人選手が、SNSにて原子爆弾投下映像をポストしたことが注目されてしまったが、日本チームの国際大会ベスト2はレインボーシックス シージ競技シーンにおいて初の快挙である。RE:LO:AD 2025 GLAND FINALLAIR 4-7 LOSEBANK 3-7 LOSEKAFE 3-7 LOSE0-3で負けてしまいました😭世界チャンピオンまであと1歩でした!この長い期間を戦い抜いた選手、コーチ達を誇りに思います💪強くなってまた戻ってきます🔥早朝からシージファンの皆さん応援ありがとうございました🙏… pic.twitter.com/TawBqav08N— CAG OSAKA (@CYCLOPS_OSAKA) May 18, 2025 <以下、ニュースリリースより>タクティカルFPSタイトルで、アジアチームとしても最高順位を記録 ブロードメディア株式会社の子会社であるブロードメディアeスポーツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 太郎)は、現地時間2025年5月10日から5月18日にかけてブラジル・リオデジャネイロで開催された『Rainbow Six Siege』の世界大会「RE:L0:AD 2025」で、当社が運営するプロeスポーツチーム「CAG OSAKA(シーエージー・オオサカ)」のレインボーシックス シージ部門が、日本のeスポーツチーム史上初となる決勝戦に進出し、準優勝したことをお知らせいたします。RE:L0:AD 2025について 「RE:L0:AD 2025」はUbisoftおよびBLASTが主催する『レインボーシックス シージ』の世界大会で、2025年度の競技シーンの開幕戦となる今大会は、総額52万ドル(約7,500万円)の賞金が用意され、Ubisoftが展開するパートナープログラム「R6 Share」に加盟するパートナー20チームが出場しました。グループ予選では、従来の大会とは異なり、各チームがブレット(ポイント)を持ってスタートし、試合結果に応じて賭けたブレットが増減する独自のルールで試合が展開されました。グループ予選4試合目、CAG OSAKAは地元ブラジルの強豪Team Liquid相手に一気に14ブレットを賭ける大勝負に挑み、敗北すれば予選敗退のプレッシャーがかかるなか、激闘の末に勝利し、一気にプレーオフ進出を決定させました。 プレーオフは従来のトーナメント戦で行われ、世界大会での有観客試合はCAGシージ部門として初めての経験となりましたが、粘り強い戦いで韓国BNK FEARX、米国Wildcardという強豪を破り、現地ブラジルのファンを沸かせる見事なプレーを見せ、タクティカルFPSタイトルで日本チーム史上初となる世界大会決勝戦への進出を決めました。全世界のFPSファンが注目する決勝戦では世界大会連覇の最強チーム、地元ブラジルのFURIAとの対戦となり、完全アウェイの環境のなかでも素晴らしい戦いぶりで会場を沸かせましたが、惜しくも敗北。しかしながら、日本のみならずアジアのチームとしても歴代最高順位でeスポーツシーンの歴史に名を刻み、準優勝賞金80,000ドルを獲得しました。 2018年のシージ部門結成以来、CAGは日本のプロeスポーツトップチームとして幾多の世界大会に挑戦してまいりました。2024年5月に開催された「BLAST R6 Major Manchester 2024」、2025年2月に行われた世界大会「Six Invitational 2025」でともに世界ベスト12に入り、今回、悲願だった世界大会での決勝戦進出・準優勝を達成しましたが、来月6月15日にはリーグ戦となる「Asia Pacific League 2025 - Stage 1:APAC North」の開幕が控えるなど、新たな挑戦が続きます。「Esports World Cup 2025」や「Six Invitational 2026」といった大規模世界大会への出場を目標に、引き続きベストを尽くして戦ってまいります。 今後とも、CAG OSAKAの応援をよろしくお願いいたします。CAG出場選手:BlackRay、Anitun、ちびす、ShuReap、Arcully、DDCAG OSAKAとは CAG OSAKAは、大阪を活動拠点とするプロeスポーツチーム。国内外の大会で実績を積み、成長を続けている。格闘ゲーム部門では、「DRAGON BALL FighterZ World Tour 2022/2023」で世界一に輝き、今夏開幕する「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」にも参戦。人気と実力あるチームとしてファンを多数抱えている。PUBG MOBILE部門は2024年の国内リーグで春夏連覇するなど圧倒的な戦績を残し、2024年夏にサウジアラビアで開催された「2024 Esports World Cup」にも出場。レインボーシックス シージ部門は「Rainbow Six Japan League 2021」で無敗優勝し、2023年までの3年間「Six Invitational」に日本勢として唯一参戦。2024年5月に開催された「BLAST R6 Major Manchester 2024」、2025年2月に開催された「Six Invitational 2025」ともに世界ベスト12に入り、2025年5月に開催された「RE:L0:AD 2025」では日本のチーム史上初の決勝戦進出・準優勝を達成。各部門で高い結果を上げ、eスポーツ業界の発展に寄与している。■関連サイト:CAG OSAKA公式サイト: https://cyclops-osaka.jp/CAG OSAKA公式X:https://x.com/cyclops_osakaeスポーツ世界大会にて日本チームCAG OSAKAが準優勝の快挙! ブラジル・リオデジャネイロにてeスポーツ世界大会「BLAST Rainbow Six RE:L0:AD 2025」が開催されました。日本チームのCAG OSAKAが数々の強豪チームを制してグランドファイナルに進出、優勝を賭けてブラジルチームFURIAと対戦しました。今回はFURIAに勝利を譲ったものの、日本チームの国際大会ベスト2は『レインボーシックス シージ』競技シーンにおいて初の快挙で、APACチームとしても過去最高の成績を打ち立てました。今後開催が予定されている世界大会の詳細についても発表され、『レインボーシックス シージ エックス』としての新たな始まりを彩る大会となりました。RE:L0:AD 2025 グランドファイナル URL:https://www.youtube.com/live/EI7oJwM31so?si=8eFfFT3IgqQLzehd■BLAST R6 Major開催地:ミュンヘン日程:11月8日 – 16日有観客開催:11月14日 – 16日 (BMW Park Arena)■Six Invitational 2026開催地:パリ日程:2026年2月2日 – 15日有観客開催:2月13日 – 15日『レインボーシックス シージ エックス』 6月10日(※1)に『レインボーシックス シージ』の新たな時代が幕を開けます。『シージ エックス』の配信開始と共に、フリーアクセス、デュアルフロント(6対6の新モード)、刷新されたマップ、破壊可能オブジェクト、進化したラペリング、オーディオの刷新といった広範なアップグレード、改良、洗練が実施されます。『レインボーシックス シージ エックス』は『レインボーシックス シージ』をお持ちの方全員が無料アップグレードとしてお楽しみいただけます。また、無料アクセスが登場し、クイックプレー、アンランク、デュアルフロントが誰でも無料でプレーできるようになります。まずは6月10日には、ライティング、影や解像度が刷新された5つのマップが登場し、各シーズンで3つのマップが対象となる予定です。またオーディオも改良がくわえられ、周囲の情報収集に役立ちます。新たなコミュニケーションホイールで仲間との効果的な連携が可能になり、武器の確認機能でスタイリッシュさのアピールも行えるようになります。さらに、ゲーム内の「Eスポーツ」タブが追加されることが発表されました。このタブでは世界中の注目マッチを簡単に追いかけることができます。新登場のビギナーチャレンジとチュートリアルフローでは、熱心な初心者にゲーム内リワードが提供され、熟練プレーヤーは新たなXPカーブでクリアランスレベルを素早く上げることができます。新登場のキャリア統計データを確認すれば、プレーリストごとの戦績を追跡できます。これにはEスポーツファンの間でプロプレーの測定基準として有名なK.O.S.T.データも含まれます。新プレーリストの「エンリステッド」と「フィールドトレーニング」は新規プレーヤーと復帰プレーヤーそれぞれに向いています。カスタマイズ可能な練習用アリーナとして、本物のプレーヤーの行動を学習したAIボットを相手にフルマップで戦いましょう。ソロでトレーニングするにしても、他のプレーヤーと対戦するにしても、オペレーターの声が以前より頻繁に聞こえるはずです。新たに追加される雑談機能により、キャラクターの性格やキャラクターの関係性が浮かび上がる新規の台詞を聞くことができます。PCプレーヤーは、6月10日の配信に先駆けて実施されるテストサーバーセッションで『シージ エックス』をひと足早く体験できます。このセッションはPC版『レインボーシックス シージ』をお持ちの全プレーヤーが参加可能です。Ubisoft Connectのライブラリに自動的に表示される「テストサーバー」タイルよりご参加いただけます。Year 10シーズン2 「Operation Daybreak」『レインボーシックス シージ エックス』の配信と同時に、Year 10シーズン2「Operation Daybreak」も開幕します。今シーズンにはさまざまなオペレーターのバランス調整、電気ダメージと手足へのダメージに関する変更、CLASHのリマスターなどが登場します。「R6 Shieldguard」および迷惑行為対策今年導入された「R6 Shieldguard」はゲームのセキュリティおよびチート対策ツールが統合されたもので、すべてのプレーヤーが公平にゲームを楽しめるよう「レインボーシックス シージ」チームが開発したものです。シーズン1にて登場した新しいセキュリティハードニング技術により、チート使用者のBAN処分数が増加してチート行為の報告は減少傾向にあります。シーズン2では大規模なセキュリティアップデートを実施予定です。正式稼働した評価システムでは、ネガティブな行動の減少が認められました。これには攻撃的な発言が含まれますが、ゲーム内でのポジティブな行動の増加報告と共に、テキストチャットの使用量は増加しています。シーズン3および4でもこれらの取り組みを継続し、ボイスチャットのモデレーション、評価システムの新アクション、プライバシー設定の改良、放棄ペナルティ、ゲーム内の報告機能などが登場予定です。シーズン3 & 4シーズン3では「ナイトヘイヴン」、「アジト」、「領事館」の3つのマップの刷新版が登場予定です。また、新オペレーターの物語と関連したデュアルフロントの任務変更も行われます。スイス出身のこの防衛オペレーターは、新たな武器を携えてゲームに加わります。シーズン4で『レインボーシックス シージ』は10周年を迎えるため、記念スペシャルイベントを開催予定です。このシーズンではさらに、攻撃オペレーター1名のリマスターと新たな武器が登場します。この武器はリリース時から複数のオペレーターが使用できる初めての武器となります。また、「テーマパーク」と「高層ビル」の刷新に加え、さらにもう1マップの全面見直しも予定されています。 シーズン3および4の詳細は、年内後半にお知らせ予定です。(※1)ヨーロッパ中央時間©2025 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancys, Rainbow Six, the Soldier Icon, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U S and/or other countries.
-
- 【大会レポート】最年少小学生選手と無冠の帝王が激突!——タイピング日本一を決めるeスポーツ大会「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025」
- 東プレ主催の国内最大規模の競技タイピング大会「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025(RTC 2025)」の決勝ステージが4月26日(土)に開催された。▲RTCは2017年から始まり、今年で第6回目の開催となる 総勢9,668名が参加した本大会。予選はウェブ上でタイピング練習が楽しめる「e-typing」を用いて計4回行われ、その中から成績上位者の8名が決勝ステージに選抜される形だ。▲「e-typing」は誰でもプレーできるタイピング練習ができるウェブサイト。期間内なら何度でも予選に挑戦できるというのもRTCならではのレギュレーションだ(https://www.e-typing.ne.jp) 決勝ステージは例年有観客オフライン開催となっているが、今年は競技選手がよりタイピングに集中しやすい環境ということで無観客開催となった。▲会場を盛り上げてくれたのは5名の出演者。左から順に実況解説の篠原光さん、隅野貴裕さん、ゲストの貴島明日香さん、シュウペイさん、寺太勇さん 基本的な競技ルールは下記の通り。特筆すべきはRTC独自ルールの「正確性」だろう。どちらかが正確性95%を下回るかどうかで、戦法も試合展開も全く違ったものになる。タイピングスピードだけでは勝てないのがRTCの妙なのだ。▲トーナメント形式はシングルエリミネーション。正確性によっては速く入力しても負けてしまうことがあるのがRTCの面白いところ。ただ速く入力できればいいという訳ではないのだ 最年少は小学校5年生!個性あふれる8人の選手たち 決勝に進出したのは下記の8名。ベテラン選手から本大会初出場となる期待の若手選手など、個性あふれる選手がそろった。▲決勝ステージのトーナメント表 ▲ゆたゆた選手:小学5年生でありながら優勝候補の一角。今回がRTC初出場だ ▲める選手:若手期待のかな入力戦士。こちらも初出場 ▲まるくん選手:こちらも若手プレーヤー。スピード勝負が得意。RTC初出場となる選手だ ▲Y-i選手:幼い時代から競技タイパーとして活躍したベテラン。3年連続の出場 ▲くわな選手:前回大会2位のベテランタイパー。今大会の優勝候補。『VALORANT』では上位ランク“イモータル2”の実力を持つマルチプレーヤー ▲mulelr選手:大会皆勤賞で上位常連のベテランかな入力使い。今大会の優勝候補 ▲goe選手:前回大会3位でタイピングソフト「寿司打」の3冠王プレーヤー ▲ゆーくん選手:初出場ながら、第2回予選1位に輝いた期待のルーキー そんな強豪ひしめくRTC 2025の大会レポートをお届けしよう。準々決勝:第1試合目から盛り上がりをみせる注目カード 準々決勝となる第1試合から目が離せない対戦カードとなったRTC 2025。特筆すべきは最年少となる小学五年生のゆたゆた選手 vs かな入力の使い手める選手。▲ゆたゆた選手は予選1位通過の優勝候補。対するめる選手は現役の学生でありながら、かな入力の使い手という稀有なプレーヤーである 試合内容は終始ゆたゆた選手が押す形となった。kpm換算(一分間に打ち込む文字数)で1400以上を叩きだす瞬間もあり、実況の篠原さんも思わず舌を巻くような勢いで駆け抜けていく。安定した高速タイピングによってストレート勝ちを決めたゆたゆた選手。今大会が初出場ではあるものの、優勝候補として盤石な雄姿を会場に見せつけた。▲恐ろしいスピードで表示された文章を入力していく両選手。入力が早すぎてお題の文章が読めないレベルだ(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=1368s) もうひとつ目が離せない対戦カードは第3試合のくわな選手 vs muller選手。両者ともに優勝候補なため、決勝戦と言われてもおかしくないマッチアップである。▲ローマ字入力 vs かな入力という入力方式の違いも注目ポイントだ 先制を獲ったのはくわな選手。RTC独自ルールである正確性を突く形で、かな入力使いのmuller選手を手玉に取った形だ。その後もくわな選手は正確性を重視した戦法を貫き、2本目も連取していく。しかし3ラウンド目ではくわな選手が正確性を崩してしまい、その隙を突いたmuller選手が1本を返す展開に。ここでくわな選手は戦法をシフト。正確性を敢えて捨て、タイピングスピード主体の戦い方に変えていく。▲4ラウンド目から一変したくわな選手に虚を突かれたのはmuller選手か。正確性を無視したノーガードな戦いに翻弄(ほんろう)され、くわな選手に軍配が上がるシーンが増えてきた(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=4071s) 最終的には4:1でくわな選手が勝利をもぎとったものの、事前予想通りの激しい駆け引きとなった。試合後のインタビューでは「緊張していた割にはお互いに正確性の高い試合が多くて、かなりプレッシャーのかかる内容でした。muller選手が選ぶげんきワード(ワードテーマ)では、かな入力のスピードに歯が立たないと予想していたので、正確性の部分で勝とうという作戦でした」とくわな選手は回答した。くわな選手の柔軟性と、muller選手への対策が光った試合内容となった。なお、第2試合のY-i選手 vs まるくん選手は、途中でY-i選手が返すシーンもあったが4:1でまるくん選手の勝利。第4試合のgoe選手 vs ゆーくん選手は、3、4ラウンドともにデッドヒート。僅差でgoe選手が打ち勝ち、最終的には4:0ストレートで終了となった。▲準々決勝戦後のトーナメント表。上記4名が準決勝戦に駒を進めた 準決勝:三位決定戦までのダイジェスト 準決勝第1試合はゆたゆた選手 vs まるくん選手という初出場同士の対決となった。1500kpmを記録する豪速タイパー同士の戦いは、最終的には4:1でゆたゆた選手が勝利。第2試合は前回大会2位のくわな選手 vs 前回大会3位のgoe選手が激突。第一試合目とは対照的に、正確性も混ぜ合わせた変則的な戦いが繰り広げられ、4:1でくわな選手が勝利した。敗者同士で行われた3位決定戦はルーキー vs ベテラン対決。一体どちらに軍配が上がるのか注目されたマッチアップだったが、いざ始まるとgoe選手が圧巻のパフォーマンスを発揮。まさかの4:0で、goe選手のストレート勝利という結果となった。決勝戦:モンスター小学生と無冠の帝王が躍動 遂にやってきた決勝戦。初出場にて決勝の舞台まで駒を進めたモンスター小学生ゆたゆた選手と、常に優勝候補として奮戦し続けてきた無冠の帝王くわな選手が並び立った。決勝戦はBo9(5本先取)と長丁場な戦いとなるため、より集中力や正確性が求められるのも注目だ。▲全力を出し切りたいと語るゆたゆた選手 ▲今まで超えられなかった決勝戦の壁を越えたいと語るくわな選手 まずは先手を取ったのはゆたゆた選手。シンプルなスピード勝負に持ち込んだことで怒涛の2連取を達成。好調な出だしとなった。▲若さあふれるスピーディーな入力で無冠の帝王に立ちはだかるゆたゆた選手(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=11285s) このままゆたゆた選手が勝利をもぎ取るのかと思いきや、3ラウンド目になって潮目が変わる。くわな選手の持ち味である柔軟性が発揮され、正確性重視の試合運びにシフトする。スピードは相変わらずの速度を誇っていたゆたゆた選手だが、堅実に95%以上をキープしたくわな選手が徐々に返していく展開に。▲怒濤の追い上げでマッチポイントを迎えたくわな選手。7ラウンド目では今大会最速に近い1569kpmを叩きだすシーンも(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?si=GyuwBshab5nPq-3C&t=11981) 結果は5:2と一気にギアを上げたくわな選手の逆転勝利となった。▲3年来の悲願をついに達成したくわな選手。感無量の表情が画面越しからも伝わる 試合終了直後のインタビューでくわな選手は「何も考えられなくて——無我夢中で目の前のワードと向き合っていました」と決勝戦での心情を吐露し「実感が湧いてなくて、不思議な感じです」と自身の優勝に関してもまだ身に沁み切っていない様子だった。興奮冷めやらないとは正にこのことか。身体に溜まり切った熱を放出するかのように、何度も天を仰いでいた。一方で決勝戦については「緊張しました」と語るゆたゆた選手。初出場のRTCに関しても「楽しめた」と返答し、「正確性が少し低いので、もっと正確性を高くする練習をしたいです」と、さっそく現状の改善点と今後の練習内容についてもふれていた。これには解説の隅野さんも「来年が怖いですね」と満面の笑み。将来有望なモンスター小学生。負けてなお天晴れな受け答えであった。くわな選手、ゆたゆた選手のショートインタビューをお届け 最後に、試合を終えた両選手にインタビューを実施したので、その様子をお届けしよう。準優勝:ゆたゆた選手 ショートインタビュー ▲優勝はできなかったものの、晴れやかな表情のゆたゆた選手 ——準優勝おめでとうございます! 今のご気分はいかがですか?ゆたゆた:うれしいです。——初出場で準優勝しましたが、普段は何時間ほど練習をしているのでしょうか。ゆたゆた:あまり意識はしてないですが、いつもは2〜3時間くらいタイピング練習をしてます。土日は多分8時間くらいやっています。——普段の練習ではどのようなソフトを使っているのでしょうか。ゆたゆた:タイピングチューブ、ポップタイピング、打鍵トレーナーなどを使っています。——RTC 2025は素晴らしい結果となりましたが、来年も参加しますか?ゆたゆた:はい、来年も出たいです——ゆたゆた選手、ありがとうございました!優勝 くわな選手 ショートインタビュー ▲優勝トロフィーである黄金のキーボードを掲げるくわな選手 ——優勝おめでとうございます。今大会に向けてどのような練習を実践してきましたか?くわな:大会直前の期間だと、平日は多くても3時間ほど練習していました。休日はなかなか体力も持たないこともあって6時間が限度でした。——競技タイピングを始めたのは大体何歳の頃からでしょうか?くわな:小学校2年生の頃から競技としてタイピングをさわり続けているので、20年ほど続けています。——20年も続けているんですね!大会での優勝経験はRTC2025が初となるのでしょうか。くわな:学生の頃は年齢別タイピング大会で優勝経験などもあったんですけれど、社会人になってからは今回のRTC 2025が初めての優勝になります。——くわな選手自身の強みはどのような所にあると思いますか?くわな:自分の強みは相手を分析して戦い方を変えられることです。普段は『VALORANT』というゲームをプレーしているんですが、そちらの方では相手の弱点を突くようにプレーしているので、そういった思考法をタイピング競技でも応用してます。——今回RTC優勝を達成しましたが、来年以降の目標などはあったりしますか?くわな:実は正直迷っていて……。年齢的にもかなり限界に近付いているので、来年以降についてはまだ決めてはいません。だからこそ今回の優勝はうれしくてたまらなかったですね。——インタビューありがとうございました!まとめ これにてRTC 2025は閉幕となった。振り返ってみると今期のRTCは、転換点ともいえる大会だったかもしれない。RCTといってまず思い浮かぶ選手は4連覇を達成したmiri選手、そして2024年度に優勝した三八木選手だろう。これらの歴代チャンピオンがRTC 2025では不参加となってしまったのだが、だからこそ初出場者だらけの新風吹き荒れるRTCになったともいえる。また今回は一般向けの観戦者を入れずにスタジオ内で大会を開催した。こういった形式も今までのRTCとは異なっている。よりフォーマルな大会として、番組制作を意識した座組になっているといえよう。そして途中のエキシビションマッチもしかり、猫麦とろろさんの登場もしかり、より広い層に大会の面白さを伝えたいという制作側の強い想いを感じる。RTCも時勢の波に合わせて変化・進化していくしかない。そういった意味では今年のRTCはまず間違いなく成功した年なのではないだろうか。こうなってくると来年のRTCにも同様の期待を抱かざるを得ない。どういった変化をもってタイピング競技の裾野を広げ、拡張していくのか。来年もまた注目の年になりそうだ。【番外編】裾野を広げるエキシビションマッチ実は本大会ではゲスト同士がタイピングで戦うエキシビションマッチも開催された。選手たちのすごさやタイピングの面白さを実感するために、司会陣4人が肌を脱いだ形だ。こういった大会で司会陣全員がプレーヤーとして参加するのはなかなか珍しい試みかもしれないが、RTCの裾野を広げる上では重要な試みともいえる。▲スペシャルマッチとしてしっかりとトーナメント形式で実施されたエキシビションマッチ(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=7811s) ちなみに解説の隅野さんは別格の存在なので、このエキシビションマッチではプレーヤーとしては参加せず解説に徹した。▲観戦枠には特別ゲストとしてVTuberの猫麦とろろさんも参加 観戦者からの野次にたじたじな様子の篠原さんだったが、どうにか優勝。終始和やかな雰囲気の中、エキシビションマッチは終了した。▲決勝戦はタイピング歴のある貴島明日香さんと篠原さんの対決。試合中ヤジが飛ぶという前代未聞の環境に篠原さんもたじたじ。こういった遊び心があるのもエキシビションマッチならでは(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=8852s) 試合中に「なぜテレビ局を辞めたのですか?」という野次には動揺を隠せず「それっ、結構クリティカルなやつっ!」と思わず言葉に詰まったシーンも(笑)。こういった遊び心を持ちつつも、知名度向上にも目を向けているのがRTC 2025のスタイルだ。 ■関連リンクREALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025 アーカイブ:https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?si=TzzR-LfyQW9f-2VLREALFORCE 公式ウェブサイト:https://www.realforce.co.jpREALFORCE 公式X:https://x.com/TOPRE_REALFORCE撮影:gappo3編集:いのかわゆうgappo3 プロフィール『オーバーウォッチ 2』のプロリーグ「Overwatch League」公式日本語配信の解説担当。初代『オーバーウォッチ』にて創設されたプロゲーミングチーム「Green Leaves」での活動を基盤に、2017年からライター業を開始。eスポーツ中心のインタビュー記事やコラム記事を数多く手がけてきた。X:https://x.com/gappo3gappo3
-
- 【大会レポート】最年少小学生選手と無冠の帝王が激突!——タイピング日本一を決めるeスポーツ大会「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025」
- 東プレ主催の国内最大規模の競技タイピング大会「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025(RTC 2025)」の決勝ステージが4月26日(土)に開催された。▲RTCは2017年から始まり、今年で第6回目の開催となる 総勢9,668名が参加した本大会。予選はウェブ上でタイピング練習が楽しめる「e-typing」を用いて計4回行われ、その中から成績上位者の8名が決勝ステージに選抜される形だ。▲「e-typing」は誰でもプレーできるタイピング練習ができるウェブサイト。期間内なら何度でも予選に挑戦できるというのもRTCならではのレギュレーションだ(https://www.e-typing.ne.jp) 決勝ステージは例年有観客オフライン開催となっているが、今年は競技選手がよりタイピングに集中しやすい環境ということで無観客開催となった。▲会場を盛り上げてくれたのは5名の出演者。左から順に実況解説の篠原光さん、隅野貴裕さん、ゲストの貴島明日香さん、シュウペイさん、寺太勇さん 基本的な競技ルールは下記の通り。特筆すべきはRTC独自ルールの「正確性」だろう。どちらかが正確性95%を下回るかどうかで、戦法も試合展開も全く違ったものになる。タイピングスピードだけでは勝てないのがRTCの妙なのだ。▲トーナメント形式はシングルエリミネーション。正確性によっては速く入力しても負けてしまうことがあるのがRTCの面白いところ。ただ速く入力できればいいという訳ではないのだ 最年少は小学校5年生!個性あふれる8人の選手たち 決勝に進出したのは下記の8名。ベテラン選手から本大会初出場となる期待の若手選手など、個性あふれる選手がそろった。▲決勝ステージのトーナメント表 ▲ゆたゆた選手:小学5年生でありながら優勝候補の一角。今回がRTC初出場だ ▲める選手:若手期待のかな入力戦士。こちらも初出場 ▲まるくん選手:こちらも若手プレーヤー。スピード勝負が得意。RTC初出場となる選手だ ▲Y-i選手:幼い時代から競技タイパーとして活躍したベテラン。3年連続の出場 ▲くわな選手:前回大会2位のベテランタイパー。今大会の優勝候補。『VALORANT』では上位ランク“イモータル2”の実力を持つマルチプレーヤー ▲mulelr選手:大会皆勤賞で上位常連のベテランかな入力使い。今大会の優勝候補 ▲goe選手:前回大会3位でタイピングソフト「寿司打」の3冠王プレーヤー ▲ゆーくん選手:初出場ながら、第2回予選1位に輝いた期待のルーキー そんな強豪ひしめくRTC 2025の大会レポートをお届けしよう。準々決勝:第1試合目から盛り上がりをみせる注目カード 準々決勝となる第1試合から目が離せない対戦カードとなったRTC 2025。特筆すべきは最年少となる小学五年生のゆたゆた選手 vs かな入力の使い手める選手。▲ゆたゆた選手は予選1位通過の優勝候補。対するめる選手は現役の学生でありながら、かな入力の使い手という稀有なプレーヤーである 試合内容は終始ゆたゆた選手が押す形となった。kpm換算(一分間に打ち込む文字数)で1400以上を叩きだす瞬間もあり、実況の篠原さんも思わず舌を巻くような勢いで駆け抜けていく。安定した高速タイピングによってストレート勝ちを決めたゆたゆた選手。今大会が初出場ではあるものの、優勝候補として盤石な雄姿を会場に見せつけた。▲恐ろしいスピードで表示された文章を入力していく両選手。入力が早すぎてお題の文章が読めないレベルだ(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=1368s) もうひとつ目が離せない対戦カードは第3試合のくわな選手 vs muller選手。両者ともに優勝候補なため、決勝戦と言われてもおかしくないマッチアップである。▲ローマ字入力 vs かな入力という入力方式の違いも注目ポイントだ 先制を獲ったのはくわな選手。RTC独自ルールである正確性を突く形で、かな入力使いのmuller選手を手玉に取った形だ。その後もくわな選手は正確性を重視した戦法を貫き、2本目も連取していく。しかし3ラウンド目ではくわな選手が正確性を崩してしまい、その隙を突いたmuller選手が1本を返す展開に。ここでくわな選手は戦法をシフト。正確性を敢えて捨て、タイピングスピード主体の戦い方に変えていく。▲4ラウンド目から一変したくわな選手に虚を突かれたのはmuller選手か。正確性を無視したノーガードな戦いに翻弄(ほんろう)され、くわな選手に軍配が上がるシーンが増えてきた(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=4071s) 最終的には4:1でくわな選手が勝利をもぎとったものの、事前予想通りの激しい駆け引きとなった。試合後のインタビューでは「緊張していた割にはお互いに正確性の高い試合が多くて、かなりプレッシャーのかかる内容でした。muller選手が選ぶげんきワード(ワードテーマ)では、かな入力のスピードに歯が立たないと予想していたので、正確性の部分で勝とうという作戦でした」とくわな選手は回答した。くわな選手の柔軟性と、muller選手への対策が光った試合内容となった。なお、第2試合のY-i選手 vs まるくん選手は、途中でY-i選手が返すシーンもあったが4:1でまるくん選手の勝利。第4試合のgoe選手 vs ゆーくん選手は、3、4ラウンドともにデッドヒート。僅差でgoe選手が打ち勝ち、最終的には4:0ストレートで終了となった。▲準々決勝戦後のトーナメント表。上記4名が準決勝戦に駒を進めた 準決勝:三位決定戦までのダイジェスト 準決勝第1試合はゆたゆた選手 vs まるくん選手という初出場同士の対決となった。1500kpmを記録する豪速タイパー同士の戦いは、最終的には4:1でゆたゆた選手が勝利。第2試合は前回大会2位のくわな選手 vs 前回大会3位のgoe選手が激突。第一試合目とは対照的に、正確性も混ぜ合わせた変則的な戦いが繰り広げられ、4:1でくわな選手が勝利した。敗者同士で行われた3位決定戦はルーキー vs ベテラン対決。一体どちらに軍配が上がるのか注目されたマッチアップだったが、いざ始まるとgoe選手が圧巻のパフォーマンスを発揮。まさかの4:0で、goe選手のストレート勝利という結果となった。決勝戦:モンスター小学生と無冠の帝王が躍動 遂にやってきた決勝戦。初出場にて決勝の舞台まで駒を進めたモンスター小学生ゆたゆた選手と、常に優勝候補として奮戦し続けてきた無冠の帝王くわな選手が並び立った。決勝戦はBo9(5本先取)と長丁場な戦いとなるため、より集中力や正確性が求められるのも注目だ。▲全力を出し切りたいと語るゆたゆた選手 ▲今まで超えられなかった決勝戦の壁を越えたいと語るくわな選手 まずは先手を取ったのはゆたゆた選手。シンプルなスピード勝負に持ち込んだことで怒涛の2連取を達成。好調な出だしとなった。▲若さあふれるスピーディーな入力で無冠の帝王に立ちはだかるゆたゆた選手(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=11285s) このままゆたゆた選手が勝利をもぎ取るのかと思いきや、3ラウンド目になって潮目が変わる。くわな選手の持ち味である柔軟性が発揮され、正確性重視の試合運びにシフトする。スピードは相変わらずの速度を誇っていたゆたゆた選手だが、堅実に95%以上をキープしたくわな選手が徐々に返していく展開に。▲怒濤の追い上げでマッチポイントを迎えたくわな選手。7ラウンド目では今大会最速に近い1569kpmを叩きだすシーンも(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?si=GyuwBshab5nPq-3C&t=11981) 結果は5:2と一気にギアを上げたくわな選手の逆転勝利となった。▲3年来の悲願をついに達成したくわな選手。感無量の表情が画面越しからも伝わる 試合終了直後のインタビューでくわな選手は「何も考えられなくて——無我夢中で目の前のワードと向き合っていました」と決勝戦での心情を吐露し「実感が湧いてなくて、不思議な感じです」と自身の優勝に関してもまだ身に沁み切っていない様子だった。興奮冷めやらないとは正にこのことか。身体に溜まり切った熱を放出するかのように、何度も天を仰いでいた。一方で決勝戦については「緊張しました」と語るゆたゆた選手。初出場のRTCに関しても「楽しめた」と返答し、「正確性が少し低いので、もっと正確性を高くする練習をしたいです」と、さっそく現状の改善点と今後の練習内容についてもふれていた。これには解説の隅野さんも「来年が怖いですね」と満面の笑み。将来有望なモンスター小学生。負けてなお天晴れな受け答えであった。くわな選手、ゆたゆた選手のショートインタビューをお届け 最後に、試合を終えた両選手にインタビューを実施したので、その様子をお届けしよう。準優勝:ゆたゆた選手 ショートインタビュー ▲優勝はできなかったものの、晴れやかな表情のゆたゆた選手 ——準優勝おめでとうございます! 今のご気分はいかがですか?ゆたゆた:うれしいです。——初出場で準優勝しましたが、普段は何時間ほど練習をしているのでしょうか。ゆたゆた:あまり意識はしてないですが、いつもは2〜3時間くらいタイピング練習をしてます。土日は多分8時間くらいやっています。——普段の練習ではどのようなソフトを使っているのでしょうか。ゆたゆた:タイピングチューブ、ポップタイピング、打鍵トレーナーなどを使っています。——RTC 2025は素晴らしい結果となりましたが、来年も参加しますか?ゆたゆた:はい、来年も出たいです——ゆたゆた選手、ありがとうございました!優勝 くわな選手 ショートインタビュー ▲優勝トロフィーである黄金のキーボードを掲げるくわな選手 ——優勝おめでとうございます。今大会に向けてどのような練習を実践してきましたか?くわな:大会直前の期間だと、平日は多くても3時間ほど練習していました。休日はなかなか体力も持たないこともあって6時間が限度でした。——競技タイピングを始めたのは大体何歳の頃からでしょうか?くわな:小学校2年生の頃から競技としてタイピングをさわり続けているので、20年ほど続けています。——20年も続けているんですね!大会での優勝経験はRTC2025が初となるのでしょうか。くわな:学生の頃は年齢別タイピング大会で優勝経験などもあったんですけれど、社会人になってからは今回のRTC 2025が初めての優勝になります。——くわな選手自身の強みはどのような所にあると思いますか?くわな:自分の強みは相手を分析して戦い方を変えられることです。普段は『VALORANT』というゲームをプレーしているんですが、そちらの方では相手の弱点を突くようにプレーしているので、そういった思考法をタイピング競技でも応用してます。——今回RTC優勝を達成しましたが、来年以降の目標などはあったりしますか?くわな:実は正直迷っていて……。年齢的にもかなり限界に近付いているので、来年以降についてはまだ決めてはいません。だからこそ今回の優勝はうれしくてたまらなかったですね。——インタビューありがとうございました!まとめ これにてRTC 2025は閉幕となった。振り返ってみると今期のRTCは、転換点ともいえる大会だったかもしれない。RCTといってまず思い浮かぶ選手は4連覇を達成したmiri選手、そして2024年度に優勝した三八木選手だろう。これらの歴代チャンピオンがRTC 2025では不参加となってしまったのだが、だからこそ初出場者だらけの新風吹き荒れるRTCになったともいえる。また今回は一般向けの観戦者を入れずにスタジオ内で大会を開催した。こういった形式も今までのRTCとは異なっている。よりフォーマルな大会として、番組制作を意識した座組になっているといえよう。そして途中のエキシビションマッチもしかり、猫麦とろろさんの登場もしかり、より広い層に大会の面白さを伝えたいという制作側の強い想いを感じる。RTCも時勢の波に合わせて変化・進化していくしかない。そういった意味では今年のRTCはまず間違いなく成功した年なのではないだろうか。こうなってくると来年のRTCにも同様の期待を抱かざるを得ない。どういった変化をもってタイピング競技の裾野を広げ、拡張していくのか。来年もまた注目の年になりそうだ。【番外編】裾野を広げるエキシビションマッチ実は本大会ではゲスト同士がタイピングで戦うエキシビションマッチも開催された。選手たちのすごさやタイピングの面白さを実感するために、司会陣4人が肌を脱いだ形だ。こういった大会で司会陣全員がプレーヤーとして参加するのはなかなか珍しい試みかもしれないが、RTCの裾野を広げる上では重要な試みともいえる。▲スペシャルマッチとしてしっかりとトーナメント形式で実施されたエキシビションマッチ(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=7811s) ちなみに解説の隅野さんは別格の存在なので、このエキシビションマッチではプレーヤーとしては参加せず解説に徹した。▲観戦枠には特別ゲストとしてVTuberの猫麦とろろさんも参加 観戦者からの野次にたじたじな様子の篠原さんだったが、どうにか優勝。終始和やかな雰囲気の中、エキシビションマッチは終了した。▲決勝戦はタイピング歴のある貴島明日香さんと篠原さんの対決。試合中ヤジが飛ぶという前代未聞の環境に篠原さんもたじたじ。こういった遊び心があるのもエキシビションマッチならでは(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=8852s) 試合中に「なぜテレビ局を辞めたのですか?」という野次には動揺を隠せず「それっ、結構クリティカルなやつっ!」と思わず言葉に詰まったシーンも(笑)。こういった遊び心を持ちつつも、知名度向上にも目を向けているのがRTC 2025のスタイルだ。 ■関連リンクREALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025 アーカイブ:https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?si=TzzR-LfyQW9f-2VLREALFORCE 公式ウェブサイト:https://www.realforce.co.jpREALFORCE 公式X:https://x.com/TOPRE_REALFORCE撮影:gappo3編集:いのかわゆうgappo3 プロフィール『オーバーウォッチ 2』のプロリーグ「Overwatch League」公式日本語配信の解説担当。初代『オーバーウォッチ』にて創設されたプロゲーミングチーム「Green Leaves」での活動を基盤に、2017年からライター業を開始。eスポーツ中心のインタビュー記事やコラム記事を数多く手がけてきた。X:https://x.com/gappo3gappo3
-
- 【結果速報 5月18日】「Asian Champions League 2025」優勝はときど! 2位のひぐち、3位のもけがEWC出場権獲得!
- 中国・上海で開催中の「Asian Champions League 2025」ストリートファイター6部門のDAY2が2025年5月18日(日)に開催され、ときど選手(REJECT ROATZ!)がひぐち選手(ZETA DIVISION)を3-1で下し優勝を果たした。「Asian Champions League 2025」はDreamHack Shanghai内で行われたeスポーツ大会。上位2名まで「Esports World Cup」への出場権もかかっている。18日(日)はトップ8によるダブルエリミネーショントーナメントが行われ、ウイナーズサイドから勝ち続けたときど選手が優勝を果たした。なお、「EWC」への出場権は上位2名までだが、ときど選手は「CAPCOM CUP 11」の戦績によりすでに出場権を持っていることから、2位のひぐち選手に加えて、3位のもけ選手が繰り下がりで出場権を獲得することとなった。Asian Champions League 2025 ストリートファイター6部門 最終結果 順位 選手(チーム) 賞金・賞品 優勝 ときど(REJECT RHOATZ!) 3万ドル 2位 ひぐち(ZETA DIVISION) 6000ドル+EWC出場権 3位 もけ(FAV gaming) 4500ドル+EWC出場権 4位 Jr.(RIDDLE ORDER) 3000ドル 5位 Rainpro 1800ドル 5位 ヒカル(ZETA DIVISION) 1800ドル 7位 CABA(BANDITS) 450ドル 7位 やまぐち(ZETA DIVISION) 450ドル ※ときど選手はEWC出場権を獲得しているため、権利が繰り下がって適用された ©CAPCOM■配信URLDay1 日本時間 5月17日(土)11:45~YouTube:https://youtube.com/live/NlXfEdieKoQTwitch:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jpDay2(決勝) 日本時間 5月18日(日)11:45~YouTube:https://youtube.com/live/2h701TmYy80Twitch:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jp※大会の進行状況によっては配信開始時間が前後する可能性あり【リンク】START.GG:https://www.start.gg/tournament/hero-esports-asian-champions-league-2/event/street-fighter-6-ewc-qualifier/overviewACL ストリートファイター6 トーナメントルール:https://www.esportsacl.com/rule-regulations?id=1000023&type=0DreamHack Shanghai:https://dreamhack.com/dreamhack-shanghai/