【大会レポート】画面を見ないで『ストV CE』で対戦!? 視覚情報なしで戦い抜く全盲プレイヤーのeスポーツ大会「心眼CUP」団体戦が閉幕!LANパーティーでイベントも大盛況!
提供元: eSports World
そんなePARA CARNIVALの一大イベントとして「心眼CUP」の団体戦が開催された。「心眼CUP」は全盲プレイヤー同士が『ストリートファイターV チャンピオンエディション』(以下、『ストV CE』)で戦うeスポーツ大会で、先月4月17日(日)に個人戦が行われたばかり。
参考:【大会レポート】頼れるのは音!全盲プレイヤー同士が『ストV』で戦う「心眼CUP powered by SYCOM」が閉幕!優勝はクレ選手!
個人戦ではコロナ禍ということもあり、オフライン+オンラインでの大会になったが、今回は完全なるオフラインでの大会。個人戦の雪辱を果たすため、さらなる連覇をめざすためと各々の思いがチームとなって集結。ハイレベルでアツい戦いが繰り広げられた。今回は、そんな「心眼CUP 団体戦」のレポートをお届けしよう。

▲イベント進行はNOモーション。のおふたりと、車椅子インフルエンサーの中嶋涼子さん、ePARA代表の加藤大貴さんが進行。イベント序盤はBlind Fortiaのリーダーでもあるなおや選手も持ち前の美声で解説するシーンも!
初心者だけど参加したい!
そんな思いが通じた「初心者マッチ」開催!
前回の「心眼CUP 個人戦」をみて「面白そうなイベントがあるよ!」というひとこえからエントリーをし、今回初心者マッチという形で参加が決定した「都会の愉快な女子会チーム」のみなさん。
選手全員が『ストV CE』歴1カ月未満と、初心者ではあるものの、今回の参加を楽しみにしていたというメンバー。「心眼CUP」出場に向けて自身のキャラコンセプトも考えたというルシェッタ選手は赤い髪がトレードマークを生かし、使用キャラのバルログをイメージした男装風の衣装を。おにぎり選手はかわいらしいロリータファッションでステージに上がった。

▲ルシェッタ選手。自身が書いている小説の主人公がプレイヤーネームの由来。使用キャラはバルログ

▲おにぎり選手。好きなゲームのキャラの好物がプレイヤーネームに。使用キャラはさくら

▲セイシェル選手。ルシェッタ選手の小説に出てくるキャラがプレイヤーネームに。使用キャラはベガ
「初心者マッチ」は「都会の愉快な女子会チーム」メンバーの総当たりで行われた。必殺技の出し方もまだまだ勉強中ということもあり、手数の多さが勝利を左右する結果に。終始長い爪とスライディングで果敢に攻めたルシェッタ選手が優勝となった。

▲初心者ということもあり、リーチのある強い技を主体とした戦い方が刺さる!

▲どちらかというとデータ派というおにぎり選手は波動拳や春風脚で応戦するシーンも!
ちょっと残念だったのが機材トラブル。おにぎり選手が持参したコントローラが認識されず、急きょルシェッタ選手の純正コントローラを借りての出場となった。さらに全盲プレイヤーにとって唯一の情報源ともいえる音声が英語バージョンになっていて、普段とは違う環境でのプレイになってしまった。
音声がまったく異なるというのは、晴眼者からすれば画面が逆さまになった状態で試合に参加するようなもの。この辺はしっかりと修正してから試合を開始したかった。
理由を聞いて納得したのが波動拳の軌道。さくらの波動拳は二種類あり、パンチボタンでは真横に、キックボタンでは斜め上に飛んでいく。終始斜め上に発動していたのはボタン配置の違いによるものなのではないかと思うと、やや不完全燃焼な試合となってしまった。
しかしながら、初心者だけどこのような大舞台に出られて楽しかったとルシェッタ選手。試合後は3人笑顔で撮影に応じてくれた。彼女たちはまだまだ駆け出しの身。これからどのような成長を見せてくれるのか楽しみでもある。

▲満面の笑みでパチリ♪ 出場できたことのうれしさが伝わってくるいい表情だ
リベンジを狙う「Blind Fortia」と連覇を狙う「Galaxy Laboratory」の熱き戦い!
団体戦本戦は「心眼CUP」個人戦にも出場した「Blind Fortia」と「Galaxy Laboratory」のメンバーとの戦いとなった。「Blind Fortia」からは、なおや選手、いぐぴー選手、チョコタルト選手が、「Galaxy Laboratory」からは、MM選手、kyo選手、レント選手が参加となった。前回優勝した「Galaxy Laboratory」のクレちゃん選手はカナダ在住ということもあり、今回は配信での応援という形になった。
団体戦は先鋒、中堅、大将ごとにBo3で対戦。勝利数が多いチームが勝利となる。
【先鋒】チョコタルト選手 VS kyo選手
個人戦では春麗を使用していたチョコタルト選手だが団体戦ではルークを使用。対するkyo選手はリュウ。遠距離では波動拳、近距離では入り身を使ったカウンターからのコンボで試合を有利に展開していったkyo選手が2本連取で勝利をもぎ取った。

▲とにかくコンボ精度が高いkyo選手。入り身を絡めたコンボや、クラッシュカウンターからのコンボで会場を沸かせた

▲イギリスの留学が決まったチョコタルト選手。新キャラルークを使った立ち回りで新たな成長を見せる!

▲写真左はkyo選手。アケコンが動かないようにしっかりと滑り止めシートも持参しているところに真剣さがうかがえる
【中堅】いぐぴー選手 VS レント選手
個人戦では「ただただ悔しい」と敗戦を悔やみ、その後もひたすらに練習を重ねていたいぐぴー選手。対するレント選手は個人戦には出場できなかったものの、団体戦で出場を決意。当初メナトを使用していたが、団体戦に向けて影ナル者を猛練習。ブランクを埋めるべく完成度の高いコンボを習得しての挑戦となったが、ここはいぐぴー選手が一枚上手。しゃがみ大パンチからの気功塊の連携でレント選手の出鼻をくじく戦術で圧を重ねリベンジ成功となった。

▲晴眼者でも混乱してしまう軌道を持つ赤影拳をしっかりとガードしてVリバーサルを決めるいぐぴー選手。これは対策と練習のたまものといっていいだろう

▲まさかのキーボードで参戦したいぐぴー選手。初のオフライン大会にもかかわらず、勝利をもぎ取るだけでなく、元気のあるかけ声で味方を鼓舞するチームのムードメーカー!勝利後は「がんばった、私!」とあきらの勝ち台詞をモノマネするシーンも!

▲個人戦の出場は叶わなかったことで団体戦への意気込みは人一倍のレント選手。今回、いぐぴー選手に惜しくも負けてしまったが、「めっちゃ練習しました」と影ナル者のコンボを巧みに決めていた
【大将】なおや選手 VS MM選手
個人戦は接戦の末MM選手が勝利を収めた因縁のカード。今回、MM選手はアーケードコントローラーから、レバーレスのhitBOXにデバイスを変えて出場。さらにコンボ精度が高まったと自信たっぷりの様子がうかがえた。大将戦ではMM選手のジャンプ攻撃からのコンボを始動とした起き攻めのセットプレイが光る。

▲ジャンプ攻撃の着地もしっかりと音で判断。着地後のコンボもミスることなく正確にヒットさせていた

▲Blind Fortiaリーダーのなおや選手。直前でMCやナレーションもこなしつつ、大将として出場。新調したRAZERのゲームパッドは十字キーの斜めが入りやすくなったと愛用している

▲Galaxy LaboratoryリーダーのMM選手。hitBOXの扱いもいい感じ!
接戦を繰り広げた団体戦は2:1で「Galaxy Laboratory」の勝利!
優勝した「Galaxy Laboratory」のリーダーMM選手は、優勝した喜びと、こうした場でガチンコで戦えることのうれしさを語って「心眼CUP 団体戦」は幕を閉じた。
試合を終えたメンバーにインタビュー
試合を終えたBlind Fortia、Galaxy Laboratoryのメンバーにインタビューする機会があったので、ここで紹介していこう。
——まずはGalaxy Laboratoryのみなさん。優勝おめでとうございます!
Galaxy Laboratory一同:ありがとございますー!
——団体戦に出場してみていかがでしたか?
MM選手:やっぱり緊張はしましたけど、いい勝負ができてうれしかったです。チームメイトふたりも頑張ってくれてチーム全体を盛り上げてくれたので「負けられないな」という気持ちが強くなりました!
今回、なおや選手にいい感じで勝つことができましたが、いつもの練習試合ではもっと拮抗した戦いをしていました。なおや選手の調子が悪かったのかなぁ。
レント選手:素直に楽しかったです。ひとつ心残りなのが試合直後のインタビューで、緊張してパニックになっちゃって負けた時のコメントが出てこなかったところですかね(笑)。
——あはは。んじゃ、ぜひここでひとこと!
レント選手:後にラスボス(MM選手)が控えているので安心して見ていられます! とかいえば良かったかなあ(笑)。
kyo選手:オフラインという空気がはじめてだったので、いろいろな音がヘッドホンを突き抜けてくるんだなあと感じました。Blind Fortiaの声援を聞きながら「今いい感じで攻められてるんだな」とか感じながら戦っていました(笑)。
——いぐぴー選手の声援はプレッシャーになった?
kyo選手:プレッシャーというよりはバロメーターになったかな。
MM選手:いぐぴー選手の声援も大きかったですが、それ以上にレントさんやkyoさんが声を出してくれていたので、ものすごく励みになりました!

▲左からレント選手、MM選手、kyo選手。チーム名のLaboratory(研究室)をイメージして、今回は全員白衣を着ての参戦。チーム名の通り、しっかりと研究した結果が優勝へとつながった

▲鍼灸師でもあるレント選手は、試合前の緊張をマッサージでほぐすシーンも。メンタルケアもばっちりだ!
——続けてBlind Fortiaのメンバーのみなさんも団体戦おつかれさまでした!
なおや選手:すみません歴史を繰り返してしましました。申し訳ございません!
いぐぴー選手:いやー、またGalaxy Laboratoryにやられてしまいました!
——実際に戦ってみてどうでしたか?
なおや選手:いやぁ、前の方が良かったなぁ……(ボソッ)
いぐぴー選手:あはははは(笑)。
——あはは(笑)。敗因をあえて挙げるなら?
なおや選手:以前と違うことをしようとしたら、気づいた頃には負けてました。相手が自分の対策をしているということは十分わかっていたので、その対策として違った立ち回りを意識したのですが、それが裏目にでちゃったのかも。
練習ではできていたんですが、この大舞台では緊張もあってうまくできませんでした。
——確かMM選手も、普段の練習試合ではもっと拮抗した戦いになってたともいっていましたね。
なおや選手:飛び道具避けのジャンプ攻撃が強いので、がんばってライジング(対空)しようと思ったり、逆にジャンプ攻撃を恐れて飛び道具を極端に減らした結果やられるっていう(笑)。
——やっぱり自分の動きを急に変えるって難しいですよね。いぐぴー選手はいかがでしたか? ものすごい声も出てましたね!
いぐぴー選手:試合に負けても応援だけは絶対に勝つっていう意気込みでずっと声出していました。そういう気持ちがゲームにも反映されたのか、レントさんに勝つことができてめちゃめちゃうれしかったです!
——相手の動きを封じる連携がうまくささってましたね。
いぐぴー選手:そうですね。しゃがみ大パンチキャンセル気功塊の連携は最低でも1回は成功させようという気持ちがありました。飛び込み中キックからのコンボも決めることができてよかったです!
——ほんと自主練の効果も大きく出ていましたね! チョコタルト選手は直前で使用キャラが春麗からルークに替わっていましたね。
チョコタルト選手:『ストV CE』自体はじめたばかりだったので、当初は薦められたキャラを使っていましたが、もともとルークに興味があったということもあって、今回は自分の好きなキャラで出場しました。
結果的には負けてしまったんですが、Vトリガーやサンドブラストを使ったりと、少しずつルークの特性がわかってきたのは良かったと思います。
やっぱり自分の好きなキャラを使えるっていうのは楽しいしモチベーションにもなるので、今後も使っていきます!ありがとうございました!

▲左からなおや選手、いぐぴー選手、チョコタルト選手。ちょっぴり落ち込んでいるようにもみえるなおや選手だが、次の仕事では切り替えられたとのこと。リーダーとしてのリベンジに期待!
まだまだあるぞ!
ePARA CARNIVAL
今回は「心眼CUP」に焦点を置いて紹介してきた「ePARA CARNIVAL」。実は車椅子プレイヤーによる『FIFA22』の対戦や、各ブースによるゲーム大会など、さまざまなイベントが出典されていた。その様子を写真でお届けしよう。

▲会場はAny%CAFEは、JOYSOUND品川港南南口店内にある。3階の個室にはFPSやポケモンユナイト、麻雀などさまざまなゲームタイトルのブースが出典されていた

▲リングフィットRTA走者えぬわたさんによるヘルスケアブースも展開。Blind Fortiaのメンバーが『リングフィット』に挑戦するシーンも見られた

▲FPSブースではFPS Fortia所属のGreenBird選手が『Apex Legends』をプレイしていた。初心者ながら筆者もデュオで参戦したものの、あえなく撃沈……
まとめ
こうして2日間にわたって開催された「ePARA CARNIVAL」はぶじ幕を閉じた。全盲プレイヤーが格闘ゲームをするというのは「正直ムリなんじゃない?」って思ってしまう人もいるかも知れない。実際、Blind Fortiaのメンバーに会うまでは筆者もそう感じていた人のひとりだ。
しかし、実際にプレイをみて見ると想像を絶するハイレベルな戦いが繰り広げられている。音による駆け引き、間合い取り、ガードからの確反など、眼が見えるプレイヤーですら気づきづらいポイントをしっかり抑えて戦っている姿は、「えっ、本当に見えてないの?」って感じさせるくらい。
そしてなにより、出場したメンバー全員が楽しく笑顔でいられたことが一番のポイントなのではないだろうか。ePARA代表の加藤さんが思い描いていた世界が着々と形になってきている。そんな気持ちにさせてくれた大会だった。

▲初参戦となった「都会の愉快な女子会チーム」の3人は終始笑顔で大盛り上がり。自分たちが出場することで、より多くの全盲プレイヤーの背中を押すことができたらとも語っていただけに、彼女らに勇気をもらった全盲プレイヤーも多いのではないだろうか
オフラインということで選手たちの声援も大いに会場を盛り上げた。負けてしまっても「大丈夫大丈夫!」と励ましたり、ラウンドを取れば「よっしゃー!」と自分のことのように盛り上げてくれる——。そんな味方が近くにいるとオンライン以上のパワーが得られるような気がした。
なお、ePARA CARNIVALの様子は「バリアフリーeスポーツ【ePARA】」公式チャンネルで配信されている。まだ見ていない人はぜひ、彼らの奮闘を見届けてほしい。また、今回出場したチームのインタビューはePARA公式サイトにて公開されている。彼らの人となりや普段の練習風系なども読み取ることができるぞ。
バリアフリーeスポーツ【ePARA】公式チャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCaIGv7_jF2xNf2evciiNp5g
全力でゲームの面白さを伝えたい【Galaxy Laboratory】— 心眼CUP出場チーム紹介Part1:
https://epara.jp/shingancap-inokawa-220526-01/
自分らしさを大切に!素人でも楽しめる!【領家グリーンゲイブルズ】-心眼CUP団体戦出場チーム紹介Part.2:
https://epara.jp/shingancap-inokawa-220526-02/
雪辱に向けて日々猛練習中!【Blind Fortia】-心眼CUP団体戦出場チーム紹介Part.3:
https://epara.jp/shingancap-blindfortia-220526-02/
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- 【結果速報 12月14日「SFL 2025 Pro-JP プレーオフ DAY2」】 「先鋒・中堅連敗からの大将LeSharの勝利が分岐点だった」 RC、ZETAを下したiXAに大差で勝利!
- 『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会。12月14日(日)は、Division Fの全10節を戦い抜いた6チーム中上位3チームによるプレーオフを開催。3位と2位によるマッチ1と、1位と準決勝の勝者によるマッチ2の2試合が行われた。プレーオフの見どころ:ZETAヤマグチが事実上の初参戦 プレーオフはレギュラーシーズンよりも1試合が長くなり、先に70ポイントを先取したチームが勝利となる。1巡目で取れる最大ポイントは40ポイントのため、早ければ2巡目までで勝負がつく計算だ。ホーム/アウェーの選択は、本節の順位が上のチームがホームからスタートし、先鋒・中堅・大将の3試合を1巡として入れ替わる。また、プレーオフでは延長戦はなく、2巡目までに必ず各チームの4人全員の参加が必須に。これにより、必ず1巡目にない組み合わせの試合が盛り込まれ、対戦組み合わせの戦略も複雑になると同時に、観る側にとっては新鮮な試合を楽しめるルールとなっている。なお、翔のシーズン途中での欠場により、本節途中で追加登録されたヤマグチは延長戦のみの出場に限定されていたが(本節では結果的に延長戦がなく不出場)、このプレーオフから本格的にZETAのメンバーとして参戦。舞を使うという情報は知られていたが、iXAにとってもRCにとっても未知数の存在がどう影響するかも注目ポイントだった。チームマッチ1:ZETA DIVISION Geekly vs 広島 Team iXA マッチ1は2位のiXAがホーム、3位のZETAがアウェーでスタート。1巡目はZETAのオーダーに対して有利な選手・キャラを当てられるiXAが条件的に有利だ。1巡目 先鋒戦はひぐち(ガイル)が「いつもの調子が出ていない」というあきら(キャミィ)に勝利。中堅戦では今季初参戦となったヤマグチ(舞)が登場したが、ひびき(リリー)の舞対策が奏功し初勝利はお預け。互いに10ポイントずつを取り合う。勝った方が20ポイント獲得と大きくリードできる大将戦は、ももち(エド)とあでりい(エド)のミラーマッチに。意外にも本節では第10節大将戦の一度しか戦っておらず、その際はあでりいが勝利していたが、今回は3-2のフルカウントの末にももちがリベンジ。まずはアウェーのZETAが20ポイントをリードした。対戦カードZETA(アウェー)iXA(ホーム)先鋒(2-0) ✅ひぐち(ガイル:C) あきら(キャミィ:C) 中堅(1-2) ヤマグチ(舞:C) ✅ひびき(リリー:C) 大将(3-2) ✅ももち(エド:C) あでりい(エド:C) 合計 30pt 10pt 2巡目 2巡目でアウェーに回ったiXAは、先鋒戦にACQUA(ブランカ)、中堅戦にあきら(キャミィ)、大将戦にあでりい(エド)というオーダー。先鋒戦でひぐちが「ジャストパリィ」を決めてACQUAを制し、ヤマグチがあきらの大胆な攻めをしっかり差し替えし、ZETAが連勝する。この時点で50ポイントを獲得したZETAは、続く大将戦で勝利すれば勝利が確定する。そんな場面でZETAは、第5節であでりい(エド)に勝利しているひかる(A.K.I)を投入。毒と遠距離攻撃でひかるがあでりいを翻弄する展開となったが、体力が少ない状況からの大逆転の連続であでりいが勝利し、チームの危機を救った。対戦カードZETA(ホーム)iXA(アウェー)先鋒(2-0) ✅ひぐち(ガイル:C) ACQUA(ブランカ:C) 中堅(2-1) ✅ヤマグチ(舞:C) あきら(キャミィ:C) 大将(2-3) ひかる(A.K.I.:C) ✅あでりい(エド:C) 合計 50pt 30pt 3巡目 3巡目にもつれ込み、ZETAが再びアウェー側になったが、依然として先鋒・中堅を勝つか、大将が勝てば勝利するZETAが圧倒的に有利な状況だ。先鋒戦のひぐちには、この日3人目の相手となるひびき(リリー)が、ソニックブームをかいくぐって接戦に勝利。さらに、2順目と同じカードとなった中堅戦では、あきらがやまぐちにリベンジを果たす。iXAが50-50まで追いつき、勝利するのは大将戦を制したチーム。ここで再びももちvsあでりいの大将戦が繰り広げられた。1巡目で勝利しているももちは、距離を詰めて相手の裏側に回る「サイコナックル」を効果的に使い、早々にリーチをかける。しかし、あでりいも体力不利から無敵技の「ODサイコアッパー」や「ドライブインパクト」などで追いすがる。フルセットの末、最後はラッシュ止めから的確なSAまでのコンボをきっちり叩き込んだあでりいがZETAに引導を渡した。これで、iXAは70-50でZETAに勝利。マッチ2で待つREJECTへの挑戦権を獲得した。2024年は3位に終わったiXAにとって、グランドファイナル出場は初となる。対戦カードZETA(アウェー)iXA(ホーム)先鋒(1-2) ひぐち(ガイル:C) ✅ひびき(リリー:C) 中堅(1-2) ヤマグチ(舞:C) ✅あきら(キャミィ:C) 大将(2-3) ももち(エド:C) ✅あでりい(エド:C) 合計 50pt 70pt 最後の大将戦で敗れたZETAのももちは「4人ともすごく頑張っていたので悔しい。もうちょっとこの4人で(グランドファイナルも)戦いたかった……」と言葉を詰まらせつつ、「4人とも若いのでまだ先がある。次も頑張りたい」と語り、ファンやスタッフに向けて1年間の応援への感謝を口にした。勝利したiXAのACQUAはRC戦に向けて、「疲労もあると思うけど、勢いにも乗っていると思うので、次も頑張りたい」と、連勝に向けて意気込みを語った。チームマッチ2:広島 Team iXA vs REJECT グランドファイナル進出がかかったマッチ2。本節での2度の対戦ではRCがiXAに勝利しており、iXAが勝利したのは、第2節での中堅あでりいの1試合のみ。また、RCのウメハラはiXA戦に一度も出場していないため、この試合で初めてのiXAとの対戦となる。あきらにとっては、本来の所属チームの仲間たちとのグランドファイナル出場をかけた試合となった。1巡目 RCがホームから始まった1巡目は、有利をうまく生かせずiXAが活躍。先鋒のあきら(キャミィ)がときど(ケン)を、中堅のひびき(リリー)がふ〜ど(エド)を見事に制す。40-0のかかった大将戦では、あでりい(エド)に対してLeSharが本節ではあまり使ってこなかったエドで挑む。互いに高い反応速度と差し返しの精度をぶつけ合う中、LeSharがフルセットであでりいに勝利し、20-20の同点とした。対戦カードiXA(アウェー)RC(ホーム)先鋒(2-1) ✅あきら(キャミィ:C) ときど(ケン:C) 中堅(2-0) ✅ひびき(リリー:C) ふ〜ど(エド:C) 大将(2-3) あでりい(エド:C) ✅LeShar(エド:C) 合計 20pt 20pt 2巡目 iXAがホームとなった2巡目、先鋒戦は近づきたいACQUAを近づかせないままふ〜どが勝利。中堅戦は通常技で固めるあきらに対し、「ドライブインパクト返し」や歩き瞬獄殺なども見せたウメハラが勝利し、RCが連勝する。そして大将戦は再びあでりい vs LeSharのオーダー。LeSharが早々にリーチをかけたものの、1巡目の教訓を生かしたあでりいが追いつく。しかし最後は差し返しとラッシュ止めがうまく刺さったLeSharが勝利した。対戦カードiXA(ホーム)RC(アウェー)先鋒(0-2) ACQUA(ブランカ:C) ✅ふ〜ど(エド:C) 中堅(1-2) あきら(キャミィ:C) ✅ウメハラ(豪鬼:C) 大将(2-3) あでりい(エド:C) ✅LeShar(エド:C) 合計 20pt 60pt 3巡目 前日と同様に、あと10ポイントで勝利するCRに対して、iXAは4試合連続で勝利する必要がある。そんな大事な3巡目のiXAは、1巡目と同じオーダーに。先鋒戦にはときどがリベンジを狙って登場。あきらは1試合目を勝利するが、ときどもあきらを画面端で追い詰め、両者マッチポイントで迎えた最終ラウンド。互いにSAが貯まった状態からときどのしゃがみ中K→「ドライブラッシュ」でSAを決め、リーダーのときどがチームの勝利を自らの手で決めた。対戦カードiXA(アウェー)RC(ホーム)先鋒(1-2) あきら(キャミィ:C) ✅ときど(ケン:C) 中堅(-) ひびき(リリー:C) ー 大将(-) あでりい(エド:C) ー 計 20pt 70pt 試合を終えたiXAのACQUAは、「毎節広島でパブリックビューイングをしていて、回を増すごとに応援の声も増えて、その甲斐もあってここまで来れた。去年は3位で今年は2位だったので、来年はグランドファイナルに行きたい」とファンに向けてあらためて感謝の言葉を述べた。そして、2024年に引き続き、グランドファイナル進出を決めたREJECTのときどは、「最初に僕が負けてしまったが、全員が点を取ることができたのが勝利につながった。CRは競技シーンにとっても大きな影響力を持つチームなので、こちらが挑ませてもらう気持ちで頑張りたい」と1月の試合に向けて抱負を語り、もはや恒例となったいつもの「チームREJECT!」コールでインタビューを締め括った。これでDivision Fの全試合が終了。REJECTが「プレーオフ グランドファイナル」進出を決めた。そして、2026年1月31日(土)にパシフィコ横浜で開催される「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2025 グランドファイナル」では、Division SのCrazy Raccoonと、Division FのREJECTが、チーム日本一の座をかけた最終決戦に挑む。配信アーカイブ 12月14日(日)のDivision Fプレーオフのアーカイブは、有料配信サービス「SPWN」の有料チケットを所有していれば期間内は閲覧可能。なお、視聴期限終了後の2026年1月25日には、YouTubeにて無料でも配信される。【DAY2】 2025年1月25日(日) 15:00~ (予定)YouTube:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPTwitch:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jp■関連リンクCAPCOM eSports公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CapcomFightersJPCAPCOM eSports公式Twitchチャンネル:https://www.twitch.tv/capcomfighters_jpSFL 2025 出場チーム:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/team/SFL 2025 日程・試合結果:https://sf.esports.capcom.com/sfl2025/schedule/©CAPCOM