2022年8月6日にトップ8の試合が行われた「EVO 2022」ストリートファイターV部門において、日本のカワノ選手がアメリカのiDom選手を下し、優勝を果たした。
コーリンを使うカワノ選手はウイナーズサイドでときど選手、ガチくん選手を下してグランドファイナルへ。対するララ使いのiDom選手はルーザーズから、ダイゴ(ウメハラ)選手、ときど選手、ガチくん選手に勝利して勝ち上がった。しかし、グランドファイナルでiDom選手が勝つためには、Bo5(3本先取)で一度「リセット」した上で、さらにBo5で勝利しなければならないという過酷な状況だ。

試合は序盤からiDom選手がリード。ララ特有の素早い動きとサンダークラップで固めてからの投げとリニアによる中段の択を通し、3-1で勝ち取りリセットに成功する。
勢いに乗るiDom選手はそのままカワノ選手を追い詰めていき、2-1とリーチをかける。母国開催ということもあり、声援もiDom選手の方が明らかに多い印象だ。しかしここからカワノ選手が粘りを見せた。序盤は当たらなかった中足がヒットし始め、起き上がりに重ねたヒザも効果を発揮。試合となると互いに一気に体力を奪い、大量リードで勝利するかたちが多い。
そして、セットカウント2-2、互いにあと1回勝利すれば優勝というところにきて、慎重な読み合いの試合に。ゲージも積極的に使い、じりじりとした読み合いが続く試合は、最後はカワノ選手の下段からのコンボでダメージを出し切って勝利。カワノ選手が「EVO 2022」を制した。カワノ選手にとってオフラインの国際大会での優勝は初めて。


トップ8に日本人が5人と、『ストVCE』における日本勢の強さを見せつけることにもなった今回の大会。新たな「EVO ウイナー」の誕生に、アウェーだった会場の雰囲気も賞賛の拍手に変わっていったところが印象的だった。
なお、試合後に「EVO Japan」の開催もサプライズで発表された。開催日は2023年3月末〜4月2で、会場や追加タイトルなどは後日発表予定だ。
EVO 2022 ライブ配信チャンネル
https://www.twitch.tv/evo
EVO 2022
https://www.evo.gg/
コーリンを使うカワノ選手はウイナーズサイドでときど選手、ガチくん選手を下してグランドファイナルへ。対するララ使いのiDom選手はルーザーズから、ダイゴ(ウメハラ)選手、ときど選手、ガチくん選手に勝利して勝ち上がった。しかし、グランドファイナルでiDom選手が勝つためには、Bo5(3本先取)で一度「リセット」した上で、さらにBo5で勝利しなければならないという過酷な状況だ。

公式配信より。※ウイナーズファイナルのガチクン-カワノの戦績は記載ミス
試合は序盤からiDom選手がリード。ララ特有の素早い動きとサンダークラップで固めてからの投げとリニアによる中段の択を通し、3-1で勝ち取りリセットに成功する。
勢いに乗るiDom選手はそのままカワノ選手を追い詰めていき、2-1とリーチをかける。母国開催ということもあり、声援もiDom選手の方が明らかに多い印象だ。しかしここからカワノ選手が粘りを見せた。序盤は当たらなかった中足がヒットし始め、起き上がりに重ねたヒザも効果を発揮。試合となると互いに一気に体力を奪い、大量リードで勝利するかたちが多い。
そして、セットカウント2-2、互いにあと1回勝利すれば優勝というところにきて、慎重な読み合いの試合に。ゲージも積極的に使い、じりじりとした読み合いが続く試合は、最後はカワノ選手の下段からのコンボでダメージを出し切って勝利。カワノ選手が「EVO 2022」を制した。カワノ選手にとってオフラインの国際大会での優勝は初めて。

最後は5分の1程度の体力差で、ゲージも出し切っての死力を尽くした戦いとなった

優勝したカワノ選手
トップ8に日本人が5人と、『ストVCE』における日本勢の強さを見せつけることにもなった今回の大会。新たな「EVO ウイナー」の誕生に、アウェーだった会場の雰囲気も賞賛の拍手に変わっていったところが印象的だった。
なお、試合後に「EVO Japan」の開催もサプライズで発表された。開催日は2023年3月末〜4月2で、会場や追加タイトルなどは後日発表予定だ。
EVO 2022 ライブ配信チャンネル
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ヴァンテージも大幅なバフをもらうアップデートとなっている。ほかのリコンキャラに比べて強みが少なかったので、今回のバフでどれだけ使いやすくなったのか注目したい。ヴァンテージの上半身のヒットボックスを縮小し、キャラクターモデルにより正確に一致するように調整■パッシブアビリティ:スポッターレンズ・敵を最大3人までピンできるように変更・ターゲットにした敵の体力バーが表示されるように・敵との距離が50m以上離れている場合、ピンで位置を明示 (従来は100m)ヴァンテージは、パッシブアビリティが強化され、より遠距離からの索敵が強いレジェンドになった。ただし、クリプトやシア、ブラッドハウンドと違い、自らピンを挿さないと味方に伝えることができない点は注意したい。■戦術アビリティ:エコー配置・ジャンプ後にエコーが自動で帰還するように・ジャンプの発動速度を向上・エコーの初期値および最大飛行可能距離を10m延長・「ダブルジャンプ」をベースキットに統合・ジャンプ後の武器再装備までの時間を0.2秒に短縮 (従来は0.5秒)・ジャンプできるエコーの視野角を拡大簡単にいうと戦術アビリティ「エコー配置」が使いやすくなったということ。今まではジャンプした後もエコーの位置は変わらなかったが、自動で帰還するようになったため、エコーを見失いづらくなった。ジャンプまでの速度も短縮され、距離も伸びたので移動がしやすくなっているのもうれしいポイント。スキルの移動距離が伸びた索敵キャラとなっており、ヒットボックスが小さくなったことで被弾が抑えられ、非常に使いやすくなったと思う。■アルティメットアビリティ:スナイパーのマーク・「アルティメット・リロード」のアップグレードをベースキットに統合・レーザーはヴァンテージが発射するまで表示されないように変更・レーザーの持続時間は15秒に(各射撃でリフレッシュ)・レーザーが照準をより正確に反映するように改善この変更で一番うれしいポイントはレーザーが表示されなくなったという点。今まではヴァンテージがアルティメットをのぞくだけでレーザーが表示され、他プレーヤーに見られていることが丸分かりだった。しかし、このレーザーが見えなくなったことで、敵が見られていることに気づきづらくなり、アルティメットの初弾が当てやすくなった。1発撃ったとはレーザーが表示され、今までと同じ仕様になるのだが、1発当てられるだけでも戦闘で有利になるため、非常に大きな変更だと感じた。■アップグレード:レベル 2・NEW コントロールマイプレー: リングコンソールの使用とゾーンオーバーチャージに対応・NEW マーク改善: マークされた敵のアイコンが壁越しに表示され、短時間ハイライトされ、体力バーも分隊に共有される■アップグレード:レベル 3・NEW 戦術アビリティ クールダウン:戦術アビリティのクールダウンを5秒短縮・NEW スナイパーカバー:「スナイパーのマーク」使用時にガンシールドを追加「コントロールマイプレー」はコントローラーのパークを獲得できるという効果。コントローラーの能力が代わりに得られるため、パーティーにコントローラーキャラがいない場合は取ってもいいかもしれません。「マーク改善」はアルティメット「スナイパーのマーク」で付与したマークが見やすくなる効果。マークされた敵を壁越しにも見ることができ、短時間ハイライトしたり、体力バーを表示したりと起点作りに適したパークになった。「戦術アビリティ クールダウン」はその名の通り、戦術アビリティのクールダウンを5秒短縮する効果。戦術アビリティを使って高所を取ったり、移動を頻繁に行うプレーヤーにおすすめのパークだ。「スナイパーカバー」はアルティメット「スナイパーのマーク」使用時にガンシールドを付与する効果。ガンシールドがあると撃ち合いがそのシールド分有利になるため、遠距離での撃ち合いが非常に強くなる。アッシュはダッシュが頻繁に使えるように! アッシュは少ない変更点ながら、バフをもらったアップデートになっている。パッシブアビリティ「ダッシュ」のクールダウンが10秒から8秒へと変更され、より頻繁に使えるようになった。■パッシブアビリティ:ダッシュのクールダウンを8秒に短縮(従来は10秒)■戦術アビリティ: 強く引っ張られる状況(移動系アビリティ使用中など)でのテザーの強度をわずかに減少■アップグレード:レベル 2・デュアルティア: レベル2へ移動・NEW チャージノック:ノック時にHP回復を獲得■アップグレード:レベル 3・機械仕掛けの亡霊:消去・グリーディースネアとツインスネア:レベル3へ移動アッシュは少ない変更点ながら、バフをもらったアップデートになっている。パッシブアビリティ「ダッシュ」のクールダウンが10秒から8秒へと変更され、より頻繁に使えるようになった。そしてアッシュで最も大きな変更点がパーク効果だ。アルティメット「フェーズティア」が2回使えるようになる「デュアルティア」がレベル2で獲得できるようになり、チーム全体の機動力が高くなった。また、新たに追加された「チャージノック」も敵をノックダウンさせるとHP回復を獲得できる効果となっていて、キルムーブが好きなプレーヤーにおすすめのパークとなっている。まとめ 今回注目したいのがワットソン、ヴァンテージの変更点だ。ワットソンは仕様変更と純粋な強化をもらったことで、室内の守りがしやすくなり、サポートクラスと同様の効果も得られることで味方のカバーを主体としたサポートキャラへと変貌した。こちらは競技シーンでも使われる機会が増えると思う。また、ヴァンテージは敵の位置を味方に共有しやすくなり、自身の戦術アビリティも使いやすくなるため、ランクマッチでのピック率は上がると思われる。ただし、競技シーンではあまり使われないと思う。このほかにも細かな調整が行われており、ワットソン、ヴァンテージのバフが環境にどれだけ影響を及ぼすのか注目したい。■関連リンク公式サイト:https://www.ea.com/ja/games/apex-legends/apex-legends編集:いのかわゆう【フリーダム山中プロフィール】2022年より活動を始めた新人ライター。RPGやアクション、シューティングなど、さまざまなジャンルのゲームを愛している。最近では『VALORANT』や『Apex Legends』、『リーグ・オブ・レジェンド』などの競技シーンを視聴しており、暇さえあれば日本の大会だけでなく、海外の大会も見るほど競技シーンが好き。