スマートフォン向けアルティメットカードバトル『TEPPEN』の世界大会「TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP 2020」の決勝大会が12月27日に開催され、日本のkuran選手が世界一に輝いた。
2019年のリリースから2回目となる決勝大会は、「ランクマッチ」のツアーポイントランキング上位20名と、「Online Region CUP」の各リージョン上位3名ずつの合計32名により、A〜Dまでの4つのブロックトーナメントを勝ち上がった4名による最終決戦。試合はすべてオンラインで行われた。
準決勝第1試合はkuran選手vsライア選手。ともに1ラウンドずつ分け合った第3ラウンド、kuran選手は一時3vs18まで追い詰められながらも、残り3秒の攻防により回復で19対18と1ポイント上回り、決勝にコマを進める激アツな展開に。

続く準決勝第2試合はtarakoman選手vsはい選手。第1ラウンドこそtarakoman選手が敗北したものの、残る2ラウンドは連勝し、最後は30対1という大差をつけてtarakomanがリベンジに王手をかけた。

運命の決勝戦のカードは、kuran選手と昨年の雪辱に燃えるtarakoman選手。
第1ラウンドはkuran選手がウロボロスウェスカー、tarakoman選手が守りの大盾アイルー。攻撃的なkuran選手がタイムアップまでtarakoman選手を追い詰め、1勝をもぎとる。

第2ラウンド、ゼロ落鳳破のtarakoman選手に対して、守りの大盾アイルーを選択したkuran選手は、フェリシア×3体を効果的に使って追い詰めていく。そして16対1とkuran選手が大幅リードの中「守りの大盾」で試合を決めにかかるも、その直後にtarakoman選手が放った「落鳳破」でkuran選手のユニットがすべて破壊されてしまう。ユニットが残っているのはtarakoman選手のみで、劇的な逆転で追いつく。

迎えた最終ラウンドは、両選手とも守りの大盾アイルーをセレクト。じわじわと削っていくkuran選手に対してtarakoman選手は防戦一方となってしまい、kuran選手が2020年の『TEPPEN』の頂点に立った。

試合後のインタビューでkuran選手は、「優勝を目指してもちろん頑張っていたんですけど、まさか本当に勝てるとは思わず、頭が真っ白です。1試合目はお互い数分間動かず、動いた方がいいのか動かない方がいいのか、すごく緊張しました。世界大会という舞台はずっと目指していて、緊張すると思っていたので、メンタル面を鍛えてきて成果は出たかなと思います。
去年の世界大会を見てtarakomanさんに憧れて、いまの自分があると思うので、第二の僕のような人が出てくれたらうれしいなと思います」とコメント。

さらに『TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP 2020』決勝大会を見て自分もやりたいと思った人へのメッセージとして、「このゲーム、難しいとよく言われるんですけど、やればやるほど面白さがわかってくるゲームだと思っているので、ぜひ遊んで欲しいと思います」と締めくくった。
昨年優勝を逃したtarakoman選手が再び決勝に立ち、その強さを見せつけた一方で、そのtarakoman選手を上回る立ち回りを見せたkuran選手の強さもすさまじかった。
どの試合も、リアルタイムに一瞬の判断ひとつで勝敗が分かれる『TEPPEN』ならではの戦いが存分に楽しめる、素晴らしい攻防が詰まった決勝大会だった。
最後にガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサーの森下一喜氏も感極まりながら、「ゲームを作っているといろいろと迷うこともいっぱいあるんですけど、そうやってみなさんに応援してもらえているのが本当に幸せだなと思います」とコメントした。
優勝したkuran選手には優勝賞金300万円、2位〜4位の選手にもそれぞれの賞金が授与される。2021年もきっと、kuran選手という『TEPPEN』を目指す、新たな猛者が登場することだろう。
TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP 2020:https://esports.teppenthegame.com/jp/championship/2020/
TEPPEN:https://teppenthegame.com/jp/
2019年のリリースから2回目となる決勝大会は、「ランクマッチ」のツアーポイントランキング上位20名と、「Online Region CUP」の各リージョン上位3名ずつの合計32名により、A〜Dまでの4つのブロックトーナメントを勝ち上がった4名による最終決戦。試合はすべてオンラインで行われた。
『TEPPEN』らしい接戦続出! 決勝トーナメントレポート
準決勝第1試合はkuran選手vsライア選手。ともに1ラウンドずつ分け合った第3ラウンド、kuran選手は一時3vs18まで追い詰められながらも、残り3秒の攻防により回復で19対18と1ポイント上回り、決勝にコマを進める激アツな展開に。

続く準決勝第2試合はtarakoman選手vsはい選手。第1ラウンドこそtarakoman選手が敗北したものの、残る2ラウンドは連勝し、最後は30対1という大差をつけてtarakomanがリベンジに王手をかけた。

運命の決勝戦のカードは、kuran選手と昨年の雪辱に燃えるtarakoman選手。
第1ラウンドはkuran選手がウロボロスウェスカー、tarakoman選手が守りの大盾アイルー。攻撃的なkuran選手がタイムアップまでtarakoman選手を追い詰め、1勝をもぎとる。

第2ラウンド、ゼロ落鳳破のtarakoman選手に対して、守りの大盾アイルーを選択したkuran選手は、フェリシア×3体を効果的に使って追い詰めていく。そして16対1とkuran選手が大幅リードの中「守りの大盾」で試合を決めにかかるも、その直後にtarakoman選手が放った「落鳳破」でkuran選手のユニットがすべて破壊されてしまう。ユニットが残っているのはtarakoman選手のみで、劇的な逆転で追いつく。

迎えた最終ラウンドは、両選手とも守りの大盾アイルーをセレクト。じわじわと削っていくkuran選手に対してtarakoman選手は防戦一方となってしまい、kuran選手が2020年の『TEPPEN』の頂点に立った。

試合後のインタビューでkuran選手は、「優勝を目指してもちろん頑張っていたんですけど、まさか本当に勝てるとは思わず、頭が真っ白です。1試合目はお互い数分間動かず、動いた方がいいのか動かない方がいいのか、すごく緊張しました。世界大会という舞台はずっと目指していて、緊張すると思っていたので、メンタル面を鍛えてきて成果は出たかなと思います。
去年の世界大会を見てtarakomanさんに憧れて、いまの自分があると思うので、第二の僕のような人が出てくれたらうれしいなと思います」とコメント。

さらに『TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP 2020』決勝大会を見て自分もやりたいと思った人へのメッセージとして、「このゲーム、難しいとよく言われるんですけど、やればやるほど面白さがわかってくるゲームだと思っているので、ぜひ遊んで欲しいと思います」と締めくくった。
昨年優勝を逃したtarakoman選手が再び決勝に立ち、その強さを見せつけた一方で、そのtarakoman選手を上回る立ち回りを見せたkuran選手の強さもすさまじかった。
どの試合も、リアルタイムに一瞬の判断ひとつで勝敗が分かれる『TEPPEN』ならではの戦いが存分に楽しめる、素晴らしい攻防が詰まった決勝大会だった。
最後にガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサーの森下一喜氏も感極まりながら、「ゲームを作っているといろいろと迷うこともいっぱいあるんですけど、そうやってみなさんに応援してもらえているのが本当に幸せだなと思います」とコメントした。
優勝したkuran選手には優勝賞金300万円、2位〜4位の選手にもそれぞれの賞金が授与される。2021年もきっと、kuran選手という『TEPPEN』を目指す、新たな猛者が登場することだろう。
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- 【大会レポート】優勝賞金は1,000万円!「RAGE Shadowverse 2022 Summer」〜 GARAND FINALSを勝ち抜いたのはういはら選手!〜
- 6月19日(日)に秋葉原にあるベルサール秋葉原にて「RAGE Shadowverse 2022 Summer」GRAND FINALSが開催され、ういはら選手が優勝を決めました。今回の大会はRAGE Shadowverseとしては2年ぶりのオフライン有観客試合となります。ベルサール秋葉原で開催された「RAGE Shadowverse 2022 Summer」GARAND FINALS GARAND FINALSを勝ち抜いたのはういはら選手! 出場するのは5月14・15日に幕張メッセで開催されたオフライン予選を勝ち抜いた、シン選手、かきp選手、YAMI3選手、Beita選手、アオギリ選手、ぴゅあ選手、ういはら選手、Era53選手の8名。今年はShadowverse World Grand Prixの開催が見合わせており、その分の賞金額が年間を通じた大会に割り振られるので、今大会の優勝賞金は1,000万円と高額になっています。大会は優勝したういはら選手の快進撃から始まります。まずプロ選手であるEra53選手に対し、1本も落とさず3連勝で勝ち抜けます。2回戦目もその勢いが劣らずシン選手を同じく3連勝で下します。6連勝でFAINALSの決勝戦まで勝ち進んだ選手はほぼ居らず、それだけで快挙であることがわかります。もう一方の山では、世界チャンピオンであるかきp選手がプロの貫禄で初戦を突破するも、ぴゅあ選手に敗退しました。世界チャンピオンのかきp選手とBeita選手の対戦 決勝戦はういはら選手とぴゅあ選手の対決となります。9連勝での優勝を期待されたういはら選手ですが、初戦のネクロマンサーミラー対決でいきなり敗北します。好調だっただけにここから崩れる恐れもありましたが、2連勝で優勝にリーチをかけます。4試合目を取り返され、最終戦にもつれ込みますが、激しい攻防の末、勝利を手にしました。この日はまさにういはら選手の日と言えるくらいの引きをみせていましたが、それに奢らず丁寧なプレイをしたところが優勝に繋がったのではないでしょうか。決勝戦はういはら選手とぴゅあ選手で行われました 優勝カップを掲げるういはら選手 会場を盛り上げるさまざまなイベント さて、RAGEと言えば、『Shadowverse』のトーナメントだけでなく、さまざまなイベントが催されています。4人フライト式トーナメント、プロ選手との対戦会の「RSPT対戦会」、撮影エリア、ステージイベントが開催。2面壁がないオープンなスペースで秋葉原に遊びにきた人たちがフラッと立ち寄れる気軽さがありました。物販エリアと「Shadowverse EVOLVE」体験エリアが用意され、こちらの入場は整理券が配布された上、長蛇の列ができていました。今回はベルサール秋葉原と言うアクセスのいい施設での開催で、「RAGE Shadowverse 2022 Summer」目当て以外の多くの人が会場に足を運んでおり、いつも以上の賑わいを見せていました。もちろんメインインベントである、「RAGE Shadowverse 2022 Summer」GRAND FINALSは、会場の地下一階で行われていましたが、入場規制が行われるほどの人気っぷりを発揮していました。会場の大きさとしては、幕張メッセなどに比べると小さめだったので、参加型のイベントは4人フライト式トーナメントだけになってしまったのですが、ファンミーティング的なイベントが取りそろえられており、『Shadowverse』をプレイしない人、プロリーグを視聴している人にとってはうれしい場となりました。4人フライト式トーナメントの様子 「RSPT対戦会」では、ローテーションでプロチームが登場し、プロ選手と対戦が実現します。撮影エリアでは「RSPT対戦会」に出場していないチームがかわるがわる登場し、ファンとの撮影に応じていました。他にも出番が回ってきていないプロ選手は、会場内を闊歩していたので、ファンによる声かけで、サインや撮影などの対応もしていました。プロ選手と対戦ができるRSPT対戦会 選手と記念撮影ができる撮影エリア また、ステージイベントではインフルエンサーが登場するステージ「ダヤンオープンRAGE出張編」を展開。あっく、くすき、くもの上ユメミ、ダヤンによる『Shadowverse』対決が行われ、こちらも『Shadowverse』ファンだけでなく、インフルエンサーのファンにとってはまたとない機会でした。「RAGE Shadowverse 2022 summer」GRAND FINALSの決勝戦が始まると、決勝の様子を雑談しながら視聴する応援配信もしていました。応援配信には、もこう、つるおか(かものはし)、みゃこの3人が登場し、地下の会場に入れなかった人たちと一緒に盛り上がっていました。プロ選手によるトークセッションもあり、間近で有名プレイヤーを観られる貴重な機会でもありました。インフルエンサーが出演した「ダヤンオープンRAGE出張編」 プロ選手が出演したトークセッション もこう、つるおか(かものはし)、みゃこによる応援配信 2階の物販コーナーではモバイルバッテリーやスマホスタンド、ラバーマット、カードスリーブを販売。さらに『Shadowverse EVOLVE』のスターターデッキも販売していました。隣の『Shadowverse EVOLVE』の体験コーナーでは、実際にカードを使って遊び方を学べます。本家『Shadowverse』はオンラインでいつでもどこでも対人戦ができますが、リアルカードの場合、対戦相手と向かい合ってプレイしなくてはならないので、イベントで体験できるのはコロナ禍においては貴重と言えます。整理券を配布し入場規制をしても長蛇の列となった物販コーナー 『Shadowverse EVOLVE』の解説を交えてプレイできた体験コーナー レッドブルの配布もeスポーツのオフラインイベント感がありそれだけであがります レッドブルのDJブースもありました 奇しくも秋葉原は歩行者天国になっており、街全体でイベント感がある中、「RAGE Shadowverse 2022 Summer」が開催されたのはコロナ前の日常が戻ってきたようにも感じました。コロナ禍は収まっていませんが、2年以上の知見により対策方法も確立してきているので、今後もeスポーツ系のオフラインイベントをガンガン開催して欲しいところです。【岡安学 プロフィール】eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)Twitter:@digiyas
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