提供:エムエスアイコンピュータージャパン
アニマックスブロードキャスト・ジャパンが運営するeスポーツチーム「GHS Professional」(以下、GHS)がエムエスアイコンピュータージャパン株式会社とスポンサー契約を締結。所属選手に高性能ゲーミングPCが提供されたことにより、さらなる活躍が期待できる。
今回は、そんなGHSの『Apex Legends』部門所属のNaoki選手にインタビュー。GHS所属の経緯や、ハイスペックゲーミングPC「Vector GP78 HX 13V」シリーズの魅力を語っていただいた。
Naoki選手がGHSを選んだ理由
▲Naoki選手。小学校6年生からFPSをプレイしている期待の新星。現在21歳
——Naoki選手は小学校6年生の頃からFPSをプレイしていたようですが何かきっかけがあったのでしょうか。
Naoki選手(以下Naoki):当時、僕の兄がPS3版の『コール オブ デューティ』シリーズをプレイしていて、それを見て「面白そうだな」と思ったのがきっかけですね。
——なるほど。ゲーム自体はその前からやっていた?
Naoki:そうですね。『ポケモン』シリーズとか『スーパーマリオブラザーズ』シリーズとかはもともとプレイしていました。
『コール オブ デューティ』シリーズをプレイしたあとは、TPSの『フォートナイト』を経て、『Apex Legends』をプレイするようになりました。
——なぜ最終的に『Apex Legends』を選んだのでしょうか。
Naoki:実は最初に『Apex Legends』をプレイしたときはうまくいかず、『コール オブ デューティ』シリーズに戻っちゃったんですが、「やっぱり、もういっかいやってみたいな」と思って再び『Apex Legends』をプレイしたらどハマりしちゃって(笑)。
キャラクターの数も多く、固有スキルがあるので戦略性が高いのが魅力ですね。
——その流れでGHSの『Apex Legends』部門に加入したんですね。
Naoki:はい。もともとアマチュアの頃からゲーム仲間と大会に出場したこともあったんですが、競技シーンの難しさや奥深さを知り、プレイ仲間でもあったLxxYun選手とプロの競技シーンを目指すようになりました。
そんな中GHSに所属しているきのこゲンジ選手からお誘いがあり、GHSに加入することになりました。
——GHSには7月に加入したようですが、プロ選手になってみて感じたことはありますか?
Naoki:ゲームだけでなく、今回のような取材やゲーム以外での体験をすることができてうれしいです。まだまだ緊張しますけどね(笑)。
——それはこれから慣れていきたいところですね(笑)。ということは「Apex Legends Global Series Year3」(ALGS Year3)がプロとして初めての競技シーンだったんですね。
Naoki:そうですね。プロの競技シーンは本当に難しかったです。LCQ(敗者復活戦)まで進むことはできたのですが、毎回ボーダーギリギリで……。アマチュアの頃は「勝てたらいいな〜」程度の気持ちでやっていたのですが、プロは「結果を出さないと続けられない」というプレッシャーもあって大変でした。
——実際にプロのチームと対戦してみてどのような違いを感じましたか。
Naoki:自分でも作戦を考えて挑んではいるものの、相手がその一枚上を行く作戦で攻めてくるのはプロの競技シーンならではですね。「こんな作戦もあるんだ」って逆に勉強になる試合もありました。
「Vector GP78 HX 13V」シリーズを使ってみて
——やはりプロの競技シーンは戦況の変化もめまぐるしく、より処理能力の高いPCが要求されると思います。そこで現在使用している「Vector GP78 HX 13V」シリーズについておうかがいしたいのですが、ファーストインプレッションをお聞かせください。
Naoki:ヌルヌルで速くてびっくりしました。普段はデスクトップPCを使っているのですが、処理能力の速さが圧倒的に違うのを体感しています。
一番びっくりしたのは、fpsですね。NVIDIA® GeForce RTX™ 4080 Laptop GPUを搭載しているので、『Apex Legends』をプレイしている時は300fps近いフレームレートが出ます。240Hzのディスプレイの恩恵がしっかりと得られるのは大きいです。
▲17インチの大画面液晶ディスプレイを搭載しているので「Vector GP78 HX 13V」シリーズ単体でもプレイしやすい
——具体的にどのようなシーンで高fpsや高リフレッシュレートの恩恵を感じていますか。
Naoki:試合が終盤になると、あちこちでアルティメットアビリティが同時に発動していることも多いんですけど、以前使っていたPCだと、そのタイミングでフレームレートが極端に落ちてしまい、敵が視認しづらかったり、エイムが定まらなかったりしていました。
「Vector GP78 HX 13V」シリーズなら、そういった場面でもフレームレートが安定しているので、撃ち合いに集中できるのがうれしいです。
——Naoki選手は配信もされているようですが、配信をしているときのメリットはありますか。
Naoki:やっぱりゲームをしながら配信をするというのは、どうしてもPCに負荷がかかってしまい、ゲームのフレームレートが下がる原因のひとつでもあります。
「Vector GP78 HX 13V」シリーズはCore™ i9-13980HXという最新のCPUが搭載されているので、マルチタスク処理も得意なので、配信しながらでも安定したゲームプレイができるのはいいですね。
▲配信する時は、2台のモニターに接続してマルチモニター環境でプレイしているNaoki選手
——「Vector GP78 HX 13V」シリーズのお気に入りポイントを教えてください。
Naoki:処理速度はもちろんですけど、見た目のかっこよさも気に入っています。僕はパッド勢なので、プレイ中キーボードを使う機会はあまりないのですが、キーボードのキーがRGBでライティングされていて、好みのカラーに設定できるのもカッコいいですよね。
非常に高価なノートPCですが、これ1台で何でもできるポテンシャルを秘めています。これからガチガチのプロゲーマーを目指している人はもちろん、動画配信やクリエイターの方にもおすすめできるPCなので、ぜひ使ってみてください!
——最後に来期に向けての展望をお聞かせください。
Naoki:Year4はプロリーグ予選から絶対に勝ち上がって、世界大会行けるようがんばりますので応援のほど、よろしくお願いします!
あとは、せっかくなので配信だけでなく、動画投稿とか動画編集にもチャレンジしてみたいです。
——ありがとうございました!
【レビュー】すべてにおいてウルトラハイスペック!プロゲーマーからクリエイターまで幅広いシーンで活躍できる「Vector GP78 HX 13V」シリーズ
続けてNaoki選手も使用した「Vector GP78 HX 13V」シリーズ(本レビュー機はVector-GP78HX-13VH-2101JP)のレビューを紹介していこう。
「Vector GP78 HX 13V」シリーズはMSIから発売されているプロeスポーツゲーマー向けのゲーミングノートPCだ。
ノートPCでありながらデスクトップPCさながらのポテンシャルを持ち、これ1台でなんでもこなせる「勝ち」にこだわるハードゲーマーにおすすめの1台と言える。
▲外観はガンメタカラー、メーカー公式名称は「コスモスグレイ」で落ち着いた印象で、MSI Gamingロゴも落ち着いたカラーで統一されている
▲左側面はThunderbolt™ 4 Type-C、SDカードリーダー、3.5mmオーディオコンボジャック
▲右側面にはUSB3.2 Gen1 TypeAが1基、 USB3.2 Gen2 Type-A が1基、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)が1基
▲背面にはUSB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)1基、HDMI™1基、2.5Gbps対応 有線LANポートに、ACアダプター接続用の電源コネクタが配置されている
注目すべきはなんといっても液晶ディスプレイ。一般的なアスペクト比16:9よりも縦幅の広い16:10比率を採用した17インチ大画面に、WQXGA(2560*1600)の高解像度。そして240Hzのリフレッシュレートでより滑らかな表示が可能になっている。
GPUはNVIDIA® GeForce RTX™ 4080 Laptop GPUを搭載しているので、『Apex Legends』や『VALORANT』といったeスポーツのメジャータイトルならば240fps以上のフレームレートでプレイ可能。
▲圧倒的存在感の大画面ディスプレイ。発色がよく視野角も非常に広い。斜めから画面を見ても色あせすることはない
さらに「レイトレーシング」(レイトレ)にも対応。レイトレに対応しているゲームならば、よりリアルな描写でゲームが楽しめる。また、映像出力端子は左側面にThunderbolt™ 4 Type-C ×1、右側面にUSB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)×1、背面にUSB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)×1、HDMI™ ×1と非常に多いため複数のモニターに接続してマルチディスプレイ環境を構築することもできる。 と非常に多いため複数のモニターに接続してマルチディスプレイ環境を構築することもできる。
ゲームはより大画面で楽しみながら、配信画面や攻略サイトなどは本体で確認するといったマルチタスクな使い方もおすすめだ。CPUはメニーコア仕様の超高性能最新CPU「Core™ i9-13980HX」を搭載しているので、複数の作業を同時進行してもノーストレス。
▲例えば外部ディスプレイに接続して、ゲームは大画面・大迫力で楽しみつつ、本体の液晶ディスプレイでウェブブラウジングをしたり配信ソフトを確認したりすることも。
特にゲームをしながら配信する人にとって、OBSが立ち上がっている画面は常に表示させておきたいもの。そういった常にさわるわけではないけれど、表示はさせておきたいといった時もマルチディスプレイ環境は重宝する。
一方で、気になる点も。3Dを駆使した高画質なゲームタイトルプレイ時やマシンに高負荷がかかっているとき、ファンの音が非常に大きくなる。これは熱が本体にこもらないようファンが高速回転しているためで、発熱の大きい高性能CPU・GPUを強力に冷却しているのがわかる。
▲巨大なヒートシンクがあるので冷却性は高いが、この辺はかなり発熱する部分でもある。発熱が気になる人は[Fnキー]+[矢印上キー]でファンスピードを「クーラーブースト」に変更し、ファンのスピードを最大にするといい
▲プリインストールされている「MSI Center」の機能特徴→User Scenario→究極パフォーマンスにある設定から、ファンのスピードやGPUのクロック数を任意に調整することもできる。
ファンの音はヘッドホンでプレイしていればさほど気になるものではないものの、スピーカーでゲームをしたいときには気になる部分でもあるので注意したい。
SteelSeriesとのコラボパーツで、よりゲーミングな環境を
キーボードはSteelSeries Per-Key RGB 日本語キーボードを採用。非常に軽いタッチで入力しやすく、プリインストールされているSteelSeries GGを使うことで、ライティングを制御することも可能だ。
▲FPSの移動キーをつかさどるWASDのキーが透明になっているのもおしゃれ。お好みのライティングでゲーミング環境を構築しよう
まとめ
ウルトラハイスペックを謳っているだけあってもはやノートPCとは思えないポテンシャルだ。一方で大画面かつ高性能である以上致し方ないが、本体重量が3kgと少々重く、ACアダプタも高出力で大きいため、気軽に持ち運びというよりは普段は自宅で使いつつ、遠征や出張、出先のホテルなどで、自宅と同じ環境を構築したいといった人におすすめのシリーズとなっている。
2023年10月現在、MSI Storeでの価格は479,800円で、決して安い価格ではないがスペック相応といったところだろう。
また今回紹介しきれなかった機能も満載となっているので、気になる人はぜひMSI公式サイトで機能をチェックして購入を検討してほしい。
■Vector-GP78HX-13VH-2101JP 基本スペック
OS:Windows 11 Pro
ディスプレイ:17インチ、WQXGA(2,560×1,600)、ノングレア、240Hz
CPU:インテル Core™ i9-13980HX / 24コア(8P+16E)32スレッド
グラフィックス:NVIDIA® GeForce RTX™ 4080 Laptop GPU
メモリ:64GB(32GB ×2)DDR5
メモリ空きスロット:なし(2スロット合計最大64GB)
SSD:2TB(M.2 NVMe)
SSD専用空きスロット:M.2 NVMe(PCI-e Gen5) 専用空きスロット ×1
HDD:–
有線LAN:2.5Gbps
無線LAN:Wi-Fi 6E(11ax)、Bluetooth 5.3
キーボード:SteelSeries Per-Key RGB 日本語キーボード
スピーカー:ステレオ2スピーカー
映像出力端子:Thunderbolt™ 4 Type-C ×1、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)×1、HDMI™×1
メモリーカードリーダー:SDカードリーダー(SDXC対応)
Webカメラ:92万画素(顔認証機能対応、マイク内蔵)、プライバシーシャッター付
I/Oポート:Thunderbolt™ 4 Type-C ×1、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-A ×1、USB3.2 Gen1 Type-A ×1、HDMI™×1、オーディオコンボジャック ×1
バッテリー:リチウムイオン、90Whr、4セル
バッテリー駆動時間:最大10時間(JEITA 2.0)
ACアダプタ:330W
本体サイズ(WxDxH/mm):380×298×29mm
本体質量:3kg
本体カラー:コスモスグレイ
セキュリティ機能:顔認証カメラ
保証期間:[製品本体国内保証]お買上げ日より2年間、[ACアダプタ及びバッテリー]お買上げ日より1年間の国内保証、[グローバルワランティー]お買上げ日より1年間
付属品:専用ACアダプタ