【現地レポート】『OW2』初のファンミーティング「VARREL ZONE」は即日チケット完売のキラーコンテンツ!濃縮されたファンの想いに応えきった濃厚イベントをレポート
提供元: eSports World
先行販売では、なんと即日で一般チケットが完売し、翌日に追加チケットが販売されるという異例の事態も発生。今回は大盛況の「VARREL ZONE」へとお邪魔して、イベントの中身やファンの熱量を間近からレポートしつつ、本イベントのプロデュースに携わったマネージャーの大久保さんとNico(にこ)選手の両名にインタビューしていきます。
大盛況「VARREL ZONE」の舞台はまさかの横濱ゲートタワー
今回のファンミーティングが開催されたのは横濱ゲートタワー18FにあるPC DEPOT イベントホールでした。最寄り駅であるJR横浜駅や新高島駅からは徒歩5分、新宿や渋谷からは30分ほどの場所にあり、ゲーム系のオフラインイベントとしては比較的珍しい立地かもしれません。
しかし会場自体は非常に広い上に空調設備も万全となっており、真夏日であっても会場内に入ってしまえば快適な空間が広がっています。ファンミーティング開始時刻である13:00には既に100人ほどのファンが集っていましたが、それでもなお窮屈さを感じさせないゆとりのあるイベントスペースでした。

▲総勢約100人に迎えられて始まったVARREL ZONE
本イベントの進行を務めたのはオーバーウォッチ リーグ公式日本語配信のキャスターも務めている蒼汁氏。軽妙なトークとテンポのいい進行でファンミーティングを大いに盛り上げていただきました。

▲VARRELのVポーズをするMC蒼汁氏。冗談めかしたトークで選手も観客も和ませます
オーバーウォッチ部門の選手たちは壇上にて大集合。ファンの目の前で全員がそろうのは初めてのことで、一部歓声が漏れでてしまうほど。Qloud(くらうど)選手は自身の好きなヒーローでもあるKirikoの被り物を装着しながら登場。

▲ファンからの質問に応えるQloud選手

▲ファンの目の前でDONUTS VARREL オーバーウォッチ部門の選手が初めてそろった瞬間。ファンの質問に応えているのはMint(みんと)選手
メインイベントの進行は「トークZONE」「クイズZONE」「ピタリZONE」「ASNO ZONE」「告知ZONE」というファンとの相互協力的なコンテンツで構成されていました。
選手たちの赤裸々トークで大盛り上がりの「トークZONE」
まずは「トークZONE」にて選手たちの赤裸々なトークが披露。ファンからの質問に答える形で、プレイヤー名の由来から好きな女性のタイプまで幅広く喋っていただきました。

▲プレイヤー名の由来についてワンピースのミホークだと応えるMihawk(みほーく)選手と、それに爆笑してしまうチームメンバー

▲好きな女性のタイプについて「童顔、メンヘラ、ぴえん系」と赤裸々に答えるNico選手。そんなに素直に答えていいのか!?
『オーバーウォッチ 2』の知識はいかに!「クイズZONE」
意外な深堀をみせる「トークZONE」で盛り上がる雰囲気の中、頃合い良く「クイズZONE」へと移行します。こちらの企画はVARREL運営が用意したクイズに選手全員で答えてもらい、4人以上が正解したら来場しているファンにOWグッズをプレゼントするというもの。
クイズの難易度は徐々にあがっていく形式なので、序盤は余裕で答えていた選手達も後半になるにつれ悪戦苦闘。珍回答が飛び出した際には思わず会場も笑いにつつまれました。

▲バスティオンの隣にいる鳥の名前を「ピーピー」と答えてしまうKSG(けーえすじー)選手(正解は「ガニメデ」)
また選手側だけではなく、ファン参加型のクイズ大会も連続して開催されました。挙手制でMCが指名し、見事クイズに正解した人にはOWグッズが贈呈されるというファン参加型形式のコンテンツのため、会場中のファンが大いに盛り上がりました。

▲クイズに正解して見事トレーサーフィギュアをゲット!
選手とファンは意思疎通できるのか!「ピタリZONE」
そして3つ目のコンテンツとなる「ピタリZONE」。こちらはDONUTS VARRELの各選手が会場に対して質問を行い、該当者がより7人に近いお題を考えた選手が勝利というファン連動型の企画となっています。

▲ピタリZONEのルール説明。テレビのバラエティー番組を彷彿とさせる内容で面白そうだが、選手にとってはなかなか悩ましいルールだ
100人以上のファンがいる中で最も7人に近いお題を考えられるのは誰なのか——。順繰りにDONUTS VARRELの選手たちが質問をしていこうとする中、なんとplankton(ぷらんくとん)選手がまさかの7人ピッタリを達成!
会場もこれには思わずどよめいてしまいました。

▲7人ピッタリを達成した質問。限定スキンなので意外と所持している人は少ない
じゃんけん大会でグッズをゲット!「ASNO ZONE」
4つ目の企画としてジャンケン大会の「ASNO ZONE」が開催。こちらは選手ひとりずつと会場全員が、じゃんけんをしていき、最後まで勝った人にゲーミンググッズをプレゼントするという参加型企画。DONUTS VARRELのスポンサーでもあるアスノシステム株式会社から提供されたZowie BenQ・Logicool製のマウスパッドやマウスが勢ぞろいしていました。

▲特に会場全体が盛り上がったLogicool G-PRO X。思わず「欲しいー!」と叫ぶ来場者も

▲ふたつ目の企画「クイズZONE」でプレゼントし切れなかったOWグッズも、「ASNO ZONE」で大放出。多くのファンに還元される形になりました

▲ファンとのジャンケンに一番手で応じるQKI(くき)選手。若干緊張気味なのもファンからすれば微笑ましい

▲各選手最初の一手は、VARRELのVを連想するチョキを出すという暗黙のパターンが発覚。会場のファンもパターンを把握してきたのか、最初の一手目ではなかなか敗者が現れない。お約束な状況に笑顔が漏れるNico選手

▲筆者もそのパターンにあやかり1戦目は勝利! しかし最後まで勝ち残ることはできませんでした(笑)
DONUTS VARRELの今後が明らかに!「告知ZONE」
最後に「告知ZONE」では、今後どのような施策をDONUTS VARRELが展開していくのか説明するコーナーとなっています。ファン向けのコンテンツが詰まった「シーズンパス」、所属選手をイラスト化する「アバタープロジェクト」や、eスポーツスクールのVASEなどを紹介し、今後どのようにファン向けのコンテンツや所属選手のキャリアを拡大していくのか解説していく場となりました。

▲ファン向けの施策について発表するDONUTS VARREL戦略マネージャーの橋本龍さん。透明性を重視した姿勢がうかがえた
本イベントの締めではファン全員との集合写真を撮影。チームリーダーであるNico選手からは今後控えている大会に向けた意気込みや、ファン全体への感謝の言葉なども語っていただきました。

▲最後まで名残惜しそうにファンに手を振り続けるNico選手
本番はアフタータイム!?
ファンひとりひとりの推し活に全力で応えていくVARRELの神ファンサスタイル
これにてDONUTS VARRELのメインイベントは無事終了。来場者の方々は粛々と帰路に着きました——かと思えば、なんとイベントホールの隣にある広々としたフリースペースに続々と移動していくではないですか!
そう、ファンミーティングの本番はここから。「アフタータイム」が始まったのです。

▲会場限定で販売されていたV-VIP TICKET。こちらの購入者のみがアフタータイムに参加できる

▲V-VIP TICKETの販売所の横にはDONUTS VARRELグッズも販売していました。中にはここでしか買えない限定グッズも!
特別チケット購入者のみが参加できるアフタータイムではファンひとりひとりが選手とより近い距離感でファンサービス(コミュニケーション・記念写真・サイン会など)を受けることができるのですが、驚きなのは参加人数です。
今回のVARREL ZONEに来場した総勢100人の内、ほとんどの方々がアフタータイムに参加していました。

▲待機スペースの様子。長時間の待機にも適したリラックスのできる空間となっている
相当数のファンがアフタータイムに参加する形になりましたが、そこはDONUTS VARREL運営も覚悟の上。一切妥協せず、ひとりひとりに対して懇切丁寧に対応していました。
「うれしすぎてまだ手と足が震えてます……」
推し選手と同じ時間と場所を共有できる貴重な場に、興奮を隠し切れないファンも何人か見受けられました。
DONUTS VARREL オーバーウォッチ部門のファンミは初開催ということもあり、ファンにとっては砂漠に浮かぶオアシスのような存在なのかもしれません。
帰路につくファンの方々の表情はどれもが非常に晴れやかで、満足感に満ちた様子でした。

▲推しの選手との交流をほぼゼロ距離で楽しめる唯一無二の空間

▲ファンひとりひとりにメッセージやサインを書くDONUTS VARREL オーバーウォッチ部門の選手たち

▲記念写真はより近い距離感で撮影。選手個人とのチェキも撮れるという
この参加人数はDONUTS VARREL運営にとっても想定外だったようで、当初は終了予定時刻が16時30分だったのですが、実際にアフタータイムを終えた時間は19時過ぎ。そこからチーム撮影会も挟んだことで、まさかの約3時間押しというスケジュールに!
すべてのスケジュールをこなした選手たちの表情には、多少の疲れは見えたものの、充実感や高揚感に溢れていたのが印象的でした。
本イベントで活力を貰ったのは、どうやらファンだけではないようです。
———
『オーバーウォッチ』において数年ぶりに開催されたオフラインイベントは、極めて高い熱量で支えられた素晴らしいイベントとなりました。
今回初めて『オーバーウォッチ』のオフラインイベントに参加した方々も多く、こういったイベントに慣れていない人でも、最初から最後まで楽しめるような雰囲気づくりがされていました。
ここだけの話、広くて快適な会場のお陰で時間が過ぎるのも早く、居心地が良すぎるせいでむしろ帰りたくなくなるほどでした。
またこの日は『オーバーウォッチ』の大型アップデートや、大型カスタムイベント、人気ストリーマーのショップイベントなどが重なっていたのですが、それでもなお参加者が3桁に及んだのは間違いなくファンの需要に刺さったからでしょう。
ファン・選手・運営・協賛企業の四者間の連携によって今回のファンミは見事成功しましたが、どのような経緯で開催されたのかは気になる部分でもあります。
後編ではオーバーウォッチ部門のマネージャーでもある大久保さんと、オーバーウォッチ部門のリーダーを務めるNico選手へのインタビューを行い、ファンミ開催のキッカケや裏側について迫っていきます。
関連リンク
DONUTS VARREL 公式:
https://usgd.club/
DONUTS VARREL 公式X:
https://twitter.com/_VARREL
gappo3 プロフィール

『オーバーウォッチ 2』のプロリーグ「Overwatch League」公式日本語配信の解説担当。初代『オーバーウォッチ』にて創設されたプロゲーミングチーム「Green Leaves」での活動を基盤に、2017年からライター業を開始。eスポーツ中心のインタビュー記事やコラム記事を数多く手がけてきた。
Twitter:https://twitter.com/gappo3gappo3

『オーバーウォッチ 2』のプロリーグ「Overwatch League」公式日本語配信の解説担当。初代『オーバーウォッチ』にて創設されたプロゲーミングチーム「Green Leaves」での活動を基盤に、2017年からライター業を開始。eスポーツ中心のインタビュー記事やコラム記事を数多く手がけてきた。
Twitter:https://twitter.com/gappo3gappo3
関連記事
-
- 【現地レポート】主人公は一般プレーヤー!——1,000人以上が参加したストリーマーSHAKA主催「LEGENDUS 頂」から見る新しいeスポーツの形
- 2025年6月28日(土)〜29日(日)に東京体育館にて、人気格闘ゲーム『ストリートファイター6』のeスポーツ大会「Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂」が開催された。ストリーマーであるSHAKA主催の本大会は、「俺がやりたいことをすべてやる」をコンセプトに始動したイベントの一環で、1日目のオープントーナメントでは一般プレーヤー1,024名が会場に集結した。▲1日目のオープニングではSHAKA(写真中央)本人のあいさつからイベントがスタート。多くのファンがステージに釘付けだ 今回は、そんな「Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂」の会場レポートをお届けしよう。キャラ愛に満ちた独自ルールがファンを魅了! 本大会の魅力は、なんといってもプロが参加できない大会であること。そして1日目の予選を勝ち抜いた選手は2日目にストリーマーとタッグを組んで優勝を目指すという点だ。つまり、予選では自分の実力がしっかりと試せる機会になっていて、2日目には憧れのストリーマーとチームを組んで戦えるというeスポーツ大会とストリーマーイベントが融合した画期的なシステムになっているのだ。また2日目の本戦に進むルールも独特で、本戦に進出できるのは『ストリートファイター6』の使用キャラクター24体のうちの16体のみ。各キャラクターを使用しているプレーヤーごとの1位が進出できるという仕組みだ。2日目の本戦では、そのキャラクターの代表となっているストリーマーとタッグを組むことになるため、使用キャラクターが同じプレーヤー同士で応援できる、いわばキャラ愛に満ちた観戦が楽しめるのも本イベントの魅力のひとつといえる。▲2階の観戦席は推しキャラ別自由席も。使用キャラが同じプレーヤー同士が集まることでより結束した応援が楽しめる マリーザの推しキャラ別自由席には、持参した横断幕を用意しているファンも。話を聞くと、「同じマリーザ使いの迷惑にならないよう、事前に横断幕を使っていいのかスタッフに確認した」とのこと。そして自分もプレーヤーではあるものの、より実力のあるマリーザ使いに参加してもらいたいということから今回は観戦者として参加したと語っていた。こういったところにもファン同士の結束が感じられる。▲赤いシルエットはマリーザの強力な必殺技「グラディウス」のシルエット。シンプルながらキャラ愛が込められいる横断幕だ プロ選手やインフルエンサーによる会場限定イベントも大盛況 大会とは別に会場を盛り上げていたのが、プロ選手やインフルエンサーによるイベントだ。各選手が登壇するコンテンツブースでは対戦会やトークショーなど、さまざまな催しが実施されていた。▲ZETA DIVISION所属のひぐち選手は、使用キャラであるガイルのコミュニティ「ガイル村」のコンテンツブースに出演。村長らしいトークショーを繰り広げていた ▲撮影会は長蛇の列。最終組の撮影を終えたひぐち選手と、ゲーム実況グループ「三人称」のドンピシャさんをパチリ またCrazy Raccoon所属 立川選手の「立川バレエ教室」は、コーチングをメインとしたコンテンツブース。立川選手ならではの座学が学べるということもあり、時折拍手や歓声が巻き起こっていた。▲ひとつひとつ丁寧に答えていく立川選手。まるで講習会のような人だかりで、時間がたつごとに人が増えていたのが印象的だ ユニークな魅力で注目を集めたのが、女性ゲーミングチームGS GAMING所属で、ふ〜ど選手の妻である倉持由香さんの似顔絵コーナー。訪れたファンの似顔絵を即興で仕上げていくコンテンツは、男性のみならず女性ファンからの人気も集め、イベントを盛り上げた。▲倉持さんはプロゲーマーのちょっと変わった日常を描く「格ゲーマー日常まんが」がSNSで話題に ▲優しいタッチのイラストで似顔絵を描いてもらえる貴重な機会が楽しめる メインコンテンツの大会だけでなく、ファンとして訪れた観戦者も楽しめるコンテンツが充実していたのも本イベントの魅力のひとつといえる。また、会場にはストリーマーをはじめとするインフルエンサーも多数来場。ふらっとその辺を歩いていたり、高台のブースでファンとの交流をしていたりと、eスポーツ大会とインフルエンサーイベントの融合が初日から楽しめるのもうれしいポイントだ。▲ストリーマーでありファッションモデルでもあるスタンミがレッドブルボーイに!? ▲『VALORANT』の元プロ選手でもあるLaz氏。格闘ゲームのイベントにもかかわらず、サインを求めるファンは後を引かない ▲REJECTを卒業し、個人勢ゲームストリーマー兼俳優として活動しているまざー3もファン対応に引っ張りだこ ▲ZETA DIVISION所属のファン太氏。ストリーマー黎明期からニコニコ生放送で声まね配信者として活動しているストリーマーだ。普段は覆面をしているので素顔が見られるのはレア!? ▲強豪プレーヤーがひしめくなか、デュシェンヌ型筋ジストロフィーという難病で、顎で操作するコントローラー通称「チンコン」で『スト6』をプレーするJeniさんの姿も ▲マノンのコスプレをしているのは、の平日はOLのコスプレーヤーのVEGAさん。神々しさすら感じるクオリティーは圧巻だ レバーはもはや絶滅危惧種!?気になる参加者に突撃取材 元ゲーマーである筆者にとって一般参加者のデバイスも気になるところ。特に「格ゲーはレバーアケコンが至高!」といった時代を歩んできたいにしえのゲーマーにとって、令和のゲーマーはどんなデバイスで参加しているのかは非常に興味深かった。しっかりと調査をしているわけではないので正確な数値ではないのだが、レバーを使用しているプレーヤーは非常に少なかった。現在『ストリートファイター6』において主流となっているのはレバーレスコントローラーとゲームパッド。特に多くのプロ選手が使用しているレバーレスコントローラーは一般プレーヤーにも浸透していた。ボタン配列にルールはない! 独自配列が光るレバーレスユーザー なにやら独特な配置をしているレバーレスを持っている彼。ボタン配列もさることながらキー配列もなかなかの独特。一般的に攻撃ボタンは左から順に弱、中、強と配列されているのだが、彼はその配列がバラバラ。例えば小キックはボタンの右端側に配列するなど、自分が入力しやすいボタン配列にカスタマイズしているのだとか。▲独自の回答を導き出したボタン配列。初見では脳がバグりそうな個性あふれるレバーレスだ レバーボールが空洞? 超軽量のアケコンユーザー 一般的なアケコンユーザーも一定数参加していたが、なかでも個性的なアケコンを持っていたプレーヤーに話を聞いてみた。ボタンは素早い入力に特化したプロ選手も愛用しているPUNK WORKSHOP製で、レバーボールは中空構造の軽量レバートップを採用。このレバーボールはイタリアを拠点とするアーケードコントローラーメーカーENTH Creationsが販売しているもので、国内でも一部のサイトでしか購入できないレアもの。軽量化されていることで素早い入力が可能になっている。▲形状も一般的な球体ではないのだが、これは球体のモデルが人気で売り切れていたため、代わりにこのバレットタイプを購入したのこと 絶滅危惧種になりつつあるレバーユーザーにも新たな選択肢があるのはうれしいポイントだ筐体は100円!? 持ち運びに特化した最軽量キーボード 最後に話をうかがったのはなんとも奇妙な形のキーボードプレーヤーだ。100均のプラケースが筐体という手作り感満載だがケースを開けると、一部のキーだけが配列されたオリジナルのキーボードがお目見え。とにかく持ち運びを重視したというこのキーボードは、フタをすればちょっとした防水になるし、ケーブルも収納できるというすぐれもの。▲キーを制御しているのはワンボードマイコンの「Raspberry Pi」。まさに職人ともいえるキーボードだ オフライン大会はこういった普段見ることができないプレーヤーのデバイスに出会えるのも醍醐味のひとつ。会場には野良試合ができるブースもあり、参加者だけでなく観戦者も気軽にコミュニケーションが取れる環境になっていた。▲対戦を楽しんでいる女子ふたり。話を聞くと大会には参加していないけど野良試合のブースにやってきたのだとか まとめ eスポーツの大会といえば、プロ選手が輝く競技シーンが主流だったが、近年はストリーマー主催のイベントが注目を集めている。「LEGENDUS 頂」はその最たる例で、一般プレーヤーが主役の大会ながら、観戦ファンや推し活勢など多様な来場者が集い、独自の熱狂を生み出している。このイベントの成功は、ストリーマーの影響力とコミュニティの力が融合した、新たなeスポーツ文化の形を示したことにほかならない。今後もこのような集客力の高いストリーマーやインフルエンサーが主軸となるイベントが増えていくのではないだろうか。▲近くのプールで泳いできた帰りにこのイベントがあることを知り、当日券で入ってきたという親子。eスポーツのイベントがこういった形でふらりと立ち寄れるのも時代の変化を感じる そんな熱狂と興奮が渦巻く「LEGENDUS 頂」をはじめとする、ストリーマー主催のイベントに飛び込んでみてはいかがだろうか。プレーヤーとして、観客として、あるいは推しを応援する一員として、この盛り上がりを担うのは今しかない!Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂 公式:https://www.redbull.com/jp-ja/events/legendus-street-fighter-6-itadakiLEGENDUS 公式X:https://x.com/legendus_shaka撮影:いのかわゆう編集:いのかわゆう【井ノ川結希(いのかわゆう)プロフィール】ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。X:@sdora_tweet
-
- 【大会レポート】eスポーツチームREJECTが『リーグ・オブ・レジェンド』の国内リーグ「LJL 2025 IGNITE」で優勝!——国内3大会3連覇の快挙!
- eスポーツチームREJECTが、5月21日(水)〜6月22日(日)の期間に開催された『リーグ・オブ・レジェンド』の国内リーグ「LJL 2025 IGNITE」にて優勝。1月〜3月に開催された「LJL FORGE」、3月〜5月に開催された「LJL STORM」に続きストレートでの勝利を収めた。League of Legends Japan League(LJL)とは年間通して開催される国内リーグで、2025年はFORGE(1月〜3月)、STORM(3月〜5月)、IGNITE(5月〜6月)の3つのスプリットに分けて開催。上位6チームが「LJL FINALS TOURNAMENT」に進出し、優勝チームが国際大会「League of Legends Championship Pacific(LCP)」の昇格・降格トーナメントへの出場権を獲得する。https://taiyoro.gg/ja/ljl2025 <以下、ニュースリリースより>圧巻のストレート勝利で3連覇達成、LCP出場権を懸けた「LJL FINALS TOURNAMENT」へ挑む 株式会社REJECT(代表取締役:甲山翔也、以下「REJECT」)が運営するプロeスポーツチーム「REJECT」のLeague of Legends(以下「LoL」)部門が、公式大会『LJL 2025 IGNITE』にて優勝を果たしましたことをお知らせいたします。 決勝戦の対戦カードは、メインステージを5勝1敗で首位通過し、「DFM Academy」を破って勝ち上がったBCTと、3位通過から「VARREL YOUTH」「QT DIG∞」を連破して決勝に駒を進めたREJECTの顔合わせ。両チームはRound3ですでに一度対戦しており、REJECTにとっては雪辱をかけた一戦となりました。 両チームは決勝戦にふさわしい一進一退の攻防を展開する中、REJECTは要所を取り切る冷静な立ち回りで勝利を重ねていきました。特に第3試合では、ゴールドビハインドの状況下でSamver選手がアルティメットによるバロンスティールを決め、そこから一気に流れを引き寄せて逆転勝利。ネクサスを破壊し、セットカウント3-0でのストレート勝利となりました。 これにより、REJECTは「LJL 2025 FORGE」「LJL 2025 STORM」に続いて「LJL 2025 IGNITE」も制覇し、2025年シーズン国内3大会をすべてストレート勝ちで制する圧巻のパフォーマンスで3連覇を達成。獲得チャンピオンシップポイントも総合1位となり、次なる舞台「LJL FINALS TOURNAMENT」への進出を決定づけました。 REJECTはアジア太平洋地域の新リーグ「League of Legends Championship Pacific(LCP)」への出場権獲得を目指し、次に控える「LJL FINALS TOURNAMENT」(7月末~8月末開催)に挑みます。 今後ともREJECTならびにLeague of Legends部門へのご声援をよろしくお願いいたします。【League of Legends部門 ロスター】 ■ Kinatu(@Luna_kinatu)|Top ■ Forest(@LoL_F0REST)|Jungle ■ Recap(@Recaplol1)|Mid ■ Samver(@iseungyong61)|ADC ■ Raina(@rainadazo)|Support ■ VicaL(@vical0911)|Head Coach ■ TaNa(@TaNalol_)|Sub Coach【配信情報】 ■Youtube:https://www.youtube.com/@official_LJL ■Twitch:https://www.twitch.tv/leagueoflegendsjpLJLについて 2025年に行われるLoL Esportsエコシステムの変革により、LCPが新設されました。この変更に伴い、LJLはアジア太平洋地域のLoL Esportsの次の世代を担う選手の発掘・育成を行い、LCPへの挑戦を行う日本代表のチームを輩出する国内リーグとして本年1月より新たなスタートを切っています。【各トーナメントと開催スケジュール】 「LJL FORGE」(1月中旬~3月上旬) 「LJL STORM」(3月中旬~5月上旬) 「LJL IGNITE」(5月中旬~6月中旬) 「LJL FINALS TOURNAMENT」(7月末~8月末) ※LJL 2025 優勝チームは LCP 昇格・降格トーナメントへの出場権を獲得します。eスポーツチーム REJECTについて REJECTは2018年に発足した、株式会社REJECTが運営するプロeスポーツチームです。世界的に人気のゲームタイトル部門を多数展開する日本有数のeスポーツチームであり、ESPORTS WORLD CUP FOUNDATION CLUB PARTNER PROGRAM 2025のパートナーチームにも選出。累計賞金獲得額は国内1位を記録し、特にモバイルシューティングジャンルにおいては日本トップの実績を誇ります。 『PUBG MOBILE』部門では12度の世界大会を経て、2024年に日本チーム初の世界一を獲得。『Apex Legends』部門では「ALGS 2024」にてAPAC NORTH地域初の世界一を達成するなど、国際大会でも確かな成果を残しています。 Web:https://reject.jp/ X:https://x.com/RC_REJECT Instagram:https://www.instagram.com/rc_reject/ YouTube:https://www.youtube.com/c/REJECTesports株式会社REJECTについて 株式会社REJECTは、“EMPOWER GAMING LIFE ゲーマーをもっと豊かに”をミッションに掲げ、プロeスポーツチーム「REJECT」の運営を中心に、eスポーツを軸とした多角的な事業を展開しています。競技シーンでの成果追求に加え、ゲーミングギアの開発・販売、ストリーマー・VTuberのマネジメント、コンテンツ・イベントプロデュース、スポンサープロモーションなどを通じて、プレーヤーとファンの体験価値を高め、豊かなゲーミングライフの実現を目指しています。 会社名:株式会社REJECT(リジェクト) 設立:2018年12月 代表者:代表取締役 甲山翔也 所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目4-10 虎ノ門35森ビル 5階 公式サイト:https://reject.co.jp/ オンラインストア:https://brand.reject.jp/
-
- 【結果速報 6月29日】 「Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂」 はチームマノンが優勝! あくたがわ選手が「EVO 2025」参戦サポートを獲得
- 2025年6月28日(土)〜29日(日)、東京体育館にて、「Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂」が開催された。「LEGENDUS」はストリーマーのSHAKAが主催するさまざまなゲームを用いた対戦イベント。その中でも『ストリートファイター6』(スト6)は特に人気で、「師弟杯」など何度も大会が行われてきた。今大会は『スト6』で初めて一般プレーヤーが参加できるイベントで、それぞれ1体ずつキャラを固定して戦う。DAY 1は一般参加者によるダブルエリミネーショントーナメントの順位により、異なるキャラクターを操る16名がDAY 2の決勝に進出できる。ただし、通過できるのは1位プレーヤーのみ。重複していない12名は決定し、残る4枠分は17位以下の選手の中で各キャラの最上位のプレーヤーがトーナメントを行い勝ち取るという方式だ。その結果、キャラが重複して空いている4枠をかけてその他のキャラ最上位プレーヤーによるトーナメントが行われ、決勝を戦う16名=16キャラが確定。抽選により対戦カードも決定した。DAY 1最終結果&DAY 2進出選手(キャラ)DAY 2は、決勝進出者のキャラを担当するストリーマーとタッグを組み、ダブルエリミネーションで対決。一般参加者同士、ストリーマー同士がBo3(2ゲーム先取)で戦い、1-1の場合は一般参加者同士でBo1に勝ったチームが勝利となる。グランドファイナル:チームマノン vs チームダルシム グランドファイナルは、ウイナーズを勝ち抜いた「チームマノン」と、ルーザーズから勝ち上がった「チームダルシム」。同じカードはウイナーズブラケット ラウンド2で「チームマノン」が一度勝利している組み合わせだ。あくたがわ vs harumyの試合は、先の試合の教訓を生かして、harumy選手がドライブラッシュで攻めていく姿勢を見せ、1ゲームを奪うが、差し返しからの投げでメダルを積み重ねていくあくたがわ選手のマノンが一枚上手で、2-1で勝利する。しかし、ストリーマー同士のSHAKA vs ありけん戦では、ありけん選手のトリッキーな空中技やワープからの攻めにSHAKA選手が一歩及ばず、1本取り返す。1-1で迎えたあくたがわ vs harumyの2戦目は、会場の応援も最高潮。互いに持てる力を出し切り、あくたがわ選手が勝利した。これにより、副賞としてあくたがわ選手とSHAKA選手は「EVO 2025」への出場権&渡航サポートが受けられる。 配信アーカイブ DAY 1 - メイン配信 DAY 2 - メイン配信 DAY 2 - ルーザーズ配信 Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂https://www.redbull.com/jp-ja/events/legendus-street-fighter-6-itadaki
-
- 【結果速報 6月27日】翔、ふ〜どが1位通過!——「TOPANGA CHAMPIONSHIP 6(トパチャン6)」オフライン決勝進出選手決定!
- 株式会社CELLORBが運営する『ストリートファイター6』のリーグ大会「TOPANGA CHAMPIONSHIP 6(トパチャン6)」のオンライン本戦 アドバンスドステージが6月19日(木)から開催中。TOPANGA CHAMPIONSHIPとは人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズを主軸に2011年から続く日本を代表するeスポーツ大会。長期リーグ形式でトップ選手が競い、オンライン予選とオフライン決勝を組み合わせたハイレベルな戦いが魅力だ。2025年の第6回は5月~7月開催、賞金総額300万円以上で、株式会社CELLORBが運営している。https://topanga.co.jp/topanga_championship6/ 現在はオランオン本戦のアドバンスドステージが開催中。直近に開催されたビギニングステージを勝ち上がった各ブロック上位3名と、4位同士で行われる決定戦の勝者1名の7名が、オフライン決勝を賭けて熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げている。アドバンスドステージは、総当たり戦(9名×2ブロック)が行われ、成績上位がラフォーレミュージアム原宿で行われるオフライン決勝へと進出できるという流れだ。6月27日(金)でアドバンスドステージの全日程が終了。オフライン決勝進出の選手が決定した。成績表 ■WHITE DIVISION順位選手名WINLOSEPOINT1 ZETA DIVISION|翔 7 1 14 2 IBUSHIGIN|鶏めし 6 2 3 3 ZETA DIVISION|ヤマグチ 5 3 3 4 あくたがわ 4 4 2 5 ZETA DIVISION|ももち 4 4 1 6 ZETA DIVISION|ひかる 3 5 -1 7 A.M.G / SS熊本|こばやん 3 5 -2 8 名古屋NTPOJA|Seiya 2 6 -8 9 RIDDLE ORDER|Jr. 2 6 -12 ■BLACK DIVISION 順位選手名WINLOSEPOINT1 REJECT|ふ〜ど 5 3 4 2 Red Bull / CR|ボンちゃん 5 3 2 3 FAV gaming|もけ 5 3 2 4 SBI e-Sports|ひびき 4 4 2 5 Saishunkan Sol 熊本|cosa 4 4 1 6 G8S / RB / PWS|ガチくん 4 4 0 7 FAV gaming|りゅうきち 3 5 -1 8 G8S / Hit Box|カワノ 3 5 -4 9 ZETA DIVISION|ひぐち 3 5 -6 ■EXTRA ROUNDあくたがわ vs SBI e-Sports|ひびき(2:7)オフライン決勝進出選手(所属チーム|選手名) ■WHITE DIVISIONからの進出選手ZETA DIVISION|翔IBUSHIGIN|鶏めしZETA DIVISION|ヤマグチ■BLACK DIVISIONからの進出選手REJECT|ふ〜どRed Bull / CR|ボンちゃんFAV gaming|もけ■EXTRA ROUNDからの進出選手SBI e-Sports|ひびき配信アーカイブ ADVANCED STAGE|DAY1(WHITE DIVISION Round1)https://www.youtube.com/live/i8Wv2JSkIlw?si=rq3ME5hALaHjnHyAADVANCED STAGE|DAY2(BLACK DIVISION Round1)https://www.youtube.com/live/uaaKN0OL_48?si=Rm4kB-HF85lIzsYdADVANCED STAGE|DAY3(WHITE DIVISION Round2)https://www.youtube.com/live/bVVkAWtxi08?si=4pj7LYQiUGmLpPMGADVANCED STAGE|DAY4(BLACK DIVISION Round2)https://www.youtube.com/live/3VPcV6Do1E0?si=v3E40PblSsM7LQE8ADVANCED STAGE|DAY5(WHITE DIVISION FinalRound)https://www.youtube.com/live/N9F0xaF4OBc?si=kxo06k0NnDgaG-9RADVANCED STAGE|DAY6(BLACK DIVISION FinalRound)https://www.youtube.com/live/70K1-AHqJeo?si=hbE1v4ukfWggLvulADVANCED STAGE|DAY7(EXTRA ROUND)https://www.youtube.com/live/kLpJLakiHjw?si=b8K7QClHkk2prF1mオフライン決勝観戦チケット情報 ◤ 第6期TOPANGA CHAMPIONSHIP オフライン決勝 ◢オフラインならではの熱気と緊張感。静寂の中で交錯する駆け引き、勝利の瞬間に響く歓声――――そのすべてを、体感せよ。日程:2025年7月11日(金)〜7月13日(日)会場:ラフォーレミュージアム原宿… pic.twitter.com/7YZ0CzpJzQ— TOPANGA (@topangajapan) May 30, 2025 ■関連リンクTOPANGA CHAMPIONSHIP 6 公式サイト:https://topanga.co.jp/topanga_championship6/TOPANGA 公式X:https://x.com/topangajapan©CELLORB ©CAPCOM