4月22日(金)に行われた「VALORANT 2022 Masters」にて、🇯🇵ZETA DIVISION(以下、🇯🇵ZETA)が🇸🇬Paper Rexを2-1で下し、準決勝へと駒を進めた。これは日本のFPS系eスポーツチームの国際大会の記録としては過去最高位となる歴史的勝利だ。
この日の深夜から、東京・新宿でパブリックビューイングが開催された。今回その会場で、現地の取材をさせていただいた。
1日あたりの募集人数は200名だったが、初日である22日(金)のTwitterでの応募枠はものすごいことになったという。それも当然だろう。VALORANTの競技シーンが始まった2020年夏以降、ファンがこうして集まって一緒に応援できるイベントはこれが初だ。そして、ZETA DIVISIONの試合は22日は確定しているが、23日、24日は勝利しなければ戦えない。つまり、22日だけがファンが集まって応援できる“確実な日”だったのだ。

シークレットとされた会場に深夜0時頃から集まり始めたファンたちは、2時からの試合スタートにもかかわらずすごい熱気。深夜帯ということもあり、運営側からはあまり声は出さないようにというお達しもあったが、どうしても漏れてしまう「おお〜〜」といった感嘆の声や、「ああ〜〜」といった残念な気持ち、そして相手を倒した時の「ワー!」という歓声は隠しようがない。ひとりひとりが出すのはわずかな音でも、これだけの人数が集まると大きなバイブレーションになる。自然とバルーンを叩くリズムもシンクロしていった。

……と思っていたが、予想は完全に覆された。そもそも🇯🇵ZETAの試合はこの日の2試合目。つまり、2時から集まっていたのは全体の6割程度でしかなかったのだ。🇯🇵ZETAが登場する5時前くらいになってくると、会場に用意されたイスは満員に。そしてこれまでの応援の声もバルーンの音圧もひとつ強くなった。

会場でファンと一緒に大画面を見ながら取材していると、ひっきりなしにバルーンの音と声が聞こえてくる。それが、プレスルームに戻った際にTwitchで配信を見ると、当たり前だがゲーム内効果音と実況解説以外はなにも聞こえない。この差が非常に大きかった。コロナ禍になってからいままで、自宅での配信とコメント欄だけの取材でも満足できていたが、まったく物足りなく感じてしまった。
そうだった、オフライン観戦ってこんなに賑やかで、こんなに来場者の気持ちを盛り上げてくれてたんだ。
コロナの影響でそんなことすら忘れてしまっていた。数年前の東京ゲームショウでの『CoD』や『PUBG』の大会、『LoL』の日本リーグ「LJL」会場でのファンの熱気などが思い起こされた。
実は、今回のパブリックビューイング自体は、以前から企画だけはされていたのだという。ただ、長引く新型コロナウイルスの影響により、イベント開催が難しい状況が続いていた。しかし、今回はまん延防止措置も解除され、感染者数もだいぶ落ち着いてきたということもあって、いよいよイベント開催に踏み切った。
タイミングとしては本当にギリギリではあったものの、結果的にはZETAの勝利に華を添える、最高のイベントになった。そして、その場に立ち会えたことが、いちライターとしてもただただうれしい。
パブリックビューイング参加者限定
今回のパブリックビューイングで観戦できる内容は、自宅からの観戦と変わらない。唯一来場者のみの特別な催しとして、公式配信とは別に、🇯🇵ZETAのcrow選手へのインタビューが行われた。特別にその内容をお届けしよう。

岸:今のお気持ちをまず聞かせていただけますか?
crow:いやもう、最高ですね、ほんと、最高です。
岸:試合中、苦しいシーンもあったと思います。いままで逆転逆転の試合もあったんですけど、今回の最後のスプリット、途中までリードを取られていた時はどんな気持ちでしたか?
crow:そうですね、ちょっとリード取られてたんですけど、なんかもう今までのがありすぎて「いけるっしょ」って感じでした。
岸:シーカーを撃って後ろにいったシーン、覚えてますか? あの時どんなお気持ちでした?
crow:「あっぶね!」って感じでしたね(笑)。いやもう、ほんとギリギリだったんですけど、よかったです、間に合って。

岸:あと、来場者からの質問が来ています。今回一番支えになったことをお聞かせください。
crow:支えになったこと……そうですね……。1マップ目のアイスボックスがなかなか自分たちの調子が上がらなくて、3日ぶりの試合っていうこともあってちょっと飲まれちゃったんですけど、終わった後にみんなで集まってQさん(XQQコーチ)が、「ここで全力出し切らないと絶対後悔するから」ってことをみんなに話して、それが支えになりましたね。
岸:もうひとつ来場者からの質問です。一番記憶に残っているラウンドはどのラウンドですか?
crow:あー、ちょっともう試合内容を覚えてないんですけど……(笑)。どちらかというと惜しかったなーってラウンドの方が覚えてます。スプリットでシュガー(SugarZ3ro選手)がウルトを展開して、ギリギリ勝てなかったラウンドなんですけど。惜しかったのは覚えてます。

岸:「今大会、本当に厳しい場面が続いています。厳しい状況を乗り越える時に意識していることはありますか?」という質問もいただきました。
crow:「気持ちで負けないこと」ですかね。気持ちで負けてると全部ダメダメになっちゃうので。
岸:この試合、f0rsakeN(フォーセイクン)選手がやはりキーマンになったかと思いますが、どう対応をするかというのはチーム内で話されたんですか?
crow:そうですね、Paper Rexはf0rsakeNとJinggg(ジン)選手がほんとにアグレッシブにやってきて、ほんとに1ピックを気をつけようという話だったりとか、開幕もちょっと相手の様子を見ようとかは話し合いました。
岸:あと、ヘイブンを克服しましたけど、やっぱりこのブラックデーの3日間(試合のない3日間のこと)は大きかったですか?
crow:どちらかというと休息にあてた時間の方が長かったんですけど、その中でもちゃんと自分たちの苦手だったところとか、よくなかった部分を話し合って、対策もして挑んで勝ててよかったです。
岸:いま日本時間で朝の8時10分で、みなさんは夜の0:00に会場入りして8時間くらい滞在して、たくさん応援してくださいました。最後に、会場の皆さんに向けてひと言いただけますでしょうか?
crow:いやもう、本当に夜遅くから朝まで長い間応援ありがとうございます。ツイッターで見たんですよね、会場の様子を。本当に人がいてありがたいなという感じで、ありがとうございました。気をつけてお帰りください(笑)。
岸:明日も日本から応援しますので、頑張ってください!
eスポーツ大会は数あれど、これほど多くの同時接続数を持つタイトルは他にない。🇯🇵ZETAの試合中、日本語『VALORANT』公式チャンネルが9万、本家チャンネルが8万だが、さらにshaka、stylishnoob、SPYGEA、k4sen、じゃすぱーといったストリーマーによるミラー配信もそれぞれ数万の接続数を叩き出しており、とんでもない数になっていた。
ベスト4進出がテレビで報じられたのも、eスポーツタイトルの大会成績としては久々だろう。今回のZETAの戦績はそれほどまでに価値がある。
今日の勝利により、少なくとも23日(土)の深夜から🇯🇵ZETAの試合を見られる機会はもう1回は確実にある。しかも今度はBo3ではなくBo5という長丁場でさらに見どころもアップする。
そして、さらにさらに勝ち上がれば24日(日)もパブリックビューイングでの観戦が可能だ。こちらもTwitterからの申し込み締め切りは正午なので、都合がつく人は今すぐ応募しよう。
🇯🇵ZETAの試合は、いまやどの試合もすべて、歴史的瞬間となっている。その熱気と情熱をぜひオフラインで感じてほしい。
VALORANT Champions Tour 2022 Masters
https://valorantesports.tokyo/
VALORANT
https://playvalorant.com/ja-jp/
この日の深夜から、東京・新宿でパブリックビューイングが開催された。今回その会場で、現地の取材をさせていただいた。
1日あたりの募集人数は200名だったが、初日である22日(金)のTwitterでの応募枠はものすごいことになったという。それも当然だろう。VALORANTの競技シーンが始まった2020年夏以降、ファンがこうして集まって一緒に応援できるイベントはこれが初だ。そして、ZETA DIVISIONの試合は22日は確定しているが、23日、24日は勝利しなければ戦えない。つまり、22日だけがファンが集まって応援できる“確実な日”だったのだ。

白と黒のバルーンをたたいて応援するファン
シークレットとされた会場に深夜0時頃から集まり始めたファンたちは、2時からの試合スタートにもかかわらずすごい熱気。深夜帯ということもあり、運営側からはあまり声は出さないようにというお達しもあったが、どうしても漏れてしまう「おお〜〜」といった感嘆の声や、「ああ〜〜」といった残念な気持ち、そして相手を倒した時の「ワー!」という歓声は隠しようがない。ひとりひとりが出すのはわずかな音でも、これだけの人数が集まると大きなバイブレーションになる。自然とバルーンを叩くリズムもシンクロしていった。

来場者に配布されたのはこのバルーンとモンスターエナジードリンク。徹夜の体に染み渡る
……と思っていたが、予想は完全に覆された。そもそも🇯🇵ZETAの試合はこの日の2試合目。つまり、2時から集まっていたのは全体の6割程度でしかなかったのだ。🇯🇵ZETAが登場する5時前くらいになってくると、会場に用意されたイスは満員に。そしてこれまでの応援の声もバルーンの音圧もひとつ強くなった。

ボルテージはさらに上がり、勝利の瞬間は全身でうれしさを爆発させた
会場でファンと一緒に大画面を見ながら取材していると、ひっきりなしにバルーンの音と声が聞こえてくる。それが、プレスルームに戻った際にTwitchで配信を見ると、当たり前だがゲーム内効果音と実況解説以外はなにも聞こえない。この差が非常に大きかった。コロナ禍になってからいままで、自宅での配信とコメント欄だけの取材でも満足できていたが、まったく物足りなく感じてしまった。
そうだった、オフライン観戦ってこんなに賑やかで、こんなに来場者の気持ちを盛り上げてくれてたんだ。
コロナの影響でそんなことすら忘れてしまっていた。数年前の東京ゲームショウでの『CoD』や『PUBG』の大会、『LoL』の日本リーグ「LJL」会場でのファンの熱気などが思い起こされた。
実は、今回のパブリックビューイング自体は、以前から企画だけはされていたのだという。ただ、長引く新型コロナウイルスの影響により、イベント開催が難しい状況が続いていた。しかし、今回はまん延防止措置も解除され、感染者数もだいぶ落ち着いてきたということもあって、いよいよイベント開催に踏み切った。
タイミングとしては本当にギリギリではあったものの、結果的にはZETAの勝利に華を添える、最高のイベントになった。そして、その場に立ち会えたことが、いちライターとしてもただただうれしい。
パブリックビューイング参加者限定
crow選手特別インタビュー
今回のパブリックビューイングで観戦できる内容は、自宅からの観戦と変わらない。唯一来場者のみの特別な催しとして、公式配信とは別に、🇯🇵ZETAのcrow選手へのインタビューが行われた。特別にその内容をお届けしよう。

岸:今のお気持ちをまず聞かせていただけますか?
crow:いやもう、最高ですね、ほんと、最高です。
岸:試合中、苦しいシーンもあったと思います。いままで逆転逆転の試合もあったんですけど、今回の最後のスプリット、途中までリードを取られていた時はどんな気持ちでしたか?
crow:そうですね、ちょっとリード取られてたんですけど、なんかもう今までのがありすぎて「いけるっしょ」って感じでした。
岸:シーカーを撃って後ろにいったシーン、覚えてますか? あの時どんなお気持ちでした?
crow:「あっぶね!」って感じでしたね(笑)。いやもう、ほんとギリギリだったんですけど、よかったです、間に合って。

2on2でのリテイク。crow選手とTENNN選手を裏からmidfreak選手が狙う非常に危険なタイミング。何かを察知したcrow選手はシーカー(索敵ができるアルティメットスキル)を放ち、裏から迫るmidfreak選手を感知。会場も固唾を呑んで見守ったワンシーンだ(https://youtu.be/uBLECllWfoQ?t=21154)
岸:あと、来場者からの質問が来ています。今回一番支えになったことをお聞かせください。
crow:支えになったこと……そうですね……。1マップ目のアイスボックスがなかなか自分たちの調子が上がらなくて、3日ぶりの試合っていうこともあってちょっと飲まれちゃったんですけど、終わった後にみんなで集まってQさん(XQQコーチ)が、「ここで全力出し切らないと絶対後悔するから」ってことをみんなに話して、それが支えになりましたね。
岸:もうひとつ来場者からの質問です。一番記憶に残っているラウンドはどのラウンドですか?
crow:あー、ちょっともう試合内容を覚えてないんですけど……(笑)。どちらかというと惜しかったなーってラウンドの方が覚えてます。スプリットでシュガー(SugarZ3ro選手)がウルトを展開して、ギリギリ勝てなかったラウンドなんですけど。惜しかったのは覚えてます。

岸:「今大会、本当に厳しい場面が続いています。厳しい状況を乗り越える時に意識していることはありますか?」という質問もいただきました。
crow:「気持ちで負けないこと」ですかね。気持ちで負けてると全部ダメダメになっちゃうので。
岸:この試合、f0rsakeN(フォーセイクン)選手がやはりキーマンになったかと思いますが、どう対応をするかというのはチーム内で話されたんですか?
crow:そうですね、Paper Rexはf0rsakeNとJinggg(ジン)選手がほんとにアグレッシブにやってきて、ほんとに1ピックを気をつけようという話だったりとか、開幕もちょっと相手の様子を見ようとかは話し合いました。
岸:あと、ヘイブンを克服しましたけど、やっぱりこのブラックデーの3日間(試合のない3日間のこと)は大きかったですか?
crow:どちらかというと休息にあてた時間の方が長かったんですけど、その中でもちゃんと自分たちの苦手だったところとか、よくなかった部分を話し合って、対策もして挑んで勝ててよかったです。
岸:いま日本時間で朝の8時10分で、みなさんは夜の0:00に会場入りして8時間くらい滞在して、たくさん応援してくださいました。最後に、会場の皆さんに向けてひと言いただけますでしょうか?
crow:いやもう、本当に夜遅くから朝まで長い間応援ありがとうございます。ツイッターで見たんですよね、会場の様子を。本当に人がいてありがたいなという感じで、ありがとうございました。気をつけてお帰りください(笑)。
岸:明日も日本から応援しますので、頑張ってください!
まだ間に合う! 23日のパブリックビューイング申込は昼12時まで
eスポーツ大会は数あれど、これほど多くの同時接続数を持つタイトルは他にない。🇯🇵ZETAの試合中、日本語『VALORANT』公式チャンネルが9万、本家チャンネルが8万だが、さらにshaka、stylishnoob、SPYGEA、k4sen、じゃすぱーといったストリーマーによるミラー配信もそれぞれ数万の接続数を叩き出しており、とんでもない数になっていた。
ベスト4進出がテレビで報じられたのも、eスポーツタイトルの大会成績としては久々だろう。今回のZETAの戦績はそれほどまでに価値がある。
今日の勝利により、少なくとも23日(土)の深夜から🇯🇵ZETAの試合を見られる機会はもう1回は確実にある。しかも今度はBo3ではなくBo5という長丁場でさらに見どころもアップする。
そして、さらにさらに勝ち上がれば24日(日)もパブリックビューイングでの観戦が可能だ。こちらもTwitterからの申し込み締め切りは正午なので、都合がつく人は今すぐ応募しよう。
#VALORANTMasters
— VALORANT Champions Tour JAPAN (@valesports_jp) April 21, 2022
JAPAN VIEWING PARTY
緊急開催決定😍‼
皆さんで応援ができる
パブリックビューイングになります☀
参加方法は、
連結ツイートの応募フォームから応募し
各日抽選で200名が参加出来ます🔥
詳細は、連結ツイートと
応募フォーム先をご確認ください。 pic.twitter.com/QRX882NOCx
🇯🇵ZETAの試合は、いまやどの試合もすべて、歴史的瞬間となっている。その熱気と情熱をぜひオフラインで感じてほしい。
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- 【大会レポート】優勝賞金は1,000万円!「RAGE Shadowverse 2022 Summer」〜 GARAND FINALSを勝ち抜いたのはういはら選手!〜
- 6月19日(日)に秋葉原にあるベルサール秋葉原にて「RAGE Shadowverse 2022 Summer」GRAND FINALSが開催され、ういはら選手が優勝を決めました。今回の大会はRAGE Shadowverseとしては2年ぶりのオフライン有観客試合となります。ベルサール秋葉原で開催された「RAGE Shadowverse 2022 Summer」GARAND FINALS GARAND FINALSを勝ち抜いたのはういはら選手! 出場するのは5月14・15日に幕張メッセで開催されたオフライン予選を勝ち抜いた、シン選手、かきp選手、YAMI3選手、Beita選手、アオギリ選手、ぴゅあ選手、ういはら選手、Era53選手の8名。今年はShadowverse World Grand Prixの開催が見合わせており、その分の賞金額が年間を通じた大会に割り振られるので、今大会の優勝賞金は1,000万円と高額になっています。大会は優勝したういはら選手の快進撃から始まります。まずプロ選手であるEra53選手に対し、1本も落とさず3連勝で勝ち抜けます。2回戦目もその勢いが劣らずシン選手を同じく3連勝で下します。6連勝でFAINALSの決勝戦まで勝ち進んだ選手はほぼ居らず、それだけで快挙であることがわかります。もう一方の山では、世界チャンピオンであるかきp選手がプロの貫禄で初戦を突破するも、ぴゅあ選手に敗退しました。世界チャンピオンのかきp選手とBeita選手の対戦 決勝戦はういはら選手とぴゅあ選手の対決となります。9連勝での優勝を期待されたういはら選手ですが、初戦のネクロマンサーミラー対決でいきなり敗北します。好調だっただけにここから崩れる恐れもありましたが、2連勝で優勝にリーチをかけます。4試合目を取り返され、最終戦にもつれ込みますが、激しい攻防の末、勝利を手にしました。この日はまさにういはら選手の日と言えるくらいの引きをみせていましたが、それに奢らず丁寧なプレイをしたところが優勝に繋がったのではないでしょうか。決勝戦はういはら選手とぴゅあ選手で行われました 優勝カップを掲げるういはら選手 会場を盛り上げるさまざまなイベント さて、RAGEと言えば、『Shadowverse』のトーナメントだけでなく、さまざまなイベントが催されています。4人フライト式トーナメント、プロ選手との対戦会の「RSPT対戦会」、撮影エリア、ステージイベントが開催。2面壁がないオープンなスペースで秋葉原に遊びにきた人たちがフラッと立ち寄れる気軽さがありました。物販エリアと「Shadowverse EVOLVE」体験エリアが用意され、こちらの入場は整理券が配布された上、長蛇の列ができていました。今回はベルサール秋葉原と言うアクセスのいい施設での開催で、「RAGE Shadowverse 2022 Summer」目当て以外の多くの人が会場に足を運んでおり、いつも以上の賑わいを見せていました。もちろんメインインベントである、「RAGE Shadowverse 2022 Summer」GRAND FINALSは、会場の地下一階で行われていましたが、入場規制が行われるほどの人気っぷりを発揮していました。会場の大きさとしては、幕張メッセなどに比べると小さめだったので、参加型のイベントは4人フライト式トーナメントだけになってしまったのですが、ファンミーティング的なイベントが取りそろえられており、『Shadowverse』をプレイしない人、プロリーグを視聴している人にとってはうれしい場となりました。4人フライト式トーナメントの様子 「RSPT対戦会」では、ローテーションでプロチームが登場し、プロ選手と対戦が実現します。撮影エリアでは「RSPT対戦会」に出場していないチームがかわるがわる登場し、ファンとの撮影に応じていました。他にも出番が回ってきていないプロ選手は、会場内を闊歩していたので、ファンによる声かけで、サインや撮影などの対応もしていました。プロ選手と対戦ができるRSPT対戦会 選手と記念撮影ができる撮影エリア また、ステージイベントではインフルエンサーが登場するステージ「ダヤンオープンRAGE出張編」を展開。あっく、くすき、くもの上ユメミ、ダヤンによる『Shadowverse』対決が行われ、こちらも『Shadowverse』ファンだけでなく、インフルエンサーのファンにとってはまたとない機会でした。「RAGE Shadowverse 2022 summer」GRAND FINALSの決勝戦が始まると、決勝の様子を雑談しながら視聴する応援配信もしていました。応援配信には、もこう、つるおか(かものはし)、みゃこの3人が登場し、地下の会場に入れなかった人たちと一緒に盛り上がっていました。プロ選手によるトークセッションもあり、間近で有名プレイヤーを観られる貴重な機会でもありました。インフルエンサーが出演した「ダヤンオープンRAGE出張編」 プロ選手が出演したトークセッション もこう、つるおか(かものはし)、みゃこによる応援配信 2階の物販コーナーではモバイルバッテリーやスマホスタンド、ラバーマット、カードスリーブを販売。さらに『Shadowverse EVOLVE』のスターターデッキも販売していました。隣の『Shadowverse EVOLVE』の体験コーナーでは、実際にカードを使って遊び方を学べます。本家『Shadowverse』はオンラインでいつでもどこでも対人戦ができますが、リアルカードの場合、対戦相手と向かい合ってプレイしなくてはならないので、イベントで体験できるのはコロナ禍においては貴重と言えます。整理券を配布し入場規制をしても長蛇の列となった物販コーナー 『Shadowverse EVOLVE』の解説を交えてプレイできた体験コーナー レッドブルの配布もeスポーツのオフラインイベント感がありそれだけであがります レッドブルのDJブースもありました 奇しくも秋葉原は歩行者天国になっており、街全体でイベント感がある中、「RAGE Shadowverse 2022 Summer」が開催されたのはコロナ前の日常が戻ってきたようにも感じました。コロナ禍は収まっていませんが、2年以上の知見により対策方法も確立してきているので、今後もeスポーツ系のオフラインイベントをガンガン開催して欲しいところです。【岡安学 プロフィール】eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)Twitter:@digiyas
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- 【はじめての『Apex Legends Mobile』】初心者におすすめのキャラ&武器構成(3) バンガロール編
- 『Apex Legends Mobile』とは、大人気バトルロイヤルゲームである『Apex Legends』のスマホゲーム版である。オリジナルの『Apex Legends』と同様に総勢60名が3人1組のチームで戦うバトルロイヤルモードが基本となっている。また、それ以外にもモバイル限定でマルチプレイモードなども用意されており、5月18日に全世界にリリースされてから大人気で、ローンチから時間が経った現在でもApp Storeの無料ゲームランキングの上位を獲得している。今までに『Apex Legends』をプレイしたことがなくても興味を持って始めている人も多い。だが、バトルロイヤルゲームの特性上、やることや考えることが多く、困っていることも多いと思う。そこでこの記事では、初心者の方におすすめしたいキャラと武器の組み合わせをご紹介しよう。おすすめキャラ:バンガロール 今回、初心者の方におすすめするキャラは、「バンガロール」だ!バンガロールはレベルアップ報酬で入手できるキャラであり、数試合するだけで簡単に手に入れられるので初心者の方でもすぐに入手することができる。まずは、バンガロールのスキルについて簡単に説明しよう。パッシブスキル「駆け足」 クールダウン時間:なしバンガロールが走っている状態の時に、被弾するか近くを弾が通ると移動速度が約30%上昇する。戦術アビリティ「スモークランチャー」 クールダウン時間:33秒発煙缶を高速射出し、爆発すると視界を妨げる煙が発生する。▲アビリティを発動すると広範囲に煙が発生し視界を遮る。 アルティメット「ローリングサンダー」 クールダウン時間:180秒アルティメットボタンを押すと、筒状のフレアを持ちそれを投げることで上空から多くの砲弾が降り注ぐ。砲弾は短い時間のあと爆発し、ダメージを与えると同時に視界をかすませ、動きを遅くする。▲かなりの広範囲に砲弾が降り注いでくる。 バンガロールをおすすめする理由 その1「パッシブアビリティが簡単かつ強力!」 バンガロールのパッシブアビリティは自分が攻撃されたときに自動で移動速度が上昇するというものであり、特に意識するべきこともなく戦闘を有利に進めることができる。また移動速度上昇のみと聞くと、あまり強くないのではないかと思われるかもしれないが、この上昇率約30%というのはオクタンのアビリティを使った時の上昇率とほとんど同じである。このパッシブアビリティによって、バンガロールは特に近距離戦闘においてかなり有利になる!バンガロールをおすすめする理由 その2「アルティメットが万能!」 バンガロールのアルティメットは、上空から砲弾が降り注ぎ数秒後に爆発するというものである。これは、使い方によっては攻撃にもなり、また逃げの手段にもなりうる。使用場面1:中距離にいる敵に詰める前に!中距離で撃ち合っていて、敵のほうに詰めたい。そんなときには、敵の方めがけてアルティメットを発動しよう。こうすることで、敵は安全地帯に一時的に避難する必要が生じて、その間に敵のそばまで安全に移動することができる。※自分で発動したアルティメットは、チームメンバーにはダメージを与えないが、自分はダメージをくらうので注意しよう。使用場面:敵から逃げるときに!敵がしつこく追いかけてくる……そんなときには、敵に背を向けた状態で自分の真下あたりにアルティメットを発動しよう。こうすることで、砲弾が自分の進行方向に落ちてきて敵が追っかけてくることが困難になる。また、きちんと真下に発動することで自分はぎりぎり砲撃の範囲から外れるので、ダメージを負わずに逃げられる。バンガロールのおすすめ武器構成「ショットガン」 バンガロールの戦闘における強みはなんといっても、パッシブアビリティによる移動速度上昇である!その恩恵を最も受けられるのが「近距離戦闘」だ。近距離だと移動速度上昇によって、敵が自分のことをより狙いずらくなる。そこでこちらが近距離で高い火力を誇るショットガンを持つことで、敵よりも多くのダメージを与えやすくなる。また、アビリティで発生させられる煙とも相性がいい!煙の中では、かなり至近距離まで近づかないと敵を視認することができない。このような状況で一撃で大ダメージを与えられる点も、ショットガンのおすすめポイントだ。おすすめのスコープは1倍スコープ。その中でも特におすすめなのは、「1倍デジタルスレット」である。これを装備すると煙の中でも敵を一方的に視認できるので、かなり有利になる!▲このようにくっきりと敵が見える。 まとめ 今回は、初心者の方に向けたおすすめキャラとして、バンガロールとおすすめ武器構成について紹介した。簡単かつ強力なパッシブスキルと、使い道の多いアルティメットを持っているバンガロールであるが、アビリティの煙は敵味方関係なく視界が奪われてしまうので、使いどころには注意しておこう!まずは、撃ち合いになれるところから始めたい初心者の方には、とても使い勝手のいいパッシブアビリティを持っているのでぜひ試してみてほしい!エーペックスレジェンズモバイル:https://www.ea.com/ja-jp/games/apex-legends/apex-legends-mobile
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- 【大会レポート】『マインクラフト』の世界大会「NASEF Farmctaft™ 2022」で、山口県の女子高生チームが世界3位に入賞!
- 小学生から高校生までを対象の『マインクラフト』世界大会「Farmcraft™2022」が開催。世界68カ国、1152チームが参加し、日本から出場した立修館高等専修学校の「Zangyo SAMURAI Company」が世界3位を獲得した。<以下、ニュースリリースより>気になる中身は7月2日(土)「第3回eスポーツ国際教育サミット」内で発表! 北米教育eスポーツ連盟 日本本部(通称:NASEF JAPAN/ナセフ ジャパン、会長:松原昭博)は、NASEFと米国国務省ともに、小学生から高校生までを対象に、世界の環境・社会変化を踏まえてこれからの未来に適合した理想の農地をMinecraftの中で創るコンテスト「Farmcraft™2022」を開催。世界68カ国、1152チームが参加し、日本から出場した立修館高等専修学校の「Zangyo SAMURAI Company」が世界3位を獲得。 この模様とチャレンジは、7月2日(土)13:00より行われる「NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット」(https://nasef.jp/sympo2207/))にて、出場生徒及び顧問から発表いただきます。山口県 立修館高等専修学校のチームが日本の高校から初出場で世界3位の快挙! 2022年の開催では68か国、1,152チームが参加し、日本からは4校(山口県 立修館高等専修学校、茨城県 水戸啓明高等学校、北海道 クラーク高等学院札幌大通校、山口県 大島商船高等専門学校)7チームが参加しました。その中で山口県の立修館高等専修学校のチーム「Zangyo SAMURAI Company」が創意工夫をしながら取り組み続け、3位に入賞しました。 参加時の意気込みでは「私たちのチーム名は諸先輩方のとことん課題に取り組むという姿勢をリスペクトし、先人たちの努力を正しく受け継ぐ心意気(SAMURAI HEART)を大切にしたいという思いを込めました。日本は古来から季節による気候の変化が大きく、気候や地形に合わせた農業を工夫して行ってきました。そんな先人たちの気持ちを胸に頑張ります。」という熱い意気込みを語ってもらい、3か月に及ぶ長いチャレンジ期間の中で、すべて英語で理解するという難しい課題に対しても、熱心に取り組み続けました。 「NASEF Farmcraft™ 2022」のチャレンジを通して、英語字幕で動画を作成し、NASEFにプレゼンテーションをおこなったりといった活動もおこなわれ、担当教員からも「英語を話すことや英文を読んだりすることに対して、積極的になり成長を感じられていい体験でした」というコメントもいただきました。 この模様は7月2日(土)開催の「第3回eスポーツ国際教育サミット」にて発表いただきます! ぜひご参加ください。テーマは「eスポーツ×SDGs」!第2回「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」について 第3回eスポーツ国際教育サミットではFarmcraft™2022以外にも高校生の取り組みとして、社会課題と向き合いながらeスポーツを通じて高校生のクリエイティブな才能を引き出すコンテスト「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」の第2回の最優秀賞に選ばれた学校の生徒がサミット内にて作品を発表します。 今回、“eスポーツ×SDGs”を題した、第2回「 eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」では、持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)に含まれる17ゴールから1つテーマを選択し、eスポーツを活用してその目標を達成させる自由なアイデアを募集し、9校、9タイトルが作品を提出しています。参加校、タイトル一覧 学校名:北海道札幌市 専修学校クラーク高等学院 札幌大通校タイトル:「貧困とeスポーツ」テーマ:4.貧困をなくそう 生徒たちが考える貧困の課題に対して、技能の取得とeスポーツとを絡めたアイデアで課題解決を目指します。学校名:茨城県水戸市 私立水戸啓明高等学校タイトル:「自分ごと化、そして行動」テーマ:2.飢餓をゼロに, 12. つくる責任 つかう責任 他 Farmcraft™2022をきっかけに、本当の農業にふれ、その経験をもとに食品ロスという身近な課題から課題解決へアプローチします。学校名:山口県下関市 立修館高等専修学校タイトル:「SEA&SEE」テーマ:14.海の豊かさを守ろう, 15.陸の豊かさも守ろう Minecraftを使って環境美化のシミュレーションをすることで、効果的な施策を検討し実行する環境保護を目指すアイデアです。学校名:北海道帯広市 星槎国際高等学校 帯広学習センター タイトル:「ジェンダー平等とeスポーツ」テーマ:5.ジェンダー平等を実現しよう バーチャル上で見た目を自由に変えられることに着目。性別を超えて考える機会を作りジェンダー平等に取り組むアイデアです。学校名:岡山県新見市 岡山県共生高等学校タイトル:「eスポーツ×「ゲーム依存の予防」」テーマ:3.すべての人に健康と福祉を ゲーム依存症を取り上げ、自分たちが親世代となる将来を意識し課題に取り組みます。学校名:東京都世田谷区 佼成学園女子高等学校タイトル:「COSプロジェクト ~笑顔な連鎖~」テーマ:4.貧困をなくそう,3.すべての人に健康と福祉を 日本の子どもの貧困にフォーカスし、SNSを活用したプロジェクトで貧困の改善を目指すアイデアです。学校名:愛知県名古屋市 中京大学附属中京高等学校タイトル:「Net Working」テーマ:4.質の高い教育をみんなに, 5.ジェンダー平等を実現しよう他 Net Workingという仮想空間上での企業育成を目的としたゲームを提案。社会を巻き込みながらゴールを目指すアイデアです。学校名:徳島県阿南市国立阿南工業高等専門学校タイトル:「eスポーツx SDGs 働きがいも経済成長も」テーマ:8.働きがいも経済成長も, 11. 住み続けられるまちづくりを eスポーツイベントを通じて地方の地域活性化を目指すアイデアでゴールを目指します。学校名:宮城県仙台市 星槎国際高等学校 仙台学習センタータイトル:「未来へクラフト」テーマ:「4.質の高い教育をみんなに」 日本のICT教育の遅れを課題とし、プログラミングを複数名で一つの目標を立てて協力する機会の創出でICT社会へ貢献するアイデアです。 第3回「NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット」開催概要 1.イベント名:第3回 NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット~未来を創る「STEAM教育 x eスポーツの可能性」~2.概要: テーマを“未来を創る「STEAM教育 x eスポーツの可能性」“と題して昨今注目されている「STEAM教育」やeスポーツを活用した教育の可能性を掘り下げていきます。 第2回eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジやNASEF Farmcraft™ 2022の発表だけでなく、NASEF JAPANと国立大学法人筑波大学スマートウエルネスシティ政策開発研究センターが行っている共同研究「日本の高校教育におけるeスポーツ活動の実態と課題について」の発表や、ビジネスの現場や教育の最前線で活躍されている有識者によるトークセッション等から今後の教育の期待と可能性を議論していきます。3.開催日:2022年7月2日(土) 13:00 ~ 14:10(予定)4.開催場所:ドルトン東京学園 中等部・高等部 〒182-0004 東京都調布市入間町二丁目28番205.主催:北米教育eスポーツ連盟日本本部6.後援:ドルトン東京学園 中等部・高等部、米国大使館7.参加方法:オンライン参加:ZOOM 現地参加:ドルトン東京学園 中等部・高等部に当日ご来訪いただき参加8.参加費:無料9.詳細および参加申込に関して: 特設サイト:https://nasef.jp/sympo2207/ ※上記特設サイトのフォームより、参加申込ください。お申込みいただいた方に参加方法を記載したメールを送付します。 ※〆切:6/29(水) 23:59まで その他 一般のお問い合わせ先:info@nasef.jp【タイムスケジュール(予定)】 13:00~13:10 :基調講演「NASEF JAPANが目指す次世代育成」 登壇者|北米教育eスポーツ連盟 日本本部 会長 松原昭博 13:10~13:25 :共同研究発表「日本の高等学校におけるeスポーツ活動の実態と課題」 登壇者|筑波大学 准教授 高橋義雄 13:25~13:35 : 第2回 eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ 「高校生が創り出す「eスポーツ × SDGs」のカタチ」 登壇者|最優秀賞受賞 高校 13:35~13:45 : 活動発表「未来の農業の在り方を生み出す「NASEF Farmcraft™ 2022」」 登壇者|立修館高等専修学校 生徒及び顧問 13:45~14:05 :トークセッション「未来を担う若者へ~STEAM&グローバル教育の取り組みについて~」 登壇者| ●インテル株式会社 執行役員 井田晶也氏 ●ドルトン東京学園 中等部・高等部 コンピューターサイエンススーパーバイザー Ramzi Ramzi教諭 ●北米教育eスポーツ連盟 日本本部 会長 松原昭博 ○ファシリテーター:北米教育eスポーツ連盟 日本本部 統括ディレクター 内藤裕志 14:05~14:10. : 終わりに「NASEF JAPANのこれから」 登壇者|北米教育eスポーツ連盟 日本本部 統括ディレクター 内藤裕志