株式会社プレイブレーンが、国内eスポーツ大会配信のスケジュール情報を網羅したサイト「TAIYORO」を通じて観測されたデータに基づき、2023年1〜3月の国内eスポーツ大会の視聴トレンドを報告。

eスポーツ大会視聴時間は前年比よりも60%増の13.6億時間となり、半分近くが『VALORANT』の大会が占有していた。

<以下、ニュースリリースより>

ウォッチパーティー配信の総視聴時間が3億分を超え、全体のおよそ2割を占める結果に


株式会社プレイブレーン(本社所在地:東京都品川区 以下、プレイブレーン)は、国内eスポーツ大会配信のスケジュール情報を網羅したサイト「TAIYORO」(https://taiyoro.gg/)を通じて観測されたデータに基づき、2023年1-3月の国内eスポーツ大会の視聴トレンドを報告させていただきます。


23年の第1四半期(1-3月)は、ブラジル・サンパウロで開催された VALORANT の世界大会「2023 VALORANT Champions Tour LOCK//IN」をはじめ、国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2023」など複数の公式リーグ大会が開幕し、国内の総視聴時間 13.6億分 のおよそ半分をVALORANTの大会が占有する結果となった。

また、リーグ・オブ・レジェンドの国内プロリーグ「LJL 2023 Spring Split」ではシーズンを通して、ストリーマーによる公式ウォッチパーティーが実施されたことにより、VALORANTの公式大会と合わせて、ウォッチパーティー配信(ミラー配信)の延べ総視聴時間が3億分を超える結果となった。

上記の2つのトレンドが視聴数を牽引し、国内におけるeスポーツ大会配信の四半期の延べ視聴時間は前年比 60% 増と引き続き大きな成長を見せています。以下、TAIYORO が独自に集計した国内eスポーツ配信データから2023年1-3月の主なトレンドのトピックを紹介します。

国内からのeスポーツ大会の累計視聴時間(四半期)が13.6億分を記録

・国内で配信されたeスポーツ大会日程は400件以上(前年比28%増)
・eスポーツ大会に採用されたゲームタイトルは35本以上
・国内におけるeスポーツ大会の累計視聴時間はおよそ13.6億分(前年比60%増)
・ひとつのイベントにおける最大同時視聴数の最高記録は 10.9万人 (※公式メイン配信のみの視聴者数)(2月23日「2023 VALORANT Champions Tour LOCK/IN ブラジル」)

(データソース:TAIYORO)

2023年1-3月 主なeスポーツ配信視聴トレンド
(TAIYORO調べ)


■ ウォッチパーティー配信の総視聴時間が3億分に到達
1~3月の期間中に開催されたeスポーツ公式大会のサブ配信の視聴時間が今期の累計視聴時間のおよそ2割に相当する3億分を記録。リーグ・オブ・レジェンドの公式リーグ「LJL 2023 Spring Split」ではシーズンを通して人気ストリーマーやチーム所属のプロプレイヤーによるウォッチパーティを開催し、サブ配信の総視聴時間が1億分を達成。

VALORANTでは「VALORANT Challengers Japan 2023」 Split1 及び Split 2、「2023 VALORANT Champions Tour LOCK//IN」、「VCT PACIFIC」の4つの公式大会で人気ストリーマーによるウォッチパーティを開催し、累計視聴時間は1.9億分を記録。eスポーツ大会配信の観戦体験として、ストリーマーと一緒に観戦するウォッチパーティーの形式が視聴者の間でも本格的に定着してきたことがうかがえる結果となった。


■ 国内eスポーツの総視聴時間の5割近くのシェアを「VALORANT」が獲得
1月から3月にかけて開催された国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2023 Split1」が総視聴時間1.9億分、2月にブラジル・サンパウロで開催された「2023 VALORANT Champions Tour LOCK//IN」も同じく1.9億分を記録。(※ストリーマーによるミラー配信の視聴データは含まない)

さらに3月末には、「VALORANT Challengers Japan 2023 Split2」に加えて、日本チームが出場する国際大会「2023 VCT Pacific」の放送が開始。昨年に引き続き、今年も国内eスポーツの総視聴時間を「VALORANT」の公式大会が牽引する結果となった。


■ 最多配信日数 ゲームタイトル「リーグ・オブ・レジェンド」(100日以上)
リーグ・オブ・レジェンドのeスポーツ国内プロリーグ「LJL 2023 Spring Split」が1月下旬より開幕。その他、昨年に引き続き、韓国のプロリーグ「LCK」の公式日本語放送、新たに今年より日本人選手(Team Heretics Evi選手)が活躍するヨーロッパのプロリーグ「LEC」の日本語放送がAfreecaTVで開始された。

このように、リーグ・オブ・レジェンドの海外リージョンの日本語放送が配信されるようになり、第1四半期(1-3月)では「リーグ・オブ・レジェンド」の大会が100日以上配信され、国内で最も多く日本語配信が実施されたeスポーツ ゲームタイトルとなった。

関連記事

もっと見る