一般社団法人 愛知eスポーツ連合(JeSU愛知)が「第34回愛知・名古屋eスポーツ研究会」を2024年6月3日(火)に開催。2026年開催予定の「第20回アジア競技大会」に向けたeスポーツの取組みをテーマにeスポーツの未来を考察した。
<以下、ニュースリリースより>
一般社団法人 愛知eスポーツ連合(JeSU愛知、所在地:愛知県名古屋市、代表:片桐正大)は2024年6月3日(火)、第34回愛知・名古屋eスポーツ研究会を中日ホール&カンファレンス Boardroom(愛知県名古屋市中区栄4丁目1−1 中日ビル 6F)にて開催しました。
eスポーツが正式競技として採用された、「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」の開催を控えるこの地域において、「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)に向けたeスポーツの取組み」をテーマに、東海地域のeスポーツ関係者約130名と共にeスポーツの未来を考えました。

はじめに、大村 秀章 氏( 愛知県知事/一般社団法人 愛知eスポーツ連合 名誉顧問)より開会のご挨拶を賜りました。
100名以上の参加者を前に、過去を振り返りながら「eスポーツの輪が広がっていることをひしひしと感じている」と述べ、自身も観戦に訪れた杭州アジア大会でのeスポーツの賑わいが印象的であったとし、2026年も引き続き盛り上げたいと語りました。
また、2026年のアジア競技大会を、eスポーツが愛知・名古屋から世界に広がり、多くの注目を浴びる機会になるととらえ、「皆様のお力でさらにその輪を広げ、盛り上げていただきたい」と、会場に向けて協力を呼びかけました。

続いて、岡本 紗代 氏(IOC 国際オリンピック委員会 副会長 セルミャン・ウン様 代理)が登壇し、セルミャン・ウン様のeスポーツに対する前向きな気持ちを代弁しました。
「アジア競技大会でeスポーツを、日本で開催できること、心より楽しみにしております。」
「皆様と意見交換や実りあるディスカッションを今後できればと考えております。」
と述べ、2026年のアジア競技大会でのeスポーツに向けた意気込みを伝えました。

また寺西 むつみ 氏( 愛知県議会 アジア・アジアパラ競技大会推進議員連盟 副会長・ 愛知県議会議員・ 一般社団法人 愛知eスポーツ連合 顧問 )も開会の挨拶として登壇。
11年前の2013年6月に、愛知県議会でアジア競技大会の愛知・名古屋開催に関する議案提出が大村知事に対しておこなわれたことなどを振り返りながら、「大会成功の大きな秘訣がeスポーツにかかっている」という自身の決意を表明しました。
「片桐代表理事や私に続き、皆様にも渦の中に飛び込んでいただきたい」と述べ、積極的な関わりを参加者に呼びかけました。

越智 政人 氏(一般社団法人日本eスポーツ連合 理事)は.アジア競技大会に向けたeスポーツに関する取組みを報告。市場動向や波及効果に着目しながら、eスポーツの現状について紹介し、日本の文化の特徴などから今後さらなる成長が期待できるという自身の見解を述べました。
またアジア競技大会をテーマに、昨年の杭州大会での実績や愛知・名古屋での大会に向けてた取り組みを説明。一番の課題は競技力の向上であるとし、選手の支援や環境の整備に全力で挑むと話しました。最後には会場に向けて、「愛知・名古屋のみなさまにぜひ応援しに来ていただきたい」と呼びかけました。

村手 聡 氏(公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会 事務総長)は、愛知・名古屋大会まで残り2年半をきったことを改めて確認し、「愛知の地で開催されるこの機会をうまく利用しなければならない」「アジアの選手が輝ける場をつくらなければならないと思っている」と話しました。
またアジア競技大会の歴史を振り返りながら、世界中の注目を集める、露出度の高い大会であると説明。愛知・名古屋での開催決定に至るまでの経緯や「-IMAGINE ONE ASIA-スポーツを通じてアジア地域をひとつに」というスローガンを紹介し、概要を説明しました。
eスポーツについてはアジア競技大会を機に、スポーツとして総合スポーツ大会での定着を目指すとし、「皆様と一緒にeスポーツのさらなる発展・飛躍の起爆剤にしたい」と意気込みました。

水野 岳彦 氏(株式会社中日新聞社 メディアビジネス局ビジネスプロデュース部) は、第20回アジア競技大会への機運醸成に向けた、「eSports レガシー大会」の創設について説明し、世界に通用するeスポーツ選手を発掘することを目的に、愛知で新たなeスポーツ大会を創設することを発表しました。
アジア競技大会に向けた機運の醸成はもちろん、開催後もその意義を継承してスポーツ文化を普及すると説明。また2026年2月~3月にAichi Sky Expoでの開催を予定している第2回大会ではeスポーツのプレ大会とし、この場で日本代表決定戦をおこなうことを強く希望している、と意思を表明しました。最後には会場参加者に向けて、このレガシー大会に「ぜひご期待ください」と意気込みを言葉にしました。

出井 宏明氏(一般社団法人 日本eモータースポーツ機構 代表理事) は、eモータースポーツリーグ「UNIZONE(ユニゾーン)」について説明し、「当たり前にeスポーツが身近にある世界のイメージのひとつの事例としてご紹介したい」と語りました。
楽しみ方の幅を持たせるためのリアルとバーチャルの融合、トッププレーヤーが存在しながら裾野も広いこと、リアルではできないバーチャルならではのエンターテインメントなど、eスポーツの特性を生かしたリーグのコンセプトを発表。また裾野を広げるための活動として、幅広い方にふれてもらう機会をつくるためのグラスルーツ活動についても紹介しました。
また昨年から開催しているエキシビションマッチについても言及し、「リアルのレースでは見えない表情がはっきり見える」などのeスポーツならではの魅力についても紹介し、参加者に向けては「愛知・名古屋の地でも活動の幅を広げるために、皆さんのご協力をお願いします」と呼びかけました。

末澤 太浩氏(中部テレコミュニケーション株式会社 経営戦略本部 事業創造部長) は、コミュファ eSports Stadium NAGOYA(愛知県名古屋市中区栄3丁目29−1 名古屋パルコ東館 7F)について、施設の成り立ちや運営に通信会社としての強みを生かせていると紹介し、年間に約200件のイベントが行われていると話しました。
運営を行ったイベントの紹介として、配信型のイベントから始まり、国体予選の運営やアジア競技大会のプロモーションイベント Road to Asian Games の実施を報告。特に最近では法人企業イベントが増えており、社内のエンゲージメント向上に活用いただいていると話しました。
また今後の取り組みとして、eスポーツの学生リーグや企業リーグを運営していくと話し、プラットフォームを目指すと意気込みました。

松島 裕介氏( 株式会社 NTPセブンス 新規事業部次長 兼 経営企画部 次長)は、NTPグループがeスポーツに参入した経緯にふれながら、NTP Esports PLAZA(愛知県名古屋市中区栄2丁目1−15)について、保護者の目線や多様性を意識した施設の特徴を紹介しました。
アジア競技大会で愛知・名古屋から優勝者を輩出することを目標に掲げており、「選ばれたものだけが立つステージではなく、遊びでも練習でもとにかく多くの方に訪れてもらい、才能の芽を育てる場にしたい」と語りました。
また、プロチームの運営や独自のコミュニティ大会の主催といった、eスポーツを活用したさまざまな取り組みを紹介。競技の特性、特徴を生かしながら、先進的な活動を意識していることを強調しました。
主催している高校生向けのスポーツ大会 「NTP Esports Frontier Online」 についても紹介し、先生や参加した生徒からも大変好評をいただいており、今後も継続していきたいと話しました。

最後に、片桐正大(愛知eスポーツ連合 代表理事)が主催者を代表して挨拶しました。
「新しいスポーツも名古屋にないといかんよね」と過去に賛助会員さまよりいただいた激励の言葉を思い出しながら、スポーツの地元への貢献に対する思いを語りました。
そして、eスポーツが愛知・名古屋にて開催されるアジア競技大会の正式種目になった今、この機会を生かして地域への貢献を最大化するために、「ぜひみなさまにもお仲間に加わっていただきたい」と会場に呼びかけました。
本研究会は2019年11月にスタートし、継続的に東海エリアの賛助会員企業や官公庁、地方自治体、企業、団体へ情報発信を行っています。eスポーツが正式種目に採用された「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」並びにeスポーツ産業の発展のために、JeSU愛知は今後も積極的に活動してまいります。
[愛知eスポーツ連合 組織体制](2024年6月時点)
名誉顧問:
大村 秀章 愛知県知事
河村 たかし 名古屋市長
顧問:
すずき 英敬 衆議院議員
寺西 むつみ 愛知県議会議員
代表理事:
片桐 正大
[愛知eスポーツ連合 賛助会員企業](2024年6月時点)

※希望によりロゴを掲出しない企業様がございます。
一般社団法人 愛知eスポーツ連合は、愛知を中心とする地域においてeスポーツを統括し、その普及振興を通して、経済社会の発展に寄与することを目的としております。「夢をつくる」「産業をつくる」「社会に応える」の理念に共感し、共に歩んでいける企業様と共に活動しております。2024年6月時点で23社※1になりました。
※1 ロゴの掲出を希望しない企業様を含む。
■新規会員の募集
愛知eスポーツ連合は、eスポーツを通してともに愛知・名古屋を牽引してくださる企業を募集しております。また、愛知県の自治体様からのご相談も多数受けております。eスポーツに取り組みたいとお考えの企業様、自治体様は下記お問い合わせまでご連絡いただけますと幸いです。
■本件に関するお問い合わせ
info@aichiesports.com (事務局 塩田)
<以下、ニュースリリースより>
テーマは「第20回アジア競技大会」に向けたeスポーツの取組み
一般社団法人 愛知eスポーツ連合(JeSU愛知、所在地:愛知県名古屋市、代表:片桐正大)は2024年6月3日(火)、第34回愛知・名古屋eスポーツ研究会を中日ホール&カンファレンス Boardroom(愛知県名古屋市中区栄4丁目1−1 中日ビル 6F)にて開催しました。
eスポーツが正式競技として採用された、「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」の開催を控えるこの地域において、「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)に向けたeスポーツの取組み」をテーマに、東海地域のeスポーツ関係者約130名と共にeスポーツの未来を考えました。

「皆様のお力でさらにその輪を広げ、盛り上げていただきたい」
はじめに、大村 秀章 氏( 愛知県知事/一般社団法人 愛知eスポーツ連合 名誉顧問)より開会のご挨拶を賜りました。
100名以上の参加者を前に、過去を振り返りながら「eスポーツの輪が広がっていることをひしひしと感じている」と述べ、自身も観戦に訪れた杭州アジア大会でのeスポーツの賑わいが印象的であったとし、2026年も引き続き盛り上げたいと語りました。
また、2026年のアジア競技大会を、eスポーツが愛知・名古屋から世界に広がり、多くの注目を浴びる機会になるととらえ、「皆様のお力でさらにその輪を広げ、盛り上げていただきたい」と、会場に向けて協力を呼びかけました。

「愛知・名古屋ではeスポーツへの知識を高めていることが見受けられて、期待しかない」
続いて、岡本 紗代 氏(IOC 国際オリンピック委員会 副会長 セルミャン・ウン様 代理)が登壇し、セルミャン・ウン様のeスポーツに対する前向きな気持ちを代弁しました。
「アジア競技大会でeスポーツを、日本で開催できること、心より楽しみにしております。」
「皆様と意見交換や実りあるディスカッションを今後できればと考えております。」
と述べ、2026年のアジア競技大会でのeスポーツに向けた意気込みを伝えました。

「この時間が皆様にとってクリエイティブで、実りある時間になることを願っております。」
また寺西 むつみ 氏( 愛知県議会 アジア・アジアパラ競技大会推進議員連盟 副会長・ 愛知県議会議員・ 一般社団法人 愛知eスポーツ連合 顧問 )も開会の挨拶として登壇。
11年前の2013年6月に、愛知県議会でアジア競技大会の愛知・名古屋開催に関する議案提出が大村知事に対しておこなわれたことなどを振り返りながら、「大会成功の大きな秘訣がeスポーツにかかっている」という自身の決意を表明しました。
「片桐代表理事や私に続き、皆様にも渦の中に飛び込んでいただきたい」と述べ、積極的な関わりを参加者に呼びかけました。

「日本のeスポーツ市場にはまだまだ成長の可能性がある」
越智 政人 氏(一般社団法人日本eスポーツ連合 理事)は.アジア競技大会に向けたeスポーツに関する取組みを報告。市場動向や波及効果に着目しながら、eスポーツの現状について紹介し、日本の文化の特徴などから今後さらなる成長が期待できるという自身の見解を述べました。
またアジア競技大会をテーマに、昨年の杭州大会での実績や愛知・名古屋での大会に向けてた取り組みを説明。一番の課題は競技力の向上であるとし、選手の支援や環境の整備に全力で挑むと話しました。最後には会場に向けて、「愛知・名古屋のみなさまにぜひ応援しに来ていただきたい」と呼びかけました。

「2026年はeスポーツが大きく飛躍する年になる。競技力を高め、国際大会で結果を残していくことが非常に大事。」
村手 聡 氏(公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会 事務総長)は、愛知・名古屋大会まで残り2年半をきったことを改めて確認し、「愛知の地で開催されるこの機会をうまく利用しなければならない」「アジアの選手が輝ける場をつくらなければならないと思っている」と話しました。
またアジア競技大会の歴史を振り返りながら、世界中の注目を集める、露出度の高い大会であると説明。愛知・名古屋での開催決定に至るまでの経緯や「-IMAGINE ONE ASIA-スポーツを通じてアジア地域をひとつに」というスローガンを紹介し、概要を説明しました。
eスポーツについてはアジア競技大会を機に、スポーツとして総合スポーツ大会での定着を目指すとし、「皆様と一緒にeスポーツのさらなる発展・飛躍の起爆剤にしたい」と意気込みました。

「2026年のアジア競技大会に採用されたeスポーツをこの地で大いに盛り上げていく」
水野 岳彦 氏(株式会社中日新聞社 メディアビジネス局ビジネスプロデュース部) は、第20回アジア競技大会への機運醸成に向けた、「eSports レガシー大会」の創設について説明し、世界に通用するeスポーツ選手を発掘することを目的に、愛知で新たなeスポーツ大会を創設することを発表しました。
アジア競技大会に向けた機運の醸成はもちろん、開催後もその意義を継承してスポーツ文化を普及すると説明。また2026年2月~3月にAichi Sky Expoでの開催を予定している第2回大会ではeスポーツのプレ大会とし、この場で日本代表決定戦をおこなうことを強く希望している、と意思を表明しました。最後には会場参加者に向けて、このレガシー大会に「ぜひご期待ください」と意気込みを言葉にしました。

「当たり前にeスポーツが身近にある世界」
出井 宏明氏(一般社団法人 日本eモータースポーツ機構 代表理事) は、eモータースポーツリーグ「UNIZONE(ユニゾーン)」について説明し、「当たり前にeスポーツが身近にある世界のイメージのひとつの事例としてご紹介したい」と語りました。
楽しみ方の幅を持たせるためのリアルとバーチャルの融合、トッププレーヤーが存在しながら裾野も広いこと、リアルではできないバーチャルならではのエンターテインメントなど、eスポーツの特性を生かしたリーグのコンセプトを発表。また裾野を広げるための活動として、幅広い方にふれてもらう機会をつくるためのグラスルーツ活動についても紹介しました。
また昨年から開催しているエキシビションマッチについても言及し、「リアルのレースでは見えない表情がはっきり見える」などのeスポーツならではの魅力についても紹介し、参加者に向けては「愛知・名古屋の地でも活動の幅を広げるために、皆さんのご協力をお願いします」と呼びかけました。

「地域の企業の皆様と一緒に運営できたことが大きな財産だと思う。」
末澤 太浩氏(中部テレコミュニケーション株式会社 経営戦略本部 事業創造部長) は、コミュファ eSports Stadium NAGOYA(愛知県名古屋市中区栄3丁目29−1 名古屋パルコ東館 7F)について、施設の成り立ちや運営に通信会社としての強みを生かせていると紹介し、年間に約200件のイベントが行われていると話しました。
運営を行ったイベントの紹介として、配信型のイベントから始まり、国体予選の運営やアジア競技大会のプロモーションイベント Road to Asian Games の実施を報告。特に最近では法人企業イベントが増えており、社内のエンゲージメント向上に活用いただいていると話しました。
また今後の取り組みとして、eスポーツの学生リーグや企業リーグを運営していくと話し、プラットフォームを目指すと意気込みました。

「甲子園ではなく、街のバッティングセンター。いろいろな人がいろいろな目的のために、来ていただける施設を目指したい。」
松島 裕介氏( 株式会社 NTPセブンス 新規事業部次長 兼 経営企画部 次長)は、NTPグループがeスポーツに参入した経緯にふれながら、NTP Esports PLAZA(愛知県名古屋市中区栄2丁目1−15)について、保護者の目線や多様性を意識した施設の特徴を紹介しました。
アジア競技大会で愛知・名古屋から優勝者を輩出することを目標に掲げており、「選ばれたものだけが立つステージではなく、遊びでも練習でもとにかく多くの方に訪れてもらい、才能の芽を育てる場にしたい」と語りました。
また、プロチームの運営や独自のコミュニティ大会の主催といった、eスポーツを活用したさまざまな取り組みを紹介。競技の特性、特徴を生かしながら、先進的な活動を意識していることを強調しました。
主催している高校生向けのスポーツ大会 「NTP Esports Frontier Online」 についても紹介し、先生や参加した生徒からも大変好評をいただいており、今後も継続していきたいと話しました。

「eスポーツが正式種目になった今、どのような形で地元に貢献すればいいのか。」
最後に、片桐正大(愛知eスポーツ連合 代表理事)が主催者を代表して挨拶しました。
「新しいスポーツも名古屋にないといかんよね」と過去に賛助会員さまよりいただいた激励の言葉を思い出しながら、スポーツの地元への貢献に対する思いを語りました。
そして、eスポーツが愛知・名古屋にて開催されるアジア競技大会の正式種目になった今、この機会を生かして地域への貢献を最大化するために、「ぜひみなさまにもお仲間に加わっていただきたい」と会場に呼びかけました。
本研究会は2019年11月にスタートし、継続的に東海エリアの賛助会員企業や官公庁、地方自治体、企業、団体へ情報発信を行っています。eスポーツが正式種目に採用された「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」並びにeスポーツ産業の発展のために、JeSU愛知は今後も積極的に活動してまいります。
[愛知eスポーツ連合 組織体制](2024年6月時点)
名誉顧問:
大村 秀章 愛知県知事
河村 たかし 名古屋市長
顧問:
すずき 英敬 衆議院議員
寺西 むつみ 愛知県議会議員
代表理事:
片桐 正大
[愛知eスポーツ連合 賛助会員企業](2024年6月時点)

※希望によりロゴを掲出しない企業様がございます。
愛知eスポーツ連合 賛助会員
一般社団法人 愛知eスポーツ連合は、愛知を中心とする地域においてeスポーツを統括し、その普及振興を通して、経済社会の発展に寄与することを目的としております。「夢をつくる」「産業をつくる」「社会に応える」の理念に共感し、共に歩んでいける企業様と共に活動しております。2024年6月時点で23社※1になりました。
※1 ロゴの掲出を希望しない企業様を含む。
■新規会員の募集
愛知eスポーツ連合は、eスポーツを通してともに愛知・名古屋を牽引してくださる企業を募集しております。また、愛知県の自治体様からのご相談も多数受けております。eスポーツに取り組みたいとお考えの企業様、自治体様は下記お問い合わせまでご連絡いただけますと幸いです。
■本件に関するお問い合わせ
info@aichiesports.com (事務局 塩田)
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- 全国の高校生によるeスポーツ日本一を決める祭典「STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2025」が、8月15日(金)~17日(日)にて開催された。特に1番目の競技タイトルは『VALORANT』、全国ベスト4のチームが一堂に会し、熱いバトルを繰り広げる。▲3日間にわたり、計7種目の競技が実施される。15日(Day1)は、ライアットゲームズの『VALORANT』と『リーグ・オブ・レジェンド』の2タイトル そして本イベントが開催されたのは、なんと「大阪・関西万博2025」の会場内。夢洲駅を抜け、会場内に入ると、出迎えるのは超巨大な大屋根リング。そしてイベントが行われるのは、大屋根リングの外周を少しまわった先にあるホールだ。現地の来場者は自由に会場へ入ることができ、観客席には飛び入り参加の方も非常に多かった。▲大屋根リングは生で見ると圧巻の大きさ! この暑い日差しの中、休憩スペースとしても大活躍だ ▲限定デザインのタオルが先着で無料配布。汗を拭いつつ、応援もできるという一石二鳥のグッズ ▲コカ・コーラのテイスティングも実施。キンキンに冷えたコーラは、火照った体を冷ますのに最適だ ▲大会アンバサダーのアンガールズ・田中卓志(左)。スペシャルサポーターのアルコ&ピース・平子祐希と酒井健太(中・右)が登場。芸人がいることでトークもいっそうと盛り上がる ▲観客の多くは、たまたまこの日万博に来ていた来場者がほとんど。ゲームの詳しいルールまでは知らなくとも、場を盛り上げる実況解説と、高校生たちのが見せる熱い試合展開に、会場からは非常に温かい歓声が上がっていた ▲フィストバンプ(グータッチ)を交わし、自身の席へと向かう選手たち。お互いの健闘を称え合う、いわば試合前の挨拶だ 若さが光るアグレッシブな試合展開 昼過ぎから行われた決勝戦では、ルネサンス「Across」 vs ルネサンス豊田「大阪に行くために」の、日本一を決める最後の戦いとなった。▲「大阪に行くために」(画面右)は、驚きの3センチネル構成だ。サッカーに例えるとフォワードがいない状態だという 「Across」が選択したマップはロータス。古代遺跡をモチーフにした、3つのサイトを持つ比較的広めのマップだ。そんな中で、「大阪に行くために」は近年稀に見る3センチネル構成を選択した。▲守備を得意とするキャラクターばかりで、本来ならば攻撃側は苦手なはずだが、攻撃側スタートの「大阪に行くために」は最序盤からラウンドを連取 4点差をつけられた「Across」だったが、特に攻守が交代すると徐々に反転攻勢をかけはじめる。▲試合中盤、8-8という同点の展開にまで持ち込んだ「Across」 だがここで「大阪に行くために」が先に9:12でマッチポイントを決める。13点を獲得すれば勝利のところ、このままあと1点を取りきれば勝利だ。しかし、対する「Across」もこの崖っぷちの状況の中で見事な逆転劇を見せる。22ラウンド目、23ラウンド目と「Across」はギリギリのところで持ちこたえ、じわじわと追いついていく。波乱の展開となり、会場内は声援が飛び交っている。▲早々にマッチポイントを決めた「大阪に行くために」だったが、それに必至に喰らいつく「Across」。1対4という人数不利をひっくり返す見事なクラッチで、会場を大いに沸かせた(https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=eQ6QJoJULlHGC8b4&t=18227) ▲「大阪に行くために」のメンバーにとっては、非常に苦しい展開。背後から追いつかれ、プレーにも焦りが滲み出る しかし迎えた24ラウンド目、堅い守りで徐々に人数を削り、相手を翻弄する「大阪に行くために」。逃げるようにして遠くのサイトへ移動する「Across」だったが、最後は「大阪に行くために」へ軍配が上がった。▲Aサイト、Bサイトとことごとく止められ、消去法で選んだCサイトだったが、人数差にあらがうことはできなかった(https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=rGi9RHP0rw25GtCF&t=18370) ▲優勝の瞬間、思わず抱き合う選手たち。会場からは温かい拍手が湧き上がった 優勝チーム囲みインタビュー ▲優勝チームのルネサンス豊田(大阪に行くために)のメンバー。左からイクラはいくら、reia7sh(れいあ)、JackReacher(じゃっくりーちゃー)、インスモークサンジ、sunday(さんでー)、ursus(あーさす) ——皆さん、ご優勝おめでとうございます。全員:ありがとうございます!——優勝して、率直な感想をお聞かせください。イクラはいくら:優勝できて、めちゃめちゃうれしいです! 緊張ですごくテンパったりしていたんですが、今回の大会で次に向けての課題を見つけられてよかったです。reia7sh:ちょっと危ないところもあったけど、後半になるにつれて、落ち着いていつも通りにプレーができ、優勝することができました。JackReacher:STAGE:0に懸ける思いは段違いだったので、すごく緊張しましたが、この大舞台で優勝できて良かったです。インスモークサンジ:優勝できてめちゃくちゃうれしいです。練習が報われました。sunday:今年はリザーバーとして試合に出場することはなかったんですが、みんなが2連覇を勝ち取ってくれてうれしいです。ursus:もう率直に、超うれしいです。——この万博内で実際にプレーしてみて、なにか感じたことはありますでしょうか?イクラはいくら:会場がすごくデカくて、より勝とうという思いがありました。JackReacher:この先、生きているうちにこの大阪という地で万博が開催されるかどうかは分からないので、そこに足を踏み入れることができてとてもうれしいです。——今大会では、大阪府からのeスポーツに対する支援があったかと思います。環境面など、この支援について感想をお聞かせください。イクラはいくら:当日の車での送迎だったり、できるだけ体力を使わないようにしてくださったので、体感でいつも通りのパフォーマンスが出せるようになったかなと思います。JackReacher:日本ではまだeスポーツが浸透しているとは言えない中で、大阪府がこのような支援をしてくれてとてもうれしかったです。インスモークサンジ:全体的な支援は物すごく厚かったので、選手目線ですごく助かりました。——このSTAGE:0という晴れ舞台、そして今回の勝利が、皆さんにとってどういったものだったか教えてください。reia7sh:STAGE:0は、同い年とか、自分と歳の近い人が出場できる数少ない大会だと思います。ここまでチームで勝てて良かったと思います。JackReacher:高校生活の中で3回しかなく、1年1年が貴重なので、やっぱり練習をすればするほどうまくなって勝つ確率も上がることが実感できました。sunday:このSTAGE:0は、高校生にとっても一種の青春でもあるし、新しい選手の芽を見つけることができる場所でもあるので、もっとこういった大きな舞台がたくさん開催されてほしいですね。勝利については——正直、1年生から3年生の間で3連覇したかったけど、今回は去年のメンバーとともに2連覇を達成することができてうれしいです。ursus:STAGE:0のために、このメンバーで集まって毎日練習してきて、めっちゃ頑張ってきたので、今日はちゃんと勝ちきれてすごくうれしいです。▲優勝トロフィーを掲げる「大阪に行くために」のメンバーたち ——普段の練習というのは、どういうことをされているのでしょうか?reia7sh:スクリム(練習試合)の相手を外部で募集できるサイトがあるんですけど、そこでよくプロチームなどとスクリムをしています。——決勝戦では3センチネルという尖った構成を使用していましたが、これはどういった意図だったのでしょうか?インスモークサンジ:ほとんどのチームがやらない構成なので対策されづらいし、その上セットアップも多くて刺さりやすいという感じだったので、強かったですね。——後半、少し相手に追いつかれる展開もありました。その中で最後勝ちきれた要因とは何でしょうか?ursus:タイムアウト中にコーチが「絶対勝てるよ」と声を掛けてくれて、だいぶ緊張がやわらぎました。▲焦る選手たちを落ち着けるかの如く、コーチによりタイムアウトが発動。選手たちは明確に、このタイムアウトが勝利の要因だと答えた ——チームメイトやコーチ、ご家族などに感謝を伝えたいと思う方がいれば、少し教えていただきたいと思います。JackReacher:お母さんに感謝したいと思います。お母さん……eスポーツは嫌いなんですけど(一同笑い)JackReacher:ゲームそのものが嫌いなんですけど、それでも自分がプロゲーマーになりたいと言うと、それを信じていろいろな支援をしてくれて、ここまで来れたということがすごくうれしいです。サプライズゲスト登場!ステージに現れたのは、まさかの吉村大阪府知事 この日の夕方、『League of Legends』部門の決勝戦が行われる直前のこと、突如としてステージに登壇したのは、この大阪・関西万博開催の立役者である吉村洋文大阪府知事であった。▲報道陣も直前に知らされた知事の登壇。ステージから降りた後、このあと実施される『LoL』部門の決勝戦を観戦していた アンガールズ田中:大阪府は結構eスポーツにも力を入れていると聞いたんですけども。吉村知事:「eスポーツといえば、大阪」と……呼ばれてませんが! そうなれるくらい力を入れたいと思って、今進めています。アンガールズ田中:(STAGE:0は)ずっと東京で開催していたんですけども、万博でやるということで、こちらでやらせていただいて。凄い盛り上がってるんですよ、朝から。吉村知事:ほんまですか?アンガールズ田中:いやいやいや、めちゃめちゃ朝から何回も鳥肌が! 大阪で言うと「さぶいぼ出てもうて~」吉村知事:さぶいぼね(笑)▲「このSTAGE:0が、できればまた大阪でやってもらえたら……」と、知事自ら誘致活動。試合に出場する高校生たちにエールを送りつつ、大阪府全体でeスポーツを盛り上げていくことを宣言した(https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=g56ISY_Wew0tIkCQ&t=31209) ——— 今回のイベントで興味深かったのは、明らかに観客層が通常のeスポーツイベントとは異なっていた点だ。もちろん観客の中には、ゲームのルールを理解している人も多少いたが、その他大勢はeスポーツの試合を見ることすら初めてだという人も多かった。老若男女、本当に幅広い人々が観戦をしていた。だからこそ、競技シーンならば当たり前の「どちらかのチームを応援する」という現象が、今回はあまりなかった。むしろ「どちらも頑張れ」という、温かい声援と拍手が印象的だった。一昔前の価値観からすると考えられないというか、先人たちの努力もあってここまで社会に受け入れられてきたのだと、特に肌で感じた大会であった。今後、日本の競技シーンやその芽となる学生たちにとって、よりいっそう活躍の舞台が広がっていくことを期待したいと思う。なお関西に住む筆者としては、多くのゲーム系イベントが東京で開催される中、このようなイベントを大阪で開催してくれるのは非常に喜ばしい。「eスポーツといえば大阪」と言われるようになるまで、ぜひこの万博をてこにして頑張っていただきたい。■関連リンクSTAGE:0(ステージゼロ)|全国高校対抗eスポーツ大会 公式サイト:https://stage0.jpSTAGE:0(ステージゼロ) 公式X:https://x.com/stage0_jp配信アーカイブ:https://www.youtube.com/live/q09sCT_Pf1M?si=T9SHUhK4YB-e8lHq撮影:まいる編集:いのかわゆう【まいるプロフィール】関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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- 【結果速報 8月10日】 「LCP 2025 Season Finals」 注目の日本チーム直接対決はSHGに軍配!
- 『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋リーグ「LCP 2025 Season Finals」のグループステージ フェーズ1が8月10日(日)に行われ、日本のFukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)とDetonatioN Focus Me(DFM)の直接対決で、SHGが2-1でDFMを下した。グループステージ フェーズ1は、「Mid Season」の順位に応じて4チームずつ2つのグループに分けられ、上位グループと下位グループの勝敗数によってフェーズ2での有利不利が決まる。SHGとDFMはともに1勝1敗での直接対決で、勝った方がフェーズ2に有利な位置で挑める。1vs1はEvi vs Aria ピック順を決めるための1vs1はSHGのEvi選手とDFMのAria選手の対決。Evi選手はヴァルスでAria選手のイレリアを遠距離から攻め立てるも、Aria選手の攻め+タワーダメージで1キルを獲得。アイテムで強化したAria選手はアルティメットからまとわりつき、見事に勝利した。互いに一歩も譲らない好ゲーム ゲーム1はDFMがブルーサイドを選択。タワーや視界の有利を広げてアタカンを狙うSHGは、近づいてくるDFMを待ち受けて迎撃。ここからゴールド差と視界をさらに広げたSHGがまずは勝利した。ゲーム2はSHGがレッドサイドを選択。DFMはボット・トップともに相打ち覚悟で序盤にキルを奪うと、そのゴールド有利をさらに伸ばして1勝を取り返す。Bo3最後のゲーム3もDFMはブルーサイドを選択。DFMが有利で試合を進め、タワー、ゴールドともにDFM有利で迎えたアタカンファイトで、人数有利を取られたSHGがDFMを追い返しアタカンもリセット。ドラゴンをめぐる集団戦ではEvi選手のエンゲージから勝ち切り、そのままドラゴン&バロンを獲得。育ったMarble選手のカイ=サ、FATE選手のサイラスが止まらず、ゴールド差も逆転すると、じっくりひとつずつタワーを破壊していったSHGが勝利した。LCP 2025 Season Finals グループステージ フェーズ1 SHG vs DFM リザルト ゲーム1 SHG勝利バン&ピック試合結果ゲーム2 DFM勝利バン&ピック試合結果ゲーム3 SHG勝利バン&ピック試合結果最終結果グループステージ フェーズ2は8月15日(金)より この結果を受けてグループステージはフェーズ2に移行。再びグループを組み替えて、プレーオフ進出6チームを目指す。なお、下位2チームは「LCP 2026」への参戦をかけた入れ替え戦を行う。グループステージ フェーズ2は8月15日よりスタートする。© 2025 Riot Games, Inc. Used With Permission■関連SNSLoLEsports:https://lolesports.com/ja-JP/■配信URLTwitch:https://www.twitch.tv/riotgamesjpYouTube:https://www.youtube.com/LoLeSportsJP
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- 【試遊レポート】知ってる『バトルフィールド』が帰ってきた!——“あの頃”の戦場が美しく、パワーアップして、正統進化してくれた!
- 『バトルフィールド6』が、遂にお披露目を迎えた。香港ではマルチプレーヤーのイベントが開催され、日本からメディアとコンテンツクリエイターが招待。開発者へのQ&Aセッションや、マルチプレーヤーモードを実際にプレーする機会を得た。本稿では、そのなかで数時間プレーした内容とインプレッションをお届けする。結論から述べると「バトルフィールドが帰ってきた」ということだ。『バトルフィールド3』および『バトルフィールド4』の正統続編である印象を受けた。大量のビークルが登場する大規模戦闘から、歩兵戦でばらまかれる大量の医療キットまで、地に足のついた現代戦で丁寧にパッケージされている。リベレーション・ピークで体験する大規模戦闘の醍醐味 今回の試遊では、コンクエスト(リベレーションピークおよびエンパイア・ステート)と分隊デスマッチ(エンパイア・ステート)の3つをプレーすることができた。まず「リベレーションピーク」のコンクエストについて。このマップは、戦車、軽車両、戦闘機、ヘリコプターなどが登場し、広大なフィールドとたくさんのポイントを舞台に大規模戦闘を楽しめる。▲乗り物で一発逆転を狙うのもまた一興、ただし操作は難しい 説明しただけで伝わるだろうが、まさに“バトルフィールド”といった具合で、大量の歩兵とビークルがいっせいに駆け出していく様子など、シリーズの醍醐味を存分に味わうことができる。ひとつあたりの拠点はそれほど大きくなく、これまた本作の醍醐味である建造物の破壊も楽しむことが可能だ。戦車がつっこんでいって建物が半壊し、残された残骸に敵兵たちが必死に隠れているなど、『バトルフィールド』らしい景色が最もよく見られるマップだ。▲同乗する味方があらぬ方向を撃っているのもまた、『バトルフィールド』 今回の試遊では、一時的に自チームがすべての拠点を制圧し、敵チームのスポーン地点を取り囲むという事態に陥った。これもまた『バトルフィールド』だ。しかし気付けば後ろの拠点が徐々に制圧されていき、最終的には競る結果となった。気付いたら敵が抜けていたり、ヘリコプターや戦闘機(をタクシーのように使った敵歩兵)などの活躍で、注目のそれた拠点が一気に奪取されたりと、なんとかチャンスをつかもうとあがく姿もまた『バトルフィールド』だ。▲そこかしこで爆発で起きているのもまた、『バトルフィールド』 エンパイア・ステートが魅せる歩兵戦の真骨頂 もうひとつのマップ「エンパイア・ステート」は、お披露目トレーラーでも象徴的なブルックリンの街中を舞台とした、歩兵のみで展開されるコンクエストだ。▲ブルックリン橋が象徴的なマップ こちらは大量の歩兵が躍動する“ひとりひとりのパワー”がものを言う、『バトルフィールド』が持つもうひとつの側面だ。具体的には、大量の歩兵がまわりでバタバタと倒れていき、除細動器(蘇生するガジェット)を手にした援護兵がバチューバチューと蘇生していく光景がみられる。これもまた『バトルフィールド』だ。▲絶対起こしても意味がない味方を起こそうとしている図 なお、援護兵の除細動器のチャージは『バトルフィールド4』よりもだいぶコンパクトに感じた。感覚としては『バトルフィールド3』に近く、バチュバチュと蘇生可能だ。また、除細動器を使わない蘇生時には、味方の身体を引きずり、安全な場所に退避しながら蘇生できる。より蘇生のチャンスは増えることになるだろう。▲不毛な撃ち合いもまた『バトルフィールド』 分隊デスマッチはカジュアルに撃ち合いが楽しめる 一方の分隊デスマッチは、4人分隊×4チームの16名で戦う小規模かつ近接戦闘が楽しめるモードだ。『バトルフィールド3』のDLC「クロースクォーター」を想像してほしい、さらに本作ではそれが多彩に破壊できるようにもなっている。▲ロケーションの数々は視覚的にも楽しい マップはコンクエストよりもこぢんまりとしているが、高低差など一方的な射線で倒されることもザラ。やはり分隊内でのカバーや蘇生といった連携が求められる。(正直筆者はこのモードが『バトルフィールド』に必要は懐疑的なのだが)フレンドとしっかり連携をとって群れを成す動物のように戦場を駆け抜けたいユーザーにとってはうれしいモードだろう。▲味方を引きずりながら蘇生する様子 やはりこれらが現代戦で行えるというのが楽しい。4足歩行ロボットや敵の位置が分かるグレネードなどは(いまのところ)存在せず、いわば「『バトルフィールド4』の続編」くらいの時代感覚で展開される。また、コンクエストでは64人対戦という人数設定とマップデザインもしっかり一致しているようにも感じた。前述の通り、蘇生しまくれるなどある程度のお祭り感がありつつも、適度に裏をとって逆転のチャンスをつかめる絶妙なあんばいになっている印象だ。復活した兵科システムと洗練されたカスタマイズ機能 そのほか、兵科システムもカムバックした。武器2本持ちや体力回復などを持つ戦闘に特化した突撃兵、車両の破壊や修理などを行う工兵、蘇生や医療キットなどで味方をサポートする援護兵、スナイパーライフルなどを持ち敵の位置の索敵などに特化した斥候兵の4つだ。言うなれば『バトルフィールド4』とだいたい同じだ。兵科による武器縛りもなく、自由に選択することができる。▲援護兵の特殊性能 武器のアタッチメントシステムは、武器ごとに最大のアタッチメントポイントが定められ、アタッチメントごとに振り分けられたポイントを考慮しながら、定められたポイントの範囲内でやりくりする。影響力の大きいアタッチメントはデメリットがあったりポイントが多かったりと、調整されている形だ。▲アタッチメントも豊富に用意されている 射撃場も用意されている。武器ごとのページからアクセスできるが、驚くことにほぼロード画面なしでアクセスできる。武器をカスタムし、すぐ試すことができるのはかなり快適だ。それに加え、全体的にインターフェースの動作も良好。不具合にも遭遇しなかった。正式リリース後にどうなるかは定かではないが、いまのところ安心して良さそうだ。▲射撃場の様子、できることそのものは少ないが、その分ロードはない コミュニティと作る姿勢、は言葉だけじゃない 総じて「僕らの知ってる『バトルフィールド』が正統進化して帰ってきた」というところだ。命の価値がめちゃくちゃ軽かったり、逆に重くなったりと、『バトルフィールド』らしいプレーはそのままに、リッチなグラフィックと破壊表現が追加され、より遊びやすくなった「バトルフィールド新定番」になるポテンシャルを感じた。▲イベントは香港の某所で行われ、豪華なセットも用意されていた また、本作の開発に伴い、「バトルフィールドラボ」と呼ばれるコミュニティ向けのクローズドテストも進行していた。そのほか、今回のマルチプレーヤーモードお披露目で得たフィードバックをもとに、さっそくバランス調整が予告されている。こういった細かなコミュニティとのコミュニケーションによって、よりゲームが快適になると、その姿勢を発売前から見せているというのもポイントが高い。本当に『バトルフィールド』が過去の栄光を取り戻そうという気概を感じる。https://t.co/PUmQAp9C2T— Battlefield Comms (@BattlefieldComm) August 4, 2025 ▲随時公式Xで調整内容が報告されている アジアのメディアやコンテンツクリエイターを招待した大規模なイベントとなった。——— 『バトルフィールド6』は2025年10月11日に、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに発売予定だ。8月9日~11日、14日~17日の間にはオープンβテストも行われる。詳しくは公式サイトを確認されたし。 ■関連リンクバトルフィールド6 公式:https://www.ea.com/ja/games/battlefield/battlefield-6Battlefield 公式X:https://x.com/BattlefieldBattlefield コミュニティーチーム 公式X:https://x.com/BattlefieldComm撮影:岡野朔太郎編集:いのかわゆう【岡野朔太郎プロフィール】「AUTOMATON」や「Game*Spark」に寄稿するフリーライター。「狭く深く深淵へ」をモットーにシューティングやアクションゲームを貪り食って生きている。オフラインイベントが大好きで、幼少期からゲームイベントに通っているが、いまだに武蔵野線と京葉線は間違える。X:@sakunationninth