一般社団法人日本eスポーツ連合主催の第一回「日本eスポーツアワード」が、2024年1月25日(木)、東京国際フォーラム(ホールA)にて開催された。
「日本eスポーツアワード」は、日本国内のeスポーツ界における功績と貢献をたたえる祭典で、シューティング部門、格闘ゲーム部門といった、さまざまなジャンルの中から、もっとも投票数の多かった選手やチームなどが選ばれる。
当日は厳かでありながら華やかな雰囲気に包まれ、全16部門の受賞者が発表された。

今回は、そんな「日本eスポーツアワード」の授賞式を振り返りつつ、舞台で見え隠れした日本のeスポーツ発展における課題や希望を見ていこう。
ZETA DIVISIONが6冠!
前述したとおり、「日本eスポーツアワード」は日本国内のeスポーツ界における功績と貢献をたたえる祭典。3カ月間のファン投票、eスポーツ業界関係者からなる審査員の投票、審査委員会の厳正なる審査という3つのステップにより、受賞者が決定した。

本メディア(eSports World)も審査員に選ばれ、eスポーツの現場を知るものとして投票に参加した。まずはその受賞者一覧を発表しよう。
Under18最優秀eスポーツプレイヤー賞
あcola(ZETA DIVISION)
最優秀eスポーツ大会賞
VALORANT Masters Tokyo
最優秀eスポーツクリエイター賞
k4sen(ZETA DIVISION)
最優秀eスポーツチーム賞
ZETA DIVISION
最優秀eスポーツゲーム賞
ストリートファイター6
最優秀ストリーマー賞 powered by 株式会社コーセー
SHAKA
最優秀eスポーツキャスター賞 powered by au PAY
岸大河
eスポーツ功労賞
Yossy(吉村尚志)、松本祐輝、豊田風祐
最優秀ノンセクションゲームプレイヤー賞
Mugi(Crazy Raccoon)
最優秀スポーツゲームプレイヤー賞
うでぃ
最優秀マインドゲームプレイヤー賞
あめみやたいよう
最優秀eモータースポーツゲームプレイヤー賞 powered by Lenovo
宮園拓真(TOYO TIRE)
最優秀MOBAプレイヤー賞 powered by マウスコンピューター
Evi(福岡ソフトバンクホークス ゲーミング)
最優秀シューティングゲームプレイヤー賞 powered by Intel
Laz(ZETA DIVISION)
最優秀格闘ゲームプレイヤー賞 powered by ベルク
あcola(ZETA DIVISION)
年間最優秀eスポーツプレイヤー賞
あcola(ZETA DIVISION)
振り返ってみるとZETA DIVISIONの受賞が非常に多く、日本のeスポーツ界を代表するチームにふさわしい結果となっていた。特に、「スマッシュブラザーズ」シリーズのプレーヤーであるあcola選手は、現役高校生でありながら「Under18最優秀eスポーツプレイヤー賞」、「最優秀格闘ゲームプレイヤー賞 powered by ベルク」、「年間最優秀eスポーツプレイヤー賞」の3冠を達成。ベテラン選手を抑えての受賞は、これからのeスポーツシーンに大きな期待を感じさせる結果となった。



また、一般投票にはなかったeスポーツ功労賞が当日発表された。こちらは、eスポーツの個人ニュースサイトを運営するYossy(吉村尚志)氏、株式会社TOPANGAの代表取締役 豊田風祐氏、eスポーツにおける法的な問題を弁護士の視点から解決へと導いてきた松本祐輝氏が選ばれた。

いわゆるeスポーツの裏方とも言える彼らにもしっかりとフォーカスし、彼らの活動を功労賞という形でたたえるのは「日本eスポーツアワード」ならではの取り組みともいえる。
eSports WorldでもYossy氏、松本氏には取材したことがあるので、気になる人はそちらもぜひ見てほしい。
Yossyとは何者なのか——Negitaku.org 20年の軌跡【Negitaku.org運営 Yossyさんインタビュー】:
https://esports-world.jp/interview/22419
日本のeスポーツと「高額賞金問題」の法的課題 〜eスポーツと法律【岡安学の「eスポーツってなんだろう?」第6回 前編】
https://esports-world.jp/column/17273
もっといいやり方があったのではないか——
第一回「日本eスポーツアワード」は大成功といえるのかというと「課題が残る結果となった」と一般社団法人日本eスポーツ連合 理事 鈴木文雄氏は振り返る。
「もっといいやり方があったんじゃないか」とメディアの囲み取材で本音をぶつけた鈴木氏。「選手やチーム、受賞者やファイナリストに対して、もっともっと名誉だと思ってもらえるやり方があったんじゃないか」と来年への反省を振り返った。
その課題として審査員の構成や受賞に対して女性枠を増やしたり、集客を強めるためにも会場で楽しめるコンテンツを考えていきたいと語った。
同様に一般社団法人日本eスポーツ連合 会長 早川英樹氏も課題が残ったとコメント。今回の「日本eスポーツアワード」を振り返り、「第一回ということで、来場者や視聴者がどれくらいになるのかといった手探りな部分はありました。全体として尺が適切だったのかなど細かい課題は残った」と早川氏。
一方で、選手をはじめとするさまざまな方々から「ぜひとも続けてほしい」といった声も上がっているため、今後も続けていきたいと意気込みを語っていた。

第一回ということと、まだ手探り感であるということから課題が残る結果となった。例えばステージ上のスクリーンが小さく、一般客の座席である会場の後方(ステージ前方の座席は関係者席)からは映像が視認しづらかったこと。また受賞者のスケジュールが合わず、部門によってはほとんどのファイナリストが会場にいなかったことなど、会場にいるメリットがあまり感じられなかったのは残念ポイントだ。


一方で、平日の夕方(16時)からの開催ということもあり、会場に足を運んでいた一般客は少なく、また配信の同時接続数も非常に少ないように感じた。「生放送リアルタイムランキング」の情報によると、ウォッチパーティをしていたSHAKA氏の放送こそランクインはしていたものの、公式放送はランク外。「LiveChart」によると、瞬間最高同接数は3,982人で、平均同接数は3,359人という結果だった。
参考:
https://live-chart.net/7092874/
例えば開催日を土日にするとか、発表や授賞式は社会人が帰宅する時間帯に合わせるなど、より多くのユーザーの目に止まる工夫があってもよかったかもしれない。
多くの課題を残したとはいえ、筆者は大成功だと感じた今回の「日本eスポーツアワード」。eスポーツがまだeスポーツと呼ばれる前からゲーム業界に携わってきた筆者にとって、eスポーツに関わる名誉ある授賞式が東京国際フォーラムといったすばらしい会場で開催されたということは、日本のeスポーツ界にとって大きな前進であるといえる。
またeスポーツにはさまざまなジャンルがあり、すべてのジャンルを追いかけるというよりは、特定の好きなジャンルを追いかけるというのが主流。そういった中で、普段見かけることのないジャンルの活躍を振り返ることができるのはうれしいポイントだと感じた。
これを機に「今年はこの大会もみて見ようかな」といった新しい発見ができた視聴者もいたのではないだろうか。

そして何より、こうした授賞式によって、多くの関係者が同じ場所に集まることができるというのは非常に有意義な環境だともいえる。今まで知らなかったタイトルや大会など、ジャンルの垣根を越えて選手たちが集まり、そこでお互いを刺激しあえる環境へと発展していくのではないだろうか。


ひと言にeスポーツといっても、さまざまなジャンルがあるため、同業者でもなかなか大勢で集まる機会は少ない。「日本eスポーツアワード」を通じて、まるで同窓会のように、多くの関係者が集まれる環境として、第二回、第三回と歩みを進めてほしい。
メディアとしての課題も考えさせられるいい機会となった「日本eスポーツアワード」。最近では、「eスポーツ」なぜ日本で盛り上がらないのかといった記事が話題になるなど、日本におけるeスポーツの周知はまだまだ足りていないと感じている。依然としてeスポーツを懐疑的に感じている人も少なくない。
今回の「日本eスポーツアワード」でも、ファンによる投票数は累計13万3,005票と、非常に多くの投票があったものの、日頃からeスポーツの盛り上がりを肌で感じている身からすると、「思った以上に少ない」と感じたのが正直な感想だ。
eSports Worldのようなeスポーツを専門に取り扱うメディアはもちろん、そうでないテレビや新聞、他ジャンルのメディアなど、より多くの人が目に止まるメディアで取り上げられることによって、eスポーツの見方も変わってくるのではないだろうか。もしくは、各大会の配信で「日本eスポーツアワード」を知ってもらうような仕掛けを考えてもいいかもしれない。とにかく、新規ユーザーをeスポーツ業界に取り込む何かが必要だとも感じた。
そのためにも、eスポーツに関わる者として、もっともっとeスポーツの魅力を届けられるよう、まい進していきたいと思う。
日本eスポーツアワード:
https://esportsawards
配信アーカイブ:
https://www.youtube.com/watch?v=O0R1o8ysdZI
撮影:いのかわゆう
編集:いのかわゆう
「日本eスポーツアワード」は、日本国内のeスポーツ界における功績と貢献をたたえる祭典で、シューティング部門、格闘ゲーム部門といった、さまざまなジャンルの中から、もっとも投票数の多かった選手やチームなどが選ばれる。
当日は厳かでありながら華やかな雰囲気に包まれ、全16部門の受賞者が発表された。

▲写真左から貴島明日香氏、平岩康佑氏、OooDa氏、岸大河氏の4名がMCを担当
今回は、そんな「日本eスポーツアワード」の授賞式を振り返りつつ、舞台で見え隠れした日本のeスポーツ発展における課題や希望を見ていこう。
ZETA DIVISIONが6冠!
若者がeスポーツの新しい未来を切り開く!
前述したとおり、「日本eスポーツアワード」は日本国内のeスポーツ界における功績と貢献をたたえる祭典。3カ月間のファン投票、eスポーツ業界関係者からなる審査員の投票、審査委員会の厳正なる審査という3つのステップにより、受賞者が決定した。

▲審査員、審査委員会の本人が受賞対象者となる表彰部門については審査から外れてのに選考になる(出典:日本eスポーツアワード公式サイト)
本メディア(eSports World)も審査員に選ばれ、eスポーツの現場を知るものとして投票に参加した。まずはその受賞者一覧を発表しよう。
受賞者一覧 ※()内は所属チーム
Under18最優秀eスポーツプレイヤー賞
あcola(ZETA DIVISION)
最優秀eスポーツ大会賞
VALORANT Masters Tokyo
最優秀eスポーツクリエイター賞
k4sen(ZETA DIVISION)
最優秀eスポーツチーム賞
ZETA DIVISION
最優秀eスポーツゲーム賞
ストリートファイター6
最優秀ストリーマー賞 powered by 株式会社コーセー
SHAKA
最優秀eスポーツキャスター賞 powered by au PAY
岸大河
eスポーツ功労賞
Yossy(吉村尚志)、松本祐輝、豊田風祐
最優秀ノンセクションゲームプレイヤー賞
Mugi(Crazy Raccoon)
最優秀スポーツゲームプレイヤー賞
うでぃ
最優秀マインドゲームプレイヤー賞
あめみやたいよう
最優秀eモータースポーツゲームプレイヤー賞 powered by Lenovo
宮園拓真(TOYO TIRE)
最優秀MOBAプレイヤー賞 powered by マウスコンピューター
Evi(福岡ソフトバンクホークス ゲーミング)
最優秀シューティングゲームプレイヤー賞 powered by Intel
Laz(ZETA DIVISION)
最優秀格闘ゲームプレイヤー賞 powered by ベルク
あcola(ZETA DIVISION)
年間最優秀eスポーツプレイヤー賞
あcola(ZETA DIVISION)
振り返ってみるとZETA DIVISIONの受賞が非常に多く、日本のeスポーツ界を代表するチームにふさわしい結果となっていた。特に、「スマッシュブラザーズ」シリーズのプレーヤーであるあcola選手は、現役高校生でありながら「Under18最優秀eスポーツプレイヤー賞」、「最優秀格闘ゲームプレイヤー賞 powered by ベルク」、「年間最優秀eスポーツプレイヤー賞」の3冠を達成。ベテラン選手を抑えての受賞は、これからのeスポーツシーンに大きな期待を感じさせる結果となった。

▲最優秀格闘ゲームプレイヤー賞 powered by ベルクでは、ウメハラ選手、ときど選手といったそうそうたる選手を抑え受賞。歴史が大きく動いたようにも感じた

▲あcola選手の受賞にウメハラ選手やときど選手が、笑顔で拍手をしている姿がとても印象的だ

▲「みんなの期待を裏切らないような、かっこいい選手になれるようがんばりたい」と、あcola選手。緊張しながらも受賞の重みを肌で感じている様子は、会場にいる誰もが共感できたのではないだろうか
また、一般投票にはなかったeスポーツ功労賞が当日発表された。こちらは、eスポーツの個人ニュースサイトを運営するYossy(吉村尚志)氏、株式会社TOPANGAの代表取締役 豊田風祐氏、eスポーツにおける法的な問題を弁護士の視点から解決へと導いてきた松本祐輝氏が選ばれた。

▲左から豊田氏、松本氏、Yossy氏
いわゆるeスポーツの裏方とも言える彼らにもしっかりとフォーカスし、彼らの活動を功労賞という形でたたえるのは「日本eスポーツアワード」ならではの取り組みともいえる。
eSports WorldでもYossy氏、松本氏には取材したことがあるので、気になる人はそちらもぜひ見てほしい。
Yossyとは何者なのか——Negitaku.org 20年の軌跡【Negitaku.org運営 Yossyさんインタビュー】:
https://esports-world.jp/interview/22419
日本のeスポーツと「高額賞金問題」の法的課題 〜eスポーツと法律【岡安学の「eスポーツってなんだろう?」第6回 前編】
https://esports-world.jp/column/17273
もっといいやり方があったのではないか——
鈴木文雄氏が言葉にした第二回への課題
第一回「日本eスポーツアワード」は大成功といえるのかというと「課題が残る結果となった」と一般社団法人日本eスポーツ連合 理事 鈴木文雄氏は振り返る。
「もっといいやり方があったんじゃないか」とメディアの囲み取材で本音をぶつけた鈴木氏。「選手やチーム、受賞者やファイナリストに対して、もっともっと名誉だと思ってもらえるやり方があったんじゃないか」と来年への反省を振り返った。
その課題として審査員の構成や受賞に対して女性枠を増やしたり、集客を強めるためにも会場で楽しめるコンテンツを考えていきたいと語った。
同様に一般社団法人日本eスポーツ連合 会長 早川英樹氏も課題が残ったとコメント。今回の「日本eスポーツアワード」を振り返り、「第一回ということで、来場者や視聴者がどれくらいになるのかといった手探りな部分はありました。全体として尺が適切だったのかなど細かい課題は残った」と早川氏。
一方で、選手をはじめとするさまざまな方々から「ぜひとも続けてほしい」といった声も上がっているため、今後も続けていきたいと意気込みを語っていた。

▲一般社団法人日本eスポーツ連合 会長 早川英樹氏。印象に残ったシーンとして、配信のコメント欄に注目。「配信で選手を応援するファンの声が非常に多かったこと。eスポーツはファンに支えられている部分が大きいと感じた」と語る
第一回ということと、まだ手探り感であるということから課題が残る結果となった。例えばステージ上のスクリーンが小さく、一般客の座席である会場の後方(ステージ前方の座席は関係者席)からは映像が視認しづらかったこと。また受賞者のスケジュールが合わず、部門によってはほとんどのファイナリストが会場にいなかったことなど、会場にいるメリットがあまり感じられなかったのは残念ポイントだ。

▲最優秀MOBAプレイヤー賞では、ファイナリスト4名中3名が会場に来られず、TON・GG氏のみがポツリ。配信では「ひとりで草」や「これはしんどいw」といったコメントがあふれ、ある意味沸いた

▲最優秀eスポーツクリエイター賞では受賞したk4senさんが、自身が開催する大会と日程がかぶってしまい会場に来られず、k4senさんに似たスタッフが対応。あまりにも似すぎていてこれはこれで盛り上がった
一方で、平日の夕方(16時)からの開催ということもあり、会場に足を運んでいた一般客は少なく、また配信の同時接続数も非常に少ないように感じた。「生放送リアルタイムランキング」の情報によると、ウォッチパーティをしていたSHAKA氏の放送こそランクインはしていたものの、公式放送はランク外。「LiveChart」によると、瞬間最高同接数は3,982人で、平均同接数は3,359人という結果だった。
参考:
https://live-chart.net/7092874/
例えば開催日を土日にするとか、発表や授賞式は社会人が帰宅する時間帯に合わせるなど、より多くのユーザーの目に止まる工夫があってもよかったかもしれない。
期待が高まる今後の「日本eスポーツアワード」
多くの課題を残したとはいえ、筆者は大成功だと感じた今回の「日本eスポーツアワード」。eスポーツがまだeスポーツと呼ばれる前からゲーム業界に携わってきた筆者にとって、eスポーツに関わる名誉ある授賞式が東京国際フォーラムといったすばらしい会場で開催されたということは、日本のeスポーツ界にとって大きな前進であるといえる。
またeスポーツにはさまざまなジャンルがあり、すべてのジャンルを追いかけるというよりは、特定の好きなジャンルを追いかけるというのが主流。そういった中で、普段見かけることのないジャンルの活躍を振り返ることができるのはうれしいポイントだと感じた。
これを機に「今年はこの大会もみて見ようかな」といった新しい発見ができた視聴者もいたのではないだろうか。

▲筆者が個人的に印象に残ったのが最優秀eモータースポーツゲームプレイヤー賞を受賞した宮園拓真選手。「正直、eスポーツの中でeモータースポーツは小さなジャンルだとは思うのですが、eモータースポーツ界が一丸となって、みなさんに面白さを伝えていきたい。自分よりももっと素晴らしい選手がたくさんいるので、そういった選手がこの場に立てるよう業界にしていきたい」とコメント。選手としてでなく、eモータースポーツ界の一員として業界を盛り上げていこうという熱意が言葉の中に込められていた
そして何より、こうした授賞式によって、多くの関係者が同じ場所に集まることができるというのは非常に有意義な環境だともいえる。今まで知らなかったタイトルや大会など、ジャンルの垣根を越えて選手たちが集まり、そこでお互いを刺激しあえる環境へと発展していくのではないだろうか。
▲昨年、32歳という若さで急逝したeスポーツキャスターのなない氏を追悼するスペシャルムービーが流れるといった粋な計らいも

▲eスポーツジャーナリストの岡安さんに、eスポーツ功労賞を受賞したYossy(吉村尚志)さん。Yossyさんは、20年以上続くeスポーツの個人サイトを運営している。いつもはメディアとしてインタビューする側であるため、今回の授賞式はかなり新鮮だったようだ

▲写真左から格闘ゲーム関連のコメンテーターであるハメコ。氏に、ときど選手。普段とは違ったコーディネートが見られるのも「日本eスポーツアワード」ならでは
ひと言にeスポーツといっても、さまざまなジャンルがあるため、同業者でもなかなか大勢で集まる機会は少ない。「日本eスポーツアワード」を通じて、まるで同窓会のように、多くの関係者が集まれる環境として、第二回、第三回と歩みを進めてほしい。
メディアとしての課題はeスポーツをもっと周知させること
メディアとしての課題も考えさせられるいい機会となった「日本eスポーツアワード」。最近では、「eスポーツ」なぜ日本で盛り上がらないのかといった記事が話題になるなど、日本におけるeスポーツの周知はまだまだ足りていないと感じている。依然としてeスポーツを懐疑的に感じている人も少なくない。
今回の「日本eスポーツアワード」でも、ファンによる投票数は累計13万3,005票と、非常に多くの投票があったものの、日頃からeスポーツの盛り上がりを肌で感じている身からすると、「思った以上に少ない」と感じたのが正直な感想だ。
eSports Worldのようなeスポーツを専門に取り扱うメディアはもちろん、そうでないテレビや新聞、他ジャンルのメディアなど、より多くの人が目に止まるメディアで取り上げられることによって、eスポーツの見方も変わってくるのではないだろうか。もしくは、各大会の配信で「日本eスポーツアワード」を知ってもらうような仕掛けを考えてもいいかもしれない。とにかく、新規ユーザーをeスポーツ業界に取り込む何かが必要だとも感じた。
そのためにも、eスポーツに関わる者として、もっともっとeスポーツの魅力を届けられるよう、まい進していきたいと思う。
日本eスポーツアワード:
https://esportsawards
配信アーカイブ:
https://www.youtube.com/watch?v=O0R1o8ysdZI
撮影:いのかわゆう
編集:いのかわゆう
【井ノ川結希(いのかわゆう)プロフィール】
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。
Twitter:@sdora_tweet

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- 【結果速報 10月14日】 Worlds 2025 プレーインステージ:昨年王者T1がInvictus Gamingに勝利! 「スイスステージ」初戦の組み合わせも決定
- 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の世界一を決める大会「Worlds 2025」が10月14日(火)に開幕。「プレーインステージ」では、T1とInvictus Gaming(iG)が対戦し、3-1でT1が勝利、「スイスステージ」進出を決めた。2年連続王者T1と2018年王者iGによる豪華な開幕戦 「プレーインステージ」は例年、各地域から選ばれた下位シードのチーム同士で戦う予選的な位置づけとなっていた。しかし、2025年から世界のリージョンが5地域に再編されたことで、LCK(韓国)とLPL(中国)の第4シード同士が戦うこととなった。その結果、ともに世界一を取ったチームにもかかわらず、今季苦しんだ2チームが、どちらかが必ず脱落する「プレーインステージ」で戦うという、過去に類を見ない開幕戦となった。会場となった北京のBeijing JD Esports Centerには観客が殺到し、開幕時間が遅れるトラブルもあったほど、地元iGのみならずT1への声援も配信ごしに聞こえてくるほどの盛り上がりを見せた。試合はフィアレスドラフトで、Bo5(3ゲーム先取)。ゲーム1はiGがドラゴンソウルを獲得するなどリードを築くが、FakerのタリヤのCCからの集団戦などでT1が逆転勝利。ゲーム2もiGが序盤からリードしシーソーゲームの様相だったが、TheShyのサイオンがFakerのアカリを抑えるなどして、iGが押し切る。ゲーム1 バン&ピックゲーム1 リザルト※iGとT1のグラフの色は逆 ゲーム2 バン&ピックゲーム2 リザルトゲーム3では、T1が初めてブルーサイドに。レートスケールのiGの構成に対して、T1は序盤から積極的に攻め込み、Onerのシン・ジャオ、Gumayusiのユナラなどがキルを重ねてスノーボールし2勝目。リーチをかける。ゲーム3 バン&ピックゲーム3 リザルトそして、ゲーム4は再びiGがブルーサイドを選択。互いにピックできるチャンピオンが減っていく中で、iGはトップのTheShyがヴァルスをピック。T1のノクターンに対してiGがパンテオンと、互いに遠距離から駆け付けられる構成を組む。iGはミッドガンクからFakerを倒してファーストブラッドを獲得するが、乱戦の中でもDoranのオーンのタンク、さらにノクターン、アッシュ、オーンのCCチェインなどでT1が集団戦を制し、「プレーインステージ」を突破した。ゲーム4 バン&ピックゲーム4 リザルトFakerのルブラン、Onerのノクターン、Gumayusiのアッシュが刺さったゲーム4。iGのトップヴァルスも刺さらず、LPLキラー・T1が快勝した 「スイスステージ」初戦から注目カードが連発 「プレーインステージ」の試合終了後、15日(水)から始まる「スイスステージ」の組み合わせを抽選する「ドローショー」が実施された。「スイスステージ」では、T1が加わった16チームの中から先に3勝を挙げたチームから勝ち抜けていき、8チームが「ノックアウトステージ」に進出するが、最初の組み合わせはこのドローショーによって決まる。ドローショーは、Royal Never Give Upのサポートを務めたMingが務めた プール1は各地域の第1シード、プール2は各地域の第2シードと「プレーインステージ」で勝利した地域の第3シード(KT Rolstar)、プール3は各地域の第3シードと「プレーインステージ」で勝利したT1が入る。そして、「スイスステージ」最初のRound 1は、第1シード vs 第3シード、第2シード同士という組み合わせだ。ただし、初戦は同一地域同士の対決はない。ドローショーによる抽選の結果、15日(水)に行われるRound 1の8試合の組み合わせは以下のとおりとなった。日本も所属しているLCP代表チームは、CFOがLEC代表のFnaticと、PSG TalonがLCK代表のGen.G Esportsと、Team Secret WhalesがLTA代表のVivo Keyd Stars(VKS)との対戦となる。なお、1度戦ったチーム同士は2度戦うことはなく、Round 2以降は同一地域同士の対戦も行われる。また、1勝/1敗まではBo1(1ゲーム先取)だが、2勝・2敗の試合(勝ち抜け/負け確定の試合)はすべてBo3(2ゲーム先取)・フィアレスドラフトというルールだ。スイスステージ Round 1 対戦組み合わせ14:00 VKS vs TSW15:00 CFO vs FNC16:00 KT vs MKOI17:00 BLG vs 100T18:00 FLY vs T119:00 HLE vs AL20:00 G2 vs TES21:00 GEN vs PSG「スイスステージ」はRound 2までは14:00頃から、Round 3以降のBo3からは1日2試合が行われる予定だ。配信アーカイブ Worlds 2025 プレーインステージ LoL Esports:https://lolesports.com/ja-JP/LoL Esports JapanのX:https://x.com/lolesports_jpLoL Esports JapanのYouTube:https://www.youtube.com/@LoLeSportsJP
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- 【結果速報 10月13日】「EVO France 2025」スト6部門、LeSharがプレミア大会3連覇の偉業達成! 「CAPCOM CUP 12」出場権はBlazが繰り下がりで獲得
- 2025年10月10日(金)〜13日(月)に格闘ゲームのeスポーツ大会「Evolution Championship Series(EVO) France」がフランス・パリで開催された。『ストリートファイター6』部門は「プレミア大会」のため、優勝者に「CAPCOM CUP 12」の出場権が与えられるほか、2位以下の選手にも「プレミアポイント」が付与され、合計ポイント上位の選手にも出場できる可能性がある。また、「プレミア大会」は「EVO France」を含め残り2大会のみ。優勝を目指しつつも、少しでも上の順位で「プレミアポイント」を獲得することも重要な局面だ。EVO France 2025とはフランス・パリで開催される世界最大の対戦格闘ゲーム大会のひとつ。2025年度は「EVO Japan」「EVO」(アメリカ)、「EVO France」の3つの大会が開催されており、フランスでの開催は初となる。メインタイトルは『ストリートファイター6』『鉄拳8』『ギルティギア ストライヴ』『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』『ドラゴンボールファイターズ』『餓狼伝説 City of the Wolves』『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』の7タイトル。 EVO France 2025 ストリートファイター6部門 結果発表 日本時間の10月13日(月)0:45から始まったトップ8は、ウイナーズ側はこばやん、Dual Kevin、ときど、LeShar、ルーザーズ側はどぐら、Blaz、Mister Crimson、カワノの8名。日本人選手は全員「SFL」出場中の選手な上に見事に分散している。特に、Mister Crimsonは地元でもあり、ひときわ大きなファンの声援が後押しした。トップ8の中でLeSharとカワノはすでに「CAPCOM CUP 12」の出場権を獲得しているため、もしどちらかが優勝すると2位以下の選手にその権利が譲渡される。試合は、ウイナーズ側でこばやんがDual Kevin、LeSharがときどを下し、ウイナーズファイナルではLeSharのエドがこばやんのザンギエフを完封し、"プレミア大会3連覇"に王手をかける。ルーザーズ側は、Blazがどぐらを、Mister Crimsonがカワノを破り、Blazが破竹の勢いでルーザーズファイナル進出。こばやんをリュウで下し、グランドファイナル進出を決めた。迎えたグランドファイナルはLeSharとBlazの戦い。LeSharはエド、Blazはリュウで始まった試合は、LeSharがリーチからBlazに1セット奪われた ところで、噂のエレナにチェンジ。高い練度でLeSharがBlazを追い詰めたが、Blazも針の穴のようなスキを突いて3-2でリセットに成功する。しかし反撃もここまで。LeSharは再びエドを選ぶとBlazをきっちり追い込み、余裕さえ見せて3-1で優勝した。これでLeSharは、5月の「Combo Breaker」、6月の「CEO」に続き、3度目のプレミア大会制覇という前人未到の記録を打ち立てた。順位所属チーム|選手名1 DRX|LeShar 2 2Game|Blaz 3 SS熊本 A.M.G|こばやん 4 AEGIS|Mister Crimson 5 REJECT ROHTOZ!|ときど 5 Dual Kevin 7 Crazy Raccoon|どぐら 7 G8S/HitBox|カワノ なお、LeShar選手が「CAPCOM CUP 12」の出場権を持っていたことから、優勝者に与えられる出場権は2位のBlaz選手に繰り下がりで授与される。また、プレミアポイントランキングは中国大会を残し、ももちが570ポイントで首位、こばやんが500ポイントで2位、3位タイにはりゅうきちとDual Kevinが460ポイントで、5位タイには板橋ザンギエフとEndingWalkerが440ポイントで並んでいる。配信URL 【配信】Day1 Day2 Day3 ■関連リンクstart.gg:https://www.start.gg/tournament/evo-france-2025/event/street-fighter-6-ps5EVO公式X:https://x.com/EvoEVO公式サイト:https://www.evo.gg
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- 【大会レポート】世界大会進出へ!——eスポーツチームREJECTのPUBG MOBILE部門が「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON5 PHASE2」で優勝
- eスポーツチームREJECTのPUBG MOBILE部門が「PMJL S5 Phase2」を制覇。賞金300万円と「International Cup 2025」「PMGC 2025」への出場権を獲得した。PUBG MOBILE JAPAN LEAGUEとは 『PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE(PMJL)』は、日本地域公式のプロリーグである。オープン予選勝ち上がりチームとシード獲得チームが参戦し、国内最強の座と世界大会への切符を懸けて戦う。2025年シーズン5 Phase2(9月13日(土)~10月5日(日)開催)ではREJECTが頂点に立ち、賞金300万円を獲得した。さらに国際戦「International Cup 2025」(10月31日(金)~11月2日(日)/インド開催、賞金総額約1,700万円)と年間世界大会「PMGC 2025」(11月24日(月)~12月14日(日)/タイ開催)への出場権を手にした。 <以下、ニュースリリースより>プロeスポーツチーム「REJECT」PUBG MOBILE部門が『PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON5 PHASE2』で優勝 株式会社REJECT(本社:東京都港区、代表取締役:甲山翔也)が運営するプロeスポーツチーム「REJECT」は、PUBG MOBILE部門が2025年9月13日(土)に開幕した『PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON5 Phase2』(以下、PMJL S5 Phase2)に出場し、最終日を終えて優勝したことをお知らせいたします。 初日から首位に立つと、その後も安定してポイントを積み上げ、最終日までリードを維持して優勝に到達しました。本大会の結果により、REJECTは賞金300万円に加え、「International Cup 2025」および「PUBG MOBILE Global Championship 2025(PMGC 2025)」の出場権を獲得しました。International Cup 2025について 日本・韓国・インドのチームが出場する国際大会。10月31日(金)~11月2日(日)にインドでオフライン開催され、上位2チームにPMGC 2025 出場権が付与されます(賞金総額:約1,700万円)。PUBG Mobile Global Championship 2025について 年間を締めくくる世界大会。11月24日(月)~12月14日(日)にタイで開催予定です。※昨年度は賞金総額300万ドル(約4.5億円)。 REJECTは2023年に『PMJL SEASON3』Phase1・Phase2でリーグ史上初の連続優勝を達成。11月の『PUBG MOBILE GLOBAL CHAMPIONSHIP』では日本代表として最高順位タイの成績を収めました。2024年には『PUBG MOBILE GLOBAL OPEN』で日本チーム初の世界大会優勝、『PUBG MOBILE WORLD CUP(Esports World Cup)』で準優勝と、世界の舞台でも存在感を示しています。2025年も『PUBG MOBILE GLOBAL OPEN』で5位に入賞するなど、安定して上位成績を継続中です。【REJECT PUBG MOBILE部門 ロスター】 ■ #22 ReijiOcO(@reijioco22) ■ #16 ApolloOcO(@pubgm_Apollo) ■ #19 Devine(@Devine_pubg) ■ #18 Duelo(@cocoa12390) ■ #1 SaRa(@BLUEBERRYNOOB__) ■ Coach:MimoriN(@1mimote)【リーグ概要】 ■ 大会名:PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON5 Phase2 ■ 開催日:2025年9月13日(土)開幕 ■ 概要 :『PUBG MOBILE』日本地域公式eスポーツリーグ。オープン予選勝ち上がりチームとシード獲得チームが国内最強の座を争う。 ■ 配信 :https://www.youtube.com/@PMJL_official 引き続き、REJECT PUBG MOBILE部門への温かいご声援をよろしくお願いいたします。eスポーツチーム REJECTについて REJECTは2018年に発足した、株式会社REJECTが運営するプロeスポーツチームです。世界的に人気のゲームタイトル部門を多数展開する日本有数のeスポーツチームであり、ESPORTS WORLD CUP FOUNDATION CLUB PARTNER PROGRAM 2025のパートナーチームにも選出。累計賞金獲得額は国内1位を記録し、特にモバイルシューティングジャンルにおいては日本トップの実績を誇ります。 『PUBG MOBILE』部門では12度の世界大会を経て、2024年に日本チーム初の世界一を獲得。『Apex Legends』部門では「ALGS 2024」にてAPAC NORTH地域初の世界一を達成するなど、国際大会でも確かな成果を残しています。 Web:https://reject.jp/ X:https://x.com/RC_REJECT Instagram:https://www.instagram.com/rc_reject/ YouTube:https://www.youtube.com/c/REJECTesports株式会社REJECTについて 株式会社REJECTは、“EMPOWER GAMING LIFE ゲーマーをもっと豊かに”をミッションに掲げ、プロeスポーツチーム「REJECT」の運営を中心に、eスポーツを軸とした多角的な事業を展開しています。競技シーンでの成果追求に加え、ゲーミングギアの開発・販売、ストリーマー・VTuberのマネジメント、コンテンツ・イベントプロデュース、スポンサープロモーションなどを通じて、プレーヤーとファンの体験価値を高め、豊かなゲーミングライフの実現を目指しています。 会社名:株式会社REJECT(リジェクト) 設立:2018年12月 代表者:代表取締役 甲山翔也 所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目4-10 虎ノ門35森ビル 5階 公式サイト:https://reject.co.jp/ オンラインストア:https://brand.reject.jp/