9月6日(水)~10日(日)までイギリス・バーミンガムにて『Apex Legends』の世界大会「Apex Legends Global Series(ALGS) Year3 Championship」が開催されました。
ALGS Championshipは、北アジア(AN)、南アジア(AS)、北米(NA)、南米(SA)、欧州・アフリカ・中東(EMEA)の5地域でそれぞれ大会を開催し、出場資格を得たチームのみ参加できる世界大会です。大会はSplit1とSplit2の2シーズンに分かれており、それぞれのシーズンの上位チームと最終予選であるLCQで勝ち抜いた2チームによる計8チームがALGS Championshipへの参加資格を得ます。

ALGS Championshipは全5日の日程で行われ、初日と2日目にグループステージを行います。すべてのリーグを4つのグループに振り分け、ふたつのグループの総当たりで6試合行います。違うグループとは6試合しかしませんが、同一グループとは18試合戦うこととなるので、グループ分けが重要となります。2日間のグループステージの結果により上位20チームはウィナーズブラケット、下位20チームはルーザーズブラケットに移行します。
3日目と4日目はウィナーズとルーザーズに分かれたブラケットステージとなります。ウィナーズに進出した20チームで8試合行い、上位10チームがファイナルへ進出。下位10チームがルーザーズブラケットのファイナル行きになります。ルーザーズブラケットはまずグループステージでルーザーズ行きとなった20チームで8試合を行い、上位10チームがルーザーズファイナルへ。下位10チームはここで敗退となります。ルーザーズファイナルに進出した20チームで8試合行い、上位10チームがファイナルへ進出します。
5日目はファイナルです。ウィナーズから勝ち残った10チームとルーザーズから勝ち上がった10チームがマッチポイントシステムで戦います。マッチポイントシステムは試合数の上限はなく、設定されたポイントを超えたのち、チャンピオンになったチームが優勝するというシステムです。
基準となるポイントを獲得することで、優勝する権利を初めて得られ、そこからチャンピオンを獲得しないと優勝できないわけです。場合によっては全チームが優勝の権利を得た上で、優勝を争うと言う場面もあり得ます。ウィナーズブラケットの順位によりポイントが付与され、1位の10ポイントを皮切りに、10位の1ポイントまで振り分けられます。50ポイント以上で優勝する権利が得られるのでウィナーズブラケットで上位に入ることはファイナルでかなり優位となります。

と、ここまでALGS Championshipについて長々と解説してきましたが、今回の取材の核は大会でなくパブリックビューイング。ALGS Championshipの2日目にロスカボス渋谷にて開催されたNORTHEPTIONのパブリックビューイングにお邪魔してきました。

チアパ初体験勢も!
NORTHEPTIONはANではSplit1、Split2ともに出場権を得るにいたらず、LCQにて出場枠を獲得しました。グループステージではグループCに属しており、1日目はグループAとの対戦で惜しくも15位と言う結果でした。そしてトータルでは31位です。ただ、全18試合中6試合しかしていないので、2日目には上がるしかない順位といえます。この説明がすんなり理解してもらうために、序段で長々とALGS Championshipについて説明したわけです。
そして取材した日は初戦がグループBとCの対決でNORTHEPTIONが出場します。次がBとDの対戦で、最後がAとCになります。最後まで観たいところですが、それだと翌朝5時を過ぎてしまう上、パブリックビューイングも12時までとのことなので、とりあえず1試合目の様子を取材してきました。
会場は渋谷にあるロスカボス渋谷です。以前、FENNELのチアパを取材したのと同じ場所です。
参考:
【本当の熱狂がここに!】陰キャも陽キャも全員集まれ!——FENNELがチアパーティにこだわる理由
開始前に到着したにも関わらず、観客は何人か入っています。開始待ちの様相で、まだ静かな感じです。会場はフリードリンク制となっており、カウンターでドリンクを頼むと出してくれます。会費は2,000円なのですが、アルコールからソフトドリンクまで飲み放題となっているので、ほぼ無料みたいなものです。
カウンターの対面にはNORTHEPTIONグッズの販売コーナーを用意。マフラータオルやTシャツ、選手と同じユニフォーム、ステッカーなどが用意されていました。ステッカーは今回のALGS Championship仕様で、マフラータオルと並び、一番の売れ筋となっていました。


会場は正面にプロジェクターによる投影で、左右にそれぞれ大型ディスプレイで試合の様子を配信しています。席はテーブル席が基本で、自由に座ることができました。
来場者は35人くらいで、そのほかにも関係者や招待者も含めると全部で50人以上の人が参加していました。NORTHEPTIONのストリーマー部門のポン酢野郎さんやR6SのイベントMCなどを勤める野々宮ミカさんもいらっしゃいました。




イベント開始早々、2試合目でNORTHEPTIONがチャンピオンを獲得します。1日目はちょっと奮わなかったので、2日目にして大躍進を期待させてくれます。もちろん会場は大盛り上がり。会場に訪れた人たちのほとんどはお互いが知らない者同士でしたが、この結果をきっかけに、会場に一体感が生まれ、盛り上がっていきました。ここで会場に来ていたファンに話を聞いて見ました。

「パブリックビューイングに参加するのは初めてです。ちょっと心細い感じはありましたけど、始まってしまうと盛り上がれますね。まだ緊張はしていますけど。いつもはストリーマーの動画配信を観ていたので、プロの競技シーンを観るのは初めてです。ストリーマーの配信って、ストリーマーのみの視点なんですけど、プロの試合だと目まぐるしくいろんな人の視点に切り替わるんですね。そこが発見でした」

「我々は筑波大学の『VALORANT』チームに所属しています。今回は縁があって、NORTHEPTIONのスタッフさんにご招待いただきました。ファンミーティング的なパブリックビューイングは初めて参加しました。大会の会場とは別の雰囲気ですごく賑やかですね。ここに来ている人は全員NORTHEPTIONのファンだし、心置きなく応援できると言うのが違いますね。あと、思った以上に女性が多くて驚きました(笑)」

「NORTHEPTIONのデザインまわり、ポスターとかを担当している会社の代表をしております。今回はご招待いただき、やってきました。先ほどNORTHEPTIONがチャンピオンを取れた時はすごく盛り上がっていて、いい雰囲気で楽しいですよね。競技シーンは結構観ます。仕事に関わっているというのもありますけど、『VALORANT』とか『Apex Legends』は個人的にもプレイしており、観るのも好きです」(西村祐輝さん)
「海外でも盛り上がっていて、日本もこれからもっと盛り上がっていくと思いますので、それに加わっていきたいと思っています。ここには来ていないんですけど次男がプロゲーマーをしていますが、実は私、彼よりいい環境でプレイしているんですよ(笑)。また私はゴルフをやるんですけど、それと同じでプロゴルファーの試合を観ているのも楽しいしプロの凄さもわかります。ゲームも同様にプロの凄さがわかりますね」(西村晋太郎さん)
最後にオーナーの大輪和広氏にも話を聞いてきました。

——パブリックビューイングの開催の経緯をお聞かせください。
大輪和広氏(以下、大輪):NORTHEPTIONはこれまで露出をちゃんとしてなかったチームといえます。今回ファン層をより広げるため、またファンを盛り上げるための施策としてパブリックビューイングをやってみようと考えました。まだ一度もやったことがなかったので、まずはお試し的に小さめの箱でやろうと思い、この場所を選びました。

——やってみて課題と良かった点に関してはいかがでしょうか。また、今回のことをベースに次回以降でやってみたいことはありますか?
大輪:厳密には『VALORANT』部門で一度、北海道でパブリックビューイングはやっているのですが、ほかの部門、そして東京でやったのは初めてですね。
今回はいろいろなことに挑戦したので、スタッフがかなり頑張ってくれました。そもそも初めてのことが多く、手探りの状態です。ファン対応の手段もわからなかったですしね。
あとグッズ販売に関しては、北海道の時は現金のみの対応でしたが、今回はカード決済ができるようにしたんです。それでもまだバーコード決済には対応しておらず。足りない部分もあります。
今回はパブリックビューイングと言う形でしたが、国内のオンライン大会であれば、選手と観客が同じ場所に集まるライブ配信はやってみたいですね。

——ALGS Championshipを振り返ってみていかがでしょうか(9月7日時点)
大輪:本戦で勝てなかったのは本当に悔しかったですね。それだけにLCQでは絶対に勝ちたかった。そのためにロスターも変更し、勝てる体制を作って挑みましたしね。
ロスターが確定したのはめちゃくちゃギリギリのタイミングで、ふたりも代わっているのでもう無理かと思っていました。最終的には3人の理解度が高く、チームとして何をやるかを理解してくれていたので、チームとして完成することができました。
急造チームとなりましたが、インタビュー動画を観て、みんな仲良くやれていたので安心しました。
——『Apex Legends』の競技シーンについてはどうでしょうか。
大輪:まだまだ人気タイトルであることは間違いないですね。今回の配信の視聴者もかなりの数に観られていましたし、『Apex Legends』はライト層が多く、伸び代はまだまだありますね。
子どもが参加するイベントをやったときに『Apex Legends』の試遊台を置いたら小学生がこぞってプレイしていました。やはりコンシューマ機、特にNintendo Switchでプレイできるのは大きいですね。我が家の子どももみんなNintendo Switchでプレイしていますよ。

——今回の開催を受けて、今後の活動についてお聞かせください。
大輪:NORTHEPTIONはストリーマー部門の所属が4人しかいないので、増やしていきたいですね。
その上でストリーマーを中心としたイベントを開催してみたいです。『Among US』のストリーマーが何名かいるので、参加者と一緒にプレイできたら面白そうです。他にも主力としているタイトル以外のゲームで遊ぶとか、何ならオフラインならではでボードゲームとかでも盛り上がると思います。ちょっとエンターテインメント色を強めていきたいかな。
エンタメは強化していきますが、もちろんプロチームとしての強さは保持していきます。
——『VALORANT』部門はいかがでしょう。
大輪:来季どういうチーム構成にしていくかを検討中ですね。今シーズンは「VCT Challengers Japan Stage2」で優勝した時のメンバーよりも強いチームになったと思っていました。
しかし結果が出なかったので、日本の『VALORANT』のレベルが上がっているということかも知れません。実は、最近僕自身も『VALORANT』の配信を観まくっていて、プレイも再開しています。『VALORANT』の理解度をより高めて、いろんな選手を観ていっているところです。
すでに注目している選手もいます。いい選手を見極めてチームを強くしていきますのでご期待ください。
——ありがとうございました!
NORTHEPTIONはチームとしての存在意義を高めるために、チームのファンを得るための施策を展開しています。今回のパブリックビューイングもそのひとつです。eスポーツはゲームタイトル自体のファンや競技シーンでも選手のファンが中心で、中々チーム推し、箱推しとなってない中、それを打破するために試行錯誤しています。今回のパブリックビューイングも雰囲気は良く、ファンとチームが交流する場としては大いに役立っていると感じました。
年末までに東京にも新しい営業拠点が完成し、広くエンタメ領域にも挑戦するというお話も聞きました。今後は日本から世界へエンタメを発信することも視野に入れているとのことです。
撮影:志田彩香
編集:いのかわゆう
ALGS Championshipは、北アジア(AN)、南アジア(AS)、北米(NA)、南米(SA)、欧州・アフリカ・中東(EMEA)の5地域でそれぞれ大会を開催し、出場資格を得たチームのみ参加できる世界大会です。大会はSplit1とSplit2の2シーズンに分かれており、それぞれのシーズンの上位チームと最終予選であるLCQで勝ち抜いた2チームによる計8チームがALGS Championshipへの参加資格を得ます。

▲各地域から8チーム、計40チームが出場。そこから4つのグループに振り分けられます。日本が所属する地域はAPACSです。ちなみにB8にCrazy Raccoonがいますが、出場を辞退しています
ALGS Championshipは全5日の日程で行われ、初日と2日目にグループステージを行います。すべてのリーグを4つのグループに振り分け、ふたつのグループの総当たりで6試合行います。違うグループとは6試合しかしませんが、同一グループとは18試合戦うこととなるので、グループ分けが重要となります。2日間のグループステージの結果により上位20チームはウィナーズブラケット、下位20チームはルーザーズブラケットに移行します。
3日目と4日目はウィナーズとルーザーズに分かれたブラケットステージとなります。ウィナーズに進出した20チームで8試合行い、上位10チームがファイナルへ進出。下位10チームがルーザーズブラケットのファイナル行きになります。ルーザーズブラケットはまずグループステージでルーザーズ行きとなった20チームで8試合を行い、上位10チームがルーザーズファイナルへ。下位10チームはここで敗退となります。ルーザーズファイナルに進出した20チームで8試合行い、上位10チームがファイナルへ進出します。
5日目はファイナルです。ウィナーズから勝ち残った10チームとルーザーズから勝ち上がった10チームがマッチポイントシステムで戦います。マッチポイントシステムは試合数の上限はなく、設定されたポイントを超えたのち、チャンピオンになったチームが優勝するというシステムです。
基準となるポイントを獲得することで、優勝する権利を初めて得られ、そこからチャンピオンを獲得しないと優勝できないわけです。場合によっては全チームが優勝の権利を得た上で、優勝を争うと言う場面もあり得ます。ウィナーズブラケットの順位によりポイントが付与され、1位の10ポイントを皮切りに、10位の1ポイントまで振り分けられます。50ポイント以上で優勝する権利が得られるのでウィナーズブラケットで上位に入ることはファイナルでかなり優位となります。

▲グループステージは、すべてのグループの組み合わせ20チームによる試合となります。便宜上「A VS B」のような表記になっていますが、グループ対抗戦ではなく、個々のチームがチャンピオンを狙うバトルロワイヤルなので、他のチームはすべて敵です。グループステージの順位によりウィナーズブラケットとルーザーズブラケットに振り分けられ、ブラケットステージに突入、さらにチーム数が絞られ、20チームになったところでグランドファイナルとなります
と、ここまでALGS Championshipについて長々と解説してきましたが、今回の取材の核は大会でなくパブリックビューイング。ALGS Championshipの2日目にロスカボス渋谷にて開催されたNORTHEPTIONのパブリックビューイングにお邪魔してきました。

▲ロスカボス渋谷にNORTHEPTIONファンが集まりました。『Apex Legends』で初のNORTHEPTIONのパブリックビューイングとなり、お客さんも慣れていない印象。撮影時も顔出しNGの方が多くいました
チアパ初体験勢も!
フリードリンク制で飲み放題も楽しめる良心的な価格帯
NORTHEPTIONはANではSplit1、Split2ともに出場権を得るにいたらず、LCQにて出場枠を獲得しました。グループステージではグループCに属しており、1日目はグループAとの対戦で惜しくも15位と言う結果でした。そしてトータルでは31位です。ただ、全18試合中6試合しかしていないので、2日目には上がるしかない順位といえます。この説明がすんなり理解してもらうために、序段で長々とALGS Championshipについて説明したわけです。
そして取材した日は初戦がグループBとCの対決でNORTHEPTIONが出場します。次がBとDの対戦で、最後がAとCになります。最後まで観たいところですが、それだと翌朝5時を過ぎてしまう上、パブリックビューイングも12時までとのことなので、とりあえず1試合目の様子を取材してきました。
会場は渋谷にあるロスカボス渋谷です。以前、FENNELのチアパを取材したのと同じ場所です。
参考:
【本当の熱狂がここに!】陰キャも陽キャも全員集まれ!——FENNELがチアパーティにこだわる理由
開始前に到着したにも関わらず、観客は何人か入っています。開始待ちの様相で、まだ静かな感じです。会場はフリードリンク制となっており、カウンターでドリンクを頼むと出してくれます。会費は2,000円なのですが、アルコールからソフトドリンクまで飲み放題となっているので、ほぼ無料みたいなものです。
カウンターの対面にはNORTHEPTIONグッズの販売コーナーを用意。マフラータオルやTシャツ、選手と同じユニフォーム、ステッカーなどが用意されていました。ステッカーは今回のALGS Championship仕様で、マフラータオルと並び、一番の売れ筋となっていました。

▲会場にはNORTHEPTIONグッズの販売コーナーを用意。ポン酢野郎さんが直接Tシャツにサインを入れるサービスもあり、Tシャツも売れていました

▲ロスカボス渋谷のバーテンダーさんがお酒を用意してくれます。アルコールもフリードリンクなのですが、筆者は下戸なのでソフトドリンクをいただきました。担当編集は酒豪ですが、仕事なので飲めずに恨めしそうでした
会場は正面にプロジェクターによる投影で、左右にそれぞれ大型ディスプレイで試合の様子を配信しています。席はテーブル席が基本で、自由に座ることができました。
来場者は35人くらいで、そのほかにも関係者や招待者も含めると全部で50人以上の人が参加していました。NORTHEPTIONのストリーマー部門のポン酢野郎さんやR6SのイベントMCなどを勤める野々宮ミカさんもいらっしゃいました。

▲ファンと一緒に会話しながらチームを応援するポン酢野郎さん。ポン酢野郎さんが参加することをX(旧Twitter)上で告知したところ、さらに参加者が増えたとのこと

▲今日はプライベートとのことで、恥ずかしがっていた野々宮ミカさん

▲プロジェクターの大画面で試合を観戦です。大きな画面と大きな音、そして騒げる空間は家で観戦しているのとはひと味違います

▲2試合目でチャンピオンを獲得したNORTHEPTION。パブリックビューイングの会場のボルテージも最高潮です
イベント開始早々、2試合目でNORTHEPTIONがチャンピオンを獲得します。1日目はちょっと奮わなかったので、2日目にして大躍進を期待させてくれます。もちろん会場は大盛り上がり。会場に訪れた人たちのほとんどはお互いが知らない者同士でしたが、この結果をきっかけに、会場に一体感が生まれ、盛り上がっていきました。ここで会場に来ていたファンに話を聞いて見ました。
ぽん酢野郎さんの告知をみて参加したゆかさん

「パブリックビューイングに参加するのは初めてです。ちょっと心細い感じはありましたけど、始まってしまうと盛り上がれますね。まだ緊張はしていますけど。いつもはストリーマーの動画配信を観ていたので、プロの競技シーンを観るのは初めてです。ストリーマーの配信って、ストリーマーのみの視点なんですけど、プロの試合だと目まぐるしくいろんな人の視点に切り替わるんですね。そこが発見でした」
筑波大学のeスポーツチームに所属しているピンホソさんと味海苔さん

「我々は筑波大学の『VALORANT』チームに所属しています。今回は縁があって、NORTHEPTIONのスタッフさんにご招待いただきました。ファンミーティング的なパブリックビューイングは初めて参加しました。大会の会場とは別の雰囲気ですごく賑やかですね。ここに来ている人は全員NORTHEPTIONのファンだし、心置きなく応援できると言うのが違いますね。あと、思った以上に女性が多くて驚きました(笑)」
NORTHEPTIONのデザインを担当するMIS PRODUCTIONの西村祐輝さんとその父親である西村晋太郎さん

「NORTHEPTIONのデザインまわり、ポスターとかを担当している会社の代表をしております。今回はご招待いただき、やってきました。先ほどNORTHEPTIONがチャンピオンを取れた時はすごく盛り上がっていて、いい雰囲気で楽しいですよね。競技シーンは結構観ます。仕事に関わっているというのもありますけど、『VALORANT』とか『Apex Legends』は個人的にもプレイしており、観るのも好きです」(西村祐輝さん)
「海外でも盛り上がっていて、日本もこれからもっと盛り上がっていくと思いますので、それに加わっていきたいと思っています。ここには来ていないんですけど次男がプロゲーマーをしていますが、実は私、彼よりいい環境でプレイしているんですよ(笑)。また私はゴルフをやるんですけど、それと同じでプロゴルファーの試合を観ているのも楽しいしプロの凄さもわかります。ゲームも同様にプロの凄さがわかりますね」(西村晋太郎さん)
大輪オーナーインタビュー
最後にオーナーの大輪和広氏にも話を聞いてきました。

——パブリックビューイングの開催の経緯をお聞かせください。
大輪和広氏(以下、大輪):NORTHEPTIONはこれまで露出をちゃんとしてなかったチームといえます。今回ファン層をより広げるため、またファンを盛り上げるための施策としてパブリックビューイングをやってみようと考えました。まだ一度もやったことがなかったので、まずはお試し的に小さめの箱でやろうと思い、この場所を選びました。

——やってみて課題と良かった点に関してはいかがでしょうか。また、今回のことをベースに次回以降でやってみたいことはありますか?
大輪:厳密には『VALORANT』部門で一度、北海道でパブリックビューイングはやっているのですが、ほかの部門、そして東京でやったのは初めてですね。
今回はいろいろなことに挑戦したので、スタッフがかなり頑張ってくれました。そもそも初めてのことが多く、手探りの状態です。ファン対応の手段もわからなかったですしね。
あとグッズ販売に関しては、北海道の時は現金のみの対応でしたが、今回はカード決済ができるようにしたんです。それでもまだバーコード決済には対応しておらず。足りない部分もあります。
今回はパブリックビューイングと言う形でしたが、国内のオンライン大会であれば、選手と観客が同じ場所に集まるライブ配信はやってみたいですね。

——ALGS Championshipを振り返ってみていかがでしょうか(9月7日時点)
大輪:本戦で勝てなかったのは本当に悔しかったですね。それだけにLCQでは絶対に勝ちたかった。そのためにロスターも変更し、勝てる体制を作って挑みましたしね。
ロスターが確定したのはめちゃくちゃギリギリのタイミングで、ふたりも代わっているのでもう無理かと思っていました。最終的には3人の理解度が高く、チームとして何をやるかを理解してくれていたので、チームとして完成することができました。
急造チームとなりましたが、インタビュー動画を観て、みんな仲良くやれていたので安心しました。
——『Apex Legends』の競技シーンについてはどうでしょうか。
大輪:まだまだ人気タイトルであることは間違いないですね。今回の配信の視聴者もかなりの数に観られていましたし、『Apex Legends』はライト層が多く、伸び代はまだまだありますね。
子どもが参加するイベントをやったときに『Apex Legends』の試遊台を置いたら小学生がこぞってプレイしていました。やはりコンシューマ機、特にNintendo Switchでプレイできるのは大きいですね。我が家の子どももみんなNintendo Switchでプレイしていますよ。

——今回の開催を受けて、今後の活動についてお聞かせください。
大輪:NORTHEPTIONはストリーマー部門の所属が4人しかいないので、増やしていきたいですね。
その上でストリーマーを中心としたイベントを開催してみたいです。『Among US』のストリーマーが何名かいるので、参加者と一緒にプレイできたら面白そうです。他にも主力としているタイトル以外のゲームで遊ぶとか、何ならオフラインならではでボードゲームとかでも盛り上がると思います。ちょっとエンターテインメント色を強めていきたいかな。
エンタメは強化していきますが、もちろんプロチームとしての強さは保持していきます。
——『VALORANT』部門はいかがでしょう。
大輪:来季どういうチーム構成にしていくかを検討中ですね。今シーズンは「VCT Challengers Japan Stage2」で優勝した時のメンバーよりも強いチームになったと思っていました。
しかし結果が出なかったので、日本の『VALORANT』のレベルが上がっているということかも知れません。実は、最近僕自身も『VALORANT』の配信を観まくっていて、プレイも再開しています。『VALORANT』の理解度をより高めて、いろんな選手を観ていっているところです。
すでに注目している選手もいます。いい選手を見極めてチームを強くしていきますのでご期待ください。
——ありがとうございました!
———
NORTHEPTIONはチームとしての存在意義を高めるために、チームのファンを得るための施策を展開しています。今回のパブリックビューイングもそのひとつです。eスポーツはゲームタイトル自体のファンや競技シーンでも選手のファンが中心で、中々チーム推し、箱推しとなってない中、それを打破するために試行錯誤しています。今回のパブリックビューイングも雰囲気は良く、ファンとチームが交流する場としては大いに役立っていると感じました。
年末までに東京にも新しい営業拠点が完成し、広くエンタメ領域にも挑戦するというお話も聞きました。今後は日本から世界へエンタメを発信することも視野に入れているとのことです。
撮影:志田彩香
編集:いのかわゆう
【岡安学 プロフィール】
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
Twitter:@digiyas

Twitter:@digiyas
関連記事
-
- 【大会レポート】「CAPCOM Pro Tour 2023」アジア-東南大会優勝者はXIAN選手!
- 『ストリートファイター6』にて世界中のプレイヤーが年間チャンピオンを目指し各地域で熱戦を繰り広げる「CAPCOM Pro Tour 2023」。11月25日(土)~26日(日)に開催された「CAPCOM Pro Tour 2023 オンラインプレミア」アジア-東南大会でXIAN選手が優勝した。<以下、ニュースリリースより>アジア-東南大会は、XIAN選手が優勝! 日本時間11月25日(土)~26日(日)に実施された、「CAPCOM Pro Tour 2023 オンラインプレミア」アジア-東南大会。見事優勝したのは、XIAN選手!「CAPCOM Pro Tour 2023」とは 『ストリートファイター6』にて世界最強を決めるカプコン公式世界大会「CAPCOM CUP X」。その出場権をかけ、世界中のプレイヤーが「CAPCOM Pro Tour 2023」で熱戦を繰り広げます。 賞金額は史上最高! 「CAPCOM CUP X」優勝賞金100万ドル、賞金総額200万ドル以上! 「CAPCOM Pro Tour 2023」は初心者でもエントリーが可能です。『ストリートファイター6』で新たに追加された操作タイプ「モダンタイプ」でも参加可能になります! 皆さまの参加お待ちしております! 大会の模様はYouTube/Twitchの「CAPCOM Fighters」でオンラインライブ配信を行います。■「CAPCOM Pro Tour 2023」公式サイトhttps://sf.esports.capcom.com/cpt/jp/■CAPCOM Fighters 公式YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/@CapcomFighters/■CAPCOM Fighters 公式Twitchチャンネルhttps://www.twitch.tv/capcomfighters「CAPCOM Pro Tour 2023 ワールドウォリアー」とは 好評発売中の『ストリートファイター6』にて、世界中のプレイヤーが年間チャンピオンを目指し各地域で激戦を繰り広げる「CAPCOM Pro Tour 2023」。 地域ごとに実施される「オンラインプレミア」「オフラインプレミア」と並び、昨シーズンより新たに追加された大会「ワールドウォリアー」は、数か月にわたって各地域のトーナメントオーガナイザ-によって全世界26地域で複数回開催されます。 本大会は順位に応じてポイントが獲得できる通常大会と、ポイント上位選手8名による決勝大会で構成されます。そして見事、地域決勝大会で優勝を収めた選手は「CAPCOM CUP X」への出場権を獲得します。 昨シーズンに引き続き、「CAPCOM Pro Tour 2023 ワールドウォリアー 日本大会」は株式会社NTTe-Sportsがトーナメントオーガナイザーとなって開催されます。 激戦が予想される日本大会の実施スケジュールは以下の通りです。 ■決勝大会:2023年:11月18日(土)13:00~ 大会の詳細に関しましては、株式会社NTTe-Sports公式X(旧Twitter)をご確認ください。 ■NTTe-Sports 公式X(旧Twitter)https://twitter.com/NTTe_SportsCAPCOM CUP X の開催日程が決定! CAPCOM CUP Xがロサンゼルスに戻ってくる! 世界最高のストリートファイター6プレイヤーがロサンゼルスに集結。名声と栄光、そして栄えあるCAPCOM CUP Xのチャンピオンの称号をかけて、トップレベルのプレイヤーの激闘をお見逃しなく! 大会の実施スケジュールは以下の通りです。 ■LAST CHANCE QUALIFIER:日本時間2024年2月17日(土)~19日(月) ■CAPCOM CUP X:日本時間2024年2月22日(木)~26(月)
-
- 【大会レポート】賞金総額100,000ドル!第1回『PROJECT XENO』世界大会がフィリピンで開催されMAKATTY選手が優勝!
- NFTキャラクターを駆使して対人戦バトルを行うタクティクスゲーム『PROJECT XENO』の世界大会がフィリピン・マニラで開催された。優勝総額1,000,000ドルという大盤振る舞いな大会で、MAKATTY選手が優勝。優勝賞金40,000ドルを手に入れた。<以下、ニュースリリースより>来場者は2,000人! クルーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小渕 宏二 以下、クルーズ) の100%子会社であるCROOZ Blockchain Lab株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:古瀬 祥一)が参画しているプロジェクト『PROJECT XENO』は、2023年11月25日にフィリピンのマニラ市で第1回eスポーツ世界大会を開催いたしました。 『PROJECT XENO』第1回eスポーツ世界大会「XPT 2023 in Manila」の賞金総額は100,000ドル、優勝賞金は40,000ドルです。予選会は2023年11月4日から11月5日でオンラインによって実施され、参加総数は1,000人以上となりました。決勝トーナメントは、バトルアリーナSeason3上位3名、オンライン予選上位12名の合計15名に、先日東京で開催された「ヒカルカップ」の優勝者であるsora選手を加えた合計16名でマニラ市内の会場においてオフラインで行われ、来場者数は2,000人となるなど、大きな盛り上がりを見せました。大会の模様は公式YouTubeチャンネルで配信されました。 熱戦を制し第1回世界王者に輝いたのはMAKATTY選手!優勝賞金40,000ドルを手にしました。 当日は、スペシャルゲストとして『PROJECT XENO』のアンバサダーであり、世界で唯一のボクシング8階級制覇王者のマニー・パッキャオさんも応援に駆けつけてくださいました。MAKATTY選手 優勝コメント この度は、Xeno Pro Tour MANILA 2023で優勝することができて、うれしい気持ちでいっぱいです。多様な構成の相手にも打ち勝ち、優勝できたのは、夜遅くまで練習に付き合っていただいたり、おすすめの構成を教えてくださったりしたH.U.Gのギルドメンバーのおかげです。当日の応援も非常に心強かったです。 また、フィリピンに来て、自身のXENO愛だけでなく、大会に関わったみなさんのXENO愛を強く実感しました。今後もどんどん進化していくXENOを全力で楽しんで、全員で一つになってXENOを盛り上げていきたいです。 最後にはなりますが、このような素晴らしい大会を企画運営していただいたYGG、ゲーム開発ならびにフィリピンにて日本人選手のお世話をしてくださったCROOZ blockchain labの方々に心から感謝申し上げます。この度は本当にありがとうございました。『PROJECT XENO』について 『PROJECT XENO』は、EPOCH FACTORY運営、CROOZ Blockchain Lab開発のブロックチェーンゲームで、GameFiとe-Sportsを融合したPvPバトルゲームです。人気YouTuberのヒカルさん、ボクシングチャンピオンのマニー・パッキャオさんなどとコラボし、2023年5月10日に正式サービスを開始しております。グローバル配信で、スマートフォンでプレイ可能です。タイトル: PROJECT XENO配信日: 配信中対応チェーン: BNB/Ethereum価格: 基本プレイ無料(アイテム課金制)対応OS: Android / iOS対応言語: 日本語/英語/アラビア語公式X: https://twitter.com/PROJECTXENO_JP公式Discord: https://discord.gg/G4bk9nhJpG公式サイト: https://project-xeno.com/Android DL: Google Play StoreiOS DL: App Store
-
- 【大会レポート】『eFootball™』全国No.1は神奈川県代表Takaki選手が優勝!——全国都道府県対抗eスポーツ選手権2023 KAGOSHIMA
- eスポーツ最強の都道府県を決定するeスポーツ大会「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2023 KAGOSHIMA」eFootball™部門において、神奈川県代表のTakaki選手が優勝した。<以下、ニュースリリースより>『eFootball™』部門レポート 株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、11月26日(日)に特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」の文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2023 KAGOSHIMA」で行われた「eFootball(TM)」シリーズ部門のチャンピオンが決定したことをお知らせします。 「eFootball(TM)」シリーズ部門の決勝戦では、神奈川県代表のTakaki選手と愛媛県代表のおしゅし選手が白熱した試合を行い、3対0で見事Takaki選手が優勝しました。優勝コメント: 神奈川県代表 Takaki選手 2019年に国体競技として選ばれてから全く優勝に手が届くところまで来ていなかったので、今回優勝できてすごくうれしいです。3点目決めたときは、うれしくて叫んでしまいました。準優勝コメント: 愛媛県代表 おしゅし選手 悔しいですけど、完膚なきまでにやられたので、相手が強かったなと思います。 初めて決勝の舞台に立つことができて、優勝はできなかったですけど、プレーも楽しくできたので、次の大会は優勝を目指して頑張りたいと思います。 また、本大会は、12月に開催される予定の「東アジアeスポーツチャンピオンシップ(Esports Championships East Asia、以下 ECEA)」の日本代表選手選考を兼ねて実施しました。「ECEA」は、日本、中国、韓国の3か国によるeスポーツの国際対抗戦で、今年は韓国・麗水(ヨス)にて開催される予定です。今回優勝したTakaki選手、準優勝したおしゅし選手の2名がECEA日本代表選手に内定しましたので、引き続き応援のほど、よろしくお願いします。 コナミデジタルエンタテインメントは、今後もeスポーツへの取り組みを通じて、お客さまにeスポーツの楽しさをお届していきます。大会の様子 【当社のeスポーツへの取り組みについて】 「eFootball(TM)」シリーズは1995年に家庭用ゲーム「ウイニングイレブン」として誕生して以来、長年多くのお客様に支えられてきたサッカーゲームです。「第18回アジア競技大会ジャカルタ・パレンバン」のデモンストレーション競技や、国体文化プログラムとして開催される「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2023 KAGOSHIMA」には5大会連続、さらに国際eスポーツ連盟(IeSF)主催の「World Esports Championship 2023」にも2019年より4大会連続で採用されており、国内外で競技タイトルとして注目を集めています。また、欧州クラブが参加する「eFootball(TM) Championship Pro」や、Jリーグクラブが参加する「eJ.LEAGUE」を実施しており、eスポーツとリアルスポーツを組み合わせた取り組みも拡大しています。 【「eFootball(TM)」シリーズについて】 長年多くのお客様に支えられてきた「ウイニングイレブン」は、大きく飛躍する本作への決意をこめて、新たなブランド名『eFootball(TM)』として生まれ変わりました。PlayStation(R)5版を含め対応するすべてのデバイスで“基本プレー無料”で遊べるようになるなど、ゲームプレーや遊び方を一新しました。 実在の強豪チームで戦う「クラブ・ナショナル」モード、現実の試合で活躍した選手や注目リーグの選手、サッカー史に名を刻むレジェンド選手などを獲得・育成して”自分だけ”のオリジナルチームで戦う「ドリームチーム」モードで楽しめるほか、オンラインで最大3vs3の協力プレーが楽しめる「Co-op」モードで“熱狂”を体感できます。 eFootball(TM)公式サイト: https://www.konami.com/efootball/ja/ 公式Xアカウント: @we_konami
-
- 【大会レポート】『シャドウバース』全国No.1学生は北海道代表おいたく選手!——全国都道府県対抗eスポーツ選手権2023 KAGOSHIMA
- eスポーツ最強の都道府県を決定するeスポーツ大会「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2023 KAGOSHIMA」シャドウバース部門学生において、北海道代表のおいたく選手が優勝した。<以下、ニュースリリースより>『シャドウバース』学生の部 大会レポート ゲームの企画・開発・運営事業を展開する株式会社Cygames(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡邊耕一)は、本格スマホeスポーツ『シャドウバース(以下、シャドウバース)』が公式競技タイトルのひとつとして参加している「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2023 KAGOSHIMA」において、11月25日(土)に決勝戦をセンテラス天文館(鹿児島県鹿児島市)で開催しました。結果は見事、北海道代表のおいたく選手が勝利し、今年度の学生日本一の栄冠を手にしました。▼全国都道府県対抗eスポーツ選手権『シャドウバース』学生の部 配信アーカイブ 全国都道府県対抗eスポーツ選手権『シャドウバース』学生の部 概要 「全国都道府県対抗eスポーツ選手権『シャドウバース』学生の部」は中学生から大学生までを対象とした、『シャドウバース』の学生プレイヤー日本一を決める大会です。今年8月に全国の各都道府県にて行われた都道府県予選およびブロック予選、本大会決勝トーナメントを勝ち抜いた、おいたく選手(北海道代表)と空白選手(神奈川県)の2名が、11月25日(土)にセンテラス天文館の特設ステージにて直接顔を合わせて激突。熱いバトルを繰り広げました。【出場選手】・おいたく選手(北海道) 出身地/参加予選大会 … 北海道 札幌市 / 北海道・札幌 『シャドウバース』プレイ歴 … 4年半 大会使用デッキ … マガチヨエルフ/財宝ロイヤル/進化ネメシス・空白選手(神奈川県) 出身地/参加予選大会 … 神奈川県 川崎市 / 神奈川A 『シャドウバース』プレイ歴 … 2年半 大会使用デッキ … マガチヨエルフ/財宝ロイヤル/秘術ウィッチ試合の様子 おいたく選手(北海道)VS空白選手(神奈川県)第1バトルは、おいたく選手の財宝ロイヤルと、空白選手のマガチヨエルフの対戦からスタート。おいたく選手がデッキのキーカードである《大海の征服者・ロジャー》を引き当てつつ、有利に盤面を作る一方で、手札のリソースが苦しい状況が続く空白選手。来たる7ターン目、おいたく選手が狙い通りのプランでリーサルに持ち込み、着実に1バトル目の勝利を掴みます。続く第2バトル、おいたく選手はマガチヨエルフで2勝目を狙うのに対して、空白選手は秘術ウィッチを選択。空白選手が手堅く作り上げた盤面を、おいたく選手が《新芽の風・メイ》を使い見事に処理す るシーンもあり、勝負は緊迫した展開を続けます。そんな中で、着実にスタックを消費していた空白選手が《ギガンティック・サモン》を活用することで、7ターン目にして他カードと併せて18点をたたき出し、1勝を返します。第3バトルは、マガチヨエルフ同士のミラーマッチ。おいたく選手は開始早々、6ターン目のリーサルが見えている手札に。空白選手も負けじと着実なプレイイングをみせますが、おいたく選手が流れに乗ってリーサルを逃さず勝利します。 本大会決勝戦はBO5(3バトル先勝した方が勝利)のため、おいたく選手が優勝に王手をかけた状態で第4バトルはスタート。残すは進化ネメシスの1デッキとなったおいたく選手に対し、空白選手は今度こそマガチヨエルフでの勝利を狙います。苦しい手札が続く空白選手に対し、進化可能ターンから加速的に進化の回数を稼いだおいたく選手が見事勝利。学生王者の座をつかみ取りました。勝利選手インタビュー&表彰式の様子 表彰式では、優勝したおいたく選手は「試合内容自体は納得いかないものもあったが、今日の結果はとてもうれしい。」とコメント。応援してくれた仲間に対して感謝の意を伝えるとともに「シャドウバース Invitationalでも優勝を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。」と次のステージへの意気込みも語りました。 優勝した北海道代表おいたく選手には、『シャドウバース』アプリ内の報酬(大会優勝称号、レッドエーテル1,000,000個)と大会参加権利(「RAGE シャドウバース」シード権、「シャドウバース Invitational 2024」への招待)が贈呈されました。【最終結果】優勝 おいたく選手(北海道)準優勝 空白選手(神奈川県)「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」とは 「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」は、日本各地の予選を勝ち抜いた都道府県代表によって競われるeスポーツの全国大会です。2019年10月に「いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会」の文化プログラムとして初めて開催され、第1回は開催地である茨城県が優勝。第2回大会と第3回大会は大阪府が連覇、昨年3年ぶりに有観客で開催された栃木大会では、6競技10部門の総合成績によって東京都が初優勝を果たしました。今回で5度目の開催となる本大会では、合計3部門で優勝を果たすなど、今年も圧倒的な強さを見せた東京都が総合優勝となり、2連覇を達成しました。 *(C) Cygames, Inc.