ゲーミングチェアを手がけるAKRacingが、新たなPCデバイスへ進出する。その第1弾として投入されるのが、OLED(有機ELパネル)を採用したPC用モニター「AKRacing OL2701」だ。
OLEDは家庭用テレビでは一般的になってきたが、PC向けのモニターでは非常に稀な存在だ。その理由は、20〜30インチ台の中型OLEDパネルの生産が極めて少ないため。テレビ向けの40インチ以上や、ノートPC、携帯電話向けの20インチ以下のものはあるが、中型サイズだけはぽっかりと空いてしまっていた。
本機「AKRacing OL2701」に搭載されるOLEDパネルは、日本メーカーのJOLEDが開発・生産したもの。生産には極めて高い技術が求められるため、パネル価格もかなり高価になるものの、同社が手がけるRGB印刷方式によるOLEDパネルは、忠実な色表現や色域の広さといった品質の高さを売りにしている。
それでもOLEDパネルにこだわり、AKRacingの新ジャンル第1弾製品として持ってくるところに、AKRacingの気概を感じる。今回、発売前に製品にふれる機会をいただけたので、ゲーマーの視点から評価していこう。
まずは、「AKRacing OL2701」の主なスペックを見てみよう。
解像度は4K(3,840×2,160ドット)、リフレッシュレートは最高60Hzとなっている。昨今のゲーミングモニターは120Hz以上が一般的で、本格的な大会では240Hz、360Hzといったハイリフレッシュレートが主流だが、本機は一般的なモニターと同じ60Hzまでの対応となる。
応答速度は0.1msとされており、液晶パネルでは実現し得ない高速性能であることを示している。またコントラスト比も1,000,000:1と極めて高い。残像感がなく明暗が締まった美しい映像を取るか、高いリフレッシュレートを求めるかというのが、液晶パネルを採用するゲーミングモニターとの比較基準の1つとなる。
入力端子はHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB 3.0 Type-C×1と計4系統。PCだけでなく、ゲーム機など複数の機器を接続して切り替えて利用できる。サウンド関連は、2W×2の内蔵スピーカーに加え、ヘッドフォン端子もあるので、スピーカーから音を出したくない時にも安心だ。
2基のUSB 3.0 Type-A端子は、PCとUSB Type-Cで接続している際にUSBハブとして機能する(USB Type-Cがアップストリーム接続を兼ねる)。
具体的な使用例としては、あらかじめ本機のUSBポートにマウスとキーボードを接続しておけば、ノートPCをUSB Type-C経由で接続するだけで、モニター出力と同時にすぐに外付けのマウスとキーボードで操作できるようになる。
「AKRacing OL2701」の特徴としてもう1つ、モニターのみで3.52kgと軽量な点も注目に値する。これは液晶パネルを採用した製品に比べてかなり軽量だ。
例えば、筆者が所有している27型4K液晶モニターは比較的薄型軽量のモデルだが、それでも4.6kgある。モニターの設置や移動はそれなりに力仕事なので、これだけ軽いとありがたい。
100×100mmのVESAマウントにも対応するので、壁掛けやモニターアームでの利用にも対応できる。ただ、モニターアームによってはむしろ、軽すぎることが問題になる可能性もあるので、アームを使う際には対応重量は要確認だ。
実機は簡単な組み立てが必要。モニターとスタンドのアーム部と土台部の3つがあり、モニターの4つのネジ穴(=VESAマウント)にアーム部を固定した後、土台部を接続するだけでいい。モニターが軽量なおかげで、男性の筆者は1人で楽に作業を進められた。土台は長方形で、幅28cm、奥行き23cmとそれなりに場所を取る。
モニターは26.7インチで、外枠が2cmほどある。最近の狭額縁液晶に比べると、若干サイズは大きくなる。ただ額縁部分はヘアライン加工され、最外周はシルバーで囲われており、高級感もある。
高さ調整は最大120mmとかなり調整幅が広い。チルトやスイベルの角度もつけられ、位置調整機能としては十分と言える。
さて、気になる画質を見ていこう。電源を入れてすぐ感じるのは、圧倒的なコントラストの高さだ。
Windowsのデスクトップ画面を黒単色の背景で表示すると、電源オフ時とほぼ同じ暗さのままに見えてしまうほど。液晶パネルだとこうはいかず、黒部分でも電源オフ時よりほのかに明るく、違いがわかるものだ。
発色も素晴らしい。赤、緑、青のどの色も濃厚で、ゲームのグラフィックは細部までメリハリがあるし、写真などを表示した際にも自然な色味が再現されている。コントラストの高さも相まって、RGB印刷方式のOLEDパネルの良さがはっきりと感じられる。
パネル表面はノングレア(非光沢)処理されているにもかかわらず、黒の深さと色の鮮やかさのせいで、たびたび脳がグレアパネルと勘違いしてしまい、「ノングレアだよね?」と照明の反射光をのぞき込んでしまったほどだった。
さらに、視野角も極めて広い。スペックシートでは上下左右178度と、一般的なIPS液晶パネルと同等の数値なのだが、実物はほぼ真横の角度から見ても全く違和感がないほどで、ここも液晶より優れていると感じられる。
サウンドはモニター底面の左右にある2基のスピーカーから再生される。音質は人の声の音域はよく通るものの、低音はかなり弱めだが、2Wというサイズからすれば一般的なレベルだ。ステレオ感はあるので、ゲームの音を情報として取る分には不足はない。よりいい音で聴きたいなら好みのスピーカーを用意しよう。
ちなみに、音量設定は0から100までだが、0(ミュート)から1にした時の音量変化が大きめなので、小さい音にしたければPCの出力側で音量を絞るといい。
本体の設定操作のインターフェイスは、モニターに向かって右側の裏面にあるボタンで行う方式。5個のボタンが縦に並んでおり、上から順に、①設定呼び出し/決定、②音量/上操作、③画面モード切替/下操作、④入力切替/キャンセル、⑤電源、となっている。すべてのボタンが同じ大きさで並んでいるため、どのボタンをさわっているのかすぐにわからないのが難点といえば難点ではある。
設定できる項目は一般的なPC用モニターと同様。ここで特筆すべきは、明るさ設定の範囲だ。明るさを0にすると相当暗くなるので、モニターを暗めにして使いたい用途には非常にありがたい。また明るくした場合の光量はまぶしいほどで、設定幅が非常に広い。
映像の明暗差を近づけて自然な色を再現するHDR(ハイダイナミックレンジ)入力にも対応(USB Type-C接続を除く)。HDRの映像を入力すると、自動で明るさ100の最大値に設定される。この設定は他のモニターでも同様の挙動だ。
「AKRacing OL2701」が従来の液晶モニターとは一線を画した画質を持つことは間違いない。ただ、ゲーミングモニターとして重要な点は、やはり遅延関連だろう。パネルの応答速度と、信号入力から映像表示までの表示遅延の両方を確認してみる。
テストにはフリーソフトの「LCD Delay Checker」を用いて、筆者所有のノートPC(TN液晶パネル/フルHD)の画面をミラーリングで出力し、双方を4,000分の1秒の高速シャッターで撮影した。
まず応答速度について。ノートPCのモニターでは、表示している数字より1つ前の数字が残像として見えるのに対し、「AKRacing OL2701」の映像は残像が一切なく、ピタッと止まった絵になっている。
カラーバーが移動する表示モードでは、ノートPCのモニターは色が変化している部分がグラデーションのように見えるのに対し、本機では表示更新部分の黒線をまたいで、上下ともにグラデーションが一切見えない。2つのテストのいずれも、本機の応答速度が極めて高速である証拠を示している。
一方、表示遅延はどうか。画面に表示されているタイムカウントを比較すると、ノートPCの方が「08345」、「AKRacing OL2701」が「08343」と、常に2フレームほどノートPCの方が早く進んでいる。もしかすると解像度の違いが問題かと思い、別の4Kモニターを接続してクローン表示してみたが、やはり液晶モニターの方が2フレームほど早かった。
つまり本機は、液晶モニターに比べて応答速度は圧倒的に速いが、表示遅延は2〜3フレーム程度はある。
もっともOLEDモニターは焼き付き防止処理のためにあえて表示遅延を持たせた製品が多く、本機も例外ではない。メーカーによれば、有機ELパネルの高画質を長期にわたって安心して利用できるように、ピクセル単位で輝度を制御することによる焼き付き低減機能を搭載しているという。
「AKRacing OL2701」を総評すると、映像の美しさは全く文句の付けどころがない。デザインやインターフェイスは保守的でオーソドックスにも感じられるが、RGB印刷方式のOLEDパネルが持つ映像美があれば、華美な演出をする必要もないと考えるのも当然かもしれない。
普段使いではウェブブラウザーなどでのスクロール表示がとてもキビキビしていて、応答速度の速さが効いている。発色の良さやコントラストの高さも素晴らしく、本機を見てから普段使っている液晶に戻ると、これまで満足できていた画質の落ち幅にがっくりしてしまうほどだ。色域の広さを考えても、グラフィック制作や映像編集といったクリエイティブ向けに使っても何ら問題ないだろう。
唯一の難点を挙げるとすれば、表示遅延の大きさだが、1フレーム単位を競うようなFPSや対戦格闘ゲームには、やはりeスポーツに特化したゲーミングモニターを選ぶべきであり、OLEDの映像美を兼ねたいというのはないものねだりというものだ。
逆に、美しいグラフィックで楽しみたいMMO RPGやRPG、アクションアドベンチャーのようなゲームであれば、色再現性の部分で、これまでにない最高のゲーム体験が約束されている。
そして重要なことは、本機の価値は性能だけに留まるものではないということだ。
JOLED製のRGB印刷方式のOLEDパネルを採用した製品は、極めて数が少なく入手も困難で、価格も非常に高価。税込29万8000円という価格も、一般的なモニターとして考えると高価に感じられるが、新型コロナと半導体不足の影響も続いている現状では、必要とするユーザーが欲しいと思った時に購入できる製品があるというだけで大きな価値がある。
加えて、本機はAKRacingブランドにとって新たな挑戦の第一歩となる製品でもある。その意味で、価格や性能で他社と競うような中途半端な製品であるはずはない。AKRacingとすれば、新たな市場に打って出るなら、強烈なインパクトで一撃お見舞いしてやろうといったところだろう。
ゲーミングチェア業界だけでなく、スポーツ分野やテレビ業界など、ゲームにとらわれないブランドの広がりを見せているAKRacing。今後さらにジャンルが広がっていくとしても、そのたびに他社を圧倒する製品を出してくるのではないかと期待せざるを得ず、見事な戦略と言える。
AKRacing
https://www.akracing.jp/
「AKRacing OL2701」商品情報ページ
https://www.akracing.jp/products/detail/25
「AKRacing OL2701」Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B1TWX8QT
OLEDは家庭用テレビでは一般的になってきたが、PC向けのモニターでは非常に稀な存在だ。その理由は、20〜30インチ台の中型OLEDパネルの生産が極めて少ないため。テレビ向けの40インチ以上や、ノートPC、携帯電話向けの20インチ以下のものはあるが、中型サイズだけはぽっかりと空いてしまっていた。
本機「AKRacing OL2701」に搭載されるOLEDパネルは、日本メーカーのJOLEDが開発・生産したもの。生産には極めて高い技術が求められるため、パネル価格もかなり高価になるものの、同社が手がけるRGB印刷方式によるOLEDパネルは、忠実な色表現や色域の広さといった品質の高さを売りにしている。
それでもOLEDパネルにこだわり、AKRacingの新ジャンル第1弾製品として持ってくるところに、AKRacingの気概を感じる。今回、発売前に製品にふれる機会をいただけたので、ゲーマーの視点から評価していこう。
国産有機ELパネルを採用。軽さも大きなメリットに
まずは、「AKRacing OL2701」の主なスペックを見てみよう。
- パネルサイズ:26.9インチ
- パネル方式:OLED
- 解像度:3,840×2,160ドット
- リフレッシュレート:25〜60Hz
- 応答速度:0.1ms(tr+tf)
- 輝度:540cd/m2(ピーク)、250cd/m2(ラスター)
- コントラスト:1,000,000:1
- 視野角:178度(上下・左右)
- 色域:sRGB比130%、DCI-P3比99%
- 最大表示色:約10億7,000万色(10bit)
- 映像入力:HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB 3.0 Type-C×1
- その他端子:USB 3.0 Type-A×2(ダウンストリーム)、ヘッドフォン端子
- スピーカー:2W×2
- 消費電力:60W
- VESAマウント:対応(100×100mm)
- チルト/高さ調整/スイベル/ピボット:-5〜20度/120mm/-30〜30度/なし
- 付属品:ACアダプタ、HDMIケーブル、DisplayPortケーブル、USB Type-Cケーブル
- 本体サイズ(幅×高さ×奥行き): 630×571×230mm(スタンド込み)、630×374×38mm(モニターのみ)
- 重量:5.47kg(スタンド込み)、3.52kg(モニターのみ)
- 市場想定価格:税込29万8000円
解像度は4K(3,840×2,160ドット)、リフレッシュレートは最高60Hzとなっている。昨今のゲーミングモニターは120Hz以上が一般的で、本格的な大会では240Hz、360Hzといったハイリフレッシュレートが主流だが、本機は一般的なモニターと同じ60Hzまでの対応となる。
応答速度は0.1msとされており、液晶パネルでは実現し得ない高速性能であることを示している。またコントラスト比も1,000,000:1と極めて高い。残像感がなく明暗が締まった美しい映像を取るか、高いリフレッシュレートを求めるかというのが、液晶パネルを採用するゲーミングモニターとの比較基準の1つとなる。
入力端子はHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB 3.0 Type-C×1と計4系統。PCだけでなく、ゲーム機など複数の機器を接続して切り替えて利用できる。サウンド関連は、2W×2の内蔵スピーカーに加え、ヘッドフォン端子もあるので、スピーカーから音を出したくない時にも安心だ。
2基のUSB 3.0 Type-A端子は、PCとUSB Type-Cで接続している際にUSBハブとして機能する(USB Type-Cがアップストリーム接続を兼ねる)。
具体的な使用例としては、あらかじめ本機のUSBポートにマウスとキーボードを接続しておけば、ノートPCをUSB Type-C経由で接続するだけで、モニター出力と同時にすぐに外付けのマウスとキーボードで操作できるようになる。
「AKRacing OL2701」の特徴としてもう1つ、モニターのみで3.52kgと軽量な点も注目に値する。これは液晶パネルを採用した製品に比べてかなり軽量だ。
例えば、筆者が所有している27型4K液晶モニターは比較的薄型軽量のモデルだが、それでも4.6kgある。モニターの設置や移動はそれなりに力仕事なので、これだけ軽いとありがたい。
100×100mmのVESAマウントにも対応するので、壁掛けやモニターアームでの利用にも対応できる。ただ、モニターアームによってはむしろ、軽すぎることが問題になる可能性もあるので、アームを使う際には対応重量は要確認だ。
圧倒的なコントラストと発色! ただただ美しい
実機は簡単な組み立てが必要。モニターとスタンドのアーム部と土台部の3つがあり、モニターの4つのネジ穴(=VESAマウント)にアーム部を固定した後、土台部を接続するだけでいい。モニターが軽量なおかげで、男性の筆者は1人で楽に作業を進められた。土台は長方形で、幅28cm、奥行き23cmとそれなりに場所を取る。
モニターは26.7インチで、外枠が2cmほどある。最近の狭額縁液晶に比べると、若干サイズは大きくなる。ただ額縁部分はヘアライン加工され、最外周はシルバーで囲われており、高級感もある。
高さ調整は最大120mmとかなり調整幅が広い。チルトやスイベルの角度もつけられ、位置調整機能としては十分と言える。
さて、気になる画質を見ていこう。電源を入れてすぐ感じるのは、圧倒的なコントラストの高さだ。
Windowsのデスクトップ画面を黒単色の背景で表示すると、電源オフ時とほぼ同じ暗さのままに見えてしまうほど。液晶パネルだとこうはいかず、黒部分でも電源オフ時よりほのかに明るく、違いがわかるものだ。
発色も素晴らしい。赤、緑、青のどの色も濃厚で、ゲームのグラフィックは細部までメリハリがあるし、写真などを表示した際にも自然な色味が再現されている。コントラストの高さも相まって、RGB印刷方式のOLEDパネルの良さがはっきりと感じられる。
パネル表面はノングレア(非光沢)処理されているにもかかわらず、黒の深さと色の鮮やかさのせいで、たびたび脳がグレアパネルと勘違いしてしまい、「ノングレアだよね?」と照明の反射光をのぞき込んでしまったほどだった。
さらに、視野角も極めて広い。スペックシートでは上下左右178度と、一般的なIPS液晶パネルと同等の数値なのだが、実物はほぼ真横の角度から見ても全く違和感がないほどで、ここも液晶より優れていると感じられる。
サウンドはモニター底面の左右にある2基のスピーカーから再生される。音質は人の声の音域はよく通るものの、低音はかなり弱めだが、2Wというサイズからすれば一般的なレベルだ。ステレオ感はあるので、ゲームの音を情報として取る分には不足はない。よりいい音で聴きたいなら好みのスピーカーを用意しよう。
ちなみに、音量設定は0から100までだが、0(ミュート)から1にした時の音量変化が大きめなので、小さい音にしたければPCの出力側で音量を絞るといい。
本体の設定操作のインターフェイスは、モニターに向かって右側の裏面にあるボタンで行う方式。5個のボタンが縦に並んでおり、上から順に、①設定呼び出し/決定、②音量/上操作、③画面モード切替/下操作、④入力切替/キャンセル、⑤電源、となっている。すべてのボタンが同じ大きさで並んでいるため、どのボタンをさわっているのかすぐにわからないのが難点といえば難点ではある。
設定できる項目は一般的なPC用モニターと同様。ここで特筆すべきは、明るさ設定の範囲だ。明るさを0にすると相当暗くなるので、モニターを暗めにして使いたい用途には非常にありがたい。また明るくした場合の光量はまぶしいほどで、設定幅が非常に広い。
映像の明暗差を近づけて自然な色を再現するHDR(ハイダイナミックレンジ)入力にも対応(USB Type-C接続を除く)。HDRの映像を入力すると、自動で明るさ100の最大値に設定される。この設定は他のモニターでも同様の挙動だ。
有機ELならではの高速な応答速度
「AKRacing OL2701」が従来の液晶モニターとは一線を画した画質を持つことは間違いない。ただ、ゲーミングモニターとして重要な点は、やはり遅延関連だろう。パネルの応答速度と、信号入力から映像表示までの表示遅延の両方を確認してみる。
テストにはフリーソフトの「LCD Delay Checker」を用いて、筆者所有のノートPC(TN液晶パネル/フルHD)の画面をミラーリングで出力し、双方を4,000分の1秒の高速シャッターで撮影した。
まず応答速度について。ノートPCのモニターでは、表示している数字より1つ前の数字が残像として見えるのに対し、「AKRacing OL2701」の映像は残像が一切なく、ピタッと止まった絵になっている。
カラーバーが移動する表示モードでは、ノートPCのモニターは色が変化している部分がグラデーションのように見えるのに対し、本機では表示更新部分の黒線をまたいで、上下ともにグラデーションが一切見えない。2つのテストのいずれも、本機の応答速度が極めて高速である証拠を示している。
一方、表示遅延はどうか。画面に表示されているタイムカウントを比較すると、ノートPCの方が「08345」、「AKRacing OL2701」が「08343」と、常に2フレームほどノートPCの方が早く進んでいる。もしかすると解像度の違いが問題かと思い、別の4Kモニターを接続してクローン表示してみたが、やはり液晶モニターの方が2フレームほど早かった。
つまり本機は、液晶モニターに比べて応答速度は圧倒的に速いが、表示遅延は2〜3フレーム程度はある。
もっともOLEDモニターは焼き付き防止処理のためにあえて表示遅延を持たせた製品が多く、本機も例外ではない。メーカーによれば、有機ELパネルの高画質を長期にわたって安心して利用できるように、ピクセル単位で輝度を制御することによる焼き付き低減機能を搭載しているという。
ゲーミングブランドの枠を超えて、普段使いもクリエイティブも快適に
「AKRacing OL2701」を総評すると、映像の美しさは全く文句の付けどころがない。デザインやインターフェイスは保守的でオーソドックスにも感じられるが、RGB印刷方式のOLEDパネルが持つ映像美があれば、華美な演出をする必要もないと考えるのも当然かもしれない。
普段使いではウェブブラウザーなどでのスクロール表示がとてもキビキビしていて、応答速度の速さが効いている。発色の良さやコントラストの高さも素晴らしく、本機を見てから普段使っている液晶に戻ると、これまで満足できていた画質の落ち幅にがっくりしてしまうほどだ。色域の広さを考えても、グラフィック制作や映像編集といったクリエイティブ向けに使っても何ら問題ないだろう。
唯一の難点を挙げるとすれば、表示遅延の大きさだが、1フレーム単位を競うようなFPSや対戦格闘ゲームには、やはりeスポーツに特化したゲーミングモニターを選ぶべきであり、OLEDの映像美を兼ねたいというのはないものねだりというものだ。
逆に、美しいグラフィックで楽しみたいMMO RPGやRPG、アクションアドベンチャーのようなゲームであれば、色再現性の部分で、これまでにない最高のゲーム体験が約束されている。
そして重要なことは、本機の価値は性能だけに留まるものではないということだ。
JOLED製のRGB印刷方式のOLEDパネルを採用した製品は、極めて数が少なく入手も困難で、価格も非常に高価。税込29万8000円という価格も、一般的なモニターとして考えると高価に感じられるが、新型コロナと半導体不足の影響も続いている現状では、必要とするユーザーが欲しいと思った時に購入できる製品があるというだけで大きな価値がある。
加えて、本機はAKRacingブランドにとって新たな挑戦の第一歩となる製品でもある。その意味で、価格や性能で他社と競うような中途半端な製品であるはずはない。AKRacingとすれば、新たな市場に打って出るなら、強烈なインパクトで一撃お見舞いしてやろうといったところだろう。
ゲーミングチェア業界だけでなく、スポーツ分野やテレビ業界など、ゲームにとらわれないブランドの広がりを見せているAKRacing。今後さらにジャンルが広がっていくとしても、そのたびに他社を圧倒する製品を出してくるのではないかと期待せざるを得ず、見事な戦略と言える。
AKRacing
https://www.akracing.jp/
「AKRacing OL2701」商品情報ページ
https://www.akracing.jp/products/detail/25
「AKRacing OL2701」Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B1TWX8QT
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- 【4K+144Hz+1ms】本日発売!——BenQ MOBIUZより37.5インチ4Kゲーミングモニター「EX381U」が発売中!
- BenQゲーミングブランド「MOBIUZ」より、37.5インチで4K解像度144Hzのリフレッシュレートのゲーミングモニター「EX381U」が2024年11月20日(水)より発売。参考価格は139,500円。<以下、ニュースリリースより>37.5インチの大画面から、より広大で没入感のあるゲーム体験を実現 ベンキュージャパン株式会社(本社:東京都千代田区、以下:BenQ)は、没入感のあるゲーム体験を実現するゲーミングモニターブランド「MOBIUZ」より、近未来的な筐体デザインに加え、37.5インチの大画面から迫力のあるゲーム体験を実現する4Kゲーミングモニター「EX381U」を2024年11月20日(水)に発売します。「EX381U」は、4K UHD(3,840 x 2,160)解像度、高速リフレッシュレート144Hzと応答速度1ms GtGに加えて37.5インチの大画面で、滑らかで鮮明な映像表示で没入感のあるゲーム体験を楽しむことができます。さらに、FreeSync™ Premium Proにも対応し、映像のずれを排除することで、ストレスフリーなゲームプレーが可能です。BenQ独自の機能である「Shadow Phage」は、内蔵されているオンチップアルゴリズムが映し出している映像コンテンツを検知して、データをもとにリアルタイムでコントラストを最適化します。また、さまざまなゲームの世界観に没入できる、3種のカラーモード(ファンタジー、Sci-Fi、リアリスティック)を搭載しており、ゲームへのさらなる深い没入を可能にします。サウンド面ではDolby AtmosやDTS:Xなどに代表される立体音響音声信号の伝送が可能なHDMI eARCに対応し、7.1chサラウンドサウンドを最大限に楽しむことができます。外観は近未来的な筐体デザインに加え、新デザインを採用したOSDメニューや、外部アダプターが不要な電源内蔵の設計を新たに採用することで、より快適なゲームプレー環境・空間の快適さを追求しています。さらに、専用リモコンも付属のほか、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、最大90Wの給電が可能なUSB Type-Cに対応し、は汎用性の高さも魅力です。EX381U 公式ページ ※BenQダイレクトオンラインショップとAmazonの【BenQ Japan公式】BenQ Direct Shopは、11月22日より順次出荷します。「EX381U」の主な特長 より広い視野で、ゲームの世界に没入できる37.5インチの大画面 37.5インチに拡大された画面と、4K UHD(3,840×2,160)の高解像度から、より広大で迫力のあるゲームの体験を実現します。また、144Hzのリフレッシュレートと1ms GtGの応答速度により、FPSやレースゲームなど動きの速いゲームでも遅延や残像を抑え、滑らかかつストレスフリーなゲームプレーが可能です。コンテンツに合わせてコントラストを最適化する「Shadow Phage」機能を搭載 「Shadow Phage」機能は、映像に応じたコントラスト調整をリアルタイムで行うBenQ独自の技術です。内蔵のAIアルゴリズムが映像コンテンツを検知し、コントラストを自動的に最適化することで、暗部のディテールを高精度で引き立てながら、明暗のバランスを調整します。これにより、暗い部分のディテールをより鮮明に映し出すことで、臨場感あふれる映像体験をお楽しみいただけます。さらに、「Shadow Phage」とHDRiの組み合わせにより、さらに高精度な調整が可能となりあらゆるゲームシーンで鮮やかな映像美を楽しむことができます。ゲームの世界観をこれまで以上に楽しめる、新たな3種のカラーモードを搭載 数百におよぶゲームタイトルのアートスタイルに関するデータベースを構築および分析した、新たな3種類(ファンタジー/Sci-Fi/リアリスティック)のカラーモードを搭載しています。これにより、FPSやRPGなどのゲームジャンルに基づき調整された従来のカラーモード以上に、さまざまなゲームの世界観に適した映像表示ができるようになります。より高音質なサウンドを楽しめる音響設計 EX381Uでは、HDMI eARCに対応し、Dolby AtmosやDTSといった立体音響技術に対応することで、7.1chサラウンドサウンドを最大限に楽しむことができます。また、米ESS Technology社の高性能SABRE DACを内蔵しており、ノイズを低減しつつ臨場感ある高音質サウンドを提供します。さらに、シネマやサラウンドなどのオーディオモードが用意され、ヘッドホン使用時でも没入感のある音響体験を実現します。 また、接続面においてはHDMI eARC対応のHDMI 2.1のほか、DisplayPort 1.4、90Wの給電が可能なUSB Type-Cに対応し、使い勝手の良さも特長となっています。 ※本製品はスピーカー非搭載です。
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- 【最大70時間】Razerから重量285gで2.4GHz+Bluetooth接続可能なゲーミングヘッドセット「Razer Barracuda X Chroma」が11月15日(金)より発売
- Razerからマルチプラットフォームゲーミングヘッドセット「Razer Barracuda X Chroma」を2024年11月15日(金)より発売。2.4GHz+Bluetoothのワイヤレス接続が可能で、最大70時間駆動。15分で約6時間の使用が可能になるクックチャージに対応している。参考価格は22,480円。<以下、ニュースリリースより>Razer Chroma™ RGBによるビジュアルとオーディオの融合Chroma™ RGB Razer Chroma™ RGBを新たに搭載し、ユーザーに多彩なライティングエフェクトを提供。Razer Chroma StudioやRazer Audioアプリを用いて、6つのライティングゾーンを自由にカスタマイズでき、1,680万色の選択肢と300以上のゲームに対応した視覚効果を楽しめます。 シームレスな接続を可能にするRazer™ SmartSwitch Dual Wireless Razer™ SmartSwitch Dual Wireless技術を採用し、Razer HyperSpeedによる低遅延のゲーム接続とBluetooth接続のシームレスな切り替えを可能に。複数のデバイスでの利用でもペアリングの手間なくスムーズな接続を実現し、外出先や自宅での使用に最適です。 軽量で快適な装着感と耐久性 通気性に優れたメモリーフォームクッションを採用し、軽量で長時間の使用に適したデザインを採用。ゲーミングセッションや旅行中でも快適さを維持し、プレーヤーの多様なニーズに対応します。 高音質のサウンドを全プラットフォームで Razer Barracuda X Chroma - Razer™ TriForce 40mm ドライバー Razer™ TriForce 40mm ドライバーを搭載し、クリアな音質と深みのあるサウンドを提供。さらに、着脱可能なRazer™ HyperClear カーディオイドマイクで、チームとのコミュニケーションもクリアに。競技シーンや日常的な使用に最適な仕様です。 長時間使用可能なバッテリー性能 最大70時間のバッテリー駆動で、前モデルに比べ約40%の性能向上を実現。15分間の充電で約6時間の使用が可能で、USB Type-Cのクイックチャージに対応。長時間のプレーや移動中も常にゲームを楽しむことができます。 発表製品一覧 *ホワイトは2024年12月頃販売開始予定 製品概要 製品名 Razer Barracuda X Chroma 読み⽅ レイザー バラクーダ エックス クローマ 型番 RZ04-05220100-R3M1 / RZ04-05220200-R3M1 JAN 4571585649138 / 4571585649169 カラー ブラック / ホワイト 発表⽇ 2024/11/07 (ホワイトは2024年12⽉頃) 発売⽇ 2024/11/15 (ホワイトは2024年12⽉頃) 税込希望⼩売価格 ¥22,480 カテゴリー ゲーミングヘッドセット 概算重量 285g ケーブル⻑ - ヘッドセットタイプ オーバーヘッド 周波数特性 20 Hz ‒ 20 kHz インピーダンス 32 Ω (1 kHz) ドライバータイプ Razer™ TriForce 40mm マイクタイプ 取り外し可能な Razer™ HyperClear カーディオイドマイク マイク感度 -42 ± 3 dBV/Pa, 1 kHz マイク周波数帯域 100 Hz - 10 kHz マイク指向性 単⼀指向性 対応機種 PC, MacPlayStationNintendo SwitchSteam Deckモバイルデバイス (Android, iOS) ライティング あり 接続⽅式 2.4 GHzワイヤレス / Bluetooth 保証期間 2年 製品URL https://www.razer.com/jp-jp/gaming-headsets/razer-barracuda-xchroma Razer Barracuda X Chroma製品の特徴 Razer™ SmartSwitch Dual Wireless:シンプルなトグルで、PCやゲーム機からスマートフォンへの接続を切り替えられます。2.4GHz/Bluetoothデバイスと同時にペアリングすることで、あらゆるアクティビティでシームレスなオーディオを楽しめます。 285g エルゴノミックデザイン:長時間のゲームプレーに対応した設計で、通学・通勤時にも使える携帯性に優れた軽量設計に加え、通気性に優れたメモリーフォームイヤークッションと回転式イヤーカップにより、ぴったり快適にフィットします。 6ゾーンのイヤーカップライティング:1,680万以上の色と豊富なライティング効果コレクションから自在に設定を適用でき、300以上のゲームで50以上のパートナーによる500のデバイスとシームレスに同期できます。 Razer™ TriForce 40mm ドライバー:特許取得済みの3パートドライバー設計により、素晴らしい高、中、低の音域をそれぞれ沈むことなく届けるため、没入感あるゲーム体験や、音楽や動画でよりダイナミックなリスニング体験が楽しめます。 取り外し可能なRazer™ HyperClear カーディオイドマイク:バックグラウンドノイズを抑えるように調整されたマイクで、ゲーム中や通話中も明瞭に聞き取れます。ヘッドセットはいつでも取り外しやすく、移動に便利でモバイル端末での使用に最適です。 USB Type-C充電による70時間のバッテリー持続時間:仕事、ゲーム、通勤など、1日中安心して使えます。いつでも持ち歩けるこのデイリーユースの必需品と一緒なら、あらゆる使い方が可能です。 Razer™について Razer™は、ゲーマーのために、ゲーマーによって作られた、世界をリードするライフスタイルブランドです。 Razer™のトリプルヘッド・スネーク(THS)の商標は、世界中のゲーミングおよびeスポーツコミュニティで最も認知されているロゴの一つです。Razer™のファンはすべての大陸に広がっており、Razer™はゲーマーに特化した最大のエコシステムを設計・構築しています。 Razer™は高性能ゲーミング周辺機器やBladeゲーミングノートPCなど、数々の受賞歴を誇るハードウェアを多数提供しています。さらにRazer Synapse(IoTプラットフォーム)やRazer Chroma(多くのデバイスやゲームに対応している独自のRGBライティングテクノロジーシステム)、Razer Cortex(ゲームオプティマイザーおよびランチャー)をはじめとするRazer™のソフトウェアプラットフォームは2億人以上のユーザーが利用しています。 またRazer™はゲーマー、ミレニアル世代、Z世代向け決済サービスも提供しており、Razer Goldは世界最大のゲーム決済サービスのひとつです。 Razer™は持続可能な未来に向けた取り組みにも力を入れており、#GoGreenWithRazer ムーブメントを通じて責任を果たしています。再生材料の使用、責任あるデザイン、製品の適切な廃棄を推奨するなど、環境への影響を最小限に抑えるためのさまざまな取り組みを行っています。 2005年に創立されたRazer™は現在、アーバイン(カリフォルニア州)とシンガポールに本拠地を置き、ハンブルク(ドイツ)と上海(中国)にリージョナルヘッドクォーターを置いています。世界19ヵ所にオフィスを展開しています。詳細は https://www.razer.com/jp-jp/ をご覧ください。 ■Razer™公式リンク Razer™日本公式サイト: https://www.razer.com/jp-jp/ Razer™ JP X(旧:Twitter) アカウント: https://www.x.com/razerjp * © 2024 Razer Inc. All rights reserved. * 仕様、および、デザインは予告なしに変更される場合があります。 * その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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- 【ラピッドトリガー+スピードタップ搭載】ASUSから65%サイズレイアウトのゲーミングキーボード「ROG Falchion Ace HFX」が発売
- ASUSのゲーミングブランドROGより、初のラピッドトリガーやスピードタップ機能を搭載した65%サイズゲーミングキーボード「ROG Falchion Ace HFX」が11月22日(金)より発売。現在予約受付中で、想定価格は31,800円。<以下、ニュースリリースより>ROG Falchion Ace HFX ASUS JAPAN株式会社は、ゲーミングブランドRepublic of Gamers(ROG)で初のラピッドトリガー機能やスピードタップモードを搭載したコンパクトな65%レイアウトのゲーミングキーボード「ROG Falchion Ace HFX」を発表しました。2024年11月8日(金)より予約開始、11月22日(金)から販売を開始いたします。ROG Falchion Ace HFX ラピッドトリガー 右上後部のラピッドトグルでOn/Off切り替え(デフォルトはWASDのみ有効、他のキーはArmoury Crateで設定)スピードタップモード搭載 前のキーを離すことなく最新の入力を優先させ、瞬時に方向転換できるため、時間差を解消します。ROG HFX磁気式キースイッチ 作動点0.1~4.0mmにカスタマイズ可能で、個々のプレーに最適なキー感を提供します。コンパクトな65%レイアウト スペースを節約しつつ、フルサイズキーボードの機能を維持したコンパクトな65%レイアウトを採用。持ち運びやすく、さまざまなデスク環境に適応。製品名 ROG Falchion Ace HFX 読み方 アールオージー ファルシオン エース エッチエフエックス ブランド Republic of Gamers(ROG) キースイッチ ROG HFX MAGNETIC SWITCH 配列 US 素材 PBT 接続 USB 2.0 レイアウト 65%(68/69キー) キーボードバックライト キーごとのRGB LED アンチゴースト Nキー ロールオーバー ポーリングレート 8,000Hz(有線) マクロキー すべてのキーがプログラム可能 マクロレコーダー オンザフライレコーダー対応 ケーブルの種類 取り外し可能なUSB Type-A® to USB Type-C®ケーブル ケーブルの長さ 1.8m 対応OS Windows 11 オンボードメモリー 5つのカスタマイズ可能プロフィールと1つの初期プロフィール タッチパネル スライド ソフトウェア Armoury Crate 寸法 315mm×115mm×35mm 重量 643g(ケーブルを除く) 内容物 ROG Falchion Ace HFX ×1 キーボードカバー ×1 ROGキーキャッププラー ×1 USBケーブル ×1 ROGステッカー ×1 Ctrlキーキャップ ×1 クイックスタートガイド ×1 保証書 ×1 Republic of Gamers(ROG)について ASUSのゲーミング向けブランドRepublic of Gamers(ROG)はさまざまな製品が存在し、PCはもちろん、ヘッドセット・モニター・イヤフォンなど、すべてのゲーミングソリューションを持っています。ROGはその読み方の通り、「ゲーマー共和国を作る、ゲームが好きな方で集まって、楽しい国を作ろう」という考えのもと、名づけられました。ROGが追求する革新的な技術と、「Start with People:人を中心に据えた製品開発」の理念はさまざまな分野で認められています。ROG公式サイト : https://rog.asus.com/jp/ ROG JAPAN公式X(旧Twitter) : https://x.com/ASUSROGJP