【大会レポート】『シャドウバース』のeスポーツ大会「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 23-24」3rd Seasonの2Pickはkeisuke3選手、ローテーションはだーよね選手!よしもとゲーミングがダブル優勝!
提供元: eSports World
<以下、ニュースリリースより>
よしもとゲーミングがダブル優勝
株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日が運営する国内最大級のeスポーツエンターテインメント「RAGE(レイジ)」は、対戦型オンラインTCG『Shadowverse』の大会「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 23-24」3rd Season本戦が2023年9月16日(土)、9月17日(日)に開催しました。
昨シーズンの「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR」からルールが変更された今大会は、全5回の各Seasonごとに8チームからローテーションと2Pickの代表選手が出場し、予選と本戦を実施してそれぞれSeason CHAMPIONを決定します。
そして試合での勝利数や順位に応じてチームポイントが付与され、すべてのSeasonの累計ポイントによる順位でPLAYOFF進出チームが決定。さらに、PLAYOFFの勝者と年間順位1位によるPRO TOUR CHAMPIONSHIPを通じて年間王者が決まります。
3rd Season本戦は前年度から調整が行われた新しいトーナメント形式にて実施。2Pick はBO3 、ローテーションはBO5 のフォーマットで実施されました。優勝が決まるDay2 は実況に友田一貴さん、ソーさん、解説に海老原悠さん、まるさん、くすきさんを迎えて行われ、2Pickではkeisuke3選手(よしもとゲーミング)、ローテーションではだーよね選手(よしもとゲーミング)が優勝しました。
本戦後に3rd Season終了時点でのチーム順位が発表され、2Pick、ローテーション共に優勝したよしもとゲーミングが5位まで躍進。4thSeason以降PLAYOFF出場権を得るためのチーム争いに注目が高まります。
本大会の模様はAbema TV・YouTubeのアーカイブ配信で視聴できます。
配信URL
▼Day1
【YouTube】https://www.youtube.com/watch?v=SqKqiOlbC3w
【ABEMA】https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/CVX6fr7krV4MCT
▼Day2
【YouTube】https://www.youtube.com/watch?v=RwB7B0VJWNk
【ABEMA】https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/CVX6frBk2RD7Zh
Day2の様子
【ローテーション ROUND3 MATCH1】だーよね選手(よしもとゲーミング) vs Era53選手(レバンガ☆SAPPORO)
予選を1位で通過し、Day1もストレートで抜けた好調のだーよね選手でしたが、その快進撃をレバンガ☆SAPPOROのリーダーEra53選手が3-2のフルセットで勝利し止めました。
試合後、Era53選手は「今まで本戦に出てもFINALに行けてなかったのでうれしいです」と笑顔を見せます。FINALについてコメントを求められると「(同じチームの)rikkaと内戦してワンツーフィニッシュしたい。rikka、ここまで来てください」とチームメイトに呼びかけました。
【ローテーション ROUND3 MATCH2】rikka選手(レバンガ☆SAPPORO) vs 水煮選手(横浜F・マリノス)
ルーキーながら今シーズン活躍を続けるrikka選手と、横浜F・マリノスを引っ張る水煮選手の戦いも接戦となりました。0-2と水煮選手に追い込まれたrikka選手でしたが、そこから怒涛の3連勝逆転勝利。ROUND4に駒を進めます。
試合に勝利した直後も「興奮してます」と語りながらも冷静な表情を崩さないrikka選手。それでも彼は「レバンガ☆SAPPOROが調子がよくて、次に勝てば夢のFINALでの内戦ができるので(次も)勝ちたい」と静かに闘志を燃やしました。
【2Pick ROUND3 MATCH 2】keisuke3選手(よしもとゲーミング) vs Forest選手(NORTHEPTION)
これまで何度も競技シーンで戦ってきたkeisuke3選手とForest選手。FINAL進出をかけたROUND3 MATCH 2の戦いに勝利したのは、2Pick界屈指の注目プレイヤーForest選手との戦いを強く意識していたというkeisuke3選手でした。
2-1のフルセットマッチ、しかも長期戦を勝ち上がってきたkeisuke3選手は「ただただ疲れました」とコメントし、キャスター陣の笑いを誘います。FINALについて問われると「僕は本戦に出場した試合はすべて優勝しているので、その流れに乗りたい」と意気込みを語りました。
【ローテーション ROUND4】だーよね選手(よしもとゲーミング) vs rikka選手(レバンガ☆SAPPORO)
Day1での同じマッチアップではだーよね選手が勝利。rikka選手にとってはリベンジマッチでもある戦いでしたが、この試合もだーよね選手が3-2で勝利し、レバンガ☆SAPPOROによるFINALでの同チーム対決を阻みました。
接戦を制してFINAL進出を決めただーよね選手は、「rikka選手には昨日(Day1)勝てているので、この流れに乗ってもう1回倒したいと思っていた」とこの試合にかけていた思いを語ります。さらに2Pickでのkeisuke3選手と共にダブル優勝がかかるFINALについて問われると、「絶対勝つので、応援をお願いします」と視聴者に呼びかけました。
【2Pick FINAL】oya選手(福岡ソフトバンクホークス ゲーミング) vs keisuke3選手(よしもとゲーミング)

BO3フルセットが続く白熱のDay2。oya選手にとっては念願のFINALでしたが、ここでは”本戦出場時の優勝率100%”のkeisuke3選手が2-0のストレート勝ち。試合後のインタビューでは開口一番「今までで一番しっくりこなかった」と自身のプレイ内容に納得がいかなかった様子。それでも話が進む内に優勝の実感が湧いてきたのか、何度も笑顔を見せていました。
【ローテーション FINAL】Era53選手(レバンガ☆SAPPORO) vs だーよね選手(よしもとゲーミング)

Day2の初戦と同じマッチアップとなったローテーション FINAL。だーよね選手が3-1でEra53選手を下しリベンジマッチを制しました。RSPTでは初となるダブル優勝を決めたもののFINALでの自身のプレイ内容に納得できていない様子で、プレイに対する意識の高さをうかがわせました。
表彰式
表彰式では王者2人へのインタビューが行われました。2Pickで優勝したkeisuke3選手は「ダブル優勝はうれしい。でも、そもそも僕は3回優勝していてその時にたまたま(チームメイトが)優勝していなかっただけなので、ダブル優勝はそんなに浮かれない。僕がすごい」「(チームメイトに)お前らも次頑張れよー」と余裕のコメント。さらに勝率の秘訣を聞かれても「顔がかっこいいから」と語り、エンターテイナーらしさを貫きます。
一方、ローテーションで優勝しただーよね選手は「(自身のプレイングで)モヤモヤするところはあるけど、チームでダブル優勝ということはよかった」とあくまでストイック。それでもチームメイトの話題になると「調整に付き合ってくれたふぇぐさんとぱらちゃんには感謝しかない」と語りました。最後は両者ともに応援してくれた視聴者に感謝し、表彰式を締めくくりました。
3rd Season終了時点のチームポイントランキング

■スケジュール ※予定は変更になる場合があります。
・4thSeason :10月頃
・5thSeason :12月頃
・PLAYOFF:1月頃
・PRO TOUR CHAMPIONSHIP - PTCS:2月頃
■「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR」とは
「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR」は、株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日、株式会社Cygamesが合同で開催する国内最大級のeスポーツ大会「RAGE」のプロツアーです。デジタルカードゲーム『Shadowverse』のプロプレイヤーたちが、日本最高峰の戦いを繰り広げます。「AXIZ」、「DetonatioN FocusMe」、「名古屋OJA ベビースター」、「NORTHEPTION」、「福岡ソフトバンクホークスゲーミング」、「横浜F・マリノス」、「よしもとゲーミング」、「レバンガ☆SAPPORO」の8チームが戦います。
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/ShadowverseRAGE
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- 【大会レポート】最年少小学生選手と無冠の帝王が激突!——タイピング日本一を決めるeスポーツ大会「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025」
- 東プレ主催の国内最大規模の競技タイピング大会「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025(RTC 2025)」の決勝ステージが4月26日(土)に開催された。▲RTCは2017年から始まり、今年で第6回目の開催となる 総勢9,668名が参加した本大会。予選はウェブ上でタイピング練習が楽しめる「e-typing」を用いて計4回行われ、その中から成績上位者の8名が決勝ステージに選抜される形だ。▲「e-typing」は誰でもプレーできるタイピング練習ができるウェブサイト。期間内なら何度でも予選に挑戦できるというのもRTCならではのレギュレーションだ(https://www.e-typing.ne.jp) 決勝ステージは例年有観客オフライン開催となっているが、今年は競技選手がよりタイピングに集中しやすい環境ということで無観客開催となった。▲会場を盛り上げてくれたのは5名の出演者。左から順に実況解説の篠原光さん、隅野貴裕さん、ゲストの貴島明日香さん、シュウペイさん、寺太勇さん 基本的な競技ルールは下記の通り。特筆すべきはRTC独自ルールの「正確性」だろう。どちらかが正確性95%を下回るかどうかで、戦法も試合展開も全く違ったものになる。タイピングスピードだけでは勝てないのがRTCの妙なのだ。▲トーナメント形式はシングルエリミネーション。正確性によっては速く入力しても負けてしまうことがあるのがRTCの面白いところ。ただ速く入力できればいいという訳ではないのだ 最年少は小学校5年生!個性あふれる8人の選手たち 決勝に進出したのは下記の8名。ベテラン選手から本大会初出場となる期待の若手選手など、個性あふれる選手がそろった。▲決勝ステージのトーナメント表 ▲ゆたゆた選手:小学5年生でありながら優勝候補の一角。今回がRTC初出場だ ▲める選手:若手期待のかな入力戦士。こちらも初出場 ▲まるくん選手:こちらも若手プレーヤー。スピード勝負が得意。RTC初出場となる選手だ ▲Y-i選手:幼い時代から競技タイパーとして活躍したベテラン。3年連続の出場 ▲くわな選手:前回大会2位のベテランタイパー。今大会の優勝候補。『VALORANT』では上位ランク“イモータル2”の実力を持つマルチプレーヤー ▲mulelr選手:大会皆勤賞で上位常連のベテランかな入力使い。今大会の優勝候補 ▲goe選手:前回大会3位でタイピングソフト「寿司打」の3冠王プレーヤー ▲ゆーくん選手:初出場ながら、第2回予選1位に輝いた期待のルーキー そんな強豪ひしめくRTC 2025の大会レポートをお届けしよう。準々決勝:第1試合目から盛り上がりをみせる注目カード 準々決勝となる第1試合から目が離せない対戦カードとなったRTC 2025。特筆すべきは最年少となる小学五年生のゆたゆた選手 vs かな入力の使い手める選手。▲ゆたゆた選手は予選1位通過の優勝候補。対するめる選手は現役の学生でありながら、かな入力の使い手という稀有なプレーヤーである 試合内容は終始ゆたゆた選手が押す形となった。kpm換算(一分間に打ち込む文字数)で1400以上を叩きだす瞬間もあり、実況の篠原さんも思わず舌を巻くような勢いで駆け抜けていく。安定した高速タイピングによってストレート勝ちを決めたゆたゆた選手。今大会が初出場ではあるものの、優勝候補として盤石な雄姿を会場に見せつけた。▲恐ろしいスピードで表示された文章を入力していく両選手。入力が早すぎてお題の文章が読めないレベルだ(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=1368s) もうひとつ目が離せない対戦カードは第3試合のくわな選手 vs muller選手。両者ともに優勝候補なため、決勝戦と言われてもおかしくないマッチアップである。▲ローマ字入力 vs かな入力という入力方式の違いも注目ポイントだ 先制を獲ったのはくわな選手。RTC独自ルールである正確性を突く形で、かな入力使いのmuller選手を手玉に取った形だ。その後もくわな選手は正確性を重視した戦法を貫き、2本目も連取していく。しかし3ラウンド目ではくわな選手が正確性を崩してしまい、その隙を突いたmuller選手が1本を返す展開に。ここでくわな選手は戦法をシフト。正確性を敢えて捨て、タイピングスピード主体の戦い方に変えていく。▲4ラウンド目から一変したくわな選手に虚を突かれたのはmuller選手か。正確性を無視したノーガードな戦いに翻弄(ほんろう)され、くわな選手に軍配が上がるシーンが増えてきた(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=4071s) 最終的には4:1でくわな選手が勝利をもぎとったものの、事前予想通りの激しい駆け引きとなった。試合後のインタビューでは「緊張していた割にはお互いに正確性の高い試合が多くて、かなりプレッシャーのかかる内容でした。muller選手が選ぶげんきワード(ワードテーマ)では、かな入力のスピードに歯が立たないと予想していたので、正確性の部分で勝とうという作戦でした」とくわな選手は回答した。くわな選手の柔軟性と、muller選手への対策が光った試合内容となった。なお、第2試合のY-i選手 vs まるくん選手は、途中でY-i選手が返すシーンもあったが4:1でまるくん選手の勝利。第4試合のgoe選手 vs ゆーくん選手は、3、4ラウンドともにデッドヒート。僅差でgoe選手が打ち勝ち、最終的には4:0ストレートで終了となった。▲準々決勝戦後のトーナメント表。上記4名が準決勝戦に駒を進めた 準決勝:三位決定戦までのダイジェスト 準決勝第1試合はゆたゆた選手 vs まるくん選手という初出場同士の対決となった。1500kpmを記録する豪速タイパー同士の戦いは、最終的には4:1でゆたゆた選手が勝利。第2試合は前回大会2位のくわな選手 vs 前回大会3位のgoe選手が激突。第一試合目とは対照的に、正確性も混ぜ合わせた変則的な戦いが繰り広げられ、4:1でくわな選手が勝利した。敗者同士で行われた3位決定戦はルーキー vs ベテラン対決。一体どちらに軍配が上がるのか注目されたマッチアップだったが、いざ始まるとgoe選手が圧巻のパフォーマンスを発揮。まさかの4:0で、goe選手のストレート勝利という結果となった。決勝戦:モンスター小学生と無冠の帝王が躍動 遂にやってきた決勝戦。初出場にて決勝の舞台まで駒を進めたモンスター小学生ゆたゆた選手と、常に優勝候補として奮戦し続けてきた無冠の帝王くわな選手が並び立った。決勝戦はBo9(5本先取)と長丁場な戦いとなるため、より集中力や正確性が求められるのも注目だ。▲全力を出し切りたいと語るゆたゆた選手 ▲今まで超えられなかった決勝戦の壁を越えたいと語るくわな選手 まずは先手を取ったのはゆたゆた選手。シンプルなスピード勝負に持ち込んだことで怒涛の2連取を達成。好調な出だしとなった。▲若さあふれるスピーディーな入力で無冠の帝王に立ちはだかるゆたゆた選手(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=11285s) このままゆたゆた選手が勝利をもぎ取るのかと思いきや、3ラウンド目になって潮目が変わる。くわな選手の持ち味である柔軟性が発揮され、正確性重視の試合運びにシフトする。スピードは相変わらずの速度を誇っていたゆたゆた選手だが、堅実に95%以上をキープしたくわな選手が徐々に返していく展開に。▲怒濤の追い上げでマッチポイントを迎えたくわな選手。7ラウンド目では今大会最速に近い1569kpmを叩きだすシーンも(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?si=GyuwBshab5nPq-3C&t=11981) 結果は5:2と一気にギアを上げたくわな選手の逆転勝利となった。▲3年来の悲願をついに達成したくわな選手。感無量の表情が画面越しからも伝わる 試合終了直後のインタビューでくわな選手は「何も考えられなくて——無我夢中で目の前のワードと向き合っていました」と決勝戦での心情を吐露し「実感が湧いてなくて、不思議な感じです」と自身の優勝に関してもまだ身に沁み切っていない様子だった。興奮冷めやらないとは正にこのことか。身体に溜まり切った熱を放出するかのように、何度も天を仰いでいた。一方で決勝戦については「緊張しました」と語るゆたゆた選手。初出場のRTCに関しても「楽しめた」と返答し、「正確性が少し低いので、もっと正確性を高くする練習をしたいです」と、さっそく現状の改善点と今後の練習内容についてもふれていた。これには解説の隅野さんも「来年が怖いですね」と満面の笑み。将来有望なモンスター小学生。負けてなお天晴れな受け答えであった。くわな選手、ゆたゆた選手のショートインタビューをお届け 最後に、試合を終えた両選手にインタビューを実施したので、その様子をお届けしよう。準優勝:ゆたゆた選手 ショートインタビュー ▲優勝はできなかったものの、晴れやかな表情のゆたゆた選手 ——準優勝おめでとうございます! 今のご気分はいかがですか?ゆたゆた:うれしいです。——初出場で準優勝しましたが、普段は何時間ほど練習をしているのでしょうか。ゆたゆた:あまり意識はしてないですが、いつもは2〜3時間くらいタイピング練習をしてます。土日は多分8時間くらいやっています。——普段の練習ではどのようなソフトを使っているのでしょうか。ゆたゆた:タイピングチューブ、ポップタイピング、打鍵トレーナーなどを使っています。——RTC 2025は素晴らしい結果となりましたが、来年も参加しますか?ゆたゆた:はい、来年も出たいです——ゆたゆた選手、ありがとうございました!優勝 くわな選手 ショートインタビュー ▲優勝トロフィーである黄金のキーボードを掲げるくわな選手 ——優勝おめでとうございます。今大会に向けてどのような練習を実践してきましたか?くわな:大会直前の期間だと、平日は多くても3時間ほど練習していました。休日はなかなか体力も持たないこともあって6時間が限度でした。——競技タイピングを始めたのは大体何歳の頃からでしょうか?くわな:小学校2年生の頃から競技としてタイピングをさわり続けているので、20年ほど続けています。——20年も続けているんですね!大会での優勝経験はRTC2025が初となるのでしょうか。くわな:学生の頃は年齢別タイピング大会で優勝経験などもあったんですけれど、社会人になってからは今回のRTC 2025が初めての優勝になります。——くわな選手自身の強みはどのような所にあると思いますか?くわな:自分の強みは相手を分析して戦い方を変えられることです。普段は『VALORANT』というゲームをプレーしているんですが、そちらの方では相手の弱点を突くようにプレーしているので、そういった思考法をタイピング競技でも応用してます。——今回RTC優勝を達成しましたが、来年以降の目標などはあったりしますか?くわな:実は正直迷っていて……。年齢的にもかなり限界に近付いているので、来年以降についてはまだ決めてはいません。だからこそ今回の優勝はうれしくてたまらなかったですね。——インタビューありがとうございました!まとめ これにてRTC 2025は閉幕となった。振り返ってみると今期のRTCは、転換点ともいえる大会だったかもしれない。RCTといってまず思い浮かぶ選手は4連覇を達成したmiri選手、そして2024年度に優勝した三八木選手だろう。これらの歴代チャンピオンがRTC 2025では不参加となってしまったのだが、だからこそ初出場者だらけの新風吹き荒れるRTCになったともいえる。また今回は一般向けの観戦者を入れずにスタジオ内で大会を開催した。こういった形式も今までのRTCとは異なっている。よりフォーマルな大会として、番組制作を意識した座組になっているといえよう。そして途中のエキシビションマッチもしかり、猫麦とろろさんの登場もしかり、より広い層に大会の面白さを伝えたいという制作側の強い想いを感じる。RTCも時勢の波に合わせて変化・進化していくしかない。そういった意味では今年のRTCはまず間違いなく成功した年なのではないだろうか。こうなってくると来年のRTCにも同様の期待を抱かざるを得ない。どういった変化をもってタイピング競技の裾野を広げ、拡張していくのか。来年もまた注目の年になりそうだ。【番外編】裾野を広げるエキシビションマッチ実は本大会ではゲスト同士がタイピングで戦うエキシビションマッチも開催された。選手たちのすごさやタイピングの面白さを実感するために、司会陣4人が肌を脱いだ形だ。こういった大会で司会陣全員がプレーヤーとして参加するのはなかなか珍しい試みかもしれないが、RTCの裾野を広げる上では重要な試みともいえる。▲スペシャルマッチとしてしっかりとトーナメント形式で実施されたエキシビションマッチ(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=7811s) ちなみに解説の隅野さんは別格の存在なので、このエキシビションマッチではプレーヤーとしては参加せず解説に徹した。▲観戦枠には特別ゲストとしてVTuberの猫麦とろろさんも参加 観戦者からの野次にたじたじな様子の篠原さんだったが、どうにか優勝。終始和やかな雰囲気の中、エキシビションマッチは終了した。▲決勝戦はタイピング歴のある貴島明日香さんと篠原さんの対決。試合中ヤジが飛ぶという前代未聞の環境に篠原さんもたじたじ。こういった遊び心があるのもエキシビションマッチならでは(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=8852s) 試合中に「なぜテレビ局を辞めたのですか?」という野次には動揺を隠せず「それっ、結構クリティカルなやつっ!」と思わず言葉に詰まったシーンも(笑)。こういった遊び心を持ちつつも、知名度向上にも目を向けているのがRTC 2025のスタイルだ。 ■関連リンクREALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025 アーカイブ:https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?si=TzzR-LfyQW9f-2VLREALFORCE 公式ウェブサイト:https://www.realforce.co.jpREALFORCE 公式X:https://x.com/TOPRE_REALFORCE撮影:gappo3編集:いのかわゆうgappo3 プロフィール『オーバーウォッチ 2』のプロリーグ「Overwatch League」公式日本語配信の解説担当。初代『オーバーウォッチ』にて創設されたプロゲーミングチーム「Green Leaves」での活動を基盤に、2017年からライター業を開始。eスポーツ中心のインタビュー記事やコラム記事を数多く手がけてきた。X:https://x.com/gappo3gappo3