3人ひと組のチームで戦うバトルロイヤルゲームとして2019年に世に放たれて以来、世界中で多くのアクティブユーザーが日夜遊び続けている『Apex Legends』(以下『Apex』)。その人気ぶりにあわせてe-elementsもシーズン8から本格的に『Apex』を取り上げてきたが、ゲームはいよいよシーズン9に突入した。

 

連載7回目となる今回は、3対3で戦うアリーナをプレイすることで撃ち合いの楽しさに目覚めて筆者の体験記と、『Apex』を始めて半年近く経っていまさら気づいた射撃訓練場の有用さについて語っていきたい。

地形把握と武器選びでより楽しくなるアリーナモード

今回のプレイ期間中(6月の1、2週目)は、アリーナで試合回数をこなすことで報酬がもらえるイベントが開催されていたこともあって、前回に引き続きバトルロイヤルモードよりもアリーナでの3vs3を重点的にプレイ。

継続的に撃ち合いをこなしたことでエイムの腕が劇的にアップ!……なんてことは残念ながら全く起こらなかったが、アリーナなりの立ち回り方と、武器の取捨選択などは、アリーナを始めたてのころよりは向上したように思えた。

 

▲バトルロイヤルではめったにお目にかかれない、自分のキルで試合を締めくくる体験ができるのもアリーナの魅力のひとつ

 

まず実感したのは、戦場が狭いアリーナでのプレイであっても、バトルロイヤル時と同様にマップを把握することが重要ということ。

資源が拾えるポイント、回復アイテムがつめこまれたサプライボックスの存在、リングの狭まるパターンを調べなくてもなんとなくわかるようになってくると、試合の楽しさがアップ。

ラウンド開始時に奇襲(というよりはこちらの不用意な移動)を受けてやられることが減り、0-3でゲームが終わることは少なくなった。

 

▲マップを把握していると撃ち合いに集中できて戦いやすい。筆者の場合、前シーズンのランクマッチでさんざんプレイしたOlympusのゴールデンガーデンでは、他のマップよりも明らかにキル数&ダメージを稼げた

 

武器に関しては、資源に応じてどの武器を選んでどこまでアタッチメントパーツを買い足すかを試行錯誤するのが楽しかった。

序盤(1、2ラウンド目あたり)は汎用性の高いオルタネーターSMGやR-99にパーツを1、2段階足したものを1種類携帯、中盤以降はマシンガンより射撃時のブレが少ないハボックかヘムロックバーストあたりを中距離~遠距離戦用としてチョイスし、近接戦用にはショットガンの中で当てやすいEVA-8オートを持って出撃するというのが自分なりのセオリーになった。

 

▲アタッチメントパーツを買い足して性能を上げていくと、ホップアップが装備された状態になる武器も。フル装備だと使い勝手がはっきり違うと体感できる武器も少なくない。筆者の場合はバトルロイヤル時だとあまり使いこなせていなかった、ハボックライフル(ターボチャージャー&アタッチメントパーツ盛り)がお気に入り武器に変わった

 

『Apex』プレイ歴半年でようやく射撃訓練場の使い道を知る

マップと武器への理解が深まったことで大型連敗が減り、適度に勝ったり負けたりをくり返せるようになったアリーナだが、敵に与える総ダメージ数だけはいまも伸び悩み中。

必ず戦闘が起こるゲームモードなため、通常のバトルロイヤル時よりは多くのダメージを稼げ、一時期は「アリーナなら自分でもハンマー(ダメージ2000)が狙えるかも……」と思ったりもしたものの、この記事の締め切りを迎えてもダメージ2000超えは達成できず。

そしてアリーナではいくらダメージを稼いでもハンマーのバッジをもらうことができないことも知り、筆者のハンマー獲得の夢は脆くも崩れ去ってしまった。

 

▲試合中は「今回はダメージ稼げた。いい仕事したわ!」と思っていても、リザルト画面でチームメイトの成績と比べるとその差は歴然。アリーナ1試合で稼げるダメージは、だいたい800~1700ぐらいで落ち着いてしまった

 

この撃ち合いでイマイチ活躍できない問題、e-elementsでプレイレポートを始めさせてもらってから毎回のように愚痴っている(?)気がするのだが、キル&アシスト数に関しては、多少は改善できている手応えは、実は多少あったりする。しかし与えるダメージの低さに関しては、一向に改善される様子なし。

 

そこで今回は『Apex』を始めて以来ずっと避けてきた、射撃練習場にも足を踏み入れてみた。

 

▲筆者にとってはPS4版で『Apex』デビューを飾って以来の射撃訓練場。アンロックが必要なレジェンドを射撃訓練場で操作するのは初めての経験だった

 

ある程度ゲームに慣れてから『Apex』の射撃訓練場を利用してみると、さまざまな高さに設置された的、そして足場が用意されているなど、比較的実戦に沿ったシチュエーションで武器の試し撃ちができるのが〇。

的との(高低差をふくめた)位置関係を容易に調整できるため、実際にやってみるまでは面倒そうで敬遠していた曲射の練習も簡単に行なうことができた。

 

▲高所に登れば的からかなりの距離が取れるため、遠距離戦時の弾の落下を想定した射撃練習もスムーズに行える

 

また、アリーナを体験した後だと、すべての武器に加えてアタッチメントパーツもレベル別にすべて用意されているのもありがたかった。すべてのアタッチメントパーツのレベルをそろえて装備すると、アリーナで購入できる状態の武器を再現可能。アタッチメントパーツの質によって射撃時の反動や弾の装填速度などがどれぐらい変化するかも、なんとなくではあるが体感できた。

 

▲アタッチメントパーツのレベルによる差異や、アリーナを想定したアタッチメントパーツが全てそろった武器の使い心地も、射撃訓練場での試し撃ちで確認できる

 

▲ブラウラーやクレーバー.50スナイパーなど、ケアパッケージからしか入手できないレアな武器の性能チェックも可能。

 

本来は「射撃訓練場での練習の成果が実ってアリーナでの与ダメージが向上! これならバトルロイヤルでハンマーも狙えるかも⁉」といった目に見える結果まで出せればよかったのだが、記事の締め切り的に今回は射撃の練習を始めたところでタイムアップ。

 

実際に射撃が上達したかは、ランクリセットやマップの変更などが行なわれた、シーズン9後半戦のバトルロイヤルやアリーナで試してみたいと思っている。ではまた次回!

 

関連記事

もっと見る