VALORANT地域チャンピオンを決める大会「VALORANT Champions Tour Stage3」が2021年7月4日(日)から開催された。
「VALORANT Champions Tour」とはVALORANT世界王者を決める大会で、Challengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。

地域大会Challengersと、その勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT初代年間チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。
そして、7月4日(日)から開催されたVALORANT Champions Tour Stage3では、Mastersに出場する2チームを決める戦いが行われる。Stage1は新型コロナウイルスの影響で地域内限定での開催となったMastersだが、Stage2ではCrazy Raccoonが日本代表としてアイスランドで世界の強豪と戦いを繰り広げた。そしてStage3はドイツでの開催が予定されており、期待が高まっている。
10日(土)~11日(日)にかけてはWeek1 Main Eventが開催。実況/解説にakamuさん・Ooodaさん・yueさん・Yukishiroさんの4名を迎え、Playoff進出をかけた戦いが行われた。
ここからはDay1で配信された各マッチのレポートをお届けしよう。
Absolute JUPITERからリブランディングにより、ZETA DIVISIONに装いを新たにした前日本王者。王座奪還に向けた初戦では今大会初となるブリーズをピックし、視聴者を驚かせた。Open Qualifierで台風の目となったICCだったが、新加入のmakiba選手(ZETA)を加え、細かなスキル面での連携をさらに高めたZETAを前に本来のプレイができず敗戦となった。

今のチームの完成度について「80%」と話したcrow選手(ZETA)。チームとして徐々に完成に近づいている自信がうかがえた。
圧倒的なフィジカルで予選を突破したNthは、この日もseoldam選手(Nth)・Meiy選手(Nth)を中心に撃ち合いの強さを存分に披露しました。さらに2マップ目のアイスボックスでは、素早いラッシュやリテイクといったほかのチームとは異なるリズムでの試合展開でSEを翻弄。2マップ連続で勝利し、悔しい結果に終わったStage2から進化した姿を見せてくれた。

グループ突破に向けて重要な試合でチームを牽引したのはやはりseoldam選手(Nth)。ICCに流れが傾きかけた場面でのスーパープレーで最後まで相手のペースを許さなかった。ICCはNthの得意とする素早いリテイクへの対策でラウンドを取る場面もあったが、Nthはそれを上回る完成度の高さを見せつけた。

試合後のインタビューでVorzコーチ(Nth)が「チームの仕上がりに自信がある」と話した通り、2試合連続で相手を圧倒したNth。これからの試合に期待の持てる内容でPlayoff進出を確定させた。
勝ったチームがグループ突破に大きく前進する試合で強さを見せたのはZETA。ピックしたブリーズでは、相手にファーストブラッドを取られるラウンドも多かったが、個人技で巻き返して勝利。続くアセントでもこれまで以上に積極的な撃ち合いを見せてSEを終始圧倒。Stage2から戦い方を大きく変えたZETAがNthに続きグループ突破を決めた。

「準備してきたものを見せられた」とJUNiORコーチが手ごたえを口にした通り、危なげなく勝利を収めたZETA。makiba選手を加え、さらなる成長を遂げたZETAのPlayoffでの活躍に期待したい。
Main Event敗退が確定してしまったものの、次の試合に向けていいイメージで終わりたい両チームの対戦をリードしたのはSE。ICCも2マップ目のヘイブンでは後半から追い上げを見せ11-12まで迫ったが、惜しくも2マップ連続で敗北。これまで多くのコミュニティ大会で結果を残しているSEが最終戦でようやく本来の力を発揮した。

この日最後の試合は1位突破をかけてZETAとNthが対戦。1マップ目のブリーズは序盤こそNthがリードしたが、9ラウンド目からZETAが一気に11ラウンド連取し大逆転で勝利。しかし続くヘイブンでは自分たちのやりたい事を押し通したNthがZETAにリベンジを果たす。タイムアウト含め両チームが持てる力を最大限出した熱戦は勝ち点を分け合う結果に終わった。

この試合について「ZETA相手に1マップ取得したことは、間違いなくNthにとっていい方向につながる」と話したYukishiroさん。1位突破こそ惜しくも逃してしまったものの、Nthの底知れない実力を感じさせる内容となった。
続けてDay2のレポート。
Stage3からPepper選手を迎え、輝きを取り戻したBBIは現王者CRと対戦。注目の一戦はOTの末にBBIが1マップ目を取る意外な展開になるが、2マップ目では王者CRが日本随一のフィジカルの強さを見せて勝利。得失ラウンドで上回ったCRがグループ突破に前進したが、BBIの善戦に視聴者も大いに沸いた。

プロチームを破って予選を突破した両チームの対戦は高校生4人を含むGTSが勢いのある攻めでラウンドを重ねて1マップ目を勝利。しかし続くブリーズではStage1でMain Eventに進出したNovagis Gamingのメンバーで構成されたSPXが連携力の高さを見せてマップを取り返した。

RIA選手(GTS)は「大会経験が浅くガンガン撃ち合いに臨めなかった」と悔しさも口にしたが、若さ溢れるパワフルなプレーは多くの視聴者を魅了した。
全チーム引き分けのため勝利すればグループ突破に大きく前進するこの試合。1stmapは両チームが相手の動きにすぐに対応するハイレベルな戦いになり、この日2度目のOTの末にSPXが先勝した。勢いに乗るSPXは2ndmapでも接戦を見せたがBBIが意地を見せ、この日3度目となる引き分けとなった。

王者CRに対して新進気鋭のGTSが積極的に撃ち合いを仕掛けていき、序盤はラウンドを取り合う接戦になった。しかし、Fisker選手(CR)のオペレーターでのワンピックで数的優位を作り続けたCRが1マップ目を大差で勝利。続くアセントでも物怖じせずに撃ち合ったGTSだったが、最後までオペレーターに対応できずに2マップ連続で敗北を喫した。

「拮抗しているグループで勝利できて安心した」と話したneth選手(CR)。グループ突破に大きく前進する勝利を収めた。
全チームにグループ突破の可能性があり、是が非でも勝ち点が欲しい両チーム。勝利が絶対条件のGTSはBBIのマッチポイントから一気に5本連続でラウンドを取り、OTに持ち込む。BBIも粘りを見せたがOTの末にGTSが勝利し、グループ突破の望みを2マップ目につないだ。しかしグループ突破に向けて少しでも勝ち点の欲しいBBIも2ndmapの終盤に5本連続でラウンドを連取し、そのまま勝利を収めた。

snooコーチ(GTS)が「個人のパフォーマンスはめちゃくちゃよかった」と話す通り、強豪BBIに対しても物怖じせずに撃ち合いに挑み、見事に1マップ取得したGTS。惜しくもWeek1は敗退となってしまったが、Week2での躍進に期待の持てる内容を見せてくれた。
唯一グループ突破が確定しているCRは突破の可能性を残すSPXと対戦。この日の最終戦に向けて構成を大きく変更したCRは撃ち合いでSPXを完封。1マップ目では0-3から13本連続でラウンドを積み重ねて勝利した。続くアイスボックスでもSPXを寄せ付けなかったCRが王者の風格を漂わせる圧巻のパフォーマンスで1位突破を決めた。

これまでIGLを担当してきたMunchkin選手(CR)がこの日は一度も出場しないなど、さまざまな事を試しているように見受けられたCR。Medusa選手(CR)も「チームワークがまだまだ足りない」と話し、まだまだ伸びしろを感じさせる内容となった。Playoffで新生CRがどのような姿を見せてくれるか期待したい。
2日間にわたって行われたWeek1でMasters進出につながるStage3 Playoffsへの進出を決めたのはZETA DIVISION・Northeption・Crazy Raccoon・BlackBird Ignisの4チーム。


今週惜しくも敗退してしまったチームは再来週のWeek2 Main EventにてPlayoff進出をかけて戦う。これからの戦いにも注目したい。
© 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reserved
YouTube:
Day1:https://www.youtube.com/watch?v=oLaamMtwolA
Day2:https://www.youtube.com/watch?v=t3Unhn2w7rw
Twitch:
Day1:https://www.twitch.tv/videos/1082045687
Day2:https://www.twitch.tv/videos/1083045454
VALORANT Champions 公式:
https://valorantesports.tokyo/index.html
「VALORANT Champions Tour」とはVALORANT世界王者を決める大会で、Challengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。

地域大会Challengersと、その勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT初代年間チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。
そして、7月4日(日)から開催されたVALORANT Champions Tour Stage3では、Mastersに出場する2チームを決める戦いが行われる。Stage1は新型コロナウイルスの影響で地域内限定での開催となったMastersだが、Stage2ではCrazy Raccoonが日本代表としてアイスランドで世界の強豪と戦いを繰り広げた。そしてStage3はドイツでの開催が予定されており、期待が高まっている。
10日(土)~11日(日)にかけてはWeek1 Main Eventが開催。実況/解説にakamuさん・Ooodaさん・yueさん・Yukishiroさんの4名を迎え、Playoff進出をかけた戦いが行われた。
マッチレポート Day1
ここからはDay1で配信された各マッチのレポートをお届けしよう。
Icicle Conflict(ICC) vs ZETA DIVISION(ZETA)
Absolute JUPITERからリブランディングにより、ZETA DIVISIONに装いを新たにした前日本王者。王座奪還に向けた初戦では今大会初となるブリーズをピックし、視聴者を驚かせた。Open Qualifierで台風の目となったICCだったが、新加入のmakiba選手(ZETA)を加え、細かなスキル面での連携をさらに高めたZETAを前に本来のプレイができず敗戦となった。

▲この日初のエースを見せたのはReita選手(ZETA)。Open Qualifierでは不調だったブレイドストームだが1マップ目では強気なプレイでキルを量産した
今のチームの完成度について「80%」と話したcrow選手(ZETA)。チームとして徐々に完成に近づいている自信がうかがえた。
Northeption(Nth) vs SETOUCHI ENLIFE(SE)
圧倒的なフィジカルで予選を突破したNthは、この日もseoldam選手(Nth)・Meiy選手(Nth)を中心に撃ち合いの強さを存分に披露しました。さらに2マップ目のアイスボックスでは、素早いラッシュやリテイクといったほかのチームとは異なるリズムでの試合展開でSEを翻弄。2マップ連続で勝利し、悔しい結果に終わったStage2から進化した姿を見せてくれた。

▲日本でも屈指のコントローラーであるSugarZ3ro選手(Nth)は1stmapでKDA4.1を記録。Stage2からさらにフィジカルに磨きがかかった印象だ
Icicle Conflict(ICC) vs Northeption(Nth)
グループ突破に向けて重要な試合でチームを牽引したのはやはりseoldam選手(Nth)。ICCに流れが傾きかけた場面でのスーパープレーで最後まで相手のペースを許さなかった。ICCはNthの得意とする素早いリテイクへの対策でラウンドを取る場面もあったが、Nthはそれを上回る完成度の高さを見せつけた。

▲人数不利を覆すクラッチを幾度となく見せたseoldam選手。「韓国No.1ジェット」と称されるその実力に疑いの余地はない
試合後のインタビューでVorzコーチ(Nth)が「チームの仕上がりに自信がある」と話した通り、2試合連続で相手を圧倒したNth。これからの試合に期待の持てる内容でPlayoff進出を確定させた。
ZETA DIVISION(ZETA) vs SETOUCHI ENLIFE(SE)
勝ったチームがグループ突破に大きく前進する試合で強さを見せたのはZETA。ピックしたブリーズでは、相手にファーストブラッドを取られるラウンドも多かったが、個人技で巻き返して勝利。続くアセントでもこれまで以上に積極的な撃ち合いを見せてSEを終始圧倒。Stage2から戦い方を大きく変えたZETAがNthに続きグループ突破を決めた。

▲アセントで解説のYukishiroさんを驚かせたZETAのミッドコントロール。スモーク・フラッシュ・リコンを合わせた見事な連携で常に主導権を握り続けた
「準備してきたものを見せられた」とJUNiORコーチが手ごたえを口にした通り、危なげなく勝利を収めたZETA。makiba選手を加え、さらなる成長を遂げたZETAのPlayoffでの活躍に期待したい。
Icicle Conflict(ICC) vs SETOUCHI ENLIFE(SE)
Main Event敗退が確定してしまったものの、次の試合に向けていいイメージで終わりたい両チームの対戦をリードしたのはSE。ICCも2マップ目のヘイブンでは後半から追い上げを見せ11-12まで迫ったが、惜しくも2マップ連続で敗北。これまで多くのコミュニティ大会で結果を残しているSEが最終戦でようやく本来の力を発揮した。

▲2試合通じてフラグトップを記録したfujiyama選手(SE)。ファーストブラッド10とデュエリストとしての役割を十二分に果たした
ZETA DIVISION(ZETA) vs Northeption(Nth)
この日最後の試合は1位突破をかけてZETAとNthが対戦。1マップ目のブリーズは序盤こそNthがリードしたが、9ラウンド目からZETAが一気に11ラウンド連取し大逆転で勝利。しかし続くヘイブンでは自分たちのやりたい事を押し通したNthがZETAにリベンジを果たす。タイムアウト含め両チームが持てる力を最大限出した熱戦は勝ち点を分け合う結果に終わった。

▲ヘイブンではヴァイパーを使用し勝負を決める3キルを見せたMeiy選手。試合後のインタビューでは「収穫ばかりだったので1カ月後強くなったNthを見せたい」と力強いコメントを残した
この試合について「ZETA相手に1マップ取得したことは、間違いなくNthにとっていい方向につながる」と話したYukishiroさん。1位突破こそ惜しくも逃してしまったものの、Nthの底知れない実力を感じさせる内容となった。
マッチレポート Day2
続けてDay2のレポート。
BlackBird Ignis(BBI) vs Crazy Raccoon(CR)
Stage3からPepper選手を迎え、輝きを取り戻したBBIは現王者CRと対戦。注目の一戦はOTの末にBBIが1マップ目を取る意外な展開になるが、2マップ目では王者CRが日本随一のフィジカルの強さを見せて勝利。得失ラウンドで上回ったCRがグループ突破に前進したが、BBIの善戦に視聴者も大いに沸いた。

▲先週からロスター・構成を大きく変えてこの試合に臨んだCR。Fisker選手(CR)が「修正点が多く見つかり悔しい結果になった」と話した通り新生CRにはまだ課題が多く残っているようだ
Storks Phalanx(SPX) vs Gaming Team Selector(GTS)
プロチームを破って予選を突破した両チームの対戦は高校生4人を含むGTSが勢いのある攻めでラウンドを重ねて1マップ目を勝利。しかし続くブリーズではStage1でMain Eventに進出したNovagis Gamingのメンバーで構成されたSPXが連携力の高さを見せてマップを取り返した。

▲SPXを苦しめたのがRIA選手のジャッジ。れじ選手が「やりたいことができなかった」と話す通りブラストパックを生かした近距離戦で相手を制圧した
RIA選手(GTS)は「大会経験が浅くガンガン撃ち合いに臨めなかった」と悔しさも口にしたが、若さ溢れるパワフルなプレーは多くの視聴者を魅了した。
BlackBird Ignis(BBI) vs Storks Phalanx(SPX)
全チーム引き分けのため勝利すればグループ突破に大きく前進するこの試合。1stmapは両チームが相手の動きにすぐに対応するハイレベルな戦いになり、この日2度目のOTの末にSPXが先勝した。勢いに乗るSPXは2ndmapでも接戦を見せたがBBIが意地を見せ、この日3度目となる引き分けとなった。

▲重要なラウンドでフラッシュから2キルを取ったpopogachi選手(BBI)。日本で流行りを見せているスカイをうまく使いこなしフラグトップに輝いた
Crazy Raccoon(CR) vs Gaming Team Selector(GTS)
王者CRに対して新進気鋭のGTSが積極的に撃ち合いを仕掛けていき、序盤はラウンドを取り合う接戦になった。しかし、Fisker選手(CR)のオペレーターでのワンピックで数的優位を作り続けたCRが1マップ目を大差で勝利。続くアセントでも物怖じせずに撃ち合ったGTSだったが、最後までオペレーターに対応できずに2マップ連続で敗北を喫した。

▲2マップ通じてGTSを苦しめたのはFisker選手(CR)。合計20回のファーストブラッドを叩き出しチームを牽引し続けた
「拮抗しているグループで勝利できて安心した」と話したneth選手(CR)。グループ突破に大きく前進する勝利を収めた。
BlackBird Ignis(BBI) vs Gaming Team Selector(GTS)
全チームにグループ突破の可能性があり、是が非でも勝ち点が欲しい両チーム。勝利が絶対条件のGTSはBBIのマッチポイントから一気に5本連続でラウンドを取り、OTに持ち込む。BBIも粘りを見せたがOTの末にGTSが勝利し、グループ突破の望みを2マップ目につないだ。しかしグループ突破に向けて少しでも勝ち点の欲しいBBIも2ndmapの終盤に5本連続でラウンドを連取し、そのまま勝利を収めた。

▲マッチポイントから勝利に導く1vs3を見せたTenzou選手(GTS)。解説のYukishiroさんに「不利な状況を力で覆した」と言わしめたプレーに視聴者もこの日一番の盛り上がりを見せた
snooコーチ(GTS)が「個人のパフォーマンスはめちゃくちゃよかった」と話す通り、強豪BBIに対しても物怖じせずに撃ち合いに挑み、見事に1マップ取得したGTS。惜しくもWeek1は敗退となってしまったが、Week2での躍進に期待の持てる内容を見せてくれた。
Crazy Raccoon(CR) vs Storks Phalanx(SPX)
唯一グループ突破が確定しているCRは突破の可能性を残すSPXと対戦。この日の最終戦に向けて構成を大きく変更したCRは撃ち合いでSPXを完封。1マップ目では0-3から13本連続でラウンドを積み重ねて勝利した。続くアイスボックスでもSPXを寄せ付けなかったCRが王者の風格を漂わせる圧巻のパフォーマンスで1位突破を決めた。

▲1マップ目では全員がエージェントを変更する驚きのピックを見せたCR。新加入選手4人を迎えたことによりピックプールにもかなり幅が生まれたようだ
これまでIGLを担当してきたMunchkin選手(CR)がこの日は一度も出場しないなど、さまざまな事を試しているように見受けられたCR。Medusa選手(CR)も「チームワークがまだまだ足りない」と話し、まだまだ伸びしろを感じさせる内容となった。Playoffで新生CRがどのような姿を見せてくれるか期待したい。
まとめ
2日間にわたって行われたWeek1でMasters進出につながるStage3 Playoffsへの進出を決めたのはZETA DIVISION・Northeption・Crazy Raccoon・BlackBird Ignisの4チーム。


今週惜しくも敗退してしまったチームは再来週のWeek2 Main EventにてPlayoff進出をかけて戦う。これからの戦いにも注目したい。
© 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reserved
YouTube:
Day1:https://www.youtube.com/watch?v=oLaamMtwolA
Day2:https://www.youtube.com/watch?v=t3Unhn2w7rw
Twitch:
Day1:https://www.twitch.tv/videos/1082045687
Day2:https://www.twitch.tv/videos/1083045454
VALORANT Champions 公式:
https://valorantesports.tokyo/index.html
関連記事
-
- 【優勝インタビュー+現地レポート】チームブースがパワーアップで今シーズンは会場にも大きな変化が!?——RIDDLE ORDERが完全優勝を果たした国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2025」
- 『VALORANT』の国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2025 Season Finals」の準決勝戦・決勝戦が、8月23日(土)~24日(日)に開催された。NOEZ FOXX(NFX)、FENNEL(FL)、RIDDLE ORDER(RID)の国内の強豪チームが白熱した試合を見せ、会場を大いに盛り上げた。▲正面以外にも、巨大なサブディスプレーが吊り下がっており、どの位置にいても試合は見やすい そんなすさまじい試合が開催されたのは、東京の西側にある「京王アリーナTOKYO」。以前、東京五輪の会場としても利用されたことがあり、今年2月に「武蔵野の森総合スポーツプラザ」から名前が変わったばかりの大型スポーツ施設だ。▲会場のいたるところに戦略フレンズが隠されているという、遊び心満載の会場。場所は日替わりなので、フルコンプリートはかなり難しい 今回はそんなChallengers Japan最終決戦の様子を、余すところなくレポートするとしよう。初日から大激戦——スーパープレー連発で会場は大熱狂 初日に実施された準決勝の対戦カードは、NFX vs FL。NFXの円陣、そしてFLの「一本締め」で気合いを入れる。▲NFXの円陣。BlackWiz「練習したことをやって、勝つだけ。あとは楽しもう!」 第1マップの「カロード」は、4:13でNFXが勝利。一方で第2マップの「サンセット」は、13:3でFLが勝利。お互い、自身のピックマップは堅調に獲得していく。第3マップの「ロータス」は、ほぼ同点のまま試合が進み、最終的にはオーバータイムに突入。勝っては負け……というもどかしい展開の中、王手をかけたのはFLであった。▲角に隠れたEsperanza。最後の最後まで我慢し、スティンガーで全員をキル。武器不利ラウンドをACEでひっくり返す、波乱の幕開けとなった(https://www.youtube.com/live/NFuviQM9KRc?si=UVJJg7851uWy_QZj&t=11686) 運命の第4マップは「ヘイヴン」。こちらも互いに拮抗しながら、ほぼ同点のままラウンドを重ねていく。だが勝負ラウンドの第22ラウンド、FL側の的確なカバーによりNFXは惜敗。FLのマッチポイントの中、NFXは武器が不利な状況に追い込まれた。迎えた第23ラウンド、ここでもFLは安定したプレーを見せ、結果NFXは敗北。翌日の決勝戦に駒を進めたのはFLであった。▲必死に喰らいつくNFXだったが、先に人数有利を獲得したFLがそのまま勝利。NFXはこの時点で3位敗退が確定した(https://www.youtube.com/live/NFuviQM9KRc?si=eyMRVvVX7QfXix2C&t=19721) ▲カメラに向けて啖呵を切るGON。「おいJoxJo、首洗って待っとけ!」と明日の試合を盛り上げる(https://www.youtube.com/live/NFuviQM9KRc?si=YJtuN_tWS4aRL3q-&t=20090) ▲翌日には、さっそく応援ボードが作られていた 推しグッズが買える! 推し選手に会える!——チームブースを散策してみた 会場内には、国内チームのブースが設けられた。どのチームも、グッズ販売やファン交流などといった独自の企画が目白押しだ。NOEZ FOXX(NFX) 準決勝で惜しくも敗れたNFX。翌日の決勝では、ブース内に選手たち、そしてDJふぉいオーナーが登場。誰と撮影するかも、好きに選ぶことができる。ファンにはたまらない企画であること間違いなしだ。▲キツネのポーズで記念撮影! 終了後にはグータッチまでしてくれるぞ ▲「一押しのグッズは?」と聞くと、NFXのロゴのついたハンドスピナー(数量限定で無料配布)をオススメされた。なぜかマーカーペンが付いているが、実用性は未知数だ REJECT(RC) RCブースでは、グッズ販売の他にマウスの展示も行われていた。国内未発売を含む新作デバイスを、実際にさわって試すことができる。ここ最近は「REJECT GEAR」として、ゲーミングデバイス開発に力を入れていることがうかがえる。やはり、選手目線での商品開発ができることが強みなのだろう。単なるファングッズではなく、1ゲーマーにしっかりとオススメできるデバイスばかりだ。▲REJECTとLAMZUがコラボした、ポーリングレート8kの新作マウスたち。特に一番左の「MAYA 8K」は45g(±2g)という驚きの軽さ ▲hiroronn選手(左)とMeatPieN選手(右)もブースに登場。バッチリ記念撮影もできるぞ! QT DIG∞(QTD) 今年4月に「Sengoku Gaming」からリブランディングされたQTDでは、シーズン中も活躍したmisaya選手とKippei選手が、ほぼ2日間フルでブース内でファン対応を行っていた。以前から選手と会える率が高いことで有名なチームだが、今年もやはり健在のようだ。▲オススメグッズはやはり「色紙」だろう。そのままブースにいる選手に、サインを書いてもらうことができるぞ ▲ブースでは、なんとクローヴとキルジョイがアルバイト中! 実は以前開催されたチームのファンミーティングで直接勧誘したそうな ▲クローヴのアビリティー「ピック・ミー・アップ」のポーズで記念撮影 駒を進めるFL、立ち向かうRID——運命の決勝戦 8月24日(日)に行われた決勝戦。見事勝ち進んだFLと、待ち構えるRIDの対決が行われることとなった。観客席ではFLファンの応援ボードがキラキラと輝く一方で、RID側の黄色と黒の警告色のユニフォームもいっそう目立った。▲円陣を組むRIDに対して、FLは観客と共に一本締め。会場との妙な一体感が生まれた瞬間である 第1マップ、第2マップは、お互いのピックマップをそれぞれ堅調に獲得する。だが第3マップの「アイスボックス」では、さらにノッてきたRID。若干FLが勢いを増す場面はあったものの、基本的には追随を許さない。▲戦車のようにすべてを薙ぎ払う素早い展開で、勢いのまま第3マップを勝利。先にマッチポイントを獲得したのはRIDだ 第4マップは「バインド」。FL側も決して劣ってなどいないのだが、RIDの単純な火力に前半から押され気味の様子だ。だが中盤には少しずつFLも持ち直し、前半を5:7で折り返す展開となった。▲yatsukaのデッドロックが、ここぞという時に活躍。RIDの完璧な守りを攻略するのに、あまりにも時間が足りなさすぎる(https://www.youtube.com/live/SdqI3FsHtPE?si=fsDHGYjSO0Y9SRFq&t=21201) 堅調にFLがピストルラウンドを獲得したのも束の間、その次のエコラウンドではまさかのRIDが逆転でラウンドを獲得。有利な状況だったはずが、逆に差をつけられてしまう展開に。▲yatsukaのシェリフが武器差を一瞬で覆していく。圧倒的なキルスピードに、もはやオブザーバーのカメラも追いつけていない(https://www.youtube.com/live/SdqI3FsHtPE?si=z2fNhiOezsNrKHwc&t=22600) その結果、FLは思うように得点を重ねることができず、終始RID優勢のまま試合は進行。完全に試合展開を握ったRIDは、第21ラウンド目、残されたGONをそのまま制し勝利。見事日本一の座を手にした。▲残ったMintyとJoxJoの連携は、少しのチャンスも許さない。そのまま8:13でRIDが優勝(https://www.youtube.com/live/SdqI3FsHtPE?si=ufCssePzmFssu4ND&t=23513) ▲JoxJoは立ち上がって雄叫びを上げた。タイ・バンコクでのリベンジマッチの切符を掴んだ瞬間である ▲昨年の敗北から、ほぼ1からチームを作り直したFL。だがついに、日本一の座を掴むことはできなかった RIDDLE ORDER 合同記者会見 ▲左からryota-(りょうた)サブコーチ、Vorz(ぼるず)コーチ、Minty(みんてぃー)、Seoldam(そるだむ)、Caedye(かえで)、yatsuka(やつか)、JoxJo(じょじょ) 最後に、試合終了直後に行われた選手・コーチとの合同記者会見の様子をお届けしよう。——まずは優勝おめでとうございます!全員:ありがとうございます!!——さっそくですが、試合を終えての感想をお願いします。JoxJo:Split 1・2でも勝ってはいたんですが、このSplit 3で負ければ、今のメンバーでやるのは最後かもしれなかったので、頑張って勝てて良かったと思います。yatsuka:JoxJoの言う通り、このメンバーで(負ければ)続くことは多分なかったと思うので、本当にこのVCJ(VALORANT Challengers Japanの俗称)で勝てて良かったと思います。Caedye:2025年のSplit 1・2・3の全部、シーズンを通して勝てたのがめちゃくちゃうれしいです。日本初らしいです(笑)。Seoldam:みんなでコールを合わせて、うまく行けたり——。なんだろう、今日は本当に全部が良くて、普通に勝ててうれしいです。Minty:勝った瞬間は、いっぱい泣くくらいうれしくかったです。RIDDLEに入って、直さなければいけないことも、まだいっぱいあると思うんですけど、努力して勝利できたのでうれしいです。Vorzコーチ:さっきCaedyeも言っていましたが、すべての大会で勝てたことがうれしいです。またここから気を引き締めて頑張ります。いきなりJoxJoに「お前シェリフ買え」と言われた——yatsuka選手のスーパープレーの裏事情とは ——バインドの後半14ラウンド、空中を飛ぶレイズをシェリフで撃ち落とすなど、yatsuka選手のかなり展開を大きく変えるプレーが際立ちました。このプレーをしたときの心境をお聞かせください。▲明らかにFLが有利なはずのエコラウンドだったが、yatsukaのシェリフが破壊した。4キル目には空中のレイズを撃ち落とすスーパープレーを見せ、会場の興奮は最高潮に(https://www.youtube.com/live/SdqI3FsHtPE?si=z2fNhiOezsNrKHwc&t=22600) yatsuka:あの時は、なんかJoxJoにいきなり「お前シェリフ買え!」って言われて始まったラウンドだったんですけど、最初の1キルを取ったときに「これラウンド取るかも」みたいなエイムの感覚があったので、自分自身では驚かなかったです。——Seoldam選手は、モニターを少し傾けるセッティングをされていると思います。あれには何か理由はあるのでしょうか。Seoldam:あれって特に何もないんですけど——。「今日はなんか調子いいな」みたいなノリで調整しながらなので、あまり気にしていないです(笑)。——本日の試合中に、何か印象に残った会話はありますか?Seoldam:多分、ピストルラウンドかな? 「みんなで気合い入れて頑張ろう! ファイティン!」と言った瞬間、テックポーズが来て笑った記憶があります。Minty:あー(笑)。——以前からCaedye選手は、師匠のBijuさんから伝授された「SiuFatBBのモノマネ」をよくされていたと思うんですが、今回の試合ではMinty選手も一緒になってやっていたかと思います。チーム内で何か伝授したりということはあったのでしょうか。▲🇨🇳Wolves EsportsのSiuFatBB選手のパフォーマンスが元ネタ。ラウンドを守りきったMinty選手とともに、観客席に向けて堂々と披露(https://www.youtube.com/live/SdqI3FsHtPE?si=GzZg2872700nKtDW&t=21322) Caedye:俺がやらせました。「Minty立て!」って言って。Minty:「お前やれ!」つって(笑)。Caedye:師匠の教えをどんどん広めていく、っと。——これからはRIDのメンバー全員に広げていく?Caedye:RID全員もそうだし、RID以外のチームにも広まってくれればうれしいです。「練習通りにやれば絶対に勝てる」——試合にも現れた王者RIDの風格 ——この試合における勝因は何だと思いますか?Vorzコーチ:練習でやってきたことを、5人それぞれやって、想定通りに勝つマップで勝てたという感じです。Minty:みんながやるべきことをやって、無理しないといけないところでは無理をして、みんな5人がまとまってたからだと思います。Seoldam:すいません、何て……。あっ、勝った理由! あー(笑)。有利な状況でも甘えずに、みんなでやることをやって、コールを合わせて落ち着いたり——。結構FLは少人数戦でゆっくりやるのが好きだとみんな知っていたので、ちゃんとコールを回して情報を交換して、それがうまくいって勝てたと思います。Caedye:僕たちがスクリムで「バインド」をするときに、大差で勝つ時は僕がピストルラウンドで3キルするんですよ。で、今日の大会もピストルラウンドで3キルしたので、「あ、これ勝ったな」と思いました。yatsuka:僕たちが勝った一番の要因は、やっぱりryota-サブコーチだと思いますね。チーム練習でも、6人だと詰まりがちな部分があるんですけど、ryota-コーチが入ってからはその詰まりがちな部分を解いてくれるというか。練習の幅が広がったところを、ちゃんと出し切れたのだと思います。ryota-選手……あっ、ryota-コーチありがとうございます!Vorzコーチ:そこ間違えるなよ(笑)。▲後ろで会見を聞いていたryota-サブコーチ。前に出るように背中を押されていたが、恥ずかしそうに断っていた JoxJo:ちょっと話がずれるかもしれないんですけど、去年のオフラインは僕らの中で勝てるかどうか「50-50じゃない」って感じで、どちらが勝ってもおかしくないという気持ちでいたんですよ。でも今回は、Split 1・2でも優勝したし、練習のクォリティも高くて、練習通りやれば絶対に勝てるというマインドがみんなの中にあったと思います。心でみんなを信じていたからこそ、それがそのまま大会に出てきたのだと思います。——今大会のMVPは誰だと思いますか?Vorzコーチ:ムズっ。そんなに見ないでよ(笑)。▲回答に困り、ニヤニヤしながらVorzコーチを見つめるMinty Vorzコーチ:じゃあ、Mintyで。Mintyにします。——その理由は?Vorzコーチ:前回のオフラインでも感じたんですけど、何故かオンラインよりオフラインの方がうまくて。与えられた役割にプラスして、期待値以上のことをやってくれる感じ。なんか正直オンラインの時は、正直たまに「ぽけ~」としている時があるんですけど、オフラインではマジで頼りになります。——Minty選手はいかがでしょうか?Minty:全員で——。さすがに。今日の試合は、本当にチームで勝ち取れた勝利だと思うので、全員ということでお願いします。——今大会では比較的トラブルが少なかったように感じますが、特にメンタル面において昨年と比べて、何か感じることはありますか?Vorzコーチ:「去年が~」とか言いたいわけじゃないんですが、今年の運営さんは何かあったときのレスポンスはすごく早いように感じます。去年のピックミスに関しては、まずそもそもピックミスする奴らがあり得ないんですけど、それ対策としてエージェント提出があったりなど、いろいろとリマインドしてくれるんですよね。そういう面では、あまりいろいろなことを考えなくてもいいというか、本当に助かっています。▲昨年(2024年)のChallengers Japanでの一幕。選手たちの勘違いにより、適当に選んだエージェントがそのまま採用されてしまった。この結果、RIDは自身のピックマップを落とし危うく敗北寸前に(https://www.youtube.com/live/QWsVg5Pbvyo?t=7347) ——昨年の経験は生きていると思いますか?Vorzコーチ:自分はちょっと選手じゃないんで——。ただテックポーズには、どこのチームよりも慣れているんじゃないかと感じます。どうですかね?(無言でうなずく選手たち)Vorzコーチ:らしいです。——JoxJo選手は過去、さまざまなチームを日本一に導いた経験があります。この「優勝請負人」として、チームを作るうえで考えていることを教えてください。JoxJo:いろいろ——本当にいろいろあるんですけど、その中で選ぶとすれば、「雰囲気」ですよね。チーム全体としてチームのメンバーを信じるのか。コーチ含めて、チームに対して不安がないこと。味方を信じたら勝てる。そういう雰囲気を作ることが、勝つために5人全員で頑張ることです。2度目となるアセンションに向けて ▲このチケットを手にしたのは2度目となるRIDDLE。🇹🇭バンコクで開催されるこの「VCT Ascension Pacific 2025」で準優勝以上になれれば、国際リーグへの昇格を果たすことができる ——VCT Ascensionに向けての意気込みをお願いします。JoxJo:今は勝ったからプレッシャーを感じるんですけど、僕らは日本で3連続優勝して、ただアセンションでいい実績が出なかったら、それはそれでちょっと不味いなって感じがして。でも今は自信もあるし、本当に勝てるように頑張るので、応援よろしくお願いします。yatsuka:去年アセンションに出たんですけど、その時も今回出場する🇰🇷Nongshim RedForceと🇮🇩BOOM Esportsに負けてしまったんですが、今回はこの2チームにも勝てる自信があるので、全部倒して、VCT Pacificに行くための努力をしていこうと思います。Caedye:去年アセンションで負けて、1年間ティア2で頑張って、またアセンションまで行けたんですけど——。まぁ、チャンスだと思って全力で頑張ります。Seoldam:正直まだ足りないこともいっぱいあるし、もっと完璧にできるように、次の大会まで全力で練習して、勝てるようにしたいと思います。Minty:海外の公式大会はこのアセンションが初めてなので、まだどういうことになるか僕も分からないんですけど——。僕も成長して、アセンションに優勝できるように練習したいと思います。Vorzコーチ:去年、海外の地で感じた経験や反省点を、今年は同じミスをしないように、学んだことを生かして頑張りたいと思っています。▲チームで唯一、昨年の優勝を経験していないMinty選手。さまざまな地域の強豪が集う中、果たして海外でも練習通りの成果を発揮できるのだろうか ——最後にファンへのメッセージを、代表してお願いします。Caedye:日本代表として、応援してくれている人たちに、RIDDLEのガンバディーを買わせてあげるために頑張ります! 応援お願いします。——ありがとうございました!——— 昨年のドラマティックな勝利とは異なり、今大会のRIDは極めて安定したプレーであっただろう。もちろん昨年はさまざまなトラブルがあったとはいえ、それを抜きにしても今年ほどの落ち着きはなかったように思える。これはやはり、長い長い練習と数多の勝利に裏打ちされた、圧倒的な自信の現れだろう。結局のところ、RIDが目指すのは今よりも遥かに厳しい国際リーグだ。ここで圧倒的な勝利ができなければ、ティア1の国際リーグでやっていくことは難しいのかもしれない。そんな圧倒的王者が世界を目指し戦う「VCT Ascension Pacific 2025」は、再来月の10月13日(月)から開幕予定。RIDにとっては束の間のオフシーズンとなるが、果たしてこの期間に、どのような成長を見せてくれるのだろうか。RIDガンバディーのためにも、ぜひとも応援したい。撮影:まいる編集:いのかわゆう【まいるプロフィール】関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
-
- 【結果速報 8月24日】VALORANT国内リーグ「VALORANT Challengers 2025 Japan: Season Finals」優勝はRIDDLE ORDER——今シーズンを完全制覇で世界に挑む!
- 2025年8月23日(土)〜24日(日)に『VALORANT』の国内リーグ「VALORANT Challengers 2025 Japan: Season Finals」が京王アリーナにて開催。RIDDLE ORDERが優勝を果たし国内4連覇を達成した。VALORANT Challengers 2025 Japanとは『VALORANT』の国内リーグで、『VALORANT』の競技シーンの中で最上位ティアの国際大会「VALORANT Champions Tour(VCT)」の出場件が得られる「VCT Ascension Pacific」を目指す大会。3つのSplitに分かれていて、勝敗に応じて得られるサーキットポイントを最も多く獲得した4チームがSplit 3のプレーオフに出場できる。 RIDDLE ORDERは今シーズンのすべてのSplit(Split 3の最終戦はSeason Finals)で優勝を果たすという完全制覇を達成。次回はタイ・バンコクで開催される「VCT Ascension Pacific」に挑戦し、国際リーグ昇格を目指す。VALORANT Challengers 2025 Japan: Season Finals結果発表 順位チーム名1位 RIDDLE 2位 FENNEL 3位 NOEZ FOXX 4位 REJECT ラウンド対戦カードスコアUpper Bracket Semifinals RIDDLE vs REJECT 2 - 0 Upper Bracket Semifinals FENNEL vs NOEZ FOXX 2 - 0 Upper Bracket Final RIDDLE vs FENNEL 2 - 1 Lower Bracket Semifinal REJECT vs NOEZ FOXX 1 - 2 Lower Bracket Final FENNEL vs NOEZ FOXX 3 - 1 Grand Final RIDDLE vs FENNEL 3 - 1 配信URL 【配信】■VALORANT Challengers Japan 2025 Season Finals Lower FinalOPENING URL:https://www.youtube.com/watch?v=NFuviQM9KRc&t=0s NOEZ FOX vs FENNEL MAP1:Corrode URL:https://www.youtube.com/watch?v=NFuviQM9KRc&t=1203s NOEZ FOX vs FENNEL MAP2:Sunset URL:https://www.youtube.com/watch?v=NFuviQM9KRc&t=6902s NOEZ FOX vs FENNEL MAP3:Lotus URL:https://www.youtube.com/watch?v=NFuviQM9KRc&t=11103s NOEZ FOX vs FENNEL MAP4:Haven URL:https://www.youtube.com/watch?v=NFuviQM9KRc&t=16503s■VALORANT Challengers Japan 2025 Season Finals Grand FinalOPENING URL:https://www.youtube.com/watch?v=SdqI3FsHtPE&t=0s SHOW MATCH URL:https://www.youtube.com/watch?v=SdqI3FsHtPE&t=1208s FENNEL vs RIDDLE MAP1:Corrode URL:https://www.youtube.com/watch?v=SdqI3FsHtPE&t=5408s FENNEL vs RIDDLE MAP2:Sunset URL:https://www.youtube.com/watch?v=SdqI3FsHtPE&t=12607s FENNEL vs RIDDLE MAP3:Icebox URL:https://www.youtube.com/watch?v=SdqI3FsHtPE&t=16208s FENNEL vs RIDDLE MAP4:Bind URL:https://www.youtube.com/watch?v=SdqI3FsHtPE&t=20109s©2025 Riot Games, Inc. Used With Permission
-
- 【結果速報 8月24日】「EWC 2025」ストリートファイター6部門はXiaohaiが2連覇!「CAPCOM CUP 12」出場権も獲得
- 2025年8月22日(金)〜24日(日)にサウジアラビア・リヤドにて「Esports World Cup 2025」(EWC 2025)『ストリートファイター6』部門が開催され、Xiaohai選手が2連覇を達成した。Esports World Cup 2025とはサウジアラビア・リヤドで開催される、世界最大のeスポーツイベント。24タイトル、25トーナメントが行われ、賞金総額はeスポーツ史上最高の7000万ドル超(約100憶円)。個人表彰だけでなく、チーム対抗戦として「Club Points」で競い合う要素もある。 Esports World Cup 2025 ストリートファイター6部門 結果発表 「EWC2025」は、世界中のさまざまな大会、LCQを勝ち抜いた48名の精鋭が集い、フェーズごとにさまざまな試合方式で戦うことが特徴でもあった。フェーズ1は4人ずつダブルエリミネーションで3先を戦い、1位はファイナル直行、2位はフェーズ2へ進出。フェーズ2は3人ずつシングルエリミネーションで3先を戦い、1位のみがファイナルに進出する。そしてファイナルは16名がシングルエリミネーションで、全試合5先(最大9戦)という長期戦での対決。負けることが許されない緊張感の中、格ゲーシーン黎明期の日本の大会のようなシンプルな戦いが繰り広げられた。ファイナルのラウンド1では、EndingWalkerがMenaRDに、Blazが板橋ザンギエフに、そしてLesharがカワノに5-0で完勝するという波乱の展開。クオーターファイナルではAngryBirdがEndingWalkerを、昨年王者のXiaohaiがGO1を、BlazがYHC-餅を、Lesharがふ~どを下しセミファイナルに進む。セミファイナル第1試合は、舞を使うXiaohaiと豪鬼のAngrybirdの対決。どっしり構えてスキを崩していくAngrybirdに対して、差し返しから手数の多い技でたたみかけるXiaohaiが終始リードし、5-1で圧勝する。セミファイナル第2試合は、Blazのリュウに対してLesharがテリーを選択し、2大格ゲーの初期主人公対決に。2-1でBlazがリードしたところでLesharがエドに変更するも、Blazが4-2でリーチをかける。Lesharも1本取り返したものの、最後はBlazの意表を突いた鳩尾砕き(中段技)がヒットし、5-3でBlazが決勝進出を決めた。迎えたグランドファイナル。Xiaohaiのベガに対してBlazのリュウが3-0とXiaohaiを封殺。すると、Xiaohaiは飛び道具と対空を備える舞に変更。これが功を奏し2本奪取する。しかし今度はBlazが機動力の高いケンに切り替え、4-4のフルセットへ。Xiaohaiの攻めに対してBlazも気力の逆転で、ついにフルセットフルカウントにもつれ込む。どちらもSAゲージを持った中で、Blazがあと一撃というところまで追い詰めたが、下段技の相打ちからわずかに先に動けたXiaohaiがCA完走までコンボをしっかり完遂。大逆転で死闘を制した。あと1タッチで勝てるBlazだったが、ケンのしゃがみ弱Pと舞のしゃがみ中Pの相打ち後、Xiaohaiのしゃがみ中Kヒットが勝負を分けた(https://www.youtube.com/live/LbaefuXMeF4?si=8BnPKMu9DoowDee1&t=30753) これでXiaohaiは昨年に続き、「EWC」2連覇という偉業を達成。また、2026年3月に両国国技館で行われる「CAPCOM CUP 12」の出場権を獲得した。なお、3位決定戦は、フルセットまでもつれ込む接戦となったが、LesharがAngrybirdを5-4で下し、3位を獲得している。順位所属チーム|選手名1 KuaiShou Gaming|Xiaohai 2 2Game Esports|Blaz 3 DRX|Leshar 4 REJECT|AngryBird 5 MOUZ|EndingWalker = DetonatioN FocusMe|GO1 = VARREL|YHC-餅 = REJECT|ふ~ど 9 ZETA DIVISION|ひぐち = Weibo Gaming|MenaRD = KuaiShou Gaming|Zhen = IBUSHIGIN|鶏めし = DOPENESS|松五郎 = DetonatioN FocusMe|板橋ザンギエフ = Good 8 Squad|カワノ = Crazy Raccoon|ボンちゃん 配信URL 【配信】DAY4(日本語配信) ■関連リンクEsports World Cup:https://esportsworldcup.com/en/competitions/street-fighter6
-
- 【結果速報 8月18日】「ポケモンワールドチャンピオンシップ 2025」ポケモンユナイト部門はPERU UNITEが初優勝! ZETA DIVISIONは惜しくも2位に
- 日本時間の2025年8月16日(土)〜18日(月)にアメリカ・アナハイムで開催された「ポケモンワールドチャンピオンシップス 2025」(PWCS 2025)『ポケモンユナイト』部門にて、ラテンアメリカのPERU UNITEが日本のZETA DIVISIONを下して優勝した。ポケモンワールドチャンピオンシップス 2025とは毎年開催されている『ポケットモンスター』の各種ゲームやカードゲーム等の世界大会。出場資格は、各地の大会で上位に入賞するか、ゲーム内のチャンピオンシップポイントに応じて招待される。2025年はアメリカ・アナハイムにて3日間かけて行われる。 ポケモンワールドチャンピオンシップス 2025 ポケモンユナイト部門 結果発表 『ポケモンユナイト』部門のプレーオフは、16チームによるシングルエリミネーション。準々決勝まではBo3(2ゲーム先取)、準決勝以降はBo5(3ゲーム先取)となる。そんな今大会を勝ち上がりグランドファイナルでぶつかったのは、PERU UNITEとZETA DIVISION。ともに大会での優勝経験はないが、何度か対戦経験もあるチーム同士だ。第1試合は下ゴールを先に奪ったZETAがポイントでリード。残り1分でのレックウザをめぐる集団戦はPERUがレックウザを倒したもののZETAが集団戦を勝ち切り、大量ゴールでZETAが勝利する。第2試合は、PERU側が苦しめられたリーフィアを取り上げ、移動技のないポケモンを囲い込めるイワパレスをピック。序盤に強いPERUに対し、後半で育つリザードンなどの活躍でZETAも食い下がるが、勝利には手が届かない。第3試合、PERUはリーフィア、ハピナスなどを取り上げた上で、遠距離から大ダメージを出せるインテレオンをピック。この構成がうまくハマり、PERUが優勝に王手をかける。運命の第4試合、ZETAのピック順が先となり、猛威をふるったリーフィアなどをピックするが、PERUは再びイワパレスをピック。ZETAは少数戦では善戦するものの、あと一撃というところでイワパレスを倒し切れずゴールもなかなか決められない。そして、残り2分からのレックウザ前の集団戦、相手の懐に飛び込んだZETAのガブリエスが落とされると、PERUはフロントから順に落としていき集団戦に勝利。見事な試合運びでPERUが3-1で優勝を決めた。順位所属チーム|選手名1 PERU UNITE 2 ZETA DIVISION 3 Luminosity Gaming 4 Santos Laguna 5 Team Ex = CakeKaLok = Aegis Flames = Nouns Esports なお、日本のREJECT、QT DIG、INSOMNIAはいずれも9位タイに終わった。試合結果 第1試合 ZETA勝利(513 - 275)バン&ピック第2試合 PERU勝利(477 - 106)バン&ピック第3試合 PERU勝利(324 - 87)バン&ピック第4試合 PERU勝利(467 - 192)バン&ピック配信URL 【配信】DAY4(日本語配信) ■関連リンクポケモンワールドチャンピオンシップス2025(英語):https://worlds.pokemon.com/en-us/