『オーバーウォッチ2』(OW2)の21体目となる新ヒーロー「ラマットラ」が、2022年12月7日(水)に実装される。

ウィンストンが招集して復活した「オーバーウォッチ」がパリの街で戦う「ヌルセクター」と呼ばれるオムニックたちの組織。そのリーダーがラマットラだ。言ってみれば、「オーバーウォッチ」の直接的な敵の先導者というヒール側のヒーローということになる。「タンク」として設計され、アビリティによって体型も技も変化するのが特徴だ。

今回は、公開されているムービーをもとに、ラマットラの最新情報をお伝えしよう。


オムニックの悲運を憂う革命家「ラマットラ」


ラマットラは『OW2』世界の人類が生み出し、独自に発展して共存しているAIロボット「オムニック」のひとり。


彼らは人類と違って子をなすことができず、破壊されれば存在は完全に消える。そんな中で出会ったのが、同じオムニックとして人間にもオムニックにも救済を説くゼニヤッタ。サポートヒーローとして登場する彼とラマットラは、友人であり同志でもある。

しかし、オムニック・クライシスにより、人間たちのオムニックに向けられる目は、必ずしも好意的なものだけではなかった。度重なる衝突、不条理に傷つけられ倒れていく同胞の運命を憂いたラマットラは、彼らを守るために立ち上がる。それが人類を襲うオムニックの組織「ヌルセクター」だ。

ただし、彼が戦う理由は仲間を守るため。その純粋な思いが狂気に変わり、いつしか「革命家」としてロボットたちの存在を叫び、守る主導者となってしまった。


『OW2』は2023年から、対人戦ではなくプレイヤーが協力して敵を倒すPvEコンテンツのリリースが予定されているが、その中でラマットラとゼニヤッタの関係性も描かれるという。こうしたストーリーこそ『OW2』の魅力と思うユーザーも多いだろう。今から登場が楽しみだ。



ラマットラのアビリティ


そんなラマットラのアビリティは、「ネメシス・フォーム」と「オムニック・フォーム」というフォーム変更により、基本性能、アビリティなどを切り替えながら戦えるというものだ。


ネメシスフォーム メイン武器:ヴォイド・アクセラレーター


ネメシスフォームは魔道士のような細身の形態で、中〜遠距離攻撃や防御が可能。


メイン武器では、杖の先から連続する弾で相手を攻撃する単体攻撃となっている。



ネメシスフォーム サブ武器:ヴォイド・バリア


ヴォイド・バリアは名前のとおり前方にバリアを張る。このバリアをヴォイド・アクセラレーターは貫通するため、一方的に攻撃が可能だ。


オムニック・フォーム メイン武器:パメル


オムニック・フォームでは体型が大きくなり、2本の大きな腕が追加される。


左右のパンチの衝撃を放つパメルは、相手のシールドを通り越し、タンクをも貫通する特性を持つ。



オムニックフォーム サブ武器:ブロック


腕を前に構えて敵の攻撃を防ぐブロック。この状態のラマットラは、味方の攻撃が貫通するため、盾として前線に立ち、後ろからダメージが攻撃するという戦い方が可能。



貪欲な渦



フォーム共通アビリティの「貪欲な渦」は円形のフィールド内の敵の移動速度を奪う技。重要なのは、上空まで効果範囲が広いこと。ゲームプレイトレーラーでも、マーシーやファラといった空中を移動するキャラに効果が及んでいることが見て取れる。

アルティメット:アナイアレーション



アルティメットは、ラマットラの周囲の敵の体力を奪う技。発動しながら他の攻撃も可能なので、前線で攻めながらブロックやパメルで攻め込んだり、離脱時に味方を守りながら下がりたいときにも有効そうだ。



まとめ:攻守が揃った対空対策も可能なヒーロー


タンクでありながら、攻守どちらも可能な上に、フォームの切り替えによる多彩な戦い方も可能そうなラマットラ。初見殺しでエイムも要求されるファラや、ジャングラットのウルトのような攻撃も防げる万能タイプに見える。

ただし基本性能はタンクのため、移動速度は遅く、重戦車のような動きにならざるを得ない。懐に飛び込めれば強いが、遠距離からの攻撃にどこまで耐えられるかが鍵になりそうだ。

『OW2』のシーズン2は、2022年12月7日からスタートする。



オーバーウォッチ2
https://overwatch.blizzard.com/ja-jp/

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