▲https://www.ea.com/ja-jp/games/apex-legends/battle-passより引用
2021年3月10日より正式サービス開始のNintendo Switch版『Apex Legends』(以下『Apex』)。すでに配信中のPlayStation 4/Xbox One/PC版と相まって、ますますユーザー数の増加が見込まれる話題作だ。
そこで今回は、Nintendo Switch版から『Apex』を始めようと考えている初心者へ向けたビギナーガイドをご紹介。本作をプレーする上で欠かせない心構えや、覚えておきたいゲームルールに焦点を当てる。

そもそも『Apex Legends』とは?

『Apex』はエレクトロニック・アーツが手掛けるバトルロイヤルゲームだ。

 

いわゆるバトロワゲームと呼ばれるもので、プレイヤーは自分を含む3人チームで行動し、仲間と協力しながら優勝(チャンピオン)を目指す。試合で勝つためには、ほかのプレイヤーを倒して厳しい戦いをくぐり抜け、同時にフィールドを走り回ってアイテムを拾い集めなければならない。

 

大胆に敵を仕留めるテクニック、仲間が倒れても諦めない精神力、そしてチームメイトと力を合わせる連携力が必要となるだろう。

 

▼『Apex Legends』Nintendo Switch版ゲームトレーラー

プレー中は時間経過によって行動可能エリア(リング)がどんどん小さくなっていく。自由に動き回ることができなくなっていくため、試合終盤になると狭いエリアで複数プレイヤーによる乱戦へ発展することも。
だからこそ、緊張感あふれる戦いを制してチャンピオンになった際の達成感は計り知れない。たとえ序盤にやられてしまっても、また何度でも挑みたくなるアツい作品なのだ。
▲試合終了後のリザルト画面。「アリーナチャンピオン」の文字に自然と心も熱くなる

初心者は扱いやすいレジェンドを選ぼう

最初に覚えておきたいのは「レジェンド」と呼ばれるキャラクターの選び方だ。最初は見た目の好みでも構わないので、「コイツで戦いたい!」と思えるレジェンドを選んでみよう。そして何度か試合を重ねたら、「自分のプレイスタイルにマッチしたレジェンドは?」という視点で考えるのがオススメだ。

 

「前に出て撃ち合いたい」「後ろから味方をサポートしたい」「遠距離からスナイパーライフルで狙撃したい」などなど、自分のプレイスタイルを見つめ直しておくと、相性の良いレジェンドが見つかりやすくなる。

 

とはいえ、本作を始めたてのビギナーや『Apex』からバトロワゲームに触れるプレイヤーなら、「結局どのレジェンドを選べばいいのか分からない!」という方も多いだろう。そこでオススメしたいのが、初心者でも扱いやすい「ブラッドバウンド」と「ライフライン」だ。操作が簡単で味方に貢献しやすく、なおかつアビリティやアルティメット(必殺技)も使いやすい。

▲初心者でも扱いやすく、”索敵”を通して味方に貢献できる「ブラッドハウンド」

 

まず「ブラッドハウンド」から説明しよう。このレジェンドは他プレイヤーを見つけ出す能力を持っている。戦術アビリティ「全能の目」を使えば、周囲のプレイヤーを瞬時に探し出し、壁越しでもライトアップして位置を割り出すことができる。

銃撃戦が苦手なプレイヤーでも、チームメンバーの後ろからアビリティを発動しておけば、敵を発見して味方のサポートが可能だ。とくに使いたいレジェンドがいないなら、最初にブラッドハウンドを選んで操作方法に慣れてみてはいかがだろうか。

▲体力回復&ダウンした仲間の蘇生が得意な「ライフライン」
「ガンガン前に出るのではなく、傷ついた仲間のサポートに徹したい」、そんな場合は「ライフライン」で文字通り回復役に努めてみるのも良いだろう。
戦術アビリティ「D.O.C.ヒールドローン」を設置すると、そばにいる味方の体力を数秒間かけて補うことができる。またライフライン自身も小柄なため、攻撃を受けてもダメージを受けにくい点がポイント。ダメージを負った味方を回復&蘇生し、アルティメット「ケアパッケージ」でさまざまなアイテム類を呼び寄せる……というのがこのレジェンドの基本的な使い方。
攻撃を受けた際のダメージ量が大きいので、ある程度ゲームに慣れてきてから使ってみてほしい。

マップの正しい見方を理解しよう

自分にピッタリなレジェンドを選べたら、次は「マップ」の正しい見方を覚えてみよう。
『Apex』では戦いの舞台となるマップがいくつか存在し、どの地形も特徴が異なっている。マップ画面は試合スタート時から開くことができるので、最初に各場所の名前や位置関係をざっくりと頭に入れておくこと。

 

この時、マップ右側に表示されている「リスポーンビーコン」(ダウンした仲間を蘇生できる)、「ホバービークル」(素早く移動可能な乗り物)、「ホット・ゾーン」(質の良い装備品を入手可能)の場所も見ておけば、事前にプレイヤーが密集しそうなポイントもだんだんと絞りこめる。もし味方に「ブラッドハウンド」「パスファインダー」「クリプト」がいるなら、リングの収縮地点を映し出す「調査ビーコン」もチェックしておくとベストだ。

 

▲マップは試合中いつでも確認可能。慣れないうちはマップを見ながら移動ルートを考えるのも一つの手

とはいえ、最初から何もかも覚えておく必要はナシ。それよりも、まずは「どんな場所にどれぐらいのプレイヤーが降りてくるのか」「アイテム類を集めやすい場所はどこなのか」といった情報を体感で少しずつ覚えよう。

そうすれば何度か試合を繰り返すうち、自然と人気スポットや敵襲を受けにくい隠れスポットが理解できるはず。

敵の少ない場所へ降りて装備を整えよう

最後に、実際に試合が始まったあとのオーソドックスな立ち回りについて考えてみたい。

 

大前提として大事なのは、「プレイヤーが密集している場所へ降りない」ということ。プレイヤーがたくさん集まっているのは敵が多い証拠なので、運良く降りることができたとしても、先に武器を拾われてあっという間に倒されてしまう場合も多い。

「とにかく撃ち合いを挑んでテクニックを磨きたい!」という事態をのぞいて、基本的に”ほかのプレイヤーがあまり見当たらないエリア”を選ぶと良いだろう。

 

▲降下中はカメラ視点を動かして周囲の状況に気を配ること

 

フィールドへ降り立ったら、何はなくともアイテム集めに集中しよう。攻撃の要となる武器はもちろん、攻撃から身を守るアーマー類(ボディー&ヘッド)、各武器の弾薬およびアタッチメント、体力とシールドをチャージする回復キット……などなど、とにかく建造物やアイテムボックスの中をくまなく探して装備を整えること。

 

最初はタイムロスを避けるためにも、「片っ端からアイテムを拾いまくり、周囲の安全を確保してから不要なアイテムを捨てる」という方法がオススメ。またレアリティの高いアイテム(紫色や金色)を見つけた際は、そのアイテムを欲しい人がいないか、仲間に確認を取るのも忘れずに。自分だけで完結するのではなく、仲間にも気配りができるとチャンピオンへグッと近づく。

 

▲残り体力やシールド残量は常に把握しておくこと。ダウンしてしまいそうなら、事前に敵の居場所を報告しよう

 

試合開始後は最も戦闘が起きやすい時間帯でもある。というのも、先に装備を整えたチームが戦力差をいかして有利な戦いを仕掛けてくるからだ。自分たちの装備が万全なら特に心配無用だが、そうでない場合は油断禁物。チームメンバーと一定の距離を保ちつつ、周囲の状況を伺いながらアイテム集めを行おう。

もし味方が誰かに撃たれたら、どんな状況であれ即座に武器を構えてアシストにまわる。逆に自分が誰かに攻撃されたのなら、オブジェクトの影や屋内にダッシュでかけこみ、体力を回復しながら味方へ敵の居場所をマーカーで報告すること。残り2人の力を素早く借りることができれば、たとえ先手を打たれたとしても臨機応変に対応できるはずだ。

 

冒頭でお伝えしたとおり、『Apex』は個人のテクニックのみならず、味方とのチームワークがとにかく大事なバトロワゲームである。実践をこなして上手な連携を肌で学び、3人生存でチャンピオンをもぎ取る”完全勝利”を目指してみてほしい。

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