3人ひと組のチームで戦うバトルロイヤルゲームとして2019年に世に放たれて以来、世界中で多くのアクティブユーザーが日夜遊び続けている『Apex Legends』(以下『Apex』)。
3月10日にはNintendo Switchでも発売(無料ダウンロード)が始まり、PC、PS4、Xboxとあわせて4つのプラットホームから『Apex』の世界にアクセス可能となった。そんなますます盛り上がりそうな本作をe-elementsは強力プッシュ中! その中でも本連載では、いまから始めても十二分に楽しい『Apex』の魅力を伝えていく予定だ。

第4回目となる今回は、『Apex』というゲームにそこそこ慣れてきて、チームの構成や武器選びなどにも考えがおよぶようになった筆者のプレイから、中級者っぽく見える『Apex』の楽しみ方を探っていきたい。

ランクマッチで足踏みした結果、ついにキル/アシストを意識しはじめる

前回の記事で語らせてもらった戦術(?)、オクタンとローバを体調(その日のエイムの精度)によって使い分けるというスタイルのおかげか、ここ2週間のランクマッチはなかなか好調。そこそこ順調にポイントを積み重ねることができ(ポイントがもらえる13位以内に入れる頻度が高まった)、現在はゴールド3まで昇格。過去イチで調子がよかった日には初の2連続チャンピオンも記録。おかげでメインキャラのローバのバナーは派手に。古参プレイヤーにはまだまだ全くおよばないものの、「『Apex』けっこうやってます!」的な雰囲気は出てきたのでは……? とちょっとした満足感を得ているのもまた事実。

 

▲戦績で得られるバッジが充実してきて『Apex』プレイヤーっぽくなってきた筆者のバナー。キル数に関しては隠しているところからお察しください

 

しかしゴールド帯に入ってしばらくすると、順位ポイントだけでは1戦ごとに減っていく消費RP24を埋め合わせることが難しくなり、記事の〆切が迫るここ数日はゴールド4と3を往復する足踏み状態に突入してしまうことに。

 

日によっては運が悪かったのひと言では片づけられないレベルでポイントが減っていくこともあったので(1日で250ポイントぐらい下がって降格)、ここは意を決して、『Apex』を始めてからずっと見て見ぬふりをしていた、キル数やアシスト数、ダメージを稼ぐプレイと向かい合うことにした。

 

▲筆者は上のようなリザルト(0キル、100ダメージ)になってしまった試合を「ベストバウト」と言ってしまうほどキル数を意識しないプレイを続けてきた。とはいえこれだけ敵を倒せない人間でもゲームを楽しめる懐の広さがあるのも、『Apex』の魅力だと思う

 

まず取り組んだのは、自分の得意な武器の把握。たとえば巷では強いとされているライフル系の武器は(ヘムロックやG7スカウト)、筆者の残念な腕では遠距離では弾道を計算した照準合わせが必要で当てられない、近距離でも連射力が足りずに撃ち負けてしまいがち。

そのため弾が直進するチャージライフルを拾えた場合以外は、思い切って遠距離戦で有効な武器は選ばずに、近~中距離で当てやすいフルオート系の銃(スピットファイアやボルトSMG、R-301あたりを拾えればさすがに筆者でも勝てた)と、超接近戦用のショットガンもしくはウイングマンを選ぶという方針を選択。

そのうえでこれまでは回復アイテムやスコープより後回しにしがちだった、ストックやバレルスタビライザーといった射撃のブレを抑えるパーツを積極的に拾うようになった結果、とにかくひどかったお互いが目視できる範囲での1対1の撃ち合いが多少はマシになった。

 

チーム順位が奮わなかった試合でも、キルやアシストのポイントで消費RPをカバーできるケースが増えたように感じる。

 

▲近距離戦を重視した割り切った武器構成に、パンチで間合いを離す→ショットガンで追いうちといったようなちょっとした工夫を覚えると、筆者のエイム力でもそれなりのキル数を記録できることを知る

チームバランスを考えたキャラピックにも挑戦

前回の記事時点では固まったように思ったレジェンド(キャラクター)選びも、もう少し模索してみることに。具体的にはピックの順番が2番手、3番手になった際に、チームのバランスを考えて自分の使うレジェンドを選ぶことを意識してみた。

 

たとえば1、2番手で索敵能力を持ったレジェンドがピックされなかった場合は、自分がブラッドハウンドを選択、ライフライン、ローバのようなサポート系がいた場合は自分が撃ちあいを担当できるジブラルタル……といった感じ。索敵系、タンク役を本職で使っている人のプレイにはおよばないものの、いないよりはマシでは? という精神で、使用率の高いレジェンドも選んでみる機会も増やした。

 

こちらは武器選びほど効果を実感することはまだできていないが(レジェンド固有のアビリティを有効活用するには、やはり試合数をこなす必要がある)、チームで戦う意味、シナジーを意識するきっかけにはなった。

 

▲勝敗にはまったく影響しない話だが、設定的に因縁があるレジェンドどうしがチーム内にいるとセリフが変化するのも『Apex』の魅力のひとつ。ローバをピックすることが多い自分としては、親の仇であるレヴナントが入ってきたときの”プレイヤーは感謝のメッセージを送ったのにゲーム内のセリフは罵倒”を聞くのが楽しみ

 

バランスのいいチームならポイントがもらえる順位に入りやすいという当たり前といえば当たり前な体験はもちろん、ブラッドハウンドとクリプト(遠近両方を絶えず索敵できる)、ジブラルタルとヒューズ(両者ともにアルティメットスキルが爆撃で、範囲攻撃が容易)のような似た役割がチーム内にふたりいてもそれはそれで強いということも実感。

 

そのため最終的にはランクマッチで勝ちにいくことを目標としながら、複数のレジェンドを楽しく使いわけていくというマインドに落ち着き、その日の調子で乱高下するポイントの移り変わりにも慣れられた。シーズン8終了までにプラチナ帯に到達できるかどうかは怪しくなった気はするものの、ランクマッチ自体はまだまだ面白く遊んでいけそうだ。

 

▲ブラッドハウンドとクリプトが両方チームにいると、不意打ちを受けるケースが激減する。索敵能力に特化した偏ったチーム構成だが、実際組んでみるとむちゃくちゃ遊びやすかった

 

▲ランパートのような防衛に特化したレジェンドとローバは相性がいい(ブラックマーケットで弾薬を捕球できて引きこもりが捗る)といったような、組む前は想定していなかったシナジーを発見できたりしたのも今回の収穫

 

とはいえ次の記事ではランクマッチからはいったん離れ、現在(4月下旬)開催中の期間限定イベント、ウォーゲームについて語っていきたい。ではまた次回!

ライター/マンモス丸谷

 

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