皆さんこんにちは! 『LoL』ライターのねむしです。
今回は先日行われました「LJL 2023 Summer Split」の決勝戦、DetonatioN FocusMe(DFM) vs Fukuoka SoftBank Hawks Gaming(SHG)戦についてのレポート記事になります!
僕は私用で生観戦は叶いませんでしたが、幕張メッセで生で観た人はさぞや熱狂のさなかにあったと思います。それほどの大激戦を演じてくれました!
世界戦の切符を手にしたのはDFMとなりましたが、その決め手はなんだったのか、マッチごとに解説していきます。

1試合目はお互い2DPS構成ながら、Yutapon選手のサイオンに全幅の信頼を置きスノーボールに寄せたDFM、スケールで上回ったタイミングでワンピックを狙えるSHGという形に。
後半のサイオンはアジール/アフェリオス構成に無力そのもの。DFMは、彼らのアイテムが出そろうまでに試合を決定づける必要があります。
結果としては、Harp選手のブリッツクランクが強烈だったというのはもちろん、それに対するリスペクトが足らず、SHG側でビジョンが共有できていなかったように感じました。
注目なのは以下のシーン。

9:20の場面、Aria選手をうまくベイトし、MIDのヘルス有利を得たSHG。これによりテンポ(アクションを先に起こす権利)を得たSHGは、悠々とドラゴンに向かいます。

……が、DFMのヘラルド討伐に対して、SHGはドラゴンではなくBOTのタワープレート2枚とゴーレムを選択します。これはJGとADCの圧力を強める点と、ドラゴン討伐そのものを遅らせることでレイトゲームに行きやすくする2つの狙いが感じられました。
これにより、アイテムが出そろった後でオブジェクトファイトをすることができるようになりました。しかし……。

Harp選手のフラッシュ→Eからのキャッチが炸裂し、フラッシュごとKinatu選手を討ち取ることになったため、そもそもオブジェクトファイトが起こりませんでした。このファイトはSHGが唯一序盤で上回る時間だっただけに口惜しかったことでしょう。
もしここでSHGが勝利し、ドラゴンを確保していれば、その後の展開で不利を背負っていてもアジール/アフェリオスの3つ目のコアアイテムが買えていたはず。このドラゴンが重要であった点をチームで共有し、Harp選手のブリッツクランクへのリスペクトがあれば防げた展開だったと言えます。
SHGは引き続きスケールで勝るか、中盤に寄せた構成をDFM相手に行うかを迫られます。オープンだったカイ=サを抑えて突撃できる構成のSHGに対して、ニーコを抑えることで序・中盤の集団戦を補強したDFM、という構図に。
印象としてはアジールへのプレッシャーを捨てて集団戦を見ているため、DasheR選手のディール能力に注目したいバンピックとなりました。

レネクトン/ニーコの序盤のプレッシャーを生かしたいSteal選手の狙いを見透かすかのように、カバーに入るBlank選手のセジュアニ。このマネジメント能力はさすがとしか言いようがありません。
また、SHGは最初のリフトヘラルド戦を無血で終え、ヘラルドバフを得たのも巨大な有利でした。その後は一進一退ながらDFMがゴールドで勝っていきますが、この2つの有利分を返すほどではありません。

決め手となったのは29:40のバロン戦。直前でDasheR選手のフラッシュが落とされた後でのファイトでした。
Steal選手のポッピーの「守護者の鉄槌」により3vs5になってしまったタイミングで、Kinatu選手のエイトロックスがアグロをもらい切ったことでカウンターが成立。ファイトに勝利しました。
1ゲーム目の脅威ビルドをやめ、ゴアドリンカー+ステラックの篭手を持ち、ストップウォッチまで準備していたのが素晴らしいです。前衛としての仕事を遂行し、全員が相手をリスペクトしきった上でのキレイな形での勝利でした。
DasheR選手のアジールを重く見て修正したDFMに対し、やはりスケールを見るSHG、というバンピック。面白いのはHarp選手のレナータ・グラスク。ここはルルかと思いましたが、どう作用するか。
立ち上がりはSteal選手のセジュアニの鋭いガンクが牙を剥き、ゆっくりとDFMがスノーボールしていく展開。SHGもアーリ/ヴィエゴに加え、Vsta選手がアリスターのロームも加えて取り返そうとしていきますが……。

8:00で起きた小規模戦。アーリ/アリスターを生かしたキャッチがAria選手のジェイスを襲った場面ですが、なんとレナータのWによりAria選手が生存。カウンターで2キルを取るという結果になりました。

14:10で起きた集団戦では、Harp選手がVsta選手からW→Qのノックアップを喰らった形からスタート。両陣営ポジションを探っていく中、孤立したYutapon選手のサイオンを守る形で放ったHarp選手の「R-敵対的買収」がDasheR選手にヒット。それを確認してからすかさずフラッシュ→Qを当て、Harp選手がDasheR選手のキルを確実なものにします。ダメ押しにWでYutapon選手をデッドから守り、完璧に集団戦をデザインしエースを獲得。
そこからはあまりに大きな有利にSHGが耐えられず、DFMが勝利。まさに定番な「DFMスタイル」で勝利したGame3でした。

DFMが優勝にリーチをかけたGame4。DFMがセジュアニを早めに抑え、ポッピーを取らなかった関係上、SHGは機動力とダメージに寄せた構成に。明らかにレネクトンだったところをランブルまで見据えてナーにした選択が吉と出るか、凶と出るか──。
14分経過までキルが発生しないというお互い慎重な探り合いを繰り広げた中、決め手となったのは3つ目のドラゴンの場面。

メガナーにさせずにKinatu選手をピックアップする予定が、Blank選手の操るレルの鋭いカウンターエンゲージがDFMを襲います。立て続けのナー→ラカンというCCコンボによりほとんど操作ができなかったことでしょう。
まさに理想的といえる集団戦を組み立てられたことにより、SHGはその後の進退でも自信を持ってエンゲージを繰り返していました。構成上、この「自信」は重要なファクターであり、最重要オブジェクトを控える3ドラゴン目という場面で組み立てられたのが、SHGの勝因となったと言えます。
2勝2敗同士、最後の試合となったGame5は、DFMがブルーサイドを選択。バンピックでは、ゼリはカイ=サ、トリスターナはアジールというそれぞれの代用的な意味合いを担っています。したがって、ピックアップしていくDFMをいかにSHGがさばき、レイトゲームを迎えられるかにかかっている構図になりました。
序盤から好プレイが続き、3ドラゴン、バロンまで順調に獲得したDFM。しかし、ボットレーンでの集団戦の敗北から状況が停滞し、SHG陣営のマークスマンたちは最重要アイテム「ドミニクリガード」が2つ目のバロン出現に間に合います。その直後に起きた29:00頃からの集団戦のことでした。

Milan選手のゼリはミッドレーンのウェーブをクリアした後、すぐさまポジションをバロン側に変えます。これによりバロン側のスペースを取らせない布陣を形成。
しかしBlank選手のセジュアニは最低でもレーンブッシュの視界を取りたいと判断し体を入れます。これに呼応したことで集団戦が開幕。構成上、仕掛けられてからカウンターを狙いたかったSHGですが、DFMが一挙にではなくゆっくりと致命的なスキルを切っていくため、カウンターする機会が後ろ倒しになってしまいます。

これにより時間とスペースが作られ、Blank選手がデッド。しかし、Kinatu選手はGame2のエイトロックスでも見せたストップウォッチを使ったアグロ管理を行い、Blank選手が倒れた後でもフロントラインを維持。カウンターのチャンスがようやく訪れる……その時でした。

Harp選手のノーチラスが見事なフックを決めます。DasheR選手が操るトリスターナのWは、CCを食らいながらでも入力が通る仕様です。そのため、このポジションが取れ、アリスターのVsta選手も射線に入っておくこともしませんでした。
本来ならば、DasheR選手のいる地点にHarp選手がフックをしていた場合は脱出できたはずでした。しかし、あろうことかDasheR選手が「W- ロケットジャンプ」を後ろに入力することを読み、トリスターナの後ろ側にノーチラスのQを振ることで、Harp選手がWを無効化。その後、DasheR選手はフラッシュを切るもデッド。またしてもHarp選手が集団戦を決め切ってしまいました。
もし手前側にQを振っていたらトリスターナは一度脱出し、Vsta選手がストップウォッチ明けのKinatu選手をかばう形でエンゲージしたはずです。そうなっていたら結果はわかりませんでした。
本当に手に汗を握る決勝戦でした。それぞれのチームの狙いや、それをカウンターする策も用意しており、それがフルセットにつながったのだと思います。
DFMが「Worlds 2023」で最初に戦うのは、CBLOL(ブラジル)、LLA(ラテンアメリカ)、VCS(ベトナム)、PCS(東南アジア)、WQS(欧州・北米の第4シード)などのチーム。トップにはapaMEN選手が加入し、ADCにはYutapon選手が戻り、世界戦でのDFMにも期待が膨らみます。
特に今回のAria選手の得意チャンピオンが立て続けにバフされていますから、個人的には彼のメカニクスを生かしたプレイに注目したいです!
「Worlds 2023」は2023年10月10日より韓国で開催されます。DFMの活躍を応援しましょう!
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今回は先日行われました「LJL 2023 Summer Split」の決勝戦、DetonatioN FocusMe(DFM) vs Fukuoka SoftBank Hawks Gaming(SHG)戦についてのレポート記事になります!
僕は私用で生観戦は叶いませんでしたが、幕張メッセで生で観た人はさぞや熱狂のさなかにあったと思います。それほどの大激戦を演じてくれました!
世界戦の切符を手にしたのはDFMとなりましたが、その決め手はなんだったのか、マッチごとに解説していきます。
Game1:Harp選手のブリッツクランクが大暴れ

TOP Yutapon(サイオン)vs Kinatu(エイトロックス)
JG Steal(アイバーン)vs Blank(セジュアニ)
MID Aria(トリスターナ)vs DasheR(アジール)
ADC Milan(ザヤ)vs Marble(アフェリオス)
SUP Harp(ブリッツクランク)vs Vsta(ノーチラス)
1試合目はお互い2DPS構成ながら、Yutapon選手のサイオンに全幅の信頼を置きスノーボールに寄せたDFM、スケールで上回ったタイミングでワンピックを狙えるSHGという形に。
後半のサイオンはアジール/アフェリオス構成に無力そのもの。DFMは、彼らのアイテムが出そろうまでに試合を決定づける必要があります。
結果としては、Harp選手のブリッツクランクが強烈だったというのはもちろん、それに対するリスペクトが足らず、SHG側でビジョンが共有できていなかったように感じました。
注目なのは以下のシーン。

9:20の場面、Aria選手をうまくベイトし、MIDのヘルス有利を得たSHG。これによりテンポ(アクションを先に起こす権利)を得たSHGは、悠々とドラゴンに向かいます。

……が、DFMのヘラルド討伐に対して、SHGはドラゴンではなくBOTのタワープレート2枚とゴーレムを選択します。これはJGとADCの圧力を強める点と、ドラゴン討伐そのものを遅らせることでレイトゲームに行きやすくする2つの狙いが感じられました。
これにより、アイテムが出そろった後でオブジェクトファイトをすることができるようになりました。しかし……。

Harp選手のフラッシュ→Eからのキャッチが炸裂し、フラッシュごとKinatu選手を討ち取ることになったため、そもそもオブジェクトファイトが起こりませんでした。このファイトはSHGが唯一序盤で上回る時間だっただけに口惜しかったことでしょう。
もしここでSHGが勝利し、ドラゴンを確保していれば、その後の展開で不利を背負っていてもアジール/アフェリオスの3つ目のコアアイテムが買えていたはず。このドラゴンが重要であった点をチームで共有し、Harp選手のブリッツクランクへのリスペクトがあれば防げた展開だったと言えます。
Game2:Kinatu選手の絶妙なアグロコントロール

TOP Kinatu(エイトロックス)vs Yutapon(レネクトン)
JG Blank(セジュアニ)vs Steal(ポッピー)
MID DasheR(アジール)vs Aira(ニーコ)
ADC Marble(カイ=サ)vs Milan(ゼリ)
SUP Vsta(ガリオ)vs Harp(アリスター)
SHGは引き続きスケールで勝るか、中盤に寄せた構成をDFM相手に行うかを迫られます。オープンだったカイ=サを抑えて突撃できる構成のSHGに対して、ニーコを抑えることで序・中盤の集団戦を補強したDFM、という構図に。
印象としてはアジールへのプレッシャーを捨てて集団戦を見ているため、DasheR選手のディール能力に注目したいバンピックとなりました。

レネクトン/ニーコの序盤のプレッシャーを生かしたいSteal選手の狙いを見透かすかのように、カバーに入るBlank選手のセジュアニ。このマネジメント能力はさすがとしか言いようがありません。
また、SHGは最初のリフトヘラルド戦を無血で終え、ヘラルドバフを得たのも巨大な有利でした。その後は一進一退ながらDFMがゴールドで勝っていきますが、この2つの有利分を返すほどではありません。

決め手となったのは29:40のバロン戦。直前でDasheR選手のフラッシュが落とされた後でのファイトでした。
Steal選手のポッピーの「守護者の鉄槌」により3vs5になってしまったタイミングで、Kinatu選手のエイトロックスがアグロをもらい切ったことでカウンターが成立。ファイトに勝利しました。
1ゲーム目の脅威ビルドをやめ、ゴアドリンカー+ステラックの篭手を持ち、ストップウォッチまで準備していたのが素晴らしいです。前衛としての仕事を遂行し、全員が相手をリスペクトしきった上でのキレイな形での勝利でした。
Game3:Aria&Harpの瀕死からの逆転

TOP Yutapon(サイオン)vs Kinatu(オーン)
JG Steal(セジュアニ)vs Blank(ヴィエゴ)
MID Aria(ジェイス)vs DasheR(アーリ)
ADC Milan(ゼリ)vs Marble(アフェリオス)
SUP Harp(レナータ・グラスク)vs Vsta(アリスター)
DasheR選手のアジールを重く見て修正したDFMに対し、やはりスケールを見るSHG、というバンピック。面白いのはHarp選手のレナータ・グラスク。ここはルルかと思いましたが、どう作用するか。
立ち上がりはSteal選手のセジュアニの鋭いガンクが牙を剥き、ゆっくりとDFMがスノーボールしていく展開。SHGもアーリ/ヴィエゴに加え、Vsta選手がアリスターのロームも加えて取り返そうとしていきますが……。

8:00で起きた小規模戦。アーリ/アリスターを生かしたキャッチがAria選手のジェイスを襲った場面ですが、なんとレナータのWによりAria選手が生存。カウンターで2キルを取るという結果になりました。

14:10で起きた集団戦では、Harp選手がVsta選手からW→Qのノックアップを喰らった形からスタート。両陣営ポジションを探っていく中、孤立したYutapon選手のサイオンを守る形で放ったHarp選手の「R-敵対的買収」がDasheR選手にヒット。それを確認してからすかさずフラッシュ→Qを当て、Harp選手がDasheR選手のキルを確実なものにします。ダメ押しにWでYutapon選手をデッドから守り、完璧に集団戦をデザインしエースを獲得。
そこからはあまりに大きな有利にSHGが耐えられず、DFMが勝利。まさに定番な「DFMスタイル」で勝利したGame3でした。
Game4:Blank選手からのCCチェインが決め手に

TOP Kinatu(ナー)vs Yutapon(ランブル)
JG Blank(レル)vs Steal(セジュアニ)
MID DasheR(トリスターナ)vs Aira(ジェイス)
ADC Marble(カイ=サ)vs Milan(シヴィア)
SUP Vsta(ラカン)vs Harp(アリスター)
DFMが優勝にリーチをかけたGame4。DFMがセジュアニを早めに抑え、ポッピーを取らなかった関係上、SHGは機動力とダメージに寄せた構成に。明らかにレネクトンだったところをランブルまで見据えてナーにした選択が吉と出るか、凶と出るか──。
14分経過までキルが発生しないというお互い慎重な探り合いを繰り広げた中、決め手となったのは3つ目のドラゴンの場面。

メガナーにさせずにKinatu選手をピックアップする予定が、Blank選手の操るレルの鋭いカウンターエンゲージがDFMを襲います。立て続けのナー→ラカンというCCコンボによりほとんど操作ができなかったことでしょう。
まさに理想的といえる集団戦を組み立てられたことにより、SHGはその後の進退でも自信を持ってエンゲージを繰り返していました。構成上、この「自信」は重要なファクターであり、最重要オブジェクトを控える3ドラゴン目という場面で組み立てられたのが、SHGの勝因となったと言えます。
Game5:一瞬のスキをついた錨投

TOP Yutapon(ポッピー)vs Kinatu(レネクトン)
JG Steal(ノクターン)vs Blank(セジュアニ))
MID Aria(アーリ)vs DasheR(トリスターナ)
ADC Milan(ゼリ)vs Marble(シヴィア)
SUP Harp(ノーチラス)vs Vsta(アリスター)
2勝2敗同士、最後の試合となったGame5は、DFMがブルーサイドを選択。バンピックでは、ゼリはカイ=サ、トリスターナはアジールというそれぞれの代用的な意味合いを担っています。したがって、ピックアップしていくDFMをいかにSHGがさばき、レイトゲームを迎えられるかにかかっている構図になりました。
序盤から好プレイが続き、3ドラゴン、バロンまで順調に獲得したDFM。しかし、ボットレーンでの集団戦の敗北から状況が停滞し、SHG陣営のマークスマンたちは最重要アイテム「ドミニクリガード」が2つ目のバロン出現に間に合います。その直後に起きた29:00頃からの集団戦のことでした。

Milan選手のゼリはミッドレーンのウェーブをクリアした後、すぐさまポジションをバロン側に変えます。これによりバロン側のスペースを取らせない布陣を形成。
しかしBlank選手のセジュアニは最低でもレーンブッシュの視界を取りたいと判断し体を入れます。これに呼応したことで集団戦が開幕。構成上、仕掛けられてからカウンターを狙いたかったSHGですが、DFMが一挙にではなくゆっくりと致命的なスキルを切っていくため、カウンターする機会が後ろ倒しになってしまいます。

これにより時間とスペースが作られ、Blank選手がデッド。しかし、Kinatu選手はGame2のエイトロックスでも見せたストップウォッチを使ったアグロ管理を行い、Blank選手が倒れた後でもフロントラインを維持。カウンターのチャンスがようやく訪れる……その時でした。

Harp選手のノーチラスが見事なフックを決めます。DasheR選手が操るトリスターナのWは、CCを食らいながらでも入力が通る仕様です。そのため、このポジションが取れ、アリスターのVsta選手も射線に入っておくこともしませんでした。
本来ならば、DasheR選手のいる地点にHarp選手がフックをしていた場合は脱出できたはずでした。しかし、あろうことかDasheR選手が「W- ロケットジャンプ」を後ろに入力することを読み、トリスターナの後ろ側にノーチラスのQを振ることで、Harp選手がWを無効化。その後、DasheR選手はフラッシュを切るもデッド。またしてもHarp選手が集団戦を決め切ってしまいました。
もし手前側にQを振っていたらトリスターナは一度脱出し、Vsta選手がストップウォッチ明けのKinatu選手をかばう形でエンゲージしたはずです。そうなっていたら結果はわかりませんでした。
まとめ
本当に手に汗を握る決勝戦でした。それぞれのチームの狙いや、それをカウンターする策も用意しており、それがフルセットにつながったのだと思います。
DFMが「Worlds 2023」で最初に戦うのは、CBLOL(ブラジル)、LLA(ラテンアメリカ)、VCS(ベトナム)、PCS(東南アジア)、WQS(欧州・北米の第4シード)などのチーム。トップにはapaMEN選手が加入し、ADCにはYutapon選手が戻り、世界戦でのDFMにも期待が膨らみます。
特に今回のAria選手の得意チャンピオンが立て続けにバフされていますから、個人的には彼のメカニクスを生かしたプレイに注目したいです!
「Worlds 2023」は2023年10月10日より韓国で開催されます。DFMの活躍を応援しましょう!
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- 【大会レポート】こく兄たちが目隠しで『スト6』に挑戦!——学生主体の企画「傀儡杯 Powered by NURO 光」でeスポーツに新しい可能性を
- 2025年3月21日(金)に『ストリートファイター6』(スト6)のeスポーツイベント「傀儡杯 Powered by NURO 光」が開催された。本イベントの特徴は、なんといってもプレーヤーが目隠しをして対戦をするというもの。▲目隠しプレーをするのは、REJECT所属のストリーマーこく兄をはじめとする、Sasatikk、桃井ルナといった人気ストリーマーたち そして、彼らの目となり指示役となるのが、千羽黒乃、乾伸一郎、dtto.といったVTuberだ。この斬新でありながら『スト6』の可能性を感じるイベントを立案したのは、「福岡デザイン&テクノロジー専門学校」や「神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校」に通う学生たち。▲「傀儡杯」の発表をする神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校1年生の中島氏。企画をプレゼンし、ほかの学生に興味を持ってもらうところからスタートした 企画の発端は、本大会を企画した神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校1年生の中島氏が、「何が視聴者にとって面白いか」、「ゲームコミュニティにどう貢献できるか」から着想を得たアイデアだったとか。▲イベントの開催までの流れもすべて学生主導で行われた 本大会の台本作成やクリエイティブデザインを含めた準備も学生が担当。企業側も学生の成長をサポートしながらイベントを具現化した。大会はeスポーツチームREJECTの公式YouTubeチャンネルで生配信され、再生数は現時点で7.6万回を超え高評価を得ている。 それでは、本大会のレポートを見どころをサクッと紹介していこう。やはりネックは聴覚情報のラグか 目隠しでプレーするというプレースタイルだけで見れば、全盲プレーヤーが真っ先に浮かぶだろう。バリアフリーeスポーツユニットePARA所属のNaoya選手は、全盲でありながら『スト6』をプレーしている。▲視覚障害がありながらも『スト6』がプレーできるのは、ePARA所属の彼らがサウンドアクセシビリティの改善に協力していたのも要因のひとつ。障害者が主導となってさまざまな機能が追加されたことで、より多くの視覚障害者が格闘ゲームをプレーできるようになった しかし健常者は視覚情報で状況を判断するのが大半。彼らのように聴覚情報だけで状況を把握するのはかなり難しい。しかも、今回はサウンドアクセシビリティの機能を活用するというよりは、指示役による声を頼りにプレーするといったコンセプトなので、指示役の的確な現状報告がかなり重要視されるようだ。▲こく兄の練習風景。やはりネックは通話アプリ(Discord)によるラグ。ドライブインパクトを打たれたことを報告するも、画面ではすでにインパクトを食らってしまっている。こういったラグを考慮した指示が重要になってくると感じる瞬間だ(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?si=MnHMs7W-h2v65skj&t=1024) つまり自身が今どこにいるのかといった状況を先手で伝えるのが重要そう。特にドライブインパクトを食らいやすい画面端にいるのかいないのかだけでも早めに知らせられれば……といった具合だ。▲試合前のインタビューで、本大会のレギュレーションについて語るSasatikk。「このルールって、結局指示役の責任が大きいと思うんで……負けたら乾のせいなんで」といった発言に、指示役の乾伸一郎は「傀儡の性能の差が結構あるかなって思うんですよね。今回は結構低スペの機体を引いちゃったなって」と責任転嫁でバチバチになるシーンも(笑)(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?t=1725s) ルールは1先総当たりで、キャラクターの選択は自由とかなりカジュアルでありながら一発勝負感のある内容となっている。▲3チームによる総当たり戦なので上記のような組み合わせの3試合が行われた こく兄が奮闘!——見えてるんじゃないかと思うほどのコンボで勝つ! 実際の試合を見てみると、やはり指示役の状況判断がかなり重要視されている印象だ。特に、簡単なワードで状況を解説しなければならないという点では、普段からトーク力に長けているVTuberにとって腕の見せ所となるポイントだ。そんな中、第一試合目でいきなり配信を沸かせたのは、こく兄×千羽黒乃のペア。まるで状況が見えているかのような華麗なコンボで勝利を勝ち取った瞬間、配信のコメントも大盛り上がり!▲中足のヒットからのドライブラッシュを絡めたコンボで体力を奪っていくこく兄。「こく兄、見えてるだろ」とコメントされるくらい正確なコンボを入れ込んだ(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?si=6b8WVHtX-aseWFK2&t=2774) 一方、試合前からバチバチの空気感を出していたSasatikk×乾伸一郎ペア。ビッグマウスだった乾伸一郎は、なぜか、「左、左、右、右」と状況を説明するだけの状況解説モードに。▲「ん〜、コンボされてる。右……インパクトパナしてあげて。投げられてるっ、死んでるっ」と、ただただ状況をなぞるだけの乾伸一郎。これにはコメントでも「乾殿感想w」や「乾殿実況?」といった疑問のコメントであふれた(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?si=SacRdptAeWUdmGI_&t=3511) あまりに指示役が指示役になっていない状況に、実況解説陣も「乾殿、まじでトロール(チームメートの邪魔をする行為)の可能性があるな」と吐露。いかに指示役が難しいかが垣間見える瞬間でもあった。やはり格ゲー歴の長さ、そしてケンという飛び道具持ちのポテンシャルも相まって、こく兄×千羽黒乃ペアが見事優勝。無敗という圧倒的な実力で勝利を収めた。▲随所に細かいテクニックを見せていたのがこく兄。相手を昇龍拳でダウンさせてからの中足セットプレーで、起き上がりに投げを重ねるなど、見えなくてもできるテクを実践に取り入れていた(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?t=4245s) まとめ 学生のふとしたアイデアが形となった「傀儡杯 Powered by NURO 光」。操作するプレーヤーだけでなく、指示役との信頼関係やコミュニケーションによって勝敗が左右されるのは、面白い企画だと感じた。やはり難しいポイントは指示役と操作役の一体感。操作している側が今知りたい情報をどれだけ的確に、簡潔に伝えられるかが勝利の鍵となる。また、見えない相手対策ならではのキャラクター選択も重要となってくるというのが今回の大会で明るみになったのではないだろうか。こういった特殊なレギュレーションでの大会は、煮詰めると穴が見えてしらけてしまうパターンもあるだけに、第二回、第三回と続く過程で、視聴者が楽しめるルール作りも課題になりそうだ。例えば、完全にゲームの音をなくすとか、音の情報を絞るとか、実際にオフラインで遅延のない状態で指示するとか、より指示役と操作役のそれぞれが頼らなければ成立しない状況を作るのもありかもしれない。eスポーツは考えひとつで同じタイトルでも全く違った競技シーンを作り出すことができると感じた本イベント。学生にとっても、eスポーツの新しい可能性を感じたのではないだろうか。■配信アーカイブ傀儡杯 Powered by NURO 光https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE■関連リンク福岡デザイン&テクノロジー専門学校:https://www.fca.ac.jp/神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校:https://www.kobe-tech.ac.jp/REJECT:https://reject.jp©CAPCOM
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- 【大会レポート】『ポケモン ユナイト』の国際大会「PUACL2025」で日本代表のINSOMNIAがアジア王者に!
- 『ポケモン ユナイト』の国際大会「PUACL2025」の決勝大会が3月29日(土)〜30日(日)に新宿三角広場にて開催。日本チームのINSOMNIAがアジア王者に輝いた。Pokémon UNITE Asia Champions League(PUACL)とは『ポケモンユナイト』 の国際大会で、アジア各地域から強豪チームが集結し、アジア王者を決める大会。日本代表は、招待された8つのチームで戦う「Japan League」と、オープン参加形式の「Winter Tournament」のふたつの大会で決定する。https://www.pokemonunite.jp/ja/news/279/ <以下、ニュースリリースより>『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』PUACL2025 FINALS決着! ポケットモンスターをプロデュースする株式会社ポケモン(本社:東京都港区六本木 代表取締役社長:石原恒和)は、好評配信中のダウンロードソフト『Pokemon UNITE』(以下『ポケモンユナイト』)について、以下のとおりお知らせいたします。PUACL2025 FINALSがついに決着!アジア王者に輝いたのは「INSOMNIA」! 新宿で開催された「PUACL 2025 FINALS」の会場の盛り上がりをお届け! ポケモンユナイトに次に登場するポケモンは「アローラライチュウ」!4月17日に参戦! PUACL2025 FINALSがついに決着!アジア王者に輝いたのは「INSOMNIA」! 3月29日(土)、30日(日)に新宿で開催された「Pokemon UNITE Asia Champions League 2025 FINALS(以下、PUACL2025 FINALS)」にて、ついにアジア王者となるチームが決定! 世界の強豪チームに勝利し、アジア王者の栄冠を得たのはチーム「INSOMNIA」! チーム「INSOMNIA」は日本リーグの開催当初こそ7位からスタートだったものの、その後リーグを進めるごとに成長を遂げ、日本リーグを3位突破。そしてPUACL2025 FINALSの舞台でも快進撃を続け、ついに決勝ではPUACL2023覇者である「Alter Ego」に激闘の末勝利を収め、アジア王者の座に輝きました。 チーム「INSOMNIA」、そして応援してくれていたすべてのトレーナーやファンの皆さま、おめでとうございます!! 2024年11月からアジア各地域でリーグが開催され、そこから勝ち上がった世界の強豪16チームが新宿に集い、アジア王者の座をかけて競いました。この4カ月以上にわたる長い期間を戦い抜き、大会をおおいに盛り上げてくれたすべての参加チームと、応援し支えてくれたすべてのファンの皆さまに心より感謝を申し上げます。 ポケモンユナイトの大会シーンは4月からポケモンワールドチャンピオンシップス2025(ポケモンWCS2025)へ向けたシーズンに入ります。これからも盛り上がり続けるポケモンユナイトをよろしくお願いいたします。 ■激闘と感動のPUACL2025 FINALS はこちらから DAY1: DAY2: PUACL2025 FINALS 優勝 アジア王者「INSOMNIA」/JP ・Obuyan ・USAKAZU ・Luuna ・TsunTsun ・sSlime (左から)PUACL2025を優勝した「INSOMNIA」はポケモンWCS2025の出場権も獲得 最終試合後もお互いに健闘を称えるINSOMNIA:Obuyan選手とAlter Ego:ZzzRay選手 各順位と日本代表チームの結果 PUACL2025 FINALS 準優勝 「Alter Ego」/AP-W ・77chin ・ZzzRay ・Shingdi ・94 ・Ice ・ikura (左から)PUACL2025 FINALS 3位 「Luminosity Gaming」/NA ・DimLitSkies ・TrainerLGC ・kyriaos ・Overlord ・slash ・Otter (左から)PUACL2025 FINALS 4位 「ZETA DIVISION」/JP ・Vitoppo ・iamTomato ・Rom ・Wajiro ・1LevUP ・Cocoatta (左から)PUACL2025 FINALS 5位 「名古屋OJA」/JP ・HotarunoKen ・syu ・Aporo ・Iroas ・Holly ・Yama (左から)PUACL2025 FINALS 7位 「IGZIST」/JP ・b1 ・Tomy ・kaki ・ore ・Saikyomanji (左から)PUACL2025 FINALS DAY1 グループB 3位 「FENNEL」/JP ・Mashio ・Serata ・TONGG ・pyi ・yume ・Lucapo (左から)新宿で開催された「PUACL 2025 FINALS」の会場の盛り上がりをお届け! PUACL2025 FINALSの会場となった新宿三角広場には約10,000人が来場し、大きな歓声と共に各チームの応援で盛り上がりを見せました。メインステージ横で行われたポケモンユナイト対戦会にも約5,000人が参加。その他にもポケモングリーティングやティーチングイベント、抽選会など、さまざまなサイドイベントを通して多くの来場者がポケモンとのふれあいやユナイトバトルを楽しみました。ポケモンユナイトに次に登場するポケモンは「アローラライチュウ」!4月17日に参戦! PUACL2025後に新たに参戦するポケモンは「アローラライチュウ」! 2月27日のPokemonDAYで参戦が発表されていましたが、4月17日に参戦が決定しています。 アローラライチュウは足を止めずに通常攻撃できたり、わざを使用したときにダッシュで移動することができて、相手との距離を自在にコントロールしながら戦うことができます。 陸サーファーの異名を持つアタック型のポケモンがエオス島に登場!お楽しみに!『ポケモンユナイト』とは 『ポケモンユナイト』は、ほかのプレーヤーとチームを組み、時間内に得点を競うチーム戦略バトルゲームです。基本プレー無料(※一部ゲーム内課金あり)で遊ぶことができます。 Nintendo Switchとスマートフォンの両方に対応しており、どちらの端末を使っていても、いっしょにポケモンのチーム戦略バトルをお楽しみいただけます。 App Store: https://apps.apple.com/app/id1512321575 Google Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.pokemon.pokemonunite ※『ポケモンユナイト』をプレーするためには、インターネット通信が必須です。 ※Nintendo Switch版をプレーする際に、Nintendo Switch Online(有料)への加入は不要です。 ■商品情報 ● タイトル 『Pokemon UNITE』 ● 対応機種 スマートフォン(iOS/Android対応)、Nintendo Switch ● 販売価格 基本プレー無料 ※一部ゲーム内課金あり。 ● 販売形態 ダウンロード専用 ● CERO A ● ジャンル チーム戦略バトル ● 配信日 スマートフォン版・Nintendo Switch版 好評配信中 ● 対応言語 日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、 フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、インドネシア語 タイ語、トルコ語、ブラジルポルトガル語、ロシア語、ヒンディー語 ● 発売・販売 株式会社ポケモン<公式Webサイト>https://www.pokemonunite.jp<公式X(旧Twitter)アカウント>https://twitter.com/poke_unite_jp ©2021 Pokemon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ©2021 Tencent. ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。 Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
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- 【イベントレポート】選手のインタビュー対応やプロ意識の確立へ——JeSUがeスポーツにおけるコンプライアンス研修会を実施
- 一般社団法人日本 eスポーツ連合(JeSU)が、eスポーツ関係者に向けたコンプライアンス研修会を実施。プロ選手におけるマナーの基礎知識、インタビューの対応の実践など、コンプライアンスについてなどが学べる機会を設けた。研修には車椅子テニス選手の眞田卓選手が登壇。プロ意識やフェアプレーの重要性などのエピソードを語った。eスポーツはまだまだ発展途上の業界で、プロ選手におけるインタビュー対応やマナーが学べる選手会のような団体が不足している。本イベントのような競技シーン以外のことが学べる機会は、国内におけるeスポーツの発展に重要なことだと感じる。<以下、ニュースリリースより>eスポーツ関係者を対象としたコンプライアンス研修実施のご報告 一般社団法人日本eスポーツ連合(会長:早川英樹 以下、JeSU)は、3月15日(土)、Japan Sport Olympic Square にて、eスポーツ関係者に向けたコンプライアンス研修会を実施したことをお知らせします。 コンプライアンスは、アンチ・ドーピングと同様にeスポーツにおいても厳格な対応が求められる重要な規定です。JeSUは、昨年選手向けに実施した研修会をさらに拡大し、eスポーツビジネス関係者や動画配信に関わる方々など幅広い層に向けて研修会を実施しました。 Japan Sport Olympic Squareにてオフラインで開催された研修会には、プロ選手やチーム関係者を中心に、eスポーツビジネスに関わる方々など、およそ30名が参加。4時間の研修会を通して、ルールやマナーなどの基礎知識から、インタビュー対応の実践まで、コンプライアンスについて幅広く学びました。 研修会の最後には、特別講師として眞田卓選手(TOPPAN)が登壇。アスリートとして常に、支えてくれているステークホルダーの存在を心がけることの大切さや、eスポーツ競技が今後発展していくために必要な、「プロ意識」「スポーツの教育面の効果」「フェアプレーの重要性」といったトピックについて、アスリートとしての経験に基づいたエピソードを語っていただきました。 研修会の終了後、参加者はオリンピックを知る、学ぶ、感じる、挑戦する、考えるをテーマとした施設「日本オリンピックミュージアム」を見学。競技者として、また競技を支えるステークホルダーとして、スポーツ競技としてのeスポーツについて、認識を新たにする貴重な機会となりました。 JeSUは今後も、eスポーツの中央競技団体として、コンプライアンスやアンチ・ドーピングなどの研修会を開催し、選手の意識を高めるための活動に継続的に取り組んでいきます。日本eスポーツ連合(JeSU)について 一般社団法人日本eスポーツ連合は、日本国内のeスポーツの普及と発展、そしてeスポーツの振興を目的に国民、とりわけ青少年の競技力の向上およびスポーツ精神の普及を目指しています。eスポーツの認知向上とeスポーツ選手の活躍の場の更なる拡大を目指し、競技タイトルの公認や選手のプロライセンス発行、そしてアジア競技大会をはじめとした国際的なeスポーツ大会への選手の派遣などさまざまな取り組みを行っています。また、以下のスポンサー企業や団体の支援を受け、国内のeスポーツ産業の発展に努めています。JeSUオフィシャルスポンサー:株式会社マウスコンピューター興和株式会社活動助成:一般財団法人上月財団公益財団法人ミズノスポーツ振興財団協力: 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA) 一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)後援: 一般社団法人日本アミューズメント産業協会(JAIA) 一般社団法人デジタルメディア協会(AMD)