【大会レポート+インタビュー】『シャドウバース』の公式大会「RAGE Shadowverse 2022 Autumn GRAND FINALS」閉幕!テリヤキ選手が見事優勝し賞金1,000万円をゲット!
提供元: eSports World
GRAND FINALSに進出した8名は以下の通り。
Say選手、テリヤキ選手、指紋選手、lol選手、yoshiky選手、ミル選手、まほう選手、山芋選手。
注目はeスポーツチームauDetonatiNに所属しているプロゲーマーのミル選手。昨年のShadowverse World GRANDPRIXで3位となった山芋選手です。
初戦はテリヤキ選手、yoshiky選手、lol選手、山芋選手が勝ち上がります。yoshiki選手は組み合わせがミル選手との対戦と決まった時「ついてなかった」と言っていましたが、実力差を跳ね返し、準決勝へと進出します。
準決勝1試合目は山芋選手 vs まほう選手。圧倒的な強さを見せた山芋選手がまほう選手にストレート勝ち。2試合目はテリヤキ選手対lol選手。初戦を負けが先行しての逆転勝ちしたlol選手でしたが、テリヤキ選手には負けが重なり、こちらもストレートでテリヤキ選手が勝利しました。
決勝戦はテリヤキ選手 vs 山芋選手の戦いに。Shadowverse World GRANPRIX 2021のかきp選手対ねぎま選手の対決を彷彿とさせる、食べ物選手名対決となりました。

決勝戦はテリヤキ選手対山芋選手に
第1バトルは山芋ロイヤル vs テリヤキエルフの対戦。トリプルラティカによる48のダメージでオーバーキルをするテリヤキ選手が勝利を収めます。第2バトルは連投の山芋ロイヤルがテリヤキネメシスを撃破。1対1のイーブンに。第3バトルは山芋ネクロマンサーがテリヤキヴァンパイアを倒し、優勝にリーチ。第4バトルは山芋エルフ対テリヤキヴァンパイア。ヴァンパイアの体力が1にまだ追い詰められ、エルフが20まで体力を回復。そこから一気に20点の体力を奪い、テリヤキ選手が勝利。これで2-2のフルセットとなりました。
最終バトルは、山芋エルフ vs テリヤキネメシス。序盤から体力を削るテリヤキ選手に対して、体力回復でチャンスを待つ山芋選手。逆転の手が完成する前に削りきったテリヤキ選手が勝利を掴みRAGE Shadowverse 2022 Autumnの覇者となりました。
毎日練習できる時間を確保して大会に挑んだ【テリヤキ選手インタビュー】
——優勝おめでとうございます。試合終了直後は実感が湧いていないとのことでしたが、大分落ち着いた今ではどうでしょうか。
テリヤキ選手(以下テリヤキ):まだ誰とも話せていないので、そこまで実感がないです。スマホも見ていないので、いろいろな人から着信があるかもしれません。
——予選大会からGRAND FINALSまで2か月以上も離れていましたが、どのような時間の使い方をしていましたか?

優勝トロフィーを掲げるテリヤキ選手
テリヤキ:そうですね、バイトをしながら練習もして、生活のリズムで一日の使える時間を確保していました。プレイしない日がないようにしました。
2週間くらい前にゲームの環境が大きく変わってしまって、それまでやってきたことがリセットされたようになってしまいました。でも、それにもうまく対応でき、その2週間の短期間で頑張ることができた感じでもありました。
——今回対戦した相手で印象深い対戦相手はいましたか?
テリヤキ:1戦目のSay選手ですね。Say選手に勝てれば、GRAND FINALSは勝ちきれるのではないかなと思っていたくらいです。初戦敗退か優勝かってくらいに。
——今後の活動の予定や目標はありますか
テリヤキ:次の大会がRAGEなのか、何なのかまだわからないですけど、引き続き頑張っていきたいと思います。『シャドウバース』はこれまで同様にやっていく感じです。特になにも変わらないですね。
——賞金は1,000万円と高額ですが、使い道は考えていますでしょうか
テリヤキ:今日までずっとスマホで『シャドウバース』をプレイしてきたのですが、これを機にPCを導入してみたいと思います。今日一日の対戦はPCでプレイしたのですが、結構、感触が良かったので、PCで『シャドウバース』ができるような環境を作りたいと思います。他には趣味のプラモデルを買うくらいですね。
——ありがとうございました。
本戦だけじゃない!イベント&サイドトーナメントもアツい!
さて、RAGE Shadowverseと言えば、本戦に加えて、さまざまなイベント、サイドトーナメントが開催され、そちらも盛り上がることでお馴染みですが、今回もさまざまなイベントやサイドトーナメントが開催されていました。4人フライト式トーナメントやRAGE Shadowverse Pro TOUR対戦会、Shadowverse EVOLVEアンバサダー対戦会など盛りだくさんです。

会場にはアクリルパネルの展示も

4人フライト式トーナメント

RAGE Shadowverse Pro TOUR対戦会

Shadowverse EVOLVEアンバサダー対戦会

物販エリア

GxGのリグゼ選手をパネルの前で撮影しました
さらに今回は本戦と同じくらい注目を浴びたサイドトーナメントがありました。それが「RAGE 邪道バース 2022 Autumn」です。マジカルラブリーの野田クリスタルさんが総監督を務める『野田ゲー』がてんこ盛りのオムニバスタイトル『スーパー野田ゲーWROLD』に収録された『邪道バース』のトーナメントです。
本家『シャドウバース』を完全オマージュしたカードゲームですが、イカサマ(邪道)を使用でき、その邪道を的確に指摘するとイエローカードが相手に与えられるというオリジナル要素も入っています。イエローカードは3枚蓄積するとその時点で敗北となるため、おいそれとは使えません。
ただ、邪道がバレてイエローカードを貰ったとしても、その邪道は有効になるので、バレることを前提に邪道を行うのもひとつのテクニックとなっています。『邪道バース』は『シャドウバース』よりも半分の時間でゲームが終わるように、カードの1枚1枚が強くなっており、序盤で強力なカードを低コストで出すこともできます。その場合、邪道を使って強力なカードをデッキに戻したり、墓場へ捨てたり、もしくは自分の手札にすることで回避することもできます。
相手の体力を減らす邪道もあるので、残り体力が減ってきた場合は、邪道で体力を減らされることを踏まえた上で戦わなくてはならないわけです。

会場では『邪道バース』の体験会も行われていました
そんな『邪道バース』がRAGEの冠をつけ、サイドトーナメントとして初参戦。マジカルラブリーのふたりも登場。大会賞金は10万円で、なんと野田クリスタルさんの自腹です。本家の賞金1000万円と比べるとさすがにと言った感じですが、10万円の賞金はプロが参加するeスポーツ大会でもあり得る額なので、かなりのものと言えます。

若干巻き込まれた感のあるマジカルラブリーの村上さん(写真左)と、『邪道バース』の制作者である野田クリスタルさん(写真右)
ちなみに、大会前日に『邪道バース』の軽微なバグの修正のためにアップデートを行った結果、高頻度でプレイが止まる重篤なバグが発生するようになったとのこと。プレイが止まった場合は、『スーパー野田ゲーWROLD』の中に収録された単純に連射力を試す『The連射』で勝敗を決めます。決勝戦はエアーマン選手とさくさくいおん選手が勝ち上がりましたが、さくさくいおん選手は『邪道バース』世界一の選手と予選で対戦し、見事ゲームがフリーズし、『The連射』で勝ち上がりました。
決勝戦はBO3で行われましたが、初戦はさくさくいおん選手の指摘が決まり、イエローカード3枚でエアーマン選手が敗北。2戦目はお互いにイエローカード2枚の状態ながら、カードゲームとしての実力の高さによりエアーマン選手が相手の体力を全部削り勝利。
3試合目はイエローカード2枚ずつになってからも果敢に邪道を繰り返すも指摘が外れる展開。エアーマン選手がさくさくいおん選手の体力をすべて奪い勝利しました。終わってみれば、邪道の技術と連射で勝利したさくさくいおん選手は、エアーマン選手の体力をひとつも奪えず試合が終了しました。一歩間違えれば、3戦ともフリーズして、すべて連射で勝敗が付く結果となるところ、奇跡的に3戦とも完走できたことは何よりも幸いだったのではないでしょうか。

優勝したエアーマン選手は賞金10万円を獲得
邪道と言う特別なルールがあるものの、カードゲームとしては成立しており、『シャドウバース』よりも単純なので、『シャドウバース』を始めてみたい人は『邪道バース』からやり始めるのがいいのでは?と思わせてしまう試合展開でした。

イベント終了後はマジカルラブリーのふたりと三田麻央さん、リグゼ選手による応援配信も行っていました
次回の「RAGE Shadowverse 2022 Winter」はオンライン開催となるので、予選会場に駆けつけられない人も参加でき、より多くのプレイヤーが参加すると思われます。是非とも『邪道バース』もサイドトーナメント、もしくは公式タイトルとして参戦して欲しいところです。

なお、次回のRAGE Shadowverse 2022 Winterはオンラインで開催。10月29日より予選が開始されます。
【岡安学 プロフィール】
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
Twitter:@digiyas
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)Twitter:@digiyas
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- 【結果速報 11/15 SFL-US 2025 DAY2】NL vs MenaRDの手に汗握る名勝負! 2GAMEが暫定首位に浮上
- 『ストリートファイター6』(スト6)の北米プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-US 2025」(SFL-US 2025)が日本時間11月14日(金)〜17日(月)、12月4日(金)〜8日(月)の8日間にかけて開催されている。「SFL-US 2025」は8シーズン目。ホーム・アウェー制や獲得ポイント、延長戦などのシステムは「SFL-JP」と同様だが、開催期間が8日間と短いこともあり、1日に2回以上試合を行うチームもいる。優勝チームは、2026年3月に開催予定の「ストリートファイターリーグ:ワールドチャンピオンシップ 2025」の出場権を獲得できる。デイ2のスケジュールは以下のとおり。FLYQUEST、2GAME、FALCONSの3チームが、2回試合を行った。対戦カードホームアウェーマッチ1 FALCONS 2GAME マッチ2 SHOPIFY REBELLION FLYQUEST マッチ3 RED ROOSTER KUAISHOU マッチ4 BANDITS FALCONS マッチ5 FLYQUEST 2GAME チームメンバーなどの詳細はこちら【大会情報】ストリートファイターリーグ: Pro-US 2025【2025年11月13日~12月7日】https://esports-world.jp/tournament/54801マッチ1:2GAME(アウェー) vs FALCONS(ホーム) この日初戦の2GAMEとFALCONSの試合は、NL、OIL KING、DCQというアジアの強豪を相手に南米勢が驚異の3タテ。Blazのサガットが火力の高さを見せつけ、DCQを相手に大将戦も3-1で勝利し、チームの連勝を果たした。対戦カード2GAME(アウェー)FALCONS(ホーム)先鋒(2-0) ✅BRAYAN JOB(ディージェイ:C) NL(豪鬼:C) 中堅(2-0) ✅JUNINHO-RAS(ルーク:C) OIL KING(テリー:C) 大将(3-1) ✅BLAZ(サガット:C) DCQ(ベガ:C) 延長(-) SHAKA(ダルシム:C) — 合計 40pt 0pt マッチ2:FLYQUEST(アウェー) vs SHOPIFY REBELLION(ホーム) 昨年のチームメイト同士によるキンバリーミラーから始まったFLYQUESTとSHOPIFY REBELLIONの試合は、FLYQUESTが2試合を連取し、Punk対NuckleDuの大将戦へ。フルセットまでもつれた試合は先にSA3を決めたNuckleDuが画面端の攻めを継続し取り返す。迎えた延長戦は、Jakの起死回生のSAで逆転勝利。対戦カードFLYQUEST(アウェー)SHOPIFY REBELLION(ホーム)先鋒(2-0) ✅PSYCHO(キンバリー:C) SHINE(キンバリー:C) 中堅(2-0) ✅NEPHEW(ジュリ:C) DUAL KEVIN(ラシード:C) 大将(2-3) PUNK(キャミィ:C) ✅NUCKLEDU(舞:C) 延長(1-2) RIDDLES(テリー:C) ✅JAK(ジュリ:C) 合計 20pt 30pt マッチ3:KUAISHOU(アウェー) vs RED ROOSTER(ホーム) 先鋒戦はCrossover、中堅戦はXiaohaiが勝利した大将戦、Craimeのリュウに対して舞からエドに変えて追い詰めたVXBAOだったが、最終ラウンド、圧倒的優位からのSA2をCraimeが回避。最後はシミーからの投げで敗北。Red Roosterが初勝利を挙げた。 対戦カードKUAISHOU(アウェー)RED ROOSTER(ホーム)先鋒(1-2) ZHEN(ベガ:C) ✅CROSSOVER(舞:C) 中堅(2-0) ✅XIAOHAI(舞:C) CHRIS WONG(ルーク:C) 大将(2-3) VXBAO(舞・エド:C) ✅CRAIME(リュウ:C) 延長(-) MICKY(キャミィ:C) — 合計 10pt 30pt マッチ4:FALCONS(アウェー) vs BANDITS(ホーム) BANDITSが先鋒戦・中堅戦を奪い、パーフェクトがかかった大将戦、MenaRDの猛攻に追い詰められるが、NLも画面端に追い込むと地上・空中で思うようにさせず、ギリギリの勝負を勝ち切る。しかし、イーブンで挑んだ延長戦ではXianが不調か、フェイントにChris Tの差し返しがかみ合い、BANDITSが勝利した。対戦カードFALCONS(アウェー)BANDITS(ホーム)先鋒(0-2) DCQ(JP:C) ✅CABA(ガイル:C) 中堅(0-2) OIL KING(テリー:C) ✅BOOCE(テリー:C) 大将(3-2) ✅NL(豪鬼:C) MENARD(ブランカ:C) 延長(0-2) XIAN(ディージェイ:C) ✅CHRIS T(ケン:C) 合計 20pt 30pt マッチ5:2GAME(アウェー) vs FLYQUEST(ホーム) ダルシム、ディージェイ、サガットと特徴的なキャラで待ち構える2GAMEに対し、ホームのFLYQUESTが連敗。ラッシュのPSYCHOと火力のBlazの対決はPSYCHOが押し切り、延長戦に突入。若手RIDDLESと大ベテランJUNINHO-RASの殴り合いは、最後は"若さ"が上回ったか、FLYQUESTの勝利となった。対戦カード2GAME(アウェー)FLYQUEST(ホーム)先鋒(2-1) ✅SHAKA(ダルシム:C) NEPHEW(ジュリ:C) 中堅(2-1) ✅BRAYAN JOB(ディージェイ:C) PUNK(キャミィ:C) 大将(2-3) BLAZ(サガット:C) ✅PSYCHO(キンバリー:C) 延長(1-2) JUNINHO-RAS(ルーク:C) ✅RIDDLES(テリー:C) 合計 20pt 30pt DAY2 試合結果 DAY2を終えて、4試合を消化し、この日40-0のフルポイントを獲得した2GAMEが暫定首位に浮上。2位のBANDITSは唯一無敗を維持しており、ポイントもかなり伸ばした。FLYQUESTとRED ROOSTERは初勝利を挙げたが、KUAISHOUはまだ未勝利のまま。前半節の残り2日で巻き返せるか。順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド1 2GAME(2W-2L) 100 10 13 2 BANDITS(3W-0L) 90 10 188 3 SHOPIFY REBELLION(2W-1L) 70 -4 -8 4 FLYQUEST(1W-2L) 60 0 0 5 FALCONS(1W-2L) 50 -9 -10 6 RED ROOSTER(1W-1L) 40 -2 -5 7 KUAISHOU(0W-3L) 30 -5 -8 次戦DAY3は日本時間の11月16日(日)7:00より開催される。配信アーカイブ ■関連リンク大会公式ページ(英語):https://www.streetfighterleague.com/CAPCOM eSports 公式X:https://X.com/CAPCOM_eSportsCapcom Fighters 公式X(英語):https://x.com/CapcomFighters©CAPCOM