FPSやMOBAといったeスポーツタイトルをプレイする際に揃えておきたいのがゲーミングデバイス。ゲーミングPCに始まり、マウス、マウスパッド、ヘッドセット、キーボード、モニター……など、いずれも性能面でプレイヤーのゲームプレイをサポートしてくれる頼もしい存在だ。
今回紹介する「Optix MPG321QRF-QD」は、量子ドット搭載/WQHD対応の大型ゲーミングモニター。実機画像やゲームタイトルのスクリーンショットを交えつつ、気になる特徴などを紹介していこう。
鮮やかな発色を得意とする量子ドット搭載ゲーミングモニター
今回レビューするゲーミングモニターは、MSI製のOptix MPG321QRF-QD。メインの映像出力用にDisplayPortとHDMI端子を搭載。2,560×1,440の解像度(WQHD)に対応しているほか、VESA DisplayHDR 600(PCモニターの表現力を現す規格)も満たしており、自然でリアルな表現に優れているのが特徴だ。液晶サイズは32インチ、本体サイズが727.1mm(幅)×251.8mm(奥)×482.2mm(高さ)、重量は約10.2kgとなっている。
▲Optix MPG321QRF-QDの前面イメージ。比較対象は560mlのペットボトル。
実際の設置イメージは画像の通り。筆者が所有しているPCデスク(1200mm×600mm)に置いてみたところ、天板の約半分以上を占めるサイズ感に驚かされた。とは言え、天板の中央部に設置しておけば周辺機器(キーボードやマウス等)も問題なく配置可能。そのため、「マルチディスプレイ環境を作りたい!」という場合を除いて設置面で戸惑うことは少ないはずだ。
▲Optix MPG321QRF-QDの背面イメージ。モニター設定を調節するNAVIキーが下部に配置されている
モニター背面にはMSIのモニターではお馴染みの、象徴的なドラゴンエンブレム、および本体設定を調整可能なNAVIキーが配置済み。液晶パネルを支えるスタンド部分はチルト(角度)・スベイル(左右の首振り)を調節でき、上下の高さ調節(0~100mm)も手軽に行うことができるので、大型ワイドモニターながらも、ユーザー側で自由にポジションを変えられるのは嬉しいポイントと言えよう。なお、本製品はVESA100規格を満たしているため、モニターアーム等も付属のスペーサーネジで容易に取り付けられる。
▲Optix MPG321QRF-QD付属のスペーサーネジ。モニター背面に取り付けて使用する
加えて本製品はKVMスイッチ機能により、最大2台のPC間でモニターに接続済みのデバイスを簡単に共有できる。「仕事はノートPCだけど、ゲームはデスクトップPCで遊んでいる」というユーザーを含め、用途に応じてPCを使い分けたい場合でも、ケーブルを差し替える手間いらずで使用OK。また、ポート部分のUSB端子(計3個)はハブ機能もありキーボードやマウスの接続に便利だ。
▲Optix MPG321QRF-QDのポート部分。映像入力用の端子とUSB端子が並んでいる
▲Optix MPG321QRF-QDの側面。USB端子(2ポート)とヘッドホン端子が隣接
さらに本体部は各種ポートに加え、音声入力用のマイクも搭載済み。この本体マイクはノイズキャンセリング機能のおかげで、PC用マイクを接続せずとも雑音(キーボードの打鍵音/マウスのクリック音)を抑えてボイスチャットが楽しめる。以上の点を踏まえ、本製品は総じてPCモニターに欲しい機能が一通り揃っているように見受けられた。
▲KVMスイッチ機能を使って2台のPCおよび周辺機器をモニターへ接続した様子。
▲MSIのシンボリックなドラゴンエンブレム。NAVIキーと同様にピンクゴールド調の作り
ゲーミングパフォーマンスと美しい発色を両立
Optix MPG321QRF-QDの詳細なスペックは下記の通り。最大の特徴としては、広色域(色域のカバー力)とDisplayHDR 600による表現力の高さが挙げられる。メリハリたっぷりな明暗の描画はなおのこと、鮮やかな発色もお手の物で、この辺りは液晶パネルに採用された量子ドット技術の賜物と言えるだろう。
▲Optix MPG321QRF-QDの製品スペック一例(引用:https://jp.msi.com/Monitor/OPTIX-MPG321QRF-QD)
もちろん、eスポーツ向け性能もおろそかにすることなく両立している。具体的な数値として、リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)は165Hz、応答速度は本製品のRAPID IPSパネルを生かした1ms(GTG)を記録。eスポーツタイトルはそのゲーム性ゆえにスピーディーな映像描写が求められるが、Optix MPG321QRF-QDならばプレイフィールを損なうことなく遊び尽くせる。
安定したグラフィック描画を実現するため、残像感・ボヤけを軽減する「アンチモーションブラー」、映像のカクつき・ティアリングを抑える「G-SYNC Compatible」といったアシスト機能も備わっている。ほかには、暗所を見やすく調整する「ナイトビジョン」に、モニターの設置環境に合わせて光量を自動的に調節する「Auto Brightness Control」などなど、どれもPCを利用する際に役立つものばかり。
さらにユーティリティを高めたいなら、PC側でモニター設定を保存できる専用アプリケーション「GamingOSD」もあらかじめインストールしておくと良いだろう。
バトロワゲームで視界の広さをフル活用
最後は実際のゲームプレイ画面を交えつつ、Optix MPG321QRF-QDの魅力をお伝えしたい。今回チョイスしたのは、基本プレイ無料の『Apex Legends』(Apex)。3人1組のトリオで挑むバトルロワイヤルゲームで、「計20チーム(60人)の頂点を目指して戦う」というシステム上、かなりの確率で乱戦が巻き起こるゲームタイトルである。
本製品が備えるeスポーツ向け性能はなおのこと、32インチを誇る液晶パネルは通常のPCモニター以上に視界を広く保つことができ、『Apex』のようなバトロワゲームにおいて大いに真価を発揮する。画面端からこちらへ銃口を向ける敵プレイヤーの存在を筆頭に、視点を動かさずとも多くの情報を画面に収められるのは、Optix MPG321QRF-QDが持つ大きなメリットと言える。上述のRAPID IPSパネルのおかげで残像感を気にせずプレイできるのも嬉しいポイントだ。
▲『Apex Legends』のゲーム画面。視界の広さは混沌とした戦場に希望をもたらす
今回ご紹介したOptix MPG321QRF-QDは、ゲーミングパフォーマンスと美しい発色を両立させた大画面ゲーミングモニター。「大画面で迫力あるゲームプレイを楽しみたい!」、「視界を広く保った状態で有利にプレイしたい」といった方にオススメだ。これから新しいPCモニターを導入しようと考えている方は、ぜひOptix MPG321QRF-QDをチョイスしてみてはいかがだろうか。
Optix MPG321QRF-QD スペック
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- 提供:エムエスアイコンピュータージャパン 本稿で紹介するMSIのゲーミングノートPC「Cyborg-15-A13UCK-4169JP」は、PCゲームをはじめたいという初心者や、持ち運べるちょっとしたゲーミングノートPCが欲しいといったユーザーにピッタリの一台だ。 価格も132,800円~(本稿執筆時点、価格.comより)と、ゲーミングノートPCとしてはお手頃な価格帯だ。エントリークラスとしてカジュアルにゲームを楽しみたいユーザーにとってはバランスの良い構成になっている。詳しくみていこう。 Cyborg-15-A13UCK-4169JP基本スペック OS:Windows 11 Home ディスプレイ:15.6インチ、フルHD(1,920×1,080)、ノングレア、144Hz CPU:インテル® Core™ i7-13620H 10コア(6P+4E)16スレッド グラフィックス:NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU 4GB GDDR6 メモリ:16GB(8GB ×2)DDR5 メモリ空きスロット:なし(2スロット合計最大64GB) SSD:512GB(M.2 NVMe) 有線LAN:1Gbps 無線LAN:Wi-Fi 6E(11ax)、Bluetooth 5.3 キーボード:4ゾーンRGBバックライト内蔵日本語キーボード スピーカー:ステレオ2スピーカー Webカメラ:92万画素(マイク内蔵) I/Oポート:USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力対応)×1 、USB3.2 Gen1 Type-A ×2、HDMI™ ×1、オーディオコンボジャック ×1 バッテリー:リチウムイオン、53.5Whr、3セル バッテリー駆動時間:最大9時間(JEITA 2.0) 本体サイズ(WxDxH/mm):359.36×250.34×21.95(最薄部)~22.9mm 本体質量:1.98kg なお、今回のベンチマークやレビューでは上記のスペックで行っているが、GPUにNVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU 8GB GDDR6を搭載した2つのモデル(M.2 NVMeが512GB・1TB)もある。詳しくはMSIの公式サイトを確認して欲しい。 https://jp.msi.com/Laptop/Cyborg-15-A13VX/Specification 子供心くすぐられるスケルトンデザイン 外観とともに性能をチェックしていこう。Cyborg-15-A13UCK-4169JPは全体的にブラックを基調としているものの、背面やキーボードの一部にはスケルトンな素材となっている点が大きな特徴だ。背面からは内部の金属パーツが透けてみえるほか、キーボードはLEDバックライトの美しさもあいまって、奥行きのある印象を受ける。 ▲天板は指をひっかけやすいため、開閉がしやすい サイバーパンクの世界にインスパイアされたというCyborg-15-A13UCK-4169JPは、背面がスケルトンになっており、換気スリットから内部パーツがちらりとのぞいている。レトロゲームなどではスケルトンデザインは多かったが、気がつけば流行が1周して最近はイヤホンやキーボードなどで見かけることも多くなった。ゲーミングノートPCでは珍しいデザインだ。 ベゼルは細く、モダンな印象を受ける。ディスプレイ上部には92万画素(マイク内蔵)のWebカメラも搭載されているため、ビジネス用途にもぴったりだろう。 ディスプレイは144Hz。フルHD(1,920×1,080)のものが採用され、一般的なモニターの60Hzとは雲泥の差だ。リフレッシュレートは超簡単にいえば1秒間に描画される画像の枚数を示すものであり、高ければ高いほどぬるぬるとした映像が楽しめる。特にFPSでは敵の動きがみやすくなるため、手っ取り早くアドバンテージを得ることができる要素だ。 ▲180度まで開くことができる。地味だが角度調整がしにくいノートPCにとっては大きなポイントである なお、重量は1.98kgであり、15.6インチというサイズを考慮すると取り回しやすいと言える。片手でもギリギリ持てるサイズ&重量感で、リビングで動画をみたり、軽めのMMORPGで作業をしたりと、ノートPCの強みを発揮していきたい。 LEDバックライトを搭載するキーボードにもスケルトンデザインが用いられている。ゲームでよく使うWASDと電源ボタンがスケスケになっていて、じつにかっこいい。 キー配列はテンキーを含むフルサイズで、数字入力をする仕事やマクロを割り当てたいユーザーなどにも嬉しい。エンターキーがやや小さめなことを除けば基本的な配列なので、違和感なく作業できるだろう。キータッチはノートPCらしい押し心地で、しっかりとしたはねっ返りがあるため、FPSからMOBAまで、しっかりとゲームできるクオリティになっている。 ▲左側面にはUSB3.2 Gen1 Type-A、オーディオコンボジャックが搭載されている ▲右側面には電源コネクタ、有線LAN、HDMI出力、USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力対応)、USB3.2 Gen1 Type-Aが搭載されている インターフェースはUSB3.2 Gen1 Type-Aが2つ、USB3.2 Gen1 Type-Cがひとつと、十分な数が用意されている。フルサイズのHDMI端子もあるが、Type-Cも映像出力に対応しているため、会議室のディスプレイに表示させたい場面などで役に立つだろう。 また、外部ディスプレイへは最大2画面の同時外部出力が可能だ。ゲーミングノートPCではありながらも、インターフェースが豊富なため、外部モニターや別のキーボード、マウスなどを使って、デスクトップPCのような使い方をするのもひとつの手だ。いつでも持ち運べる拠点になる。 カジュアルゲームを快適に遊べる十分なスペック さて、肝心な性能についても確認していきたい。CPUにはインテル® Core™ i7-13620H、GPUには NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 Laptop GPUが採用されている。CPUに関しては第13世代の最新CPUであり、GPUは最新モデルのなかでエントリークラスに相当するが、性能としては申し分ない。 重ためなゲームとして知られる『ファイナルファンタジーXV』のベンチマークでも、標準品質で「とても快適」という結果になるほか、『ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ』ベンチマークでも高品質で「非常に快適」となる。『VALORANT』や『Apex Legends』などのFPSでも、設定を工夫すれば144Hzディスプレイの恩恵を受けることができるフレームレートで動作する。 ここまで述べてきた通り、子供心くすぐられるスケルトンでサイバーパンクな世界観のボディデザインが魅力的なCyborg-15-A13UCK-4169JPは、重ための3Dゲームからカジュアルゲームまで遊べてしまう取り回しの良いゲーミングノートPCだ。144Hz対応ディスプレイで、FPSなど競技性の高いタイトルにも向いている。 「ゲーミングPCが欲しいけど、全てのデバイスを揃えるのは難しそう」というユーザーには、モニターやキーボードなどをまるっと含むゲーミングノートPCをオススメしたい。外部モニターを活用することで持ち運べる拠点としての運用にも向いている。さまざまなポテンシャルを秘めた一台だろう。 Cyborg-15-A13UCK-4169JP製品ページ https://jp.msi.com/Laptop/Cyborg-15-A13VX/Overview
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- 初めてのゲーミングモニターならコレ! コスパに優れた23.8インチ180HzゲーミングモニターG2412Fレビュー
- 提供:エムエスアイコンピュータージャパン FPSやMOBA、対戦格闘ゲームなど、多くのeスポーツが盛り上がりを見せる昨今において、新たに「eスポーツを楽しみたい!」と思うユーザーは多いだろう。そんなユーザーがまずゲーミングデバイスをそろえる際、ハードルとなってくるのは価格だ。はじめての一台にハイエンドなものを購入するのはちょっとしんどい。やはり“コストパフォーマンス”は意識していきたいところだ。 特にゲーミングモニターには、リフレッシュレートやサイズ、機能などさまざまな種類があるため、悩ましいデバイスのひとつかもしれない。そんなユーザーにオススメしたい最初の一台が、23.8インチのフルHDゲーミングモニター「G2412F」だ。市場価格25,000円前後と比較的安いながらも、180Hzへの対応やゲーマーを支援する機能がバッチリと搭載され、コストパフォーマンスに優れたモデルである。じっくりとその魅力を見ていこう。 モダンなべゼルレスデザイン まずは外観から見ていこう。23.8インチのG2412Fは、横幅約540 ×奥行き 229 × 高さ423(mm)であり、ゲーミングモニターとしては比較的コンパクトな部類に入る。ベゼル(フレーム)レスデザインが特徴的で、モニターを横や縦に並べた場合にもその境目が気になりにくく、デザインとしてモダンな印象も受ける。 ボタン類は右下の電源ボタンと、左下背面にあるジョイスティックの2つがあり、ジョイスティックでは上下左右と押し込みで後述の機能の設定などが可能だ。 背面にはMSIのロゴがあるほか、若干ゲーミングっぽいデザインでありながらも、LEDなどは搭載されておらずシンプルだ。コスパに優れたモデルということで、このような部分は削られているのかもしれない。 各種角度の調節機能については上下角度調節(チルト)-5° ~ 20°にのみ対応している。もしより高い自由度で映像を楽しみたいのなら、VESA(100)規格に対応しているので、モニターアームに取り付けるのも良いだろう。 端子類はHDMI 2.0 ×2、DisplayPort 1.2a ×1、ヘッドホン出力 ×1であり、家庭用ゲーム機を複数つなぎたい場合にも重宝する。対応する家庭用ゲーム機であれば、1080p・120Hz動作も可能なので、『Apex Legends』や『オーバーウォッチ2』といったFPSタイトルを家庭用ゲーム機で楽しみたいユーザーにも有用だ。 FPSでも日常使いでも! eスポーツタイトルのなかでも特に人気のFPSタイトルにおいては、モニターは重要な役割を持つ。そのひとつがリフレッシュレートだ。超ざっくり説明すると、1秒につき表示する画像の枚数を示すもので、この値が高ければ高いほど画像が多く表示され、ぬるぬるとした映像を楽しむことが可能となる。FPSではリフレッシュレートが高ければ、敵を描画する枚数が多くなり、その分敵の動きをより鮮明に視認することができるというわけだ。 G2412Fは、一般的なモニターの60Hzの3倍である180Hzに対応している。また、ゲーミングモニターのエントリーモデルには144Hzのものが多いため、ややアドバンテージがあるかもしれない。DisplayPortだけでなくHDMIでも最大数値である180Hzが出せるというのもポイントのひとつだ。モニターに映る色が変化する時間を示す応答速度も1ms(GTG)と不足ないものとなっている。 また、23.8インチというサイズ感にも注目したい。FPSの国際大会などで採用されるモデルの多くは24.5インチが主流であり、G2412Fはかなりそれに近いサイズ感になっている。プロプレイヤーに近い環境でプレイできると言えるだろう。 画面解像度についてはフルHD(1,920 × 1,080)であり、やや物足りなさは感じるが、FPSではゲーム内の設定を極限まで落とし、時には解像度を意図的に下げる選手もいるくらいなので、さほど問題ではないだろう。 前述の通り、高いリフレッシュレートと高速応答を実現するのは、G2412Fに搭載されたRAPID IPSパネルだ。クリアな高画質と、178度と広い視野角が特徴で、画質を求めるゲームや、日常での動画や映画ドラマなどの視聴にも向いている。FPSだけでなく他のゲームも積極的にプレイしたいユーザーにとっては、画質が犠牲にされていないのは嬉しいポイントだ。 そのほか、ゲーマーを支援する機能も豊富に搭載している。残像間を抑えるアンチモーションブラー、チラつきを防止するアンチフリッカー、画面のズレやかくつきを抑えるAdaptive-Syncなど、綺麗な映像を実現する機能のほか、暗い場所の視認性を向上させるナイトビジョンや、ブルーライトカット機能もある。 これらの設定の変更は、背面のジョイスティックを用いてOSDから可能だ。こちらのレスポンスも非常に良好で、入力機器を切り替える際にもストレスフリーである。 ここまで述べてきた通り、G2412FはFPSなどのeスポーツタイトルで差を付ける機能が盛りだくさんなうえに、クリアな高画質を楽しめるゲーミングモニターに仕上がっている。価格を抑えながらも機能はしっかりついていて欲しいユーザーにピッタリの一台だ。 また、VESA規格への対応やベゼルレスデザインにより、サブモニターとしても十分なポテンシャルを秘めている。もし最初の一台で購入してG2412Fから更にハイエンドなモデルにステップアップしたい場合、二台目のサブモニターにしてしまうのも良い。もちろん最初からサブモニターとして導入するのもアリだ。G2412Fはコスパに優れたゲーミングモニターを探しているなら、強力な選択肢のひとつとなるだろう。 製品スペック パネルサイズ:23.8インチ アスペクト比:16:9 最大解像度:フルHD(1,920 × 1,080) リフレッシュレート:180Hz 応答速度:1ms(GTG) パネル種類:RAPID IPS 表面タイプ:ノングレア 画素ピッチ (H X V):0.2745 × 0.2745(mm) 色域:sRGBカバー率:96%・DCI-P3 カバー率:83% 最大表示色:約1,670万色 視野角:178°(H)/ 178°(V) パネル表面曲率:ー 輝度:300 コントラスト比:1,000:1 消費電力:使用時 21W / スタンバイ時 0.5W 入出力端子:HDMI 2.0b ×2・DisplayPort 1.2a ×1・ヘッドホン出力 ×1 本体サイズ:約540 × 229 × 423(mm) 本体重量:約3.3kg 電源タイプ:45W ACアダプタ 電源入力:100 ~ 240V、50 / 60Hz 走査周波数:66.4 ~ 208.7 KHz(H) / 48 ~ 180 Hz(V) 上下角度調節(チルト):-5° ~ 20° 高さ調節:ー 左右角度調整(スイベル):ー 画面回転(ピボット):ー 映像端子:最大解像度 / リフレッシュレート: DP:1,920 × 1,080 / 180Hz HDMI:1,920 × 1,080 / 180Hz
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- 充電ドックが神! MSIの軽量ゲーミングマウス「CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESS」使用感を『Apex Legends』プロ・きのこゲンジ選手に訊く!!
- 提供:エムエスアイコンピュータージャパン マザーボードやGPUなどのPCパーツやパソコン本体などで存在感を発揮するMSは、ゲーミングデバイスにも抜かりない。マウスやキーボード、ヘッドセットなど多彩なデバイスを展開している。 本稿では、そのなかから、軽量ワイヤレスゲーミングマウス「CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESS」の使用感を、『Apex Legends』のプロプレイヤー、きのこゲンジ選手のインプレッションと共にお送りする。 なお、きのこゲンジ選手は、アニマックスとFAT TRUNKによる共同プロジェクトで産まれたeSportsプロチーム「GHS Professional」のプレイヤーである。 軽量で持ちやすいエルゴノミクスマウス CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESSは、重量わずか73gのエルゴノミクス(左右非対称)マウスだ。きのこゲンジ選手いわく、「左右非対称のマウスでかなり持ちやすく、形状がとても良い。重すぎず軽すぎず扱いやすい」とのことだ。 サイズは奥行き120mm、幅64mm、高さ37mmで、やや小型な部類に入る。マウスの左側面にのみくびれがあり、手で触れた際に自然な姿勢で持つことができる。また、かぶせ、つかみ、つまみなど人によってさまざまなマウスの持ち方があるが、最大高さは37mmとそこまで高くないため、どの持ち方でも違和感がない。左右側面はラバーのような素材を用いているため、手にしっかりとフィットする。また、左側面には2つのカスタムボタンを搭載する。 近年は40g代の超軽量マウスも台頭しているが、前述の通り73gであるため、マウスにはある程度の重量が欲しいというユーザーにも刺さるだろう。 エルゴノミクス形状と軽量化のおかげでマウスパッドのうえでぶんぶんと振っても軽快な動きをみせるが、更にいうと滑らかなPTFE素材のマウスソール(マウスパッドとマウスをつなぐ部分)も特徴的だ。きのこゲンジ選手は、このマウスソールの「位置が的確」と語り、トラッキング(敵などを追いかける動き)に良いと話す。とりわけ『Apex Legends』は接敵時のキルタイムが長いゲームであるため、トラッキングエイムは重要になってくる。そんなゲームにもピッタリというわけだ。また、クリックタッチの感覚もとても良いとのことだ。おなじみのオムロン製スイッチは、6000万回以上のクリック耐久性を誇る。 専用の充電ドックが神! CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESSの特徴のもうひとつは、専用の充電ドックが付属していることになる。このドックにマウスを乗せるだけで充電してくれるという代物であり、さらにマウスレシーバーを挿すこともできる。充電のたびにケーブルを挿して充電する必要もない。 マウスパッドのそばに配置しておけば、レシーバーを混線から防ぐために距離を縮められることもポイントのひとつだろう。きのこゲンジ選手も「ゲーム終わった後にぽちって置いとくと充電できるから楽」とその手軽さを気に入っているようだ。 また、CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESSは連続で最大110時間の駆動に対応している。うっかり充電ドックに置くことを忘れても、一日10時間使っても11日も持つ計算になる。それでもなお充電が切れてしまっても、10分間の充電で最大7時間プレイすることが可能だから安心だ。なお、付属のUSBケーブルを用いた有線接続も最終手段として残されている。 ゲーミングマウスとしての性能も十分 形状や充電はもちろんだが、中身もすごい。きのこゲンジ選手も「センサーに関してはPixArt3311が使われていて、ゲーミングマウスとしてのスペックも高い」と話している。DPIは100~12,000まで対応するほか、マウスそのものに設定を書き込むオンボードメモリで、外に持ち出してもその設定を用いることができる。性能に関してもゲーミングマウスの名に恥じない。 これらの設定は制御ソフト「MSI Center」を通じて行う。設定可能なボタンは左右クリック、ホイール、左側面にある2つのボタン、合計5つだ。割り当てはマウス機能のほか、メディアコントロールやDPI切り替え、マクロ、無効などさまざまである。また、直線補正機能などとも呼ばれるアングルスナッピングの切り替えもできる。 LEDの設定もこちらで可能だ。マウスにはMSIのドラゴンマークを光らせることが可能で(オフもまたしかり)色の変更や光り方などを自由にカスタマイズすることができる。 ただし、きのこゲンジ選手曰く「リフトオブディスタンス(マウスの持ち上げたときの感度のようなもの)の設定があればなおよかった」と弱点も教えてくれた。確かに、必要最低限な設定項目のみに絞られているものの、その分制御ソフトはとても使いやすい。厄介な会員登録も不要でソフトそのものも動作が軽いため、無用な煩わしさがない。 コストパフォーマンスも高し ここまで述べてきた通り、CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESSは軽量でエルゴノミクスかつ、長時間バッテリーとそれを支える充電ドックのおかげで、ゲームライフを支える強力な一台になってくれる。きのこゲンジ選手は「全体的に完成度の高いゲーミングマウスですが、なんといっても充電ドックが神でした」と気に入っている様子だ。よく考えてみると、最近の主流マウスはそのほとんどがケーブルを直接挿して使うタイプだ。 最後に、価格帯にも注目したい。CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESSは本稿執筆時点では10,000円弱で購入することができる。ゲーミングデバイスの高額化が進む中、十分なスペックを持ちながらこの価格で購入できるのは魅力のひとつだ。他社では別売りのものも多い充電ドックも同梱している点も良いだろう。 エルゴノミクスマウスを探しているユーザーや、ついつい充電を忘れがちな筆者のようなずぼらゲーマー、FPSなどでしっかりトラッキングしたいゲーマーにおすすめしたい。 CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESS スペック https://jp.msi.com/Gaming-Gear/CLUTCH-GM31-LIGHTWEIGHT-WIRELESS/Specification インターフェース:USB 2.0 DPIスイッチ:400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400 重量:73g (ケーブル除く) / 332g LEDライト:RGB 製品型番:CLUTCH GM31 LIGHTWEIGHT WIRELESS 応答速度:1000 Hz / 1 ms キースイッチ:OMRON USBケーブル:MSI FriXionFree USB Type-C バッテリー動作時間:最大110時間 本体サイズ(MM):120 x 64 x 37 mm ボタン数:6 対応OS:Windows 10 (以降) ケーブル長(M):2m ボタン耐久性:6000万回 最大DPI:12000 (ソフトウェア対応)