2021年8月15日に、「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」のプレーオフが開催された。7月17日〜18日の1次予選と7月25日の2次予選を勝ち抜いた28名が、グランドファイナルズの出場権を賭けて8つのトーナメントに分かれて戦う。勝ち残れるのは各トーナメント1位のみだ。
今大会のデッキ使用率トップに立ったのは「ラストワードネクロマンサー」である。プレーオフで使用されたデッキにおいて、出場者28名中17名が採用した。
カードパック「リナセントクロニクル」リリース後の環境は、大幅な能力変更からスタートした。リリース直後に環境トップに君臨したのは、「アミュレットビショップ」と「ラティカエルフ」。しかしあまりに強力なデッキパワーにより、キーカードの大幅なナーフを受け、いずれのデッキも早々に環境から去ることとなった。
「ラストワードネクロマンサー」はそんな能力変更後に台頭してきたデッキである。「ネクロインパルス」などのバーンダメージや、「人外魔境・クリストフ」を用いた強力な盤面展開力により、中盤での決着を狙う。
また14名が採用した「撤退ロイヤル」の活躍も目立つ。

「撤退ロイヤル」は「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を連続でプレイすることにより、一気に相手の体力を削り切るデッキだ。サーチカードでいかにキーカードを手札に加えるか、また劇的な撤退によるコンボが決められるかが鍵となる。
プレーオフではヴァンパイアクラスのデッキ採用率が0%であったため、アディショナルカード追加後の環境での巻き返しを期待したい。
プレーオフ決勝戦の中から2試合を紹介する。
第4試合はおトーヴさん選手と井出パイセン/Bhh選手の対戦。おトーヴさん選手は初のプレーオフ進出、井出パイセン/Bhh選手は別の大会で好成績を残す実績のある選手である。両者の採用デッキは以下の通りだ。
おトーヴさん選手
井出パイセン/Bhh選手

1戦目はおトーヴさん選手「撤退ロイヤル」と井出パイセン/Bhh選手「ラストワードネクロマンサー」の対決。おトーヴさん選手は「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を握る好調な出だし。一方の井出パイセン/Bhh選手は、2ターン目に「セレスト・マグナ」、3ターン目に「オミナスタイラント」を展開。4ターン目に「死門を繋ぐ者」を展開し、盤面を埋める。
5ターン目におトーヴさん選手は、相手の盤面に干渉しないことを選択。これにより「オミナスタイラント」から出現するはずの「地獄の解放者」は消滅した。
6ターン目におトーヴさん選手は「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を展開し、相手の体力を3まで削る。井出パイセン/Bhh選手は「ゴーストライダー」で返し強力な守護を立てるが、おトーヴさん選手が「戦果のオークション」と「剣聖の一太刀」のバーンダメージで残りの体力を詰め勝利した。

2戦目は「ラストワードネクロマンサー」のミラー対決。このミラー対決においては、ラストワードを持つフォロワーの破壊数10体をいかに早く達成し、「人外魔境・クリストフ」を展開できるかが大きな鍵となる。
序盤に井出パイセン/Bhh選手は、「セレスト・マグナ」で後の盤面に向けた準備を行う。一方のおトーヴさん選手はフォロワーを全面に展開。両者ともに順調にラストワードを持つフォロワーの破壊数を稼いでいく。
6ターン目に井出パイセン/Bhh選手は「人外魔境・クリストフ」を展開。その効果で「ゴーストライダー」を、また続いて「死門を繋ぐ者」を展開したことで強力な盤面を構築した。7ターン目におトーヴさん選手も同様の動きを行うが、井出パイセン/Bhh選手が魂の一刀と「オミナスタイラント」で盤面を一掃し、盤面のフォロワーでリーダーを総攻撃。井出パイセン/Bhh選手の勝利となった。

3戦目はおトーヴさん選手「ラストワードネクロマンサー」と井出パイセン/Bhh選手「アクセラレートエルフ」の対決。井出パイセン/Bhh選手はテンポを取りつつダメージを与えられる、安定感のある序盤を迎える。
一方のおトーヴさん選手はできれば後半に「セレスト・マグナ」を展開したいが、2ターン目に出さざるを得ないやや厳しい立ち上がりだ。
順調に相手の体力を削りつつ、手札のリソースを増やしていく井出パイセン/Bhh選手。5ターン目には既にアクセラレートの使用枚数が5枚に到達。「万緑の回帰・ラティカ」を展開し、コンボによってプレイ枚数を稼ぐ。プレイ枚数が「万緑の回帰・ラティカ」強化の条件を達成したことで、疾走2回攻撃を行う。最速の5ターンラティカが決まり、井出パイセン/Bhh選手の勝利となった。
勝利を受け井出パイセン/Bhh選手は「実感が湧いていないんですけど、今まで練習をやってきてよかったです」と語った。1日3時間の特訓の成果が実った形となった。
第5試合は彼方選手とSurre選手の対戦。Surre選手はNTT-WEST Libalent所属でリーダーも務めるプロプレイヤーであり、「RAGE」での優勝経験を持つ実力者。対する彼方選手は今回が大会初出場ながら、1戦目でプロプレイヤーのMURA選手に勝利をしている期待の新鋭である。両選手の採用デッキは以下の通りだ。
Surre選手
彼方選手

1戦目はSurre選手の「ラストワードネクロマンサー」と彼方選手の「機械ネメシス」の対決。Surre選手は最初に「記憶の軌跡」をキープできたことで、ラストワードを持つフォロワーの破壊枚数が稼ぎやすい、非常に順調な滑り出し。一方の彼方選手はやや動きづらい立ち上がりである。
中盤も彼方選手にとって歯痒い展開が続くが、Surre選手も手札が偏り決して優勢とはいえない状況に。しかし彼方選手が7ターン目に「戦慄の侵略」で盤面を一掃すると、一挙にリーサル圏内へ。8ターン目にコストの下がった「アブソリュート・トレランス」でリーダーを攻撃し、彼方選手の勝利となった。

2戦目はSurre選手の「ラストワードネクロマンサー」と彼方選手の 「撤退ロイヤル」の対決。Surre選手は手札がスペルに偏るやや苦しい手札状況。手札に「オミナスタイラント」がなかったことで、彼方選手としては「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を使いやすい状況だ。
6ターン目に「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を展開し、一気にSurre選手の体力を詰める。Surre選手の手札はほぼすべてスペルという状況で対抗策がない。彼方選手は7ターン目に「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」2枚で、一挙12点を与え勝利をおさめた。
初出場にしてプロプレイヤー2人に対し勝利した彼方選手。彼方選手は勝利を受けて「初めての大会ということもあり楽しくやってきた」と語った。
なんと彼方選手は、グランドファイナルズの日が誕生日。果たして優勝という最高の誕生日プレゼントを掴み取ることはできるのだろうか。
プレーオフトーナメントを制し、グランドファイナルズへと駒を進めたのは以下の8名だ。
以上の8名の中から、2021秋の王者が決定する。

なお、第6トーナメント決勝は、もにゃーる選手が体調不良により残念ながら棄権したことで、LVS|Ryu選手の不戦勝となった。これを受けLVS|Ryu選手は「世界大会目指して頑張ります」と語っている。
注目選手としては、ハイライトでも取り上げた彼方選手が挙げられる。大会には「RAGE」、「JCG」含め初参加。参加理由はなんと「友人がJCGに参加していたから僕も参加してみようかなと思った」からだそう。初出場ながら着々と勝ち残り、見事グランドファイナルズへと駒を進めた天才である。
プロプレイヤー2名に勝利した勢いそのままに、グランドファイナルズでも勝ち進んで欲しい。
「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」グランドファイナルが開催されるのは、2021年9月10日。今回のプレーオフを勝ち抜いた8名が集結し王者を決める。
前回大会では逆転に次ぐ逆転の末、出場回数3回目の新鋭であるkendama選手が優勝を果たした。果たして今大会のグランドファイナルでは、どのようなドラマが待ち受けているのだろうか。
RAGE Shadowverse:https://rage-esports.jp/shadowverse/
プレーオフ配信OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/live/2p8v7xg958y
プレーオフ配信YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=mOulSQCIhP0
使用率1位は「ラストワードネクロマンサー」
今大会のデッキ使用率トップに立ったのは「ラストワードネクロマンサー」である。プレーオフで使用されたデッキにおいて、出場者28名中17名が採用した。
カードパック「リナセントクロニクル」リリース後の環境は、大幅な能力変更からスタートした。リリース直後に環境トップに君臨したのは、「アミュレットビショップ」と「ラティカエルフ」。しかしあまりに強力なデッキパワーにより、キーカードの大幅なナーフを受け、いずれのデッキも早々に環境から去ることとなった。
「ラストワードネクロマンサー」はそんな能力変更後に台頭してきたデッキである。「ネクロインパルス」などのバーンダメージや、「人外魔境・クリストフ」を用いた強力な盤面展開力により、中盤での決着を狙う。
また14名が採用した「撤退ロイヤル」の活躍も目立つ。

「撤退ロイヤル」は「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を連続でプレイすることにより、一気に相手の体力を削り切るデッキだ。サーチカードでいかにキーカードを手札に加えるか、また劇的な撤退によるコンボが決められるかが鍵となる。
プレーオフではヴァンパイアクラスのデッキ採用率が0%であったため、アディショナルカード追加後の環境での巻き返しを期待したい。
プレーオフ決勝戦ハイライト
プレーオフ決勝戦の中から2試合を紹介する。
第4試合 圧巻の最速ラティカ おトーヴさん選手 VS 井出パイセン/Bhh選手
第4試合はおトーヴさん選手と井出パイセン/Bhh選手の対戦。おトーヴさん選手は初のプレーオフ進出、井出パイセン/Bhh選手は別の大会で好成績を残す実績のある選手である。両者の採用デッキは以下の通りだ。
おトーヴさん選手
- 撤退ロイヤル
- ラストワードネクロマンサー
井出パイセン/Bhh選手
- アクセラレートエルフ
- ラストワードネクロマンサー

1戦目はおトーヴさん選手「撤退ロイヤル」と井出パイセン/Bhh選手「ラストワードネクロマンサー」の対決。おトーヴさん選手は「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を握る好調な出だし。一方の井出パイセン/Bhh選手は、2ターン目に「セレスト・マグナ」、3ターン目に「オミナスタイラント」を展開。4ターン目に「死門を繋ぐ者」を展開し、盤面を埋める。
5ターン目におトーヴさん選手は、相手の盤面に干渉しないことを選択。これにより「オミナスタイラント」から出現するはずの「地獄の解放者」は消滅した。
6ターン目におトーヴさん選手は「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を展開し、相手の体力を3まで削る。井出パイセン/Bhh選手は「ゴーストライダー」で返し強力な守護を立てるが、おトーヴさん選手が「戦果のオークション」と「剣聖の一太刀」のバーンダメージで残りの体力を詰め勝利した。

2戦目は「ラストワードネクロマンサー」のミラー対決。このミラー対決においては、ラストワードを持つフォロワーの破壊数10体をいかに早く達成し、「人外魔境・クリストフ」を展開できるかが大きな鍵となる。
序盤に井出パイセン/Bhh選手は、「セレスト・マグナ」で後の盤面に向けた準備を行う。一方のおトーヴさん選手はフォロワーを全面に展開。両者ともに順調にラストワードを持つフォロワーの破壊数を稼いでいく。
6ターン目に井出パイセン/Bhh選手は「人外魔境・クリストフ」を展開。その効果で「ゴーストライダー」を、また続いて「死門を繋ぐ者」を展開したことで強力な盤面を構築した。7ターン目におトーヴさん選手も同様の動きを行うが、井出パイセン/Bhh選手が魂の一刀と「オミナスタイラント」で盤面を一掃し、盤面のフォロワーでリーダーを総攻撃。井出パイセン/Bhh選手の勝利となった。

3戦目はおトーヴさん選手「ラストワードネクロマンサー」と井出パイセン/Bhh選手「アクセラレートエルフ」の対決。井出パイセン/Bhh選手はテンポを取りつつダメージを与えられる、安定感のある序盤を迎える。
一方のおトーヴさん選手はできれば後半に「セレスト・マグナ」を展開したいが、2ターン目に出さざるを得ないやや厳しい立ち上がりだ。
順調に相手の体力を削りつつ、手札のリソースを増やしていく井出パイセン/Bhh選手。5ターン目には既にアクセラレートの使用枚数が5枚に到達。「万緑の回帰・ラティカ」を展開し、コンボによってプレイ枚数を稼ぐ。プレイ枚数が「万緑の回帰・ラティカ」強化の条件を達成したことで、疾走2回攻撃を行う。最速の5ターンラティカが決まり、井出パイセン/Bhh選手の勝利となった。
勝利を受け井出パイセン/Bhh選手は「実感が湧いていないんですけど、今まで練習をやってきてよかったです」と語った。1日3時間の特訓の成果が実った形となった。
第5試合 最高の誕生日プレゼントへ Surre選手 VS 彼方選手
第5試合は彼方選手とSurre選手の対戦。Surre選手はNTT-WEST Libalent所属でリーダーも務めるプロプレイヤーであり、「RAGE」での優勝経験を持つ実力者。対する彼方選手は今回が大会初出場ながら、1戦目でプロプレイヤーのMURA選手に勝利をしている期待の新鋭である。両選手の採用デッキは以下の通りだ。
Surre選手
- 撤退ロイヤル
- ラストワードネクロマンサー
彼方選手
- 撤退ロイヤル
- 機械ネメシス

1戦目はSurre選手の「ラストワードネクロマンサー」と彼方選手の「機械ネメシス」の対決。Surre選手は最初に「記憶の軌跡」をキープできたことで、ラストワードを持つフォロワーの破壊枚数が稼ぎやすい、非常に順調な滑り出し。一方の彼方選手はやや動きづらい立ち上がりである。
中盤も彼方選手にとって歯痒い展開が続くが、Surre選手も手札が偏り決して優勢とはいえない状況に。しかし彼方選手が7ターン目に「戦慄の侵略」で盤面を一掃すると、一挙にリーサル圏内へ。8ターン目にコストの下がった「アブソリュート・トレランス」でリーダーを攻撃し、彼方選手の勝利となった。

2戦目はSurre選手の「ラストワードネクロマンサー」と彼方選手の 「撤退ロイヤル」の対決。Surre選手は手札がスペルに偏るやや苦しい手札状況。手札に「オミナスタイラント」がなかったことで、彼方選手としては「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を使いやすい状況だ。
6ターン目に「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」を展開し、一気にSurre選手の体力を詰める。Surre選手の手札はほぼすべてスペルという状況で対抗策がない。彼方選手は7ターン目に「光耀の標・ミストリナ&ベイリオン」2枚で、一挙12点を与え勝利をおさめた。
初出場にしてプロプレイヤー2人に対し勝利した彼方選手。彼方選手は勝利を受けて「初めての大会ということもあり楽しくやってきた」と語った。
なんと彼方選手は、グランドファイナルズの日が誕生日。果たして優勝という最高の誕生日プレゼントを掴み取ることはできるのだろうか。
グランドファイナルズ出場者8名が決定!
プレーオフトーナメントを制し、グランドファイナルズへと駒を進めたのは以下の8名だ。
- きるか
- tattan
- CDG
- 井出パイセン/Bhh
- 彼方
- LVS|Ryu
- びーびー
- 掴む
以上の8名の中から、2021秋の王者が決定する。

なお、第6トーナメント決勝は、もにゃーる選手が体調不良により残念ながら棄権したことで、LVS|Ryu選手の不戦勝となった。これを受けLVS|Ryu選手は「世界大会目指して頑張ります」と語っている。
注目選手としては、ハイライトでも取り上げた彼方選手が挙げられる。大会には「RAGE」、「JCG」含め初参加。参加理由はなんと「友人がJCGに参加していたから僕も参加してみようかなと思った」からだそう。初出場ながら着々と勝ち残り、見事グランドファイナルズへと駒を進めた天才である。
プロプレイヤー2名に勝利した勢いそのままに、グランドファイナルズでも勝ち進んで欲しい。
グランドファイナルズは9月10日開催!
「RAGE Shadowverse 2021 Autumn」グランドファイナルが開催されるのは、2021年9月10日。今回のプレーオフを勝ち抜いた8名が集結し王者を決める。
前回大会では逆転に次ぐ逆転の末、出場回数3回目の新鋭であるkendama選手が優勝を果たした。果たして今大会のグランドファイナルでは、どのようなドラマが待ち受けているのだろうか。
RAGE Shadowverse:https://rage-esports.jp/shadowverse/
プレーオフ配信OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/live/2p8v7xg958y
プレーオフ配信YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=mOulSQCIhP0
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- 【結果速報 10月17日 SFL2025 Division F 第5節】DFMナウマン「『スト6』で一番うれしい!」接戦でYHC-餅を封殺! iXAとRCが同点で前半節を折り返す
- 『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。10月17日(金)はDivision Fの前半最終戦となる第5節。広島 TEAM iXA(iXA)が首位、REJECT(RC)が2位でともに100ポイント越え、DetonatioN FocusMe(DFM)が3位につけている。そのすぐ下にはVARREL(VL)とZETA DIVISION Geekly(ZETA)が70ポイントで並ぶが、FUKUSHIMA IBUSHIGIN(IBSG)は首位と70ポイント差の50ポイントと苦しい展開が続いている。チームマッチ1ではRCとIBSG、チームマッチ2はiXAとZETA、チームマッチ3はDFMとVLの対決。今回もチームマッチ1のみ、RedBull Gaming Sphere Tokyo(東京・中野)のオフライン会場にてパブリックビューイングとともに試合が行われた。チームマッチ1 RC(アウェー) vs IBSG(ホーム) 先鋒戦はふ~ど(エド)とジョニィ(マリーザ)。まだ未勝利のジョニィはマリーザのアーマー技からのカウンターなどで1セット奪ったものの、それに付き合わずふ~どが冷たくジャストパリィや起き上がりSAを誘って勝利する。中堅戦は、ときど(ケン)と2BASSA(ジュリ)。出だしから勢いよく飛び出した2BASSAが攻め立てるが、常にドライブゲージが枯渇させられる展開に。逆にときどはゲージを見ながら冷静な戦いで、2-0で試合を制した。大将戦は、LeShar(テリー)に対してヤナイ(ベガ)。「EVO France 2025」を制したばかりでLeSharが勢いに乗るかと思いきや、ヤナイの技がことごとく刺さり、いきなりリーチをかける。しかしインターバルを経てLeSharも落ち着きを取り戻し、ラウンドごとに攻守交代しながら迎えた最終ラウンド、LeSharはダメージよりも入れ替えを優先してヤナイを画面端に囲い込み続け、大将戦を制した。2-2で迎えた最終セット、LeSharは画面端からODパワーチャージでヤナイを吹き飛ばしたが、画面端入れ替えのためにクラックシュートを選択。ここから戦況が切り替わり、LeSharペースの試合になった RCはアウェーでの40ポイント獲得で大きくリードを広げた一方、ホームのIBSGは0ポイントと厳しい展開に。勝利したLeSharは「相手チームの準備がすごくよかった。最初はよくなかったけど、チームのアドバイスで勝てた」とコメント。そして、次戦ZETA戦に向けてときどは名指しで、「ももち、お前逃げんなよ!」と宣言。第6節はバチバチの試合になりそうだ。対戦カードRC(アウェー)IBSG(ホーム)動画先鋒(2-1) ✅ふ~ど(エド:C) ジョニィ(マリーザ:C) 🎥 中堅(2-0) ✅ときど(ケン:C) 2BASSA(ジュリ:C) 🎥 大将(3-2) ✅LeShar(テリー:C) ヤナイ(ベガ:C) 🎥 延長(-) ウメハラ(豪鬼:C) — — 合計 40pt 0pt チームマッチ2 iXA(アウェー) vs ZETA(ホーム) 先鋒戦は、あきら(キャミィ)に対してももち(エド)が登場。1セットずつ取り合い、最後はしゃがみ弱Kのフェイントを当てたあきらがSAにつなげて勝利した。中堅戦のひびき(リリー)vsひぐち(ガイル)は、ひびきの「ドライブラッシュ」からの遅らせ下段や、詐欺跳びからのコマンド投げなどで読み勝ち、2勝目をもぎ取った。大将戦は全勝中のあでりい(エド)とひかる(A.K.I.)。ともに年代もキャリアも近いライバル同士であり、ひかるとしては昨年の所属チームでもある。ここまでで20-0のため、ZETAは勝っても不戦勝で試合自体は負けが確定しているものの、なんとしても20ポイントを持ち帰りたいところだ。そんな試合は、あでりいがここまでの勢いのまま1セットを奪ったものの、ひかるが落ち着いた攻めで2セットを取り返し逆転。インターバルを経て今度はあでりい側が焦りを誘い2-2まで追いつく。そして迎えた最終セット、ひかるはここまであまり出してこなかった技を駆使して、緩急をつけた攻めを展開。距離を保ちながら毒をかけていき、大将戦を制した。序盤はあでりいが手数の多い技で押し込み、シミーなどを織り交ぜていく。しかしひかるがリーチ外に離れるとあでりいの飛び道具が増え、そこに相殺やジャンプを混ぜてひかるの狙った戦い方に。最後はあでりいの起き上がりSAを誘い、ひかるが対象の重責を果たした これで20-20のイーブンとなったが、ZETAの翔が欠場のため、ACQUAの不戦勝というかたちに。結果、iXAが30ポイントで勝利。ZETAも貴重な20ポイントを獲得した。首位を維持したリーダーのACQUAは「次がホームで、そのあとアウェー3連戦なので、次のDFM戦をしっかり勝ちたいと思います」とコメント。後半に向けて気合を入れなおした。対戦カードiXA(アウェー)ZETA(ホーム)動画先鋒(2-1) ✅あきら(キャミィ:C) ももち(エド:C) 🎥 中堅(2-0) ✅ひびき(リリー:C) ひぐち(ガイル:C) 🎥 大将(2-3) あでりい(エド:C) ✅ひかる(A.K.I.:C) 🎥 延長(2-0) ✅ACQUA(ブランカ:C) —※不戦勝 — 合計 30pt 20pt チームマッチ3 DFM(アウェー) vs VL(ホーム) 先鋒戦はGO1(春麗)と水派(舞)。互いに技が届く距離での攻防から、ガードの硬い水派がじわじわダメージ差を広げ、GO1にやりたいことをさせずにストレート勝利。続く中堅戦では、竹内ジョン(ジェイミー)の猛攻と、マゴ(ジュリ)の柔道と連続技を織り交ぜた戦いのぶつかり合い。最後は追い詰められた竹内ジョンが1タッチからリーサルで勝利した。大将戦は、ナウマン(舞)に対してYHC-餅(ダルシム)というオーダーに。YHC-餅のリーチとヨガファイヤーを生かした攻撃で追い詰められたナウマンはケンにキャラ変更するが、2本目も取られてリーチをかけられてしまう。ここからナウマンはじわじわ近づきながら的確に技を当てていき、フルセットフルラウンドに持ち込む。そして最後は互いにミスも見せながら、気合の中足ラッシュからナウマンが大逆転勝利を果たした。最終ラウンド、バーンアウト覚悟でのYHC-餅渾身の「ドライブラッシュ」を見逃さず、しゃがみ弱Pで止めたナウマンがSA3をたたきこみ勝負あり。 大将戦を任されたナウマンは「『スト6』やってきて一番うれしい勝利でした! チームのみんなの声掛けのおかげ」と4人でつかんだ勝利と語った。リーダーの板橋ザンギエフは「みんなで戦略をめちゃくちゃ考えてこの結果にたどり着けたのはうれしい。『泣き言はいいから練習しなさい』(※C.ヴァイパーのセリフ)ということで、後半戦も頑張ります」とあらためて語った。対戦カードDFM(アウェー)VL(ホーム)動画先鋒(0-2) GO1(春麗:C) ✅水派(舞:C) 🎥 中堅(2-0) ✅竹内ジョン(ジェイミー:C) マゴ(ジュリ:C) 🎥 大将(3-2) ✅ナウマン(舞:C)(ケン:C) YHC-餅(ダルシム:C) 🎥 延長(-) 板橋ザンギエフ(ザンギエフ:C) ー 合計 30pt 10pt Division F 第5節 試合結果 Division F 第5節の試合はいずれもアウェー側が勝利。ポイントの上乗せはあったものの、順位は第4節とまったく同じで、iXAとRCは獲得バトル・ラウンドの差のみ。ちなみに、残りの5節は、iXA、DFM、ZETAがホーム2戦・アウェー3戦、RC、VL、IBSGがホーム3戦・アウェー2戦となっている。順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド1 広島 Team iXA 150 13 24 2 REJECT 150 7 15 3 DetonatioN FocusMe 110 2 2 4 ZETA DIVISION Geekly 90 -4 -6 5 VARREL 80 -3 -2 6 FUKUSHIMA IBUSHIGIN 50 -15 -33 ※プレーオフボーダーラインは3位まで Division Fの次の対戦は10月24日(金)の第6節。ホームとアウェーを入れ替えた2巡目の対決は、RC vs ZETA、VL vs IBSG、DFM vs iXAが予定されている。なお、この日よりDivision FではC.ヴァイパーが解禁となる予定だ。配信アーカイブ ■関連リンクCAPCOM eSports公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPCAPCOM eSports公式Twitchチャンネル:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jpSFL 2025 出場チーム:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/team/SFL 2025 日程・試合結果:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/schedule/©CAPCOM
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- 【結果速報 10月14日】 Worlds 2025 プレーインステージ:昨年王者T1がInvictus Gamingに勝利! 「スイスステージ」初戦の組み合わせも決定
- 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の世界一を決める大会「Worlds 2025」が10月14日(火)に開幕。「プレーインステージ」では、T1とInvictus Gaming(iG)が対戦し、3-1でT1が勝利、「スイスステージ」進出を決めた。2年連続王者T1と2018年王者iGによる豪華な開幕戦 「プレーインステージ」は例年、各地域から選ばれた下位シードのチーム同士で戦う予選的な位置づけとなっていた。しかし、2025年から世界のリージョンが5地域に再編されたことで、LCK(韓国)とLPL(中国)の第4シード同士が戦うこととなった。その結果、ともに世界一を取ったチームにもかかわらず、今季苦しんだ2チームが、どちらかが必ず脱落する「プレーインステージ」で戦うという、過去に類を見ない開幕戦となった。会場となった北京のBeijing JD Esports Centerには観客が殺到し、開幕時間が遅れるトラブルもあったほど、地元iGのみならずT1への声援も配信ごしに聞こえてくるほどの盛り上がりを見せた。試合はフィアレスドラフトで、Bo5(3ゲーム先取)。ゲーム1はiGがドラゴンソウルを獲得するなどリードを築くが、FakerのタリヤのCCからの集団戦などでT1が逆転勝利。ゲーム2もiGが序盤からリードしシーソーゲームの様相だったが、TheShyのサイオンがFakerのアカリを抑えるなどして、iGが押し切る。ゲーム1 バン&ピックゲーム1 リザルト※iGとT1のグラフの色は逆 ゲーム2 バン&ピックゲーム2 リザルトゲーム3では、T1が初めてブルーサイドに。レートスケールのiGの構成に対して、T1は序盤から積極的に攻め込み、Onerのシン・ジャオ、Gumayusiのユナラなどがキルを重ねてスノーボールし2勝目。リーチをかける。ゲーム3 バン&ピックゲーム3 リザルトそして、ゲーム4は再びiGがブルーサイドを選択。互いにピックできるチャンピオンが減っていく中で、iGはトップのTheShyがヴァルスをピック。T1のノクターンに対してiGがパンテオンと、互いに遠距離から駆け付けられる構成を組む。iGはミッドガンクからFakerを倒してファーストブラッドを獲得するが、乱戦の中でもDoranのオーンのタンク、さらにノクターン、アッシュ、オーンのCCチェインなどでT1が集団戦を制し、「プレーインステージ」を突破した。ゲーム4 バン&ピックゲーム4 リザルトFakerのルブラン、Onerのノクターン、Gumayusiのアッシュが刺さったゲーム4。iGのトップヴァルスも刺さらず、LPLキラー・T1が快勝した 「スイスステージ」初戦から注目カードが連発 「プレーインステージ」の試合終了後、15日(水)から始まる「スイスステージ」の組み合わせを抽選する「ドローショー」が実施された。「スイスステージ」では、T1が加わった16チームの中から先に3勝を挙げたチームから勝ち抜けていき、8チームが「ノックアウトステージ」に進出するが、最初の組み合わせはこのドローショーによって決まる。ドローショーは、Royal Never Give Upのサポートを務めたMingが務めた プール1は各地域の第1シード、プール2は各地域の第2シードと「プレーインステージ」で勝利した地域の第3シード(KT Rolstar)、プール3は各地域の第3シードと「プレーインステージ」で勝利したT1が入る。そして、「スイスステージ」最初のRound 1は、第1シード vs 第3シード、第2シード同士という組み合わせだ。ただし、初戦は同一地域同士の対決はない。ドローショーによる抽選の結果、15日(水)に行われるRound 1の8試合の組み合わせは以下のとおりとなった。日本も所属しているLCP代表チームは、CFOがLEC代表のFnaticと、PSG TalonがLCK代表のGen.G Esportsと、Team Secret WhalesがLTA代表のVivo Keyd Stars(VKS)との対戦となる。なお、1度戦ったチーム同士は2度戦うことはなく、Round 2以降は同一地域同士の対戦も行われる。また、1勝/1敗まではBo1(1ゲーム先取)だが、2勝・2敗の試合(勝ち抜け/負け確定の試合)はすべてBo3(2ゲーム先取)・フィアレスドラフトというルールだ。スイスステージ Round 1 対戦組み合わせ14:00 VKS vs TSW15:00 CFO vs FNC16:00 KT vs MKOI17:00 BLG vs 100T18:00 FLY vs T119:00 HLE vs AL20:00 G2 vs TES21:00 GEN vs PSG「スイスステージ」はRound 2までは14:00頃から、Round 3以降のBo3からは1日2試合が行われる予定だ。配信アーカイブ Worlds 2025 プレーインステージ LoL Esports:https://lolesports.com/ja-JP/LoL Esports JapanのX:https://x.com/lolesports_jpLoL Esports JapanのYouTube:https://www.youtube.com/@LoLeSportsJP
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- 【結果速報 10月13日】「EVO France 2025」スト6部門、LeSharがプレミア大会3連覇の偉業達成! 「CAPCOM CUP 12」出場権はBlazが繰り下がりで獲得
- 2025年10月10日(金)〜13日(月)に格闘ゲームのeスポーツ大会「Evolution Championship Series(EVO) France」がフランス・パリで開催された。『ストリートファイター6』部門は「プレミア大会」のため、優勝者に「CAPCOM CUP 12」の出場権が与えられるほか、2位以下の選手にも「プレミアポイント」が付与され、合計ポイント上位の選手にも出場できる可能性がある。また、「プレミア大会」は「EVO France」を含め残り2大会のみ。優勝を目指しつつも、少しでも上の順位で「プレミアポイント」を獲得することも重要な局面だ。EVO France 2025とはフランス・パリで開催される世界最大の対戦格闘ゲーム大会のひとつ。2025年度は「EVO Japan」「EVO」(アメリカ)、「EVO France」の3つの大会が開催されており、フランスでの開催は初となる。メインタイトルは『ストリートファイター6』『鉄拳8』『ギルティギア ストライヴ』『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』『ドラゴンボールファイターズ』『餓狼伝説 City of the Wolves』『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』の7タイトル。 EVO France 2025 ストリートファイター6部門 結果発表 日本時間の10月13日(月)0:45から始まったトップ8は、ウイナーズ側はこばやん、Dual Kevin、ときど、LeShar、ルーザーズ側はどぐら、Blaz、Mister Crimson、カワノの8名。日本人選手は全員「SFL」出場中の選手な上に見事に分散している。特に、Mister Crimsonは地元でもあり、ひときわ大きなファンの声援が後押しした。トップ8の中でLeSharとカワノはすでに「CAPCOM CUP 12」の出場権を獲得しているため、もしどちらかが優勝すると2位以下の選手にその権利が譲渡される。試合は、ウイナーズ側でこばやんがDual Kevin、LeSharがときどを下し、ウイナーズファイナルではLeSharのエドがこばやんのザンギエフを完封し、"プレミア大会3連覇"に王手をかける。ルーザーズ側は、Blazがどぐらを、Mister Crimsonがカワノを破り、Blazが破竹の勢いでルーザーズファイナル進出。こばやんをリュウで下し、グランドファイナル進出を決めた。迎えたグランドファイナルはLeSharとBlazの戦い。LeSharはエド、Blazはリュウで始まった試合は、LeSharがリーチからBlazに1セット奪われた ところで、噂のエレナにチェンジ。高い練度でLeSharがBlazを追い詰めたが、Blazも針の穴のようなスキを突いて3-2でリセットに成功する。しかし反撃もここまで。LeSharは再びエドを選ぶとBlazをきっちり追い込み、余裕さえ見せて3-1で優勝した。これでLeSharは、5月の「Combo Breaker」、6月の「CEO」に続き、3度目のプレミア大会制覇という前人未到の記録を打ち立てた。順位所属チーム|選手名1 DRX|LeShar 2 2Game|Blaz 3 SS熊本 A.M.G|こばやん 4 AEGIS|Mister Crimson 5 REJECT ROHTOZ!|ときど 5 Dual Kevin 7 Crazy Raccoon|どぐら 7 G8S/HitBox|カワノ なお、LeShar選手が「CAPCOM CUP 12」の出場権を持っていたことから、優勝者に与えられる出場権は2位のBlaz選手に繰り下がりで授与される。また、プレミアポイントランキングは中国大会を残し、ももちが570ポイントで首位、こばやんが500ポイントで2位、3位タイにはりゅうきちとDual Kevinが460ポイントで、5位タイには板橋ザンギエフとEndingWalkerが440ポイントで並んでいる。配信URL 【配信】Day1 Day2 Day3 ■関連リンクstart.gg:https://www.start.gg/tournament/evo-france-2025/event/street-fighter-6-ps5EVO公式X:https://x.com/EvoEVO公式サイト:https://www.evo.gg