『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会「Worlds 2021」にて、日本代表チームのDetonatioN FocusMe(DFM)は、3勝1敗同士のタイブレークをLCS代表のCloud9と戦い、見事リベンジを果たした。

これでDFMは、「Worlds 2021」のプレイイングループBを1位で通過し、世界最強を決める舞台、グループステージへと駒を進めた。この舞台に立つということは、世界のベスト16チームに名を連ねたということであり、「LJL」発足以来、日本チームとして最高の記録となった。

一度敗退しているC9とのタイブレークで、DFMは好調のGaengのレオナを最初に確保し、ゾーイに対してオリアナ、ミス・フォーチュンに対してエズリアルとシン・ジャオをピック。Eviもセトをピックし、Yutaponを中心とした布陣を組む。


ファーストブラッドを取ったのはそのYutaponだ。C9サポートのVulcanのミスを見逃さずに1キル、さらにAriaもVulcanをキルする。

しかし、そこから試合を常にリードしていたのはC9だった。タワーやドラゴンを取りつつエンゲージし、キルを積み重ねながらゴールドでもリードする。対してDFMは、ひとりキルを重ねて暴れまくるBlaberのオラフを複数で食い止め、慎重に視界を取りながら経験値とゴールドを獲得して後半戦に備える。

そしてドラゴンソウルを奪われたあとのエルダードラゴンを巡る集団戦が、勝敗を決めた。Eviのエンゲージから3人を倒し3-1トレードとともにエルダーバフを獲得。そのままバロンナッシャーも獲得してボットレーンからインヒビターを折る。


そのままエンドを狙い、ポークダメージからエルダーバフも生かしてC9を追い詰め、リベンジを果たした。


DFMにとってもだが、この勝利は日本プロリーグ「LJL」にとっても大きな大きな勝利となった。勝利の瞬間、DFMのコーチやメンバーが集まり、ともに喜びを分かち合った。



Eviインタビュー「ここから僕らの冒険は始まる」

C9へのリベンジ以上に、グループステージ進出という日本チームにとって未知の領域への進出を決めたDFM。この試合でも見事なエンゲージから試合を動かしたEvi選手へのインタビューが行われた。



Katsudion:勝利の気持ちを。

Evi:ちょっとよくわかってない。ほんとに感情が追いついていない。本当に現実か、という気持ち。

Katsudion:何度も「Worlds」に挑戦する中で、一番大きな試合がEDG戦だった。その先に行くことになったが、Evi選手自身の「Worlds」にかけてきた思いは?

Evi:この気持ちを言い表せる言葉を持っていないが、グループステージというのは、僕がプロとしてやっていて、本当に夢だった。無事に、というか無事ではないが(笑)、プロとしての夢を叶えた。

この日のために何年もプロをやって練習してきたわけだから、この舞台に立てたことを現実に受け止めづらい。めちゃくちゃうれしい。

Katsudion:我々もLJLの選手もファンも喜んでいると思う。皆さんにコメントを。

Evi:僕自身この日を待ちわびていたが、見ている皆さんも待ちわびていたと思う。歴史的な日となった今日を、皆さん一緒に楽しみましょう。

でもこれで終わりじゃない。ここから僕らの冒険は始まる。応援よろしくお願いします。



このあと「Worlds 2021」は、グループ2位のチーム同士によるプレイイン ノックアウトで残る2枠を巡るBo5が争われる。

1位で通過したDFMは、世界のベスト16チームとしてグループステージへと進出する。


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