
2019年と2020年に開催され、のべ5万人以上を動員した『ソードアート・オンライン』の体験型展示イベント『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル-』をオンライン化&VR化した『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル- Online Edition』が、2021年11月20日から12月7日まで開催される。
当記事では先行実施されたメディア向け体験会の模様をレポートする。

2009年に原作小説1巻が発売された『ソードアート・オンライン』(著:川原礫)は2021年現在、全世界での累計発行部数が 2,600 万部を突破したベストセラー作品だ。2012年のアニメ化以降、TVアニメは4シリーズ、劇場作品としても2017年の『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』に続き、2021年11月には『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』も公開され、その勢いはとどまるところを知らない。
そんな『ソードアート』の世界をVR&オンライン化したのが『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル- Online Edition』だ。VRヘッドセットが必要な「VR会場」だけではなく、スマホなどでも楽しめる「スマートフォン・PC会場」が用意されているため、VR機材を持っていない人でも楽しめるようになっている。
今回はプレス向けに用意されていた「VR」会場について紹介させてもらう。
はじまりの街

ログインするとまず到着するのが、『SAO』でキリトたちが命がけの死闘を繰り広げた「浮遊城アインクラッド」にも存在していた「はじまりの街」だ。この場所は無料で楽しめるエリアとなっており、有料チケットを購入した上で「鋼鉄城」「地下迷宮」「研究施設」へと向かうことができる。
また広場の大型スクリーンではライブ配信や作品映像が無料配信されている。キービジュアルもフォトスポットとして配置されているため記念撮影もできる。こういったお金をかけなくても楽しめるコンテンツが用意されているのも嬉しいポイントだ。後述する「グリムリーパー戦」についても無料で挑戦可能だ。

「はじまりの街」には4つの転移門が存在しており、近づくとナビゲーターとして『SAO』ファンおなじみの「ユイ」が登場。ユイは小さな妖精姿でプレイヤーに同行し、門の先に待ち受けるエリアや展示物について音声でガイドしてくれるありがたい存在だ。それでは転移門をくぐり、各エリアについて紹介しよう。
(以下の有料展示エリアでのキャプチャ画像の転載は禁止されています。記事中の写真や画像は主催者の許可を得て取得しています)
鋼鉄城

「鋼鉄城」は「浮遊城アインクラッド」をモチーフにした有料展示エリアで、4層にも及ぶ展示ボードの圧倒的ボリュームや、360度で『SAO』の資料を楽しめるインスタレーションエリアが魅力だ。

各層には「アインクラッド編」から劇場版「オーディナルスケール」までの絵コンテ・設定資料・イメージボードなどが展示されており、アニメ版『SAO』が辿ってきた歴史を再確認することができる。それぞれの展示物は視線を向けると拡大表示されるので、ひとうひとつの資料をじっくり楽しむことも可能となっている。

また、中央の「インスタレーションエリア」内部には膨大な数の設定資料が周囲360度を流れており、圧倒的なスケール感を醸し出している。なお、各階層の移動には様々なギミックが用意されており、筆者は手回しクランク式エレベーターを使用したが、社員の方にフォローしていただいても非常に難しかった。本番までに改善されていることを切に望む。
地下迷宮

「地下迷宮」も有料で楽しめる展示エリアだ。名前の通り迷宮状のエリアとなっており、過去の「エクスクロニクル」展で最も反響を呼んだ「4面シアター」を見ることができる。



このエリアで流れる映像を一度でも見れば、「4面シアター」こそが当イベント最高の展示物であることはすぐにわかるだろう。次々と現れる印象的な場面、曲の乱舞が周囲の空間を埋め尽くす没入感はVRでこそ最高の体験となる。「エクスクロニクル」展よりも更なるバージョンアップが図られているため、過去に体験した方でも再度訪れる価値は十分ある。

また、このエリアで注目すべきもう一つのコンテンツは、原作者である川原礫先生のコーナーだろう。川原先生のロングインタビューの中から先生のプライベートにまつわる部分がピックアップされており、SAO執筆の経緯など興味深い内容が記されている。ファンならば必見の内容だ。
研究施設

「研究施設」も有料展示エリアで、壁、床、天井の4面に映像が流れるトンネルと、トンネルを抜けた先にある劇場版『オーディナル・スケール』に登場した研究施設「オーシャンタートル」をモチーフにした部屋で構成されている。
部屋の中には「アリシゼーション編」の資料が展示されており、「夜空の剣」「青薔薇の剣」「金木犀の剣」の3Dモデルも存在している。これらの剣は手に取って持ち出すことも可能で、後述する「ボス攻略戦」で使用できるのも魅力だ。
ボス攻略戦

「ボス攻略戦」は無料で楽しめるコンテンツで、「アインクラッド編」75階層で登場した強力なボス「グリムリーパー」と戦えるイベントだ。最大 20 名でボス攻略戦の参加が可能 で、招集機能で討伐参加者の募集もできる。また、討伐に成功すると「はじまりの街」に展示されている剣士の碑にユーザー名を刻むこともできる。ここまで紹介したエリアには剣や銃などの武器が点在しているので、持ち込んで討伐に挑もう。
ただし非常に強力な敵なので、決して一人では挑まないことをお勧めする。
総論
この展示会はVRならではの移動方法が充実しており、コントローラーの操作で自由に会場を移動することが可能だ。有料エリアへの移動方法も非常に楽しいので、ぜひ体験してもらいたい。ただしVRアプリのダウンロードそのものは無料なので、お金をかけずにはじまりの街でモニター映像を見るだけでも雰囲気を楽しむことは出来るだろう。
また、ひとつの会場ごとに最大20名までの入場が可能で、入場時に「ランダムで会場に入る」「友達と遊ぶ」を選択できる。会場内では会話も可能だ。

スマートフォンやPCで遊べるWEB版ではアプリのダウンロードは不要で、ブラウザ上からイベント会場に入場できる。有料展示エリアの展示ボードにはコメントの記入が可能で、感想や思い出を書き残せるのも面白い試みだ。
しかしやはり、VRでの没入感こそが本イベントの最高の醍醐味だと思われる。もし可能であれば、極力VR会場へと足を踏み入れてもらいたい。SAOファンが待ち望んだ体験が、きっとそこにある。
イベント概要
イベントタイトル:『ソードアート・オンライン -エクスクロニクル- Online Edition』
開催期間:日本国内版/2021 年 11 月 20 日(土)~2021 年 12 月 7 日(火)
※Global Version planned for 2022
開催場所:オンライン
チケット代:スマートフォン・PC 会場:1,800 円(税込)~ / VR 会場:2,300 円(税込)
~
主催:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
協賛:ソニーグループ株式会社
協力:SAO-P Project
●公式 HP:https://2021.sao-ex-chronicle.com
●公式 Twitter:@SAO_EXCHRONICLE(https://twitter.com/SAO_EXCHRONICLE)
●公式 YouTube チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UC78x9xUNPs6xQQ7ZmZzY4eg
(早川清一朗)
(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
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- 【結果速報 12月13日「SFL 2025 Pro-JP プレーオフ DAY1」】 CR Shuto「この4人でグランドファイナルに行けるのがうれしい!」 3位からの大逆転勝利!
- 『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会。12月13日(土)は、Division Sの全10節を戦い抜いた6チーム中上位3チームによるプレーオフを開催。3位と2位によるマッチ1と、1位と準決勝の勝者によるマッチ2の2試合が行われた。プレーオフの見どころ:全員参加必須、70ポイント先取の長期戦 プレーオフはレギュラーシーズンよりも1試合が長くなり、先に70ポイントを先取したチームが勝利となる。1巡目で取れる最大ポイントは40ポイントのため、早ければ2順目までで勝負がつく計算だ。ホーム/アウェーは本節の順位が上のチームがホームとなる。また、プレーオフでは延長戦はなく、2巡目までに必ず各チームの4人全員の参加が必須に。これにより、必ず1巡目にない組み合わせの試合が盛り込まれ、対戦組み合わせの戦略も複雑になると同時に、観る側にとっては新鮮な試合を楽しめるルールとなっている。チームマッチ1:Crazy Raccoon vs 名古屋NTPOJA 準決勝は2位のNOJがホーム、3位のCRがアウェーでの試合。1巡目はCRのオーダーに対して有利な選手・キャラを当てられるNOJが、条件的に有利だ。1巡目 先鋒戦はもっちー(豪鬼)、中堅戦はボンちゃん(豪鬼)と10ポイントずつ分け合う。大将戦で待ち構えるかずのこ(C.ヴァイパー)にはKEI.B(舞)が挑み、3-2のフルカウントでKEI.Bが勝利。まずはホーム側のNOJが20ポイントリードに成功する。対戦カードCR(アウェー)NOJ(ホーム)先鋒(1-2) どぐら(エレナ:C) ✅もっちー(豪鬼:C) 中堅(2-1) ✅ボンちゃん(豪鬼:C) 大谷(ケン:C) 大将(2-3) かずのこ(C.ヴァイパー:C) ✅KEI.B(舞:C) 合計 10pt 30pt 2巡目 NOJがアウェーとなった2巡目、先鋒戦のSeiya(春麗)をボンちゃん(豪鬼)が下し、中堅戦はもっちー(豪鬼)が勝利する。迎える大将戦は、CRが勝てば同点、NOJが勝てば60-40と一気に勝利が近づく大事な試合。待ち構えているKEI.B(舞)に対してShuto(リュウ)が満を持して登場。2-2で迎えた最終セット、ShutoがSAでKEI.Bをバーンアウトさせるが、弾抜け効果を持つKEI.Bに対してShutoがダメ押しの「ドライブインパクト」で勝利。ピンチから一転、40-40のイーブンに持ち込む。対戦カードCR(ホーム)NOJ(アウェー)先鋒(2-1) ✅ボンちゃん(豪鬼:C) Seiya(春麗:C) 中堅(1-2) かずのこ(C.ヴァイパー:C) ✅もっちー(豪鬼:C) 大将(3-2) ✅Shuto(リュウ:C) KEI.B(舞:C) 合計 40pt 40pt 3巡目 再びNOJがホーム側となった3巡目は、先に30ポイントを取った方が勝利となる。ここでNOJは、先鋒のボンちゃん(豪鬼)にあえて1巡目で敗れた大谷(ケン)で挑み、今度は2-0で取り返す。しかし、中堅戦では逆に、1巡目でNOJが勝利したかずのこ vs KEI.Bの再戦をかずのこが勝利し、またも同点に。勝った方が勝利となる大将戦は、NOJが1巡目で勝利したどぐら(エレナ)vs もっちー(豪鬼)での対戦。しかし、ここ一番の試合でのどぐらの強さが光り、3-0のストレートでどぐらがもっちーにリベンジを果たす。これでCRは70-50でNOJに勝利。マッチ2で待つG8Sへの挑戦権を獲得した。対戦カードCR(アウェー)NOJ(ホーム)先鋒(0-2) ボンちゃん(豪鬼:C) ✅大谷(ケン:C) 中堅(2-1) ✅かずのこ(C.ヴァイパー:C) KEI.B(舞:C) 大将(3-0) ✅どぐら(エレナ:C) もっちー(豪鬼:C) 合計 70pt 50pt チームマッチ2:Crazy Raccoon vs Good 8 Squad グランドファイナル進出がかかったマッチ2のCR vs G8Sの試合は、本節では1勝1敗。しかし、長丁場でホーム/アウェーを入れ替えるプレーオフは、これまでとはまったく異なる。2チームのどちらかとしか戦う必要がなかったG8Sに対して、勝ち抜くしかないCRはNOJとG8Sの両チームに対する「厳しい練習」で対策は万全。この差が勝敗を分けたのかもしれない。1巡目 G8Sがホームとなった1巡目は、先鋒のガチくん(ラシード)、中堅のカワノ(豪鬼)が連勝し、大将には圧倒的な勝率で勝ち抜いてきたさはら(エド)が控える。しかしここで「徹底的にエドと舞の対策をしてきた」というShutoがさはらを3-0のストレートで完封勝利。アウェーながら20-20のイーブンという、CRにとっては幸先のいいスタートを切る。対戦カードCR(アウェー)G8S(ホーム)先鋒(1-2) かずのこ(C.ヴァイパー:C) ✅ガチくん(ラシード:C) 中堅(1-2) どぐら(ベガ:C) ✅カワノ(豪鬼:C) 大将(3-0) ✅Shuto(リュウ:C) さはら(エド:C) 合計 20pt 20pt 2巡目 CRがホームとなった2巡目、G8Sは先鋒のさはらと中堅のぷげらという“2枚のエド”の意外なオーダーに。CR側も意外な展開に長考のオーダーとなったが、先鋒のかずのこ(C.ヴァイパー)は「強サンダークラップ」キャンセルの無敵時間を駆使するなどしてさはらを翻弄。中堅のボンちゃん(豪鬼)も堅実タイプのぷげらエドにしっかり勝利し、40-20とリードする。大将戦は、本節では対戦していないカワノ(豪鬼) vs Shuto(リュウ)のカードに。カワノだからこそという行動を“信頼”するからこそ生まれるスキをShutoが突き、まさかのCRが40ポイントを獲得し、この時点でCRは60ポイントで王手をかけた。対戦カードCR(ホーム)G8S(アウェー)先鋒(2-0) ✅かずのこ(C.ヴァイパー:C) さはら(エド:C) 中堅(2-0) ✅ボンちゃん(豪鬼:C) ぷげら(エド:C) 大将(3-1) ✅Shuto(リュウ:C) カワノ(豪鬼:C) 合計 60pt 20pt 3巡目 あと10ポイントだけ取ればいいCRは、3人のうち誰か一人が勝てば勝利が確定する。一方、G8Sは3人全員が勝利しなければ追いつけないという絶体絶命の状況だ。そんな中で、再びアウェーとなったCRは先鋒にどぐら、中堅にかずのこ、大将にShutoというオーダーでG8Sを待つ。ここでG8Sは、常に厳しい状況を打開してきたという信頼を寄せるカワノ(豪鬼)を先鋒に起用。1巡目ではベガを選んだどぐらを倒しており、順当な選択だ。しかし、勝負がかかった時のどぐらは強かった。互いにスキを生むようなミスも見られた中、最後は「ドライブインパクト」でどぐらが勝利。終わってみれば、70-20という大差で、CRが「SFL」初のグランドファイナル進出を果たした。対戦カードCR(アウェー)G8S(ホーム)先鋒(2-1) ✅どぐら(エレナ:C) カワノ(豪鬼:C) 中堅(-) かずのこ(C.ヴァイパー:C) ー 大将(-) Shuto(リュウ:C) ー 計 70pt 20pt 本節は圧倒的1位ながら、惜しくも敗れたG8Sのリーダーのガチくんは、「さはらがShutoに行ってもらって負けた(第1節)ところからスタートして、(1年間で)大きく成長したと思う。カワノ、ぷげらもプレーオフに向けて事務所に来て頑張ってくれたが、CRは名古屋とグッパチの両方の対策をしっかりしてきた。毎年どんどん強いチームが出てきて、『SFL』はめちゃくちゃ面白いですね」と語ると涙をにじませ、「グランドファイナルも楽しみにしています」とライバルの活躍を祈って締め括った。勝利したCRのリーダーのどぐらは、「カワノに大会で負け続けていて、きついなと思っていたんですが、ボンちゃんの『お前の方が強い!』という声援が良かった」と仲間の応援で勝てたと語り、「グランドファイナルは1カ月以上先で環境も変わっているかもしれないけど、再び応援をお願いします!」と力強く語った。これでDivision Sの全試合が終了。Crazy Raccoonが「プレーオフ グランドファイナル」進出を決めた。なお、Division Fからの対戦相手の12月14日(日)に決定する。配信アーカイブ 12月13日(土)のDivision Sプレーオフのアーカイブは、有料配信サービス「SPWN」の有料チケットを所有していれば期間内は閲覧可能。なお、2026年1月24日にはYouTubeにて無料でも配信される。【DAY1】 2025年1月24日(土) 15:00~ (予定)YouTube:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPTwitch:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jp■関連リンクCAPCOM eSports公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPCAPCOM eSports公式Twitchチャンネル:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jpSFL 2025 出場チーム:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/team/SFL 2025 日程・試合結果:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/schedule/©CAPCOM
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- 【大会レポート】 『フォートナイト』高校日本一は、ルネサンス池袋校が2連覇達成! ──第3回 NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権
- 高校生のためのeスポーツ選手権大会「第3回 NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権」『フォートナイト』部門の決勝が2025年12月6日(土)にオンラインで開催され、東日本通信制ブロックから勝ち上がったルネサンス高等学校 池袋キャンパス「しぇろんていらーりゅどら」が昨年に続き2連覇を達成した。『フォートナイト』部門は、東日本/西日本、全日制ブロック/通信制ブロックからそれぞれ7チームずつ、合計28チームが5ゲームを戦い、高校日本一を決定する。チーム編成はトリオ(3人)で、生存ポイント(ビクトリーロイヤルで10ポイント、以下順位に応じたポイント)と撃破ポイント(1撃破=1ポイント)による合計ポイントで争われた。ルール上、ひとつの学校から最大8チームまでエントリー可能とあって、3チームが決勝進出する学校も見られるなど、実力をつけたチームが年々増えている印象だ。NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権 とはeスポーツを通じて仲間と共に成長することを目的とした、高校生のためのeスポーツ選手権大会。仲間とともに日頃の練習の成果を発揮し優勝を目指す、高校生活の輝かしい1ページとなる大会と銘打っている。『フォートナイト』部門は3回目の開催。全国を4ブロック(東日本・西日本の全日制高校/通信制高校)に分け、10月4日(土)~5日(日)のオンライン予選を経て、12月6日(土)に決勝大会(オンライン)が行われた。 ゲーム1〜3:世界でも上位に食い込む実力者が無双 今大会では、最初の降下後に任意の場所から空中を移動できる「ジェットパック」が登場し、離脱や追撃の戦術が豊富に。また、安全地帯が移動するルールにより、終盤には安全地帯の半分が危険地帯になったり、生存人数が多い際には、前向きに戦っていないプレーヤーにはダメージが与えられるといった、積極的に戦闘させるシステムになっている。オープニングとなるゲーム1は静かな立ち上がりながら、早くも強豪校が建設による位置取りなどで実力を発揮。eスポーツ高等学院 シブヤeスタジアム「さなおまる」がビクトリーロイヤルを獲得したものの、3チームが決勝に残っているルネサンス大阪高等学校 なんばeスポーツキャンパス「うしろおんねん」が13撃破で1位に躍り出る。ゲーム2はゲーム1でビクロイを決めた「うしろおんねん」が撃破数を重ねたが、ひとりだけ安全地帯に置いて勝ち切ったルネサンス高等学校 池袋キャンパス「しぇろんていらーりゅどら」がビクロイを獲得。下位チームとの差が開き始めたゲーム3、世界大会にも参戦している「しぇろんていらーりゅどら」のしぇろんが、残り3人の絶体絶命の接近戦を制して生存。2連続ビクロイと同時に撃破数も稼ぎ、リードを広げていく。ゲーム4〜5:撃破ポイントで一気に上位浮上 しかしゲーム4では、ビクロイこそ「しぇろんていらーりゅどら」の3連取となったものの、第一学院高等学校KONAMI eスポーツ学院 銀座キャンパス「昼ご飯は12時、夜ご飯は7時」が31ポイントという大量の撃破得点でゲーム4を制す。ゲーム4を終えて、首位「しぇろんていらーりゅどら」が87ポイント、2位「うしろおんねん」が76ポイント、「昼ご飯は12時、夜ご飯は7時」が72ポイントと上位3チームが突出。4位以下も40ポイント台のため、ビクロイ+撃破の数、上位3チームの戦況次第ではわずかに逆転の可能性も残している。そうして迎えたゲーム5も、上位チームがその圧倒的な実力を見せつけ、「しぇろんていらーりゅどら」がなんと4度目のビクロイで試合を決めた。最終結果:圧巻の展開でルネサンス池袋校が2連覇 5ゲームを終え、3位はゲーム4で大量の撃破ポイントを獲得した第一学院高等学校KONAMI eスポーツ学院 銀座キャンパス「昼ご飯は12時、夜ご飯は7時」が入賞。KingCat!選手は、「ゲーム3まででポイント差が開いてしまって、追いつくには撃破とビクロイしかないから、敵を見つけたらどんどん行こう、と考えていました。ゲーム4で撃破ポイントが取れて、ゲーム5は追いつかなければならなかったので、撃破で1位を狙っていきました。小学校からの友達と一緒に大会に出られて、いい思い出になりました」と大会の感想を語った。2位は序盤から着実にポイントを重ねてきたルネサンス大阪高等学校 なんばeスポーツキャンパス「うしろおんねん」。nataの弟選手は、「大会自体がめちゃくちゃ楽しくてレベルが高かった。終盤はしぇろんさんとかがずっとハイグラ(建築などで常に高い位置にいること。ハイグラウンド)を取っていて2位だったのが悔しかったです」と語り、実はトリオではあまり練習できておらず、即席チームだったとも語っていた。そして1位は、4連続ビクロイを決めたルネサンス高等学校 池袋キャンパス「しぇろんていらーりゅどら」が圧巻の勝利。1年生での出場となったryudora!選手は勝因について、「周りに倒せそうな人がいたら強気に行きました。自分はこの大会には初参加だったのですが、しぇろんさん、ていらーさんは連覇がかかっていたので緊張はしていました。先輩たちの存在は大きかったです」と仲間の強さを讃えていた。なお、ベストプレーヤー賞は「しぇろんていらーりゅどら」が獲得している。第3回 NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権 フォートナイト部門 最終結果順位所属チーム|選手名生存撃破合計1 ルネサンス高等学校 池袋キャンパス「しぇろんていらーりゅどら」 45 77 122 2 ルネサンス大阪高等学校 なんばeスポーツキャンパス「うしろおんねん」 35 63 98 3 第一学院高等学校KONAMI eスポーツ学院 銀座キャンパス「昼ご飯は12時、夜ご飯は7時」 22 61 83 4 eスポーツ高等学院 シブヤeスタジアム「さなおまる」 25 27 52 5 ルネサンス大阪高等学校 なんばeスポーツキャンパス「あめとゆずとはむ」 27 23 50 6 ルネサンス大阪高等学校 なんばeスポーツキャンパス「チーム男子」 25 21 46 7 eスポーツ高等学院 シブヤeスタジアム「ABC123」 20 16 36 8 eスポーツ高等学院 ハカタeスタジアム「てげてげーみんぐ」 10 23 33 9 ルネサンス高等学校 池袋キャンパス「辛味チキン」 24 5 29 10 バンタンゲームアカデミー高等部 東京校「誤射は文化」 13 15 28 11 水戸啓明高等学校「CREATE Lab.」 17 9 26 12 ルネサンス豊田高等学校 博多キャンパス「運営をキャリーする会」 18 7 25 13 あいち情報専門学校高等課程「カービン呼びは無知」 17 8 25 14 品川学藝高等学校「チームエゴイスト」 14 10 24 15 ルネサンス豊田高等学校 名古屋eスポーツキャンパス「下剋上」 11 9 20 16 クラーク記念国際高等学校 CLARK NEXT Tokyo「あたまじかるえぐしゅぎー!」 11 8 19 17 学校法人奥田学園 創成館高等学校「monster」 8 9 17 18 N高等学校「吉田と愉快な仲間たち」 8 8 16 19 宮城県一迫商業高等学校「れみねるばたー」 6 7 13 20 岡山県共生高等学校「Ctrl + Alt + Del」 6 7 13 21 あいち情報専門学校高等課程「全日 is The Best」 3 9 12 22 札幌新陽高等学校「ひゃっふぅ」 5 6 11 23 長崎県立大村工業高等学校「チームデストピア」 3 7 11 24 おかやま山陽高等学校「nowy」 6 3 9 25 長崎総合科学大学附属高等学校「DMT アオギリ」 5 2 7 26 八幡工業高等学校「ハッピーラッキーチャッピー!」 3 2 5 27 神戸山手グローバル高等学校「FCT」 0 5 5 28 ルネサンス大阪高等学校「Male」 0 3 3 配信URL NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権:https://www.nasef-nhec.jp/フォートナイト/ © 2025, Epic Games, Inc. Epic、Epic Games、Epic Gamesロゴ、Fortnite、Fortniteロゴ、Unreal、Unreal Engine 4およびUE4は、米国およびその他の国々におけるEpic Games, Inc.の商標または登録商標であり、無断で複製、転用、転載、使用することはできません。