『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の世界大会「Worlds 2023」のスイスステージがすべて終了し、最終的にトータル3勝を挙げた8チームが、ノックアウトステージへの進出を決めた。LCK、LPLからの7チームとLCSから1チームで、LECやマイナーリージョンのチームのベスト8入りは今年も叶わなかった。
スイスステージは、どちらかのチームが2勝を挙げるまではBo1(1試合先取)、どちらかが2勝になってからはすべてBo3(2試合先取)となる。つまり、序盤で勝利した方が肉体的・精神的な負担が少なく、早く3勝を挙げたチームほど、ノックアウトステージではより有利な順位から戦えるようになっている。
また、2022年までのリーグ形式のグループステージでは、上位チームが明らかに下位チームとのいわゆる消化試合を行うこともあったが、スイスステージではそのような試合はない。下位チームのファンにとってはそれもひとつの楽しみとも言えたが、今年は余分な試合がなく、どの試合もどちらかのチームにとって生き残りをかけた真剣勝負となる。その分白熱した試合も多く見られた。
そんな中で、最初にストレートで3勝を挙げてノックアウトステージ進出を決めたのは、Gen.G(LCK)とJDG(LPL)。どちらも迷うことなく自分たちの試合のペースに持っていき、危なげない試合で圧倒した。
2勝1敗から勝利したのは、LNG(LPL)、T1(LCK)、NRG(LCS)の3チーム。LPL、LCK以外のリージョンから唯一生き残ったNRGは、スイスステージで一度もLCKと当たっておらず、LCS、LECキラーとしてベスト8に勝ち上がっている。
そして最後は、2勝2敗と最も多くの試合をくぐり抜けてノックアウトステージに進出したkt Rolster(LCK)、BLG(LPL)、WBG(LPL)の3チーム。大会の経験という意味では最も多くの試合を戦ってきたが、それがノックアウトステージで生かされるか。
そして、勝者と同じ数だけ敗者が生まれるのもスイスステージだ。最初に脱落してしまったのは、名門チームTeam Liquid Honda(LCS)と、プレイインから勝ち上がってきたTeam BDS(LEC)。2022年世界一となったDRXのジャングラー、Pyosikを擁しても、TLは勝利することは叶わなかった。
さらに、1勝3敗でCloud9(LCS)、GAM Esports(VCS)、MAD Lions(LEC)が敗退。そして2勝3敗でDplus Kia(LCK)、G2 Esports(LEC)、Fnatic(LEC)が敗れた。LPL、LCKと他地域の差はより明確になってしまっている印象だが、今回の戦いをバネに、さらに飛躍してほしい。
そして、11月2日(木)から始まるノックアウトステージは、戦いの舞台をプサンのSajik Indoor Gymnasiumに移し、11月19日(日)の決勝はソウルのGocheok Sky Domeと、より広いステージになっていく。
スイスステージも厳しかったが、負けても復活の可能性が残されていた。しかしノックアウトステージは負ければ即敗退の厳しい戦いだ。
2023年の『リーグ・オブ・レジェンド』世界一の称号を手にするのはどのチームか。「Worlds 2023」も残すところあと半月。最後まで世界最高峰のeスポーツを見届けよう。
LoL Esports
https://lolesports.com/
3勝したチームから抜けていく、甘えの許されない戦い
スイスステージは、どちらかのチームが2勝を挙げるまではBo1(1試合先取)、どちらかが2勝になってからはすべてBo3(2試合先取)となる。つまり、序盤で勝利した方が肉体的・精神的な負担が少なく、早く3勝を挙げたチームほど、ノックアウトステージではより有利な順位から戦えるようになっている。
また、2022年までのリーグ形式のグループステージでは、上位チームが明らかに下位チームとのいわゆる消化試合を行うこともあったが、スイスステージではそのような試合はない。下位チームのファンにとってはそれもひとつの楽しみとも言えたが、今年は余分な試合がなく、どの試合もどちらかのチームにとって生き残りをかけた真剣勝負となる。その分白熱した試合も多く見られた。
そんな中で、最初にストレートで3勝を挙げてノックアウトステージ進出を決めたのは、Gen.G(LCK)とJDG(LPL)。どちらも迷うことなく自分たちの試合のペースに持っていき、危なげない試合で圧倒した。
2勝1敗から勝利したのは、LNG(LPL)、T1(LCK)、NRG(LCS)の3チーム。LPL、LCK以外のリージョンから唯一生き残ったNRGは、スイスステージで一度もLCKと当たっておらず、LCS、LECキラーとしてベスト8に勝ち上がっている。
そして最後は、2勝2敗と最も多くの試合をくぐり抜けてノックアウトステージに進出したkt Rolster(LCK)、BLG(LPL)、WBG(LPL)の3チーム。大会の経験という意味では最も多くの試合を戦ってきたが、それがノックアウトステージで生かされるか。
そして、勝者と同じ数だけ敗者が生まれるのもスイスステージだ。最初に脱落してしまったのは、名門チームTeam Liquid Honda(LCS)と、プレイインから勝ち上がってきたTeam BDS(LEC)。2022年世界一となったDRXのジャングラー、Pyosikを擁しても、TLは勝利することは叶わなかった。
さらに、1勝3敗でCloud9(LCS)、GAM Esports(VCS)、MAD Lions(LEC)が敗退。そして2勝3敗でDplus Kia(LCK)、G2 Esports(LEC)、Fnatic(LEC)が敗れた。LPL、LCKと他地域の差はより明確になってしまっている印象だが、今回の戦いをバネに、さらに飛躍してほしい。
そして、11月2日(木)から始まるノックアウトステージは、戦いの舞台をプサンのSajik Indoor Gymnasiumに移し、11月19日(日)の決勝はソウルのGocheok Sky Domeと、より広いステージになっていく。
スイスステージも厳しかったが、負けても復活の可能性が残されていた。しかしノックアウトステージは負ければ即敗退の厳しい戦いだ。
2023年の『リーグ・オブ・レジェンド』世界一の称号を手にするのはどのチームか。「Worlds 2023」も残すところあと半月。最後まで世界最高峰のeスポーツを見届けよう。
Worlds 2023 スイスステージ リザルト
ベスト8
Worlds 2023 ノックアウトステージ 試合組み合わせ
ベスト8
- Gen.G(3勝0敗)
- JDG(3勝0敗)
- LNG(3勝1敗)
- NRG(3勝1敗)
- T1(3勝1敗)
- Bilibili Gaming(3勝2敗)
- kt Rolster(3勝2敗)
- Weibo Gaming(3勝2敗)
Worlds 2023 ノックアウトステージ 試合組み合わせ
- Gen.G VS Bilibili Gaming
- NRG VS Weibo Gaming
- JDG VS kt Rolster
- LNG VS T1
LoL Esports
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