ゲーミングチェアを手がけるAKRacingが、新たなPCデバイスへ進出する。その第1弾として投入されるのが、OLED(有機ELパネル)を採用したPC用モニター「AKRacing OL2701」だ。

OLEDは家庭用テレビでは一般的になってきたが、PC向けのモニターでは非常に稀な存在だ。その理由は、20〜30インチ台の中型OLEDパネルの生産が極めて少ないため。テレビ向けの40インチ以上や、ノートPC、携帯電話向けの20インチ以下のものはあるが、中型サイズだけはぽっかりと空いてしまっていた。
本機「AKRacing OL2701」に搭載されるOLEDパネルは、日本メーカーのJOLEDが開発・生産したもの。生産には極めて高い技術が求められるため、パネル価格もかなり高価になるものの、同社が手がけるRGB印刷方式によるOLEDパネルは、忠実な色表現や色域の広さといった品質の高さを売りにしている。
それでもOLEDパネルにこだわり、AKRacingの新ジャンル第1弾製品として持ってくるところに、AKRacingの気概を感じる。今回、発売前に製品にふれる機会をいただけたので、ゲーマーの視点から評価していこう。
まずは、「AKRacing OL2701」の主なスペックを見てみよう。
解像度は4K(3,840×2,160ドット)、リフレッシュレートは最高60Hzとなっている。昨今のゲーミングモニターは120Hz以上が一般的で、本格的な大会では240Hz、360Hzといったハイリフレッシュレートが主流だが、本機は一般的なモニターと同じ60Hzまでの対応となる。
応答速度は0.1msとされており、液晶パネルでは実現し得ない高速性能であることを示している。またコントラスト比も1,000,000:1と極めて高い。残像感がなく明暗が締まった美しい映像を取るか、高いリフレッシュレートを求めるかというのが、液晶パネルを採用するゲーミングモニターとの比較基準の1つとなる。
入力端子はHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB 3.0 Type-C×1と計4系統。PCだけでなく、ゲーム機など複数の機器を接続して切り替えて利用できる。サウンド関連は、2W×2の内蔵スピーカーに加え、ヘッドフォン端子もあるので、スピーカーから音を出したくない時にも安心だ。
2基のUSB 3.0 Type-A端子は、PCとUSB Type-Cで接続している際にUSBハブとして機能する(USB Type-Cがアップストリーム接続を兼ねる)。
具体的な使用例としては、あらかじめ本機のUSBポートにマウスとキーボードを接続しておけば、ノートPCをUSB Type-C経由で接続するだけで、モニター出力と同時にすぐに外付けのマウスとキーボードで操作できるようになる。

「AKRacing OL2701」の特徴としてもう1つ、モニターのみで3.52kgと軽量な点も注目に値する。これは液晶パネルを採用した製品に比べてかなり軽量だ。
例えば、筆者が所有している27型4K液晶モニターは比較的薄型軽量のモデルだが、それでも4.6kgある。モニターの設置や移動はそれなりに力仕事なので、これだけ軽いとありがたい。
100×100mmのVESAマウントにも対応するので、壁掛けやモニターアームでの利用にも対応できる。ただ、モニターアームによってはむしろ、軽すぎることが問題になる可能性もあるので、アームを使う際には対応重量は要確認だ。

実機は簡単な組み立てが必要。モニターとスタンドのアーム部と土台部の3つがあり、モニターの4つのネジ穴(=VESAマウント)にアーム部を固定した後、土台部を接続するだけでいい。モニターが軽量なおかげで、男性の筆者は1人で楽に作業を進められた。土台は長方形で、幅28cm、奥行き23cmとそれなりに場所を取る。
モニターは26.7インチで、外枠が2cmほどある。最近の狭額縁液晶に比べると、若干サイズは大きくなる。ただ額縁部分はヘアライン加工され、最外周はシルバーで囲われており、高級感もある。

高さ調整は最大120mmとかなり調整幅が広い。チルトやスイベルの角度もつけられ、位置調整機能としては十分と言える。

さて、気になる画質を見ていこう。電源を入れてすぐ感じるのは、圧倒的なコントラストの高さだ。
Windowsのデスクトップ画面を黒単色の背景で表示すると、電源オフ時とほぼ同じ暗さのままに見えてしまうほど。液晶パネルだとこうはいかず、黒部分でも電源オフ時よりほのかに明るく、違いがわかるものだ。
発色も素晴らしい。赤、緑、青のどの色も濃厚で、ゲームのグラフィックは細部までメリハリがあるし、写真などを表示した際にも自然な色味が再現されている。コントラストの高さも相まって、RGB印刷方式のOLEDパネルの良さがはっきりと感じられる。
パネル表面はノングレア(非光沢)処理されているにもかかわらず、黒の深さと色の鮮やかさのせいで、たびたび脳がグレアパネルと勘違いしてしまい、「ノングレアだよね?」と照明の反射光をのぞき込んでしまったほどだった。
さらに、視野角も極めて広い。スペックシートでは上下左右178度と、一般的なIPS液晶パネルと同等の数値なのだが、実物はほぼ真横の角度から見ても全く違和感がないほどで、ここも液晶より優れていると感じられる。


サウンドはモニター底面の左右にある2基のスピーカーから再生される。音質は人の声の音域はよく通るものの、低音はかなり弱めだが、2Wというサイズからすれば一般的なレベルだ。ステレオ感はあるので、ゲームの音を情報として取る分には不足はない。よりいい音で聴きたいなら好みのスピーカーを用意しよう。
ちなみに、音量設定は0から100までだが、0(ミュート)から1にした時の音量変化が大きめなので、小さい音にしたければPCの出力側で音量を絞るといい。
本体の設定操作のインターフェイスは、モニターに向かって右側の裏面にあるボタンで行う方式。5個のボタンが縦に並んでおり、上から順に、①設定呼び出し/決定、②音量/上操作、③画面モード切替/下操作、④入力切替/キャンセル、⑤電源、となっている。すべてのボタンが同じ大きさで並んでいるため、どのボタンをさわっているのかすぐにわからないのが難点といえば難点ではある。

設定できる項目は一般的なPC用モニターと同様。ここで特筆すべきは、明るさ設定の範囲だ。明るさを0にすると相当暗くなるので、モニターを暗めにして使いたい用途には非常にありがたい。また明るくした場合の光量はまぶしいほどで、設定幅が非常に広い。
映像の明暗差を近づけて自然な色を再現するHDR(ハイダイナミックレンジ)入力にも対応(USB Type-C接続を除く)。HDRの映像を入力すると、自動で明るさ100の最大値に設定される。この設定は他のモニターでも同様の挙動だ。

「AKRacing OL2701」が従来の液晶モニターとは一線を画した画質を持つことは間違いない。ただ、ゲーミングモニターとして重要な点は、やはり遅延関連だろう。パネルの応答速度と、信号入力から映像表示までの表示遅延の両方を確認してみる。
テストにはフリーソフトの「LCD Delay Checker」を用いて、筆者所有のノートPC(TN液晶パネル/フルHD)の画面をミラーリングで出力し、双方を4,000分の1秒の高速シャッターで撮影した。
まず応答速度について。ノートPCのモニターでは、表示している数字より1つ前の数字が残像として見えるのに対し、「AKRacing OL2701」の映像は残像が一切なく、ピタッと止まった絵になっている。

カラーバーが移動する表示モードでは、ノートPCのモニターは色が変化している部分がグラデーションのように見えるのに対し、本機では表示更新部分の黒線をまたいで、上下ともにグラデーションが一切見えない。2つのテストのいずれも、本機の応答速度が極めて高速である証拠を示している。

一方、表示遅延はどうか。画面に表示されているタイムカウントを比較すると、ノートPCの方が「08345」、「AKRacing OL2701」が「08343」と、常に2フレームほどノートPCの方が早く進んでいる。もしかすると解像度の違いが問題かと思い、別の4Kモニターを接続してクローン表示してみたが、やはり液晶モニターの方が2フレームほど早かった。

つまり本機は、液晶モニターに比べて応答速度は圧倒的に速いが、表示遅延は2〜3フレーム程度はある。
もっともOLEDモニターは焼き付き防止処理のためにあえて表示遅延を持たせた製品が多く、本機も例外ではない。メーカーによれば、有機ELパネルの高画質を長期にわたって安心して利用できるように、ピクセル単位で輝度を制御することによる焼き付き低減機能を搭載しているという。
「AKRacing OL2701」を総評すると、映像の美しさは全く文句の付けどころがない。デザインやインターフェイスは保守的でオーソドックスにも感じられるが、RGB印刷方式のOLEDパネルが持つ映像美があれば、華美な演出をする必要もないと考えるのも当然かもしれない。
普段使いではウェブブラウザーなどでのスクロール表示がとてもキビキビしていて、応答速度の速さが効いている。発色の良さやコントラストの高さも素晴らしく、本機を見てから普段使っている液晶に戻ると、これまで満足できていた画質の落ち幅にがっくりしてしまうほどだ。色域の広さを考えても、グラフィック制作や映像編集といったクリエイティブ向けに使っても何ら問題ないだろう。
唯一の難点を挙げるとすれば、表示遅延の大きさだが、1フレーム単位を競うようなFPSや対戦格闘ゲームには、やはりeスポーツに特化したゲーミングモニターを選ぶべきであり、OLEDの映像美を兼ねたいというのはないものねだりというものだ。
逆に、美しいグラフィックで楽しみたいMMO RPGやRPG、アクションアドベンチャーのようなゲームであれば、色再現性の部分で、これまでにない最高のゲーム体験が約束されている。
そして重要なことは、本機の価値は性能だけに留まるものではないということだ。
JOLED製のRGB印刷方式のOLEDパネルを採用した製品は、極めて数が少なく入手も困難で、価格も非常に高価。税込29万8000円という価格も、一般的なモニターとして考えると高価に感じられるが、新型コロナと半導体不足の影響も続いている現状では、必要とするユーザーが欲しいと思った時に購入できる製品があるというだけで大きな価値がある。
加えて、本機はAKRacingブランドにとって新たな挑戦の第一歩となる製品でもある。その意味で、価格や性能で他社と競うような中途半端な製品であるはずはない。AKRacingとすれば、新たな市場に打って出るなら、強烈なインパクトで一撃お見舞いしてやろうといったところだろう。
ゲーミングチェア業界だけでなく、スポーツ分野やテレビ業界など、ゲームにとらわれないブランドの広がりを見せているAKRacing。今後さらにジャンルが広がっていくとしても、そのたびに他社を圧倒する製品を出してくるのではないかと期待せざるを得ず、見事な戦略と言える。

AKRacing
https://www.akracing.jp/
「AKRacing OL2701」商品情報ページ
https://www.akracing.jp/products/detail/25
「AKRacing OL2701」Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B1TWX8QT

▲AKRacing OL2701
OLEDは家庭用テレビでは一般的になってきたが、PC向けのモニターでは非常に稀な存在だ。その理由は、20〜30インチ台の中型OLEDパネルの生産が極めて少ないため。テレビ向けの40インチ以上や、ノートPC、携帯電話向けの20インチ以下のものはあるが、中型サイズだけはぽっかりと空いてしまっていた。
本機「AKRacing OL2701」に搭載されるOLEDパネルは、日本メーカーのJOLEDが開発・生産したもの。生産には極めて高い技術が求められるため、パネル価格もかなり高価になるものの、同社が手がけるRGB印刷方式によるOLEDパネルは、忠実な色表現や色域の広さといった品質の高さを売りにしている。
それでもOLEDパネルにこだわり、AKRacingの新ジャンル第1弾製品として持ってくるところに、AKRacingの気概を感じる。今回、発売前に製品にふれる機会をいただけたので、ゲーマーの視点から評価していこう。
国産有機ELパネルを採用。軽さも大きなメリットに
まずは、「AKRacing OL2701」の主なスペックを見てみよう。
- パネルサイズ:26.9インチ
- パネル方式:OLED
- 解像度:3,840×2,160ドット
- リフレッシュレート:25〜60Hz
- 応答速度:0.1ms(tr+tf)
- 輝度:540cd/m2(ピーク)、250cd/m2(ラスター)
- コントラスト:1,000,000:1
- 視野角:178度(上下・左右)
- 色域:sRGB比130%、DCI-P3比99%
- 最大表示色:約10億7,000万色(10bit)
- 映像入力:HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB 3.0 Type-C×1
- その他端子:USB 3.0 Type-A×2(ダウンストリーム)、ヘッドフォン端子
- スピーカー:2W×2
- 消費電力:60W
- VESAマウント:対応(100×100mm)
- チルト/高さ調整/スイベル/ピボット:-5〜20度/120mm/-30〜30度/なし
- 付属品:ACアダプタ、HDMIケーブル、DisplayPortケーブル、USB Type-Cケーブル
- 本体サイズ(幅×高さ×奥行き): 630×571×230mm(スタンド込み)、630×374×38mm(モニターのみ)
- 重量:5.47kg(スタンド込み)、3.52kg(モニターのみ)
- 市場想定価格:税込29万8000円
解像度は4K(3,840×2,160ドット)、リフレッシュレートは最高60Hzとなっている。昨今のゲーミングモニターは120Hz以上が一般的で、本格的な大会では240Hz、360Hzといったハイリフレッシュレートが主流だが、本機は一般的なモニターと同じ60Hzまでの対応となる。
応答速度は0.1msとされており、液晶パネルでは実現し得ない高速性能であることを示している。またコントラスト比も1,000,000:1と極めて高い。残像感がなく明暗が締まった美しい映像を取るか、高いリフレッシュレートを求めるかというのが、液晶パネルを採用するゲーミングモニターとの比較基準の1つとなる。
入力端子はHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB 3.0 Type-C×1と計4系統。PCだけでなく、ゲーム機など複数の機器を接続して切り替えて利用できる。サウンド関連は、2W×2の内蔵スピーカーに加え、ヘッドフォン端子もあるので、スピーカーから音を出したくない時にも安心だ。
2基のUSB 3.0 Type-A端子は、PCとUSB Type-Cで接続している際にUSBハブとして機能する(USB Type-Cがアップストリーム接続を兼ねる)。
具体的な使用例としては、あらかじめ本機のUSBポートにマウスとキーボードを接続しておけば、ノートPCをUSB Type-C経由で接続するだけで、モニター出力と同時にすぐに外付けのマウスとキーボードで操作できるようになる。

▲入力端子は背面に下向きで配置されている
「AKRacing OL2701」の特徴としてもう1つ、モニターのみで3.52kgと軽量な点も注目に値する。これは液晶パネルを採用した製品に比べてかなり軽量だ。
例えば、筆者が所有している27型4K液晶モニターは比較的薄型軽量のモデルだが、それでも4.6kgある。モニターの設置や移動はそれなりに力仕事なので、これだけ軽いとありがたい。
100×100mmのVESAマウントにも対応するので、壁掛けやモニターアームでの利用にも対応できる。ただ、モニターアームによってはむしろ、軽すぎることが問題になる可能性もあるので、アームを使う際には対応重量は要確認だ。

▲本体とスタンドの接合部は100×100mmのVESAマウントと共用。背面上部には「AKRacing」のロゴがあり、検証機のスタンド部はシルバーだった
圧倒的なコントラストと発色! ただただ美しい
実機は簡単な組み立てが必要。モニターとスタンドのアーム部と土台部の3つがあり、モニターの4つのネジ穴(=VESAマウント)にアーム部を固定した後、土台部を接続するだけでいい。モニターが軽量なおかげで、男性の筆者は1人で楽に作業を進められた。土台は長方形で、幅28cm、奥行き23cmとそれなりに場所を取る。
モニターは26.7インチで、外枠が2cmほどある。最近の狭額縁液晶に比べると、若干サイズは大きくなる。ただ額縁部分はヘアライン加工され、最外周はシルバーで囲われており、高級感もある。

▲今時のモニターにしては外枠はやや広め
高さ調整は最大120mmとかなり調整幅が広い。チルトやスイベルの角度もつけられ、位置調整機能としては十分と言える。

▲モニターを一番高くしたところと低くしたところ。ピボット(回転)機能はない
さて、気になる画質を見ていこう。電源を入れてすぐ感じるのは、圧倒的なコントラストの高さだ。
Windowsのデスクトップ画面を黒単色の背景で表示すると、電源オフ時とほぼ同じ暗さのままに見えてしまうほど。液晶パネルだとこうはいかず、黒部分でも電源オフ時よりほのかに明るく、違いがわかるものだ。
発色も素晴らしい。赤、緑、青のどの色も濃厚で、ゲームのグラフィックは細部までメリハリがあるし、写真などを表示した際にも自然な色味が再現されている。コントラストの高さも相まって、RGB印刷方式のOLEDパネルの良さがはっきりと感じられる。
パネル表面はノングレア(非光沢)処理されているにもかかわらず、黒の深さと色の鮮やかさのせいで、たびたび脳がグレアパネルと勘違いしてしまい、「ノングレアだよね?」と照明の反射光をのぞき込んでしまったほどだった。
さらに、視野角も極めて広い。スペックシートでは上下左右178度と、一般的なIPS液晶パネルと同等の数値なのだが、実物はほぼ真横の角度から見ても全く違和感がないほどで、ここも液晶より優れていると感じられる。

▲コントラストの高さは液晶とは異次元のレベル。発色も極めて良好

▲視野角はどこまで角度をつけても違和感がない
サウンドはモニター底面の左右にある2基のスピーカーから再生される。音質は人の声の音域はよく通るものの、低音はかなり弱めだが、2Wというサイズからすれば一般的なレベルだ。ステレオ感はあるので、ゲームの音を情報として取る分には不足はない。よりいい音で聴きたいなら好みのスピーカーを用意しよう。
ちなみに、音量設定は0から100までだが、0(ミュート)から1にした時の音量変化が大きめなので、小さい音にしたければPCの出力側で音量を絞るといい。
本体の設定操作のインターフェイスは、モニターに向かって右側の裏面にあるボタンで行う方式。5個のボタンが縦に並んでおり、上から順に、①設定呼び出し/決定、②音量/上操作、③画面モード切替/下操作、④入力切替/キャンセル、⑤電源、となっている。すべてのボタンが同じ大きさで並んでいるため、どのボタンをさわっているのかすぐにわからないのが難点といえば難点ではある。

▲操作は背面のボタンを使う。ボタンサイズ的には押し間違えることはない
設定できる項目は一般的なPC用モニターと同様。ここで特筆すべきは、明るさ設定の範囲だ。明るさを0にすると相当暗くなるので、モニターを暗めにして使いたい用途には非常にありがたい。また明るくした場合の光量はまぶしいほどで、設定幅が非常に広い。
映像の明暗差を近づけて自然な色を再現するHDR(ハイダイナミックレンジ)入力にも対応(USB Type-C接続を除く)。HDRの映像を入力すると、自動で明るさ100の最大値に設定される。この設定は他のモニターでも同様の挙動だ。

▲設定項目はシンプル。明るさ調整の幅はとても広い
有機ELならではの高速な応答速度
「AKRacing OL2701」が従来の液晶モニターとは一線を画した画質を持つことは間違いない。ただ、ゲーミングモニターとして重要な点は、やはり遅延関連だろう。パネルの応答速度と、信号入力から映像表示までの表示遅延の両方を確認してみる。
テストにはフリーソフトの「LCD Delay Checker」を用いて、筆者所有のノートPC(TN液晶パネル/フルHD)の画面をミラーリングで出力し、双方を4,000分の1秒の高速シャッターで撮影した。
まず応答速度について。ノートPCのモニターでは、表示している数字より1つ前の数字が残像として見えるのに対し、「AKRacing OL2701」の映像は残像が一切なく、ピタッと止まった絵になっている。

▲下のノートPCの画面ではタイムカウントがブレて見えるが、上の「AKRacing OL2701」は全くブレがない
カラーバーが移動する表示モードでは、ノートPCのモニターは色が変化している部分がグラデーションのように見えるのに対し、本機では表示更新部分の黒線をまたいで、上下ともにグラデーションが一切見えない。2つのテストのいずれも、本機の応答速度が極めて高速である証拠を示している。

▲下のノートPCは色変化がグラデーションのように見えるが、上の「AKRacing OL2701」は境目がくっきりしている
一方、表示遅延はどうか。画面に表示されているタイムカウントを比較すると、ノートPCの方が「08345」、「AKRacing OL2701」が「08343」と、常に2フレームほどノートPCの方が早く進んでいる。もしかすると解像度の違いが問題かと思い、別の4Kモニターを接続してクローン表示してみたが、やはり液晶モニターの方が2フレームほど早かった。

▲4Kモニター同士でも比較。やはり「AKRacing OL2701」(右)の方が遅れている
つまり本機は、液晶モニターに比べて応答速度は圧倒的に速いが、表示遅延は2〜3フレーム程度はある。
もっともOLEDモニターは焼き付き防止処理のためにあえて表示遅延を持たせた製品が多く、本機も例外ではない。メーカーによれば、有機ELパネルの高画質を長期にわたって安心して利用できるように、ピクセル単位で輝度を制御することによる焼き付き低減機能を搭載しているという。
ゲーミングブランドの枠を超えて、普段使いもクリエイティブも快適に
「AKRacing OL2701」を総評すると、映像の美しさは全く文句の付けどころがない。デザインやインターフェイスは保守的でオーソドックスにも感じられるが、RGB印刷方式のOLEDパネルが持つ映像美があれば、華美な演出をする必要もないと考えるのも当然かもしれない。
普段使いではウェブブラウザーなどでのスクロール表示がとてもキビキビしていて、応答速度の速さが効いている。発色の良さやコントラストの高さも素晴らしく、本機を見てから普段使っている液晶に戻ると、これまで満足できていた画質の落ち幅にがっくりしてしまうほどだ。色域の広さを考えても、グラフィック制作や映像編集といったクリエイティブ向けに使っても何ら問題ないだろう。
唯一の難点を挙げるとすれば、表示遅延の大きさだが、1フレーム単位を競うようなFPSや対戦格闘ゲームには、やはりeスポーツに特化したゲーミングモニターを選ぶべきであり、OLEDの映像美を兼ねたいというのはないものねだりというものだ。
逆に、美しいグラフィックで楽しみたいMMO RPGやRPG、アクションアドベンチャーのようなゲームであれば、色再現性の部分で、これまでにない最高のゲーム体験が約束されている。
そして重要なことは、本機の価値は性能だけに留まるものではないということだ。
JOLED製のRGB印刷方式のOLEDパネルを採用した製品は、極めて数が少なく入手も困難で、価格も非常に高価。税込29万8000円という価格も、一般的なモニターとして考えると高価に感じられるが、新型コロナと半導体不足の影響も続いている現状では、必要とするユーザーが欲しいと思った時に購入できる製品があるというだけで大きな価値がある。
加えて、本機はAKRacingブランドにとって新たな挑戦の第一歩となる製品でもある。その意味で、価格や性能で他社と競うような中途半端な製品であるはずはない。AKRacingとすれば、新たな市場に打って出るなら、強烈なインパクトで一撃お見舞いしてやろうといったところだろう。
ゲーミングチェア業界だけでなく、スポーツ分野やテレビ業界など、ゲームにとらわれないブランドの広がりを見せているAKRacing。今後さらにジャンルが広がっていくとしても、そのたびに他社を圧倒する製品を出してくるのではないかと期待せざるを得ず、見事な戦略と言える。

▲映像の美しさを最優先にするなら、用途を問わず「AKRacing OL2701」を選ぶ価値が大いにある
AKRacing
https://www.akracing.jp/
「AKRacing OL2701」商品情報ページ
https://www.akracing.jp/products/detail/25
「AKRacing OL2701」Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B1TWX8QT
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- 【ムニムニからカチカチへ!】Elgatoの多機能ランチャー「Stream Deck」にタクタイルスイッチを搭載した「Stream Deck Scissor Keys」が登場!
- Elgatoの多機能ランチャー「Stream Deck」シリーズに、タクタイルスイッチを搭載した「Stream Deck Scissor Keys」が7月10日(木)より新登場。今までの「Stream Deck」シリーズは物理ボタン部分がムニムニとした感触のボタンを採用していたが、本製品はメカニカルキーボードのようなカチカチとした感触のスイッチを採用。より性格で滑らかな反応が楽しめる。また、背面には1/4ネジ穴を搭載。一般的なマイクアームやカメラ三脚などへの装着が簡単になり、さまざまな環境にも対応している。<以下、ニュースリリースより>Elgatoからタクタイルスイッチを搭載した「Stream Deck Scissor Keys」と高速大容量通信に対応した「USB 3.2 C to C cable」の販売を開始 SB C&S株式会社は、CORSAIR Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Andy Paul)が開発・提供する配信向けのキャプチャデバイスなどを展開するブランドElgato(エルガト)から、より正確な反応を実現するタクタイルスイッチを搭載した「Stream Deck Scissor Keys(ストリーム デック シザー キーズ)」と、高速大容量通信対応の「USB 3.2 C to C cable」を2025年7月10日から、トレテク!ソフトバンクセレクション、Amazon、全国の大手家電量販店(一部店舗を除く)で販売を開始します。販売の開始に先立ち、各店舗では本日から順次予約の受け付けを開始します。Stream Deck Scissor Keys 「Stream Deck Scissor Keys」は、精密に設計されたタクタイルスイッチを搭載し、正確で滑らかな反応を実現したショートカットキーボードです。ボタンを押した時に指先に触覚的なフィードバックが得られ、従来製品に比べてより直観的な操作が可能になりました。15個のLCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレー)キーに、アプリの起動、SNSへの投稿、オーディオの調整、サウンドクリップの再生、照明の点灯など、さまざまなアクションを自由に登録してワンボタンで呼び出せます。また、キーのアイコンを自由に設定して自分専用のキーボードを作ることで作業を効率的に進められます。さらに、公式サイトからさまざまなアプリのプラグイン、アイコンパック、著作権使用料フリーのトラックやサウンドエフェクトをダウンロードして幅広いカスタマイズが可能です。主な特長 精密に設計されたタクタイルスイッチを搭載し、より正確で滑らかな反応を実現 自由にカスタマイズ可能な15個のLCDキーを搭載 アプリ、オーディオ、ビデオ、照明などをコントロール可能 公式サイトから、プラグインやアイコン、トラック、サウンドエフェクトをダウンロード可能 Stream Deckアプリを使ってドラッグ&ドロップの簡単設定 製品概要 本体サイズ 約118(W)×84(D)×30(H)mm(スタンドを除く) 重量 スタンド無し:約160g、スタンド有り:約286g LCDキー 15個 インターフェース USB 2.0 システム要件 Windows 10(64bit)macOS 13 またはそれ以降 同梱物 本体、着脱式スタンド、USB Type-C to Type-C ケーブル(1.5m) 価格 オープン価格(SB C&S希望小売価格:税込み2万2,980円)製品の詳細 https://shop.softbankselection.jp/item/0840006674894.htmlUSB 3.2 C to C cable 「USB 3.2 C to C cable」は、最大10Gbpsの高速大容量通信に対応し、耐久性の高いデザインのUSBケーブルです。1.5mのケーブルは丈夫な編み込みナイロン製で、コネクター部分には金メッキを施してあります。価格 オープン価格(SB C&S希望小売価格:税込み3,480円)製品の詳細 https://shop.softbankselection.jp/item/0840006688051.html
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- 【2万円以下の高リフレッシュレートモデルも!】エイサーからコスパに優れたゲーミングモニター4機種が発売中
- パソコン周辺機器メーカー エイサーのゲーミングモニターブランドNitroより、IPSパネル採用でリフレッシュレート144Hzでありながらコストパフォーマンスに優れたゲーミングモニター4機種が7月2日(水)より発売中。シリーズ型番(JANコード)液晶パネルパネル性能QG1 QG241YP6bmipx(4515777621014) 23.8インチ FHD、IPS、非光沢 144Hz(HDMI/DisplayPort)、1ms(VRB)、約1,677万色、sRGB 99%、 AMD FreeSync、ブルーライトシールド、フリッカーレス QG1 QG271P6bmipx(4515777650908) 27インチ FHD、IPS、非光沢 KG1 KG241YP6bip(4515777621021) 23.8インチ FHD、IPS、非光沢 KG1 KG271P6bip(4515777621038) 27インチ FHD、IPS、非光沢 <以下、ニュースリリースより>IPS×144Hzの高コスパモデル、AcerゲーミングモニターNitroシリーズから、4機種登場! 日本エイサー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ボブ・セン)は、コストパフォーマンスを重視するPCゲーマーに向けて、AcerのゲーミングブランドNitro(ニトロ)ブランドより、フルHD・リフレッシュレート144HzのIPSパネルを搭載したゲーミングモニター「QG241YP6bmipx」「QG271P6bmipx」(23.8インチ)、「KG241YP6bip」「KG271P6bip」 (27インチ)の計4機種を、Amazon、Acer公式オンラインストア、Acerダイレクト(楽天市場・Yahoo!ショッピング)にて本日より順次発売いたします。 当社では近年、ゲーミングモニターの高リフレッシュレート化を推進してまいりましたが、一方で「価格を抑えたモデルが欲しい」というお客様の声も多くいただいておりました。今回発売する144Hzモデルは、そうしたニーズにお応えする新たなラインアップです。今後も多様化するニーズに対応すべく、モニターラインアップのさらなる拡充を図ってまいります。どの角度からでも鮮明で美しいフルHD画質 23.8 インチまたは27インチ フルHD(1920×1080)解像度により、細部まで鮮やかでクリアな映像を実現。ゼロフレームデザインと非光沢IPSパネル搭載で、どの角度から見ても色ずれやグレー反転のない正確なカラーを画面全体に表示します。さらに、色域 sRGB 99%をカバーした鮮やかさと、高いコントラストで鮮やかな臨場感あふれる映像表現が可能です。リフレッシュレート144Hzで、滑らかな映像 144Hzリフレッシュレートに対応し、FPSや格闘ゲーム、アクションゲーム等のPCゲーミング向けに最適です。1ms(VRB)の高速応答時間により、残像感やブレを抑え、動きの速いシーンでもなめらかでブレの少ない映像を楽しめます。AMD FreeSync™対応 AMD FreeSync™ はGPUとディスプレー描写のティアリングやカクつき、ちらつきを軽減し、なめらかな映像再生をサポート。さらに、ブラックブースト機能で、暗い場面の視認性を高め、見えにくい敵の動きも素早く察知できます。Game Viewテクノロジーが、ゲームに合わせて映像を最適化 表示モードは、アクション、レーシング、スポーツ、ユーザー、スタンダード、ECO、グラフィック、ムービーの8種類を用意。ゲームタイプに合わせて最適な画質設定が可能です。設定はOSD(On Screen Display)メニューから切り替えができます。カラー調整も思いのまま 6軸カラー調整機能を搭載し、色相や彩度のニーズに応じて細かく調整可能です。RGBに加え、C(シアン)、M (マゼンタ)、Y (イエロー) をカバーすることで、鮮明で印象的なカラー表現を実現します。長時間プレーでも目にやさしく 長時間快適に使っていただけるよう、Acer VisionCare™技術を搭載しています。画面のちらつきを抑えるフリッカーレスや、暗い環境で明るさを調整するローディミング技術、眼精疲労の要因となるブルーライトを軽減するブルーライトシールド、さらにはパネル表面のざらつきや映り込み、外光反射を抑えるコンフィビューディスプレーなど、負担を軽減する複数の機能を搭載。ゲーミングでの長時間使用にも安心です。スピーカー・ヘッドフォン端子搭載 「QG241YP6bmipx」「QG271P6bmipx」には、2W x 2Wスピーカーとヘッドフォン端子が搭載されています。インターフェース、VESAマウント 全モデル共通で、HDMI 1.4×1、DisplayPort v1.2×1を搭載。また、VESAマウント 100mm x 100mmに対応しています。Acer Display Widget(エイサーディスプレーウィジェット) モニターの設定を直感的に調整できるソフトウェアAcer Display Widgetを、専用サイトからダウンロードしてお使いいただけます。モニターの使用目的に最適なディスプレーモードを選択したり、ブルーライト、輝度、コントラスト、6軸色、彩度などの詳細を調節し保存することができます。11種類のデフォルト分割画面設定からアプリケーションを特定のエリアに設定/割り当てることも可能です。また、一度設定すると、アプリケーション/ウィンドウをドラッグするだけで、ウィンドウが自動的に整理されます。 Acer Widgetダウンロードサイト:https://www.acer.com/jp-ja/acer-display-widgetプレスリリースページ:https://www.acer.com/jp-ja/about/news/20250702Amazon:http://bit.ly/44EW5QFAcer公式オンラインストア:http://bit.ly/46jnkBtAcerについて Acer は世界160か国以上で事業を展開するグローバルICTカンパニーです。1976年の創業以来、人々の生活を豊かにするパソコン、モニター、プロジェクター、タブレットなどのハードウェアやソフトウェア、サービスを提供しています。Acerは現在、全世界約7,500人の従業員とともに、“Breaking barriers between people and technology(人とテクノロジーの垣根を壊す)”のミッションのもと、製品の研究、デザイン、マーケティングおよび販売とサポートを行っています。日本エイサー株式会社について 社名 :日本エイサー株式会社 所在地:東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビルディング 18F 代表者:代表取締役社長 詹 國良(ボブ・セン) 公式サイト: https://www.acer.com/ 公式facebook: https://www.facebook.com/AcerJapan 公式X :https://www.twitter.com/AcerJapan Gaming公式X: https://twitter.com/PredatorJPN 公式Instagram: https://www.instagram.com/acer_japan/ Gaming公式Instagram:https://www.instagram.com/predatorgamingjapan/ 公式YouTube:https://www.youtube.com/user/AcerJapanChannel © 2024 Acer Inc. All rights reserved. AcerとAcerロゴはAcer Inc.の登録商標です。その他商標、登録商標、サービスマーク等の著作物の著作権は、帰属表明の有無に関わらず、それぞれの権利者に帰属します。発表内容は予告なしに変更または削除されることがありますのであらかじめご了承ください。 © 2024 Acer Inc. All rights reserved. Acer and the Acer logo are registered trademarks of Acer Inc. Other trademarks, registered trademarks, and/or service marks, indicated or otherwise, are the property of their respective owners. All offers subject to change without notice or obligation and may not be available through all sales channels.
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- 【超軽量スリム】Razerから持ち運びに便利で「Snap Tapモード」搭載で、最大3大までペアリング可能なゲーミングキーボード「Razer Joro」が発売
- ゲーミングギアブランドRazerより、薄型ロープロファイルゲーミングキーボード「Razer Joro」が7月4日(金)より発売。参考価格は22,480円。持ち運びのしやすさを重視した本モデルは、重量374g、厚さ16.5mm。また、キーを入力したまま別のキーを入力すると瞬時に次の入力が反映される「Snap Tapモード」を搭載。FPSゲーマーが求める機能も充実しているのが強みだ。<以下、ニュースリリースより>強力なパフォーマンスとコンパクトなデザインにより、あらゆる場所へゲーム体験を持ち運び可能に ゲーマー向けライフスタイルブランドとして世界をリードするRazer™(本社:米国カリフォルニア州およびシンガポール、共同創業者兼CEO:Min-LiangTan)は、モバイルゲーミングキーボードの新基準となる「Razer Joro」を発表しました。2025年6月27日(金)より予約開始いたします。販売開始は2025年7月4日(金)を予定しています。 外出先でも本格的なゲーミングを求めるゲーマーに向けて設計されたこのコンパクトかつ多機能なキーボードは、持ち運びやすさとパフォーマンスを両立し、モバイルゲーミングの概念を進化させます。 携帯性に優れた軽量設計のRazer Joroは、洗練されたデザインとゲーミンググレードの高い操作性を融合しました。オンライン対戦から広大なオープンワールドの冒険まで、自宅と変わらぬクオリティで、どこでも妥協のないゲーム体験を実現します。Razer Joro:ポータブルになった高精度さで、より完璧なゲームの高みへ。 Razer Joro (読み方:レイザー ジョロ) 税込希望小売価格:22,480円 公式サイトURL:https://www.razer.com/jp-jp/gaming-keyboards/razer-joroRazer Joro Razer Joroは、複数のデバイスでシームレスに使えるよう設計された、超軽量ワイヤレスゲーミングキーボードです。重量はわずか374グラム、厚さは16.5mmと非常にスリムで、Razerのキーボード史上において最高クラスの携帯性と精度の両立を実現しました。コンパクトなデザインでも、ファンクションキーとフルサイズの矢印キーを装備。持ち運びやすさと操作のしやすさを両立しました。 超薄型設計により手首を自然な角度に保ちやすく、長時間のゲームや作業でも疲れにくいエルゴノミクスを実現。ゲームグレードのキーは素早く正確な入力を可能にし、心地よい打鍵感を提供します。キーキャップにはUVコーティングが施されたABS素材が採用され、耐久性にも優れています。 高いパフォーマンスを求めるユーザーには、「Snap Tapモード」の使用が可能です。このモードでは、FPSゲームでのカウンターストレイフや空中ストレイフによるバニーホップにおいて、2つのキー間の入力切替がより素早く行えるようになり、前のキーを離さずに次の入力を即座に有効化できます。 便利なショートカットと完全プログラマブルなキーにより、ユーザーはキーの再割り当て、Razer Hypershiftの設定、マクロの登録などをRazer Synapse 4を通じて自在にカスタマイズできます。 また、Razer JoroはApple製品にも対応しており、セカンダリキーにはmacOS、iPadOS、iOS用の刻印*が施されています。Windowsデバイスでの生産性を高めるため、Microsoft Copilot専用キー*も搭載されており、AIアシスタントへの素早いアクセスが可能です。 *各種キーの配置についてはRazer Joroの公式サイトにてご確認いただけます。 Bluetooth 5.0によるワイヤレスのマルチデバイスペアリング機能も備えており、最大3台のデバイスを簡単に切り替えて使用できます。バッテリーは最大1,800時間と超長寿命で、デスクトップでもポータブル環境でも、より長くゲームを楽しめます。 さらに、Razer Chroma™ RGBライティング(シングルゾーン)にも対応し、1,680万色と豊富なエフェクトで好みに合わせたビジュアル演出を実現。外出先でも没入感あるゲーム体験を提供します。 カフェでの集中プレーから空港での待ち時間まで、Razer Joroはどんな場所でも最高のゲーム体験をサポートする、頼れるポータブルゲーミングパートナーです。製品名読み方税込希望小売価格予約開始日発売日Razer Joro レイザージョロ 22,480円 2025年6月27日 2025年7月4日 ■「Razer Joro」取扱店 全国の家電量販店、PCショップ、オンラインショップ等で販売いたします。 ■販売店様からのお問合せ 株式会社アユート PC事業部 WEB: https://www.aiuto-jp.co.jp/contact/b2b.phpRazerについて Razer™は、ゲーマーのためにゲーマーによって設立された、世界的な大手ライフスタイルブランド企業で、「For Gamers. By Gamers™」(ゲーマーのためにゲーマーが作る)をスローガンに掲げています。 Razerの商標である3つの頭を持つ蛇は、世界中のゲーミングコミュニティやeスポーツコミュニティで最も認知されているロゴの一つです。あらゆる大陸にファンを持つRazerは、ハードウェア、ソフトウェア、サービスで構成された、ゲーマーを対象とする世界最大のエコシステムを設計・構築してきました。 Razerは、高性能ゲーミング周辺機器やBladeゲーミングノートPCといった、受賞歴のあるハードウェアを提供しています。Razer Chroma RGBやRazer Synapseなどで構成されるRazerのソフトウェアスイートは、カスタマイズ機能や照明効果機能、最適化機能を備え、2億5,000万人以上のユーザーに利用されています。またRazerは、ゲーマー、若者、ミレニアル世代、Z世代向けに、Razer Goldを使用した決済サービスを提供しています。これは、68,000を超えるゲームタイトルで利用できる、世界最大のゲーム決済サービスのひとつです。さらに、この決済サービスに連動した報酬プログラムであるRazer Silverを提供しています。 Razerは、持続可能な未来の実現に取り組んでおり、#GoGreenWithRazer活動(さまざまな取り組みを通じて環境への影響を最小限に抑えるための、10年間のロードマップ)を通じて社会的責任を果たすべく努力しています。 2005年に設立されたRazerは、カリフォルニア州アーバインとシンガポールの2か所に本拠地を構え、ハンブルクと上海に地域統括本部を置き、世界各地の19か所に事業所を展開しています。これまで数々のブランドアクティベーションを行ってきたRazerは、2025年に20周年を迎えます。詳細についてはhttps://rzr.to/20anniをご覧ください。 ■Razer公式リンク Razer日本公式サイト:https://www.razer.com/jp-jp/ Razer JP X (旧:Twitter) アカウント:https://www.x.com/razerjp * © 2025 Razer Inc. All rights reserved. * 仕様、および、デザインは予告なしに変更される場合があります。 * その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。Razer - For Gamers. By Gamers.™press.razer.com