2019年のサービス開始以来、世界中で数多くのアクティブユーザーが最大20チーム60人のバトルロイヤル、3対3のアリーナ戦を日夜遊び続けている『Apex Legends』(以下『Apex』)。2021年11月3日にはついにシーズン11に突入した。
本記事では久々に追加された完全新規の新マップ、ストームポイントや、シーズン更新時にはおなじみになった新レジェンド、アッシュの能力などを中心に紹介していきたい。
美しい景観と危険な野生クリーチャーとのギャップ 新マップ”ストームポイント”
シーズン11の『Apex』でまず目につく追加要素といえば、新マップのお披露目だろう。これまではキングスキャニオン、ワールズエッジ、オリンパスの3マップがローテーションでバトルロイヤルの戦場に選ばれていたところに、シーズン11からはストームポイントと呼ばれるマップが追加された。
▲新マップのストームポイント。ここ最近の『Apex』は中~大規模アップデートのタイミングで既存マップの改修は行なわれていたが、完全新規のマップが追加されるのは約1年ぶり
ストームポイントはマップ全体を引きで見ると、マップの外側は海、内側は山の占める面積が多い印象。しかし惑星ガイアの打ち棄てられた研究施設跡という設定のマップのためか、実際に降下してみると人工の建造物も多く、そういったエリアにはたいてい多くの武器やサプライボックスが配置されているため、序盤の物資探しで苦労することはまれ。
全体的に見晴らしがよく明るいマップでもあるため、移動や索敵中に「〇〇が見つからない!」といった理由でストレスを感じることは少ないはずだ。
▲現在『Apex』に実装されているマップでは最大のサイズというストームポイント。海側の見晴らしのよさは、他のマップではなかなか体験できない感覚
▲ストームポイントにはジャンプタワーが存在しない代わりに、”グラビティポイント”というレジェンドを射出(?)して高速で長距離を移動する手段が随所に配置されている
しかしストームポイント最大の特徴といえばマップの地形や景観うんぬんよりも、プレイヤーではない”敵”に襲われるケースが非常に多いという点だろう。
ストームポイントにはプラウラーやスパイダー、フライヤーといった野生のクリーチャーが出現するポイントが複数存在しており、その中でもプラウラーはかなり好戦的。プレイヤーが操作するレジェンドに比べれば脅威と呼べる存在ではないのだが、一度接敵してしまうと執拗に追いかけて攻撃してくるため、遭遇してしまったら銃を使って手際よく排除するしかない。
そのためストームポイントではプラウラーに構っている際に自分たちの位置がバレてしまい、そこを敵部隊に急襲されて否応なく不利な状況で戦闘がスタートしてしまう……なんてケースも発生しがち。
また、リング縮小中に出会ってしまった際もやっかい。プレイヤーはリング外に出てしまうとダメージを受け続けてしまうが、こちらと違って各種クリーチャーは元気に襲いかかってくる。移動中、待機中に思わぬリスクが降りかかってくることがあるのもストームポイントの特徴といえるだろう。
▲単体ではそれほど脅威にはならないが、敵プレイヤーとの戦闘時や、リング縮小時に出くわすとやっかいな存在になるクリーチャー
▲各種クリーチャーは倒すと回復アイテムや弾丸を落とすため、戦うメリットも存在する
玄人向けの高機動キャラ!? 新レジェンド”アッシュ”の実力
シーズン11「エスケープ」スタート時には、新レジェンド、”アッシュ”も追加された。彼女は、シーズン9で実装されたゲームモード、アリーナの管理人として登場していたキャラクター。プレイヤーが操作するレジェンドとしては、機動力の高さが魅力のアタッカーとなっている。
▲シーズン11でプレイアブルキャラクターとなったアッシュ。脳移植によって生まれた人造人間で、設定的にはホライゾンと因縁のあるキャラクターのようだ
アッシュはまずアルティメットアビリティ、”フェーズティア”を使った前方向への移動速度&距離が突出しているのが特徴。フェーズティアはポータルを開いてワープするタイプの移動スキルだが、レイスが使用するディメンションリフトより発動までが速く、展開時の穴が小さいため敵部隊に発見されづらいのが長所。
ただしポータルが一方通行かつ前方にしか配置できないため、汎用性は低め。敵部隊に奇襲をかける際には味方と連携しないとワープでの突入が自殺行為になりかねないが、移動手段としてはクールタイムが短めなこともあって便利だ。
▲フェーズティアで出現するポータルは、穴というよりは裂け目といった目立たないビジュアル。移動できる方向は前方への一方通行ではあるが、チームメンバーや敵プレイヤーも利用することは可能
便利といえばパッシブアビリティである”死の烙印”も見逃せない。これは発見したデスボックスの場所がマップに表示させ続けられるというアビリティで、さらにその発見したデスボックスをマーキングすると、対象をキルしたプレイヤーをマーキングし、現在地を特定することができるというもの。
マーキングできるデスボックスはひとつにつき1回のみ、つまり一度に捕捉できる敵はひとりだけだが、デスボックス周辺がいま安全かどうかを確認するには十分。奇襲でやられることを嫌うプレイヤーにとっては、重宝するアビリティになるだろう。
▲デスボックスやマーキングした敵プレイヤーはマップに表示されるため、自分だけでなくチームメンバーも確認できる
▲戦闘時にはグレネード感覚で使える戦術アビリティ、アークスネアが頼りになる。直接ヒットさせた際のダメージは低いものの、着弾した範囲内に入った敵のスピードを落とせるため、追撃すればトドメを刺しやすい
最近追加されたレジェンド(ヴァルキリー、シア)と比べると、派手さ、独自性といった面では遅れは取っているようには思えるものの、実戦で役立つポイントが多いアビリティを備えているアッシュ。
ソロプレイメインかつゴールド帯が安住の地になっている筆者のようなプレイヤーだとアッシュならではの強みを活かした立ち回りは難しかったが、ボイスチャットありの固定パーティーであれば、ディメンションリフトをうまく使った奇襲、死の烙印で見つけた敵を追い込むプレイなどで存在感を発揮できる可能性は感じた。
『Apex』慣れして戦闘にも自信があるプレイヤーにはオススメできるレジェンドだ。
▲新マップとアッシュの追加でプレイ環境が大きく変化したためか、既存のレジェンドや武器の調整は少なめ。新武器のC.A.R. SMGも”強い”というよりは便利さが目立つ銃。ライトアモ、ヘビーアモ、どちらの弾にも対応しているのが最大の特徴
新たな戦場となるマップ、ストームポイントが追加されるという大きなトピックがあった『Apex』シーズン11。新鮮な気持ちでバトルロイヤルが楽しめるという意味ではここ1年前後では随一といえるシーズンので、一度『Apex』から離れた人には、とくにプレイして”再デビュー”を考えてみてほしいバージョンだ。
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