【大会レポート】『シャドウバース』の大会「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 23-24」1st Season2Pick部門で、さに選手が優勝!さらに、ローテーション部門ではユーリ選手が優勝!
提供元: eSports World
<以下、ニュースリリースより>
2Pick優勝はさに選手、ローテーション優勝はユーリ選手に!
今大会は、Seasonごとに8チームからローテーションと2Pickの代表選手が出場し、予選と本戦を実施してそれぞれSeasonチャンピオンを決定します。各試合での勝利数や順位に応じてチームポイントが付与され、全5回のSeasonの累計ポイントでチームランキングが決定。PLAYOFF、そしてPRO TOUR CHAMPIONSHIPを通じて年間王者が決まります。
1st Season本戦は前年度から調整が行われた新しいトーナメント形式にて実施。2PickはBO3、ローテーションはBO5のフォーマットで実施されました。
優勝が決まるDay2は、実況にソーさん・須田泰生さん、解説にくすきさん・ふぇぐ選手(よしもとゲーミング)・Tabata選手(NORTHEPTION)を迎えて行われ、2Pickではさに選手(名古屋OJA ベビースター)、ローテーションではユーリ選手(DetonatioN FocusMe)が優勝しました。
優勝後のインタビューでは、さに選手は「応援し続けてくれたファンの皆様に感謝がやみません」と、ユーリ選手は「チームとしてなかなかできなかったシーズン優勝ができてうれしい」と語りました。
1st Season終了時点での順位は、レバンガ☆SAPPOROとAXIZが同点で1位に。一方、RSPT3連覇中の福岡ソフトバンクホークス ゲーミングが最下位となり、「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 23-24」は波乱の幕開けとなりました。
本大会の模様はAbema TV・YouTubeのアーカイブ配信で視聴できます。
配信URL
▼Day1
【YouTube】https://www.youtube.com/watch?v=Qed24ap4Afg
【ABEMA】https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/F5QtzkXdfXN9Nw
▼Day2
【YouTube】https://www.youtube.com/watch?v=-RdpbVgxQN8
【ABEMA】https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/ARFyinJCmhTTcT
1st Season本戦Day2の様子
【ローテーション ROUND3 MATCH1】rikka選手(レバンガ☆SAPPORO) vs ユーリ選手(DetonatioN FocusMe)
RSPT23-24の新選手でありながら、本戦ROUND3まで勝ち上がったrikka選手。しかしその新星の勢いを止めたのはユーリ選手でした。第3バトルこそrikka選手に勝ちを譲ったものの、ユーリ選手は安定感のある戦いでBO5を制しFINAL進出を決めました。
前日からの試合続きで「疲れているけど、パフォーマンスに影響はない」と落ち着いた様子のユーリ選手。「この調子で決勝も勝てるように心と体を整えておきたい」と語りました。
【ローテーション ROUND3 MATCH2】あぐのむ選手(横浜F・マリノス) vs Era53選手(レバンガ☆SAPPORO)
今シーズンからレバンガ☆SAPPOROの新リーダーとなったEra53選手。ローテーションのROUND3 MATCH2では、BO5をストレートで勝利、強さを見せました。
試合後のEra53選手は「予選を1位で抜けて有利な状況だったのに本戦初戦のVSユーリ選手に続き、あぐのむ戦で負けるのは悔しいと思っていたので、勝ってよかった」と胸をなでおろした様子。さらにROUND4を同じチームのrikka選手と戦うことになり、ひとまずレバンガ☆SAPPORO選手のFINAL進出が決まったことについて「レバンガのチーム全体にいい波が来ている。このまま優勝を目指して頑張りたい」とチームリーダーらしいコメントを残しました。
【2Pick ROUND3 MATCH 2】Rob選手(AXIZ) vs Forest選手(NORTHEPTION)
前日の両者の試合ではForest選手が勝利しましたが、Day2ではRob選手がリベンジを果たしました。
1-1で迎えた第3バトルはどちらが勝ってもおかしくない接戦を繰り広げながら、Rob選手が勝ちぬきFINAL進出を決めます。
前日から長い試合が続き「疲れが溜まりに溜まっています」というRob選手。しかしFINALに向けての意気込みを問われると「個人としては前シーズンからの2連覇がかかっているし、チームとしても本戦唯一の生き残りなので勝ちたい」と語り、「観てくださるみんなが熱くなれるような、2Pickを好きになってくれるような試合を届けたい」と熱い思いも吐露しました。
【ローテーション ROUND4】rikka選手(レバンガ☆SAPPORO) vs Era53選手(レバンガ☆SAPPORO)
同じチームの選手同士の戦いのため、試合の勝敗に関わらず次のラウンドに進む選手をチームが選べるという状況で行われたROUND4。ハイレベルな戦いが繰り広げられる中、rikka選手が3-1で勝利をおさめました。
勝利したrikka選手は「試合前にお互い楽しんでいこうと話していたし、普段の調整試合の延長くらいの感じでリラックスしてプレイできた」と試合を振り返ります。さらにプロ初参戦での快進撃について話を振られると「ここまで来られて自分でも意外。まだ実感できていない」と心中を明かしました。
【2Pick FINAL】さに選手(名古屋OJA ベビースター) vs Rob選手(AXIZ)

実力者同士の組み合わせとなった2Pick FINAL。1-1で迎えた第3バトルは、手札に恵まれたさに選手がその勢いのまま万全の試合運びで勝利し、今シーズン最初の王者となりました。試合終了後、さに選手は「頂点に立てるのはうれしいものだけど、もらった勝ちを手放さなかったような試合だった」と戦いを振り返り、本戦までに練習相手になってくれたプレイヤーやチームメンバーへの感謝を語りました。
【ローテーション FINAL】ユーリ選手(DetonatioN FocusMe) vs rikka選手(レバンガ☆SAPPORO)

ROUND4で同チーム対決を行ったレバンガ☆SAPPOROからはrikka選手がFINALに出場しました。
皮肉にもDay2、2度目の戦いとなった両者のFINALでしたが、この試合もユーリ選手が威厳を示す形で3-0のストレートで勝利。
優勝を決めました。
勝利後のインタビューによると「デッキの持ち込み的にrikka選手が来るだろうと思っていた」と予想していたユーリ選手。それでも自身のデッキで勝てると確信していたことが語られ、強い自信を見せつけました。
表彰式
表彰式では王者ふたりへのインタビューが行われました。強さの秘訣を聞かれたさに選手は「(仮に)強くてもこんなに勝てないとは思うので、運がよかったのでは」と笑いつつ「一般的に上位扱いされるクラスを卒なく使いこなせるよう、練習してきた成果はあった」と自身の準備を振り返りました。
ユーリ選手は、今大会の調整について「うち(DetonatioN FocusMe)にいるミルさんとSpiciesさんが付き合ってくれたので不自由しなかった」とチームメンバーの名前をあげて感謝。そして2nd Seasonに向けて「去年はチームとしては振るわなかったけど、今年はいいスタートが切れたのでどんどん勝っていきたい」とコメントしました。
■1th Season終了時点のチームポイントランキング

■スケジュール ※予定は変更になる場合があります。
・2nd Season :7月頃
・3rd Season :9月頃
・4thSeason :10月頃
・5thSeason :12月頃
・PLAYOFF:1月頃
・PRO TOUR CHAMPIONSHIP - PTCS -:2月頃
「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR」とは
「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR」は、株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日、株式会社Cygamesが合同で開催する国内最大級のeスポーツ大会「RAGE」のプロツアーです。デジタルカードゲーム『Shadowverse』のプロプレイヤーたちが、日本最高峰の戦いを繰り広げます。「AXIZ」、「DetonatioN FocusMe」、「名古屋OJA ベビースター」、「NORTHEPTION」、「福岡ソフトバンクホークスゲーミング」、「横浜F・マリノス」、「よしもとゲーミング」、「レバンガ☆SAPPORO」の8チームが戦います。
公式Twitter:https://twitter.com/ShadowverseRAGE
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緊張ですごくテンパったりしていたんですが、今回の大会で次に向けての課題を見つけられてよかったです。reia7sh:ちょっと危ないところもあったけど、後半になるにつれて、落ち着いていつも通りにプレーができ、優勝することができました。JackReacher:STAGE:0に懸ける思いは段違いだったので、すごく緊張しましたが、この大舞台で優勝できて良かったです。インスモークサンジ:優勝できてめちゃくちゃうれしいです。練習が報われました。sunday:今年はリザーバーとして試合に出場することはなかったんですが、みんなが2連覇を勝ち取ってくれてうれしいです。ursus:もう率直に、超うれしいです。——この万博内で実際にプレーしてみて、なにか感じたことはありますでしょうか?イクラはいくら:会場がすごくデカくて、より勝とうという思いがありました。JackReacher:この先、生きているうちにこの大阪という地で万博が開催されるかどうかは分からないので、そこに足を踏み入れることができてとてもうれしいです。——今大会では、大阪府からのeスポーツに対する支援があったかと思います。環境面など、この支援について感想をお聞かせください。イクラはいくら:当日の車での送迎だったり、できるだけ体力を使わないようにしてくださったので、体感でいつも通りのパフォーマンスが出せるようになったかなと思います。JackReacher:日本ではまだeスポーツが浸透しているとは言えない中で、大阪府がこのような支援をしてくれてとてもうれしかったです。インスモークサンジ:全体的な支援は物すごく厚かったので、選手目線ですごく助かりました。——このSTAGE:0という晴れ舞台、そして今回の勝利が、皆さんにとってどういったものだったか教えてください。reia7sh:STAGE:0は、同い年とか、自分と歳の近い人が出場できる数少ない大会だと思います。ここまでチームで勝てて良かったと思います。JackReacher:高校生活の中で3回しかなく、1年1年が貴重なので、やっぱり練習をすればするほどうまくなって勝つ確率も上がることが実感できました。sunday:このSTAGE:0は、高校生にとっても一種の青春でもあるし、新しい選手の芽を見つけることができる場所でもあるので、もっとこういった大きな舞台がたくさん開催されてほしいですね。勝利については——正直、1年生から3年生の間で3連覇したかったけど、今回は去年のメンバーとともに2連覇を達成することができてうれしいです。ursus:STAGE:0のために、このメンバーで集まって毎日練習してきて、めっちゃ頑張ってきたので、今日はちゃんと勝ちきれてすごくうれしいです。▲優勝トロフィーを掲げる「大阪に行くために」のメンバーたち ——普段の練習というのは、どういうことをされているのでしょうか?reia7sh:スクリム(練習試合)の相手を外部で募集できるサイトがあるんですけど、そこでよくプロチームなどとスクリムをしています。——決勝戦では3センチネルという尖った構成を使用していましたが、これはどういった意図だったのでしょうか?インスモークサンジ:ほとんどのチームがやらない構成なので対策されづらいし、その上セットアップも多くて刺さりやすいという感じだったので、強かったですね。——後半、少し相手に追いつかれる展開もありました。その中で最後勝ちきれた要因とは何でしょうか?ursus:タイムアウト中にコーチが「絶対勝てるよ」と声を掛けてくれて、だいぶ緊張がやわらぎました。▲焦る選手たちを落ち着けるかの如く、コーチによりタイムアウトが発動。選手たちは明確に、このタイムアウトが勝利の要因だと答えた ——チームメイトやコーチ、ご家族などに感謝を伝えたいと思う方がいれば、少し教えていただきたいと思います。JackReacher:お母さんに感謝したいと思います。お母さん……eスポーツは嫌いなんですけど(一同笑い)JackReacher:ゲームそのものが嫌いなんですけど、それでも自分がプロゲーマーになりたいと言うと、それを信じていろいろな支援をしてくれて、ここまで来れたということがすごくうれしいです。サプライズゲスト登場!ステージに現れたのは、まさかの吉村大阪府知事 この日の夕方、『League of Legends』部門の決勝戦が行われる直前のこと、突如としてステージに登壇したのは、この大阪・関西万博開催の立役者である吉村洋文大阪府知事であった。▲報道陣も直前に知らされた知事の登壇。ステージから降りた後、このあと実施される『LoL』部門の決勝戦を観戦していた アンガールズ田中:大阪府は結構eスポーツにも力を入れていると聞いたんですけども。吉村知事:「eスポーツといえば、大阪」と……呼ばれてませんが! そうなれるくらい力を入れたいと思って、今進めています。アンガールズ田中:(STAGE:0は)ずっと東京で開催していたんですけども、万博でやるということで、こちらでやらせていただいて。凄い盛り上がってるんですよ、朝から。吉村知事:ほんまですか?アンガールズ田中:いやいやいや、めちゃめちゃ朝から何回も鳥肌が! 大阪で言うと「さぶいぼ出てもうて~」吉村知事:さぶいぼね(笑)▲「このSTAGE:0が、できればまた大阪でやってもらえたら……」と、知事自ら誘致活動。試合に出場する高校生たちにエールを送りつつ、大阪府全体でeスポーツを盛り上げていくことを宣言した(https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=g56ISY_Wew0tIkCQ&t=31209) ——— 今回のイベントで興味深かったのは、明らかに観客層が通常のeスポーツイベントとは異なっていた点だ。もちろん観客の中には、ゲームのルールを理解している人も多少いたが、その他大勢はeスポーツの試合を見ることすら初めてだという人も多かった。老若男女、本当に幅広い人々が観戦をしていた。だからこそ、競技シーンならば当たり前の「どちらかのチームを応援する」という現象が、今回はあまりなかった。むしろ「どちらも頑張れ」という、温かい声援と拍手が印象的だった。一昔前の価値観からすると考えられないというか、先人たちの努力もあってここまで社会に受け入れられてきたのだと、特に肌で感じた大会であった。今後、日本の競技シーンやその芽となる学生たちにとって、よりいっそう活躍の舞台が広がっていくことを期待したいと思う。なお関西に住む筆者としては、多くのゲーム系イベントが東京で開催される中、このようなイベントを大阪で開催してくれるのは非常に喜ばしい。「eスポーツといえば大阪」と言われるようになるまで、ぜひこの万博をてこにして頑張っていただきたい。■関連リンクSTAGE:0(ステージゼロ)|全国高校対抗eスポーツ大会 公式サイト:https://stage0.jpSTAGE:0(ステージゼロ) 公式X:https://x.com/stage0_jp配信アーカイブ:https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=T9SHUhK4YB-e8lHq撮影:まいる編集:いのかわゆう【まいるプロフィール】関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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