7月7日(金)に開幕した『ストリートファイター6』の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2023」。今シーズンは出場チームが9チームになったり、2ステージ制になったり、タイトルが『ストリートファイター6』になったりと、いろいろ様変わりしています。
そんな中、今シーズンの要となりそうなのが、パブリックビューイングです。配信プラットフォームのZAIKOにてパブリックビューイング用のチケットを購入すれば、飲食店や商業施設などで簡単にSFLのパブリックビューイングを行うことができるようなりました。
開幕戦となる7月7日(金)には、Good 8 Squad(G8S)、広島 TEAM iXA、CYCLOPS athlete Gaming、忍ism Gamingの4チームがパブリックビューイングを行っています。
昨年まではコロナ禍により観客を入れての試合をほとんどできませんでしたが、今シーズンはパブリックビューイングという形で各チームとそのファンが交流しながら応援できる場を提供しています。
今回は、G8Sのパブリックビューイングにお邪魔してきました。G8Sが会場に選んだのは、新宿にあるNEUU。NEUUは、VRやARを使った映像視聴体験の提供やイベントの開催を行っている、小田急電鉄が運営するXR特化型複合施設です。
G8Sのパブリックビューイングは、1,100円(税込)のチケット制でしたが、現場での実況予定だったなない氏が不在となることで、急遽無料での観戦となりました。本来であれば、試合開始前になない氏とG8Sのオーナーによるトークショウなども予定されていましたが、それも中止となり、試合の観戦、応援、それにグッズ販売での展開です。

そういった事情もあり、パブリックビューイングの開始時間となっても、来場した客は2~3人程度で、パブリックビューイングの開催が危ぶまれるのでは?と思いましたが、試合開始直前となると一気に来場者が増え、最終的には40名ものファンが駆けつけました。

G8Sは3試合目の登場となり、1、2試合目はおとなしめの展開。もちろん『スト6』が好きな人たちが集まっているので、いいプレイが出たら沸くものの、『スト6』のファンは静かだなという印象です。
しかし、G8Sの出番となり、ガチくん選手や立川選手、ぷげら選手のスーパープレイが飛び出したり、ラウンドを取得したりすると打って変わって、大きな声が飛び交い、拍手喝采となります。やはりパブリックビューイングの会場にわざわざ来てまで応援するファンが大人しい訳がありません。推しのチームが登場するまでエネルギーを溜め込んでいたわけです。
試合が終わり、公式配信が終了したあとで、G8Sのメンバー全員がオンラインを通じて、パブリックビューイング会場と繋がり、大会の感想や対戦秘話などを話してくれました。これも現場ならではの良さだと言えます。


今回は残念ながら、なない氏とオーナーによる対談が実現しませんでしたが、代わりにオーナーとNEUUの担当者に話を聞く機会を得たので、今回のパブリックビューイングの成果と今後の活動について聞いてきました。
——今回、パブリックビューイングを開催するきっかけはなんだったんでしょうか。
G8Sオーナー:最初はカプコンさんからパブリックビューイングを開催して欲しいとのオファーがありました。昨年のSFLでキャラバンを行いましたが、それ以前よりチームとしてはファンミーティングはやりたかったんですよね。
G8Sのファンは熱量が高いと思っていたので、絶対にファンと選手が会える機会は必要だろうと。競技タイトルが『スト6』になり、カプコンさんからのオファーもあったので、絶好の機会だと思いました。コロナ禍前では多くのファンはプレイヤーでもありましたけど、今はプレイしていない人のファンも増えてきている印象です。
その人たちには余計にファンミが必要だと考えています。1st STAGEの突破が確定したら選手とファンを集めたファンミをやりたいと思っています。

——パブリックビューイングを開催するにあたり、どんなことをやろうと考えていましたか。
G8Sオーナー:先ほども話しましたが、選手とのふれあいはしていきたいですね。現場でしか味わえないことはしていきたい。ゲームをプレイしない人が増えてきているとは言いましたが、それでもプレイヤーが多いのも事実です。対戦会の規模とまではいきませんが、今回は2台の対戦台を用意し、ファン同士が交流できるようにしています。
あとは、グッズの先行販売もしています。グッズコーナーには昨年のユニフォームも展示しているんですよね。これは売り物ではないですが、実際に選手が着たユニフォームを観られるのもオフラインならではだと思います。


——SFLが始まりましたが、今年の手応えはいかがでしょうか。
G8Sオーナー:昨年のチャンピオンチームであり、いろいろプレッシャーなども感じていると思います。今年のユニフォームはG8Sのロゴに密かにチャンピオンを示す王冠が描かれているんです。今シーズンは競技タイトルが『スト6』に変わったので昨年までと状況は大きく変わっています。チームの選手は比較的スロースターターの選手が多く、これまで以上にキツい年になるのではないかと感じている。ただ、選手やスタッフ全員の意識は高く保てています。
——G8Sはコーチや監督の存在がほかのチームとの違いでもありますよね。
G8Sオーナー:先週、ちょっとした合宿をしてみたんです。いろいろ試せていい機会となったんですけど、やはりコーチの存在は大きいですね。技術的な話より、コーチが不在だと、チームのことは選手だけで話合わないとならない。コーチが間に入ることで、選手同士の意見の交換がスムーズに行くようになります。
——『スト6』になって、これまで以上に盛り上がりを見せ、さまざまなチームが『スト6』部門を建てていますが、そこはいかがでしょうか。
G8Sオーナー:REJECTさんやCrazy RaccoonさんはSFLに参加しているeスポーツチームと比べても大手のチームといえます。特にCrazy Raccoonさんはファンの数だと国内TOPともいえるぐらいのチームで、そして数あるeスポーツチームの中でも特に箱推しのファンが多い印象です。ほかだとZETA DIVISIONさんでしょうか。

今後はそれらのチームに負けないくらいにチームのブランディングをしていき、チームのファンを増やしていかなければならない。それはチームそのもののことだけでなく、リーグ自体のファンの拡大にも繋がると思っています。そのひとつとして安易に強い選手を入れていくのではなく、G8Sとして認識されるような選手を育てて、チームの顔となってほしいですね。
——ありがとうございます。
次はNEUUの担当者である小田急電鉄 まちづくり事業本部新宿プロジェクト推進部課長代理 宮内悠太氏と、小田急電鉄 経営企画本部デジタル変革推進部DXグループ調査役 水落大樹氏に話を聞きました。

——まずはNEUUについて教えてください。
宮内悠太氏(以下、宮内):最新技術をハブに、人と人がコミュケーションをする場を目指しています。施設のうりは「VR映画」で、国際映画祭の受賞作など国内外の作品を常時4~5作品視聴できるようになっています。VRに興味があってもVR機器を持っていない人はまだまだ多い印象ですので、NEUUに来ればいつでも誰でも最新の機材やコンテンツを楽しめる、といった場にしていければと思っていますね。

——G8Sのパブリックビューイングを開催する経緯はなんでしょうか。
水落大樹氏(以下、水落):もともとG8Sの選手とは、私的に交流があったんです。そこからG8Sが、ゲームを通じた地域連携イベントなども考えていきたいという話をうかがっていまして——。それならば、鉄道会社として沿線地域にさまざまなアセットやコネクションを持っている我々と何かできないかと感じ、そこから仕事としての対話が始まりました。
そして、今回のSFLのパブリックビューイングの話が具体的に出てきたので、NEUUの運営を担当している宮内に相談をしました。NEUUとしても新たな試みでしたが、既存とは違う層のお客さまにご来場いただけることのメリットも大きいと考え、まずはやってみよう、ということになりました。
——NEUUとしては場所貸しだけでなく、何かパブリックビューイングのための施策とかあるのでしょうか。
宮内:施設の訴求ポイントがVRやARといった技術の部分だけだと、お客さまへの認知の広がりがどうしても限定的になってしまうという課題感を持っていました。eスポーツのパブリックビューイングの開催は今回が初めてですが、集客力もあるしすごい熱量を持ったイベントだとあらためて感じましたね。ゆくゆくはVR機材がそろっていることなどを生かして、たとえばNEUUを起点にリアル会場とVR会場を繋いだイベントができたら面白いなと思っています。
また、今回は初めてということで飲食に関してはソフトドリンクとビールのみの提供でしたが、お仕事終わりで夕食を食べていないお客さまも多いように見受けられましたので、今後はお食事の提供なども検討できればと思います。当社グループにはレストラン業態もありますので、連携できる可能性も十分にありそうですし。デリバリーとの提携でNEUUに来た方とVR会場で見ている方たちが同じものを食べられるようになったら面白いかもしれませんね。
——今後はSFL以外でもパブリックビューイングを開催する予定はあるのでしょうか。
水落:今のところ具体的な計画はありませんが、個人的にはFPSなど対戦格闘ゲーム以外のジャンルでもやってみたいですね。もちろんジャンルを拡げるだけでなく、格ゲー自体ももっと掘り下げて拡げていきたいと思っています。あとは小田急電鉄の沿線でもこのような取り組みを増やして、沿線地域の活性化とeスポーツシーンの盛り上がりに貢献できればうれしいですね。
eスポーツに関心を寄せている沿線地域も多いと聞いているので。もしかしたら、いずれは複数の沿線地域を結んでリアルとオンラインを融合して行うイベントや、ほかの鉄道会社との対抗戦が開催される未来がくるかもしれません。

——鉄道会社は結構eスポーツに関わっていますよね。JR東日本、東京メトロ、京浜急行など。それらとの対抗戦は面白そうですね。
宮内:鉄道会社としては、人々に移動するための目的を持ってもらうことが最も重要なミッションだと思っています。そのためには能動的に移動するための楽しみが必要です。eスポーツにはその要素が十分にあります。
ゆくゆくはNEUUが沿線地域とeスポーツを結びつける聖地のひとつとして認識されるようにやっていきたいです。当面の目標としては、eスポーツのパブリックビューイングの定期開催やファンミーティングなどの交流イベントの開催ですね。
——ありがとうございました。
———
FENNELのチアパーティーの時もそうでしたが、チームが主催するパブリックビューイングは、そのチームの応援に特化するため、一体感と盛り上がりはかなりのものです。
以前のSFLは対戦チームをスタジオに呼んで対戦していましたが、今は昨年のリモート対戦が引き続き行われ、選手は自宅から参加しています。
パブリックビューイングも開催されているのであれば、選手がパブリックビューイングの場で対戦をするサテライト会場的に行うのもいいのではないでしょうか。昨年のSaishunkan SOL 熊本も再春館の社内にて選手が集まり、社員の応援のもと試合に臨んでいました。奇しくも、その試合をきっかけにSaishunkan SOL 熊本は右肩上がりに調子を上げ、準優勝の結果を残しています。目の前で声援を聞きながらプレイするのは選手にとっても励みになることは間違いないので、どのチームも試してみてはいかがでしょうか。
撮影:志田彩香
そんな中、今シーズンの要となりそうなのが、パブリックビューイングです。配信プラットフォームのZAIKOにてパブリックビューイング用のチケットを購入すれば、飲食店や商業施設などで簡単にSFLのパブリックビューイングを行うことができるようなりました。
開幕戦となる7月7日(金)には、Good 8 Squad(G8S)、広島 TEAM iXA、CYCLOPS athlete Gaming、忍ism Gamingの4チームがパブリックビューイングを行っています。
昨年まではコロナ禍により観客を入れての試合をほとんどできませんでしたが、今シーズンはパブリックビューイングという形で各チームとそのファンが交流しながら応援できる場を提供しています。
ガチゲーマーから親子連れまでさまざまなファンが集まったNEUU(にゅー)の会場
今回は、G8Sのパブリックビューイングにお邪魔してきました。G8Sが会場に選んだのは、新宿にあるNEUU。NEUUは、VRやARを使った映像視聴体験の提供やイベントの開催を行っている、小田急電鉄が運営するXR特化型複合施設です。
G8Sのパブリックビューイングは、1,100円(税込)のチケット制でしたが、現場での実況予定だったなない氏が不在となることで、急遽無料での観戦となりました。本来であれば、試合開始前になない氏とG8Sのオーナーによるトークショウなども予定されていましたが、それも中止となり、試合の観戦、応援、それにグッズ販売での展開です。

▲観戦のほかにオーナーによるトークショーや、じゃんけん大会なども行われ大いに盛り上がりました
そういった事情もあり、パブリックビューイングの開始時間となっても、来場した客は2~3人程度で、パブリックビューイングの開催が危ぶまれるのでは?と思いましたが、試合開始直前となると一気に来場者が増え、最終的には40名ものファンが駆けつけました。

▲来場者の中には親子連れも。お父さんがG8Sのカワノ選手のファン。お子さんはその影響でSFLを観るようになったようですが、ウメハラ選手のファンだとか
G8Sは3試合目の登場となり、1、2試合目はおとなしめの展開。もちろん『スト6』が好きな人たちが集まっているので、いいプレイが出たら沸くものの、『スト6』のファンは静かだなという印象です。
しかし、G8Sの出番となり、ガチくん選手や立川選手、ぷげら選手のスーパープレイが飛び出したり、ラウンドを取得したりすると打って変わって、大きな声が飛び交い、拍手喝采となります。やはりパブリックビューイングの会場にわざわざ来てまで応援するファンが大人しい訳がありません。推しのチームが登場するまでエネルギーを溜め込んでいたわけです。
試合が終わり、公式配信が終了したあとで、G8Sのメンバー全員がオンラインを通じて、パブリックビューイング会場と繋がり、大会の感想や対戦秘話などを話してくれました。これも現場ならではの良さだと言えます。

▲G8Sの選手が勝利すると拍手喝采の大盛り上がりとなりました

▲試合後は現地のファンのみが楽しめるメンバーとのオンライン通話が実現。オーナーがひとりひとりに今回の感想などを聞いていました
今回は残念ながら、なない氏とオーナーによる対談が実現しませんでしたが、代わりにオーナーとNEUUの担当者に話を聞く機会を得たので、今回のパブリックビューイングの成果と今後の活動について聞いてきました。
FPS主体のチームに負けないくらいのファンを増やしていきたい——Good 8 Squadオーナーの思い
——今回、パブリックビューイングを開催するきっかけはなんだったんでしょうか。
G8Sオーナー:最初はカプコンさんからパブリックビューイングを開催して欲しいとのオファーがありました。昨年のSFLでキャラバンを行いましたが、それ以前よりチームとしてはファンミーティングはやりたかったんですよね。
G8Sのファンは熱量が高いと思っていたので、絶対にファンと選手が会える機会は必要だろうと。競技タイトルが『スト6』になり、カプコンさんからのオファーもあったので、絶好の機会だと思いました。コロナ禍前では多くのファンはプレイヤーでもありましたけど、今はプレイしていない人のファンも増えてきている印象です。
その人たちには余計にファンミが必要だと考えています。1st STAGEの突破が確定したら選手とファンを集めたファンミをやりたいと思っています。

——パブリックビューイングを開催するにあたり、どんなことをやろうと考えていましたか。
G8Sオーナー:先ほども話しましたが、選手とのふれあいはしていきたいですね。現場でしか味わえないことはしていきたい。ゲームをプレイしない人が増えてきているとは言いましたが、それでもプレイヤーが多いのも事実です。対戦会の規模とまではいきませんが、今回は2台の対戦台を用意し、ファン同士が交流できるようにしています。
あとは、グッズの先行販売もしています。グッズコーナーには昨年のユニフォームも展示しているんですよね。これは売り物ではないですが、実際に選手が着たユニフォームを観られるのもオフラインならではだと思います。

▲ここでしか見られないグッズが展示されるなど、会場特典も充実

▲会場には自由に対戦が楽しめるブースも設置されていました。来場者の中には自前のアケコンを持参している方も。eスポーツのパブリックビューイングならではの光景です
——SFLが始まりましたが、今年の手応えはいかがでしょうか。
G8Sオーナー:昨年のチャンピオンチームであり、いろいろプレッシャーなども感じていると思います。今年のユニフォームはG8Sのロゴに密かにチャンピオンを示す王冠が描かれているんです。今シーズンは競技タイトルが『スト6』に変わったので昨年までと状況は大きく変わっています。チームの選手は比較的スロースターターの選手が多く、これまで以上にキツい年になるのではないかと感じている。ただ、選手やスタッフ全員の意識は高く保てています。
——G8Sはコーチや監督の存在がほかのチームとの違いでもありますよね。
G8Sオーナー:先週、ちょっとした合宿をしてみたんです。いろいろ試せていい機会となったんですけど、やはりコーチの存在は大きいですね。技術的な話より、コーチが不在だと、チームのことは選手だけで話合わないとならない。コーチが間に入ることで、選手同士の意見の交換がスムーズに行くようになります。
——『スト6』になって、これまで以上に盛り上がりを見せ、さまざまなチームが『スト6』部門を建てていますが、そこはいかがでしょうか。
G8Sオーナー:REJECTさんやCrazy RaccoonさんはSFLに参加しているeスポーツチームと比べても大手のチームといえます。特にCrazy Raccoonさんはファンの数だと国内TOPともいえるぐらいのチームで、そして数あるeスポーツチームの中でも特に箱推しのファンが多い印象です。ほかだとZETA DIVISIONさんでしょうか。

今後はそれらのチームに負けないくらいにチームのブランディングをしていき、チームのファンを増やしていかなければならない。それはチームそのもののことだけでなく、リーグ自体のファンの拡大にも繋がると思っています。そのひとつとして安易に強い選手を入れていくのではなく、G8Sとして認識されるような選手を育てて、チームの顔となってほしいですね。
——ありがとうございます。
小田急沿線地域の活性化とeスポーツシーンの盛り上がりに貢献したい——NEUU担当者インタビュー
次はNEUUの担当者である小田急電鉄 まちづくり事業本部新宿プロジェクト推進部課長代理 宮内悠太氏と、小田急電鉄 経営企画本部デジタル変革推進部DXグループ調査役 水落大樹氏に話を聞きました。

▲写真左から宮内悠太氏、水落大樹氏
——まずはNEUUについて教えてください。
宮内悠太氏(以下、宮内):最新技術をハブに、人と人がコミュケーションをする場を目指しています。施設のうりは「VR映画」で、国際映画祭の受賞作など国内外の作品を常時4~5作品視聴できるようになっています。VRに興味があってもVR機器を持っていない人はまだまだ多い印象ですので、NEUUに来ればいつでも誰でも最新の機材やコンテンツを楽しめる、といった場にしていければと思っていますね。

▲小田急ハルクの裏通りにあるNEUU。普段はVRの体験やイベント開催などで使われています
——G8Sのパブリックビューイングを開催する経緯はなんでしょうか。
水落大樹氏(以下、水落):もともとG8Sの選手とは、私的に交流があったんです。そこからG8Sが、ゲームを通じた地域連携イベントなども考えていきたいという話をうかがっていまして——。それならば、鉄道会社として沿線地域にさまざまなアセットやコネクションを持っている我々と何かできないかと感じ、そこから仕事としての対話が始まりました。
そして、今回のSFLのパブリックビューイングの話が具体的に出てきたので、NEUUの運営を担当している宮内に相談をしました。NEUUとしても新たな試みでしたが、既存とは違う層のお客さまにご来場いただけることのメリットも大きいと考え、まずはやってみよう、ということになりました。
——NEUUとしては場所貸しだけでなく、何かパブリックビューイングのための施策とかあるのでしょうか。
宮内:施設の訴求ポイントがVRやARといった技術の部分だけだと、お客さまへの認知の広がりがどうしても限定的になってしまうという課題感を持っていました。eスポーツのパブリックビューイングの開催は今回が初めてですが、集客力もあるしすごい熱量を持ったイベントだとあらためて感じましたね。ゆくゆくはVR機材がそろっていることなどを生かして、たとえばNEUUを起点にリアル会場とVR会場を繋いだイベントができたら面白いなと思っています。
また、今回は初めてということで飲食に関してはソフトドリンクとビールのみの提供でしたが、お仕事終わりで夕食を食べていないお客さまも多いように見受けられましたので、今後はお食事の提供なども検討できればと思います。当社グループにはレストラン業態もありますので、連携できる可能性も十分にありそうですし。デリバリーとの提携でNEUUに来た方とVR会場で見ている方たちが同じものを食べられるようになったら面白いかもしれませんね。
——今後はSFL以外でもパブリックビューイングを開催する予定はあるのでしょうか。
水落:今のところ具体的な計画はありませんが、個人的にはFPSなど対戦格闘ゲーム以外のジャンルでもやってみたいですね。もちろんジャンルを拡げるだけでなく、格ゲー自体ももっと掘り下げて拡げていきたいと思っています。あとは小田急電鉄の沿線でもこのような取り組みを増やして、沿線地域の活性化とeスポーツシーンの盛り上がりに貢献できればうれしいですね。
eスポーツに関心を寄せている沿線地域も多いと聞いているので。もしかしたら、いずれは複数の沿線地域を結んでリアルとオンラインを融合して行うイベントや、ほかの鉄道会社との対抗戦が開催される未来がくるかもしれません。

——鉄道会社は結構eスポーツに関わっていますよね。JR東日本、東京メトロ、京浜急行など。それらとの対抗戦は面白そうですね。
宮内:鉄道会社としては、人々に移動するための目的を持ってもらうことが最も重要なミッションだと思っています。そのためには能動的に移動するための楽しみが必要です。eスポーツにはその要素が十分にあります。
ゆくゆくはNEUUが沿線地域とeスポーツを結びつける聖地のひとつとして認識されるようにやっていきたいです。当面の目標としては、eスポーツのパブリックビューイングの定期開催やファンミーティングなどの交流イベントの開催ですね。
——ありがとうございました。
———
FENNELのチアパーティーの時もそうでしたが、チームが主催するパブリックビューイングは、そのチームの応援に特化するため、一体感と盛り上がりはかなりのものです。
以前のSFLは対戦チームをスタジオに呼んで対戦していましたが、今は昨年のリモート対戦が引き続き行われ、選手は自宅から参加しています。
パブリックビューイングも開催されているのであれば、選手がパブリックビューイングの場で対戦をするサテライト会場的に行うのもいいのではないでしょうか。昨年のSaishunkan SOL 熊本も再春館の社内にて選手が集まり、社員の応援のもと試合に臨んでいました。奇しくも、その試合をきっかけにSaishunkan SOL 熊本は右肩上がりに調子を上げ、準優勝の結果を残しています。目の前で声援を聞きながらプレイするのは選手にとっても励みになることは間違いないので、どのチームも試してみてはいかがでしょうか。
撮影:志田彩香
【岡安学 プロフィール】
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
Twitter:@digiyas

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- 【大会レポート】『レインボーシックス シージ』の国際大会で日本チームCAG OSAKAが準優勝の快挙!——『レインボーシックス シージ エックス』Year 10 ロードマップも公開
- 『レインボーシックス シージ』の国際大会「BLAST Rainbow Six RE:L0:AD 2025」が2025年5月8日(木)~18日(日)にブラジル・リオデジャネイロにて開催。日本代表として出場したのはCAG Osaka、SCARZの2チーム。CAG Osakaがグループステージを勝ち抜き、準優勝を成し遂げた。BLAST Rainbow Six RE:L0:AD 2025(RE:LO:AD 2025)とは『レインボーシックス シージ』の新たな競技シーズンを開幕する国際大会。ブラジル・リオデジャネイロのArena Carioca 1で開催される。世界中から20のトップチームが集結し、総額52万ドルの賞金をかけて競い合う。今大会は、『レインボーシックス シージX』のプロシーン初採用となる新フォーマットで行われる。 本大会では、CAG Osakaに敗れたTeam Liquid Hondaのブラジル人選手が、SNSにて原子爆弾投下映像をポストしたことが注目されてしまったが、日本チームの国際大会ベスト2はレインボーシックス シージ競技シーンにおいて初の快挙である。RE:LO:AD 2025 GLAND FINALLAIR 4-7 LOSEBANK 3-7 LOSEKAFE 3-7 LOSE0-3で負けてしまいました😭世界チャンピオンまであと1歩でした!この長い期間を戦い抜いた選手、コーチ達を誇りに思います💪強くなってまた戻ってきます🔥早朝からシージファンの皆さん応援ありがとうございました🙏… pic.twitter.com/TawBqav08N— CAG OSAKA (@CYCLOPS_OSAKA) May 18, 2025 <以下、ニュースリリースより>タクティカルFPSタイトルで、アジアチームとしても最高順位を記録 ブロードメディア株式会社の子会社であるブロードメディアeスポーツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 太郎)は、現地時間2025年5月10日から5月18日にかけてブラジル・リオデジャネイロで開催された『Rainbow Six Siege』の世界大会「RE:L0:AD 2025」で、当社が運営するプロeスポーツチーム「CAG OSAKA(シーエージー・オオサカ)」のレインボーシックス シージ部門が、日本のeスポーツチーム史上初となる決勝戦に進出し、準優勝したことをお知らせいたします。RE:L0:AD 2025について 「RE:L0:AD 2025」はUbisoftおよびBLASTが主催する『レインボーシックス シージ』の世界大会で、2025年度の競技シーンの開幕戦となる今大会は、総額52万ドル(約7,500万円)の賞金が用意され、Ubisoftが展開するパートナープログラム「R6 Share」に加盟するパートナー20チームが出場しました。グループ予選では、従来の大会とは異なり、各チームがブレット(ポイント)を持ってスタートし、試合結果に応じて賭けたブレットが増減する独自のルールで試合が展開されました。グループ予選4試合目、CAG OSAKAは地元ブラジルの強豪Team Liquid相手に一気に14ブレットを賭ける大勝負に挑み、敗北すれば予選敗退のプレッシャーがかかるなか、激闘の末に勝利し、一気にプレーオフ進出を決定させました。 プレーオフは従来のトーナメント戦で行われ、世界大会での有観客試合はCAGシージ部門として初めての経験となりましたが、粘り強い戦いで韓国BNK FEARX、米国Wildcardという強豪を破り、現地ブラジルのファンを沸かせる見事なプレーを見せ、タクティカルFPSタイトルで日本チーム史上初となる世界大会決勝戦への進出を決めました。全世界のFPSファンが注目する決勝戦では世界大会連覇の最強チーム、地元ブラジルのFURIAとの対戦となり、完全アウェイの環境のなかでも素晴らしい戦いぶりで会場を沸かせましたが、惜しくも敗北。しかしながら、日本のみならずアジアのチームとしても歴代最高順位でeスポーツシーンの歴史に名を刻み、準優勝賞金80,000ドルを獲得しました。 2018年のシージ部門結成以来、CAGは日本のプロeスポーツトップチームとして幾多の世界大会に挑戦してまいりました。2024年5月に開催された「BLAST R6 Major Manchester 2024」、2025年2月に行われた世界大会「Six Invitational 2025」でともに世界ベスト12に入り、今回、悲願だった世界大会での決勝戦進出・準優勝を達成しましたが、来月6月15日にはリーグ戦となる「Asia Pacific League 2025 - Stage 1:APAC North」の開幕が控えるなど、新たな挑戦が続きます。「Esports World Cup 2025」や「Six Invitational 2026」といった大規模世界大会への出場を目標に、引き続きベストを尽くして戦ってまいります。 今後とも、CAG OSAKAの応援をよろしくお願いいたします。CAG出場選手:BlackRay、Anitun、ちびす、ShuReap、Arcully、DDCAG OSAKAとは CAG OSAKAは、大阪を活動拠点とするプロeスポーツチーム。国内外の大会で実績を積み、成長を続けている。格闘ゲーム部門では、「DRAGON BALL FighterZ World Tour 2022/2023」で世界一に輝き、今夏開幕する「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」にも参戦。人気と実力あるチームとしてファンを多数抱えている。PUBG MOBILE部門は2024年の国内リーグで春夏連覇するなど圧倒的な戦績を残し、2024年夏にサウジアラビアで開催された「2024 Esports World Cup」にも出場。レインボーシックス シージ部門は「Rainbow Six Japan League 2021」で無敗優勝し、2023年までの3年間「Six Invitational」に日本勢として唯一参戦。2024年5月に開催された「BLAST R6 Major Manchester 2024」、2025年2月に開催された「Six Invitational 2025」ともに世界ベスト12に入り、2025年5月に開催された「RE:L0:AD 2025」では日本のチーム史上初の決勝戦進出・準優勝を達成。各部門で高い結果を上げ、eスポーツ業界の発展に寄与している。■関連サイト:CAG OSAKA公式サイト: https://cyclops-osaka.jp/CAG OSAKA公式X:https://x.com/cyclops_osakaeスポーツ世界大会にて日本チームCAG OSAKAが準優勝の快挙! ブラジル・リオデジャネイロにてeスポーツ世界大会「BLAST Rainbow Six RE:L0:AD 2025」が開催されました。日本チームのCAG OSAKAが数々の強豪チームを制してグランドファイナルに進出、優勝を賭けてブラジルチームFURIAと対戦しました。今回はFURIAに勝利を譲ったものの、日本チームの国際大会ベスト2は『レインボーシックス シージ』競技シーンにおいて初の快挙で、APACチームとしても過去最高の成績を打ち立てました。今後開催が予定されている世界大会の詳細についても発表され、『レインボーシックス シージ エックス』としての新たな始まりを彩る大会となりました。RE:L0:AD 2025 グランドファイナル URL:https://www.youtube.com/live/EI7oJwM31so?si=8eFfFT3IgqQLzehd■BLAST R6 Major開催地:ミュンヘン日程:11月8日 – 16日有観客開催:11月14日 – 16日 (BMW Park Arena)■Six Invitational 2026開催地:パリ日程:2026年2月2日 – 15日有観客開催:2月13日 – 15日『レインボーシックス シージ エックス』 6月10日(※1)に『レインボーシックス シージ』の新たな時代が幕を開けます。『シージ エックス』の配信開始と共に、フリーアクセス、デュアルフロント(6対6の新モード)、刷新されたマップ、破壊可能オブジェクト、進化したラペリング、オーディオの刷新といった広範なアップグレード、改良、洗練が実施されます。『レインボーシックス シージ エックス』は『レインボーシックス シージ』をお持ちの方全員が無料アップグレードとしてお楽しみいただけます。また、無料アクセスが登場し、クイックプレー、アンランク、デュアルフロントが誰でも無料でプレーできるようになります。まずは6月10日には、ライティング、影や解像度が刷新された5つのマップが登場し、各シーズンで3つのマップが対象となる予定です。またオーディオも改良がくわえられ、周囲の情報収集に役立ちます。新たなコミュニケーションホイールで仲間との効果的な連携が可能になり、武器の確認機能でスタイリッシュさのアピールも行えるようになります。さらに、ゲーム内の「Eスポーツ」タブが追加されることが発表されました。このタブでは世界中の注目マッチを簡単に追いかけることができます。新登場のビギナーチャレンジとチュートリアルフローでは、熱心な初心者にゲーム内リワードが提供され、熟練プレーヤーは新たなXPカーブでクリアランスレベルを素早く上げることができます。新登場のキャリア統計データを確認すれば、プレーリストごとの戦績を追跡できます。これにはEスポーツファンの間でプロプレーの測定基準として有名なK.O.S.T.データも含まれます。新プレーリストの「エンリステッド」と「フィールドトレーニング」は新規プレーヤーと復帰プレーヤーそれぞれに向いています。カスタマイズ可能な練習用アリーナとして、本物のプレーヤーの行動を学習したAIボットを相手にフルマップで戦いましょう。ソロでトレーニングするにしても、他のプレーヤーと対戦するにしても、オペレーターの声が以前より頻繁に聞こえるはずです。新たに追加される雑談機能により、キャラクターの性格やキャラクターの関係性が浮かび上がる新規の台詞を聞くことができます。PCプレーヤーは、6月10日の配信に先駆けて実施されるテストサーバーセッションで『シージ エックス』をひと足早く体験できます。このセッションはPC版『レインボーシックス シージ』をお持ちの全プレーヤーが参加可能です。Ubisoft Connectのライブラリに自動的に表示される「テストサーバー」タイルよりご参加いただけます。Year 10シーズン2 「Operation Daybreak」『レインボーシックス シージ エックス』の配信と同時に、Year 10シーズン2「Operation Daybreak」も開幕します。今シーズンにはさまざまなオペレーターのバランス調整、電気ダメージと手足へのダメージに関する変更、CLASHのリマスターなどが登場します。「R6 Shieldguard」および迷惑行為対策今年導入された「R6 Shieldguard」はゲームのセキュリティおよびチート対策ツールが統合されたもので、すべてのプレーヤーが公平にゲームを楽しめるよう「レインボーシックス シージ」チームが開発したものです。シーズン1にて登場した新しいセキュリティハードニング技術により、チート使用者のBAN処分数が増加してチート行為の報告は減少傾向にあります。シーズン2では大規模なセキュリティアップデートを実施予定です。正式稼働した評価システムでは、ネガティブな行動の減少が認められました。これには攻撃的な発言が含まれますが、ゲーム内でのポジティブな行動の増加報告と共に、テキストチャットの使用量は増加しています。シーズン3および4でもこれらの取り組みを継続し、ボイスチャットのモデレーション、評価システムの新アクション、プライバシー設定の改良、放棄ペナルティ、ゲーム内の報告機能などが登場予定です。シーズン3 & 4シーズン3では「ナイトヘイヴン」、「アジト」、「領事館」の3つのマップの刷新版が登場予定です。また、新オペレーターの物語と関連したデュアルフロントの任務変更も行われます。スイス出身のこの防衛オペレーターは、新たな武器を携えてゲームに加わります。シーズン4で『レインボーシックス シージ』は10周年を迎えるため、記念スペシャルイベントを開催予定です。このシーズンではさらに、攻撃オペレーター1名のリマスターと新たな武器が登場します。この武器はリリース時から複数のオペレーターが使用できる初めての武器となります。また、「テーマパーク」と「高層ビル」の刷新に加え、さらにもう1マップの全面見直しも予定されています。 シーズン3および4の詳細は、年内後半にお知らせ予定です。(※1)ヨーロッパ中央時間©2025 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancys, Rainbow Six, the Soldier Icon, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U S and/or other countries.
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- 【大会レポート】最年少小学生選手と無冠の帝王が激突!——タイピング日本一を決めるeスポーツ大会「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025」
- 東プレ主催の国内最大規模の競技タイピング大会「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025(RTC 2025)」の決勝ステージが4月26日(土)に開催された。▲RTCは2017年から始まり、今年で第6回目の開催となる 総勢9,668名が参加した本大会。予選はウェブ上でタイピング練習が楽しめる「e-typing」を用いて計4回行われ、その中から成績上位者の8名が決勝ステージに選抜される形だ。▲「e-typing」は誰でもプレーできるタイピング練習ができるウェブサイト。期間内なら何度でも予選に挑戦できるというのもRTCならではのレギュレーションだ(https://www.e-typing.ne.jp) 決勝ステージは例年有観客オフライン開催となっているが、今年は競技選手がよりタイピングに集中しやすい環境ということで無観客開催となった。▲会場を盛り上げてくれたのは5名の出演者。左から順に実況解説の篠原光さん、隅野貴裕さん、ゲストの貴島明日香さん、シュウペイさん、寺太勇さん 基本的な競技ルールは下記の通り。特筆すべきはRTC独自ルールの「正確性」だろう。どちらかが正確性95%を下回るかどうかで、戦法も試合展開も全く違ったものになる。タイピングスピードだけでは勝てないのがRTCの妙なのだ。▲トーナメント形式はシングルエリミネーション。正確性によっては速く入力しても負けてしまうことがあるのがRTCの面白いところ。ただ速く入力できればいいという訳ではないのだ 最年少は小学校5年生!個性あふれる8人の選手たち 決勝に進出したのは下記の8名。ベテラン選手から本大会初出場となる期待の若手選手など、個性あふれる選手がそろった。▲決勝ステージのトーナメント表 ▲ゆたゆた選手:小学5年生でありながら優勝候補の一角。今回がRTC初出場だ ▲める選手:若手期待のかな入力戦士。こちらも初出場 ▲まるくん選手:こちらも若手プレーヤー。スピード勝負が得意。RTC初出場となる選手だ ▲Y-i選手:幼い時代から競技タイパーとして活躍したベテラン。3年連続の出場 ▲くわな選手:前回大会2位のベテランタイパー。今大会の優勝候補。『VALORANT』では上位ランク“イモータル2”の実力を持つマルチプレーヤー ▲mulelr選手:大会皆勤賞で上位常連のベテランかな入力使い。今大会の優勝候補 ▲goe選手:前回大会3位でタイピングソフト「寿司打」の3冠王プレーヤー ▲ゆーくん選手:初出場ながら、第2回予選1位に輝いた期待のルーキー そんな強豪ひしめくRTC 2025の大会レポートをお届けしよう。準々決勝:第1試合目から盛り上がりをみせる注目カード 準々決勝となる第1試合から目が離せない対戦カードとなったRTC 2025。特筆すべきは最年少となる小学五年生のゆたゆた選手 vs かな入力の使い手める選手。▲ゆたゆた選手は予選1位通過の優勝候補。対するめる選手は現役の学生でありながら、かな入力の使い手という稀有なプレーヤーである 試合内容は終始ゆたゆた選手が押す形となった。kpm換算(一分間に打ち込む文字数)で1400以上を叩きだす瞬間もあり、実況の篠原さんも思わず舌を巻くような勢いで駆け抜けていく。安定した高速タイピングによってストレート勝ちを決めたゆたゆた選手。今大会が初出場ではあるものの、優勝候補として盤石な雄姿を会場に見せつけた。▲恐ろしいスピードで表示された文章を入力していく両選手。入力が早すぎてお題の文章が読めないレベルだ(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=1368s) もうひとつ目が離せない対戦カードは第3試合のくわな選手 vs muller選手。両者ともに優勝候補なため、決勝戦と言われてもおかしくないマッチアップである。▲ローマ字入力 vs かな入力という入力方式の違いも注目ポイントだ 先制を獲ったのはくわな選手。RTC独自ルールである正確性を突く形で、かな入力使いのmuller選手を手玉に取った形だ。その後もくわな選手は正確性を重視した戦法を貫き、2本目も連取していく。しかし3ラウンド目ではくわな選手が正確性を崩してしまい、その隙を突いたmuller選手が1本を返す展開に。ここでくわな選手は戦法をシフト。正確性を敢えて捨て、タイピングスピード主体の戦い方に変えていく。▲4ラウンド目から一変したくわな選手に虚を突かれたのはmuller選手か。正確性を無視したノーガードな戦いに翻弄(ほんろう)され、くわな選手に軍配が上がるシーンが増えてきた(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=4071s) 最終的には4:1でくわな選手が勝利をもぎとったものの、事前予想通りの激しい駆け引きとなった。試合後のインタビューでは「緊張していた割にはお互いに正確性の高い試合が多くて、かなりプレッシャーのかかる内容でした。muller選手が選ぶげんきワード(ワードテーマ)では、かな入力のスピードに歯が立たないと予想していたので、正確性の部分で勝とうという作戦でした」とくわな選手は回答した。くわな選手の柔軟性と、muller選手への対策が光った試合内容となった。なお、第2試合のY-i選手 vs まるくん選手は、途中でY-i選手が返すシーンもあったが4:1でまるくん選手の勝利。第4試合のgoe選手 vs ゆーくん選手は、3、4ラウンドともにデッドヒート。僅差でgoe選手が打ち勝ち、最終的には4:0ストレートで終了となった。▲準々決勝戦後のトーナメント表。上記4名が準決勝戦に駒を進めた 準決勝:三位決定戦までのダイジェスト 準決勝第1試合はゆたゆた選手 vs まるくん選手という初出場同士の対決となった。1500kpmを記録する豪速タイパー同士の戦いは、最終的には4:1でゆたゆた選手が勝利。第2試合は前回大会2位のくわな選手 vs 前回大会3位のgoe選手が激突。第一試合目とは対照的に、正確性も混ぜ合わせた変則的な戦いが繰り広げられ、4:1でくわな選手が勝利した。敗者同士で行われた3位決定戦はルーキー vs ベテラン対決。一体どちらに軍配が上がるのか注目されたマッチアップだったが、いざ始まるとgoe選手が圧巻のパフォーマンスを発揮。まさかの4:0で、goe選手のストレート勝利という結果となった。決勝戦:モンスター小学生と無冠の帝王が躍動 遂にやってきた決勝戦。初出場にて決勝の舞台まで駒を進めたモンスター小学生ゆたゆた選手と、常に優勝候補として奮戦し続けてきた無冠の帝王くわな選手が並び立った。決勝戦はBo9(5本先取)と長丁場な戦いとなるため、より集中力や正確性が求められるのも注目だ。▲全力を出し切りたいと語るゆたゆた選手 ▲今まで超えられなかった決勝戦の壁を越えたいと語るくわな選手 まずは先手を取ったのはゆたゆた選手。シンプルなスピード勝負に持ち込んだことで怒涛の2連取を達成。好調な出だしとなった。▲若さあふれるスピーディーな入力で無冠の帝王に立ちはだかるゆたゆた選手(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=11285s) このままゆたゆた選手が勝利をもぎ取るのかと思いきや、3ラウンド目になって潮目が変わる。くわな選手の持ち味である柔軟性が発揮され、正確性重視の試合運びにシフトする。スピードは相変わらずの速度を誇っていたゆたゆた選手だが、堅実に95%以上をキープしたくわな選手が徐々に返していく展開に。▲怒濤の追い上げでマッチポイントを迎えたくわな選手。7ラウンド目では今大会最速に近い1569kpmを叩きだすシーンも(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?si=GyuwBshab5nPq-3C&t=11981) 結果は5:2と一気にギアを上げたくわな選手の逆転勝利となった。▲3年来の悲願をついに達成したくわな選手。感無量の表情が画面越しからも伝わる 試合終了直後のインタビューでくわな選手は「何も考えられなくて——無我夢中で目の前のワードと向き合っていました」と決勝戦での心情を吐露し「実感が湧いてなくて、不思議な感じです」と自身の優勝に関してもまだ身に沁み切っていない様子だった。興奮冷めやらないとは正にこのことか。身体に溜まり切った熱を放出するかのように、何度も天を仰いでいた。一方で決勝戦については「緊張しました」と語るゆたゆた選手。初出場のRTCに関しても「楽しめた」と返答し、「正確性が少し低いので、もっと正確性を高くする練習をしたいです」と、さっそく現状の改善点と今後の練習内容についてもふれていた。これには解説の隅野さんも「来年が怖いですね」と満面の笑み。将来有望なモンスター小学生。負けてなお天晴れな受け答えであった。くわな選手、ゆたゆた選手のショートインタビューをお届け 最後に、試合を終えた両選手にインタビューを実施したので、その様子をお届けしよう。準優勝:ゆたゆた選手 ショートインタビュー ▲優勝はできなかったものの、晴れやかな表情のゆたゆた選手 ——準優勝おめでとうございます! 今のご気分はいかがですか?ゆたゆた:うれしいです。——初出場で準優勝しましたが、普段は何時間ほど練習をしているのでしょうか。ゆたゆた:あまり意識はしてないですが、いつもは2〜3時間くらいタイピング練習をしてます。土日は多分8時間くらいやっています。——普段の練習ではどのようなソフトを使っているのでしょうか。ゆたゆた:タイピングチューブ、ポップタイピング、打鍵トレーナーなどを使っています。——RTC 2025は素晴らしい結果となりましたが、来年も参加しますか?ゆたゆた:はい、来年も出たいです——ゆたゆた選手、ありがとうございました!優勝 くわな選手 ショートインタビュー ▲優勝トロフィーである黄金のキーボードを掲げるくわな選手 ——優勝おめでとうございます。今大会に向けてどのような練習を実践してきましたか?くわな:大会直前の期間だと、平日は多くても3時間ほど練習していました。休日はなかなか体力も持たないこともあって6時間が限度でした。——競技タイピングを始めたのは大体何歳の頃からでしょうか?くわな:小学校2年生の頃から競技としてタイピングをさわり続けているので、20年ほど続けています。——20年も続けているんですね!大会での優勝経験はRTC2025が初となるのでしょうか。くわな:学生の頃は年齢別タイピング大会で優勝経験などもあったんですけれど、社会人になってからは今回のRTC 2025が初めての優勝になります。——くわな選手自身の強みはどのような所にあると思いますか?くわな:自分の強みは相手を分析して戦い方を変えられることです。普段は『VALORANT』というゲームをプレーしているんですが、そちらの方では相手の弱点を突くようにプレーしているので、そういった思考法をタイピング競技でも応用してます。——今回RTC優勝を達成しましたが、来年以降の目標などはあったりしますか?くわな:実は正直迷っていて……。年齢的にもかなり限界に近付いているので、来年以降についてはまだ決めてはいません。だからこそ今回の優勝はうれしくてたまらなかったですね。——インタビューありがとうございました!まとめ これにてRTC 2025は閉幕となった。振り返ってみると今期のRTCは、転換点ともいえる大会だったかもしれない。RCTといってまず思い浮かぶ選手は4連覇を達成したmiri選手、そして2024年度に優勝した三八木選手だろう。これらの歴代チャンピオンがRTC 2025では不参加となってしまったのだが、だからこそ初出場者だらけの新風吹き荒れるRTCになったともいえる。また今回は一般向けの観戦者を入れずにスタジオ内で大会を開催した。こういった形式も今までのRTCとは異なっている。よりフォーマルな大会として、番組制作を意識した座組になっているといえよう。そして途中のエキシビションマッチもしかり、猫麦とろろさんの登場もしかり、より広い層に大会の面白さを伝えたいという制作側の強い想いを感じる。RTCも時勢の波に合わせて変化・進化していくしかない。そういった意味では今年のRTCはまず間違いなく成功した年なのではないだろうか。こうなってくると来年のRTCにも同様の期待を抱かざるを得ない。どういった変化をもってタイピング競技の裾野を広げ、拡張していくのか。来年もまた注目の年になりそうだ。【番外編】裾野を広げるエキシビションマッチ実は本大会ではゲスト同士がタイピングで戦うエキシビションマッチも開催された。選手たちのすごさやタイピングの面白さを実感するために、司会陣4人が肌を脱いだ形だ。こういった大会で司会陣全員がプレーヤーとして参加するのはなかなか珍しい試みかもしれないが、RTCの裾野を広げる上では重要な試みともいえる。▲スペシャルマッチとしてしっかりとトーナメント形式で実施されたエキシビションマッチ(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=7811s) ちなみに解説の隅野さんは別格の存在なので、このエキシビションマッチではプレーヤーとしては参加せず解説に徹した。▲観戦枠には特別ゲストとしてVTuberの猫麦とろろさんも参加 観戦者からの野次にたじたじな様子の篠原さんだったが、どうにか優勝。終始和やかな雰囲気の中、エキシビションマッチは終了した。▲決勝戦はタイピング歴のある貴島明日香さんと篠原さんの対決。試合中ヤジが飛ぶという前代未聞の環境に篠原さんもたじたじ。こういった遊び心があるのもエキシビションマッチならでは(https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?t=8852s) 試合中に「なぜテレビ局を辞めたのですか?」という野次には動揺を隠せず「それっ、結構クリティカルなやつっ!」と思わず言葉に詰まったシーンも(笑)。こういった遊び心を持ちつつも、知名度向上にも目を向けているのがRTC 2025のスタイルだ。 ■関連リンクREALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2025 アーカイブ:https://www.youtube.com/live/7sR6diUkWao?si=TzzR-LfyQW9f-2VLREALFORCE 公式ウェブサイト:https://www.realforce.co.jpREALFORCE 公式X:https://x.com/TOPRE_REALFORCE撮影:gappo3編集:いのかわゆうgappo3 プロフィール『オーバーウォッチ 2』のプロリーグ「Overwatch League」公式日本語配信の解説担当。初代『オーバーウォッチ』にて創設されたプロゲーミングチーム「Green Leaves」での活動を基盤に、2017年からライター業を開始。eスポーツ中心のインタビュー記事やコラム記事を数多く手がけてきた。X:https://x.com/gappo3gappo3