eSports BATTLE in OKINAWA 2023 バーチャルサイクリング部門 スペシャルマッチが1月28日(土)に沖縄県那覇市の1st hallで開催。畑中勇介選手(キナンレーシングチーム)が1位に輝き初優勝を果たした。
<以下、ニュースリリースより>
1月28日(土)沖縄県那覇市の松山ファーストホールにてeSports BATTLE in OKINAWA 2023が開催され、バーチャルサイクリング部門では畑中勇介選手(キナンレーシングチーム)が3回目の出場で初優勝を果たした。


3回目の開催となった今大会では、本大会の出場権を争う初の予選大会を、1/7(土)に東京(半蔵門ランナーズサテライト JOGLIS:東京都千代田区)で、1月21日(土)に沖縄(那覇空港国際線ターミナル YUINICHI広場:沖縄県那覇市)で開催いたしました。
東京予選では2022年のUCI Cycling esports世界選手権 日本代表でもある高杉智彰選手(イナーメ信濃山形所属)が2位の選手に3分以上の大差をつけて圧勝し、本大会への出場権を獲得した。
※沖縄予選の1位通過者、田邉選手は都合により欠場

本大会で高杉選手を迎え撃つのは、ともに3大会連続出場とeSports BATTLE in OKINAWAの歴史を彩ってきたロードレース界の第一人者たち。2017年の全日本選手権王者、畑中勇介選手(キナンレーシングチーム)と2019年の全日本選手権王者でeSports BATTLE in OKINAWAでは過去2大会連続優勝を収め、今大会では3連覇を狙う入部正太朗選手(シマノレーシング)。

会場に詰めかけた多くのギャラリーからの熱い声援を受けレースはスタート。序盤は互いに牽制し合いながらも膠着状態が続き、8km過ぎまでは壮絶なデッドヒートが繰り広げられた。

最初に勝負を仕掛けたのは“最強の挑戦者”高杉選手だった。残り350m付近からの上り坂を一気に抜け出し、一時は他の選手たちを最大約15m引き離した。しかし畑中選手、入部選手も圧倒的なパワーでプロの意地を見せつけ、残り120m付近で高杉選手を一気に抜き去る。
最後は壮絶なデッドヒートを繰り広げ、わずか1.1秒差で入部選手の3連覇を阻んだ畑中選手が3回目の挑戦にして初優勝を果たした。

(3回目の出場で)やっと勝ちましたね。第1回大会から参加させていただいていて、勝てていなくて1月は毎年、沖縄で合宿をしているのですが、大事なイベントなので勝ちたかった。ライバルは申し分ない2人だったので、その2人に勝てたのが何よりうれしいです」


・使用アプリケーション:Wahoo RGT(https://www.rgtcycling.com/)
・使用コース:DE RONDE(ベルギー、距離:8.88 KM、獲得標高:168 M)
・使用機材:自転車は各選手個人の機材を使用
<以下、ニュースリリースより>
畑中勇介選手(キナンレーシングチーム)が3回目の出場にして初優勝!
1月28日(土)沖縄県那覇市の松山ファーストホールにてeSports BATTLE in OKINAWA 2023が開催され、バーチャルサイクリング部門では畑中勇介選手(キナンレーシングチーム)が3回目の出場で初優勝を果たした。


初の予選大会を開催し、”最強の挑戦者”が予選を突破
3回目の開催となった今大会では、本大会の出場権を争う初の予選大会を、1/7(土)に東京(半蔵門ランナーズサテライト JOGLIS:東京都千代田区)で、1月21日(土)に沖縄(那覇空港国際線ターミナル YUINICHI広場:沖縄県那覇市)で開催いたしました。
東京予選では2022年のUCI Cycling esports世界選手権 日本代表でもある高杉智彰選手(イナーメ信濃山形所属)が2位の選手に3分以上の大差をつけて圧勝し、本大会への出場権を獲得した。
※沖縄予選の1位通過者、田邉選手は都合により欠場

本大会で高杉選手を迎え撃つのは、ともに3大会連続出場とeSports BATTLE in OKINAWAの歴史を彩ってきたロードレース界の第一人者たち。2017年の全日本選手権王者、畑中勇介選手(キナンレーシングチーム)と2019年の全日本選手権王者でeSports BATTLE in OKINAWAでは過去2大会連続優勝を収め、今大会では3連覇を狙う入部正太朗選手(シマノレーシング)。

大会レポート
会場に詰めかけた多くのギャラリーからの熱い声援を受けレースはスタート。序盤は互いに牽制し合いながらも膠着状態が続き、8km過ぎまでは壮絶なデッドヒートが繰り広げられた。

最初に勝負を仕掛けたのは“最強の挑戦者”高杉選手だった。残り350m付近からの上り坂を一気に抜け出し、一時は他の選手たちを最大約15m引き離した。しかし畑中選手、入部選手も圧倒的なパワーでプロの意地を見せつけ、残り120m付近で高杉選手を一気に抜き去る。
最後は壮絶なデッドヒートを繰り広げ、わずか1.1秒差で入部選手の3連覇を阻んだ畑中選手が3回目の挑戦にして初優勝を果たした。

畑中勇介選手コメント
(3回目の出場で)やっと勝ちましたね。第1回大会から参加させていただいていて、勝てていなくて1月は毎年、沖縄で合宿をしているのですが、大事なイベントなので勝ちたかった。ライバルは申し分ない2人だったので、その2人に勝てたのが何よりうれしいです」

eSports BATTLE in OKINAWA 2023 バーチャルサイクリング部門 スペシャルマッチ リザルト

・使用アプリケーション:Wahoo RGT(https://www.rgtcycling.com/)
・使用コース:DE RONDE(ベルギー、距離:8.88 KM、獲得標高:168 M)
・使用機材:自転車は各選手個人の機材を使用
【eSports BATTLE in OKINAWA 2023について】
コロナ禍における新たな観光の実証実験として観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」における実施事業として、2021年に第1回大会を開催。第2回大会となった今年は観光庁が公募した既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業として実施し、一部賞金付き大会とし開催。 モータースポーツ、自転車、格闘の3部門で開催し多くの方にご来場、ご参加いただきました。
3年目となる2023年も前年開催時の継続予算にて第3回大会として開催。1月28日(土)、29日(日)に那覇市で開催。
【大会情報】
最新情報は大会公式HP・Twitterにて!
公式HP:https://www.esb-okinawa.com/
公式Twitter:https://twitter.com/esb_okinawa
コロナ禍における新たな観光の実証実験として観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」における実施事業として、2021年に第1回大会を開催。第2回大会となった今年は観光庁が公募した既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業として実施し、一部賞金付き大会とし開催。 モータースポーツ、自転車、格闘の3部門で開催し多くの方にご来場、ご参加いただきました。
3年目となる2023年も前年開催時の継続予算にて第3回大会として開催。1月28日(土)、29日(日)に那覇市で開催。
【大会情報】
最新情報は大会公式HP・Twitterにて!
公式HP:https://www.esb-okinawa.com/
公式Twitter:https://twitter.com/esb_okinawa
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緊張ですごくテンパったりしていたんですが、今回の大会で次に向けての課題を見つけられてよかったです。reia7sh:ちょっと危ないところもあったけど、後半になるにつれて、落ち着いていつも通りにプレーができ、優勝することができました。JackReacher:STAGE:0に懸ける思いは段違いだったので、すごく緊張しましたが、この大舞台で優勝できて良かったです。インスモークサンジ:優勝できてめちゃくちゃうれしいです。練習が報われました。sunday:今年はリザーバーとして試合に出場することはなかったんですが、みんなが2連覇を勝ち取ってくれてうれしいです。ursus:もう率直に、超うれしいです。——この万博内で実際にプレーしてみて、なにか感じたことはありますでしょうか?イクラはいくら:会場がすごくデカくて、より勝とうという思いがありました。JackReacher:この先、生きているうちにこの大阪という地で万博が開催されるかどうかは分からないので、そこに足を踏み入れることができてとてもうれしいです。——今大会では、大阪府からのeスポーツに対する支援があったかと思います。環境面など、この支援について感想をお聞かせください。イクラはいくら:当日の車での送迎だったり、できるだけ体力を使わないようにしてくださったので、体感でいつも通りのパフォーマンスが出せるようになったかなと思います。JackReacher:日本ではまだeスポーツが浸透しているとは言えない中で、大阪府がこのような支援をしてくれてとてもうれしかったです。インスモークサンジ:全体的な支援は物すごく厚かったので、選手目線ですごく助かりました。——このSTAGE:0という晴れ舞台、そして今回の勝利が、皆さんにとってどういったものだったか教えてください。reia7sh:STAGE:0は、同い年とか、自分と歳の近い人が出場できる数少ない大会だと思います。ここまでチームで勝てて良かったと思います。JackReacher:高校生活の中で3回しかなく、1年1年が貴重なので、やっぱり練習をすればするほどうまくなって勝つ確率も上がることが実感できました。sunday:このSTAGE:0は、高校生にとっても一種の青春でもあるし、新しい選手の芽を見つけることができる場所でもあるので、もっとこういった大きな舞台がたくさん開催されてほしいですね。勝利については——正直、1年生から3年生の間で3連覇したかったけど、今回は去年のメンバーとともに2連覇を達成することができてうれしいです。ursus:STAGE:0のために、このメンバーで集まって毎日練習してきて、めっちゃ頑張ってきたので、今日はちゃんと勝ちきれてすごくうれしいです。▲優勝トロフィーを掲げる「大阪に行くために」のメンバーたち ——普段の練習というのは、どういうことをされているのでしょうか?reia7sh:スクリム(練習試合)の相手を外部で募集できるサイトがあるんですけど、そこでよくプロチームなどとスクリムをしています。——決勝戦では3センチネルという尖った構成を使用していましたが、これはどういった意図だったのでしょうか?インスモークサンジ:ほとんどのチームがやらない構成なので対策されづらいし、その上セットアップも多くて刺さりやすいという感じだったので、強かったですね。——後半、少し相手に追いつかれる展開もありました。その中で最後勝ちきれた要因とは何でしょうか?ursus:タイムアウト中にコーチが「絶対勝てるよ」と声を掛けてくれて、だいぶ緊張がやわらぎました。▲焦る選手たちを落ち着けるかの如く、コーチによりタイムアウトが発動。選手たちは明確に、このタイムアウトが勝利の要因だと答えた ——チームメイトやコーチ、ご家族などに感謝を伝えたいと思う方がいれば、少し教えていただきたいと思います。JackReacher:お母さんに感謝したいと思います。お母さん……eスポーツは嫌いなんですけど(一同笑い)JackReacher:ゲームそのものが嫌いなんですけど、それでも自分がプロゲーマーになりたいと言うと、それを信じていろいろな支援をしてくれて、ここまで来れたということがすごくうれしいです。サプライズゲスト登場!ステージに現れたのは、まさかの吉村大阪府知事 この日の夕方、『League of Legends』部門の決勝戦が行われる直前のこと、突如としてステージに登壇したのは、この大阪・関西万博開催の立役者である吉村洋文大阪府知事であった。▲報道陣も直前に知らされた知事の登壇。ステージから降りた後、このあと実施される『LoL』部門の決勝戦を観戦していた アンガールズ田中:大阪府は結構eスポーツにも力を入れていると聞いたんですけども。吉村知事:「eスポーツといえば、大阪」と……呼ばれてませんが! そうなれるくらい力を入れたいと思って、今進めています。アンガールズ田中:(STAGE:0は)ずっと東京で開催していたんですけども、万博でやるということで、こちらでやらせていただいて。凄い盛り上がってるんですよ、朝から。吉村知事:ほんまですか?アンガールズ田中:いやいやいや、めちゃめちゃ朝から何回も鳥肌が! 大阪で言うと「さぶいぼ出てもうて~」吉村知事:さぶいぼね(笑)▲「このSTAGE:0が、できればまた大阪でやってもらえたら……」と、知事自ら誘致活動。試合に出場する高校生たちにエールを送りつつ、大阪府全体でeスポーツを盛り上げていくことを宣言した(https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=g56ISY_Wew0tIkCQ&t=31209) ——— 今回のイベントで興味深かったのは、明らかに観客層が通常のeスポーツイベントとは異なっていた点だ。もちろん観客の中には、ゲームのルールを理解している人も多少いたが、その他大勢はeスポーツの試合を見ることすら初めてだという人も多かった。老若男女、本当に幅広い人々が観戦をしていた。だからこそ、競技シーンならば当たり前の「どちらかのチームを応援する」という現象が、今回はあまりなかった。むしろ「どちらも頑張れ」という、温かい声援と拍手が印象的だった。一昔前の価値観からすると考えられないというか、先人たちの努力もあってここまで社会に受け入れられてきたのだと、特に肌で感じた大会であった。今後、日本の競技シーンやその芽となる学生たちにとって、よりいっそう活躍の舞台が広がっていくことを期待したいと思う。なお関西に住む筆者としては、多くのゲーム系イベントが東京で開催される中、このようなイベントを大阪で開催してくれるのは非常に喜ばしい。「eスポーツといえば大阪」と言われるようになるまで、ぜひこの万博をてこにして頑張っていただきたい。■関連リンクSTAGE:0(ステージゼロ)|全国高校対抗eスポーツ大会 公式サイト:https://stage0.jpSTAGE:0(ステージゼロ) 公式X:https://x.com/stage0_jp配信アーカイブ:https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=T9SHUhK4YB-e8lHq撮影:まいる編集:いのかわゆう【まいるプロフィール】関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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