【レポート】波瀾万丈の「VALORANT Champions Tour Stage2 WEEK1」激闘を勝ち抜き、「Main Event」への駒を進めた8チーム!
提供元: eSports World
「VALORANT Champions Tour」とはVALORANT世界王者を決める大会でChallengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。
地域大会Challengersとその勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT初代チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。
そして、4月3日(土)から開催されたVALORANT Champions Tour Stage2ではMastersに出場する1チームを決める戦いが行われる。Stage1は新型コロナウイルスの影響で地域内限定での開催となったMastersだがStage2ではアイスランドでの開催が予定されており、期待が高まっている。
Week1にあたる3日にはChallengersにあたるOpen Qualifierが開催。実況/解説に岸大河さん・yueさんを招き、全39チームが8グループに分かれてBO1の戦いに臨んだ。
今回はそんなWeek1のレポートをお届けしよう。
マッチレポート
各グループごと試合の見どころをレポートしていこう。
グループA DetonatioN Gaming(DNG) vs 戦
第1試合では戦のAffe選手が新エージェント「アストラ」を採用。スキルをうまく使いキルを重ねたが、多くの大会で実績を残しているDNGが徐々に動きに対応。終盤に5ラウンド連取し、13-11で見事勝利を収めた。

▲アストラのスキルとオーディンの合わせ技でキルを重ねたAffe選手
グループB First Gaming(FG) vs Hexad
Stage1では名だたるチームを倒し、Mastersに進出したアマチュアチームのFG。sakurai選手・Shuzz選手といった個人技の強いHexadに対して高い完成度を披露。撃ち合いでは分があったHexadだったがゲームを支配したFGが13-8で勝利を収めた。
グループC FENNEL(FL) vs BlackBird Ignis(BBI)
チーム結成直後にもかかわらずStage1ではMastersまで勝ち上がったFENNELと、公式大会「First Strike」で準優勝に輝いたBBIの一戦。Stage1ではコミュニケーション面が不安視されていたFENNELだが、韓国人選手を中心に成長した姿を披露。強豪BBIに13-9で注目の一戦を制した。

▲勝利インタビューでは英語でのコミュニケーションも見れたFENNEL
グループD Lag Gaming(LAG) vs Novagis Gaming(NVG)
これまでの大会で好成績を残している注目チーム同士の対戦。3デュエリストの攻撃的な構成で臨んだLAGが序盤から試合のペースを握った。後半にかけて粘り強さを見せたNVGだったが自慢のフィジカルで押し切ったLAGが13-11で接戦をモノにした。
グループE FAV Gaming(FAV) vs Northeption(Nrh)
グループ突破の大本命FAVに対して、新生Nrhが挑んだグループE。韓国No.1ジェットとも言われるseoldom選手がブレイドストームで4キルするなど、調子の良さを見せたNrhが試合を圧倒。5-13と大方の予想を裏切る番狂わせを見せた。

▲試合終盤ブレイドストームのみで4キルするseoldom選手。常にアグレッシブな立ち回りでコメント欄をわかせていた
グループF Reject(RC) vs SCARZ(SZ)
日本屈指の撃ち合いの強さを誇るRCはSZと対戦。大会前にSak選手、Npoint選手の脱退により、ロースター変更をしたSZは、序盤こそラウンドを取られたが、marin選手を中心にラウンドを連取。11-13で見事逆転勝利し、marin選手は30キルの大活躍を見せた。

▲この日最多キルの30キルでチームを牽引したmarin選手。苦手としていたRC相手に勝てたことは素直にうれしいとmarin選手。味方との連携により、動きやすくなったとのこと
グループG Sengoku Gaming(SG) vs Absolute Jupiter(JUP)
Stage1のリベンジに燃えるJUPはロール変更に伴いLaz選手がフェニックスをピック。インタビューで「どこにでも勝てる気がする」とコメントするほど躍動感ある活躍を披露。10-13でSGとの接戦を制した。

▲サイファーからフェニックスに使用エージェントを変更したLaz選手を筆頭に、大きく構成を変えてきたJUP。キャラピックの時点で配信を沸かせていた
グループH Free Agents(FA) vs Crazy Raccon(CR)
最終戦に登場したのは圧倒的な強さでStage1優勝を果たしたCR。一方、FAは日本最強のIGLとして名高い、eroc選手率いる新参チームとの戦いだ。ピストルラウンドを2度落とし苦戦を強いられたが、後半ラウンドにかけて王者の底力を見せたCRが8-13で勝利。見事グループ突破を決めた。

▲マーシャルで連続キルを重ねるFAのAnker選手。ACEが取れる勢いで味方をサポート。前半ラウンドの出だしが好調だっただけに、この敗北は惜しい
まとめ
熾烈な戦いを繰り広げ来週のMain Eventを決めた8チームは以下の通り。実力差の拮抗しているグループAとStage1決勝の再戦が実現するグループBはどちらも熱い試合になること間違いないだろう。Main Eventは4月10日にグループA、4月11日にグループBが行われる。Challenger Finalの切符をかけた戦いから目が離せない。


配信アーカイブ:
https://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c1ju6t7tc1nps1d2ibag
VALORANT Champions Tour Stage2 公式:
https://valorantesports.tokyo/index.html
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mapではSKのA1tman選手がパッチノートで強化されたヴァイパーを採用。練度の高さで相手に流れを渡さず思考行結が13-9で勝利した。▲アビリティをうまく使いLagを苦しめたA1tman選手。クラッチプレイも見せて、新たなパッチノートでのヴァイパーの強さを存分に見せつけた ▲見事なクラッチプレイを見せたArmy選手。要所での活躍が目立ち流れを相手に渡さなかった インタビューでFlax選手が「ヴァイパーのプレッシャーがやりにくさに繋がった」と答えておりパッチノートの影響がさっそくうかがえた試合内容だった。SCARZ(SZ) vs NORTHEPTION(Nth) ロスター変更直後にもかかわらずREJECTを下して勝ち上がったSZと、FAV gamingを抑えてMain Eventに進出したNthの注目の対決。1st mapではスプリットに向けて対策を講じてきたSZがラウンドを連取。Nthも後半にかけてラウンドを取り返すが、序盤のラウンド差が響き、13-8でSZが勝利した。▲marin選手の見事なクラッチプレイ。珍しいレイナピックだったが撃ち合いの強さで存分に強さを示した 続くヘイヴンではSZのセットアップを撃ち合いでNthが打開。SZもラウンドを取り返すが、20・21ラウンド目の連続クラッチなど個人の打開力を示したNthが新生SZに黒星を付けた。▲フェイクの選手に対してブレイドストームで2キル獲得するseoldom選手。SZの細かな戦術に対してフィジカルで対応した ▲終盤のリーチがかかった場面でクラッチプレイを見せたAstell選手。勝負所でも強気に撃ち合いに行く姿勢が見られた お互いのピックマップを取り合う展開となった両チーム。SZのmarin選手はインタビューで「息が合わないシーンが多かった。大会の緊張感に慣れてない」と新生チームならではの反省点を語った。思考行結(SK) vs SCARZ(SZ) 連戦となるSZが次に戦うのは勢いに乗るSK。ヴァイパーを両チームがピックした1st mapでは前半に大きなラウンド差をつけたSZが13-10で勝利。▲前半最終ラウンドで1vs3のクラッチプレイを見せたRyota選手。アイスボックスでのセージの運用方法をかなり研究していた ▲追い込まれた状況でブレイドストームを生かして1vs3クラッチを見せたMerRy選手。試合には敗北したが随所で輝きを見せた。 勢いそのままに2nd mapではAde選手がエースを達成すると、marin選手のオペレーターでゲームを支配。5-13で大事な試合に勝利した。▲チームに勢いをつけるエースを見せたAde選手。Stage2の配信試合では初となるエースは視聴者を大いに沸かせた 実況の岸さんが「のびのびとプレーしていた」と語るほど高い完成度を見せたSZ。インタビューではRyota選手は「コミュニケーションを突き詰めた」と語り、1試合目からの修正が機能した形となった。Lag Gaming(Lag) vs NORTHEPTION(Nth) 新進気鋭のLagとNthの対戦。この試合で視聴者を魅了したのがSeoldam選手。1st mapではブレイドストームでのエースを達成しフィジカルでLagを圧倒。▲ブレイドストームでACEを見せたSeoldam選手。アジアNo.1ジェットとも言われる実力をいかんなく発揮した さらに2nd mapのバインドではSugarZ3ro選手が、この日初ピックのアストラで視聴者を驚かせた。試合は積極的に撃ち合いに挑んだNthがこの重要な試合を8-13で取り、グループ突破に大きく前進した。▲Seoldam選手がスカイをピックするなど、これまでにない構成を見せて視聴者を驚かせたNth ▲最初のラウンドでエースを達成したSugarZ3ro選手。この日初となるアストラピックだったが見事なアビリティの使い方を見せた アストラについて「スモークが欲しいタイミングですぐにたくことができる」と語ったAstell選手。またSugerZ3ro選手も「かなりのスクリムをこなしてきた」と運用に自信をのぞかせた。思考行結(SK) vs NORTHEPTION(Nth) グループAで台風の目となったNthと後がないSKの対戦カード。この日絶好調のSeoldam選手が縦横無尽なエントリーで翻弄。▲ジェットのアビリティを駆使し、さまざまなエントリーの形を見せたSeoldam選手。積極的に前に出て撃ち合いに臨んだ 1st mapに2-13で勝利すると、続く2nd mapでも前半を12-0と思考行結に1本も取らせなかったNthが圧倒的なフィジカルでグループ突破。Astell選手は「油断せずに優勝を目指して頑張る」とコメントしたが、その可能性を十分に感じさせる試合内容だった。Lag Gaming(Lag) vs SCARZ(SZ) グループAの残り1枠を掛けたLagとSZの一戦。ラウンドを取り合う意地のぶつかり合いで先に王手をかけたのはLagだが、SZが土壇場で追いつきオーバータイム(OT)の末に14-16の長期戦を制した。▲追い込まれた状況のエコラウンドを勝利するSZ。ヴァイパーズピットをうまく使いサイトに侵入した ただ2週間後に向けていいイメージで終えたいLagも2nd mapで意地を見せ、2度目のOTの末に意地を見せたLAGが15-13で勝利した。▲オペレーターとブレイドストームで積極的にキルを取りに行ったBazzi選手 見事2位でグループ突破を決定させたSZだが、marin選手は「メインイベントに向けて調整が必要」と語り、Finalsに向けてさらなる成長に期待したい。マッチレポート Day2 続けてDay2。絶対王者のAbsolute Jupiterと、新王者のCrazy Raccoonの再戦が行われた試合にも注目だ。チーム探してます(TS) vs Feeling(FEL) Open Qualifierで強敵を打ち破り勝ち上がった両チーム。序盤に9ラウンドを連取したチーム探してますがそのまま差をつけて1st mapを勝利。ただ2nd mapでは、一転してFELが前半で10-2と大量リード。後半一度もラウンドを取られることなく、2-13でこの試合を引き分けに持ち込んだ。▲2nd mapでKDA5.8を叩き出したお散歩ジェット。安定した立ち回りと撃ち合いの強さで圧巻のプレーを見せた Crazy Raccoon(CR) vs Absolute Jupiter(JUP) Stage1決勝の再戦が早くも実現。JUPはLaz選手がフェニックス、CRはZepher選手がスカイと両チーム大きく構成を変えての一戦となった。試合は序盤こそラウンドの取り合いになったが、JUPがさらに進化した連携の高さを見せて勝利。▲Stage1からピックを変更してきた両チーム。特にZepher選手のスカイピックは視聴者を驚かせた 2nd mapのアセントでも前回で苦しめられたneth選手のオペレーターに柔軟に対応し、前回王者にリベンジを果たした。▲CR相手にエースを達成するtakej選手。Stage1の決勝では結果を残せなかったが、この日は本来のパフォーマンスを発揮 Laz選手は「CRとは後々あたることになる。そっちがメイン」と語っていたが、各選手がCRとのリベンジしたことへの安堵を口にしていた。チーム探してます(TS) vs Crazy Raccoon(CR) JUPとの一戦を落とし、グループ突破に黄信号がともったCRだが、TS相手に圧巻のプレーを披露。1st mapの後半からわずか2ラウンドしか落とさずに5-13、2-13で王者の貫録を見せた。▲一戦目の悔しさを晴らす素晴らしいプレーを見せたneth選手。誰もが認める日本一のレイズ使いがチームを牽引した ただインタビューでrion選手は「この試合はやりたい事ができたが、1試合目のJUP戦は反省点が多い」と話し、チームとして修正すべき点が多いことを明かしていた。Feeling(FEL) vs Absolute Jupiter(JUP) 下馬評通りJUPがスキのない試合展開で1st mapを取得したが、2nd mapではFELが意地を見せる。特に活躍したのがArt選手のオーディン。固定砲台のように弾幕を張り攻守でチームに貢献。惜しくも11-13で敗れたFELだが多くの視聴者がこの日のベストバウトに挙げる試合を見せた。▲JUP相手にキルを量産したArt選手のオーディン。武器の強さを生かした立ち回りでJUPを苦しめた チーム探してます(TS) vs Absolute Jupiter(JUP) グループ突破に向けて後がないTSの前に立ちふさがったのはJUPのLaz選手。圧倒的なフィジカルでキルを重ね、ウルトと合わせたエントリーでTSを苦しめた。▲デュエリスト採用でさらに脅威が増したLaz選手。ウルトを積極的に使い、特にエントリー面で貢献した 後がないTSも意地を見せたかったが、JUPの高い壁に敗北。グループステージの敗退が決定した。「今までの試合で一番楽しかった」と語ったLaz選手。「ここからが本番」と語っていたが、王座奪還に向けて最高の仕上がりを見せた3試合だったといえるだろう。Feeling(FEL) vs Crazy Raccoon(CR) 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