2021年9月19日に、「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」のグランドファイナルズが開催された。グランドファイナルズでは、予選を勝ち抜いた8名の精鋭がトーナメント方式で戦う。
トーナメント表は以下の通り。

グランドファイナルズ出場選手
今大会で特筆すべきは、「ラストワードネクロマンサー」の採用率の高さだろう。なんと、グランドファイナルズに出場した8名の選手全員が採用している。

「ラストワードネクロマンサー」の特徴は、なんといっても盤面形成力と火力の高さだ。「人外魔境・クリストフ」の効果でフォロワーを強化したり、バーンダメージで相手リーダーの体力を削ったりと、攻守ともに優れたデッキだ。また、「セレスト・マグナ」で相手のスペルやアミュレットを阻止できることから、アクセラレートを軸としたデッキの対策としても優秀である。
「ラストワードネクロマンサー」の最も良い対策は、消滅系のカードを多めに採用することである。消滅系のカードが豊富な「アミュレットビショップ」であれば、ラストワードが稼がれにくいため、「ラストワードネクロマンサー」に有利に働くだろう。しかしビショップクラス自体がコントロール寄りのデッキが多いため、アグロ〜ミッドレンジ傾向の強い現環境では十分に力を発揮できていないのが現状だ。
その他のデッキに関しては、LVS|Ryu選手が「清浄ビショップ」を採用したのを除き、「アクセラレートエルフ」、「撤退ロイヤル」、「スペルウィッチ(マナリアウィッチ)」に偏る結果となった。
実際にオンライン対戦でプレイしている中でも、やはり体感的にこの上位4種いずれかとのマッチが多いと感じる。このような使用デッキが偏った環境では、対戦者も同様のデッキを使い込んでいるため、一度ミスをすれば巻き返しが難しい。よりデッキへの理解度やプレイの精度が求められる環境だ。
決勝トーナメントの1回戦から駒を進め、決勝戦の舞台にたどり着いたのは、きるか選手と彼方選手。グランドファイナルズの使用デッキは各プレイヤー3種類、BO5(3戦先取)形式で戦う。
ここでは決勝戦進出の両選手と使用デッキの紹介をする。

きるか選手は、RAGE出場が今回で10回目。予選は無敗で勝ち進み、プレーオフ決勝では不利な状況から、冷静なプレイングで巻き返して勝利を掴んだ。弓道で培った冷静さを、決勝の舞台でも発揮できるのだろうか。
きるか選手の採用デッキは以下の通りだ。

彼方選手は、JCGも含め今回が大会初参加という大型新人である。プレーオフではプロ選手2名を下しており、実力は折り紙付きだ。そんな彼方選手は、なんとグランドファイナルズ当日が誕生日。これまでの勢いをそのままに、最高の誕生日プレゼントを手にすることができるのだろうか。
彼方選手の採用デッキは以下の通りだ。
「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」のグランドファイナルズ決勝戦の模様をレポートする。

序盤はきるか選手が小さい打点で少しずつ彼方選手の体力を削る。後半に強い「ラストワードネクロマンサー」が相手のため、早めの決着を付けたいところだ。一方の彼方選手は、「記憶の軌跡」の効果でラストワードを稼ぎつつ、体力もしっかり回復。きるか選手が目指す短期決戦プランを潰す策である。フォロワーも5体並べているため、処理をしなければ大ダメージは免れない。
しかし、きるか選手は彼方選手の盤面に干渉せず、ロックすることを選択。「記憶の奇跡」の効果による回復を阻止した。また、フォロワーのあたり先もないため、ラストワードを稼ぐこともできない。6ターン目にきるか選手は「万緑の回帰・ラティカ」を引く。プレイ枚数を稼ぎ、一気に勝利を決めた。5ターン目の盤面ロックが勝利に繋がる形となった。

序盤に彼方選手はスペルブーストやドローが稼げず、苦しいスタートを迎える。一方のきるか選手は後攻2ターン目に「ラミエル」をドロー。4ターン目に進化しPPを稼ぐ。ただし「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」などのキーカードが引けず、心許ない手札状況だ。
お互い欲しいカードが引けない苦しい展開が続く。8ターン目に入り、きるか選手はようやく「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」が手札に加わる。盤面を処理しつつ、一気に彼方選手の体力を削った。しかし彼方選手も負けていない。「炎の握撃」「グランドブレイク」で盤面を処理し、「ユニオン・マジック」で得た「アルティメット・マジック」で体力を10回復。同時に、きるか選手の体力も10削られる。盤面のフォロワーで当たり、きるか選手の体力は残り2に。
きるか選手としては「劇的な撤退」を引き、このターンで勝利を決める以外に勝ち筋はない。しかし残念ながら引くことはできず、最後は「アルティメット・マジック」で彼方選手が勝利を掴んだ。

3戦目は「ラストワードネクロマンサー」のミラー対決。いかにラストワードの数を稼ぐかが鍵となってくる。2ターン目に彼方選手は「オミナス・タイラント」を結晶で使用。一方のきるか選手は、3ターン目にフォロワーに対して「記憶の奇跡」を付与。カードのドロー効果で「オミナス・タイラント」を引くが、終盤を見据えここでは使わずにキープした。
彼方選手がラストワード数を稼げていない一方で、きるか選手は着々とラストワード数を稼ぎ、5ターン目に「人外魔境・クリストフ」を展開。盤面・体力ともに優位を取っているため、次ターンでの「ネクロインパルス」リーサルを狙いたい。彼方選手が盤面の処理のみに止まったため、「ネクロインパルス」で勝利。長期戦になりがちな「ラストワードネクロマンサー」ミラーには珍しい、早期決着となった。きるか選手は、優勝に王手をかける。

あとがなくなった彼方選手は、なんとしても「オミナス・タイラント」を引き、好スタートを決めたい。手札交換でこそ引けなかったものの、2ターン目に無事引いて結晶で展開。きるか選手としては、「オミナス・タイラント」の結晶が割れたあとの、フォロワーの処理が悩ましいところである。
彼方選手は盤面を広げていくが、ラストワード数が稼げずにいる。また、1戦目のように盤面ロックで動けなくなるのは避けたい。一方のきるか選手は、盤面には干渉せずに「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」で体力を削っていく。彼方選手としては盤面の「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を処理し、「スカルギガント」で守護を立てる策を取るしかない。
7ターン目にきるか選手は2枚目の「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を使用。ドローを進めて0コストの「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を手にしたいが、残念ながら引いたのは「アームドバトラー」。決着は持ち越しとなる。一方の彼方選手は「インモラルディザイア」のかかったフォロワーを展開し、「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」でランダム破壊されることよる、バーン効果での勝利を目指したい。しかし盤面の「スケルトン」が邪魔をして、確率的にこの策を取るのは難しい。次ターンでのリーサルがないことを願い、「セレスト・マグナ」を置いてターンエンドとなった。
最後にきるか選手は3枚目の「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を使用。「ナテラの大樹」を捨て、8点疾走で勝利。晴れて「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」の優勝を手にした。
「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」を制し王座に輝いたきるか選手へのインタビューが行われた。

──優勝して今のお気持ちいかがですか?
きるか選手:まさかここまで来れるとは思ってなかったので、本当にめちゃくちゃ嬉しいです。
──今そのお気持ちを誰に伝えたいですか?
きるか選手:朝まで練習に付き合ってくれた仲間たちに、感謝の思いを伝えたいです。
──どうか皆さんにそのお思いを伝えてください。
きるか選手:みんなありがとう!
──あらためて、きるか選手、優勝おめでとうございます!
優勝したきるか選手には、賞金400万円とワールドグランプリへの出場権が与えられた。
きるか選手は、序盤にミスをしないのはもちろんのこと、不利な状況であっても決して焦らずに精度の高いプレイを行ってきた。特に決勝戦1試合目の盤面ロック策は、その時点で「万緑の回帰・ラティカ」が引けていないことからも、非常にハイリスクな手法である。序盤にアグロ策を取っていなかったら、また盤面ロック後に「万緑の回帰・ラティカ」が引けていなかったら、負ける可能性も十分にあり得た。
インタビュー中に涙を見せていたことから、試合中は冷静さを保ちつつも、内心では間違いなく緊張もしていたはずだ。緊張感あふれる舞台でもデッキの持つ力を最大限に発揮し、細い勝ち筋を通す冷静さこそが、予選から無敗で勝ち進み優勝を手繰り寄せた秘訣なのだろう。
今大会の最後には、次回の「RAGE Shadowverse 2021 Winter」開催が発表された。エントリー期間は2021年9月19日〜2021年10月3日まで。10月に2回の予選とプレーオフが予定されており、プレーオフはオフライン開催が予定されている。
大会参加者にはもれなく参加賞があり、勝ち進めば賞金や限定エンブレムも手に入る。日本国内のシャドバプレイヤーは奮ってエントリーして欲しい。

今大会で冷静なプレイングをみせ、優勝を手にしたきるか選手。次回2021年冬の王者は、一体誰が勝ち取るのだろうか。
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/live/e2zw66m7w8o
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=1vh5l-A46KA
ABEMA:https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/9aGQUnB1W8bLo9
トーナメント表は以下の通り。

グランドファイナルズ出場選手
- びーびー
- きるか
- 掴む
- CDG
- tattan
- 彼方
- LVS|Ryu
- 井出パイセン/Bhh
今大会の特徴:出場選手全員が「ラストワードネクロマンサー」を採用
今大会で特筆すべきは、「ラストワードネクロマンサー」の採用率の高さだろう。なんと、グランドファイナルズに出場した8名の選手全員が採用している。

「ラストワードネクロマンサー」の特徴は、なんといっても盤面形成力と火力の高さだ。「人外魔境・クリストフ」の効果でフォロワーを強化したり、バーンダメージで相手リーダーの体力を削ったりと、攻守ともに優れたデッキだ。また、「セレスト・マグナ」で相手のスペルやアミュレットを阻止できることから、アクセラレートを軸としたデッキの対策としても優秀である。
「ラストワードネクロマンサー」の最も良い対策は、消滅系のカードを多めに採用することである。消滅系のカードが豊富な「アミュレットビショップ」であれば、ラストワードが稼がれにくいため、「ラストワードネクロマンサー」に有利に働くだろう。しかしビショップクラス自体がコントロール寄りのデッキが多いため、アグロ〜ミッドレンジ傾向の強い現環境では十分に力を発揮できていないのが現状だ。
その他のデッキに関しては、LVS|Ryu選手が「清浄ビショップ」を採用したのを除き、「アクセラレートエルフ」、「撤退ロイヤル」、「スペルウィッチ(マナリアウィッチ)」に偏る結果となった。
実際にオンライン対戦でプレイしている中でも、やはり体感的にこの上位4種いずれかとのマッチが多いと感じる。このような使用デッキが偏った環境では、対戦者も同様のデッキを使い込んでいるため、一度ミスをすれば巻き返しが難しい。よりデッキへの理解度やプレイの精度が求められる環境だ。
決勝戦進出の選手と使用デッキを紹介!
決勝トーナメントの1回戦から駒を進め、決勝戦の舞台にたどり着いたのは、きるか選手と彼方選手。グランドファイナルズの使用デッキは各プレイヤー3種類、BO5(3戦先取)形式で戦う。
ここでは決勝戦進出の両選手と使用デッキの紹介をする。
きるか選手

きるか選手は、RAGE出場が今回で10回目。予選は無敗で勝ち進み、プレーオフ決勝では不利な状況から、冷静なプレイングで巻き返して勝利を掴んだ。弓道で培った冷静さを、決勝の舞台でも発揮できるのだろうか。
きるか選手の採用デッキは以下の通りだ。
- アクセラレートエルフ
- 撤退ロイヤル
- ラストワードネクロマンサー
彼方選手

彼方選手は、JCGも含め今回が大会初参加という大型新人である。プレーオフではプロ選手2名を下しており、実力は折り紙付きだ。そんな彼方選手は、なんとグランドファイナルズ当日が誕生日。これまでの勢いをそのままに、最高の誕生日プレゼントを手にすることができるのだろうか。
彼方選手の採用デッキは以下の通りだ。
- 撤退ロイヤル
- スペルウィッチ
- ラストワードネクロマンサー
決勝戦の模様をレポート
「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」のグランドファイナルズ決勝戦の模様をレポートする。
第1試合 きるか選手「アクセラレートエルフ」 VS 彼方選手「ラストワードネクロマンサー」

序盤はきるか選手が小さい打点で少しずつ彼方選手の体力を削る。後半に強い「ラストワードネクロマンサー」が相手のため、早めの決着を付けたいところだ。一方の彼方選手は、「記憶の軌跡」の効果でラストワードを稼ぎつつ、体力もしっかり回復。きるか選手が目指す短期決戦プランを潰す策である。フォロワーも5体並べているため、処理をしなければ大ダメージは免れない。
しかし、きるか選手は彼方選手の盤面に干渉せず、ロックすることを選択。「記憶の奇跡」の効果による回復を阻止した。また、フォロワーのあたり先もないため、ラストワードを稼ぐこともできない。6ターン目にきるか選手は「万緑の回帰・ラティカ」を引く。プレイ枚数を稼ぎ、一気に勝利を決めた。5ターン目の盤面ロックが勝利に繋がる形となった。
第2試合 きるか選手「撤退ロイヤル」 VS 彼方選手「スペルウィッチ」

序盤に彼方選手はスペルブーストやドローが稼げず、苦しいスタートを迎える。一方のきるか選手は後攻2ターン目に「ラミエル」をドロー。4ターン目に進化しPPを稼ぐ。ただし「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」などのキーカードが引けず、心許ない手札状況だ。
お互い欲しいカードが引けない苦しい展開が続く。8ターン目に入り、きるか選手はようやく「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」が手札に加わる。盤面を処理しつつ、一気に彼方選手の体力を削った。しかし彼方選手も負けていない。「炎の握撃」「グランドブレイク」で盤面を処理し、「ユニオン・マジック」で得た「アルティメット・マジック」で体力を10回復。同時に、きるか選手の体力も10削られる。盤面のフォロワーで当たり、きるか選手の体力は残り2に。
きるか選手としては「劇的な撤退」を引き、このターンで勝利を決める以外に勝ち筋はない。しかし残念ながら引くことはできず、最後は「アルティメット・マジック」で彼方選手が勝利を掴んだ。
第3試合 きるか選手「ラストワードネクロマンサー」 VS 彼方選手「ラストワードネクロマンサー」

3戦目は「ラストワードネクロマンサー」のミラー対決。いかにラストワードの数を稼ぐかが鍵となってくる。2ターン目に彼方選手は「オミナス・タイラント」を結晶で使用。一方のきるか選手は、3ターン目にフォロワーに対して「記憶の奇跡」を付与。カードのドロー効果で「オミナス・タイラント」を引くが、終盤を見据えここでは使わずにキープした。
彼方選手がラストワード数を稼げていない一方で、きるか選手は着々とラストワード数を稼ぎ、5ターン目に「人外魔境・クリストフ」を展開。盤面・体力ともに優位を取っているため、次ターンでの「ネクロインパルス」リーサルを狙いたい。彼方選手が盤面の処理のみに止まったため、「ネクロインパルス」で勝利。長期戦になりがちな「ラストワードネクロマンサー」ミラーには珍しい、早期決着となった。きるか選手は、優勝に王手をかける。
第4試合 きるか選手「撤退ロイヤル」 VS 彼方選手「ラストワードネクロマンサー」

あとがなくなった彼方選手は、なんとしても「オミナス・タイラント」を引き、好スタートを決めたい。手札交換でこそ引けなかったものの、2ターン目に無事引いて結晶で展開。きるか選手としては、「オミナス・タイラント」の結晶が割れたあとの、フォロワーの処理が悩ましいところである。
彼方選手は盤面を広げていくが、ラストワード数が稼げずにいる。また、1戦目のように盤面ロックで動けなくなるのは避けたい。一方のきるか選手は、盤面には干渉せずに「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」で体力を削っていく。彼方選手としては盤面の「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を処理し、「スカルギガント」で守護を立てる策を取るしかない。
7ターン目にきるか選手は2枚目の「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を使用。ドローを進めて0コストの「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を手にしたいが、残念ながら引いたのは「アームドバトラー」。決着は持ち越しとなる。一方の彼方選手は「インモラルディザイア」のかかったフォロワーを展開し、「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」でランダム破壊されることよる、バーン効果での勝利を目指したい。しかし盤面の「スケルトン」が邪魔をして、確率的にこの策を取るのは難しい。次ターンでのリーサルがないことを願い、「セレスト・マグナ」を置いてターンエンドとなった。
最後にきるか選手は3枚目の「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を使用。「ナテラの大樹」を捨て、8点疾走で勝利。晴れて「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」の優勝を手にした。
「RAGE Shadowverese 2021 Autumun」優勝はきるか選手!
「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」を制し王座に輝いたきるか選手へのインタビューが行われた。

──優勝して今のお気持ちいかがですか?
きるか選手:まさかここまで来れるとは思ってなかったので、本当にめちゃくちゃ嬉しいです。
──今そのお気持ちを誰に伝えたいですか?
きるか選手:朝まで練習に付き合ってくれた仲間たちに、感謝の思いを伝えたいです。
──どうか皆さんにそのお思いを伝えてください。
きるか選手:みんなありがとう!
──あらためて、きるか選手、優勝おめでとうございます!
優勝したきるか選手には、賞金400万円とワールドグランプリへの出場権が与えられた。
きるか選手は、序盤にミスをしないのはもちろんのこと、不利な状況であっても決して焦らずに精度の高いプレイを行ってきた。特に決勝戦1試合目の盤面ロック策は、その時点で「万緑の回帰・ラティカ」が引けていないことからも、非常にハイリスクな手法である。序盤にアグロ策を取っていなかったら、また盤面ロック後に「万緑の回帰・ラティカ」が引けていなかったら、負ける可能性も十分にあり得た。
インタビュー中に涙を見せていたことから、試合中は冷静さを保ちつつも、内心では間違いなく緊張もしていたはずだ。緊張感あふれる舞台でもデッキの持つ力を最大限に発揮し、細い勝ち筋を通す冷静さこそが、予選から無敗で勝ち進み優勝を手繰り寄せた秘訣なのだろう。
次回「RAGE Shadowverse 2021 Winter」は10月23日、オフラインで開催予定
今大会の最後には、次回の「RAGE Shadowverse 2021 Winter」開催が発表された。エントリー期間は2021年9月19日〜2021年10月3日まで。10月に2回の予選とプレーオフが予定されており、プレーオフはオフライン開催が予定されている。
大会参加者にはもれなく参加賞があり、勝ち進めば賞金や限定エンブレムも手に入る。日本国内のシャドバプレイヤーは奮ってエントリーして欲しい。

今大会で冷静なプレイングをみせ、優勝を手にしたきるか選手。次回2021年冬の王者は、一体誰が勝ち取るのだろうか。
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/live/e2zw66m7w8o
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=1vh5l-A46KA
ABEMA:https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/9aGQUnB1W8bLo9
関連記事
-
- 【結果速報 10月24日 SFL2025 Division F 第6節】 ZETA ももち「翔がいないとダメだとは言わせない」とRCを下す! すべてホーム側の勝利でiXAがついに単独首位に
- 『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。10月24日(金)はDivision Sの後半戦となる第6節。広島 TEAM iXA(iXA)とREJECT(RC)が150ポイントで、3位のDetonatioN FocusMe(DFM)は110ポイントとやや引き離され始めている。ZETA DIVISION Geekly(ZETA)は翔欠場の中で90ポイントと奮闘しているが、VARREL(VL)が80ポイントですぐ後ろにつける。FUKUSHIMA IBUSHIGIN(IBSG)は50ポイントとかなり厳しい展開だが、後半戦ではホーム側が多く、巻き返しに期待したいところだ。チームマッチ1はRCとZETA、チームマッチ2はVLとIBSG、チームマッチ3はDFMとiXAの対決となった。チームマッチ1 RC(アウェー) vs ZETA 初戦に登場したZETAは、体調不良により欠場中だった翔がチームを退団し、選手も引退することを発表。翔にかわってリザーブのヤマグチが参戦するが、相手チームの対策などにも配慮して、第10節まではヤマグチは延長戦のみの参戦となる。そのため、ZETAは3人での戦いが当面続くことになる。先鋒戦では、ふ〜ど(エド)にひかる(A.K.I.)が肉薄するも、最後はふ〜どが勝利。中堅戦は「EVO FRANCE 2025」での直接対決の再戦となったが、敗北したひぐち(ガイル)がウメハラ(豪鬼)にリベンジを果たす。残る大将戦は、LeSharとももちのエドミラーマッチに。LeSharの攻めをうまく封じ込め、鉄壁のガードでももちが勝利を重ねていくと、LeSharはテリーにキャラを変更。リーチの長さを生かして果敢に攻めたものの、ももちがLeSharを3−0のストレートで下し、ZETAがホーム戦での勝利を決めた。プレミア大会を3度制したLeSharを相手に、ももちは鉄壁の守りと的確な技で後の先をしっかり抑える。2セット目の勝利は、SAでの無激暴れからLeSharの「ドライブインパクト」を跳ね返してテリーを引きずり出した。https://www.youtube.com/live/5XW3FQITk8k?si=uqtDtlpBCkZ2oM72&t=4570 対戦カードRC(アウェー)ZETA(ホーム)動画先鋒(2-1) ✅ふ~ど(エド:C) ひかる(A.K.I.:C) 🎥 中堅(0-2) ウメハラ(豪鬼:C) ✅ひぐち(ガイル:C) 🎥 大将(0-3) LeShar(エド:C)(テリー:C) ✅ももち(エド:C) 🎥 延長(-) ときど(ケン:C) — — 合計 10pt 30pt チームマッチ2 VL(アウェー) vs IBSG(ホーム) 50ポイントと厳しいIBSGはVLとの対決。先鋒戦はts(豪鬼)に対して鶏めし(ダルシム)が挑み、惜しい展開も多かったもののtsが勝利。中堅戦では、マゴに対して2BASSAがジュリのミラーマッチを挑み、「マゴのジュリを手本にしてきた」という2BASSAがマゴを下す。大将戦は水派(舞)に対してヤナイ(ベガ)。調子を上げているヤナイが2-0と追い詰めると、水派はキャミィを投入するがそれも押しのけてヤナイが勝利。貴重な30ポイントを獲得した。序盤はマゴの圧に押された2BASSAだったが、インターバルを挟んでからは冷静にマゴの動きを観察し、差し返しやシミーで徐々に主導権を奪うと、最後は見事は読み勝ちでSAを決めてガッツポーズ。https://www.youtube.com/live/5XW3FQITk8k?si=ocAe6ZmbFN6wSi_p&t=7816 対戦カードVL(アウェー)IBSG(ホーム)動画先鋒(2-1) ✅ts(豪鬼:C) 鶏めし(ダルシム:C) 🎥 中堅(1-2) マゴ(ジュリ:C) ✅2BASSA(ジュリ:C) 🎥 大将(2-3) 水派(舞:C)(キャミィ:C) ✅ヤナイ(ベガ:C) 🎥 延長(-) YHC-餅(ダルシム:C) — — 合計 10pt 30pt チームマッチ3 DFM(アウェー) vs iXA(ホーム) マッチ3は首位のiXAと4位のDFM。先鋒戦の竹内ジョン(ジェイミー)vs あでりい(エド)、中堅戦のナウマン(舞) vs ひびき(リリー)ともにiXAが勝利し、大将戦はGO1(春麗)vs あきら(キャミィ)。ストレート負けを阻止したいGO1だったが、あきらの猛攻に押し込まれて2-0に。インターバルを経て今度はGO1が攻め込むが、シンプルな飛びを通し続けたあきらが一枚上手。これでiXAが後半節の初戦で40ポイントを獲得し、大きくリードを広げた。WW日本大会 #2をリリー一本で制したひびきが、不利と言われる舞を相手に、コマンド投げと打撃のシンプルな2択で有利を築く。最後は攻めるしかなくなったナウマンの「ドライブラッシュ」をしっかり止めて、レアキャラで負けられないホーム戦をきっちり勝利した。https://www.youtube.com/live/5XW3FQITk8k?si=F3VgiU1LCKjuGTCU&t=11740 対戦カードDFM(アウェー)iXA(ホーム)動画先鋒(1-2) 竹内ジョン(ジェイミー:C) ✅あでりい(エド:C) 🎥 中堅(0-2) ナウマン(舞:C) ✅ひびき(リリー:C) 🎥 大将(1-3) GO1(春麗:C) ✅あきら(キャミィ:C) 🎥 延長(-) 板橋ザンギエフ(マリーザ:C) ー ー 合計 0pt 40pt Division F 第6節 試合結果 Division F 第6節を終えて、iXAが一気にポイントを伸ばして単独首位に。2位はRC、3位にはRCを下したZETAが浮上した。0ポイントに終わったDFMは4位を維持しているが、3〜6位までは予断を許さない状況だ。順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド1 広島 Team iXA 190 18 34 2 REJECT 160 3 7 3 ZETA DIVISION Geekly 120 0 2 4 DetonatioN FocusMe 110 -3 -8 5 VARREL 90 -4 -2 6 FUKUSHIMA IBUSHIGIN 80 -14 -33 ※プレーオフボーダーラインは3位まで Division Fの次の対戦は11月4日(火)の第7節。DFM vs IBSG、iXA vs RC、ZETA vs VLが予定されている。配信アーカイブ ■関連リンクCAPCOM eSports公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPCAPCOM eSports公式Twitchチャンネル:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jpSFL 2025 出場チーム:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/team/SFL 2025 日程・試合結果:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/schedule/©CAPCOM
-
- 【結果速報】GON「このメンバーでやるのは今日が最後だからフルパワーを出し切った」——Red Bull Home Ground 2025 ニューヨーク行きはFENNELに決定!
- 『VALORANT』の世界大会「Red Bull Home Ground 2025」に向けた日本予選が、2025年9月3日(水)から10月23日(木)まで開催された。この大会は、国内チームがニューヨークで行われる世界本戦への出場権を懸けて競い合う大会だ。日本予選は「オープンステージ」「メインステージ」「プレーオフ」の3部構成で進行。オンラインで行われた各ステージを勝ち上がった上位チームが、最終日となるプレーオフDay2(10月23日)で激突した。その決戦において、FENNELがMURASH GAMINGを3:0で下し、ニューヨーク本戦行きの切符を獲得した。Playoffs 結果ラウンド対戦カードスコアSemifinals(準決勝) FENNEL vs QT DIG∞ 3 - 2 Semifinals(準決勝) SCARZ vs MURASH GAMING 0 - 3 Grand Final(決勝) FENNEL vs MURASH GAMING 3 - 0 なお、Red Bull Home Ground 2025 World Finalは、2025年11月13日(木)〜11月16日(日)にアメリカ・ニューヨークで開催される。こちらの大会にFENNELの出場が決定したが、現在のロスターでFENNELが活動するのは本大会が最後となる。試合後のインタビューでGON選手は「(勝利できて)めちゃめちゃうれしいです。今日は特にみんなパフォーマンスも良くて、自分自身なんかめちゃめちゃいいコールも出せて、フルパワー出せたんじゃないかと思います。まあ、このメンバーでやるのは今日が最後なので、フルパワー出し切ろうぜみたいな感じだったんですけど、気持ちよく締めくくれたんじゃないかなって思います」とコメントを残している。本戦では、FENNELを含む各地域予選を勝ち抜いた代表チームが「Play-inステージ」に出場し、T1、FNATIC、G2 Esports、Sentinels、ZETA DIVISIONなど、世界トップチームが集結するメインステージへの進出を懸けて戦う。配信アーカイブ ■Day1 ■Day2 ■関連リンクRed Bull Home Ground 日本予選 プレーオフ【2025年10⽉22⽇、23⽇】:https://esports-world.jp/tournament/54194Red Bull Home Ground:https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-home-ground
-
- 【結果速報 10月21日 SFL2025 Division S 第6節】G8S さはら「CPTフランス大会よりも緊張した……」という延長戦で、尊敬するボンちゃんに勝利! 次回はヴァイパー大量発生か!?
- 『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。10月21日(火)からは、Division Sの後半戦となる第6節。ディフェンディングチャンピオンのGood 8 Squad(G8S)が150ポイントで単独首位にいるものの、10〜20ポイント刻みでの接戦が続いており、直接対決で40-0のパーフェクトウィンがあれば容易にひっくり返る。また、ここからは1〜5節とホーム/アウェーが逆となるため、前半節での勝敗が逆になる可能性もある。チームマッチ1は、Crazy Raccoon(CR)とGood 8 Squad(G8S)の1〜2位対決、チームマッチ2は50ポイント差のCAG OSAKA(CAG)と名古屋NTPOJA(NOJ)、チームマッチ3は20ポイント差のVictrix FAV gaming(FAV)とSaishunkan Sol 熊本(SS熊本)の組み合わせ。特にCAGとFAVは、ここで一気に得点を稼いで追いつきたいところだ。今回も「ぶいすぽっ!」のメンバーによる試合後インタビューを実施した。なお、RedBull Gaming Sphere Tokyoでのオフライン/パブリックビューイングは第5節で終了しており、今節よりすべての試合がオンラインに戻っている。チームマッチ1 CR(アウェー) vs G8S(ホーム) ランキング1位のG8Sと2位のCRの直接対決は、第1節ではCRが30-10で勝利している。先鋒戦はどぐら(エレナ)にカワノ(豪鬼)が挑み、絶妙にどぐらの距離にさせない立ち回りでカワノが勝利。中堅戦はかずのこ(キャミィ)vs ぷげら(サガット)の1戦。近づきたいキャミィをリーチのあるサガットの技で嫌ったぷげらが勝利する。あとがないCRだが、大将のShutoは今季初めてリュウを投入。対戦相手は4戦4勝中のガチくん(ラシード)だ。「ガチくんが来てくれてありがとう」と豪語するShutoは言葉どおり、ガチくんに対する対策として空中竜巻旋風脚でスピニング・ミキサーをかわすという離れ業なども見せ、ガチくんに土をつけて延長戦へ。序盤から空中からの攻撃を通して意識を上に向けさせたShutoは、リーチのかかった大事な局面でOD空中竜巻旋風脚によりガチくんの強スピニング・ミキサーを誘う。このガチくん専用の対策も奏功して延長戦のボンちゃんにバトンをつないだ(https://www.youtube.com/live/GsYSxaN0Zrg?si=I_REaASKl2A4iMFS&t=4098) そして延長戦ではボンちゃんは豪鬼をチョイス。さはらのエドに対してドライブラッシュ止めのフェイントを効果的に活用し、起き上がりからのSAを何度も当てるなど追い詰めたが、最後はSA2持続中の起き上がりのジャンプ攻撃でさはらが気迫の勝利をもぎ取った。自身は敗れたもののリーダーのガチくんは空中竜巻について「きちんと調べてくれる選手だと思っているし、ああいう対策をしてくれるのはうれしい」とコメント。延長戦のさはらは「大将戦の予定だったんですが、UFA(フランスのCPT大会。さはらが優勝)よりも緊張しちゃって……」とガチくんと代わったことを告白。リーダーのガチくんは「後半節の方がアウェーが多いのでしっかり対策して1位通過できるように頑張ります」と語った。対戦カードCR(アウェー)G8S(ホーム)動画先鋒(0-2) どぐら(エレナ:C) ✅カワノ(豪鬼:C) 🎥 中堅(0-2) かずのこ(キャミィ:C) ✅ぷげら(サガット:C) 🎥 大将(3-1) ✅Shuto(リュウ:C) ガチくん(ラシード:C) 🎥 延長(1-2) ボンちゃん(豪鬼:C) ✅さはら(エド:C) ー 合計 20pt 30pt チームマッチ2 CAG(アウェー) vs NOJ(ホーム) 50ポイントで最下位にいるCAGの相手は、第1節で30-20でCAGが勝利しているNOJ。先鋒戦のうりょ(ジェイミー)は、リーダーで目下全勝中のKEI.B(舞)が担当。ジェイミーの持ち味である多彩な攻めにたまらずKEI.Bが先鋒戦からインターバルを取得。チームメイトのアドバイスでうまく切り替えたKEI.Bが全勝記録をさらに伸ばした。中堅にはえいた(豪鬼)に大谷(ケン)が挑むも、3連勝中のえいたの勢いは止まらず、勝負は大将戦にもつれ込む。大将戦は、フェンリっち(ブランカ)にSeiya(春麗)が今季初の大将戦に登場。Seiyaは弱Pとしゃがみ中Pでフェンリっちの動きを効果的に止めつつ、鉄壁のガードでフェンリっちの攻撃を見事に耐え切って勝負あり。大将戦をしっかり務め上げた。フェンリっちの猛攻にも崩されず、勝利まであとわずかという場面。互いにあと一手が怖い状況の中、「大谷君のアドバイス」だったというしゃがみ中K>ドライブラッシュからの投げでSeiyaが勝負を決めた(https://www.youtube.com/live/GsYSxaN0Zrg?si=tRrRYbJgIWhbb8KZ&t=8856) Seiyaは「大将の20点分の役割を果たせてうれしいです。今日は笑顔で眠れそうです」とプレッシャーから解放された笑顔を見せた。次戦は名古屋でのオフライン環境からの対戦ということで、「オフラインの勝率がいいので、期待していてください」と語った。対戦カードCAG(アウェー)NOJ(ホーム)動画先鋒(1-2) うりょ(ジェイミー:C) ✅KEI.B(舞:C) 🎥 中堅(2-0) ✅えいた(豪鬼:C) 大谷(ケン:C) 🎥 大将(1-3) フェンリっち(ブランカ:C) ✅Seiya(春麗:C) 🎥 延長(-) 高木(ケン:C) — — 合計 10pt 30pt チームマッチ3 FAV(アウェー) vs SS熊本(ホーム) 第1節では、アウェーながら30-20でFAVを下したSS熊本が、今回はホームでの再戦。先鋒戦ではsako(エレナ)にネモ(ベガ)を当て、圧の強さからの柔道でsakoらしさを封じて勝利。続く中堅戦は、今年未勝利のもけ(春麗)に対してまちゃぼー(リュウ)。1セット目は互いに殴り合いながら自分の間合いをぶつけ合い、まちゃぼーが勝利するが、もけも負けじと前へ攻めながら要所でジャストパリィから取り返す。1-1からの最終セットはもけの春麗がまちゃぼーのリュウを画面端から逃さず、読みを通してうれしい初勝利で、チーム勝利の可能性をつないだ。しゃがみ中KからのSA2でまちゃぼーを追い詰めたもけは、鷹爪脚からのジャンプKを当ててまちゃぼーにとどめ。春麗らしい、地上・空中を織り交ぜた攻撃でリュウを翻弄した(https://www.youtube.com/live/GsYSxaN0Zrg?si=mSIoyGC2tOBCpTqx&t=11403) そして大将戦は、りゅうきち(舞)が「来たら無理です~」と弱音を吐いていたというこばやん(ザンギエフ)。互いに3勝ずつ挙げてきたチームのエースだが、舞の距離で戦うりゅうきちに対して、近づきたいこばやんをうまくいなし、当てるべき技からしっかりダメージを出し、りゅうきちに軍配が上がった。ついに自身初勝利となったもけは「長かったね……。前半節はふがいなかったんですけど、勝利をかみしめたいと思います」と語り、勝利の余韻に浸る。大将戦を勝ち切ったりゅうきちは、「ずっとザンギにボコられていたんですけど、みんなが『つべこべ考えずのびのび戦え』と言ってくれたのがよかったです」とチームからの声に感謝を述べた。リーダーのsakoは、「これから全部勝たないと1抜けは無理なので、次も絶対勝ちます」と気を引き締めた。次節は点数差のあるNOJとの対戦が控えている。対戦カードFAV(アウェー)SS熊本(ホーム)動画先鋒(0-2) sako(エレナ:C) ✅ネモ(ベガ:C) 🎥 中堅(2-1) ✅もけ(春麗:C) まちゃぼー(リュウ:C) 🎥 大将(3-1) ✅りゅうきち(舞:C) こばやん(ザンギエフ:C) 🎥 延長(-) 藤村(豪鬼:C) ー ー 合計 30pt 10pt Division S 第5節 試合結果 Division S 第6節の試合を終えて、G8Sがポイントを重ねて大きくリードを広げた。NOJとCR、SS熊本とFAVは同点同士で、CAGもポイントを重ねて逆転の可能性は残されている。順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド1 Good 8 Squad 170 11 25 2 名古屋NTPOJA 150 6 7 3 Crazy Raccoon 150 0 -4 4 Saishunkan Sol 熊本 110 -2 -4 5 Victrix FAV gaming 110 -3 -2 6 CAG OSAKA 80 -12 -22 ※プレーオフボーダーラインは3位まで Division Sの次の対戦は10月28日(火)の第7節。対戦カードは、FAV vs NOJ、SS熊本 vs CR、G8S vs CAGが予定されている。配信アーカイブ ■関連リンクCAPCOM eSports公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPCAPCOM eSports公式Twitchチャンネル:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jpSFL 2025 出場チーム:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/team/SFL 2025 日程・試合結果:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/schedule/©CAPCOM
-
- 【結果速報 10月17日 SFL2025 Division F 第5節】DFMナウマン「『スト6』で一番うれしい!」接戦でYHC-餅を封殺! iXAとRCが同点で前半節を折り返す
- 『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。10月17日(金)はDivision Fの前半最終戦となる第5節。広島 TEAM iXA(iXA)が首位、REJECT(RC)が2位でともに100ポイント越え、DetonatioN FocusMe(DFM)が3位につけている。そのすぐ下にはVARREL(VL)とZETA DIVISION Geekly(ZETA)が70ポイントで並ぶが、FUKUSHIMA IBUSHIGIN(IBSG)は首位と70ポイント差の50ポイントと苦しい展開が続いている。チームマッチ1ではRCとIBSG、チームマッチ2はiXAとZETA、チームマッチ3はDFMとVLの対決。今回もチームマッチ1のみ、RedBull Gaming Sphere Tokyo(東京・中野)のオフライン会場にてパブリックビューイングとともに試合が行われた。チームマッチ1 RC(アウェー) vs IBSG(ホーム) 先鋒戦はふ~ど(エド)とジョニィ(マリーザ)。まだ未勝利のジョニィはマリーザのアーマー技からのカウンターなどで1セット奪ったものの、それに付き合わずふ~どが冷たくジャストパリィや起き上がりSAを誘って勝利する。中堅戦は、ときど(ケン)と2BASSA(ジュリ)。出だしから勢いよく飛び出した2BASSAが攻め立てるが、常にドライブゲージが枯渇させられる展開に。逆にときどはゲージを見ながら冷静な戦いで、2-0で試合を制した。大将戦は、LeShar(テリー)に対してヤナイ(ベガ)。「EVO France 2025」を制したばかりでLeSharが勢いに乗るかと思いきや、ヤナイの技がことごとく刺さり、いきなりリーチをかける。しかしインターバルを経てLeSharも落ち着きを取り戻し、ラウンドごとに攻守交代しながら迎えた最終ラウンド、LeSharはダメージよりも入れ替えを優先してヤナイを画面端に囲い込み続け、大将戦を制した。2-2で迎えた最終セット、LeSharは画面端からODパワーチャージでヤナイを吹き飛ばしたが、画面端入れ替えのためにクラックシュートを選択。ここから戦況が切り替わり、LeSharペースの試合になった RCはアウェーでの40ポイント獲得で大きくリードを広げた一方、ホームのIBSGは0ポイントと厳しい展開に。勝利したLeSharは「相手チームの準備がすごくよかった。最初はよくなかったけど、チームのアドバイスで勝てた」とコメント。そして、次戦ZETA戦に向けてときどは名指しで、「ももち、お前逃げんなよ!」と宣言。第6節はバチバチの試合になりそうだ。対戦カードRC(アウェー)IBSG(ホーム)動画先鋒(2-1) ✅ふ~ど(エド:C) ジョニィ(マリーザ:C) 🎥 中堅(2-0) ✅ときど(ケン:C) 2BASSA(ジュリ:C) 🎥 大将(3-2) ✅LeShar(テリー:C) ヤナイ(ベガ:C) 🎥 延長(-) ウメハラ(豪鬼:C) — — 合計 40pt 0pt チームマッチ2 iXA(アウェー) vs ZETA(ホーム) 先鋒戦は、あきら(キャミィ)に対してももち(エド)が登場。1セットずつ取り合い、最後はしゃがみ弱Kのフェイントを当てたあきらがSAにつなげて勝利した。中堅戦のひびき(リリー)vsひぐち(ガイル)は、ひびきの「ドライブラッシュ」からの遅らせ下段や、詐欺跳びからのコマンド投げなどで読み勝ち、2勝目をもぎ取った。大将戦は全勝中のあでりい(エド)とひかる(A.K.I.)。ともに年代もキャリアも近いライバル同士であり、ひかるとしては昨年の所属チームでもある。ここまでで20-0のため、ZETAは勝っても不戦勝で試合自体は負けが確定しているものの、なんとしても20ポイントを持ち帰りたいところだ。そんな試合は、あでりいがここまでの勢いのまま1セットを奪ったものの、ひかるが落ち着いた攻めで2セットを取り返し逆転。インターバルを経て今度はあでりい側が焦りを誘い2-2まで追いつく。そして迎えた最終セット、ひかるはここまであまり出してこなかった技を駆使して、緩急をつけた攻めを展開。距離を保ちながら毒をかけていき、大将戦を制した。序盤はあでりいが手数の多い技で押し込み、シミーなどを織り交ぜていく。しかしひかるがリーチ外に離れるとあでりいの飛び道具が増え、そこに相殺やジャンプを混ぜてひかるの狙った戦い方に。最後はあでりいの起き上がりSAを誘い、ひかるが対象の重責を果たした これで20-20のイーブンとなったが、ZETAの翔が欠場のため、ACQUAの不戦勝というかたちに。結果、iXAが30ポイントで勝利。ZETAも貴重な20ポイントを獲得した。首位を維持したリーダーのACQUAは「次がホームで、そのあとアウェー3連戦なので、次のDFM戦をしっかり勝ちたいと思います」とコメント。後半に向けて気合を入れなおした。対戦カードiXA(アウェー)ZETA(ホーム)動画先鋒(2-1) ✅あきら(キャミィ:C) ももち(エド:C) 🎥 中堅(2-0) ✅ひびき(リリー:C) ひぐち(ガイル:C) 🎥 大将(2-3) あでりい(エド:C) ✅ひかる(A.K.I.:C) 🎥 延長(2-0) ✅ACQUA(ブランカ:C) —※不戦勝 — 合計 30pt 20pt チームマッチ3 DFM(アウェー) vs VL(ホーム) 先鋒戦はGO1(春麗)と水派(舞)。互いに技が届く距離での攻防から、ガードの硬い水派がじわじわダメージ差を広げ、GO1にやりたいことをさせずにストレート勝利。続く中堅戦では、竹内ジョン(ジェイミー)の猛攻と、マゴ(ジュリ)の柔道と連続技を織り交ぜた戦いのぶつかり合い。最後は追い詰められた竹内ジョンが1タッチからリーサルで勝利した。大将戦は、ナウマン(舞)に対してYHC-餅(ダルシム)というオーダーに。YHC-餅のリーチとヨガファイヤーを生かした攻撃で追い詰められたナウマンはケンにキャラ変更するが、2本目も取られてリーチをかけられてしまう。ここからナウマンはじわじわ近づきながら的確に技を当てていき、フルセットフルラウンドに持ち込む。そして最後は互いにミスも見せながら、気合の中足ラッシュからナウマンが大逆転勝利を果たした。最終ラウンド、バーンアウト覚悟でのYHC-餅渾身の「ドライブラッシュ」を見逃さず、しゃがみ弱Pで止めたナウマンがSA3をたたきこみ勝負あり。 大将戦を任されたナウマンは「『スト6』やってきて一番うれしい勝利でした! チームのみんなの声掛けのおかげ」と4人でつかんだ勝利と語った。リーダーの板橋ザンギエフは「みんなで戦略をめちゃくちゃ考えてこの結果にたどり着けたのはうれしい。『泣き言はいいから練習しなさい』(※C.ヴァイパーのセリフ)ということで、後半戦も頑張ります」とあらためて語った。対戦カードDFM(アウェー)VL(ホーム)動画先鋒(0-2) GO1(春麗:C) ✅水派(舞:C) 🎥 中堅(2-0) ✅竹内ジョン(ジェイミー:C) マゴ(ジュリ:C) 🎥 大将(3-2) ✅ナウマン(舞:C)(ケン:C) YHC-餅(ダルシム:C) 🎥 延長(-) 板橋ザンギエフ(ザンギエフ:C) ー 合計 30pt 10pt Division F 第5節 試合結果 Division F 第5節の試合はいずれもアウェー側が勝利。ポイントの上乗せはあったものの、順位は第4節とまったく同じで、iXAとRCは獲得バトル・ラウンドの差のみ。ちなみに、残りの5節は、iXA、DFM、ZETAがホーム2戦・アウェー3戦、RC、VL、IBSGがホーム3戦・アウェー2戦となっている。順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド1 広島 Team iXA 150 13 24 2 REJECT 150 7 15 3 DetonatioN FocusMe 110 2 2 4 ZETA DIVISION Geekly 90 -4 -6 5 VARREL 80 -3 -2 6 FUKUSHIMA IBUSHIGIN 50 -15 -33 ※プレーオフボーダーラインは3位まで Division Fの次の対戦は10月24日(金)の第6節。ホームとアウェーを入れ替えた2巡目の対決は、RC vs ZETA、VL vs IBSG、DFM vs iXAが予定されている。なお、この日よりDivision FではC.ヴァイパーが解禁となる予定だ。配信アーカイブ ■関連リンクCAPCOM eSports公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPCAPCOM eSports公式Twitchチャンネル:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jpSFL 2025 出場チーム:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/team/SFL 2025 日程・試合結果:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/schedule/©CAPCOM