ゲーミングノートPCの用途を考えたとき、持ち運び専用のためにハイスペックなものを購入するのにためらったことはないだろうか。ほぼ家にいないような特殊な場合でもない限り、ほとんどの人がPCを使うのは自宅か職場だろう。ちょっと外に出た短い時間のためだけに、自宅とは別の環境をゲーミングノートPCとして構築するのは、少々コスパが悪い。であれば、拠点となる自宅でもゲーミングノートPCを使ってしまえば良いのでは?という考えが浮かぶ。
そんな拠点型ゲーミングノートPCを求めているのであれば、MSIから発売されているゲーミングノートPC「Vector GP77 13V」シリーズはぴったりな一台となる。
「Vector GP77 13V」シリーズは、とにかく高水準なスペックを持っていることが最大の特徴だ。ノート型とは思えない高速な動作を実現している。ゲーミングデバイスメーカー「SteelSeries」との共同開発によるキーボードを搭載し、ディスプレイには240Hzの駆動のWQHD(2,560×1,440)ディスプレイを採用。この時点で最強スペックであることがわかると思う。
それだけでなく、最大3つの外部ディスプレイ出力へ対応や、豊富なインターフェースによってそれらを自宅でも手軽に楽しめることが特徴的だ。実際に10日間ほど使い倒したインプレッションをお届けしよう。
「Vector GP77 13V」(本レビュー機はVector‐GP77‐13VG-1024JP)基本スペック
OS:Windows 11 Home
ディスプレイ:17.3インチ、WQHD(2,560×1,440)、ノングレア、240Hz
CPU:インテル® Core™ i7-13700H 14コア(6P+8E)20スレッド / 最大5.0GHz
GPU:NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 Laptop GPU 8GB GDDR6
メモリ:32GB(16GB ×2)DDR5
メモリ空きスロット:なし(2スロット合計最大64GB)(MSI公認サポート店でのみ増設可能)
SSD:2TB(M.2 NVMe)
有線LAN:2.5Gbps
無線LAN:Wi-Fi 6E(11ax)、Bluetooth 5.3
キーボード:SteelSeries Per-Key RGB 日本語キーボード
スピーカー:ステレオ2スピーカー
Webカメラ:92万画素(マイク内蔵)
I/Oポート:USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)×1 (Thunderbolt非対応)
USB3.2 Gen1 Type-A ×3
Mini DisplayPort ×1
HDMI ×1
オーディオコンボジャック ×1
本体カラー:コアブラック
バッテリー:リチウムイオン、65Whr、4セル
バッテリー駆動時間:最大7時間(JEITA 2.0)
本体サイズ(WxDxH/mm):397×284×25.9mm
本体重量:2.8kg
ゲーマー向けにチューンされた外観と装備をチェック
まずは外観を見ていこう。ゲーミグノートPCらしいフォルムが印象的な「Vector GP77 13V」シリーズは、17.3インチということでノートPCとしてはかなり大きい部類のサイズだ。といっても薄さは25.9mmと、その大きさを感じさせない。ベゼル部分も細くなっているので、17.3インチと考えるとコンパクトな装いである。
最大までディスプレイを開いた状態は以下のようなイメージだ。ヒンジ部分は装飾が施され、ゲーミング感を主張している。全体的に角張ったイメージを与え、それぞれの角はさらに角を持った加工になっている。
▲本体の右側面は、USB3.2 Gen1 Type-Aが2つ搭載されている
▲左側面はUSB3.2 Gen1 Type-Aと映像出力とUSB PDに対応したUSB3.2 Gen2 Type-C、イヤホンジャックが搭載されている
▲そして背面には有線2.5Gbps対応有線LAN、HDMI、電源ポートだ。常に接続して使うことの多いこの3つが背面にあるのも嬉しい
WQHD(2,560×1,440)の17.3インチディスプレイは、なんと240Hzのリフレッシュ・レートでの駆動に対応している。簡単に述べると1秒間に書き換わる画像の枚数が240枚ということで、一般的なディスプレイは60Hzであり、ゲーミングモニターでも144Hzのものが多い。
そんななかで240Hzというのは、プロゲーマーが世界大会で使用しているレベルの駆動速度だ。実際にゲームを遊んでみるとそのなめらかさに驚く。筆者は普段144Hzのモニターを使用しているが、240Hzでしばらく遊んでから144Hzに戻るとその差を感じることができた。勝利へ直結する部分なので、妥協したくないユーザーにはもってこいだろう。
また、キーボードには古くからゲーマーを支えてきたSteelSeriesとコラボレーションしたキーボードが採用されている。一般的なノートPCに比べてしっかりとした押し心地になっている。フルサイズキーボードでテンキーもついているので、データ入力時なども便利だ。ゲーミングらしくRGB LEDが搭載されているので、暗い場所でもキートップは見やすい。
SteelSeriesのデバイス制御ソフト「SteelSeries GG」もプリインストールされていて、マクロ設定やキーの入れ替えや無効化、光り方などを自由にカスタムすることが可能だ。
最強性能を持つCPU&GPU
そして、「Vector GP77 13V」(本レビュー機はVector‐GP77‐13VG-1024JP)の最大の魅力はそのスペックにある。CPUにはインテル® Core™ i7-13700Hを、GPUにはNVIDIA® GeForce RTX™ 4070 Laptopを採用している。どちらも最新シリーズのパーツであり、これ以上何を求めるのかと思うほど高水準だ。
CINEBENCH R23を実行してみると、ぐんぐんと表示される速度に感動する。ノートPC向けのCPUはどうしても性能が劣ってしまう傾向にあるが、11世代のデスクトップ向けCPUよりも遙かに高性能であることがわかるだろう。
実際の用途ではその性能に不満を持つことはほとんどないように感じる。PhotoshopやPremiere proなどAdobeソフトもスムーズに起動することができるほか、多くのソフトを起動してももたつきなどは感じられなかった。
やはり気になるのはゲーム性能だ。ユービーアイソフトのオープンワールド作品『ファークライ6』のゲーム内ベンチマークを実行してみると、画質プリセットを最高にしても60 FPSを軽々と上回る結果となった。なお、これは解像度をWQHDにしているので、フルHDに落とすなど工夫することでより良い結果を出すことができるだろう。
また、オンラインアクションRPGとして期待されている『BLUE PROTOCOL』のベンチマークを実行した結果は以下の通りだ。これだけの性能があれば、大抵の3Dゲームであれば快適に遊ぶことができると言えるだろう。
なお、「Vector GP77 13V」シリーズの持つ240Hzを活かすなら、競技性の高いシュータージャンルがおすすめだ。『レインボーシックス シージ』のゲーム内ベンチマークを実行すると、平均FPSは脅威の403という数字を叩き出した。画質を最高にしてもこの結果だ。
実際にはこのようなタイトルは敵を視認しやすくするために画質や解像度を落とすことが多いので、どれだけ処理が重いと思われる場面でも240Hzを下回ることはないだろう。
またGPUのTurbo Boost有効時でもCPUの消費電力を落とさずフルパワー動作を実現する「MSI OverBoost」を搭載することで、ノート型ながら極力その性能を落とさないようなシステムになっている。
「MSI Center」を使うことで、用途に合わせたセッティングを組むことができる。持ち出し時と自宅時での使い分けも簡単に行えるだろう。
ファンもしっかりコントロール
ゲーミングノートPCで気になるのは、やはりファンの音だ。シェア型と独立型ヒートパイプと2基の冷却ファンによって構成された「Cooler Boost 5」を搭載している。ヒートパイプは5本であり、排気スリットは4つ設けられている。
『ファークライ6』ベンチマークを実行しているときなど高負荷時はファンがうなりを上げるものの、そこまで大きな音ではなく、本体も大きな熱を持つことはなかった。また、負荷が弱まればすぐにファンの回転数が落ちるようにしっかりコントロールされているので、安心感がある。
ここまで述べてきた通り、「Vector GP77 13V」シリーズ は最新の13世代インテルCPUとRTX40シリーズの組み合わせによって、高速な動作と美しいグラフィック性能を実現していることが何よりの特徴であり見所だ。また、240Hzという驚異的なリフレッシュ・レートにより、競技的なタイトルを快適にプレイすることができる。さまざまなタイトルを楽しみたいユーザーにフィットする一台と言えるだろう。
また、最大で3枚の外部ディスプレイに対応している。これにより、自宅では据え置きモニターに接続して、デスクトップPCのように腰を据えてマルチディスプレイ環境を実現することもできる。DP出力対応のUSB TYPE-Cにも対応しているので取り回しも良く、まさに持ち運べる拠点だ。
Vector GP77 13V 製品ページ
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