2021年12月19日に「Shadowverse World Grand Prix 2021」のグランドファイナルズが、さいたまスーパーアリーナにて開催された。新型コロナウイルス感染拡大の影響から2年ぶりの開催となった本大会では、世界中のトッププレイヤーが、史上最高額となる優勝賞金1億5000万円、賞金総額2億8000万円を賭けて戦った。
「Shadowverse World Grand Prix 2021」のグランドファイナルズの環境下では、以下の3デッキが三つ巴の状況となっている。

「セッカエルフ」は「瘴気の妖精姫・アリア」や「宿命の狐火・セッカ」を軸としたデッキだ。1ターンでも早く「瘴気の妖精姫・アリア」を展開することで、フェアリーによる盤面処理・打点を狙う。また、プレイ枚数を稼ぐことで「九尾の決意」や「閃光のエルフ・アルバータ」、「優美な猫姉妹・シャム&シャマ」による高打点が決められるのが特徴的だ。

「進化ウィッチ」は「虚無ノ哭風・グリームニル」を始めとした、進化回数が肝となるカードによるリーサルを狙うデッキだ。「清澄の蒼・テトラ」などのEPなしで進化する効果のあるカードが軸となり、最速で進化回数を稼ぐことが重要となる。

「進化ネクロマンサー」は、進化回数を稼ぎ「虚無ノ哭風・グリームニル」「スケルトンレイダー」などによるリーサルを狙うデッキだ。直接召喚やリアニメイトを駆使し、進化回数を増やしていく。また、「スケルトンレイダー」の盤面処理能力も非常に強力だ。
上記3デッキが大多数を占めるため、ミラー対決も多く見られた。勝利を掴むためには、ミスのないプレイングはもちろんのこと、カードの引きの運も重要である。

決勝戦はnegima(ねぎま)選手とkakip(かきぴー)選手の日本人対決だ。kakip選手はこの対決を、お互いの名前から「おつまみ対決」と称した。
negima選手は「RAGE Shadouverese 2020 Spring」の優勝者、kakip選手は「RAGE Shadowverese 2021 Winter」優勝者である。世界大会まで2年待ったnegima選手と最新大会の覇者であるkakip選手の、RAGE新旧王者対決となった。
negima選手、kakip選手ともに、使用デッキは以下のとおりだ。

1試合目はnegima選手「進化ウィッチ」とkakip選手「セッカエルフ」の対決。
序盤から理想的なムーヴを行うnegima選手。一方決定打がない状況のkakip選手は、7ターン目にPP計算を誤るという取り返しのつかないミスにより、「宿命の狐火・セッカ」を投じてしまう。その後、8ターン目にnegima選手が「虚無ノ哭風・グリームニル」を投じ、10点ダメージを与えて勝利した。

2試合目は「進化ネクロマンサー」のミラー対決。
negima選手は盤面展開こそしているものの、リーサルに至るほどの火力がない状況が続く。一方kakip選手は「スケルトンレイダー」を2枚、「虚無ノ哭風・グリームニル」を1枚引いているため、進化回数を稼ぎたいところだ。
迎えた6ターン目でkakip選手は必要な進化回数を達成。「スケルトンレイダー」で盤面を処理しつつnegima選手の体力を7まで削る。その後7ターン目に2枚目の「スケルトンレイダー」と「虚無ノ哭風・グリームニル」を投じて勝利。引き分けに持ち込んだ。

3試合目は「セッカエルフ」のミラー対決。
お互い初手でキーカードの「瘴気の妖精姫・アリア」を引いたことで、会場が大きく湧いた。negima選手は「優美な猫姉妹・シャム&シャマ」を3枚引いてしまう、少々動きづらい状況だ。後の打点を考えると、不用意に「優美な猫姉妹・シャム&シャマ」を投じることはできない。
一方kakip選手は4ターン目に最速で「瘴気の妖精姫・アリア」を投じる。5ターン目には「閃光のエルフ・アルバータ」を投じ、negima選手の体力を削りつつリーサルへの準備をするが、現状の手札では打点が足りない。negima選手も回復しつつ応戦する。
7ターン目にkakip選手は「奇跡の実り」から「閃光のエルフ・アルバータ」を引く。これにより5ターン目に仕込んだ「閃光のエルフ・アルバータ」と共にリーサルを迎えた。kakip選手が世界王者に向けて王手をかける。

kakip選手がリーチをかけた4試合目は、negima選手「セッカエルフ 」とkakip選手「進化ウィッチ」の対決。
negima選手は初手で「瘴気の妖精姫・アリア」を引く強運っぷりを見せる。一方のkakip選手も、序盤からスムーズな動きができる手札状況だ。
negima選手は最速4ターンで「瘴気の妖精姫・アリア」を展開。kakip選手は進化回数こそ稼げていないが、有利盤面を構築していく。
お互いカード展開や手札管理に全く無駄がない、世界大会の決勝にふさわしい試合展開。6ターン目にはnegima選手が「宿命の狐火・セッカ」によるリーサルが見えている状況だ。一方のkakip選手は7ターン目に進化回数を達成。回復と盤面処理でリーサルを回避した。8ターン目に「ソニック・フォー」と「虚無ノ哭風・グリームニル」で一気に14点体力を削り、kakip選手が世界王者となった。

1試合目でPP計算を誤るという痛恨のミスを見せたkakip選手。コンボ計算が重要なエルフクラスにおいては、致命的なミスである。「宿命の狐火・セッカ」を誤って展開したときは、ショックの表情を浮かべていた。しかし以降の試合ではしっかりと気持ちを切り替え、いたって冷静なプレイングを見せた。
今大会は史上最高の1億5000万円を賭けた戦い。しかも久しぶりのオフライン開催で、多くの観客に見守られるという緊張感がある環境だ。このような環境下で最初のミスを引きずることなく、冷静にプレイをできる精神力の強こそが、kakip選手を世界王者へと導いたのだろう。

試合後に行われたkakip選手へのインタビューの様子をお送りする。
──グランドファイナルズ優勝、本当におめでとうございます。
kakip選手:ありがとうございます。
──改めて今の胸の内を聞かせてください。
kakip選手:信じられないくらい最高です。
──今日1日を振り返っての戦いぶりはいかがでしたか?
kakip選手:RAGE優勝から流れがずっとあるんだなって感じました。
──1億5000万円をどうお使いになりますか?
kakip選手:とりあえずパソコンを買います。
──あなたにとって『シャドウバース』とはなんですか?
kakip選手:”宝”です。
「Shadowverse World Grand Prix 2021」グランドファイナルズの最終結果は以下のとおり。
優勝:kakipi選手
準優勝:negima選手
同3位:Hanada選手
同3位:MingiGod選手
同5位:Shitaue|iDeal選手
同5位:KSW選手
同5位:Meow944選手
同5位:ZeNX選手

「機械ネメシス」で死闘の末粘り勝ちを見せたHanada選手や、予選を最高成績で勝ち上がり、1回戦でも勢いそのままに3連勝を見せたMingiGod選手など、さまざまなドラマが生まれた。
今大会は新型コロナウイルスの影響から、残念ながら海外選手が入国できない状況での開催となった。そのため、海外選手についてはオンラインでの参戦である。公式大会としては久しぶりのオフライン大会であるため、一部選手がオンラインになってしまったのは少々残念に思う。
しかし、コロナ禍において最善の形での開催となったのは間違いない。観客のバルーンによる応援や歓声があったことで、この2年間の集大成として大盛り上がりの大会となった。

新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、2022年の世界大会の開催は見送られることとなった。その代わり、国内外の大会賞金が大幅に増額されるとの告知があった。RAGEにおいては従来400万円だった優勝賞金が、1000万円まで跳ね上がる。
2022年シーズンでは世界大会への出場が叶わないが、大幅アップする賞金と王者の栄冠を手にするべく、シャドバプレイヤーはこぞって参加してほしい。
パソコンを持っておらず、スマホひとつで世界王者となったkakip選手。スマホさえ持っていれば、誰でも世界王者になるチャンスがあるという夢を見せてくれたkakip選手に続き、今後も多くの名プレイヤー・名勝負が生まれることに期待したい。
SHADOWVERSE WORLD GRAND PRIX
https://esports.shadowverse.com/wgp/?lang=ja
エルフ・ウィッチ・ネクロマンサーの三つ巴環境
「Shadowverse World Grand Prix 2021」のグランドファイナルズの環境下では、以下の3デッキが三つ巴の状況となっている。
- セッカエルフ
- 進化ウィッチ
- 進化ネクロマンサー

「セッカエルフ」は「瘴気の妖精姫・アリア」や「宿命の狐火・セッカ」を軸としたデッキだ。1ターンでも早く「瘴気の妖精姫・アリア」を展開することで、フェアリーによる盤面処理・打点を狙う。また、プレイ枚数を稼ぐことで「九尾の決意」や「閃光のエルフ・アルバータ」、「優美な猫姉妹・シャム&シャマ」による高打点が決められるのが特徴的だ。

「進化ウィッチ」は「虚無ノ哭風・グリームニル」を始めとした、進化回数が肝となるカードによるリーサルを狙うデッキだ。「清澄の蒼・テトラ」などのEPなしで進化する効果のあるカードが軸となり、最速で進化回数を稼ぐことが重要となる。

「進化ネクロマンサー」は、進化回数を稼ぎ「虚無ノ哭風・グリームニル」「スケルトンレイダー」などによるリーサルを狙うデッキだ。直接召喚やリアニメイトを駆使し、進化回数を増やしていく。また、「スケルトンレイダー」の盤面処理能力も非常に強力だ。
上記3デッキが大多数を占めるため、ミラー対決も多く見られた。勝利を掴むためには、ミスのないプレイングはもちろんのこと、カードの引きの運も重要である。
決勝戦は「おつまみ対決」!RAGEの新旧王者が対決

決勝戦はnegima(ねぎま)選手とkakip(かきぴー)選手の日本人対決だ。kakip選手はこの対決を、お互いの名前から「おつまみ対決」と称した。
negima選手は「RAGE Shadouverese 2020 Spring」の優勝者、kakip選手は「RAGE Shadowverese 2021 Winter」優勝者である。世界大会まで2年待ったnegima選手と最新大会の覇者であるkakip選手の、RAGE新旧王者対決となった。
negima選手、kakip選手ともに、使用デッキは以下のとおりだ。
- セッカエルフ
- 進化ウィッチ
- 進化ネクロマンサー
1億5000万円の決め手は「精神力の強さ」

第1試合
1試合目はnegima選手「進化ウィッチ」とkakip選手「セッカエルフ」の対決。
序盤から理想的なムーヴを行うnegima選手。一方決定打がない状況のkakip選手は、7ターン目にPP計算を誤るという取り返しのつかないミスにより、「宿命の狐火・セッカ」を投じてしまう。その後、8ターン目にnegima選手が「虚無ノ哭風・グリームニル」を投じ、10点ダメージを与えて勝利した。

第2試合
2試合目は「進化ネクロマンサー」のミラー対決。
negima選手は盤面展開こそしているものの、リーサルに至るほどの火力がない状況が続く。一方kakip選手は「スケルトンレイダー」を2枚、「虚無ノ哭風・グリームニル」を1枚引いているため、進化回数を稼ぎたいところだ。
迎えた6ターン目でkakip選手は必要な進化回数を達成。「スケルトンレイダー」で盤面を処理しつつnegima選手の体力を7まで削る。その後7ターン目に2枚目の「スケルトンレイダー」と「虚無ノ哭風・グリームニル」を投じて勝利。引き分けに持ち込んだ。

第3試合
3試合目は「セッカエルフ」のミラー対決。
お互い初手でキーカードの「瘴気の妖精姫・アリア」を引いたことで、会場が大きく湧いた。negima選手は「優美な猫姉妹・シャム&シャマ」を3枚引いてしまう、少々動きづらい状況だ。後の打点を考えると、不用意に「優美な猫姉妹・シャム&シャマ」を投じることはできない。
一方kakip選手は4ターン目に最速で「瘴気の妖精姫・アリア」を投じる。5ターン目には「閃光のエルフ・アルバータ」を投じ、negima選手の体力を削りつつリーサルへの準備をするが、現状の手札では打点が足りない。negima選手も回復しつつ応戦する。
7ターン目にkakip選手は「奇跡の実り」から「閃光のエルフ・アルバータ」を引く。これにより5ターン目に仕込んだ「閃光のエルフ・アルバータ」と共にリーサルを迎えた。kakip選手が世界王者に向けて王手をかける。

第4試合
kakip選手がリーチをかけた4試合目は、negima選手「セッカエルフ 」とkakip選手「進化ウィッチ」の対決。
negima選手は初手で「瘴気の妖精姫・アリア」を引く強運っぷりを見せる。一方のkakip選手も、序盤からスムーズな動きができる手札状況だ。
negima選手は最速4ターンで「瘴気の妖精姫・アリア」を展開。kakip選手は進化回数こそ稼げていないが、有利盤面を構築していく。
お互いカード展開や手札管理に全く無駄がない、世界大会の決勝にふさわしい試合展開。6ターン目にはnegima選手が「宿命の狐火・セッカ」によるリーサルが見えている状況だ。一方のkakip選手は7ターン目に進化回数を達成。回復と盤面処理でリーサルを回避した。8ターン目に「ソニック・フォー」と「虚無ノ哭風・グリームニル」で一気に14点体力を削り、kakip選手が世界王者となった。

総評
1試合目でPP計算を誤るという痛恨のミスを見せたkakip選手。コンボ計算が重要なエルフクラスにおいては、致命的なミスである。「宿命の狐火・セッカ」を誤って展開したときは、ショックの表情を浮かべていた。しかし以降の試合ではしっかりと気持ちを切り替え、いたって冷静なプレイングを見せた。
今大会は史上最高の1億5000万円を賭けた戦い。しかも久しぶりのオフライン開催で、多くの観客に見守られるという緊張感がある環境だ。このような環境下で最初のミスを引きずることなく、冷静にプレイをできる精神力の強こそが、kakip選手を世界王者へと導いたのだろう。
『シャドウバース』とは“宝”です

試合後に行われたkakip選手へのインタビューの様子をお送りする。
──グランドファイナルズ優勝、本当におめでとうございます。
kakip選手:ありがとうございます。
──改めて今の胸の内を聞かせてください。
kakip選手:信じられないくらい最高です。
──今日1日を振り返っての戦いぶりはいかがでしたか?
kakip選手:RAGE優勝から流れがずっとあるんだなって感じました。
──1億5000万円をどうお使いになりますか?
kakip選手:とりあえずパソコンを買います。
──あなたにとって『シャドウバース』とはなんですか?
kakip選手:”宝”です。
コロナ禍での世界大会
「Shadowverse World Grand Prix 2021」グランドファイナルズの最終結果は以下のとおり。
優勝:kakipi選手
準優勝:negima選手
同3位:Hanada選手
同3位:MingiGod選手
同5位:Shitaue|iDeal選手
同5位:KSW選手
同5位:Meow944選手
同5位:ZeNX選手

「機械ネメシス」で死闘の末粘り勝ちを見せたHanada選手や、予選を最高成績で勝ち上がり、1回戦でも勢いそのままに3連勝を見せたMingiGod選手など、さまざまなドラマが生まれた。
今大会は新型コロナウイルスの影響から、残念ながら海外選手が入国できない状況での開催となった。そのため、海外選手についてはオンラインでの参戦である。公式大会としては久しぶりのオフライン大会であるため、一部選手がオンラインになってしまったのは少々残念に思う。
しかし、コロナ禍において最善の形での開催となったのは間違いない。観客のバルーンによる応援や歓声があったことで、この2年間の集大成として大盛り上がりの大会となった。
2022年シーズンは賞金額が大幅アップ!

新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、2022年の世界大会の開催は見送られることとなった。その代わり、国内外の大会賞金が大幅に増額されるとの告知があった。RAGEにおいては従来400万円だった優勝賞金が、1000万円まで跳ね上がる。
2022年シーズンでは世界大会への出場が叶わないが、大幅アップする賞金と王者の栄冠を手にするべく、シャドバプレイヤーはこぞって参加してほしい。
パソコンを持っておらず、スマホひとつで世界王者となったkakip選手。スマホさえ持っていれば、誰でも世界王者になるチャンスがあるという夢を見せてくれたkakip選手に続き、今後も多くの名プレイヤー・名勝負が生まれることに期待したい。
SHADOWVERSE WORLD GRAND PRIX
https://esports.shadowverse.com/wgp/?lang=ja
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- 【結果速報 10月17日 SFL2025 Division F 第5節】DFMナウマン「『スト6』で一番うれしい!」接戦でYHC-餅を封殺! iXAとRCが同点で前半節を折り返す
- 『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。10月17日(金)はDivision Fの前半最終戦となる第5節。広島 TEAM iXA(iXA)が首位、REJECT(RC)が2位でともに100ポイント越え、DetonatioN FocusMe(DFM)が3位につけている。そのすぐ下にはVARREL(VL)とZETA DIVISION Geekly(ZETA)が70ポイントで並ぶが、FUKUSHIMA IBUSHIGIN(IBSG)は首位と70ポイント差の50ポイントと苦しい展開が続いている。チームマッチ1ではRCとIBSG、チームマッチ2はiXAとZETA、チームマッチ3はDFMとVLの対決。今回もチームマッチ1のみ、RedBull Gaming Sphere Tokyo(東京・中野)のオフライン会場にてパブリックビューイングとともに試合が行われた。チームマッチ1 RC(アウェー) vs IBSG(ホーム) 先鋒戦はふ~ど(エド)とジョニィ(マリーザ)。まだ未勝利のジョニィはマリーザのアーマー技からのカウンターなどで1セット奪ったものの、それに付き合わずふ~どが冷たくジャストパリィや起き上がりSAを誘って勝利する。中堅戦は、ときど(ケン)と2BASSA(ジュリ)。出だしから勢いよく飛び出した2BASSAが攻め立てるが、常にドライブゲージが枯渇させられる展開に。逆にときどはゲージを見ながら冷静な戦いで、2-0で試合を制した。大将戦は、LeShar(テリー)に対してヤナイ(ベガ)。「EVO France 2025」を制したばかりでLeSharが勢いに乗るかと思いきや、ヤナイの技がことごとく刺さり、いきなりリーチをかける。しかしインターバルを経てLeSharも落ち着きを取り戻し、ラウンドごとに攻守交代しながら迎えた最終ラウンド、LeSharはダメージよりも入れ替えを優先してヤナイを画面端に囲い込み続け、大将戦を制した。2-2で迎えた最終セット、LeSharは画面端からODパワーチャージでヤナイを吹き飛ばしたが、画面端入れ替えのためにクラックシュートを選択。ここから戦況が切り替わり、LeSharペースの試合になった RCはアウェーでの40ポイント獲得で大きくリードを広げた一方、ホームのIBSGは0ポイントと厳しい展開に。勝利したLeSharは「相手チームの準備がすごくよかった。最初はよくなかったけど、チームのアドバイスで勝てた」とコメント。そして、次戦ZETA戦に向けてときどは名指しで、「ももち、お前逃げんなよ!」と宣言。第6節はバチバチの試合になりそうだ。対戦カードRC(アウェー)IBSG(ホーム)動画先鋒(2-1) ✅ふ~ど(エド:C) ジョニィ(マリーザ:C) 🎥 中堅(2-0) ✅ときど(ケン:C) 2BASSA(ジュリ:C) 🎥 大将(3-2) ✅LeShar(テリー:C) ヤナイ(ベガ:C) 🎥 延長(-) ウメハラ(豪鬼:C) — — 合計 40pt 0pt チームマッチ2 iXA(アウェー) vs ZETA(ホーム) 先鋒戦は、あきら(キャミィ)に対してももち(エド)が登場。1セットずつ取り合い、最後はしゃがみ弱Kのフェイントを当てたあきらがSAにつなげて勝利した。中堅戦のひびき(リリー)vsひぐち(ガイル)は、ひびきの「ドライブラッシュ」からの遅らせ下段や、詐欺跳びからのコマンド投げなどで読み勝ち、2勝目をもぎ取った。大将戦は全勝中のあでりい(エド)とひかる(A.K.I.)。ともに年代もキャリアも近いライバル同士であり、ひかるとしては昨年の所属チームでもある。ここまでで20-0のため、ZETAは勝っても不戦勝で試合自体は負けが確定しているものの、なんとしても20ポイントを持ち帰りたいところだ。そんな試合は、あでりいがここまでの勢いのまま1セットを奪ったものの、ひかるが落ち着いた攻めで2セットを取り返し逆転。インターバルを経て今度はあでりい側が焦りを誘い2-2まで追いつく。そして迎えた最終セット、ひかるはここまであまり出してこなかった技を駆使して、緩急をつけた攻めを展開。距離を保ちながら毒をかけていき、大将戦を制した。序盤はあでりいが手数の多い技で押し込み、シミーなどを織り交ぜていく。しかしひかるがリーチ外に離れるとあでりいの飛び道具が増え、そこに相殺やジャンプを混ぜてひかるの狙った戦い方に。最後はあでりいの起き上がりSAを誘い、ひかるが対象の重責を果たした これで20-20のイーブンとなったが、ZETAの翔が欠場のため、ACQUAの不戦勝というかたちに。結果、iXAが30ポイントで勝利。ZETAも貴重な20ポイントを獲得した。首位を維持したリーダーのACQUAは「次がホームで、そのあとアウェー3連戦なので、次のDFM戦をしっかり勝ちたいと思います」とコメント。後半に向けて気合を入れなおした。対戦カードiXA(アウェー)ZETA(ホーム)動画先鋒(2-1) ✅あきら(キャミィ:C) ももち(エド:C) 🎥 中堅(2-0) ✅ひびき(リリー:C) ひぐち(ガイル:C) 🎥 大将(2-3) あでりい(エド:C) ✅ひかる(A.K.I.:C) 🎥 延長(2-0) ✅ACQUA(ブランカ:C) —※不戦勝 — 合計 30pt 20pt チームマッチ3 DFM(アウェー) vs VL(ホーム) 先鋒戦はGO1(春麗)と水派(舞)。互いに技が届く距離での攻防から、ガードの硬い水派がじわじわダメージ差を広げ、GO1にやりたいことをさせずにストレート勝利。続く中堅戦では、竹内ジョン(ジェイミー)の猛攻と、マゴ(ジュリ)の柔道と連続技を織り交ぜた戦いのぶつかり合い。最後は追い詰められた竹内ジョンが1タッチからリーサルで勝利した。大将戦は、ナウマン(舞)に対してYHC-餅(ダルシム)というオーダーに。YHC-餅のリーチとヨガファイヤーを生かした攻撃で追い詰められたナウマンはケンにキャラ変更するが、2本目も取られてリーチをかけられてしまう。ここからナウマンはじわじわ近づきながら的確に技を当てていき、フルセットフルラウンドに持ち込む。そして最後は互いにミスも見せながら、気合の中足ラッシュからナウマンが大逆転勝利を果たした。最終ラウンド、バーンアウト覚悟でのYHC-餅渾身の「ドライブラッシュ」を見逃さず、しゃがみ弱Pで止めたナウマンがSA3をたたきこみ勝負あり。 大将戦を任されたナウマンは「『スト6』やってきて一番うれしい勝利でした! チームのみんなの声掛けのおかげ」と4人でつかんだ勝利と語った。リーダーの板橋ザンギエフは「みんなで戦略をめちゃくちゃ考えてこの結果にたどり着けたのはうれしい。『泣き言はいいから練習しなさい』(※C.ヴァイパーのセリフ)ということで、後半戦も頑張ります」とあらためて語った。対戦カードDFM(アウェー)VL(ホーム)動画先鋒(0-2) GO1(春麗:C) ✅水派(舞:C) 🎥 中堅(2-0) ✅竹内ジョン(ジェイミー:C) マゴ(ジュリ:C) 🎥 大将(3-2) ✅ナウマン(舞:C)(ケン:C) YHC-餅(ダルシム:C) 🎥 延長(-) 板橋ザンギエフ(ザンギエフ:C) ー 合計 30pt 10pt Division F 第5節 試合結果 Division F 第5節の試合はいずれもアウェー側が勝利。ポイントの上乗せはあったものの、順位は第4節とまったく同じで、iXAとRCは獲得バトル・ラウンドの差のみ。ちなみに、残りの5節は、iXA、DFM、ZETAがホーム2戦・アウェー3戦、RC、VL、IBSGがホーム3戦・アウェー2戦となっている。順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド1 広島 Team iXA 150 13 24 2 REJECT 150 7 15 3 DetonatioN FocusMe 110 2 2 4 ZETA DIVISION Geekly 90 -4 -6 5 VARREL 80 -3 -2 6 FUKUSHIMA IBUSHIGIN 50 -15 -33 ※プレーオフボーダーラインは3位まで Division Fの次の対戦は10月24日(金)の第6節。ホームとアウェーを入れ替えた2巡目の対決は、RC vs ZETA、VL vs IBSG、DFM vs iXAが予定されている。なお、この日よりDivision FではC.ヴァイパーが解禁となる予定だ。配信アーカイブ ■関連リンクCAPCOM eSports公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPCAPCOM eSports公式Twitchチャンネル:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jpSFL 2025 出場チーム:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/team/SFL 2025 日程・試合結果:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/schedule/©CAPCOM
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- 【結果速報 10月14日】 Worlds 2025 プレーインステージ:昨年王者T1がInvictus Gamingに勝利! 「スイスステージ」初戦の組み合わせも決定
- 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の世界一を決める大会「Worlds 2025」が10月14日(火)に開幕。「プレーインステージ」では、T1とInvictus Gaming(iG)が対戦し、3-1でT1が勝利、「スイスステージ」進出を決めた。2年連続王者T1と2018年王者iGによる豪華な開幕戦 「プレーインステージ」は例年、各地域から選ばれた下位シードのチーム同士で戦う予選的な位置づけとなっていた。しかし、2025年から世界のリージョンが5地域に再編されたことで、LCK(韓国)とLPL(中国)の第4シード同士が戦うこととなった。その結果、ともに世界一を取ったチームにもかかわらず、今季苦しんだ2チームが、どちらかが必ず脱落する「プレーインステージ」で戦うという、過去に類を見ない開幕戦となった。会場となった北京のBeijing JD Esports Centerには観客が殺到し、開幕時間が遅れるトラブルもあったほど、地元iGのみならずT1への声援も配信ごしに聞こえてくるほどの盛り上がりを見せた。試合はフィアレスドラフトで、Bo5(3ゲーム先取)。ゲーム1はiGがドラゴンソウルを獲得するなどリードを築くが、FakerのタリヤのCCからの集団戦などでT1が逆転勝利。ゲーム2もiGが序盤からリードしシーソーゲームの様相だったが、TheShyのサイオンがFakerのアカリを抑えるなどして、iGが押し切る。ゲーム1 バン&ピックゲーム1 リザルト※iGとT1のグラフの色は逆 ゲーム2 バン&ピックゲーム2 リザルトゲーム3では、T1が初めてブルーサイドに。レートスケールのiGの構成に対して、T1は序盤から積極的に攻め込み、Onerのシン・ジャオ、Gumayusiのユナラなどがキルを重ねてスノーボールし2勝目。リーチをかける。ゲーム3 バン&ピックゲーム3 リザルトそして、ゲーム4は再びiGがブルーサイドを選択。互いにピックできるチャンピオンが減っていく中で、iGはトップのTheShyがヴァルスをピック。T1のノクターンに対してiGがパンテオンと、互いに遠距離から駆け付けられる構成を組む。iGはミッドガンクからFakerを倒してファーストブラッドを獲得するが、乱戦の中でもDoranのオーンのタンク、さらにノクターン、アッシュ、オーンのCCチェインなどでT1が集団戦を制し、「プレーインステージ」を突破した。ゲーム4 バン&ピックゲーム4 リザルトFakerのルブラン、Onerのノクターン、Gumayusiのアッシュが刺さったゲーム4。iGのトップヴァルスも刺さらず、LPLキラー・T1が快勝した 「スイスステージ」初戦から注目カードが連発 「プレーインステージ」の試合終了後、15日(水)から始まる「スイスステージ」の組み合わせを抽選する「ドローショー」が実施された。「スイスステージ」では、T1が加わった16チームの中から先に3勝を挙げたチームから勝ち抜けていき、8チームが「ノックアウトステージ」に進出するが、最初の組み合わせはこのドローショーによって決まる。ドローショーは、Royal Never Give Upのサポートを務めたMingが務めた プール1は各地域の第1シード、プール2は各地域の第2シードと「プレーインステージ」で勝利した地域の第3シード(KT Rolstar)、プール3は各地域の第3シードと「プレーインステージ」で勝利したT1が入る。そして、「スイスステージ」最初のRound 1は、第1シード vs 第3シード、第2シード同士という組み合わせだ。ただし、初戦は同一地域同士の対決はない。ドローショーによる抽選の結果、15日(水)に行われるRound 1の8試合の組み合わせは以下のとおりとなった。日本も所属しているLCP代表チームは、CFOがLEC代表のFnaticと、PSG TalonがLCK代表のGen.G Esportsと、Team Secret WhalesがLTA代表のVivo Keyd Stars(VKS)との対戦となる。なお、1度戦ったチーム同士は2度戦うことはなく、Round 2以降は同一地域同士の対戦も行われる。また、1勝/1敗まではBo1(1ゲーム先取)だが、2勝・2敗の試合(勝ち抜け/負け確定の試合)はすべてBo3(2ゲーム先取)・フィアレスドラフトというルールだ。スイスステージ Round 1 対戦組み合わせ14:00 VKS vs TSW15:00 CFO vs FNC16:00 KT vs MKOI17:00 BLG vs 100T18:00 FLY vs T119:00 HLE vs AL20:00 G2 vs TES21:00 GEN vs PSG「スイスステージ」はRound 2までは14:00頃から、Round 3以降のBo3からは1日2試合が行われる予定だ。配信アーカイブ Worlds 2025 プレーインステージ LoL Esports:https://lolesports.com/ja-JP/LoL Esports JapanのX:https://x.com/lolesports_jpLoL Esports JapanのYouTube:https://www.youtube.com/@LoLeSportsJP
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- 【結果速報 10月13日】「EVO France 2025」スト6部門、LeSharがプレミア大会3連覇の偉業達成! 「CAPCOM CUP 12」出場権はBlazが繰り下がりで獲得
- 2025年10月10日(金)〜13日(月)に格闘ゲームのeスポーツ大会「Evolution Championship Series(EVO) France」がフランス・パリで開催された。『ストリートファイター6』部門は「プレミア大会」のため、優勝者に「CAPCOM CUP 12」の出場権が与えられるほか、2位以下の選手にも「プレミアポイント」が付与され、合計ポイント上位の選手にも出場できる可能性がある。また、「プレミア大会」は「EVO France」を含め残り2大会のみ。優勝を目指しつつも、少しでも上の順位で「プレミアポイント」を獲得することも重要な局面だ。EVO France 2025とはフランス・パリで開催される世界最大の対戦格闘ゲーム大会のひとつ。2025年度は「EVO Japan」「EVO」(アメリカ)、「EVO France」の3つの大会が開催されており、フランスでの開催は初となる。メインタイトルは『ストリートファイター6』『鉄拳8』『ギルティギア ストライヴ』『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』『ドラゴンボールファイターズ』『餓狼伝説 City of the Wolves』『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』の7タイトル。 EVO France 2025 ストリートファイター6部門 結果発表 日本時間の10月13日(月)0:45から始まったトップ8は、ウイナーズ側はこばやん、Dual Kevin、ときど、LeShar、ルーザーズ側はどぐら、Blaz、Mister Crimson、カワノの8名。日本人選手は全員「SFL」出場中の選手な上に見事に分散している。特に、Mister Crimsonは地元でもあり、ひときわ大きなファンの声援が後押しした。トップ8の中でLeSharとカワノはすでに「CAPCOM CUP 12」の出場権を獲得しているため、もしどちらかが優勝すると2位以下の選手にその権利が譲渡される。試合は、ウイナーズ側でこばやんがDual Kevin、LeSharがときどを下し、ウイナーズファイナルではLeSharのエドがこばやんのザンギエフを完封し、"プレミア大会3連覇"に王手をかける。ルーザーズ側は、Blazがどぐらを、Mister Crimsonがカワノを破り、Blazが破竹の勢いでルーザーズファイナル進出。こばやんをリュウで下し、グランドファイナル進出を決めた。迎えたグランドファイナルはLeSharとBlazの戦い。LeSharはエド、Blazはリュウで始まった試合は、LeSharがリーチからBlazに1セット奪われた ところで、噂のエレナにチェンジ。高い練度でLeSharがBlazを追い詰めたが、Blazも針の穴のようなスキを突いて3-2でリセットに成功する。しかし反撃もここまで。LeSharは再びエドを選ぶとBlazをきっちり追い込み、余裕さえ見せて3-1で優勝した。これでLeSharは、5月の「Combo Breaker」、6月の「CEO」に続き、3度目のプレミア大会制覇という前人未到の記録を打ち立てた。順位所属チーム|選手名1 DRX|LeShar 2 2Game|Blaz 3 SS熊本 A.M.G|こばやん 4 AEGIS|Mister Crimson 5 REJECT ROHTOZ!|ときど 5 Dual Kevin 7 Crazy Raccoon|どぐら 7 G8S/HitBox|カワノ なお、LeShar選手が「CAPCOM CUP 12」の出場権を持っていたことから、優勝者に与えられる出場権は2位のBlaz選手に繰り下がりで授与される。また、プレミアポイントランキングは中国大会を残し、ももちが570ポイントで首位、こばやんが500ポイントで2位、3位タイにはりゅうきちとDual Kevinが460ポイントで、5位タイには板橋ザンギエフとEndingWalkerが440ポイントで並んでいる。配信URL 【配信】Day1 Day2 Day3 ■関連リンクstart.gg:https://www.start.gg/tournament/evo-france-2025/event/street-fighter-6-ps5EVO公式X:https://x.com/EvoEVO公式サイト:https://www.evo.gg