2023年12月29日(金)〜30日(土)に、ところざわサクラタウンにて、『ストリートファイター6』のeスポーツ大会「FAVCUP2023」がオフライン有観客で開催されました。
Day1は招待制トーナメント大会とオープントーナメントの融合した「SF6 SINGLE OPEN TOURNAMENT」です。ベスト8のうち7名は招待選手が参加し、最後のひと枠をオープントーナメントで争う大会です。
Day2は2部構成になっており、前半がストリーマーによる5on5のチーム戦「SF6 ストリーマー紅白闘合戦」、後半が国内外の招待選手が3on3のチームトーナメント戦を行う「SF6 WORLD 3on3 BATTLE」です。オープントーナメントあり、招待制チーム戦あり、ストリーマー対抗戦ありと、まさにお祭り騒ぎの2日間でした。

昨年は東京ゲームショウでCAPCOM Pro Tour ジャパンプレミアが開催されなかったので、『スト6』になってから初めての公式のオフラインオープントーナメントとなります。
ここ3年間はコロナ禍によりオフライン大会が開催されず、昨年に入って『スト6』が新たにリリースされ、新規プレイヤーが増えたことから、初めてオフライン大会に参加した人も多かったのではないでしょうか。誰でも参加できる大会ながら、国内外のトッププレイヤーや有名ストリーマーなども参加しており、それらの選手と直接対戦できる数少ない機会ともいえます。
かくゆう筆者も取材ついでに参加してきました。1回勝てば、板橋ザンギエフ選手との対戦の予定でしたが、何もいいところがなく初戦は敗退。今大会はダブルエリミネーションの大会なので、ルーザーズトーナメントで再度挑戦する権利はありましたが、そこでも初戦で負けて、あっという間に大会への参加は終了となりました。まあ、仕事があるので、勝ち進んでも仕方ないですしね(笑)。



予選は朝10時から開始していましてが、その時点で会場には多くの人が集まっており、プロ選手や有名プレイヤーもちらほら見かけます。配信まで時間があったこともあり、実況でお馴染みのアール氏も会場に訪れていました。また、決勝トーナメントに招待されたMenaRD選手、AngryBird選手、NuckleDu選手、OilKing選手以外にも、明日のチーム戦に出場予定の海外勢も予選トーナメントに参加しており、滅多に間近で観られない選手が観られただけでも、来た甲斐があるというものです。






ひと枠しかない決勝トーナメントへの切符を手にしたのはもけ選手。招待選手が待つ決勝トーナメントに進出します。
決勝トーナメントはすべての選手がウイナーズサイドから戦います。1回戦1試合目はときど選手対MenaRD選手、2試合目はもけ選手対OilKing選手、3試合目はAngryBird選手対sako選手、4試合目はウメハラ選手対NuckleDu選手です。ときど選手がMenaRD選手、もけ選手、AngryBird選手を倒し、グランドファイナルに進出します。
ルーザーズではときど選手に負けたもけ選手とAngryBird選手が勝ち上がり、最後はAngryBird選手が勝利し、ときど選手への挑戦権を得ます。
グランドファイナルはウイナーズファイナルと同じ、ときど選手とAngryBird選手のケンミラー対決です。ウイナーズファイナルで勝利しているときど選手ですが、グランドファイナル、グランドファイナルリセットで連敗し、AngryBird選手に逆転で優勝を譲ることになりました。








Day2の前半はストリーマー紅白闘合戦です。紅組はけんき氏、ぼんじゅうる氏、おにや氏、ドンピシャ氏、オオヌキ氏の5名。白組はだいだら氏、布団ちゃん氏、SPYGEA氏、こく兄氏、歌広場淳氏の5名です。試合は5本先取の5対5の星取り戦で先に3勝した方の勝利となります。
先鋒戦のだいだらJP対けんきリュウで、だいだら氏が5-1で勝利すると、続く次鋒のぼんじゅうるマリーザ対布団ちゃんリュウ、おにやケン対SPYGEAディージェイも白組が勝利します。星取りの結果が3-0となったので、ここで勝敗は決してしまいました。
そこで紅組のオオヌキ氏が残り2戦をどちらも5-0で勝利したら逆転できるよう提案します。白組はその条件をのみますが、副将戦のドンピシャガイル対こく兄ケン戦の1セットめでいきなり白組のこく兄が勝利。泣きの条件もわずか1セットで覆らされてしまいます。こく兄氏がそのまま勝利し、続く大将戦のオオヌキ春麗対歌広場ケンも歌広場氏が勝利し、結局、白組が5-0の完全勝利を果たしました。





Day2後半は世界各国のプロゲーマーによるチーム戦です。国内外の招待選手によるドリームチームに加え、11月に開催された「FAV CUP 2023 “WORLD 3on3 BATTLE 予選大会”」で優勝したチームが参加します。
参加チームは、日本チーム壱(ウメハラ選手、ときど選手、sako選手)、北米チーム(MenaRD選手、iDom選手、NuckleDu選手)、アジアチーム(OilKing選手、Xian選手、NL選手)、EU/中東チーム(AngryBird選手、Bigbird選手、Phenom選手)、日本チーム弐(もけ選手、りゅうせい選手、Shuto選手)、予選通過チーム(ひびき選手、ts選手、えびはら選手)の6チームです。

まず3チームずつにわけ、グループリーグ(A・Bリーグ)を行い、勝ち抜いた1チームが決勝戦として、対戦します。試合形式は3on3の勝ち抜き戦で、BO3(2試合先取)で行われます。先鋒のみ申告制であとは敗北したチームが次の選手を選出します。
Aリーグは北米チーム、アジアチーム、日本チーム壱の3チームです。初戦は北米チーム対日本チーム壱。日本チームはケンがふたり、春麗がひとりと少しバランスが悪い形。かたや北米チームもガイルふたりとブランカと同様に偏っています。ただ、MenaRD選手はブランカ以外にルークも使えるので日本チーム壱よりも対応がしやすいといえます。

初戦はsako春麗対NuckleDuガイル。北米チームは2枚のガイルのうち1枚を先に出すことで、MenaRDブランカを出すタイミングをじっくりとはかれる布陣です。sako選手がNuckleDu選手を破るも、中堅のMenaRD選手に敗北。日本チーム壱はときど選手を出し、MenaRD選手を倒します。しかし、大将のCaba選手がときど選手、ウメハラ選手と連勝し、逆転で勝利しました。

続く2戦目は日本チーム壱対アジアチーム。アジアチーム先鋒のXian選手は日本チーム壱の先鋒のときど選手を破ると勢いづき、そのまま3連勝でストレート勝ちとなりました。3戦目は北米チーム対アジアチーム。今度は北米チームのNuckleDu選手がアジアチームにストレート勝ち。北米チームがグループリーグ突破を決めました。
Bリーグは日本チーム弐、EU/中東チーム、予選通過チームです。初戦は日本チーム弐対EU/中東チーム。りゅうせい選手のJPがEU/中東チームが使用するキャラクターと相性が良く、りゅうせい選手の活躍がカギになるとみられていましたが、結果はりゅうせい選手が3連勝して勝利を確定しました。

2戦目はEU/中東チーム対予選通過チームです。先鋒は予選通過チームがえびはらルークを出してきます。かたやEU/中東チームはAngryBird選手がキャミィを選択。これが予選通過チームにハマり、なんとストレートで勝利しました。

3戦目は予選通過チーム対日本チーム弐の対戦です。現時点でEU/中東チームが1勝1敗、日本チーム弐が1勝、予選通過チームが1敗なので、予選通過チームが日本チーム弐に勝つと全チーム1勝1敗で並びます。しかし、1、2試合目ともに3-0ストレート勝ちなので、予選通過チームも3-0のストレート勝ちが必須になります。

先鋒戦はひびきリリィがShutoマリーザを下し、次に繋げます。しかし、中堅で出てきたもけ春麗の前に敗退。これで予選通過チームの敗退が確定、日本チーム弐の勝ち抜けが確定しました。中堅のえびはらルークも敗北しますが、大将のtsケンがもけ春麗、りゅうせいJPを倒し、勝利しました。リーグ抜けをした日本チーム弐ですが、最後の最後で試合に負けたので、少しすっきりしない勝ち抜けとなりました。
決勝戦は北米チーム対日本チーム弐。先鋒で出てきたMenaRDブランカが猛威を振るいます。上から、横からと縦横無尽に攻撃をしかけ、SA2のライトニングビーストとブランカちゃん爆弾による連携技、コンボで一気に大ダメージを奪います。Shuto選手、もけ選手、りゅうせい選手の3人をもってしても、その勢いは止められず、3-0で北米チームが優勝を飾りました。


先述したとおり、昨年はCAPCOM Pro Tour ジャパンプレミアが開催されなかったので、この規模での『スト6』のオフラインオープントーナメントは初めてだと思います。数々の有名プレイヤーと一緒に大会に参加する楽しみや敗退後も対戦会エリアでのフリー対戦の楽しみを享受できたのではないでしょうか。
また、参加しているプレイヤーに女性が増えたというのを感じました。『スト6』をプレイしているストリーマーには女性も多く、それらを観て、プレイし始めてくれたのかもしれません。2024年はこれまで以上にオフラインのオープントーナメントが開催され、さまざまなプレイヤー同士が交流できることを期待しています。

今回はプロ選手も参加する久しぶりのオフライン大会ということもあり、多くの写真を撮影しました。次のページでは記事内に掲載されていない写真を集めましたので、気になる方はぜひ下部のボタンから次のページもご覧ください。
■関連リンク
FAVCUP2023公式:
https://www.favgaming.com/favcup2023/
配信アーカイブ:
https://www.youtube.com/@FAVgaming/featured
撮影:岡安学
編集:いのかわゆう




































Day1は招待制トーナメント大会とオープントーナメントの融合した「SF6 SINGLE OPEN TOURNAMENT」です。ベスト8のうち7名は招待選手が参加し、最後のひと枠をオープントーナメントで争う大会です。
Day2は2部構成になっており、前半がストリーマーによる5on5のチーム戦「SF6 ストリーマー紅白闘合戦」、後半が国内外の招待選手が3on3のチームトーナメント戦を行う「SF6 WORLD 3on3 BATTLE」です。オープントーナメントあり、招待制チーム戦あり、ストリーマー対抗戦ありと、まさにお祭り騒ぎの2日間でした。

▲ところざわサクラタウンにて開催されました
Day1:最後の1枠を獲得すべくアマチュアプレイヤーも多く参加したSF6 SINGLE OPEN TOURNAMENT
昨年は東京ゲームショウでCAPCOM Pro Tour ジャパンプレミアが開催されなかったので、『スト6』になってから初めての公式のオフラインオープントーナメントとなります。
ここ3年間はコロナ禍によりオフライン大会が開催されず、昨年に入って『スト6』が新たにリリースされ、新規プレイヤーが増えたことから、初めてオフライン大会に参加した人も多かったのではないでしょうか。誰でも参加できる大会ながら、国内外のトッププレイヤーや有名ストリーマーなども参加しており、それらの選手と直接対戦できる数少ない機会ともいえます。
かくゆう筆者も取材ついでに参加してきました。1回勝てば、板橋ザンギエフ選手との対戦の予定でしたが、何もいいところがなく初戦は敗退。今大会はダブルエリミネーションの大会なので、ルーザーズトーナメントで再度挑戦する権利はありましたが、そこでも初戦で負けて、あっという間に大会への参加は終了となりました。まあ、仕事があるので、勝ち進んでも仕方ないですしね(笑)。

▲Day1のSF6 SINGLE OPEN TOURNAMENTの予選は別室とホールのホワイエで行われました

▲こちらはホワイエでの予選の様子。参加する選手でひしめき合っていました

▲筆者も真剣勝負に参加しました(撮影:とよまん氏)
予選は朝10時から開始していましてが、その時点で会場には多くの人が集まっており、プロ選手や有名プレイヤーもちらほら見かけます。配信まで時間があったこともあり、実況でお馴染みのアール氏も会場に訪れていました。また、決勝トーナメントに招待されたMenaRD選手、AngryBird選手、NuckleDu選手、OilKing選手以外にも、明日のチーム戦に出場予定の海外勢も予選トーナメントに参加しており、滅多に間近で観られない選手が観られただけでも、来た甲斐があるというものです。

▲EVO Japanでももち選手と死闘を繰り広げたMONO選手

▲NuckleDu選手

▲Phenom選手とAngryBird選手

▲MenaRD選手

▲会場にはフリープレイの対戦スペースも用意

▲フリープレイスペースにはにはプロ選手も対戦しにきていました
ひと枠しかない決勝トーナメントへの切符を手にしたのはもけ選手。招待選手が待つ決勝トーナメントに進出します。
決勝トーナメントはすべての選手がウイナーズサイドから戦います。1回戦1試合目はときど選手対MenaRD選手、2試合目はもけ選手対OilKing選手、3試合目はAngryBird選手対sako選手、4試合目はウメハラ選手対NuckleDu選手です。ときど選手がMenaRD選手、もけ選手、AngryBird選手を倒し、グランドファイナルに進出します。
ルーザーズではときど選手に負けたもけ選手とAngryBird選手が勝ち上がり、最後はAngryBird選手が勝利し、ときど選手への挑戦権を得ます。
グランドファイナルはウイナーズファイナルと同じ、ときど選手とAngryBird選手のケンミラー対決です。ウイナーズファイナルで勝利しているときど選手ですが、グランドファイナル、グランドファイナルリセットで連敗し、AngryBird選手に逆転で優勝を譲ることになりました。

▲予選のグランドファイナルはガチくん選手対もけ選手。ウイナーズファイナルと同じカードでしたが、2回とももけ選手が勝利し、決勝トーナメントへの進出を決めました

▲sako選手

▲NuckleDu選手

▲予選から勝ち上がったもけ選手を倒し、ウイナーズファイナルに進出を決め、雄叫びをあげるときど選手

▲ウメハラ選手

▲MenaRD選手

▲OilKing選手

▲優勝を決めたあと、ときど選手のもとにかけよるAngryBird選手
Day2:ストリーマーや海外選手が集結!夢のマッチを生観戦!
Day2の前半はストリーマー紅白闘合戦です。紅組はけんき氏、ぼんじゅうる氏、おにや氏、ドンピシャ氏、オオヌキ氏の5名。白組はだいだら氏、布団ちゃん氏、SPYGEA氏、こく兄氏、歌広場淳氏の5名です。試合は5本先取の5対5の星取り戦で先に3勝した方の勝利となります。
先鋒戦のだいだらJP対けんきリュウで、だいだら氏が5-1で勝利すると、続く次鋒のぼんじゅうるマリーザ対布団ちゃんリュウ、おにやケン対SPYGEAディージェイも白組が勝利します。星取りの結果が3-0となったので、ここで勝敗は決してしまいました。
そこで紅組のオオヌキ氏が残り2戦をどちらも5-0で勝利したら逆転できるよう提案します。白組はその条件をのみますが、副将戦のドンピシャガイル対こく兄ケン戦の1セットめでいきなり白組のこく兄が勝利。泣きの条件もわずか1セットで覆らされてしまいます。こく兄氏がそのまま勝利し、続く大将戦のオオヌキ春麗対歌広場ケンも歌広場氏が勝利し、結局、白組が5-0の完全勝利を果たしました。

▲白組の面々

▲紅組の面々

▲大将戦のオオヌキ選手対歌広場選手戦は大接戦で大いに盛り上がりました

▲海外のプロプレイヤーも紅白闘合戦を観ていました

▲ネームプレートを掲げて応援するファンもいました
Day2後半は世界各国のプロゲーマーによるチーム戦です。国内外の招待選手によるドリームチームに加え、11月に開催された「FAV CUP 2023 “WORLD 3on3 BATTLE 予選大会”」で優勝したチームが参加します。
参加チームは、日本チーム壱(ウメハラ選手、ときど選手、sako選手)、北米チーム(MenaRD選手、iDom選手、NuckleDu選手)、アジアチーム(OilKing選手、Xian選手、NL選手)、EU/中東チーム(AngryBird選手、Bigbird選手、Phenom選手)、日本チーム弐(もけ選手、りゅうせい選手、Shuto選手)、予選通過チーム(ひびき選手、ts選手、えびはら選手)の6チームです。

▲日本チーム壱
まず3チームずつにわけ、グループリーグ(A・Bリーグ)を行い、勝ち抜いた1チームが決勝戦として、対戦します。試合形式は3on3の勝ち抜き戦で、BO3(2試合先取)で行われます。先鋒のみ申告制であとは敗北したチームが次の選手を選出します。
Aリーグは北米チーム、アジアチーム、日本チーム壱の3チームです。初戦は北米チーム対日本チーム壱。日本チームはケンがふたり、春麗がひとりと少しバランスが悪い形。かたや北米チームもガイルふたりとブランカと同様に偏っています。ただ、MenaRD選手はブランカ以外にルークも使えるので日本チーム壱よりも対応がしやすいといえます。

▲北米チーム
初戦はsako春麗対NuckleDuガイル。北米チームは2枚のガイルのうち1枚を先に出すことで、MenaRDブランカを出すタイミングをじっくりとはかれる布陣です。sako選手がNuckleDu選手を破るも、中堅のMenaRD選手に敗北。日本チーム壱はときど選手を出し、MenaRD選手を倒します。しかし、大将のCaba選手がときど選手、ウメハラ選手と連勝し、逆転で勝利しました。

▲アジアチーム
続く2戦目は日本チーム壱対アジアチーム。アジアチーム先鋒のXian選手は日本チーム壱の先鋒のときど選手を破ると勢いづき、そのまま3連勝でストレート勝ちとなりました。3戦目は北米チーム対アジアチーム。今度は北米チームのNuckleDu選手がアジアチームにストレート勝ち。北米チームがグループリーグ突破を決めました。
Bリーグは日本チーム弐、EU/中東チーム、予選通過チームです。初戦は日本チーム弐対EU/中東チーム。りゅうせい選手のJPがEU/中東チームが使用するキャラクターと相性が良く、りゅうせい選手の活躍がカギになるとみられていましたが、結果はりゅうせい選手が3連勝して勝利を確定しました。

▲日本チーム弐
2戦目はEU/中東チーム対予選通過チームです。先鋒は予選通過チームがえびはらルークを出してきます。かたやEU/中東チームはAngryBird選手がキャミィを選択。これが予選通過チームにハマり、なんとストレートで勝利しました。

▲EU/中東チーム
3戦目は予選通過チーム対日本チーム弐の対戦です。現時点でEU/中東チームが1勝1敗、日本チーム弐が1勝、予選通過チームが1敗なので、予選通過チームが日本チーム弐に勝つと全チーム1勝1敗で並びます。しかし、1、2試合目ともに3-0ストレート勝ちなので、予選通過チームも3-0のストレート勝ちが必須になります。

▲予選通過チーム
先鋒戦はひびきリリィがShutoマリーザを下し、次に繋げます。しかし、中堅で出てきたもけ春麗の前に敗退。これで予選通過チームの敗退が確定、日本チーム弐の勝ち抜けが確定しました。中堅のえびはらルークも敗北しますが、大将のtsケンがもけ春麗、りゅうせいJPを倒し、勝利しました。リーグ抜けをした日本チーム弐ですが、最後の最後で試合に負けたので、少しすっきりしない勝ち抜けとなりました。
決勝戦は北米チーム対日本チーム弐。先鋒で出てきたMenaRDブランカが猛威を振るいます。上から、横からと縦横無尽に攻撃をしかけ、SA2のライトニングビーストとブランカちゃん爆弾による連携技、コンボで一気に大ダメージを奪います。Shuto選手、もけ選手、りゅうせい選手の3人をもってしても、その勢いは止められず、3-0で北米チームが優勝を飾りました。

▲優勝し、ハイタッチを決めるMenaRD選手とNuckleDu選手

▲プロ選手を応援するファン
まとめ
先述したとおり、昨年はCAPCOM Pro Tour ジャパンプレミアが開催されなかったので、この規模での『スト6』のオフラインオープントーナメントは初めてだと思います。数々の有名プレイヤーと一緒に大会に参加する楽しみや敗退後も対戦会エリアでのフリー対戦の楽しみを享受できたのではないでしょうか。
また、参加しているプレイヤーに女性が増えたというのを感じました。『スト6』をプレイしているストリーマーには女性も多く、それらを観て、プレイし始めてくれたのかもしれません。2024年はこれまで以上にオフラインのオープントーナメントが開催され、さまざまなプレイヤー同士が交流できることを期待しています。

▲大会に参加した女性プレイヤー。綾ちゃさん(写真左)は配信もするマスターリリィ使い。ぬんさん(写真右)は魚群ファンでこちらもリリィ使い
今回はプロ選手も参加する久しぶりのオフライン大会ということもあり、多くの写真を撮影しました。次のページでは記事内に掲載されていない写真を集めましたので、気になる方はぜひ下部のボタンから次のページもご覧ください。
■関連リンク
FAVCUP2023公式:
https://www.favgaming.com/favcup2023/
配信アーカイブ:
https://www.youtube.com/@FAVgaming/featured
撮影:岡安学
編集:いのかわゆう
【岡安学 プロフィール】
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
Twitter:@digiyas

Twitter:@digiyas
FAVCUP2023フォトメモリー

▲板橋ザンギエフ選手とこさく選手

▲対戦するじゃじぃ選手(写真右)

▲かべ選手(写真右)の対戦相手は女性プレイヤー

▲予選の様子を視察するアール氏

▲もけ選手

▲竹内ジョン選手

▲Bigbird選手

▲NL選手

▲鶏めし選手(写真左)、マゴ選手(写真左中央)、KEI.B選手(写真右中央)、フェンリっち選手(写真右)

▲もけ選手(写真左)と稲葉選手(写真右)

▲ササモ選手

▲キチパ選手(写真左)、りゅうせい選手(写真中央)、じゃじぃ選手(写真右)

▲ネモ選手

▲立川選手

▲ふ~ど選手

▲りゅうせい選手

▲ナリ君選手

▲GO1選手

▲プロ選手が勢ぞろい

▲ナウマン選手

▲大谷選手

▲ひぐち選手

▲ガチくん選手

▲ジョニィ選手

▲水派選手

▲ぷげら選手

▲キッチンカーでお食事中

▲あくあ選手

▲えいた選手

▲会場をレポートするハイタニ氏

▲Jr.選手

▲ひかる選手

▲翔選手

▲ミートたけし選手と歌広場淳選手

▲FAV CUP 2023のグッズも販売していました

▲来場した方が購入した缶バッジ。ときど選手のみが出なかったと嘆いていました。購入した数はこれの数倍とか
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- 【大会レポート】優勝賞金100万円のタイトルも!——大学生のeスポーツ大会「マイナビeカレ〜esports全国大学選手権 2025〜」は近畿大学×日本大学が優勝!
- 全国の大学生を対象にしたeスポーツ大会「マイナビeカレ〜esports全国大学選手権 2025〜」の決勝大会が3月26日(水)〜27日(木)に開催。ストリートファイター6部門では日本大学が、Apex Legends部門では近畿大学が優勝した。<以下、ニュースリリースより>全国のeスポーツ大学生166大学657人が参戦! 株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、eスポーツを楽しむすべての大学生を対象としたesports選手権『マイナビeカレ~esports全国大学選手権 2025~』(以下マイナビeカレ)の決勝大会を2025年3月26日(水)~27日(木)に開催しました(3月26日はストリートファイター6、3月27日はApex Legends)。 マイナビでは、eスポーツに学生生活を懸けた大学生が、キャリア形成において他のスポーツや音楽などと同様に、胸を張ってアピールすることのできる環境づくりの一助となるべく2023年から本大会を開催しており、今年で3回目の開催となります。 本大会の採用ゲームタイトルは「ストリートファイター6」と「Apex Legends」。総勢657名が予選に参加し、大学生対象のeスポーツ大会としては国内最大級となりました。 オフラインで開催された「Apex Legends」大学対抗部門の決勝大会には予選を勝ち抜いた20校60人が会場に集結し、本タイトルエントリー総数74チームの頂点を競いました。2025年大会で見事優勝を手にしたのは近畿大学となり、優勝賞金100万円が贈呈されました。 各チームの応援アンバサダーとのコラボレーション企画であるエキシビションマッチを開催した後、頂点を決める決勝大会を開催し、熱い戦いが繰り広げられました。なお、大会の様子は以下アーカイブよりご覧いただけます。 ・ストリートファイター6:https://www.youtube.com/live/5EPjNVRFWCo ・Apex Legends:https://www.youtube.com/live/TFgAgT0CFWQ優勝チームのコメント ■[Apex Legends]大学対抗部門優勝 近畿大学 決勝開催形式:オフライン 出場チーム:74チーム<コメント> ※()内は読み方・Takabon_q選手 (たかぽん) 5試合通して一度もチャンピオンを取れていないことから、正直に言うと後味はあまり良くなかったです。ただ優勝はとにかくうれしいです! レベルの高い大会に同じ大学の友人と一緒に出場し、1位を目指して頑張るのはすごく充実した時間で、とてもいい機会に恵まれたと感じています。・Yuri_WM_0選手 (みーとぼーるきんぐ) 昨年は14位だったなか優勝を勝ち取ることができ本当にうれしいです。個人的には来月末に開催される世界大会が控えていますが、そこでも優勝を目指し、頑張ります!・FREEA_APEX選手 (ふりーえ) 悔しい思いをした1年前から、もし来年もeカレがあるのであればその時は頑張りたい、と思い期待して鍛錬した1年でした。チームとして苦しい場面もありましたが、とにかくやるときはやる、という気持ちで必死に乗り越えました。いい結果を残すことができて良かったです。■[Apex Legends]フレンド部門優勝 コーナーレジェンズ 決勝開催形式:オンライン 出場チーム:59チーム<コメント>・ステカセキング選手 大逆転優勝ができて気持ちいいです! チームメンバーとは6年くらいの付き合いでよく食事に行くなど、とても仲がいいため、今回共に出場して優勝することができてうれしいです。賞金30万円の使い道としては、まずはメンバーで美味しいものを食べに行きたいです。・fu選手 周囲も競合がそろう中でチームメンバーとは2位になれたらいい、と話していました。勝てるとは思っていなかったため、逆転優勝の実感が湧かないです。チームメンバーと過ごしてきた6年間の中で一番の思い出になりました。・Muramasa選手 本当に、言葉に表せないくらいうれしいです。終盤は勝ちを確信しつつ気を抜けない状況が続き、ドキドキが止まらなかったです。メンバーとは、学校は違えど、休みの日やスケジュールの合う日には、必ず会うようにしているほど仲が良く、この最高のメンバーで優勝できたことは感激です。■[ストリートファイター6] 大学対抗部門優勝 日本大学 決勝開催形式:オンライン 出場チーム:50チーム<コメント>・寝ることは大事選手 優勝ができ、本当にうれしいです。チームメンバーのタンタンメン選手は負けない安心感があり、レスリングは無敵だ選手は結果こそ振るわなかったものの格上の相手を引き付けるようなプレーをしてくれて、優勝は全員で勝ち取ったものだと感じています。・タンタンメン265twitch選手 別のオフラインの大会で一度だけ優勝経験があったものの、今回のような賞金のある大規模な大会での優勝は初めてで、かつチーム戦で勝てたのがとてもうれしいです。始まる前のエキシビションマッチ後には、(アンバサダーの)Shutoさんから「ネガティブなことを考えずに試合内容のことだけを考えよう。勝てる筋だけを考え、ミスしても落ち込まない。」というメンタル面のアドバイスをもらい、背中を押された気持ちでした。いただいた賞金は、今後自身でオフラインイベントを開催する際に活用したいです。・レスリングは無敵だ選手 まずはチームメイトと(アンバサダーの)Shutoさんにありがとう、と伝えたいです。自分自身は結果が振るわなかったもののチームメイトの2人がすべて勝利してくれて、救われました。とはいえ、格上の相手に自分も勝ちたかったという想いはあります。チームとして大学日本一を勝ち取ったことは特別な思い出になると思うので、この結果を胸に今後も練習に励みたいと思います。■[ストリートファイター6]フレンド部門優勝 ソニックスラッシャー 決勝開催形式:オンライン 出場チーム:52チーム<コメント>・れれれれれ~げん選手 味方2人に本当に助けてもらい、チームメンバーに恵まれて優勝できたと感じています。今回のチームメンバーは本大会から初めてご一緒しますが、大会出場が決まって以降は対戦会に一緒に出たり、ご飯に行ったりして仲を深めてきました。試合については、普段ミスをしないようなところでミスをしてしまう場面もあり、プレッシャーのある内容でしたがチームとして優勝できてよかったです。・レオン/つじまろ選手 今回対戦した雄次郎選手とはこれまで何度か大会で戦ったことがあり、ほとんど負けていました。しかし今回は無事勝利を手にすることができ、チームで優勝できて本当にうれしいです。・シュウジ選手 決勝の対戦相手はこれまでもかなり苦戦してきた方だったので、最終的に優勝できて本当にうれしいです。自分が大将として勝たなくてはいけない中で、チームメンバーの動きも素晴らしく逆に緊張しましたが、何とか勝ち抜くことができて良かったです。キャストからのコメント ■実況 平岩康佑氏 eスポーツサークルや、格闘ゲームサークルなど、大学の仲間でeスポーツに取り組むことのできる環境が徐々に拡大しています。大学生活では仲間で楽しくサークル活動を行うことが多い中、eスポーツは真剣に勝負に取り組むことができるため、より大学生活が充実したものになると感じます。 大学時代にハイレベルなeスポーツ大会で切磋琢磨した経験を、今後のキャリアを考える上で、ぜひ生かしていただきたいと思います。■実況 大和周平氏 近年は、大学生の中でもeスポーツがかなりの盛り上がりを見せていて、大学対抗戦というのは、大会の場がさまざまな方と知り合うきっかけになるというお話はよく聞きます。将来的にプロプレーヤーになった際に仲が続いているというのはすごくうれしいことだと思っています。惜しくも敗れてしまったチームの皆さんも学生ながら、素晴らしい選手だと思っていますので、今後の活躍を期待しています。■解説 Alelu氏 有名どころから地方に至るまで、幅広く大学が並び同年代で実力を争うことのできる本大会には、他の大会にはないような魅力を感じます。私が大学生だった当時は、大学生向けの大会がなかったためマイナビeカレのように大学生対象の大規模な大会があると明確に実力を確かめる機会になり、自分の学生時代にもあったら良かったなと思います。私自身は、大学4年生の就職活動が終わった後の期間にApexの大会に出場したところ、日本1位を獲得し世界大会に出場することになりました。その際、Apexでキャリアを築くことを決めました。多くの学生たちがeスポーツに夢中になり、よりスポーツとしての盛り上がりが広がるといいなと思います。■解説 ハイタニ氏 私は10代のころから格闘ゲームに取り組んでいましたが、当時はゲームをプレーするにはゲームセンターに足を運ぶ必要がありました。今は、学校で仲間とともに取り組み、真剣に打ち込める場があることは、本当にいい時代になったと感じます。 ゲームは「遊び」ではなく、真剣に向き合い、挑戦できるものになったと思っています。eスポーツを通じてゲームの理解を深め、課題をどう乗り越えるかを考え抜く力が養われるだけでなく、チームでの協力やコミュニケーションを通して、将来にも活きるスキルが自然と身についていくと感じています。私自身も大会の運営に携わることがありますが、出場経験やイベントへの参加経験がある方と一緒に仕事をすると、非常に頼もしく感じる場面が多くあります。eスポーツの大会を通じて得られる経験は、仕事の現場でもしっかりと生きています。スポーツとして取り組んでいなくても、ゲームが好きな方同士であれば、それが共通言語になり、大いに盛り上がることができます。ゲームやeスポーツに興味がある方には、ぜひ一歩踏み込んでその世界を体験してみてほしいです。大会概要 【大会概要】 イベント名:マイナビeカレ ~esports全国大学選手権 2025~ 開催日: 2025年3月26日(水)~27日(木) 会場:EBiS303(東京都渋谷区) タイトル:Apex Legends/ストリートファイター6【部門】 1.大学対抗部門(同じ大学の仲間と3人1組で参加可能) 2.フレンド部門(大学生なら誰とでも3人1組で参加可能) ※決勝大会は、ストリートファイター6は両部門ともオンライン開催、 Apex Legends は大学対抗部門がオフライン、フレンド部門がオンライン開催となります。【出演者・アンバサダー】 [ストリートファイター6] キャスト:平岩 康佑/大和 周平/ハイタニ アンバサダー:板橋ザンギエフ/Shuto/かずのこ/なるお [Apex Legends] キャスト:大和 周平/平岩 康佑/Alelu アンバサダー:1tappy/cheeky/shomaru7/でっぷ/AlphaAzur/Dizzy/Taida/えでん/Hesiko/saku/すでたき/dtto./Ftyan/PRiZE/UmichanLoveti/バーチャルゴリラ/まさのりch/うぉっか/みこだよ/栗原【主催】 株式会社マイナビ【協賛】 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)、はごろもフーズ株式会社、株式会社ディスコ、レノボ・ジャパン合同会社 結果の詳細はHP(https://esports-college.jp/)をご覧ください。(3/31以降に公開予定) マイナビは今後も、パーパスである「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」を体現すべく、その理念に共感するさまざまな取り組みを実施してまいります。
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- 【大会レポート】こく兄たちが目隠しで『スト6』に挑戦!——学生主体の企画「傀儡杯 Powered by NURO 光」でeスポーツに新しい可能性を
- 2025年3月21日(金)に『ストリートファイター6』(スト6)のeスポーツイベント「傀儡杯 Powered by NURO 光」が開催された。本イベントの特徴は、なんといってもプレーヤーが目隠しをして対戦をするというもの。▲目隠しプレーをするのは、REJECT所属のストリーマーこく兄をはじめとする、Sasatikk、桃井ルナといった人気ストリーマーたち そして、彼らの目となり指示役となるのが、千羽黒乃、乾伸一郎、dtto.といったVTuberだ。この斬新でありながら『スト6』の可能性を感じるイベントを立案したのは、「福岡デザイン&テクノロジー専門学校」や「神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校」に通う学生たち。▲「傀儡杯」の発表をする神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校1年生の中島氏。企画をプレゼンし、ほかの学生に興味を持ってもらうところからスタートした 企画の発端は、本大会を企画した神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校1年生の中島氏が、「何が視聴者にとって面白いか」、「ゲームコミュニティにどう貢献できるか」から着想を得たアイデアだったとか。▲イベントの開催までの流れもすべて学生主導で行われた 本大会の台本作成やクリエイティブデザインを含めた準備も学生が担当。企業側も学生の成長をサポートしながらイベントを具現化した。大会はeスポーツチームREJECTの公式YouTubeチャンネルで生配信され、再生数は現時点で7.6万回を超え高評価を得ている。 それでは、本大会のレポートを見どころをサクッと紹介していこう。やはりネックは聴覚情報のラグか 目隠しでプレーするというプレースタイルだけで見れば、全盲プレーヤーが真っ先に浮かぶだろう。バリアフリーeスポーツユニットePARA所属のNaoya選手は、全盲でありながら『スト6』をプレーしている。▲視覚障害がありながらも『スト6』がプレーできるのは、ePARA所属の彼らがサウンドアクセシビリティの改善に協力していたのも要因のひとつ。障害者が主導となってさまざまな機能が追加されたことで、より多くの視覚障害者が格闘ゲームをプレーできるようになった しかし健常者は視覚情報で状況を判断するのが大半。彼らのように聴覚情報だけで状況を把握するのはかなり難しい。しかも、今回はサウンドアクセシビリティの機能を活用するというよりは、指示役による声を頼りにプレーするといったコンセプトなので、指示役の的確な現状報告がかなり重要視されるようだ。▲こく兄の練習風景。やはりネックは通話アプリ(Discord)によるラグ。ドライブインパクトを打たれたことを報告するも、画面ではすでにインパクトを食らってしまっている。こういったラグを考慮した指示が重要になってくると感じる瞬間だ(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?si=MnHMs7W-h2v65skj&t=1024) つまり自身が今どこにいるのかといった状況を先手で伝えるのが重要そう。特にドライブインパクトを食らいやすい画面端にいるのかいないのかだけでも早めに知らせられれば……といった具合だ。▲試合前のインタビューで、本大会のレギュレーションについて語るSasatikk。「このルールって、結局指示役の責任が大きいと思うんで……負けたら乾のせいなんで」といった発言に、指示役の乾伸一郎は「傀儡の性能の差が結構あるかなって思うんですよね。今回は結構低スペの機体を引いちゃったなって」と責任転嫁でバチバチになるシーンも(笑)(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?t=1725s) ルールは1先総当たりで、キャラクターの選択は自由とかなりカジュアルでありながら一発勝負感のある内容となっている。▲3チームによる総当たり戦なので上記のような組み合わせの3試合が行われた こく兄が奮闘!——見えてるんじゃないかと思うほどのコンボで勝つ! 実際の試合を見てみると、やはり指示役の状況判断がかなり重要視されている印象だ。特に、簡単なワードで状況を解説しなければならないという点では、普段からトーク力に長けているVTuberにとって腕の見せ所となるポイントだ。そんな中、第一試合目でいきなり配信を沸かせたのは、こく兄×千羽黒乃のペア。まるで状況が見えているかのような華麗なコンボで勝利を勝ち取った瞬間、配信のコメントも大盛り上がり!▲中足のヒットからのドライブラッシュを絡めたコンボで体力を奪っていくこく兄。「こく兄、見えてるだろ」とコメントされるくらい正確なコンボを入れ込んだ(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?si=6b8WVHtX-aseWFK2&t=2774) 一方、試合前からバチバチの空気感を出していたSasatikk×乾伸一郎ペア。ビッグマウスだった乾伸一郎は、なぜか、「左、左、右、右」と状況を説明するだけの状況解説モードに。▲「ん〜、コンボされてる。右……インパクトパナしてあげて。投げられてるっ、死んでるっ」と、ただただ状況をなぞるだけの乾伸一郎。これにはコメントでも「乾殿感想w」や「乾殿実況?」といった疑問のコメントであふれた(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?si=SacRdptAeWUdmGI_&t=3511) あまりに指示役が指示役になっていない状況に、実況解説陣も「乾殿、まじでトロール(チームメートの邪魔をする行為)の可能性があるな」と吐露。いかに指示役が難しいかが垣間見える瞬間でもあった。やはり格ゲー歴の長さ、そしてケンという飛び道具持ちのポテンシャルも相まって、こく兄×千羽黒乃ペアが見事優勝。無敗という圧倒的な実力で勝利を収めた。▲随所に細かいテクニックを見せていたのがこく兄。相手を昇龍拳でダウンさせてからの中足セットプレーで、起き上がりに投げを重ねるなど、見えなくてもできるテクを実践に取り入れていた(https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE?t=4245s) まとめ 学生のふとしたアイデアが形となった「傀儡杯 Powered by NURO 光」。操作するプレーヤーだけでなく、指示役との信頼関係やコミュニケーションによって勝敗が左右されるのは、面白い企画だと感じた。やはり難しいポイントは指示役と操作役の一体感。操作している側が今知りたい情報をどれだけ的確に、簡潔に伝えられるかが勝利の鍵となる。また、見えない相手対策ならではのキャラクター選択も重要となってくるというのが今回の大会で明るみになったのではないだろうか。こういった特殊なレギュレーションでの大会は、煮詰めると穴が見えてしらけてしまうパターンもあるだけに、第二回、第三回と続く過程で、視聴者が楽しめるルール作りも課題になりそうだ。例えば、完全にゲームの音をなくすとか、音の情報を絞るとか、実際にオフラインで遅延のない状態で指示するとか、より指示役と操作役のそれぞれが頼らなければ成立しない状況を作るのもありかもしれない。eスポーツは考えひとつで同じタイトルでも全く違った競技シーンを作り出すことができると感じた本イベント。学生にとっても、eスポーツの新しい可能性を感じたのではないだろうか。■配信アーカイブ傀儡杯 Powered by NURO 光https://www.youtube.com/live/L1h3DkUBuNE■関連リンク福岡デザイン&テクノロジー専門学校:https://www.fca.ac.jp/神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校:https://www.kobe-tech.ac.jp/REJECT:https://reject.jp©CAPCOM