【大会レポート】「VCT 2022 Stage 2 Week 1 Open Qualifier」が開幕!強豪ひしめく中、7チームが「Main Event」に出場決定!
提供元: eSports World
この大会では日本の強豪63チームがエントリー。7グループに分かれて「VCT Challengers Japan Stage2 Week1 Main Event」に進出するチームを各グループから1チーム決定する。
5月14日(土)に配信されたDay3では各グループの決勝戦から、
FAV Gaming vs CNCI BLUE BEES
NORTHEPTION vs CLAUDIO.EXE
REJECT vs DetonatioN Gaming
Crazy Raccoon vs DeToNator
の4試合・Day4では
Reignite vs ex INS
IGZIST vs Jadeite
Crest Gaming Zst vs Sengoku Gaming
の3試合が放送された。
Stage1 MastersでのZETA DIVISIONの大活躍により、さらなる盛り上がりを見せる日本のVALORANT競技シーン。果たして熾烈な戦いを勝ち上がり、今週のMain Eventに進出できるのはどのチームになるのだろうか?
Day3
まずはDay3で配信されたグループA〜Dまでの試合を振り返っていこう。
グループA:FAV Gaming(FAV) vs CNCI BLUE BEES(BB)
これまでTOP4には入るものの決勝進出こそならず、悔しい思いをし続けてきたFAV。Stage1からメンバー変更をせず迎えた今大会は、これまでのフィジカルに加えて戦略面の幅を見せた。BBも要所での撃ち合いの強さこそ光ったが、終始FAVの柔軟な動きに翻弄された。進化を遂げたFAVが危なげなくMain Event進出を決めた。

▲縦横無尽の活躍を見せたFisker選手(FAV)。日本屈指のデュエリスト使いはFB8回とラウンドの流れを作った
グループB:NORTHEPTION(Nth) vs CLAUDIO.EXE(CLX)
これまで多くのメンバー変更がありながら、安定した戦績を残している強豪NthにSCARZを倒して勢いに乗るCLXが挑んだ。個々の選手の撃ち合いでは互角だったが、戦術やカバーなどのチームの完成度の高さではNthが圧倒した。13-4・13-2と圧巻の試合を見せて、Main Eventでの活躍が楽しみになる試合結果となった。

▲Stage2から新加入したDerialy選手(Nth)。イニシエーター役として屈指の実力者の加入はNthをさらにランクアップさせるだろう
グループC:REJECT(RC) vs DetonatioN Gaming(DNG)
経験豊富なPepper選手・barce選手を加えてPlayoff進出を狙うDNG。しかし、この日は撃ち合いの強さとエリアコントロールが光るRCに苦しめられる。2マップ目ではセットアップからラウンドをとる場面もあったが、RCも素早く対応。Stage1からさらに進化した姿を見せたRCが13-4・13-10と2マップ連続で勝利した。

▲2マップ通じてデュエリストをピックしたMedusa選手(RC)。Stage1とは異なるロールでありながら、特に2マップ目のネオンのスキル合わせは相手を苦しめた
グループD:Crazy Raccoon(CR) vs DeToNator(DTN)
Stage1では決勝でZETA DIVISIONに敗北、さらにエースのMunchkin選手の退団と不安要素の多いCR。しかしこの日はよりチームの連携とセットアップを重視したチームに変貌した姿を見せた。Stage1で好成績を残したDTNを13-9・13-3で圧倒して、これからも期待できる試合内容となった。

▲Munchkin選手に代わる形で選手復帰を果たしたrion選手(CR)。スモーク使いの中で撃ち合いの強さはトップといっても過言ではない
Day4
続けてDay4で配信されたグループE〜Gまでの試合を振り返っていこう。
グループE:Reignite(RIG) vs ex INS(INS)
Stage1では結成から間もないながらもPlayoff進出を果たしたRIG。この日も1マップ目こそ接戦の末に落としてしまう。しかし、その後はStage1からさらに洗練された連携を見せて13-4・13-1とINSを圧倒した。インタビューでAsk選手(RIG)が「2マップ目から吹っ切れてうまくできた」と話した通り、チームの仕上がりも順調のようだ。

▲Stage2の配信試合では初となるエースを見せたFoxy9選手(RIG)。チームトップのスコアを叩き出して、チームを牽引した
グループF:IGZIST(IGZ) vs Jadeite(JDT)
Stage1では3位、さらにGangPin選手(IGZ)の加入により下馬評の高かったIGZ。しかしこの日完成度の高さを見せたのはJDT。相手のアビリティに対する返しやマップ全体で相手をコントロールする動きが徹底されており、IGZを翻弄し続けた。7-13・9-13と番狂わせを見せてStage1では敗北したOpen Qualifierを見事に突破した。

▲この日視聴者にインパクトを与えたのは新加入のAkame選手(JDT)。撃ち合いの強さはもちろん、スコア上には表れない効果的なアビリティでチームを支えた
グループG:Crest Gaming Zst(CGZ) vs Sengoku Gaming(SG)
Stage1でPlayoff進出を果たし、Stage2での更なる躍進が期待されるCGZ。「日本地域最強のフィジカル」と名高いsomething選手(SG)を始めとして3人のロスター変更を敢行したSGに対して、互角の撃ち合いを見せる。さらに寄りの早さやカバーといった細かな連携と柔軟さを見せたCGZが13-5、13-8で勝利を収めた。

▲試合後のインタビューでは「(スクリムも含めて)90%の力は出せた」と話したsakurai選手(CGZ)。Main Eventでも強豪チームを苦しめる存在になりそうだ
まとめ
Stage2 Week1 Open Qualifierを勝ち上がったFAV Gaming・NORTHEPTION・REJECT・Crazy Raccoon・Reignite・ Jadeite・Crest Gaming Zstの7チームが来週のMain Eventを戦う。







果たして熾烈な争いを勝ち抜けてPlayoffへの切符をつかむのはどのチームになるだろうか?これからも熱い戦いから目が離せない。
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- 【結果速報 1月11日】ひぐちが”攻めガイル”覚醒!驚異の6セット連取で「CAPCOM CUP 12」出場権を獲得! 「CAPCOM Pro Tour 2025 ワールドウォリアー日本大会」第5回大会
- 『ストリートファイター6』の公式大会「CAPCOM Pro Tour 2025 ワールドウォリアー」日本大会 第5回が2026年1月11日(日)にオンラインにて実施され、ルーザーズから逆転したひぐち選手が優勝を果たし、WWポイント50点を獲得。これにより、合計ポイント首位で「CAPCOM CUP 12」への出場権を獲得した。本大会は『ストリートファイター6』の世界大会「CAPCOM CUP 12」の出場権を獲得するために各地域でオンライン開催される「ワールドウォリアー」のひとつ。オンライン大会だが、esports Style UENOにてパブリックビューイングも行われた。最終戦となる今大会も1000人以上のエントリーを集めた。CAPCOM Pro Tour 2025 ワールドウォリアー 日本大会とは『ストリートファイター6』にて、世界中のプレーヤーが年間チャンピオンを目指し、各地域で激戦を繰り広げる大会「CAPCOM Pro Tour 2025」。その大会群のひとつつである「ワールドウォリアー」は、世界各地域のトーナメントオーガナイザーによって数カ月にわたり複数回開催される。「CAPCOM Pro Tour 2025 ワールドウォリアー 日本大会」は、順位に応じてポイントが獲得できる5回の通常大会と、ポイント順位上位選手8名による決勝大会の全6回で構成される。今年の日本大会は「スーパーリージョン」として位置付けられ、「CAPCOM CUP 12」の出場権を獲得できるのは2名。1名は5回の大会で最もポイントを獲得した選手。もう1名は、2〜8位までの選手の直接対決により決定する。なお、今回の「ワールドウォリアー」の成績優秀者の中から、2026年に愛知県で行われる「アジア競技大会」の日本代表選手の選考大会でもある。 ワールドウォリアー 日本大会 #5 試合結果 「ワールドウォリアー」日本大会 #5は1000人以上がエントリー。プールではダブルエリミネーションのBo3、トップ8以降はBo5で行われた。最終戦となる今大会は、全5戦の合計ポイント1位がそのまま「CAPCOM CUP 12」の出場権を獲得できる。さらに、2位以下であっても、5戦中3戦分の合計ポイント上位8名の中で、2月8日に行われる「Regional Finals」で勝ち抜いた1名にも出場権が与えられる。そのため、ポイント1位を目指すことはもちろん、上位8名に入ることも目標となっていた。そんなトップ8は、ウイナーズ側はtaketake-piano、こばやん、ボンちゃん、鶏めし、ルーザーズ側はJr.、ジャッシー、かずのこ、ひぐちといったプロがひしめく過酷なトーナメント。中でもポイントランキング8位の鶏めし(50pt)、11位のtaketake-piano(39pt)、17位のひぐち(35pt)、21位のこばやん(28pt)までは、他の選手の順位次第ではあるものの、優勝すれば暫定トップのどぐら(70pt)を逆転できる可能性が残されている。そんな中、ウイナーズ側はtaketake-pianoがこばやん、鶏めしを下して早々に可能性をつぶし、グランドファイナルに進出する。ルーザーズ側はひぐちがかずのこ、こばやん、ボンちゃんを下し、さらにウイナーズから降りてきた鶏めしにも勝利し、グランドファイナルに駒を進めた。この日初めての対戦となったtaketake-pianoとひぐちは、JPとガイルというどちらかというと互いに"受け"を得意とするキャラ同士。しかしこの日のひぐちはとにかく強気に、バーンアウトも辞さずという前のめりな戦い方でtaketake-pianoを追い詰め、まずは3-0のストレートでリセットに成功する。taketake-pianoも得意の遠距離攻撃、設置攻撃を中心に1ゲームは奪えるものの、ひぐちの圧の強さと要所でのSA1ソニックハリケーンなどでどうしても1セットが取れない。そして、攻めのガイルを見せ続けたひぐちが、グランドファイナルで6セット連続勝利で逆転、悲願の「CAPCOM CUP 12」出場を自力で勝ち取った。ひぐちは無敵対空技を持たないJPを相手にしたドライブラッシュや前ジャンプなどで、taketake-pianoに圧をかけ続ける。taketake-piano側は設置技で「安心感」を優先し、その分だけひぐちに時間を与えてしまったことで、逆に動きを規制されてしまったのかもしれない。奇襲にもODサマーソルトキックで反応するなど、この日のひぐちの仕上がり具合は圧倒的だった。(https://www.youtube.com/live/M4yEmSeqWhs?si=9uOMOjpvgJnZ-KSH&t=15031) 優勝したさはらは、「本当に信じられません」とまだ現実を受け止めきれていない様子でインタビューに応じ、「決勝戦は相手に対応されるまでは勢いが大事だと思いました。みんな強いし、通常じゃなかった」とライバルも同じようにいつものような戦いではなかったとコメント。前回の「CC」出場の際もルーザーズから勝ち取ったもののコロナで中止となっており、「あの時の雪辱を晴らせた」と笑顔を見せた。これで、ひぐちはWWポイントとして50ポイントを、2位以下もそれぞれポイントを獲得した。順位所属チーム|選手名pt1 ZETA|ひぐち 50pt 2 広島TEAM iXA|taketake-piano 40pt 3 IBSG|鶏めし 35pt 4 Red BullCR|CR|ボンちゃん 30pt 5 RIDDLE ORDER|Jr. 25pt = SS熊本 A.M.G|こばやん 25pt 7 CR|かずのこ 20pt = WIP|ジャッシー/Jaccy 20pt ※選手名はstart.ggのエントリー名。カッコ内は「SFL」等の呼称 さらに、合計ポイントランキングで3大会分のみを合計した上位8名は以下の通り。まったくの同ポイントとなったヤナイとSeiyaは6位決定戦を事前に実施し、ヤナイが6位となっている。順位所属チーム|選手名pt1 IZBSG|鶏めし 85pt 2 広島TEAM iXA|taketake-piano 75pt 3 CR|どぐら 70pt 4 SCARZ|きんちょ 65pt 5 SBI|ひびき 57pt 6 IBSG|ヤナイ 55pt 7 NTPOJA|Seiya 55pt 8 DFM/PWS|GO1 52pt なお、2月8日の「Regional Finals」では上位4名がウイナーズ、下位4名がルーザーズとしてダブルエリミネーションを実施。対戦相手はウイナーズ/ルーザーズそれぞれの1位と4位、2位と3位が最初の対戦カードとなる。配信URL CAPCOM Pro Tour ワールドウォリアー:https://sf.esports.capcom.com/cpt/jp/ワールドウォリアー 日本大会 #3:https://www.start.gg/tournament/world-warrior-2025-japan-3/details©CAPCOM