暑い夏と言えば、ビールと花火と肝試し。日本の納涼手段トップ3ですよね。

「でも、まだコロナワクチンを接種し終えてないから、肝試しどころか、お化け屋敷にも行きづらい」そう感じている諸兄には、自宅でお手軽に肝試しができるホラーゲームをご紹介します。

其の壱『Dead by Daylight』4人で結託して逃げるか、そいつらを追い詰めるか。ホラー鬼ごっこ

ゲーム実況で大人気の『Dead by Daylight』、あらためてどんなゲームか紹介しよう。

 

1対4で戦う、合計5人で遊べるホラー風味の鬼ごっこゲーム。1人が殺人鬼(キラー)を操作し、残りの4人が操作する生存者(サバイバー)を追い回すというもの。

 

キラーの目的は、一人でも多くのサバイバーを殺すこと。マップ内に隠れているサバイバーを探し追いかけて攻撃したいのだが、なかなか見つけられない。サバイバーは発電機を修理することが目的なので、未修理の発電機をチェックしたり、サバイバーが行動時に出す”音”を頼りに追い詰めていく。

 

サバイバーの目的は、マップ内にある発電機を修理すると「脱出ゲート」や「ハッチ」が開き、マップから脱出すればOK。キラーが接近してくると、両者の間合いに応じてサバイバーは心音が大きくなる。この音をセンサー代わりに使って、伏せて物陰や草むらに隠れてキラーをやり過ごす。もしキラーに発見されたら、木の板を倒して障害物にしたり、キラーの死角へと回り込んで追撃を逃れるといい。

 

もしキラーに攻撃されてフックに吊られたとしても、仲間に救出してもらえる可能性もある。こうして、サバイバーはキラーから逃れつつ、発電機を修理しつつ、吊られた仲間を救出する……という3つのタスクをこなすことになる。

 

追う者と追われるもの、双方でまったく違うゲーム性を味わえるの上、キャラクターのパークによっては闘い方も変わるので、長く遊べるというゲーム性も特徴だ。

SPEC

メーカー    :Behaviour Interactive Inc.
プラットフォーム:Steam、Microsoft Windows、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switch
ジャンル    :サバイバルホラー
価格      :1980円(Steam)、3080円(PlayStation 4、PlayStation 5)、3056円(Xbox One、Xbox Series X|S)、4600円(Nintendo Switch)

© 2015-2021 and BEHAVIOUR, DEAD BY DAYLIGHT and other related trademarks and logos belong to Behaviour Interactive Inc. All rights reserved.

其の弐『GOHOME』2000年代の日本を舞台にした和風ホラー。僕らが知っている日本と、少し違う…!!

 

 

ゲームを始めると、何の説明もなく目の前にはカラフルに彩られた神社。自分が動かしているのは、派手な振り袖を着た小学生くらいの女の子。手には千歳飴。でも視点を変更して自キャラの顔を見てみると、顔にはモザイク。……え? モザイク??

 

次の瞬間、画面に表示されるのは小学生が使う連絡帳のような紙の切れ端に書かれた、子供が書いたと思わしきメモ。

 

「両親とはぐれてしまって どこを探しても見つからないの。仕方がないから先に家に帰っていよう。」

 

ここで、プレイヤーが動かす少女は両親と一緒に神社に来たものの、はぐれてしまったので、一人で家に帰ろうとしていることがわかる。

 

仕方なく神社の入り口から出て市街地へ向かうが、マンホールの蓋に接触した途端、次のメモが表示される。

 

「不審者に遭遇した時は、マンホールを使ってテレポートしなさいって みんなも習ったよね!」

……え?

 

そのまま公園に入ると、不自然に動くブランコを発見。それをスルーして先へ進むと、顔が変な形に歪んだ女の子が登場し、運動会の定番テーマ、ヘルマン・ネッケの「郵便馬車(クシコス・ポスト)」が演奏される。つまり走って逃げろ、ってことか?

 

……なんていう感じで、なんとも不思議怖いテイストで進んでいく。グロテスクな表現はないが、独特な怖さがある和風ホラーとなっている。

SPEC

メーカー    :市松寿ゞ謡
プラットフォーム:Steam
ジャンル    :ホラーアクション
価格      :1555円

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其の参『BIOHAZARD VILLAGE』怖さ以上に感動もある!? シリーズ最新作は新たなステージへ

 

ホラーゲームの代表と言っても過言ではない『バイオハザード』シリーズ。三人称視点だったシリーズ1作目から6作目とは異なり、『バイオハザード7 レジデント イービル』からは一人称視点が取り入れられた。本作は、その3年半後の物語を描いた、『バイオハザード』シリーズ最新作だ。

 

主人公は『バイオハザード7』と同じ、イーサン・ウィンターズ。彼は妻と共に、生まれたばかりの娘ローズマリーを育てていた。そこに登場したのは、クリス・レッドフィールド。クリスは初代『バイオハザード』の主人公であり、以降さまざまなシリーズに登場している。

 

基本的なゲーム性は従来の『バイオハザード』と同じ。一人称視点にはなっているが、フィールドを隅々まで歩いてアイテムを探したり、途中に現れる敵と戦闘。立ちふさがる謎をクリアしながら、真実へと向かっていくというもの。『バイオハザード』シリーズが好きな人には、全力でお勧めしたいタイトルである。

 

戦闘システムは『7』を踏襲。L2ボタン(ボタン表記はPlayStation 4/5の場合)で銃を構えてR2ボタンで射撃という操作は、FPSに慣れ親しんでいる人ならばすぐに使いこなせるはず。本作独自の要素としては、L1ボタンで敵の攻撃をガードできるほか、ガード中にL1ボタンを押し直すと敵を蹴り飛ばせる。相手が怯んでいる間に逃げてもいいし、手にしている銃で撃ち殺してもいいだろう。

 

従来の『バイオハザード』の魅力に加えて、FPS的な戦闘も楽しめる。そしてグラフィックの完成度は過去最高の美麗さ。物語も前作『7』からどうなったのか……ここが超感動ポイントなのだが、それはぜひプレイして感じてほしい。

SPEC

メーカー    :カプコン
プラットフォーム:PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox Series X、Xbox One、Steam
ジャンル    :サバイバルホラー
価格      :7990円

© CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

其の四『ホラーSENSE ~だるまさんがころんだ~』シンプルなルールだが、プレイヤーを驚かしにくる仕掛けが満載

 

ホラーゲームと相性のいいVR……ということで、PS VRからとくに怖いオススメのホラーゲームを紹介しよう。

 

プレイヤーは同じ大学に通う男女4人の同級生たちと、肝試し目的で田舎の廃校へと忍び込むところからゲームが始まる。ところが、自分たちが入ってきたドアは固く閉じられ、先へ進むしかない状況へ。そして、どこからか聞こえてくる「だるまさんが、転んだ」という女の子の声。その声のする方向へ歩いていくと、先行して歩いていた女性の死体を発見。「ねえ、遊んでよ」またしても響く、女の子の声。「だーるまさんがー、こーろんだ」その声に関係なく動いてしまった男性は。壁に叩きつけられ、血まみれの姿で通路の奥へと吸い込まれていく。

 

このゲームは、女の子の声「だるまさんが転んだ」に合わせて、声がしている間だけ○ボタンを押して進むというルール。画面に表示される目標は「少女のところへたどり着け」。このルールだけを聞いてみると、非常に簡単そうに感じる人もいるだろう。ところが、女の子の声がしていない時に○ボタンを離して停止しようとしても、天井が崩れたり、大量のコウモリが襲いかかってきたりと、プレイヤーを驚かせ、反射的に○ボタンを押させようとする演出が続く。

 

女の子の「だるまさんが転んだ」の言い方には何パターンものバリエーションがあり、プレイヤーを驚かせようとする演出が幾つも挿入される。

そして、あと少しで女の子のところに……!?

 

という感じで、一人で遊ぶもよし、友人を家に招いて、順番に遊んでも盛り上がる、納涼ホラーゲームとしてこのゲームを推したい。

SPEC

メーカー    :コーエーテクモウェーブ
プラットフォーム:PlayStation VR専用
ジャンル    :ホラーアドベンチャー
価格      :2178円

© コーエーテクモウェーブ All rights reserved.

所有しているハード状況に応じたゲームを是非

今回紹介した4本のホラーゲーム、如何だっただろうか? 『Dead by Daylight』や『BIOHAZARD VILLAGE』のように、たくさんのハードウェアで遊べるゲームもあれば、Steam専用の『GOHOME』、そしてPS VR専用の『ホラーSENSE ~だるまさんがころんだ~』など、かなりバリエーション豊かにホラーゲームを紹介できたと思う。

 

あなたの夏が、少しでも涼しくなりますように!

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