株式会社ePARAが「Invisible Vision 〜見えない人の見える世界」をテーマに、『ストリートファイターV チャンピオンエディション』(以下、『ストV CE』)で戦いを繰り広げるeスポーツ大会「心眼CUP powered by SYCOM」を2022年4月17日(日)に開催。
出場選手はすべて全盲のプレイヤー。視覚情報を持たないプレイヤーがどのような戦いを見せるのか——開催前から話題を集めていた。
今回試合に参加した選手は全6名。株式会社ePARAが運営するeスポーツユニット「Blind Fortia」からは、なおや選手、いぐぴー選手、チョコタルト選手が、視覚障害者も楽しめるアクセシブルゲームの企画・開発を行っている「Galaxy Laboratory」からは、MM選手、クレ選手、kyo選手が参加した。
リーグ戦の予選、シングルエリミネーションによる決勝戦を勝ち抜いたのはクレ選手。今回はそんな見えない人の見える世界をレポートしていこう。
大会は「ミライロハウス TOKYO」で開催。コロナ禍ということもあり、メディアおよび限られた観客のみでの会足となったが、同時にオンライン放送も実施して、会場のみならず配信でも大会を楽しむことができた。

冒頭でも解説したとおり「心眼CUP powered by SYCOM」は全盲プレイヤー同士が戦う『ストV CE』の大会。晴眼者(目が見える人)からしたら「えっ、どうやって戦うの?」、「それって楽しいの?」という率直な疑問がわくと思うので、ここで全盲プレイヤーによる戦い方についても解説していこう。
「目が見えなければ音を聞けばいいじゃない」ということで、戦略や戦術はすべて「音」による情報での戦いになる。普段晴眼者は「音」の情報をそこまで重要視しておらず、あくまで補足的な情報としてとらえているかもしれないが、実は『ストV CE』において「音」は、非常に多くの情報が詰まっている。
必殺技や攻撃を出した時に発せられるキャラクターボイスのほかに、ジャンプの際の効果音、Vゲージがたまった時の効果音など、さまざまな効果音が状況を教えてくれる。特に『ストV CE』はステレオサウンドなので、ジャンプでキャラクターが入れ替わった際も、着地の音で判断できる。こういった聴覚情報をつぶさに集めて、状況を把握しているのが全盲プレイヤーの特色といえる。

相手の心理を読むのも重要なポイント。「心眼CUP powered by SYCOM」では試合中晴眼者のサポートが入ることはない。「今どれくらいダメージを与えているのか」という判断は、相手に与えた打撃音のみで判断される。


ざっくりといえば、心理戦を含んだ音ゲーという感じ。リズムゲーのようなもの。必殺技のスキや攻撃を入れるタイミングはすべてリズムだと全盲プレイヤーは語る。




また、今回はいぐぴー選手、Kyo選手、クレ選手はオンラインでの参加。会場の空気感を味わうことはできなかったが、試合中は気合いの入った立ち回りでNOモーション。のおふたりをたびたび驚かせるシーンも。



配信では放送されなかったが、大会終了後はNOモーション。の矢野ともゆき。さんと、取材班が心眼プレイを体験するシーンも。

こうしてぶじに「心眼CUP powered by SYCOM」は幕を閉じた。選手たちはもちろん、会場にいるスタッフや実況解説のNOモーション。さんなど、とにかく笑いが絶えない空間作りはePARAの十八番。何より興味深かったのが、対戦を観戦している選手たち。会場に流れる対戦の「音」に耳を傾け、「ああっ、今のは辛い」とか、「おおっ、決まった」のようなトークで盛り上がっていたのだ。
彼らの常に心眼という名の画面を見ないプレイスタイルで練習している。日々メンバー同士で集まっては、新しい発見を見つけ、情報交換をしあっているというのだ。そういった情報交換は、もはや晴眼者よりも密になっていて、晴眼者が気づかないテクニックもあるとかなんとか。
各試合や試合後のインタビューはアーカイブで視聴できるので、ぜひ彼らの勇姿をその目で確かめて欲しい。
そしてこの「心眼CUP powered by SYCOM」。今回は個人戦ということで大会が開催されたが、次回は団体戦として5月28日(土)にはバリアフリーLANパーティ「ePARA CARNIVAL」の一環として団体戦が開催される。
個人戦とは違った駆け引きが繰り広げられる団体戦も楽しみだ。
ePARA Twitter:
https://twitter.com/ePARA_official
Fortia Twitter:
https://twitter.com/b_fortia
Galaxy Laboratory Twitter:
https://twitter.com/galabocom
出場選手はすべて全盲のプレイヤー。視覚情報を持たないプレイヤーがどのような戦いを見せるのか——開催前から話題を集めていた。
今回試合に参加した選手は全6名。株式会社ePARAが運営するeスポーツユニット「Blind Fortia」からは、なおや選手、いぐぴー選手、チョコタルト選手が、視覚障害者も楽しめるアクセシブルゲームの企画・開発を行っている「Galaxy Laboratory」からは、MM選手、クレ選手、kyo選手が参加した。
リーグ戦の予選、シングルエリミネーションによる決勝戦を勝ち抜いたのはクレ選手。今回はそんな見えない人の見える世界をレポートしていこう。
NOモーション。さんの司会進行で大いに盛り上がった会場
大会は「ミライロハウス TOKYO」で開催。コロナ禍ということもあり、メディアおよび限られた観客のみでの会足となったが、同時にオンライン放送も実施して、会場のみならず配信でも大会を楽しむことができた。

▲左からNOモーション。の矢野ともゆき。さん、星ノこてつ。さん、ePARA代表加藤さん
冒頭でも解説したとおり「心眼CUP powered by SYCOM」は全盲プレイヤー同士が戦う『ストV CE』の大会。晴眼者(目が見える人)からしたら「えっ、どうやって戦うの?」、「それって楽しいの?」という率直な疑問がわくと思うので、ここで全盲プレイヤーによる戦い方についても解説していこう。
音に特化した戦略・戦術
「目が見えなければ音を聞けばいいじゃない」ということで、戦略や戦術はすべて「音」による情報での戦いになる。普段晴眼者は「音」の情報をそこまで重要視しておらず、あくまで補足的な情報としてとらえているかもしれないが、実は『ストV CE』において「音」は、非常に多くの情報が詰まっている。
必殺技や攻撃を出した時に発せられるキャラクターボイスのほかに、ジャンプの際の効果音、Vゲージがたまった時の効果音など、さまざまな効果音が状況を教えてくれる。特に『ストV CE』はステレオサウンドなので、ジャンプでキャラクターが入れ替わった際も、着地の音で判断できる。こういった聴覚情報をつぶさに集めて、状況を把握しているのが全盲プレイヤーの特色といえる。

▲全盲プレイヤーにとってガードは難しい判断のひとつ。ずっとガードしていれば気がつけば投げられてしまう。しっかりと相手がどの技を使っているのか瞬時に判断して瞬間、瞬間でガードを入れるテクニックはさすがだ
戦況を把握した人読み
相手の心理を読むのも重要なポイント。「心眼CUP powered by SYCOM」では試合中晴眼者のサポートが入ることはない。「今どれくらいダメージを与えているのか」という判断は、相手に与えた打撃音のみで判断される。

▲試合中は選手に話しかけることはない。画面も見る必要がないので、PCを目の前にプレイする選手も(写真はMM選手)

▲自分の起き上がりに昇龍拳で反撃を狙うシーンが多かったクレ選手。それを読んでVシフトで昇龍拳を回避して空のガード。さらには着地にしっかりとコンボを決めるシーンは会場を沸かせた(https://youtu.be/1wHg_KgQZzU?t=3445)
ざっくりといえば、心理戦を含んだ音ゲーという感じ。リズムゲーのようなもの。必殺技のスキや攻撃を入れるタイミングはすべてリズムだと全盲プレイヤーは語る。

▲全盲プレイヤーのeスポーツユニット「Blind Fortia」のチームリーダーを務めるなおや選手。普段は『鉄拳7』をプレイしているが、『ストV CE』では新キャラのルークを使用。声優やナレーションといった声の仕事もしていて、当日のインタビューではルークのモノマネも披露。美声で会場を沸かせるシーンも

▲『鉄拳7』の立ち回りを生かした前に詰める戦術が光っていたなおや選手。相手をスタンさせるやいなや、フラッシュナックルからの華麗なコンボを決めるシーンは必見!(https://youtu.be/1wHg_KgQZzU?t=4105)

▲初めての格ゲー、そしてはじめての大会とはじめてづくしで、とにかく楽しかったとチョコタルト選手

▲手数の多さが使っていて楽しいとチョコタルト選手は春麗をチョイス。とにかく楽しめたことがよかったと心温まる感想も聞かせてくれた(https://www.youtube.com/watch?v=1wHg_KgQZzU&t=8798s)
また、今回はいぐぴー選手、Kyo選手、クレ選手はオンラインでの参加。会場の空気感を味わうことはできなかったが、試合中は気合いの入った立ち回りでNOモーション。のおふたりをたびたび驚かせるシーンも。

▲一瞬の隙を突いてCAがらみのコンボを決めるいぐぴー選手。おしくも決勝戦まで上り詰めることはできなかったが、ここ一番で魅せるシーンも。人一倍負けず嫌いな面も持っており、その悔しさはDiscordのメッセージからも伝えられた(https://youtu.be/1wHg_KgQZzU?t=2600)

▲相手の動きを読み切ってカウンターで反撃するリュウのVスキルII「入り身」を幾度となくヒットさせるKyo選手。その当て勘から「イリミニスト」と呼ばれることも(https://youtu.be/1wHg_KgQZzU?t=7039)

▲カナダから参戦したクレ選手。『スト2』から格ゲーをプレイしている根っからの格ゲーマー。ベテランならではの直感的なプレイで見事優勝をもぎ取った(https://youtu.be/1wHg_KgQZzU?t=8798)
配信では放送されなかったが、大会終了後はNOモーション。の矢野ともゆき。さんと、取材班が心眼プレイを体験するシーンも。

▲いやぁ、むずかしいっすねー。キャラが入れ替わると音も左右で入れ替わってリアルだったと見えない人の見える世界を体験した
まとめ
こうしてぶじに「心眼CUP powered by SYCOM」は幕を閉じた。選手たちはもちろん、会場にいるスタッフや実況解説のNOモーション。さんなど、とにかく笑いが絶えない空間作りはePARAの十八番。何より興味深かったのが、対戦を観戦している選手たち。会場に流れる対戦の「音」に耳を傾け、「ああっ、今のは辛い」とか、「おおっ、決まった」のようなトークで盛り上がっていたのだ。
彼らの常に心眼という名の画面を見ないプレイスタイルで練習している。日々メンバー同士で集まっては、新しい発見を見つけ、情報交換をしあっているというのだ。そういった情報交換は、もはや晴眼者よりも密になっていて、晴眼者が気づかないテクニックもあるとかなんとか。
各試合や試合後のインタビューはアーカイブで視聴できるので、ぜひ彼らの勇姿をその目で確かめて欲しい。
そしてこの「心眼CUP powered by SYCOM」。今回は個人戦ということで大会が開催されたが、次回は団体戦として5月28日(土)にはバリアフリーLANパーティ「ePARA CARNIVAL」の一環として団体戦が開催される。
個人戦とは違った駆け引きが繰り広げられる団体戦も楽しみだ。
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ただ、英語や日本語が比較的通じやすい地域なので、あまり心配はないと思います。簡単な手荷物検査とボディチェックを済ませたら、さっそく入場。この受付で手渡されたビンゴが、なかなか面白い趣向でした。その日の試合でピックされたチャンピオンをチェックしていき、ビンゴに成功するとちょっとしたプレゼントがもらえるというもの。その日のピック限定ではありますが、1日に最低でも4試合(40体)、最大6試合(60体)はピックされるので、可能性はまあまあ高めです。いざバンピックが始まると、自分のビンゴにあるチャンピオンがピックされないかとソワソワしっぱなし。前の試合のチャンピオンが使えなくなる「フィアレスドラフト」と相性抜群の企画に、思わず感心してしまいました。真ん中がニダリーなんて正直終わってる……と思いましたが、翌日にはトップでピックされていました。本当によくできてます ちなみに、「連桶BINGO」という名前の由来はガングプランクの樽(Eの火薬樽)だと、現地の人に教えてもらいました。どうりで中国語勉強中の私が「連桶」の意味をいくら調べても出てこないわけです。おそらく「二連樽、三連樽させるみたいに当ててね」ということなのでしょうね。SNSキャンペーンも実施されており、FacebookまたはInstagramにハッシュタグをつけて投稿すると、後日抽選で賞品がもらえるというもの(Xは現地であまり使われていないこともあって対象外でした)。当選発表がかなり先なので、短期滞在者にはあまり縁がない催しですが、長期滞在したり、何度か訪台するという人ならチャレンジしてみてもいいかもしれません。キャンペーンの投稿内容は、「精霊の花祭り」パネルの前で写真を撮る、または「コスプレーヤーさんと写真を撮る」というもの。普段はコスプレーヤーさんに話しかけるのは緊張してしまう人でも、こういうキャンペーンがあると声がかけやすくなりますね 飲食やグッズ売店などのロビー施設はチケットなしでも利用可能 メニューは中国語と英語の併記。韓国メニューがちらほらあるのはeスポーツならでは? ここからは、ロビー内の施設をご紹介していきます。まずはフードとドリンクの売店。会場内は飲食が可能となっており、インターバル中に結構な行列になっているのを何度か見かけました。きちんとした食事をしたければ、会場の外に出れば徒歩圏内に夜市が3つほどあります。私が選んだのはハムチーズトースト。海外らしいクセみたいなものがなく、日本で食べるものと変わらずに食べやすかったです あまり広くはないものの、ライアット公式グッズのストアもありました。『LoL』グッズのほか、一部のチームのユニフォームも販売されていました。将来的には「LCP」限定グッズも販売される予定とのこと。ちなみに、飲食とグッズの売店は、チケットがなくても利用できるというのもいいですね。手前がチームユニフォーム、奥が『LoL』グッズ。残念ながら日本チームのユニフォームはまだ取り扱いがありませんでした その隣には応援ボードエリアがあり、テーブルにはカラフルなペンと専用の応援ボードが準備されていました。韓国でよく見るものと同じですね。ここでたまたま日本チームの応援ボードを書いている地元の人に遭遇したので、記念に載せておきます。アウェイな雰囲気で同志に会えるのってうれしいですよね。SHG FATE選手のファン。現地のファンですが、韓国留学経験者とのことで、韓国語が堪能でした こちらはDFM Guwon選手のファン。Guwon選手に取材した際に、「このボードを見たよ」と言っていました 他にも、「ご自由にお持ちください」的な文言が書かれて応援グッズが並べられているスペースもありました。地元のチームはもちろん、ベトナムのチームの応援グッズもあったようです。残念ながら日本チームのものは見当たりませんでしたが、今後日本から観戦に行く人が増えれば準備してもらえるかもしれませんね。CFOとTLNの応援グッズ。主催者が用意したものだけでなく、個人ファンクラブが製作したものも置かれていました 選手に声が届く! 観客と選手の距離が“ゼロ”な会場設計 観客席のイスは映画館のようなクッションでできているので座り心地は良好。ひじ掛けやドリンクホルダーもついていました 試合会場は前方に選手席があり、上部に大きなスクリーンがかけられています。選手席の下にも画面があり、パンビック時にはチャンピオンが、ゲーム中は選手の顔がそれぞれ映し出されていました。イケメン選手の眼福を求めるもよし、口の動きを見てコール内容を想像するもよし。配信では映し切れない選手たちの姿が見られるのはオフライン会場ならではですね。「LCP Arena」は特に、選手席との距離が非常に近いのもうれしいポイントです。どれくらい近いかと言うと、試合中に選手たちの生声のコールが聞こえてくるほど。逆に観客席からの声も届きやすく、インターバルから戻ってきてヘッドセットをつける前のわずかなタイミングで「ファイティン!」と叫んだところ、選手たちが反応してくれました。ファンサが受けられると俄然テンションが上がりますよね。開幕戦でのSHGの選手たちの様子。半円形になっているので、選手の表情なども結構見えます 実況席は観客席の後方にあり、放送時の勝利インタビューもここで行われていました。観客席からだと後ろ姿しか見えないため、前方のモニターに映し出された配信の画面を見るかたちになります。会場内は写真撮影OKなので、ステージでインタビューできるようになったらいいなとは思いましたが、キャスター陣が直接インタビューする関係上、移動は難しいのかもしれません。プレス席から見た勝利インタビューを受けるCFOのRest選手の後ろ姿 公式発表によると、「LCP Arena」の収容人数は136席。客層はパッと見の印象では男女比6:4くらいと、女性が若干多めに感じました。自作の応援ボードなどもちらほら目に入り、観客たちの熱量も感じられました。特に男性陣は声出しがすごくて、試合開始前の掛け声や、ファインプレーが出たときのコールを自主的にやっている熱心なファンの姿も。最初こそノリが理解できませんでしたが、試合が進むうちに分かるようになってきて、一緒に楽しく声出しもできました。試合の合間に撮影させてくれたファン。スマホや自作ボードなど、日本と同じかそれ以上に目立ちます 応援ボードを掲げていたTLNファン。カップルで来ている人たちもちらほら見かけました 日本にないオフライン観戦の楽しさが、「LCP」に詰まってた! 初戦を勝利で飾り、挨拶するDFMの選手たちにも、地元ファンから拍手 今回は取材としての観戦でしたが、観客席後方にメディア用の席が用意されていて、そこで観戦する形式でした。私は韓国で取材を行うことが多く、会場とは別に用意されたプレスルームでの取材形式に慣れているので、最初は内心「観客席だと仕事がやりづらいかも……」と思っていました。ですが、いざ試合が始まってみるとファンと一緒の目線からの観戦が楽しすぎて、編集部には申し訳ありませんが、もはや仕事どころじゃありませんでした(笑)。日本や現地のライター仲間たちと横並びで座り、応援ボードも書いて「ファイティン!」と叫んだりと、周りにリアクションのいい地元ファンがたくさんいたおかげもあってか、試合への没入感が半端なく、心から楽しめました。今回の現地観戦はもちろんお仕事ではありましたが、なんだか最近eスポーツ観戦を「仕事」と割り切りすぎていたのかもしれない……と、「LCP Arena」の会場で取材しながら思いました。本来、eスポーツ観戦は楽しいものであり、それが好きでライターにまでなったはず。原点回帰とでも言うべきか、おかげさまで本当に楽しい観戦体験をさせていただきました。初日は全く映してもらえませんでしたが、2日目は配信にも何度も映りました。左が私で、右はライター仲間のハル飯田さん 日本における『LoL』のオフライン観戦の機会がまったくなくなってしまった今、『LoL』のプロシーンが好きな方にとって、航空券もLCCなら往復で4万円以下(2025年4月時点)、渡航時間も東京―台北間が3時間半程度と行きやすい「LCP」は、初めての海外観戦もしやすい環境だと思います。「LCP Mid Season」は、レギュラーシーズンが5月25日まで、プレーオフが6月8日まで開催中です。ぜひ日本の『LoL』ファンの皆さんも、異国の地で戦う日本チームを応援しに、現地まで足を運んでみてください。LoL Esports:https://lolesports.com/ja-JP/KKTIX LCPチケット一覧(日本語):https://kktix.com/events?utf8=%E2%9C%93&search=LCP&start_at=2025%2F04%2F25【スイニャン プロフィール】韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。また、語学力を生かして韓国人選手のインタビュー通訳や翻訳などの活動も行っている。自らはゲームをほとんどプレーせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。 Twitter:@shuiniao
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- 【大会レポート】優勝賞金100万円のタイトルも!——大学生のeスポーツ大会「マイナビeカレ〜esports全国大学選手権 2025〜」は近畿大学×日本大学が優勝!
- 全国の大学生を対象にしたeスポーツ大会「マイナビeカレ〜esports全国大学選手権 2025〜」の決勝大会が3月26日(水)〜27日(木)に開催。ストリートファイター6部門では日本大学が、Apex Legends部門では近畿大学が優勝した。<以下、ニュースリリースより>全国のeスポーツ大学生166大学657人が参戦! 株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、eスポーツを楽しむすべての大学生を対象としたesports選手権『マイナビeカレ~esports全国大学選手権 2025~』(以下マイナビeカレ)の決勝大会を2025年3月26日(水)~27日(木)に開催しました(3月26日はストリートファイター6、3月27日はApex Legends)。 マイナビでは、eスポーツに学生生活を懸けた大学生が、キャリア形成において他のスポーツや音楽などと同様に、胸を張ってアピールすることのできる環境づくりの一助となるべく2023年から本大会を開催しており、今年で3回目の開催となります。 本大会の採用ゲームタイトルは「ストリートファイター6」と「Apex Legends」。総勢657名が予選に参加し、大学生対象のeスポーツ大会としては国内最大級となりました。 オフラインで開催された「Apex Legends」大学対抗部門の決勝大会には予選を勝ち抜いた20校60人が会場に集結し、本タイトルエントリー総数74チームの頂点を競いました。2025年大会で見事優勝を手にしたのは近畿大学となり、優勝賞金100万円が贈呈されました。 各チームの応援アンバサダーとのコラボレーション企画であるエキシビションマッチを開催した後、頂点を決める決勝大会を開催し、熱い戦いが繰り広げられました。なお、大会の様子は以下アーカイブよりご覧いただけます。 ・ストリートファイター6:https://www.youtube.com/live/5EPjNVRFWCo ・Apex Legends:https://www.youtube.com/live/TFgAgT0CFWQ優勝チームのコメント ■[Apex Legends]大学対抗部門優勝 近畿大学 決勝開催形式:オフライン 出場チーム:74チーム<コメント> ※()内は読み方・Takabon_q選手 (たかぽん) 5試合通して一度もチャンピオンを取れていないことから、正直に言うと後味はあまり良くなかったです。ただ優勝はとにかくうれしいです! レベルの高い大会に同じ大学の友人と一緒に出場し、1位を目指して頑張るのはすごく充実した時間で、とてもいい機会に恵まれたと感じています。・Yuri_WM_0選手 (みーとぼーるきんぐ) 昨年は14位だったなか優勝を勝ち取ることができ本当にうれしいです。個人的には来月末に開催される世界大会が控えていますが、そこでも優勝を目指し、頑張ります!・FREEA_APEX選手 (ふりーえ) 悔しい思いをした1年前から、もし来年もeカレがあるのであればその時は頑張りたい、と思い期待して鍛錬した1年でした。チームとして苦しい場面もありましたが、とにかくやるときはやる、という気持ちで必死に乗り越えました。いい結果を残すことができて良かったです。■[Apex Legends]フレンド部門優勝 コーナーレジェンズ 決勝開催形式:オンライン 出場チーム:59チーム<コメント>・ステカセキング選手 大逆転優勝ができて気持ちいいです! チームメンバーとは6年くらいの付き合いでよく食事に行くなど、とても仲がいいため、今回共に出場して優勝することができてうれしいです。賞金30万円の使い道としては、まずはメンバーで美味しいものを食べに行きたいです。・fu選手 周囲も競合がそろう中でチームメンバーとは2位になれたらいい、と話していました。勝てるとは思っていなかったため、逆転優勝の実感が湧かないです。チームメンバーと過ごしてきた6年間の中で一番の思い出になりました。・Muramasa選手 本当に、言葉に表せないくらいうれしいです。終盤は勝ちを確信しつつ気を抜けない状況が続き、ドキドキが止まらなかったです。メンバーとは、学校は違えど、休みの日やスケジュールの合う日には、必ず会うようにしているほど仲が良く、この最高のメンバーで優勝できたことは感激です。■[ストリートファイター6] 大学対抗部門優勝 日本大学 決勝開催形式:オンライン 出場チーム:50チーム<コメント>・寝ることは大事選手 優勝ができ、本当にうれしいです。チームメンバーのタンタンメン選手は負けない安心感があり、レスリングは無敵だ選手は結果こそ振るわなかったものの格上の相手を引き付けるようなプレーをしてくれて、優勝は全員で勝ち取ったものだと感じています。・タンタンメン265twitch選手 別のオフラインの大会で一度だけ優勝経験があったものの、今回のような賞金のある大規模な大会での優勝は初めてで、かつチーム戦で勝てたのがとてもうれしいです。始まる前のエキシビションマッチ後には、(アンバサダーの)Shutoさんから「ネガティブなことを考えずに試合内容のことだけを考えよう。勝てる筋だけを考え、ミスしても落ち込まない。」というメンタル面のアドバイスをもらい、背中を押された気持ちでした。いただいた賞金は、今後自身でオフラインイベントを開催する際に活用したいです。・レスリングは無敵だ選手 まずはチームメイトと(アンバサダーの)Shutoさんにありがとう、と伝えたいです。自分自身は結果が振るわなかったもののチームメイトの2人がすべて勝利してくれて、救われました。とはいえ、格上の相手に自分も勝ちたかったという想いはあります。チームとして大学日本一を勝ち取ったことは特別な思い出になると思うので、この結果を胸に今後も練習に励みたいと思います。■[ストリートファイター6]フレンド部門優勝 ソニックスラッシャー 決勝開催形式:オンライン 出場チーム:52チーム<コメント>・れれれれれ~げん選手 味方2人に本当に助けてもらい、チームメンバーに恵まれて優勝できたと感じています。今回のチームメンバーは本大会から初めてご一緒しますが、大会出場が決まって以降は対戦会に一緒に出たり、ご飯に行ったりして仲を深めてきました。試合については、普段ミスをしないようなところでミスをしてしまう場面もあり、プレッシャーのある内容でしたがチームとして優勝できてよかったです。・レオン/つじまろ選手 今回対戦した雄次郎選手とはこれまで何度か大会で戦ったことがあり、ほとんど負けていました。しかし今回は無事勝利を手にすることができ、チームで優勝できて本当にうれしいです。・シュウジ選手 決勝の対戦相手はこれまでもかなり苦戦してきた方だったので、最終的に優勝できて本当にうれしいです。自分が大将として勝たなくてはいけない中で、チームメンバーの動きも素晴らしく逆に緊張しましたが、何とか勝ち抜くことができて良かったです。キャストからのコメント ■実況 平岩康佑氏 eスポーツサークルや、格闘ゲームサークルなど、大学の仲間でeスポーツに取り組むことのできる環境が徐々に拡大しています。大学生活では仲間で楽しくサークル活動を行うことが多い中、eスポーツは真剣に勝負に取り組むことができるため、より大学生活が充実したものになると感じます。 大学時代にハイレベルなeスポーツ大会で切磋琢磨した経験を、今後のキャリアを考える上で、ぜひ生かしていただきたいと思います。■実況 大和周平氏 近年は、大学生の中でもeスポーツがかなりの盛り上がりを見せていて、大学対抗戦というのは、大会の場がさまざまな方と知り合うきっかけになるというお話はよく聞きます。将来的にプロプレーヤーになった際に仲が続いているというのはすごくうれしいことだと思っています。惜しくも敗れてしまったチームの皆さんも学生ながら、素晴らしい選手だと思っていますので、今後の活躍を期待しています。■解説 Alelu氏 有名どころから地方に至るまで、幅広く大学が並び同年代で実力を争うことのできる本大会には、他の大会にはないような魅力を感じます。私が大学生だった当時は、大学生向けの大会がなかったためマイナビeカレのように大学生対象の大規模な大会があると明確に実力を確かめる機会になり、自分の学生時代にもあったら良かったなと思います。私自身は、大学4年生の就職活動が終わった後の期間にApexの大会に出場したところ、日本1位を獲得し世界大会に出場することになりました。その際、Apexでキャリアを築くことを決めました。多くの学生たちがeスポーツに夢中になり、よりスポーツとしての盛り上がりが広がるといいなと思います。■解説 ハイタニ氏 私は10代のころから格闘ゲームに取り組んでいましたが、当時はゲームをプレーするにはゲームセンターに足を運ぶ必要がありました。今は、学校で仲間とともに取り組み、真剣に打ち込める場があることは、本当にいい時代になったと感じます。 ゲームは「遊び」ではなく、真剣に向き合い、挑戦できるものになったと思っています。eスポーツを通じてゲームの理解を深め、課題をどう乗り越えるかを考え抜く力が養われるだけでなく、チームでの協力やコミュニケーションを通して、将来にも活きるスキルが自然と身についていくと感じています。私自身も大会の運営に携わることがありますが、出場経験やイベントへの参加経験がある方と一緒に仕事をすると、非常に頼もしく感じる場面が多くあります。eスポーツの大会を通じて得られる経験は、仕事の現場でもしっかりと生きています。スポーツとして取り組んでいなくても、ゲームが好きな方同士であれば、それが共通言語になり、大いに盛り上がることができます。ゲームやeスポーツに興味がある方には、ぜひ一歩踏み込んでその世界を体験してみてほしいです。大会概要 【大会概要】 イベント名:マイナビeカレ ~esports全国大学選手権 2025~ 開催日: 2025年3月26日(水)~27日(木) 会場:EBiS303(東京都渋谷区) タイトル:Apex Legends/ストリートファイター6【部門】 1.大学対抗部門(同じ大学の仲間と3人1組で参加可能) 2.フレンド部門(大学生なら誰とでも3人1組で参加可能) ※決勝大会は、ストリートファイター6は両部門ともオンライン開催、 Apex Legends は大学対抗部門がオフライン、フレンド部門がオンライン開催となります。【出演者・アンバサダー】 [ストリートファイター6] キャスト:平岩 康佑/大和 周平/ハイタニ アンバサダー:板橋ザンギエフ/Shuto/かずのこ/なるお [Apex Legends] キャスト:大和 周平/平岩 康佑/Alelu アンバサダー:1tappy/cheeky/shomaru7/でっぷ/AlphaAzur/Dizzy/Taida/えでん/Hesiko/saku/すでたき/dtto./Ftyan/PRiZE/UmichanLoveti/バーチャルゴリラ/まさのりch/うぉっか/みこだよ/栗原【主催】 株式会社マイナビ【協賛】 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)、はごろもフーズ株式会社、株式会社ディスコ、レノボ・ジャパン合同会社 結果の詳細はHP(https://esports-college.jp/)をご覧ください。(3/31以降に公開予定) マイナビは今後も、パーパスである「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」を体現すべく、その理念に共感するさまざまな取り組みを実施してまいります。