▲https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000024592.htmlより引用

 

全世界7000万人のユーザー数を誇るバトルロイヤルゲーム『Apex Legends』。本作はマルチプラットフォーム向けに基本プレイ無料で配信されていることもあり、正式サービス開始から既に2年経過しているPS4/XboxOne/ PC版、そして2021年3月より配信が始まったNintendo Switch版など、各ハードごとに初心者から上級者まで様々なプレイヤーが入り乱れている。

 

そこで今回は「初心者から中級者へ近づく極意」について解説。戦闘時における心構えやレジェンド(キャラクター)構成、コントローラー設定といった項目をおさらいする。

チャンピオンを目指すなら激戦区は避けるべし

『Apex』は敵対チームをはねのけて最終的にチャンピオンを目指すゲーム。ゆえにどうしても戦闘は避けられないわけだが、より確実にチャンピオンを狙いたいなら不要な戦闘は避けるべきだろう。というのも、自分を含む味方チーム以外の敵対チームがよほど弱くない限り、戦闘を行えば行うほど他のプレイヤーに戦力を削られるリスクを伴うからだ。

 

ゆえに激戦区(プレイヤーが密集する地域)に降下するのではなく、バトルシップ内の残り人数が10人以下(目安)まで減ったタイミングを見計らい、他のプレイヤーが寄ってこないであろう場所に降り立つのがオススメ。

周りに敵対チームがいないぶん、アイテム回収や索敵を丁寧に行える。そのまま次の目的地を探すも良し、銃声が鳴り響いた瞬間に現場へ急行して戦闘に入るも良し、激戦区を避けて安全地帯へ降下するだけでも選択肢が色々と生まれる。

 

▲戦闘中はむやみに突撃して孤立しないこと。味方のポジションから”つかず離れず”を保とう

 

ただし、すべての戦闘を避けてチャンピオンになれるほど『Apex』は甘くない。必ずどこかで戦闘が発生するわけだが、その際に意識しておきたいのは「チーム全体のポジション(立ち位置)」だ。つねに自分と味方の位置関係を正しく把握しておくと、戦闘をより有利に運べる。

たとえば前方10メートル先に敵チームがいた場合、自身が正面から銃撃で相手の注意を引き付け、残りの味方2人が左右から回り込んで側面から射撃を行う……といった具合に、一方向からではなく多方向から攻撃を仕掛けると、敵対チームにプレッシャーを与えやすくなる。

 

こうした戦い方は「クロスファイア」(十字砲火)と呼ばれ、チーム主体で戦う『Apex』においてはとくに有効な戦術だ。見知らぬプレイヤーと連携を取るのは中々に難しいが、もしフレンドと一緒にプレイするなら是非ともチャレンジしてもらいたい。

さらに余裕があるなら、実際の競技シーンを観戦してプロゲーマーの戦い方を参考にしてみるのも良いだろう。

 

▲Apex Legends Global Series Autumn Circuit Playoffs – North America

味方との相性を考えてレジェンドを選ぶべし

続いての極意は「相性を考慮したレジェンド選び」について。『Apex』には個性豊かなレジェンドが15近く登場しており、プレイヤーがそれらをアンロックさえすれば、縛りを気にせず自由に選択できる。

しかし自由に選べるからと言っても、レジェンド同士の相性を無視すれば勝率も目に見えて下がってしまう。前衛・後衛、アタッカー・サポート……等々、それぞれの役割や得意なシチュエーションを考えてレジェンドを選べば、それだけでチャンピオンへの道のりはグッと縮まるはずだ。

 

▲レジェンド同士の相性に着目することで、自然と得意な戦闘シチュエーションも浮かび上がってくる

 

”レジェンド同士の相性が勝敗を握る”と聞けば、やはり気になるのはオススメのレジェンド構成。筆者の経験をもとに意見を述べると、シーズン8において攻守の取れたレジェンド構成は「ブラッドハウンド・ホライゾン・ジブラルタル」になる。

ワンボタンで手軽に索敵を行えるブラッドハウンド、奇襲にも逃走にも使える戦術アビリティがとにかく強力なホライゾン、そして周囲を取り囲む防御壁と高威力の爆撃を一人で発動できるジブラルタル。あくまで一例ではあるが、攻守のバランスを重視するならこの3名は選択しておきたい。

 

▲ジブラルタルの「プロテクトドーム」は周囲の攻撃をシャットダウンする

 

とは言うものの、各プレイヤーの腕前やマップ状況、敵対チームの強さといった要素が絡んでくるため、レジェンド選びの絶対的な正解はないに等しい。加えて最初からレジェンド同士の相性を丸々抑えるのは不可能なので、まずは自分の好きなレジェンドの能力を正しく理解し、そこからレジェンド同士の相性を地道に学ぶと良いだろう。

エイム時の感度を最適化すべし

最後は「エイム時の感度」について。『Apex』はシューティングゲームである以上、プレイヤー自身が照準を合わせて敵を狙い打たなければならない。そんなときにちょっとでも感度がズレていると、敵と撃ち合った際に弾が思うように当たらず、一瞬の差で倒されてしまうこともある。だからこそ、ゲームを始める前の徹底的な感度調整が重要だ。

 

▲設定画面には各種項目が並んでいるが、とりあえず「感度」を合わせることに集中しよう

 

設定画面には各種項目がズラッと並んでいるため、最初は何から設定すればいいか戸惑うかもしれない。ひとまずは「移動/エイム」と書かれた欄の「感度」に注目し、数値を1段階ずつ変更して視点移動や振り向き具合の確認から始めよう。

「スティックを倒すと照準がターゲットから通り過ぎてしまう」なら感度を下げる。逆に「スティックを倒してもターゲットへ照準をサッと合わせることができない」なら、感度を段階的にあげてみる。

一見細かいように思えるが、こうした地道なチューニングが今後の『Apex』ライフを謳歌する上で欠かせない。もちろん試合中は感度調整をしている暇など無いので、各種設定の変更は必ず「射撃場」で行うこと。妥協せず自分に見合った感度を探し出そう。

 

『Apex』は大多数のプレイヤーが激戦を繰り広げ、最後の1チームのみは栄光を掴めるバトルロイヤルゲーム。ゆえに”勝利に繋がる知識をどれだけ知っているか”が勝敗を左右すると言っても過言ではない。初心者の方は今回ご紹介した極意を参考にしつつ、地道に腕前を磨くところから始めてみてほしい。

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