2月17日(土)~25日(日)に、『VALORANT』の公式大会VCT Pacific Kickoff Finalsが開催されました。VCT Pacific Kickoffは勝ち抜いた上位2チームが世界大会であるMasters Madridへの出場権が与えられる大会です。
なおVCT Pacificは昨年から開催された地域リーグで、日本からZETA DIVIDION(ZETA)とDetonatioN FocusMe(DFM)の2チームが参加しています。

VCT Pacific Kickoffは韓国での開催となりますが、日本でも池袋駅ビル内にあるeスポーツCafé&Bar RAGE STにて、大会のパブリックビューイングが行われており、ファンが集って観戦する環境ができています。今回のパブリックビューイングの特徴はなんといっても公開生放送です。キャスター陣がCafé&Bar RAGE STに設置された配信スペースで実況解説を行います。
我々取材陣は2月24日(土)の準決勝の開催日に会場にお邪魔しました。残念ながらZETAとDFMはこの時点で敗退しており、パブリックビューイングでは応援することができませんでした。
会場となったCafé&Bar RAGE STは1月28日(日)にグランドオープンしたばかりの新施設。オープニングセレモニーの取材には参加していましたが、実際にオープンしてから訪れるのは今回が初となります。


Café&Bar RAGE STは1階がCafé&Barエリア、2階がPC Playエリアとなっており、パブリックビューイングは1階のCafé&Barエリアで行われました。今回のパブリックビューイングは直前の募集だったにも関わらず、抽選となるほどの人気となり、会場は満席です。ちなみにPC Playエリアは貸し切りにはなっておらず、当選の有無にかかわらず利用することができました。
さて、これまでに何回かパブリックビューイングやファンミーティング、チアパーティーに参加してきましたが、今回は公式のパブリックビューイングということで、『VALORANT』自体のファンも多く駆けつけていたようです。前日までZETAが勝ち残っていたので、ZETAのファンも少なくはない様子でしたが、オフライン会場的に普通に好プレーに沸き立つ感じの観戦となっていました。
一番近い状態としては、PUBで行われたパブリックビューイングでしょうか。その中でも『VALORANT』好きのガチ勢もおり、つい最近まで韓国で観戦していたファンも見受けられました。


フードドリンクが充実
パブリックビューイング会場としてのCafé&Bar RAGE STは、かなりいい感じでした。いわゆるスポーツバー的にeスポーツを観戦することができ、フードやドリンクも充実しています。
eスポーツ施設としてではなく、Café&Barとしても十分なポテンシャルとクオリティがあるので、さまざまなパブリックビューイング会場と比べても満足度は高いといえます。
今回はハンバーガーを頼んでみましたが、独立系のハンバーガショップのようなクオリティーとボリューム感があり、ポテトとドリンクのセットで1,300円前後なのは、かなりコスパがいいと感じました。今回一緒に行った編集者は酒豪でおなじみ。仕事ということで飲むのを我慢していましたが、おそらくプライベートで来たときは存分にアルコールを楽しめるのではないかと思います。


モニターは店内の至る所にあり、ボックスシートからカウンターまで用意されているので、グループでの参加もおひとり様でも無理なく楽しめるのもいい感じです。
今回は公式イベントとして貸し切り営業となっており、キャスターの岸大河さんと解説のyukishiroさんが生実況を行っていました。オフライン会場ではキャスター席が近づきにくい場所にあったり、どこでやっているかわからなかったり、実況の様子を見ることができないことが多いですが、今回は目の前で実況をしてくれるので、それだけでも贅沢な空間となっていました。

「今までの中で一番難易度が高かった現場」
岸大河さんとyukishiroさんにイベント開始前に話を聞く機会をもらうことができました。イベントやVCT Pacificについてうかがってきました。

——今回の公開生放送について率直な感想をお聞かせください。
yukishiro:これまでやってきた中で一番といえるくらいの難易度の高さがありますね。天井が低めで圧迫感があったり、デスクが小さく資料が置きにくかったりなど今までとは違う環境に苦戦しました。
今までもスタジオではない場所で実況をすることや、配信の場所を作るということはこれまでも経験してきていますが、カフェをベースにしている場所は今回がはじめてです。
あとは、会場内ではパブリックビューイングが同時に進行されているので、マイクが現場の音声を拾いすぎないようノイズキャンセルが強めに入っています。なので、いつもどおりの声量では配信に声が乗らず、いつも以上の声量が必要になるんです。
岸大河:例えば「ああ、なるほど」って感じでしゃべると「ああ」の部分が消えてしまうんですよ。
——なるほど。
yukishiro:一方でお客さんの声が臨場感あって、僕はそれが好きですね。いいプレーが出た時は会場が「おおおっ!」て歓声が上がっていくのは楽しいですよ。
こういったパブリックビューイングがこれから増えていくとうれしいです。昨年も何度かパブリックビューイングに行きましたが、現場に仲間がいるという感覚は結構大きいと感じました。
岸大河:やはりお客さんの顔が見えるので、実況解説をしながら楽しめる雰囲気はあります。
試合が終わったあとにお客さんが拍手を求めてくれたり手を振ってくれたりとかはうれしかったですね。ご飯を食べながら画面を食い入るように見ている姿とか、新たな視聴の姿があって、それもなんかうれしかったですね。
あとはわざわざ来てくれる——一緒に見に来てくれるというだけで、国内にはたくさんのファンがいるんだなっているのを改めて感じました。
ただ簡易的な控室しかないので、休みたいときに休めないというのもありました。1週間やってみてそういったところは感じたかな。まあ、いい経験にはなりました。
yukishiro:日本戦以外の試合も楽しんで見に来てくれるというのは、数年やってきてよかったなと思っています。
——海外の選手をパブリックビューイングで応援するのは、なかなかほかのジャンルでもないですもんね。
岸大河:あとはひとりで見に来ている方はもちろん、グループで見に来られる方もいらっしゃいます。ゲーム内のフレンドであったり、実際のリアルのお友だちであったり、ゲーム内外でコミュニケーションを取ってこういう場所に来てくれるというのは、今までの雰囲気とはまたちょっと違って新鮮でした。
日本選手が強い、日本チームが強いっていうのも大事ですが「世界はもっと広いんだよ」と伝えたいんです。やっぱり世界最高峰の戦いが『VALORANT』の魅力なんだよという、上澄みの部分を言葉で伝えるのが僕らの役目ですしね。
僕らとしては、あまりローカルだからとかグローバルだからといったことは意識していません。多分、その結果が今回の場でたくさんの方たちが観に来てくれていることに繋がっていると思います。その先にあるのが、昨年のMastersTokyoになるんだと思います。日本チームが出ていないけど世界最高峰のプレーを観たいという気持ちで来ているわけで。
——一方でeスポーツに限らず、フィジカルスポーツもローカルが確立していないと、人気も保てず、世界でも活躍はできにくいと思いますが。
岸大河:僕自身が今、Challengers Japan(国内リーグ)から離れてしまっているので、その辺は意識していないというのが一番ですね。キャスターとしての立場でいえば、本当にVCT Pacific(国際リーグ)しか頭にないです。
yukishiro:そもそもオンラインゲームってインターネットで観る文化なんで、フィジカルスポーツとは大きく入口が異なります。
VCT PacificとChallengers Japanは分化されていて、日程がかぶらないように設定されています。なので、VCT Pacificしか観ないって人はそんなにいないんじゃないかなと思います。
——VCT Pacificをはじめとする『VALORANT』競技シーンについて、今年の注目ポイントなどがあればお聞かせください。
岸大河:Tier2から上がってきた選手がいたり、新たなリージョンとして中国が入ってきたりと、全世界で新しい選手が続々出てきています。国際大会のMasters Madridがすごく楽しみです。現状での最強はどのチームなのかという指標ができるのがMasters Madridだと思っているので、ぜひ注目してください。
yukishiro:僕も岸さんと同じでMasters Madridが楽しみですね。
かつては国内大会で優勝することが条件だったり、今ではVCT Pacificのような地域リーグで上位勝ち抜けが条件だったりと、一定の条件を満たさないとMastersには出場できないわけです。まずこれをクリアしないとMastersのチャンピオンにはなれないわけですし、現状どのような試合が展開されるのかを注目してもらいたいかな。
——競技シーンのレベル感はどのように変化してきていますか?
yukishiro:インターナショナルリーグが2年目に入ってきて、いろいろなチームがメンバーを変えて試行錯誤しても順位に大きな変動がないのが現状です。
そうなってくると今年は勝負の年になるんじゃないかと思っていて、昨年も順位が振るわず、今年もあまり変化がないのであれば、チームとしての運営力が問われてくるのかと。インターナショナルリーグに選出されているのにも関わらず順位が振るわなければ、ファンもつかないし、興業化も見通せない。そこは躍起になって修正していく点で、個人的にはそこを見ていきたいと思っています。
岸大河:確かにほかの地域でもそうですね。VCT EMEAもプレーオフ進出チームが昨年のトップ3、GIANTXこそ進出を逃してしまいましたが、去年の圧倒的なトップ2が生き残っています。
VCT AMERICASもトップ2、トップ3は同じ顔ぶれ。そこにLeviathanが入るかどうか。大体予想が当たるくらいに上位が固まっているっていう感じなんです。
——ここは忖度なく聞きたいのですが、現状のZETAをどのように見ていますか? 負けるにしても少ないラウンドしか獲得できなかったり、あまりにも速い展開で負けてしまったり、何か大きなものが足りないように感じました。
岸大河:大差で負けてしまったことは試合の流れというのもあるので、一概にはいえませんが、実力の差というよりは、ひとつひとつの流れをつかみきれない部分がたくさんあったのかなと思いました。もちろん(相手チームの)駆け引きがうまかったというのもあると思いますが……。
あと、Dep選手のインタビューで答えていた「Global Esportsにしか勝っていない」という懸念はものすごく納得していて、ZETAにとってみれば勝って当たり前だと思っていたでしょう。
問題はDRXとT1。それにGen.GとTeam Secret。その上にPaper Rexがいる。そのあたりにどうやって勝っていくのかが問題だったところ、結局勝てなかったという悔しさもあのインタビューでうかがえました。
チームを作り直して、Carlaoコーチも入って、ちょっとブラジリアンなスタイルも始めたZETAとしては及第点まではいかなかったですね。納得感のある負け方ができない中、唯一T1戦は多少納得感のある負け方ができた感じですね。あとはTeam Secret、Gen.G戦は彼らとしてはあまり納得していないのではないでしょうか。
——やりたいことができない感じはありましたか?
yukishiro:試合の中で、流れをつかみ返そうとあまりしていなかったというか、あくまでも自分たちがやりたいことをやろうとしてうまくいかず、ずっと引きずってしまったのかもしれませんね。波に飲まれやすいですよね。
岸大河:もっとはっきりミスと成功が見えたラウンドがあったらいいなと思っています。
新コーチのCarlaoコーチに既存のJUNiORコーチ。選手から上がったcrowコーチやアナリストがいて、今はCarlaoコーチの考えを一度浸透させようみたいなフェーズだと客観的にはみえるんです。
ブラジルのFURIAで鍛えたものや考えをCarlaoコーチが選手に共有しているけど、おそらく選手らはそういった武器となるスキームの使い方がまだ慣れていないわけです。
ここでCarlaoコーチの武器を使った方がいいのか、前のZETAの武器を使った方がいいのか——。ラウンドによってさまざまですし、その使い分けができていない。これからそういった武器の使い分けができるようになってくると、もっと戦術の幅も戦い方の幅も広がっていくんじゃないかと思っています。
yukishiro:僕の目から見ると、ZETAの強みがわからないんですよね。以前、それこそ世界3位となった時は、ピンポイントでの対策をうまく通したり、丁寧にコントロールしていった動きが相手に刺さっていたりとZETAの強みがありました。
今も丁寧ではありますが、相手の戦術が刺さっている時、ZETAは動きを変えなかっていなかった。Global Esports戦でもそうだったんですけど、バインドで相手がAサイクル進行するぞっていって設置まで持っていかれても勝負するのはDep選手のみ。それ以外の選手は足並みがそろうまでリテイクに行くのは待つという感じで——。
丁寧さは増しているんですけど、それが強みにできているかというと、何のアクションも起こせずに待っちゃうように見えてしまったんですね。あくまでも自分たちのルールを守りすぎているように見受けられます。
世界的に見ても、それで勝っている例はほとんどないので、結局ZETAの強みはどこなんだろうと感じてしまうわけです。
個人的にはDFMの方が強みがわかりやすかったですね。もちろん、DFMはまだ勝利をあげていないので、反省点はたくさんあるんでしょうけど、DFMの方がチャレンジできたのかと見えました。
『VALORANT』はセーフティな動きがとても強いですが、元々セーフティだったDRXが今形を変えてきて、セーフティじゃ勝てないという時代に突入しています。リスクを冒してどんどん相手にプレッシャーをかけていくようなスタイルになっており、シーンが変わってきていると感じます。
もちろん、リスクを冒して外しまくってしまうと大差で負けてしまう場合もあるわけで、何が正解というのはないのですが、やはりZETAらしい個性を確立できれば、もっといい形になるとは思います。
——ありがとうございました!
———
今回のパブリックビューイングはVCT Pacificのファンも大勢駆け寄り、VCT Pacificの認知度もあがってきたと感じました。参加者も抽選になるほどの数が応募しており、順風満帆のようにも見えます。
ただZETAがまだ勝ち残っている可能性がある時点での事前応募だったという側面もあります。昨年のMastersTokyoも出場チームが確定する前にチケットが販売開始していました。ZETA見たさで来た人がいなかったとはいい切れない状況です。これからリーグ戦が開始したときに、韓国での来場者や日本での動画配信の視聴者数がどれだけ伸びていくのかに期待を込めつつ静観しておきたいところです。
撮影:いのかわゆう/岡安学
編集:いのかわゆう
なおVCT Pacificは昨年から開催された地域リーグで、日本からZETA DIVIDION(ZETA)とDetonatioN FocusMe(DFM)の2チームが参加しています。

▲Café&Bar RAGE STはVCT Pacific Kickoff Finalsの期間中、1階のカフェスペースは貸し切りです。サイネージもVCT Pacificバージョンとなっていました
VCT Pacific Kickoffは韓国での開催となりますが、日本でも池袋駅ビル内にあるeスポーツCafé&Bar RAGE STにて、大会のパブリックビューイングが行われており、ファンが集って観戦する環境ができています。今回のパブリックビューイングの特徴はなんといっても公開生放送です。キャスター陣がCafé&Bar RAGE STに設置された配信スペースで実況解説を行います。
我々取材陣は2月24日(土)の準決勝の開催日に会場にお邪魔しました。残念ながらZETAとDFMはこの時点で敗退しており、パブリックビューイングでは応援することができませんでした。
会場となったCafé&Bar RAGE STは1月28日(日)にグランドオープンしたばかりの新施設。オープニングセレモニーの取材には参加していましたが、実際にオープンしてから訪れるのは今回が初となります。

▲試合開始前から続々と観戦者が来店し、すでに飲食を始めていました

▲店内には至る所に大型モニターが設置しており、どの席からでも試合の観戦ができました
公開生放送は連日満席の大にぎわい
Café&Bar RAGE STは1階がCafé&Barエリア、2階がPC Playエリアとなっており、パブリックビューイングは1階のCafé&Barエリアで行われました。今回のパブリックビューイングは直前の募集だったにも関わらず、抽選となるほどの人気となり、会場は満席です。ちなみにPC Playエリアは貸し切りにはなっておらず、当選の有無にかかわらず利用することができました。
さて、これまでに何回かパブリックビューイングやファンミーティング、チアパーティーに参加してきましたが、今回は公式のパブリックビューイングということで、『VALORANT』自体のファンも多く駆けつけていたようです。前日までZETAが勝ち残っていたので、ZETAのファンも少なくはない様子でしたが、オフライン会場的に普通に好プレーに沸き立つ感じの観戦となっていました。
一番近い状態としては、PUBで行われたパブリックビューイングでしょうか。その中でも『VALORANT』好きのガチ勢もおり、つい最近まで韓国で観戦していたファンも見受けられました。

▲つい先日まで韓国でVCT Pacificを観戦していた女の子ふたり組。ぬいぐるみやバッグなど、日本未発売のものを持参していました

▲こちらは男子4人組。Paper Rexのファンで、応援に熱が入っていました。タブレットを持っている男子はmindfreak(まいんどふりーく)選手の熱狂的なファンだとか
フードドリンクが充実
お酒も楽しめるeスポーツ観戦スタイル!
パブリックビューイング会場としてのCafé&Bar RAGE STは、かなりいい感じでした。いわゆるスポーツバー的にeスポーツを観戦することができ、フードやドリンクも充実しています。
eスポーツ施設としてではなく、Café&Barとしても十分なポテンシャルとクオリティがあるので、さまざまなパブリックビューイング会場と比べても満足度は高いといえます。
今回はハンバーガーを頼んでみましたが、独立系のハンバーガショップのようなクオリティーとボリューム感があり、ポテトとドリンクのセットで1,300円前後なのは、かなりコスパがいいと感じました。今回一緒に行った編集者は酒豪でおなじみ。仕事ということで飲むのを我慢していましたが、おそらくプライベートで来たときは存分にアルコールを楽しめるのではないかと思います。

▲ハンバーガーのセットを購入。入口のタッチパネルで決済し、厨房前のカウンターで受け渡しです

▲一緒に取材した編集の井ノ川さんが頼んだメニュー。驚くことにドリンクがソフトドリンクです
モニターは店内の至る所にあり、ボックスシートからカウンターまで用意されているので、グループでの参加もおひとり様でも無理なく楽しめるのもいい感じです。
今回は公式イベントとして貸し切り営業となっており、キャスターの岸大河さんと解説のyukishiroさんが生実況を行っていました。オフライン会場ではキャスター席が近づきにくい場所にあったり、どこでやっているかわからなかったり、実況の様子を見ることができないことが多いですが、今回は目の前で実況をしてくれるので、それだけでも贅沢な空間となっていました。

▲ボックステーブルとフェンス越しにすぐの場所で岸大河さんとyukishiroさんが実況をしていました
「今までの中で一番難易度が高かった現場」
岸大河氏、yukishiro氏インタビュー
岸大河さんとyukishiroさんにイベント開始前に話を聞く機会をもらうことができました。イベントやVCT Pacificについてうかがってきました。

——今回の公開生放送について率直な感想をお聞かせください。
yukishiro:これまでやってきた中で一番といえるくらいの難易度の高さがありますね。天井が低めで圧迫感があったり、デスクが小さく資料が置きにくかったりなど今までとは違う環境に苦戦しました。
今までもスタジオではない場所で実況をすることや、配信の場所を作るということはこれまでも経験してきていますが、カフェをベースにしている場所は今回がはじめてです。
あとは、会場内ではパブリックビューイングが同時に進行されているので、マイクが現場の音声を拾いすぎないようノイズキャンセルが強めに入っています。なので、いつもどおりの声量では配信に声が乗らず、いつも以上の声量が必要になるんです。
岸大河:例えば「ああ、なるほど」って感じでしゃべると「ああ」の部分が消えてしまうんですよ。
——なるほど。
yukishiro:一方でお客さんの声が臨場感あって、僕はそれが好きですね。いいプレーが出た時は会場が「おおおっ!」て歓声が上がっていくのは楽しいですよ。
こういったパブリックビューイングがこれから増えていくとうれしいです。昨年も何度かパブリックビューイングに行きましたが、現場に仲間がいるという感覚は結構大きいと感じました。
岸大河:やはりお客さんの顔が見えるので、実況解説をしながら楽しめる雰囲気はあります。
試合が終わったあとにお客さんが拍手を求めてくれたり手を振ってくれたりとかはうれしかったですね。ご飯を食べながら画面を食い入るように見ている姿とか、新たな視聴の姿があって、それもなんかうれしかったですね。
あとはわざわざ来てくれる——一緒に見に来てくれるというだけで、国内にはたくさんのファンがいるんだなっているのを改めて感じました。
ただ簡易的な控室しかないので、休みたいときに休めないというのもありました。1週間やってみてそういったところは感じたかな。まあ、いい経験にはなりました。
yukishiro:日本戦以外の試合も楽しんで見に来てくれるというのは、数年やってきてよかったなと思っています。
——海外の選手をパブリックビューイングで応援するのは、なかなかほかのジャンルでもないですもんね。
岸大河:あとはひとりで見に来ている方はもちろん、グループで見に来られる方もいらっしゃいます。ゲーム内のフレンドであったり、実際のリアルのお友だちであったり、ゲーム内外でコミュニケーションを取ってこういう場所に来てくれるというのは、今までの雰囲気とはまたちょっと違って新鮮でした。
日本選手が強い、日本チームが強いっていうのも大事ですが「世界はもっと広いんだよ」と伝えたいんです。やっぱり世界最高峰の戦いが『VALORANT』の魅力なんだよという、上澄みの部分を言葉で伝えるのが僕らの役目ですしね。
僕らとしては、あまりローカルだからとかグローバルだからといったことは意識していません。多分、その結果が今回の場でたくさんの方たちが観に来てくれていることに繋がっていると思います。その先にあるのが、昨年のMastersTokyoになるんだと思います。日本チームが出ていないけど世界最高峰のプレーを観たいという気持ちで来ているわけで。
——一方でeスポーツに限らず、フィジカルスポーツもローカルが確立していないと、人気も保てず、世界でも活躍はできにくいと思いますが。
岸大河:僕自身が今、Challengers Japan(国内リーグ)から離れてしまっているので、その辺は意識していないというのが一番ですね。キャスターとしての立場でいえば、本当にVCT Pacific(国際リーグ)しか頭にないです。
yukishiro:そもそもオンラインゲームってインターネットで観る文化なんで、フィジカルスポーツとは大きく入口が異なります。
VCT PacificとChallengers Japanは分化されていて、日程がかぶらないように設定されています。なので、VCT Pacificしか観ないって人はそんなにいないんじゃないかなと思います。
——VCT Pacificをはじめとする『VALORANT』競技シーンについて、今年の注目ポイントなどがあればお聞かせください。
岸大河:Tier2から上がってきた選手がいたり、新たなリージョンとして中国が入ってきたりと、全世界で新しい選手が続々出てきています。国際大会のMasters Madridがすごく楽しみです。現状での最強はどのチームなのかという指標ができるのがMasters Madridだと思っているので、ぜひ注目してください。
yukishiro:僕も岸さんと同じでMasters Madridが楽しみですね。
かつては国内大会で優勝することが条件だったり、今ではVCT Pacificのような地域リーグで上位勝ち抜けが条件だったりと、一定の条件を満たさないとMastersには出場できないわけです。まずこれをクリアしないとMastersのチャンピオンにはなれないわけですし、現状どのような試合が展開されるのかを注目してもらいたいかな。
——競技シーンのレベル感はどのように変化してきていますか?
yukishiro:インターナショナルリーグが2年目に入ってきて、いろいろなチームがメンバーを変えて試行錯誤しても順位に大きな変動がないのが現状です。
そうなってくると今年は勝負の年になるんじゃないかと思っていて、昨年も順位が振るわず、今年もあまり変化がないのであれば、チームとしての運営力が問われてくるのかと。インターナショナルリーグに選出されているのにも関わらず順位が振るわなければ、ファンもつかないし、興業化も見通せない。そこは躍起になって修正していく点で、個人的にはそこを見ていきたいと思っています。
岸大河:確かにほかの地域でもそうですね。VCT EMEAもプレーオフ進出チームが昨年のトップ3、GIANTXこそ進出を逃してしまいましたが、去年の圧倒的なトップ2が生き残っています。
VCT AMERICASもトップ2、トップ3は同じ顔ぶれ。そこにLeviathanが入るかどうか。大体予想が当たるくらいに上位が固まっているっていう感じなんです。
——ここは忖度なく聞きたいのですが、現状のZETAをどのように見ていますか? 負けるにしても少ないラウンドしか獲得できなかったり、あまりにも速い展開で負けてしまったり、何か大きなものが足りないように感じました。
岸大河:大差で負けてしまったことは試合の流れというのもあるので、一概にはいえませんが、実力の差というよりは、ひとつひとつの流れをつかみきれない部分がたくさんあったのかなと思いました。もちろん(相手チームの)駆け引きがうまかったというのもあると思いますが……。
あと、Dep選手のインタビューで答えていた「Global Esportsにしか勝っていない」という懸念はものすごく納得していて、ZETAにとってみれば勝って当たり前だと思っていたでしょう。
問題はDRXとT1。それにGen.GとTeam Secret。その上にPaper Rexがいる。そのあたりにどうやって勝っていくのかが問題だったところ、結局勝てなかったという悔しさもあのインタビューでうかがえました。
チームを作り直して、Carlaoコーチも入って、ちょっとブラジリアンなスタイルも始めたZETAとしては及第点まではいかなかったですね。納得感のある負け方ができない中、唯一T1戦は多少納得感のある負け方ができた感じですね。あとはTeam Secret、Gen.G戦は彼らとしてはあまり納得していないのではないでしょうか。
——やりたいことができない感じはありましたか?
yukishiro:試合の中で、流れをつかみ返そうとあまりしていなかったというか、あくまでも自分たちがやりたいことをやろうとしてうまくいかず、ずっと引きずってしまったのかもしれませんね。波に飲まれやすいですよね。
岸大河:もっとはっきりミスと成功が見えたラウンドがあったらいいなと思っています。
新コーチのCarlaoコーチに既存のJUNiORコーチ。選手から上がったcrowコーチやアナリストがいて、今はCarlaoコーチの考えを一度浸透させようみたいなフェーズだと客観的にはみえるんです。
ブラジルのFURIAで鍛えたものや考えをCarlaoコーチが選手に共有しているけど、おそらく選手らはそういった武器となるスキームの使い方がまだ慣れていないわけです。
ここでCarlaoコーチの武器を使った方がいいのか、前のZETAの武器を使った方がいいのか——。ラウンドによってさまざまですし、その使い分けができていない。これからそういった武器の使い分けができるようになってくると、もっと戦術の幅も戦い方の幅も広がっていくんじゃないかと思っています。
yukishiro:僕の目から見ると、ZETAの強みがわからないんですよね。以前、それこそ世界3位となった時は、ピンポイントでの対策をうまく通したり、丁寧にコントロールしていった動きが相手に刺さっていたりとZETAの強みがありました。
今も丁寧ではありますが、相手の戦術が刺さっている時、ZETAは動きを変えなかっていなかった。Global Esports戦でもそうだったんですけど、バインドで相手がAサイクル進行するぞっていって設置まで持っていかれても勝負するのはDep選手のみ。それ以外の選手は足並みがそろうまでリテイクに行くのは待つという感じで——。
丁寧さは増しているんですけど、それが強みにできているかというと、何のアクションも起こせずに待っちゃうように見えてしまったんですね。あくまでも自分たちのルールを守りすぎているように見受けられます。
世界的に見ても、それで勝っている例はほとんどないので、結局ZETAの強みはどこなんだろうと感じてしまうわけです。
個人的にはDFMの方が強みがわかりやすかったですね。もちろん、DFMはまだ勝利をあげていないので、反省点はたくさんあるんでしょうけど、DFMの方がチャレンジできたのかと見えました。
『VALORANT』はセーフティな動きがとても強いですが、元々セーフティだったDRXが今形を変えてきて、セーフティじゃ勝てないという時代に突入しています。リスクを冒してどんどん相手にプレッシャーをかけていくようなスタイルになっており、シーンが変わってきていると感じます。
もちろん、リスクを冒して外しまくってしまうと大差で負けてしまう場合もあるわけで、何が正解というのはないのですが、やはりZETAらしい個性を確立できれば、もっといい形になるとは思います。
——ありがとうございました!
———
今回のパブリックビューイングはVCT Pacificのファンも大勢駆け寄り、VCT Pacificの認知度もあがってきたと感じました。参加者も抽選になるほどの数が応募しており、順風満帆のようにも見えます。
ただZETAがまだ勝ち残っている可能性がある時点での事前応募だったという側面もあります。昨年のMastersTokyoも出場チームが確定する前にチケットが販売開始していました。ZETA見たさで来た人がいなかったとはいい切れない状況です。これからリーグ戦が開始したときに、韓国での来場者や日本での動画配信の視聴者数がどれだけ伸びていくのかに期待を込めつつ静観しておきたいところです。
撮影:いのかわゆう/岡安学
編集:いのかわゆう
【岡安学 プロフィール】
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
X:@digiyas

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- 【結果速報 6月29日】 「Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂」 はチームマノンが優勝! あくたがわ選手が「EVO 2025」参戦サポートを獲得
- 2025年6月28日(土)〜29日(日)、東京体育館にて、「Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂」が開催された。「LEGENDUS」はストリーマーのSHAKAが主催するさまざまなゲームを用いた対戦イベント。その中でも『ストリートファイター6』(スト6)は特に人気で、「師弟杯」など何度も大会が行われてきた。今大会は『スト6』で初めて一般プレーヤーが参加できるイベントで、それぞれ1体ずつキャラを固定して戦う。DAY 1は一般参加者によるダブルエリミネーショントーナメントの順位により、異なるキャラクターを操る16名がDAY 2の決勝に進出できる。ただし、通過できるのは1位プレーヤーのみ。重複していない12名は決定し、残る4枠分は17位以下の選手の中で各キャラの最上位のプレーヤーがトーナメントを行い勝ち取るという方式だ。その結果、キャラが重複して空いている4枠をかけてその他のキャラ最上位プレーヤーによるトーナメントが行われ、決勝を戦う16名=16キャラが確定。抽選により対戦カードも決定した。DAY 1最終結果&DAY 2進出選手(キャラ)DAY 2は、決勝進出者のキャラを担当するストリーマーとタッグを組み、ダブルエリミネーションで対決。一般参加者同士、ストリーマー同士がBo3(2ゲーム先取)で戦い、1-1の場合は一般参加者同士でBo1に勝ったチームが勝利となる。グランドファイナル:チームマノン vs チームダルシム グランドファイナルは、ウイナーズを勝ち抜いた「チームマノン」と、ルーザーズから勝ち上がった「チームダルシム」。同じカードはウイナーズブラケット ラウンド2で「チームマノン」が一度勝利している組み合わせだ。あくたがわ vs harumyの試合は、先の試合の教訓を生かして、harumy選手がドライブラッシュで攻めていく姿勢を見せ、1ゲームを奪うが、差し返しからの投げでメダルを積み重ねていくあくたがわ選手のマノンが一枚上手で、2-1で勝利する。しかし、ストリーマー同士のSHAKA vs ありけん戦では、ありけん選手のトリッキーな空中技やワープからの攻めにSHAKA選手が一歩及ばず、1本取り返す。1-1で迎えたあくたがわ vs harumyの2戦目は、会場の応援も最高潮。互いに持てる力を出し切り、あくたがわ選手が勝利した。これにより、副賞としてあくたがわ選手とSHAKA選手は「EVO 2025」への出場権&渡航サポートが受けられる。 配信アーカイブ DAY 1 - メイン配信 DAY 2 - メイン配信 DAY 2 - ルーザーズ配信 Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂https://www.redbull.com/jp-ja/events/legendus-street-fighter-6-itadaki
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- 【結果速報 6月27日】翔、ふ〜どが1位通過!——「TOPANGA CHAMPIONSHIP 6(トパチャン6)」オフライン決勝進出選手決定!
- 株式会社CELLORBが運営する『ストリートファイター6』のリーグ大会「TOPANGA CHAMPIONSHIP 6(トパチャン6)」のオンライン本戦 アドバンスドステージが6月19日(木)から開催中。TOPANGA CHAMPIONSHIPとは人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズを主軸に2011年から続く日本を代表するeスポーツ大会。長期リーグ形式でトップ選手が競い、オンライン予選とオフライン決勝を組み合わせたハイレベルな戦いが魅力だ。2025年の第6回は5月~7月開催、賞金総額300万円以上で、株式会社CELLORBが運営している。https://topanga.co.jp/topanga_championship6/ 現在はオランオン本戦のアドバンスドステージが開催中。直近に開催されたビギニングステージを勝ち上がった各ブロック上位3名と、4位同士で行われる決定戦の勝者1名の7名が、オフライン決勝を賭けて熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げている。アドバンスドステージは、総当たり戦(9名×2ブロック)が行われ、成績上位がラフォーレミュージアム原宿で行われるオフライン決勝へと進出できるという流れだ。6月27日(金)でアドバンスドステージの全日程が終了。オフライン決勝進出の選手が決定した。成績表 ■WHITE DIVISION順位選手名WINLOSEPOINT1 ZETA DIVISION|翔 7 1 14 2 IBUSHIGIN|鶏めし 6 2 3 3 ZETA DIVISION|ヤマグチ 5 3 3 4 あくたがわ 4 4 2 5 ZETA DIVISION|ももち 4 4 1 6 ZETA DIVISION|ひかる 3 5 -1 7 A.M.G / SS熊本|こばやん 3 5 -2 8 名古屋NTPOJA|Seiya 2 6 -8 9 RIDDLE ORDER|Jr. 2 6 -12 ■BLACK DIVISION 順位選手名WINLOSEPOINT1 REJECT|ふ〜ど 5 3 4 2 Red Bull / CR|ボンちゃん 5 3 2 3 FAV gaming|もけ 5 3 2 4 SBI e-Sports|ひびき 4 4 2 5 Saishunkan Sol 熊本|cosa 4 4 1 6 G8S / RB / PWS|ガチくん 4 4 0 7 FAV gaming|りゅうきち 3 5 -1 8 G8S / Hit Box|カワノ 3 5 -4 9 ZETA DIVISION|ひぐち 3 5 -6 ■EXTRA ROUNDあくたがわ vs SBI e-Sports|ひびき(2:7)オフライン決勝進出選手(所属チーム|選手名) ■WHITE DIVISIONからの進出選手ZETA DIVISION|翔IBUSHIGIN|鶏めしZETA DIVISION|ヤマグチ■BLACK DIVISIONからの進出選手REJECT|ふ〜どRed Bull / CR|ボンちゃんFAV gaming|もけ■EXTRA ROUNDからの進出選手SBI e-Sports|ひびき配信アーカイブ ADVANCED STAGE|DAY1(WHITE DIVISION Round1)https://www.youtube.com/live/i8Wv2JSkIlw?si=rq3ME5hALaHjnHyAADVANCED STAGE|DAY2(BLACK DIVISION Round1)https://www.youtube.com/live/uaaKN0OL_48?si=Rm4kB-HF85lIzsYdADVANCED STAGE|DAY3(WHITE DIVISION Round2)https://www.youtube.com/live/bVVkAWtxi08?si=4pj7LYQiUGmLpPMGADVANCED STAGE|DAY4(BLACK DIVISION Round2)https://www.youtube.com/live/3VPcV6Do1E0?si=v3E40PblSsM7LQE8ADVANCED STAGE|DAY5(WHITE DIVISION FinalRound)https://www.youtube.com/live/N9F0xaF4OBc?si=kxo06k0NnDgaG-9RADVANCED STAGE|DAY6(BLACK DIVISION FinalRound)https://www.youtube.com/live/70K1-AHqJeo?si=hbE1v4ukfWggLvulADVANCED STAGE|DAY7(EXTRA ROUND)https://www.youtube.com/live/kLpJLakiHjw?si=b8K7QClHkk2prF1mオフライン決勝観戦チケット情報 ◤ 第6期TOPANGA CHAMPIONSHIP オフライン決勝 ◢オフラインならではの熱気と緊張感。静寂の中で交錯する駆け引き、勝利の瞬間に響く歓声――――そのすべてを、体感せよ。日程:2025年7月11日(金)〜7月13日(日)会場:ラフォーレミュージアム原宿… pic.twitter.com/7YZ0CzpJzQ— TOPANGA (@topangajapan) May 30, 2025 ■関連リンクTOPANGA CHAMPIONSHIP 6 公式サイト:https://topanga.co.jp/topanga_championship6/TOPANGA 公式X:https://x.com/topangajapan©CELLORB ©CAPCOM
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- 【結果速報 6月23日】🇸🇬Paper Rexが悲願の初優勝! MVPはf0rsakeN——『VALORANT』国際大会「VCT 2025 Masters Toronto」
- 『VALORANT』の国際大会「VCT 2025 Masters Toronto」が6月8日(日)〜6月23日(月)にかけて、カナダ・トロントにて開催。シンガポールのeスポーツチーム🇸🇬Paper Rexが優勝した。VCT Mastersとは『VALORANT』の国際大会のひとつで、各シーズンごとの優勝チームを競う大会。Pacific、Americas、EMEA、CNの4リーグで構成された公式インターナショナルリーグ「VALORANT Champions Tour 2025」にて勝ち抜いた12チームが出場し、年間王者を決める「Champions」の出場権を賭けて戦う。なお、日本代表の🇯🇵DetonatioN FocusMe、🇯🇵ZETA DIVISIONはPacificリーグに出場中だが、「VCT 2025 Masters Toronto」の出場には至らなかった。https://valorantesports.com/ja-JP/news/masters-toronto-everything-you-need-to-know 🇸🇬Paper Rexはほかのチームにはないアグレッシブでトリッキーな戦術を好むチームで、所属選手のsomethingは、かつて日本のチームに所属していたこともあり、海外のみならず日本でも人気のチームだ。また『VALORANT』の公式大会において準優勝はあるものの優勝を逃し続けていた🇸🇬Paper Rexだけに、今回の初優勝は多くのファンが歓喜している。VCT 2025 Masters Toronto 結果 順位チーム名賞金1位 🇸🇬Paper Rex $350,000 2位 🇬🇧Fnatic $200,000 3位 🇨🇳Wolves Esports $125,000 4位 🇺🇸G2 Esports $75,000 5–6位 🇰🇷Gen.G Esports $50,000 5–6位 🇺🇸Sentinels $50,000 7–8位 🇨🇳XLG Esports $35,000 7–8位 🇮🇩Rex Regum Qeon $35,000 9–10位 🇨🇳Bilibili Gaming $25,000 9–10位 🇳🇱Team Liquid $25,000 11–12位 🇺🇸MIBR $15,000 11–12位 🇪🇸Team Heretics $15,000 なお、VCT Pacificの公式スポンサーであるZOWIEが🇸🇬Paper Rex優勝キャンペーンを実施中だ。【キャンペーン】//Paper Rex 優勝キャンペーン\\📣 熱い激闘が繰り広げられたVALORANT Masters Toronto 2025。ZOWIEはVCT Pacificの心強いパートナーとして、情熱を持って選手たちを支えています。そのPacificから進出したPRXが見事優勝に輝きました!「ZOWIE IS YOU!」… pic.twitter.com/xdhDTHwp6m— ZOWIE esports Japan (@ZOWIE_JAPAN) June 23, 2025 ■関連リンクVALORANT Masters Toronto 2025 - Grand Finals - Day 13:https://www.youtube.com/watch?v=hqHFG6FAI9U© 2025 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.