『リーグ・オブ・レジェンド』の国内リーグ「LJL 2025 FINALS TOURNAMENT」の決勝戦が2025年9月15日(月・祝)に高田馬場・ASH WINDER Esports ARENAにて開催され、シーズン4位のQT DIG∞(QTD) がシーズン首位のREJECT(RC)を3-1で下して優勝した。

League of Legends Japan League(LJL)とは

年間通して開催される国内リーグで、2025年はFORGE(1月〜3月)、STORM(3月〜5月)、IGNITE(5月〜6月)の3つのスプリットに分けて開催。上位6チームが「LJL FINALS TOURNAMENT」に進出し、優勝チームが国際大会「League of Legends Championship Pacific(LCP)」の昇格・降格トーナメントへの出場権を獲得する。

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どちらが勝ってもおかしくない、シーソーゲームのBo5


ゲーム1はRCがブルーサイドからスタート。RCはミッドのDICE選手を徹底的にマークし、QTDはジャングルのForest選手、サポートのRaina選手を制限するバンを見せる。試合はQTDのウーコンとガリオのアルティメットからのエンゲージと、RCのRecap選手のオリアナとkinatu選手のオーンのアルティメットからの攻防が続く中、yuhi選手のカイ=サがダメージを出しリードを広げる。ネクサス破壊直前で復活したRCが食い止めたものの、最後はテレポートで飛んできたwashidai選手が破壊し、QTDが初戦を勝利した。

ゲーム1 バン&ピック


ゲーム1 リザルト



ゲーム2も再びRCがブルーサイドを選択。RCはヴァイのファーストピックで奥に入り込もうとするのに対して、QTDはアンベッサを取り上げつつミッドに送り、トップにカ=サンテ、ジャングルにザイラという変則的なピックを選択した。

samver選手のファーストブラッド獲得から始まった試合は、RCがドラゴン2体を獲得して4-1とリードを広げた3ドラ前、kinatu選手のレネクトンを狙ってQTDが集まったところで、Forest選手のヴァイとRecap選手のタリヤの連携からQTDを取り囲み、Recap選手とsamver選手がダメージを重ねてRecap選手がクワドラキル。そのまま3ドラゴンとリフトヘラルドも獲得したRCだったが、Forest選手のエンゲージを逆にQTDのvan選手のザイラが捕らえ、4-1トレードで勝利するとゴールド有利もQTDが逆転。その後もRCがバロンナッシャー、ドラゴンソウルを獲得するも、集団戦ではQTDを崩しきれずに拮抗した戦いが続く。そして、エルダードラゴンをめぐる集団戦でDICE選手のアンベッサ、van選手のザイラなどでエース獲得。エルダーを取らずにそのままネクサスを破壊し、2ゲーム目も制した。

ゲーム2 バン&ピック


ゲーム2 リザルト



拮抗した戦いを演じつつ、最後にリードを許してしまうRCは、再びブルーサイドを選択。アーリ、シン・ジャオ、エイトロックスに、ザヤ&ラカンとCCと火力を出せる構成を選ぶ。対するQTDはyuhi選手がゼリ、DICE選手がヴィクターとレイトゲームに強いピックを選んだ。

トップガンクでのvan選手のファーストブラッドから始まったゲーム3は、ヴォイドグラブの集団戦でRaina選手のラカンのエンゲージから3キルを獲得しRCがリード。しかし、ボットのアウタータワーでRCからの仕掛けをyuhi選手とDICE選手がうまくかわし、タワーダメージにも救われてDICE選手がトリプルキルを獲得。QTDが再びゴールドで逆転する。QTDがリフトヘラルド、RCが3ドラゴンを獲得し、アタカン前では互いにキルを分け合う拮抗した中、ドラゴンソウルも獲得したRCは、バロンナッシャーとエルダードラゴンも取り、ついに1勝をもぎ取る。

ゲーム3 バン&ピック


ゲーム3 リザルト



ゲーム4はQTDがブルーサイドを選択。意外なノーチラスのファーストピックから、ジグス、リー・シン、トップには単独で動きやすいヨリックをピック。RCはヴィエゴ、オーロラ、ジンなどでダメージを出しつつ、スレッシュとサイオンでカバーする。

序盤、van選手のリー・シンが3キルを獲得しリードする一方、RCもトップガンクをうまくいなして再びイーブンに。ドラゴン、タワーともにQTDがリードする中、washidai選手のヨリックがサイドプッシュしつつバロンナッシャーを狙う場面で、Forest選手がwashidai選手を狙うもソロキルを返され、QTDがバロンも獲得。yuhi選手のジグスのアルティメットなどでボットレーンを押し込むと、そのままネクサスを破壊し、QTDが3-1で「LJL」優勝を成し遂げた。

ゲーム4 バン&ピック


ゲーム4 リザルト


いずれの試合も最後の最後まで拮抗しており、どちらが勝ってもおかしくないBo5(3ゲーム先取)だったが、わずかな体力からでも驚異的なステップや連携で負けそうな集団戦を何度も勝ち抜いたQTDが、3シーズンを制した絶対王者RCを逆転する結果となった。

これで、QTDは「LJL 2025 FINALS TOURNAMENT」の優勝賞金100万円を獲得し、アジア太平洋リーグ「LCP」の入れ替え戦である「LCP P&R」に挑む。


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LoL Esports:https://lolesports.com/ja-JP/news/ljl2025-ignite-application

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