【大会レポート】「Apex Legends Global Series」北アジア太平洋大会開幕!レギュラーシーズンに続き2022年最初の王者に輝き10万ドルを獲得したのは韓国のRiddle Order
提供元: eSports World
<以下、ニュースリリースより>
「Split 2」は2月下旬にスタート
株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日が運営する国内最大級のeスポーツエンターテインメント「RAGE」は、エレクトロニック・アーツが主催するバトルロイヤルシューティングゲーム「Apex Legends」の世界大会「Apex Legends Global Series」の北アジア太平洋大会となる「Apex Legends Global Series:Pro League Split 1 Playoffs - APAC North」を2022年1月23日(日)に開催しました。
実況の平岩康佑さん、解説のすでたきさん(ZETA DIVISION)が見守る中、優勝したのは韓国のRiddle Order。彼らはレギュラーシーズンで1位でしたが、それでも優勝までの道のりは平坦ではなく実力伯仲の展開が続いて決着は第10試合までもつれ込みました。
そして7時間近い戦いを経て優勝した彼らには優勝賞金の10万ドル、また個人キル数最多プレイヤーに贈られるApex Predatorの称号を手にしたobly選手には賞金1500ドルが贈られました。
「Apex Legends Global Series」は、3人1組のチームバトル形式バトルロイヤルシューティングゲーム「Apex Legends」の世界最高峰を決めるeスポーツ大会で、賞金総額は史上最高額となる500万ドル(約5.5億円)。この日の大会には2021年10月17日から行われたレギュラーシーズンを勝ち上がった日韓20チームが参加しました。このプレイオフではマッチポイント制ルールを導入。レギュラーシーズン上位10チームに与えられたシードポイント、各試合での順位ポイントやキルポイントの合計が50ポイントを超えたチームはマッチポイントとなり、マッチポイント到達以降の試合でチャンピオンになったチームが優勝というルールです。なお今大会の模様はYouTubeやTwitchで視聴可能。「Apex Legends Global Series:Pro League Split 2 - APAC North」は2月下旬に開催される予定です。
■「Apex Legends Global Series: Pro League Split 1 Playoffs - APAC North」配信URL
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=_QPWez0RCAY
Twitch:https://www.twitch.tv/esports_rage
優勝チームインタビュー
優勝したRiddle Orderの3選手は試合後のインタビューに応じました。KaronPe選手は「とてもうれしい。準備段階でいろんなことがあって少し心配もあったけど、こうして1位を取れたので喜んでいます」と素直に喜びを語ります。
準備段階で病におかされ12kgも体重が落ちたものの、この日通算25キルを果たしてApex Predatorとなったobly選手は「体調が悪かったので普段より頑張ったというところもあります。こんなに素晴らしいアジアのチームの中で1位を取れたのはうれしい。隣でサポートしてくれたコーチ、チームメイトのおかげだと思っている」と感謝しました。
また、そんなobly選手のことも踏まえてParkhaは「obly選手の体調不良もあって大変だったけど、その分頑張ったのが優勝という結果につながったのでうれしい。日本のファンのみなさんは、これからもサポートや応援をしてくださればありがたいです」とコメントを送りました。
最終結果


各試合の様子
【第1試合】チャンピオン:Flora
第1試合でチャンピオンになったのは、レギュラーシーズンでは4位だった。ポジション取りのよさが光った彼らは最後まで残ったFC Destroyをくだし開幕戦を制します。ただしFC Destroyも14キルとキルポイントを稼いでおり、この日本の2チームが総合ポイントで1位、2位に踊り出ました。
【第2試合】チャンピオン:Flora
第1試合で大暴れしたFC Destroyや昨年の年間王者のREJECTが早々に全滅し、参加チームのレベルの高さを感じさせる展開となった第2試合。その終盤でCTGいぶし銀、Lag Gaming、Team UNITEとの混戦を勝ち残ったFloraが2連続でチャンピオンに。彼らは15キル稼いで総合ポイントを46まで伸ばし、早くもマッチポイント間近となりました。
【第3試合】チャンピオン:V3 VEGA
第3試合の終盤は、獲得ポイント次第ではマッチポイントを狙えるRiddle OrderとTeam UNITEの2チームにベテランぞろいのV3 VEGAという三者の争いとなりました。この争いは他チームの動向を冷静に見極めたV3 VEGAが制してチャンピオンとなります。なおFloraはこの試合では4ポイント止まりだったものの、全チームで最初にマッチポイントに到達しました。
【第4試合】チャンピオン:V3 VEGA
第4試合ではマッチポイント到達チームのFloraが試合中盤に敗退した一方、上位のRiddle Orderはキルポイントでマッチポイント到達を確定させてもさらに奮戦を続けます。そのRiddle OrderとSengoku Gamingとの戦いに勝利し、チャンピオンとなったのは第3試合に続いてまたもやV3 VEGA。その裏でRiddle OrderとTeam UNITEがマッチポイントに到達します。
【第5試合】チャンピオン:V3 VEGA
Flora、Riddle Order、Team UNITEの3チームに優勝の可能性がある状態で始まった第5試合でしたが、終盤まで残ったのはTeam UNITEのみ。しかしそのTeam UNITEもGameWithらが残っていた終盤戦で敗れ、チャンピオンになったのは三度V3 VEGA。この試合の結果、驚異の3連続チャンピオンとなったV3 VEGAが4チーム目のマッチポイント到達チームとなりました。
【第6試合】チャンピオン:Quintette Fortissimo
第6試合は、勢いに乗っていたV3 VEGAが最初に全滅するという波乱の展開で幕を開けました。その傾向はしばらく続き、Riddle OrderとTeam UNITEも次々に全滅していき、優勝可能性のあるチームの中でFloraだけが終盤まで残ります。彼らも奮闘し、最後まで残ったQuintette Fortissimoをあとひとりまで追い詰めましたが、反撃を受けて優勝を逃してしまいます。
【第7試合】チャンピオン:456
第6試合に続いて4チームに優勝の可能性があった第7試合は、マッチポイント到達間近のチームが増えたためか多くのチームが早めに全滅しないよう慎重な立ち上がりを見せました。この試合では前試合で早期敗退していたV3 VEGAが終盤まで生き残りましたが、それを倒した456がチャンピオンに。またこの試合でQuintette Fortissimoがマッチポイントに到達しました。
【第8試合】チャンピオン:REJECT
第5試合までと打って変わって、さまざまなチームがチャンピオンとなっていく後半戦。第8試合では優勝可能性のあるFloraとRiddle Orderが最後の4チームまで残り、いよいよ優勝が決まるかと思われましたが、それを阻んだのがREJECTとLag Gaming。そしてREJECTが昨年の年間王者の意地を見せてLag Gamingを殲滅し、チャンピオンとなると同時にマッチポイントに到達しました。
【第9試合】チャンピオン:FC Destroy
マッチポイント到達チームが増えるものの、それ以外のチームが粘り強く優勝を阻む展開が続きます。第9試合ではQuintette FortissimoとTeam UNITEが終盤まで残ってFC DestroyやFENNELと競いましたが、チャンピオンとなったのはFC Destroy。そしてこの試合の結果、FC Destroyに加えてFENNEL、RIG、GTSがマッチポイントを獲得しました。
【第10試合】チャンピオン:Riddle Order
参加20チーム中10チームが優勝争いに絡むという拮抗した戦いは、第10試合でついに決着がつくことに。第4試合と早々にマッチポイントに到達しながら、ここまでチャンピオンにはなっていなかったRiddle Order。彼らはここでFAV_gamingとTeam UNITEとの三つ巴を制して今大会初のチャンピオンとなり、総合ポイント1位での優勝を決めました。
■「Apex Legends Global Series Pro League」概要
主催:エレクトロニック・アーツ
制作:RAGE(株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日)
ゲームタイトル:Apex Legends
■「Apex Legends Global Series: Pro League Split 1 Playoffs - APAC North」開催日程
開催日程:2022年1月23日(日)11時50分 配信
主催:エレクトロニック・アーツ
制作:RAGE(株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日)
ゲームタイトル:Apex Legends
■「Apex Legends Global Series: Pro League Split 1 Playoffs - APAC North」開催日程
開催日程:2022年1月23日(日)11時50分 配信
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ファンにはたまらない最高の瞬間だ Pacific王者を決める激戦 さて、決勝戦の様子もレポートしていこう。準決勝で勝利を決めたのは、🇮🇩RRQであった。🇭🇰TLNに先制2マップを取得されるも、その後は持ち直して2マップを逆に連取。5マップ目に突入したが、オーバータイムにまでもつれ込む激戦の末に、🇮🇩RRQが白星を獲得した。▲序盤は🇭🇰TLNにペースを持っていかれた🇮🇩RRQ。だが後半になるにつれ本調子を取り戻し、最終マップでは持ち前の粘り強さを見せ、見事に勝利を決めた(https://www.youtube.com/live/hKa_O9nb1QI?si=jcOZObDlW11KJUWy&t=25268) 翌日の決勝戦では、初代Pacificリーグの王者である🇸🇬PRXが立ち向かった。両チームともビザの問題により欠員が危ぶまれたものの、すべてのメンバーが無事に来日することができた。▲Masters Tokyoではビザの関係で出場できなかったsomething(スミス)選手が無事に到着 試合は終始🇸🇬PRXの独壇場であったといっても過言ではない。開幕から2マップを連取し、早々に王手をかける🇸🇬PRX。特に第2マップの「アセント」では、開幕から10ラウンドを練習し、早々に12-1でマッチポイントへ。🇮🇩RRQも攻守交代後に必死に抵抗するが、さすがに11ラウンド差からの勝利は絶望的であった。▲試合開始直後から魅せる、d4v4i選手の1on2クラッチ。勢いに乗っているはずの🇮🇩RRQに、真正面からフィジカルで叩きのめす(https://www.youtube.com/live/gj5aNowpeCA?si=gwEhehFNQj7U8pk6&t=7835) 🇮🇩RRQは第3マップをなんとか返すものの、その後の第4マップでも依然として🇸🇬PRX優位の状況が続いた。▲おなじみの大胆かつ攻撃的な動きで、ひとりずつ敵を殲滅。🇸🇬PRXはこのラウンドを獲得し、マッチポイントへ(https://www.youtube.com/live/gj5aNowpeCA?si=5g1o1jxN9ePp9pP4&t=15937) ▲12-7で迎える第20ラウンド、マッチポイントの🇸🇬PRXは勝ち切るためにタイムアウトを取得した ▲1on1にまで持ちこんだ🇮🇩RRQだったが、見事勝利したのは🇸🇬PRX。二度目となるPacific王者に輝いた(https://www.youtube.com/live/gj5aNowpeCA?si=NYEZZkP9KDZ6YnY1&t=16343) ▲トロフィーをかかげる選手たち。まさに王者にふさわしい、圧倒的な戦いであったことは間違いない! まるでライブ会場——進化した最新鋭の会場演出 やはり特筆すべきは、会場演出の迫力だ。写真だけでも「美しさ」が伝わってくると思うが、やはり照明や音楽も含めたさまざまな演出が絡み合い、試合をより興奮させるような工夫がされている。▲試合開始前には音楽が流れ、観客席からは手拍子が。まるでライブ会場のように、観客をさらに熱狂させる演出が随所に散りばめられていた ▲タイムアウト中やスーパープレーの後には、このような特殊な照明効果が現れる。特に上階から観ると、かなり幻想的な演出が体験できた さらに決勝戦では、全観客に対してリストバンド型ライトが配布され、会場の雰囲気をより賑やかなものにしていた。このデバイスはただ光るものではなく、試合の展開ごとに自動的に色が変わる。▲座席に貼られる形で用意されたライトは、試合後にそのまま持ち帰ることができる。試合中は自動的に点灯・消灯するが、家に持ち帰った後は普通に使用できるようになる(側面のボタンを押すとさまざまな色で点灯する) ▲🇸🇬PRXが優勝すると、リストバンドはチームカラーのピンク色に! ▲観客席に現れる「PRX」の文字。座席単位で色をコントロールできる最新技術が使われている(https://www.youtube.com/live/gj5aNowpeCA?si=Sc3Nl3-0WDXHCHz3&t=16397) 会場の外でも楽しめる!オフライン大会ならではの催しも 試合会場の外には、さまざまなブースが用意されていた。試合以外にも、飽きさせないためのさまざまなコンテンツが目白押しだ。▲画面をタッチするとカウントダウンが始まり、パシャリと撮影。友達と一緒にイベントに来た思い出を残そう! ▲写真はその場で印刷されて、実際にもらうことができるぞ! ペンも用意されているので、プリクラのように落書きをするのもオススメ ▲VCT Pacific限定のグッズを求め、ブースには長蛇の列。人気の商品は、試合開幕前には既に売り切れになっていたほどだ ▲巨大ウィングマンをバックに、ちびウィングマンとツーショット ▲スパイクと箱で記念撮影。普通に解除してもよし、箱の後ろに隠れて解除するもよし ▲インテルブースでは「BOT撃ち」を行うことのできるコーナーが用意されていた。好成績を収めれば、先着順に限定グッズが手に入る。なかなか成功者が現れなかったものの、4回以上挑戦してクリアした猛者もいたのだとか ▲インテルのブースでは他にも、抽選会のようなものも実施されていた。なんらかの限定グッズが当たるらしい ▲TenZのサイン付きマウス(1等)を当てた豪運の持ち主! 個人的なイチオシは、やはりレッドブルブースの「チェキ」が撮影できるコーナー。イベントの思い出にと、形に残るものが手に入るのはうれしい。🇸🇬PRX優勝インタビュー 最後に、メディア合同で行われた🇸🇬PRXの優勝後インタビューの内容をお届けしよう。▲左からPatMen(ぱっとめん)、f0rsakeN(ふぉーせいくん)、something(すみす)、Jinggg(じん)、d4v4i(だばい)、alecks(あれっくす)コーチ ——まずは選手とコーチの皆様から、ひと言ずつメッセージをお願いします。PatMen:厳しい試合だったし、昨日と今日で2日連続で対戦している🇮🇩RRQの方が、いい流れだったかもしれません。しかし、自分たちがお互いを信頼し合い、止まることなく強い気持ちでプレーしたことが、勝つことのできた要因であると思います。f0rsakeN:最初の2マップまでは、自分たちのプレーがしっかりできたと思います。ただ第3マップからは、自分たちのミスもあり、相手に流れが移ってしまった印象がありました。その後の第4マップでは、自分たちの流れを取り戻すことができ、自分たちのプレーができたと思います。Jinggg:プレーについては同じ思いで、今日は勝てて本当にうれしいです。前回の🇮🇩RRQ戦では負けてしまったのですが、今回はリベンジを果たすことができました。d4v4i:チーム全員のプレーを誇りに思います。ひとりひとり素晴らしいパフォーマンスを出せて、プレースタイルだけでなくメンタル面においても自分たちの強さを発揮できたと思います。(🇮🇩RRQに)リベンジができてとてもうれしいです。今回は全員が日本に来られて良かったです。特にイリア(something選手の本名)にとってはかつてプレーしていた場所でもあるので、残りの時間で日本を楽しみたいと思います。something:今までを振り返って、何よりも重要だったのは「Esports World Cup」や「VCT Masters Toronto」などで大変なことがありながらも、その後の「VCT Pacific Stage 2」では力強くスタートを切れたことだと思います。🇮🇩RRQや🇰🇷Gen.Gのように、自分たちを研究して戦ってくるチームもあり、苦戦を強いられることも覚悟していました。それでもプレーオフ前に負けたのは🇯🇵ZETA戦だけで、ステージ全体を通して3マップしか落としておらず、今シーズン全体を見ればとてもいい結果だったと思います。そして、日本は僕にとっては第二のホームのような場所です。自分のキャリアが始まった地でもありますので、この日本に戻ってこれたということを大変うれしく思います。alecksコーチ:この「ボーイズ」たちを誇りに思います。長いシーズンでしたが、全員でここまで頑張ってきました。何よりもうれしいのは、日本でこれだけたくさんの人たちの前でプレーができたことです。声援を聞くのも最高で、みんなが集中して試合を見てくれていることがとてもうれしかったです。また、イリア(something選手)を連れて来ることができたのも良かったと思います。2023年の「Masters Tokyo」では、MVPに選ばれてもおかしくないパフォーマンスであったにも関わらず、日本に連れてくることができませんでした。なので、今回は全員がそろって日本に来られて良かったです。あとは……MVPの人にディナーをおごってもらいたいですね(笑)。▲MVPに選ばれたのはsomething選手。圧倒的なパフォーマンスを考えれば、納得せざるを得ないチョイスだ ——PatMen選手に質問です。日本に来て楽しかった思い出や、美味しかった食べ物はありますか?PatMen:まず第一に、親切な人ばかりだと思いました。日本は満喫できているのですが、ただ今は試合続きで外に出られていません。さっきd4v4iが話をしていた「一蘭」に行ってみたいです(笑)——今日の🇮🇩RRQ戦に点数をつけるなら、何点くらいだと思いますか?alecksコーチ:ロータス(第3マップ)は2点、それ以外は9点をあげてもいいと思います。2点の理由は、自分たちが何もできなかったこと。そして、自分たちの作戦や連携も含めて、思うようにプレーができなかったためです。——トロフィーの上にいる「Bok」君は勝利にどのくらい貢献しましたか?alecksコーチ:ずっとコーチングブースにいたので、10%くらいですね(笑)▲トロフィーの上に鎮座するのは、🇸🇬PRXのマスコットキャラクターである「Bok」。チームの勝利にはあまり貢献できてはいないようだ ——今回の試合において、マッププールについての有利はありましたか?alecksコーチ:やはりマップアドバンテージは大きかったです。特に🇮🇩RRQの「アイスボックス」は世界でも有数の強さを誇りますが、今回マッププールから外れていたのは幸運でした。——something選手がMVPを取った理由はなんだと思いますか?alecksコーチ:「Masters Toronto」から戻ってきてからは、彼は生まれ変わったかのように強い選手になりました。恐れを知らず、キルを取りまくり、ヨル使いの中では右に出るものはいないと言っても過言ではありません。だからこそ、MVPに選ばれたのだと思います。——d4v4i選手とJinggg選手にお聞きします。2年前にも日本で戦った経験があると思いますが、当時と今回とでプレーの感覚の違いなどはありましたか?d4v4i:今のチームは、以前よりもお互いにより正直にいられるようになったと思っています。もちろん前から親しい仲ではあったのですが、今回のほうがよりオープンに接することができていると思います。特に今シーズンは、よりチームでの関係性を育むことができたので、パフォーマンスやメンタル面においてもいい効果をもたらしていると感じます。d4v4i:(Jinggg選手にマイクを向けながら)答える?Jinggg:いや大丈夫。d4v4i:残念(笑)。▲記者会見中にも、仲が良さそうに雑談するJingggとd4v4i ——今年パリで開催される「VALORANT Champions 2025」には、🇰🇷T1と🇰🇷DRXも出場します。この2チームについてはどう思いますか?alecksコーチ:今年は🇰🇷DRXと🇰🇷T1の両方に1回ずつ負けましたが、こちらも逆に1、2回……もしかすると3回ほど勝っています。どのチームも強い相手で、特に🇰🇷DRXはプレーオフの後に調整する時間もあるので、戦い方を変えてきて、新バージョンの🇰🇷DRXを見せてくるかもしれません。🇰🇷T1についても、ここは非常に用意周到なチームであり、次のビッグイベントに向けて着々と準備を進めていると思います。強敵であることには間違いないので、こちらも作戦をよく練って、かなり準備しなければいけません。自分たちが勝つとは思いますが、とても大変な道であるとは思います。まとめ 2年前の「Masters Tokyo」を思い出させるほど、爆発的な声援の熱量が印象的な大会であったことは間違いない。選手たちとの距離の近さに、すさまじいスーパープレーの連発。そして、それらをドラマティックに盛り上げる会場演出の美しさ。ぜひ現地で観戦した人は、この感動を胸に刻みつけていただきたいところだ。ただやはり一点。今大会でも日本チームが不在であったという点は、非常に残念でならない。とはいえ2年前の「Masters Tokyo」の頃とは比べ、日本チームのレベルは非常に上がっていることは間違いない。🇯🇵DetonatioN FocusMe(🇯🇵DFM)は、かつての連敗を忘れさせるかのような快進撃を見せ、プレーオフ進出という快挙を成し遂げた。🇯🇵ZETA DIVISIONもプレーオフ進出こそ逃したものの、グループステージでは🇸🇬PRX相手にストレート勝利を収めるなど、決して他チームと比べて劣っているわけではない。▲第2マップ開始前に登場した🇯🇵DFMの選手たち(当時)。悔しい思いは幾度となく味わっただろうが、この1年は決して悪いものではなかっただろう(https://www.youtube.com/live/gj5aNowpeCA?si=YnojHUuv0jDUBvBh&t=7698) ようやく「リーグ」というシステムにも慣れてきた中で、日本チームはどれだけ躍進できるのだろうか。日本チームも間違いなく進化しているが、それ以上に世界の壁は厚いことも事実だ。今後もし、3度目のVCT日本開催があり得るのならば、ぜひ日本チームの応援が現地でできることを願いたいばかりだ。撮影:まいる編集:いのかわゆう【まいるプロフィール】関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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- 【大会レポート】日本人選手が優勝!遊戯王カードゲームの世界大会「Yu-Gi-Oh! World Championship 2025」全4部門の優勝者が決定
- 遊戯王カードゲームの世界トップデュエリストを決めるeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2025」(WCS2025)の本戦が、2025年8月29日(金)~8月31日(日)にフランス・パリで開催され、全4部門の優勝者が決定。「デュエルリンクスの部 ラッシュデュエル」では、日本の夢原先生選手が優勝し、見事栄冠を手にした。<以下、ニュースリリースより>「デュエルリンクスの部 ラッシュデュエル」で日本人の夢原先生選手が優勝! 株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、遊戯王カードゲームの世界トップデュエリストを決めるeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2025」(WCS2025)の本戦を、2025年8月29日(金)~8月31日(日)にフランス・パリで開催し、「オフィシャルカードゲームの部」「デュエルリンクスの部 スピードデュエル」「デュエルリンクスの部 ラッシュデュエル」「マスターデュエルの部」の全4部門の優勝者・チームが決定したことをお知らせします。 「WCS2025」本戦は、世界各国・地域の予選を勝ち上がってきた総勢86名の選手たちがフランス・パリに集結し、世界の頂点を目指して熱戦を繰り広げました。 決勝は、「デュエルリンクスの部」からスタート。「デュエルリンクスの部 ラッシュデュエル」は、夢原先生選手(Japan)、「デュエルリンクスの部 スピードデュエル」は、Snyffus選手(Germany)が見事優勝を勝ち取りました。3人1組のチーム戦「マスターデュエルの部」は、Mist選手率いるRagnarokチームが世界の頂点に立ちました。ラストを飾った「オフィシャルカードゲームの部」においては、Julien Kehon選手(United States)が優勝し、見事栄冠を手にしました。 大会の最後には、来年「Yu-Gi-Oh! World Championship 2026」は、日本・東京で開催することを発表しました。 当日ライブ配信をおこなったデュエルの模様は、引き続きYouTube「遊戯王OCGチャンネル」で公開中ですので、世界トップレベルの選手たちによるデュエルをぜひご覧ください。「マスターデュエルの部」の予選においては、初の試みとなる10言語によるAI実況トライアル配信もおこないました。ぜひご注目ください。「WCS2025」本戦をアーカイブ公開中! 各部門の優勝者・優勝チーム 「デュエルリンクスの部 ラッシュデュエル」【優勝】 夢原先生選手(Japan)【コメント】 最高です!同じ部門で共に闘ってきた「とも@」さんに感謝を伝えたいです!「デュエルリンクスの部 スピードデュエル」【優勝】 Snyffus選手(Germany)【コメント】 この場に立てるとは思っていなかったので、優勝できて信じられないくらい嬉しいです!「マスターデュエルの部」【優勝】 Ragnarokチーム(Mist選手、Luka選手、N3sh選手)【コメント】 ありがとうございます!最高です! これまで自分たちに関わってくれた方々全員に感謝の気持ちを伝えたいです!「オフィシャルカードゲームの部」【優勝】 Julien Kehon選手(United States)【コメント】 一緒にこの場に来てくれた彼女や母国で一緒にプレーをしてくれた友達、全てのデュエリストに感謝を伝えたいです! オープニングセレモニーでは、フランスのマクロン大統領からのメッセージも! 「今日は「遊戯王カードゲーム」、そしてすべてのカードゲームプレーヤーにとって特別な日です。この大会のために世界中からフランスに集まっていただいた皆様をお迎えできることを大変光栄に思います。またこの素晴らしい大会に、世界中から集まる熱気、情熱、ゲーム、そしてその広がりをここフランスで感じていただけることを嬉しく思います。」などといったメッセージをいただきました。▼メッセージ映像▼ 来年の開催地は日本「東京」に決定! Ⓒスタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMIⒸKonami Digital Entertainment