『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会「Worlds 2021」は、2021年10月11日(月)よりグループステージに突入。日本代表チームのDetonatioN FocusMe(DFM)は、初戦でLCKのT1と対戦。世界の強さを肌で感じる結果となった。

「Worlds 2021」のグループステージは、4チームごとに4グループに分かれ、Bo1方式(1ゲーム先取)で2回ずつ対戦。プレイインステージから勝ち上がってきたDFMは、グループBに組み込まれた。ライバルはLCKのT1、中国のEdward Gaming(EDG)、 LCSの100 Thieves(100T)だ。

その初戦はFakerが「Worlds」の舞台に戻ってきたことで話題をさらったT1。ブルーサイドを選んだT1は、ファーストピックにユーミを選択。ジャングルにタロンを選び、機動力の高さとユーミのQやRとの連携を狙う。対するDFMはそれぞれの得意ピックができている。


しかし、プレイインステージまでとグループステージからの違いが見せつけられた。まず仕掛けたのはDFMのGaeng。レオナのEで飛び込むものの、あと一歩倒しきれずに逆に返されてしまう。さらに、トップでもEviがソロキルを許し、スロースタートを余儀なくされる。

そもそもレイトゲーム構成ではあったものの、そこからT1も無理に攻めるでもなく、確実にワードで視界を広げ、チャンスがあればポークして不利を負わせるというセオリー通りの戦いに、DFMはなかなかチャンスを見出せない。


一方、T1はチャンスがあれば仲間をしっかり呼び寄せて常に数的有利も維持し、抜群の連携でキルを積み重ねていく。リターン中のFakerをボットから狙ったYutaponのウルトも、すんでのところでしっかり避けるなど、みじんもスキがない。

終わってみれば、両チームともドラゴンを1体も取らないまま、T1がDFMを完璧な試合で下して見せた。


勝負としてはかなりの大差をつけられてしまったDFM。グループステージに入って早々のメタの変化に、やや面食らってしまったところもあったようだ。

しかし、DFMにとってはいわば初めての世界戦の舞台。自分たちが立っている場所をあらためて再認識できたはずだ。T1との戦いは、10月17日にもう1戦残されている。この試合を糧に続く試合に向けて気持ちを切り替えて頑張ってほしい。

DFMの次の試合は、10月14日1:00より、LCSの100Tとの戦いとなる。


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