昨年からおさまる気配のない新型コロナウィルスの影響下においても、感染対策を施しシーズンが開幕、連日熱い戦いがくり広げられているプロ野球。
そんな現実のプロ野球の開幕にあわせて、各野球ゲームも2021年度版にアップデート。2015年にモバイルゲームとしてサービスを開始して以来、長期に渡って高い人気を保持し続けている『プロ野球スピリッツA』(以下、『プロスピA』)も例外ではなく、最新データに基づいた現役選手が登場。
そのうえで往年の名選手も定期的に追加されており、さまざまな世代の野球ファンが思い描くドリームチームを作れる野球ゲームとしてパワーアップし続けている。本記事ではスポーツファン向けに『プロスピA』の魅力を紹介していきたい。
スター選手獲得のハードルは意外と低い!?
『プロスピA』は、『パワフルプロ野球』、『ウイニングイレブン』といった、スポーツゲームのビッグタイトルを抱えるKONAMIによる基本料金(ゲーム内課金有)無料の野球ゲームだ。リアルな3DCGで描かれたプロ野球12球団の選手をスカウトで収集し、プレイヤー好みのオリジナルチームを作成。試合や定期的に開催されるイベントで得られる報酬で選手を強化していき、より高いレベルでの理想のチームを作り上げていくのが目的となっている。
「スター選手を手に入れることは難しいのではないか……」と思う人もいるかもしれないが、試合報酬や無料で引けるスカウトで選手を手に入れることができる他、ゲームスタート時にはBランク以上の選手が獲得できる「ゴールド契約書」が3枚もらえるキャンペーンも開催されており、ゲーム開始時からプロ野球ファンなら誰もが知っている、名の通った選手でオーダーを組めるようになっている。
また、『プロスピA』の特定のスカウトや契約書(試合やイベントの報酬でもらえるアイテム)では、選んだベース球団によって登場する選手が変化するものがある(巨人を選べば坂本選手や菅野選手など、ソフトバンクを選べば千賀選手や柳田選手などが登場)ので、ゲームを始めて2~3週間ほど経てば、現役選手、OB選手を組み合わせた、”応援している球団をベースにしたドリームチーム”といえるようなオーダーが完成するはずだ。
▲選手にはランク(S,A,B,C,D)が設定されている(※Sが一番高いランクとなる)。ランクによってレベルの上限や特殊能力の有無などで性能差はあるが、その選手の特徴(打球の弾道や投げられる変化球の球種)はD、Cランクでも再現されている
▲ベース球団に千葉ロッテマリーンズを選んで3週間ほど『プロスピA』をプレイした筆者のオーダー。自球団の選手が確定で出現する契約書やスカウトで入手した主力(二木、唐川、マーティン、荻野etc……)と他球団の有名選手が並ぶ。
タップ操作での打つ、投げるが気持ちいい試合パート
元々は家庭用ゲーム機で野球選手の姿や動きをリアルに再現した野球ゲームとしてスタートした「プロ野球スピリッツ」シリーズ。『プロスピA』の試合パートはスマートフォンというデバイスに最適化した操作を採用しつつ、過去作で培われたノウハウが随所に落とし込まれているのが特徴だ。
▲『プロスピA』の試合は、基本的にはオートでイニングが消化されていき、勝敗の分かれ目になりそうなチャンス/ピンチの場面になると、”出番だ!”の合図とともに、プレイヤーが直接操作を行なうパートへと移行する
プレイヤーの出番がやって来るのは1試合おおよそ3回、しかも打撃か投球のみを担当する形式なため、『プロスピA』の試合は1回数分で終わるハイテンポさだが、そこで行われる打撃と投球に関しては、「プロスピ」シリーズおなじみの本格仕様となっている。
まず「プロスピ」シリーズのピッチャー対バッターの勝負は、ピッチャーがどんなスピードの球を投げたかによって、バッターの球速に対する対応力が1球ごとに変化するため、配球を意識してプレイしたほうがいい結果に繋がりやすくなっている。
操作面では投球時も打撃時も、画面をタップするタイミングがポイント。バットをスイングするタイミングが重要なのはもちろん、ピッチャーを操作している際は投球モーションにあわせてタップし、適切なタイミングでボールをリリースしなければ、『プロスピA』では思い通りのコースに投げわけることができない。また定期的に開催されるイベントの中には盗塁や守備にチャレンジするミニゲームなどがあるが、その際も同様に走り出しや送球時にタイミングのいい画面タップが求められる。
コントローラーでの操作に慣れている人間にとっては多少の慣れは必要だが、ある程度プレイを続けてコツを掴めば、指1本で家庭用ゲーム機の野球ゲームと同じレベルの選手操作が可能になる。特定の球団、選手のファン、ドリームチーム作りにそれほど興味がなくても、アクション(操作)性の高いモバイルゲームとして楽しめるはずだ。
▲ピッチャーの球種が事細かに再現されているのも「プロスピ」シリーズの特徴。球種ごとに威力が設定されていたり、同じ変化球でも“カウントを取りにいく曲がりの小さいフォーク”、”三振を取るための変化量の大きいフォーク”といったように、2種類持っている投手も少なくない
▲打撃はゾーン打ちと強振、どちらの打法を選ぶかで操作感覚が大きく変わる。ゾーン打ちの場合はストライクゾーンに来た球の速度に合わせて画面をタップするだけで完結するが、強振を選んだ場合はボールが来るまで画面をタッチし続け、バットカーソルをボールの軌道にあわせてスイングすることで、より強い打球を飛ばせる
人対人ならではの駆け引きが楽しめるリアルタイム対戦も充実
さらにここ最近の『プロスピA』は、プレイヤーどうしが直接試合できる、リアルタイム対戦も充実しつつある。恒常的に対戦ができるランク戦、ルーム戦に加えて、今年の春はより手軽にリアルタイム対戦を楽しめる新モード、“野球盤”のβテストなどが行なわれ、リアルタイム対戦の中だけでもバリエーションのある遊びを体験できた。
▲リアルタイム対戦(ランク戦)では、2イニングで決着がつく短期決戦の全打席、投球をプレイヤーが担当。2回の裏で決着がつかなかった場合は、ランナーが出た状態で試合が進む、タイブレーク状態で1イニングの特別延長に入る。またリアルタイム対戦(ルーム戦)ではイニングなどを自由に設定して遊ぶことが可能。
▲試合中の操作もCPU相手のゲームモードとは異なる。投球には制限時間が設けられており、打撃時にはゾーン打ちではなくカーソルを使用したミート打ちでの操作となる。守備の操作はないものの、投球と打撃に関してはほぼほぼ家庭用ゲーム版の「プロスピ」シリーズと同じ仕様になる
また、『プロスピ』Aのリアルタイム対戦に関しては、今後続々とゲーム外のイベント(大会)が開催予定なのもトピックのひとつ。2021年6月4日(金)からは”全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE(三重)”で行なわれる学生を対象にした『プロスピA』のタッグ大会のエントリーと予選がスタート。続いて7、8月には各都道府県の代表を決めるブロック予選大会が行なわれ、10月16、17日に開催予定の全国決勝まで、熱戦が繰り広げられる。
そしてe-elementsでも、この全国決勝に向けたブロック予選大会を実施するので『プロスピA』に興味のある学生諸君は、参加条件を確認し、ぜひ大会にエントリーしてみてほしい。
大会公式サイト
https://e-baseball.konami.net/kokutai/2021/
ブロック予選サイト
https://e-elements.jp/campaign/prospi_a_zengaku_2106/
「プロスピ」シリーズゆずりの本格的な試合パートをそなえていながら、試合はほぼオート進行、気軽に理想のチーム作りにも没頭できる『プロスピA』。スポーツゲームとしてはもちろん、数多あるモバイルゲームの中でもプレイヤー数が多い人気のタイトルなので、野球好きのみならず、長く遊べるゲームを探している人は、ぜひ一度『プロスピA』に触ってみてもらいたい。
一般社団法人日本野球機構承認
日本プロ野球名球会公認
日本プロ野球OBクラブ公認
日本プロ野球外国人OB選手会公認
プロ野球フランチャイズ球場公認
Japan Baseball Data(株)
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ライター/マンモス丸谷
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