【大会レポート】賞金なんと15,000,000円!モンストの頂点を決めるeスポーツ大会 「モンストグランプリ2023 ジャパンチャンピオンシップ」 優勝はクルセイダーズ
提供元: eSports World
<以下、ニュースリリースより>
準優勝:MTT、第3位:きまぐれクリティカル、ミラノ風カルボナーラ
株式会社MIXI(東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:木村 弘毅)は、スマホアプリのひっぱりハンティングRPG「モンスターストライク」(以下モンスト)の国内No.1チームを決めるeスポーツ大会「モンストグランプリ2023 ジャパンチャンピオンシップ」(以下モンストグランプリ2023)の決勝大会を9月30日(土)、10月1日(日)に開催したモンスト10周年の祭典 「MONSTER STRIKE 10th Anniversary Party」で実施、クルセイダーズが優勝しました。
特設サイト:https://event-info.monster-strike.com/grandprix/2023/
決勝大会の様子
9月30日(土)に実施したバトルRound ベスト8では、「ミラノ風カルボナーラ」「クルセイダーズ」「MTT」「きまぐれクリティカル」が勝ち上がりました。10月1日(日)に実施した準決勝初戦は「ミラノ風カルボナーラ」対「クルセイダーズ」となり、「クルセイダーズ」が二戦連取。第2ゲームでは、両チーム共に想定した手順で進まない中、巧みなリカバリーで冷静に試合を進めた「クルセイダーズ」が決勝戦進出を決めました。
続く「MTT」対「きまぐれクリティカル」では、第1ゲームを「MTT」が先取するものの、第2ゲームを「きまぐれクリティカル」が取り返す展開に。続く第3ゲームは接戦の末に「MTT」が勝利をもぎ取り、決勝戦進出を決めました。
「クルセイダーズ」対「MTT」となった決勝戦では、第1ゲームをミスなく進めた「クルセイダーズ」が先取。続く第2ゲームでは、緊張感が漂う中でもお互いを鼓舞し合いながら試合を進めた「MTT」が試合を取り返し、決戦は第3ゲームにもつれ込む展開に。第3ゲームでは両チームともミスのない接戦が続くも、3秒差でラストステージに突入した「クルセイダーズ」がいち早くストライクショットを決め、優勝を手にしました。
なお、優勝・準優勝・3位に入賞した4チームのうち、プロライセンス未所得であるHHP選手、じゅんき選手、Spring選手、ぱせり選手、ふうや選手、まー坊選手、らせつ選手、合計7名のプロライセンス発行を日本eスポーツ連合(JeSU)に推薦します。


優勝チームのコメント
なんとか優勝できました。緊張しなかったのが良かったのかもしれません。(とし選手)
(モンスト)スタジアムで遊ぶようになって8年、大会出場は今回が7回目です。最後の戦いにするという気持ちで今回臨みました。スタジアムをプレイすることで、人間として成長できたと思っています。スタジアムは本当に面白いので、僕らのプレイを真似してみたり、大会に出たり、試合を視聴してもらえたりするとありがたいです。(KuM4選手)
今回はステージ発表から大会までの期間がいつもより長くて、寝不足が続くなどきつい日もあったのですが、応援してくれる方々のおかげで4か月間頑張れました。応援ありがとうございました。(じゅんき選手)
最後までなんとかなりました。自分は考察をするのは得意なのですが、ショットの精度は高くないので他の三人にまかせていました。めちゃめちゃ頼りになるメンバーです。勝つまでやるって決めていたので、やり続けていて良かったです。(リーダー・まー坊選手)

決勝大会進出8チーム

「モンストグランプリ2022 ジャパンチャンピオンシップ」で優勝を勝ち取った「ミラノ風カルボナーラ」のほか、3位の「きまぐれクリティカル」、ベスト8の「MTT」が二年連続の決勝大会に進出。
なお、準優勝の「GV」に所属していた2名の選手が、今年は「クルセイダーズ」として出場しました。また、モンストのプロラインセンス所持選手を有するチームが「ミラノ風カルボナーラ」「MTT」「AMiiiiDA」「クルセイダーズ」「LaViXia・改」と5チーム集う上に、「砲撃timely’s」は「モンストグランプリ2021 ジャパンチャンピオンシップ」決勝大会進出経験が、「大京ひっぱりゃんせ」は「モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ」関西予選大会で「バトルRound」進出経験があります。
本大会より「バトルRound」進出をかけて戦う試合を、クリアタイムを競う「タイムアタックRound」から、対戦を伴う「スイスドローRound」に変更したこともあり、これまでモンストのeスポーツ大会で実績を重ねてきたチームが勝ち上がりました。
・関東予選大会
準決勝:https://www.youtube.com/watch?v=PZr1vdh_hNs
決勝:https://www.youtube.com/live/86cNWYBt6Ws?si=zihMDQVXH_1N-TD0&t=15478
チーム名(メンバー)
Aブロック:きまぐれクリティカル (Spring★、HHP、らせつ、ぱせり)
Bブロック:AMiiiiDA (虹花/ななか、KEVIN★、のく、あーてる)
・関西予選大会
https://www.youtube.com/watch?v=iKhaq9wLeDA
チーム名(メンバー)
Aブロック:大京ひっぱりゃんせ (すいみー、まっとも★、ぐでた、いぶ)
Bブロック:クルセイダーズ (じゅんき、KuM4、とし、まー坊★)
・中部予選大会
https://www.youtube.com/watch?v=f51PWlTpkzg
チーム名(メンバー)
Aブロック:砲撃timely’s (さな★、ゆいくん、よーだくん。、さる)
Bブロック:LaViXia・改 (ひぐっち、おるみ、みんと★、ふる)
・北海道・東北予選大会
https://www.youtube.com/watch?v=hOlt83GRSvU
チーム名(メンバー)
MTT (太島 綾志、吉村 武琉★、ひかり、なんとかキララEL)
・九州予選大会
https://www.youtube.com/watch?v=Wb7rs3LQz-I
チーム名(メンバー)
ミラノ風カルボナーラ (リオン、りにゃ、ふうや、left★)
・決勝大会
バトルRound ベスト8:https://www.youtube.com/live/VJr5et0pkDU?si=OucB3c7P4BzH-pn6&t=4758
バトルRound 準決勝・決勝:https://www.youtube.com/live/TzFcBEKcddo?si=XWCX-o-M9mHVc-u2&t=6587
※本動画は一定期間公開後、非公開となります
チーム名(メンバー)
クルセイダーズ (じゅんき、KuM4、とし、まー坊★)
※予選大会開催順 ※★がリーダー
< チームの写真 >

■モンストグランプリ概要
「モンストグランプリ」は、モンストのeスポーツ専用アプリ「モンスターストライク スタジアム」を用いて行う、モンストの公式eスポーツ大会です。
「モンストグランプリ2023」は、今年7月に実施した関東予選大会を皮切りに国内5都市で予選大会を開催し、勝ち抜いた計8チーム※1が決勝大会に進出、最終決戦を繰り広げます。決勝大会では、賞金総額3,000 万円およびモンスト内で使用できるオリジナルの「称号」を進呈するほか、優勝・準優勝・3位(2チーム)に入賞した4チームがプロライセンスの発行を希望する場合、日本eスポーツ連合(JeSU)に推薦します。
また、本大会より参加資格の年齢を引き下げ、高校生※2でもエントリーが可能になりました。
※1関東予選大会、関西予選大会、中部予選大会では、A・B各ブロックの優勝チームが決勝大会へ進出
※2 高校生に限らず生年月日が2008年4月1日以前の方が対象
特設サイト:https://event-info.monster-strike.com/grandprix/2023/
モンストイベント公式X(旧Twitter)アカウント:https://twitter.com/xflag_event/
決勝進出8チーム紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=-ZJCLjnXTSo&t
「モンストグランプリ」は、モンストのeスポーツ専用アプリ「モンスターストライク スタジアム」を用いて行う、モンストの公式eスポーツ大会です。
「モンストグランプリ2023」は、今年7月に実施した関東予選大会を皮切りに国内5都市で予選大会を開催し、勝ち抜いた計8チーム※1が決勝大会に進出、最終決戦を繰り広げます。決勝大会では、賞金総額3,000 万円およびモンスト内で使用できるオリジナルの「称号」を進呈するほか、優勝・準優勝・3位(2チーム)に入賞した4チームがプロライセンスの発行を希望する場合、日本eスポーツ連合(JeSU)に推薦します。
また、本大会より参加資格の年齢を引き下げ、高校生※2でもエントリーが可能になりました。
※1関東予選大会、関西予選大会、中部予選大会では、A・B各ブロックの優勝チームが決勝大会へ進出
※2 高校生に限らず生年月日が2008年4月1日以前の方が対象
特設サイト:https://event-info.monster-strike.com/grandprix/2023/
モンストイベント公式X(旧Twitter)アカウント:https://twitter.com/xflag_event/
決勝進出8チーム紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=-ZJCLjnXTSo&t
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緊張ですごくテンパったりしていたんですが、今回の大会で次に向けての課題を見つけられてよかったです。reia7sh:ちょっと危ないところもあったけど、後半になるにつれて、落ち着いていつも通りにプレーができ、優勝することができました。JackReacher:STAGE:0に懸ける思いは段違いだったので、すごく緊張しましたが、この大舞台で優勝できて良かったです。インスモークサンジ:優勝できてめちゃくちゃうれしいです。練習が報われました。sunday:今年はリザーバーとして試合に出場することはなかったんですが、みんなが2連覇を勝ち取ってくれてうれしいです。ursus:もう率直に、超うれしいです。——この万博内で実際にプレーしてみて、なにか感じたことはありますでしょうか?イクラはいくら:会場がすごくデカくて、より勝とうという思いがありました。JackReacher:この先、生きているうちにこの大阪という地で万博が開催されるかどうかは分からないので、そこに足を踏み入れることができてとてもうれしいです。——今大会では、大阪府からのeスポーツに対する支援があったかと思います。環境面など、この支援について感想をお聞かせください。イクラはいくら:当日の車での送迎だったり、できるだけ体力を使わないようにしてくださったので、体感でいつも通りのパフォーマンスが出せるようになったかなと思います。JackReacher:日本ではまだeスポーツが浸透しているとは言えない中で、大阪府がこのような支援をしてくれてとてもうれしかったです。インスモークサンジ:全体的な支援は物すごく厚かったので、選手目線ですごく助かりました。——このSTAGE:0という晴れ舞台、そして今回の勝利が、皆さんにとってどういったものだったか教えてください。reia7sh:STAGE:0は、同い年とか、自分と歳の近い人が出場できる数少ない大会だと思います。ここまでチームで勝てて良かったと思います。JackReacher:高校生活の中で3回しかなく、1年1年が貴重なので、やっぱり練習をすればするほどうまくなって勝つ確率も上がることが実感できました。sunday:このSTAGE:0は、高校生にとっても一種の青春でもあるし、新しい選手の芽を見つけることができる場所でもあるので、もっとこういった大きな舞台がたくさん開催されてほしいですね。勝利については——正直、1年生から3年生の間で3連覇したかったけど、今回は去年のメンバーとともに2連覇を達成することができてうれしいです。ursus:STAGE:0のために、このメンバーで集まって毎日練習してきて、めっちゃ頑張ってきたので、今日はちゃんと勝ちきれてすごくうれしいです。▲優勝トロフィーを掲げる「大阪に行くために」のメンバーたち ——普段の練習というのは、どういうことをされているのでしょうか?reia7sh:スクリム(練習試合)の相手を外部で募集できるサイトがあるんですけど、そこでよくプロチームなどとスクリムをしています。——決勝戦では3センチネルという尖った構成を使用していましたが、これはどういった意図だったのでしょうか?インスモークサンジ:ほとんどのチームがやらない構成なので対策されづらいし、その上セットアップも多くて刺さりやすいという感じだったので、強かったですね。——後半、少し相手に追いつかれる展開もありました。その中で最後勝ちきれた要因とは何でしょうか?ursus:タイムアウト中にコーチが「絶対勝てるよ」と声を掛けてくれて、だいぶ緊張がやわらぎました。▲焦る選手たちを落ち着けるかの如く、コーチによりタイムアウトが発動。選手たちは明確に、このタイムアウトが勝利の要因だと答えた ——チームメイトやコーチ、ご家族などに感謝を伝えたいと思う方がいれば、少し教えていただきたいと思います。JackReacher:お母さんに感謝したいと思います。お母さん……eスポーツは嫌いなんですけど(一同笑い)JackReacher:ゲームそのものが嫌いなんですけど、それでも自分がプロゲーマーになりたいと言うと、それを信じていろいろな支援をしてくれて、ここまで来れたということがすごくうれしいです。サプライズゲスト登場!ステージに現れたのは、まさかの吉村大阪府知事 この日の夕方、『League of Legends』部門の決勝戦が行われる直前のこと、突如としてステージに登壇したのは、この大阪・関西万博開催の立役者である吉村洋文大阪府知事であった。▲報道陣も直前に知らされた知事の登壇。ステージから降りた後、このあと実施される『LoL』部門の決勝戦を観戦していた アンガールズ田中:大阪府は結構eスポーツにも力を入れていると聞いたんですけども。吉村知事:「eスポーツといえば、大阪」と……呼ばれてませんが! そうなれるくらい力を入れたいと思って、今進めています。アンガールズ田中:(STAGE:0は)ずっと東京で開催していたんですけども、万博でやるということで、こちらでやらせていただいて。凄い盛り上がってるんですよ、朝から。吉村知事:ほんまですか?アンガールズ田中:いやいやいや、めちゃめちゃ朝から何回も鳥肌が! 大阪で言うと「さぶいぼ出てもうて~」吉村知事:さぶいぼね(笑)▲「このSTAGE:0が、できればまた大阪でやってもらえたら……」と、知事自ら誘致活動。試合に出場する高校生たちにエールを送りつつ、大阪府全体でeスポーツを盛り上げていくことを宣言した(https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=g56ISY_Wew0tIkCQ&t=31209) ——— 今回のイベントで興味深かったのは、明らかに観客層が通常のeスポーツイベントとは異なっていた点だ。もちろん観客の中には、ゲームのルールを理解している人も多少いたが、その他大勢はeスポーツの試合を見ることすら初めてだという人も多かった。老若男女、本当に幅広い人々が観戦をしていた。だからこそ、競技シーンならば当たり前の「どちらかのチームを応援する」という現象が、今回はあまりなかった。むしろ「どちらも頑張れ」という、温かい声援と拍手が印象的だった。一昔前の価値観からすると考えられないというか、先人たちの努力もあってここまで社会に受け入れられてきたのだと、特に肌で感じた大会であった。今後、日本の競技シーンやその芽となる学生たちにとって、よりいっそう活躍の舞台が広がっていくことを期待したいと思う。なお関西に住む筆者としては、多くのゲーム系イベントが東京で開催される中、このようなイベントを大阪で開催してくれるのは非常に喜ばしい。「eスポーツといえば大阪」と言われるようになるまで、ぜひこの万博をてこにして頑張っていただきたい。■関連リンクSTAGE:0(ステージゼロ)|全国高校対抗eスポーツ大会 公式サイト:https://stage0.jpSTAGE:0(ステージゼロ) 公式X:https://x.com/stage0_jp配信アーカイブ:https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=T9SHUhK4YB-e8lHq撮影:まいる編集:いのかわゆう【まいるプロフィール】関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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