【大会レポート】世界大会「Apex Legends Global Series Championship」初の有観客イベントをアメリカで開催!大歓声の中APAC South代表のDarkZeroが優勝!
提供元: eSports World
<以下、ニュースリリースより>
APAC North地域では日本代表Fnaticが4位と健闘
株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日が運営する国内最大級のeスポーツエンターテインメント「RAGE(レイジ)」は、現地時間7月7日から7月10日にかけてアメリカ・ノースカロライナ州ローリーのPCNアリーナで有観客開催されたエレクトロニック・アーツが主催するバトルロイヤルシューティングゲーム『Apex Legends』の世界大会「Apex Legends Global Series(以下、ALSG)」の決勝大会Championshipの模様をYouTubeとtwitchで配信しました。

「ALGS」は、3人1組のチームバトル形式バトルロイヤルシューティングゲーム『Apex Legends』の世界最高峰を決めるeスポーツ大会です。2回目となる今年の大会は、約2年ぶり、そして『Apex Legends』史上最大規模での開催となります。7月10日に行われた決勝には、前日までの戦いを勝ち抜いた20チームが出場しました。
MCの平岩康佑・大和周平、解説のすでたき(ZETA DIVISION)・Alelu、そして多くの観客が見守る中、APAC South地域のDarkZeroが優勝しました。前身のReigniteに続いて世界王者となった彼らは優勝賞賞金の50万ドルを獲得しました。
またAPAC North地域から決勝に出場した日本のFnaticは4位、韓国のαDは10位という好成績を収めました。今大会の模様はYouTubeやTwitchで視聴可能です。
■視聴可能URL
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCsCvBHQucEbAyQPypuOCA_w
Twitch:https://www.twitch.tv/esports_rage
■決勝出場チームと最終順位
1. DarkZero
2. FURIA
3. 100 Thieves
4. Fnatic
5. GMT Esports
6. Spacestation Gaming
7. TSM
8. Alliance
9. NRG
10. αD
11. SCARZ
12. Team Liquid
13. EXO Clan
14. AYM Esports
15. Cloud9
16. OpTic Gaming
17. Team Burger
18. ZETA DIVISION
19. iG.International
20. ACEND
決勝各試合の様子

決勝はマッチポイント方式。前日行われたウィナーズブラケットの成績に応じて与えられるシードポイント、各試合での順位ポイントやキルポイントの合計が50ポイントを超えたチームはマッチポイントとなります。そしてマッチポイント到達以降の試合でチャンピオンになったチームが優勝というルールです。
【第1試合】チャンピオン:GMT Esports(マップ:Storm Point)
初戦は序盤から有力チームが敗退し、激闘を予感させる展開となりました。Cloud9が優勢で終盤を迎えるなか、圧倒的に不利な状況から逆転を遂げたGMT Esportsがチャンピオンに。彼らは優勝したかのような派手なリアクションで勝利を喜びました。
【第2試合】チャンピオン:FURIA(マップ:Storm Point)
第1試合と同じく序盤から激戦が展開された第2試合で、終盤に残ったのは前試合のチャンピオン・GMT Esportsや韓国のαDなど4チーム。ここで激戦を制したチャンピオンはFURIA Esportsで、15キル稼いでいたこともあり通算39ポイントとなりマッチポイントが射程圏内に。またαDも通算31ポイントでこの時点でGMT Esportsに次ぐ3位まで順位を上げます。
【第3試合】チャンピオン:Alliance(マップ:World's Edge)
第3試合は、首位のFURIAが序盤で全滅し0ポイントで終わるという波乱のスタート。この試合でチャンピオンとなったのは、第2試合まで0ポイントだったAlliance。彼らはこの第3試合で21ポイントを稼いで、前日に巻き起こした大逆転劇の再現を狙います。
【第4試合】チャンピオン:Fnatic(マップ:World's Edge)

41ポイントでマッチポイント間近だったGMT Esportsなど上位陣の動向が注目された第4試合でしたが、主役となったのは13位だったFnatic。この4日間で彼らは一度もチャンピオンになっていませんでしたが、有利なポジションを確保して終盤に入るとTSMやSpacestation Gamingとの戦いを制して念願のチャンピオンに。彼らはキルポイントも合わせてこの試合で27ポイントも稼ぎ、一気に上位争いに食い込みます。
【第5試合】チャンピオン:AYM Esports(マップ:Storm Point)
マッチポイントを射程圏内にとらえるチームがいくつかあるなか、最初に到達したのはFURIAでした。順調にキル数を稼いでいた彼らは試合中にマッチポイントに。その後も勝敗に大きく影響がないにも関わらず、キル数を伸ばしてその強さを見せつけます。また、そのFURIAをくだしたAYM Esportsが第5試合のチャンピオンとなりました。
【第6試合】チャンピオン:EXO Clan(マップ:Storm Point)
第6試合は唯一のマッチポイント到達チームであるFURIA、マッチポイント間近チームのGMT Esportsや100 Thieves、上位チームの思惑を阻止しながらポイントを伸ばそうというとする他チームが争う構図に。この試合ではTeam LiquidやSCARZ、そしてチャンピオンとなったEXO Clanなどここまで目立った活躍がなかったチームが躍動。決勝の接戦ぶりをうかがわせました。
【第7試合】チャンピオン:100 Thieves(マップ:World's Edge)
前試合に続いてFURIAのみマッチポイントに到達した状態で始まった第7試合。彼らは優勝するために慎重になることなく、攻めの姿勢を崩さずキル数を稼いで会場から大歓声を浴びます。その一方でチャンピオンとなった100 ThievesやGMT Esportsもマッチポイントに到達しました。
【第8試合】チャンピオン:Alliance(マップ:World's Edge)
3チームがマッチポイントに到達し、さらに状況が難しくなってきた第8試合。その3チームでも、戦況に関わらず攻め続けて他チームの脅威となっていたFURIAが最後まで生き残って暴れまわります。しかし彼らもCloud9によって全滅させられ、優勝の行方は次戦以降に持ち越すことに。そしてチャンピオンとなったAllianceやFnatic、DarkZeroなど9チームがマッチポイントに到達した状態で第9試合を迎えます。
【第9試合】チャンピオン:DarkZero(マップ:Storm Point)

半分近いチームが優勝のチャンスを持った状態で始まった第9試合は、その多くが序盤での離脱を避けるため慎重な立ち上がりを見せました。しかし中盤から各地で戦闘が展開しチームが減っていき、終盤はこの試合での優勝可能性がある3チームを含む5チームによる争いに。ここを巧みに切り抜けたDarkZeroがチャンピオンとなって優勝を決めました。
■インタビュー
決勝後にはDarkZeroのメンバーに対するインタビューが行われました。4月から5月にかけて開催された前回大会(「Year 2 ALGS Split 2 Playoffs」)は世界的プレイヤーのGenburten選手が新型コロナ陽性のため欠場となりましたが、今回は彼を含めたチームでの優勝、さらにオフラインで観客を前にしてのプレイということで一同は「最高だった」と決勝を振り返ります。また「誰に感謝するか?」という質問には会場に来ていた家族に加え、同じオーストラリアから決勝に参加したTeam Burgerの名を挙げ、ライバルとの友情を感じさせました。
その後、実況席を訪れたFnaticもインタビューに応えました。チームを代表してマイクを握ったYukaF選手は「前回はやりきれない気持ちがあったけど、今回はやりきって4位だったので悔いはないです」とコメントし、仲間と笑顔を交わします。また決勝までの困難な道のりを「チーム結成から1年ちょっと。さっきもみんなで話したけど感動もの。自分達で言うのもなんですが、すごい」と満足そうに振り返って、最後は日本のファンに「応援ありがとうございました。本当に励みになりました」と感謝しました。
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