9月6日(水)~10日(日)までイギリス・バーミンガムにて『Apex Legends』の世界大会「Apex Legends Global Series(ALGS) Year3 Championship」が開催されました。
ALGS Championshipは、北アジア(AN)、南アジア(AS)、北米(NA)、南米(SA)、欧州・アフリカ・中東(EMEA)の5地域でそれぞれ大会を開催し、出場資格を得たチームのみ参加できる世界大会です。大会はSplit1とSplit2の2シーズンに分かれており、それぞれのシーズンの上位チームと最終予選であるLCQで勝ち抜いた2チームによる計8チームがALGS Championshipへの参加資格を得ます。
ALGS Championshipは全5日の日程で行われ、初日と2日目にグループステージを行います。すべてのリーグを4つのグループに振り分け、ふたつのグループの総当たりで6試合行います。違うグループとは6試合しかしませんが、同一グループとは18試合戦うこととなるので、グループ分けが重要となります。2日間のグループステージの結果により上位20チームはウィナーズブラケット、下位20チームはルーザーズブラケットに移行します。
3日目と4日目はウィナーズとルーザーズに分かれたブラケットステージとなります。ウィナーズに進出した20チームで8試合行い、上位10チームがファイナルへ進出。下位10チームがルーザーズブラケットのファイナル行きになります。ルーザーズブラケットはまずグループステージでルーザーズ行きとなった20チームで8試合を行い、上位10チームがルーザーズファイナルへ。下位10チームはここで敗退となります。ルーザーズファイナルに進出した20チームで8試合行い、上位10チームがファイナルへ進出します。
5日目はファイナルです。ウィナーズから勝ち残った10チームとルーザーズから勝ち上がった10チームがマッチポイントシステムで戦います。マッチポイントシステムは試合数の上限はなく、設定されたポイントを超えたのち、チャンピオンになったチームが優勝するというシステムです。
基準となるポイントを獲得することで、優勝する権利を初めて得られ、そこからチャンピオンを獲得しないと優勝できないわけです。場合によっては全チームが優勝の権利を得た上で、優勝を争うと言う場面もあり得ます。ウィナーズブラケットの順位によりポイントが付与され、1位の10ポイントを皮切りに、10位の1ポイントまで振り分けられます。50ポイント以上で優勝する権利が得られるのでウィナーズブラケットで上位に入ることはファイナルでかなり優位となります。
と、ここまでALGS Championshipについて長々と解説してきましたが、今回の取材の核は大会でなくパブリックビューイング。ALGS Championshipの2日目にロスカボス渋谷にて開催されたNORTHEPTIONのパブリックビューイングにお邪魔してきました。
チアパ初体験勢も!
NORTHEPTIONはANではSplit1、Split2ともに出場権を得るにいたらず、LCQにて出場枠を獲得しました。グループステージではグループCに属しており、1日目はグループAとの対戦で惜しくも15位と言う結果でした。そしてトータルでは31位です。ただ、全18試合中6試合しかしていないので、2日目には上がるしかない順位といえます。この説明がすんなり理解してもらうために、序段で長々とALGS Championshipについて説明したわけです。
そして取材した日は初戦がグループBとCの対決でNORTHEPTIONが出場します。次がBとDの対戦で、最後がAとCになります。最後まで観たいところですが、それだと翌朝5時を過ぎてしまう上、パブリックビューイングも12時までとのことなので、とりあえず1試合目の様子を取材してきました。
会場は渋谷にあるロスカボス渋谷です。以前、FENNELのチアパを取材したのと同じ場所です。
参考:
【本当の熱狂がここに!】陰キャも陽キャも全員集まれ!——FENNELがチアパーティにこだわる理由
開始前に到着したにも関わらず、観客は何人か入っています。開始待ちの様相で、まだ静かな感じです。会場はフリードリンク制となっており、カウンターでドリンクを頼むと出してくれます。会費は2,000円なのですが、アルコールからソフトドリンクまで飲み放題となっているので、ほぼ無料みたいなものです。
カウンターの対面にはNORTHEPTIONグッズの販売コーナーを用意。マフラータオルやTシャツ、選手と同じユニフォーム、ステッカーなどが用意されていました。ステッカーは今回のALGS Championship仕様で、マフラータオルと並び、一番の売れ筋となっていました。
会場は正面にプロジェクターによる投影で、左右にそれぞれ大型ディスプレイで試合の様子を配信しています。席はテーブル席が基本で、自由に座ることができました。
来場者は35人くらいで、そのほかにも関係者や招待者も含めると全部で50人以上の人が参加していました。NORTHEPTIONのストリーマー部門のポン酢野郎さんやR6SのイベントMCなどを勤める野々宮ミカさんもいらっしゃいました。
イベント開始早々、2試合目でNORTHEPTIONがチャンピオンを獲得します。1日目はちょっと奮わなかったので、2日目にして大躍進を期待させてくれます。もちろん会場は大盛り上がり。会場に訪れた人たちのほとんどはお互いが知らない者同士でしたが、この結果をきっかけに、会場に一体感が生まれ、盛り上がっていきました。ここで会場に来ていたファンに話を聞いて見ました。
「パブリックビューイングに参加するのは初めてです。ちょっと心細い感じはありましたけど、始まってしまうと盛り上がれますね。まだ緊張はしていますけど。いつもはストリーマーの動画配信を観ていたので、プロの競技シーンを観るのは初めてです。ストリーマーの配信って、ストリーマーのみの視点なんですけど、プロの試合だと目まぐるしくいろんな人の視点に切り替わるんですね。そこが発見でした」
「我々は筑波大学の『VALORANT』チームに所属しています。今回は縁があって、NORTHEPTIONのスタッフさんにご招待いただきました。ファンミーティング的なパブリックビューイングは初めて参加しました。大会の会場とは別の雰囲気ですごく賑やかですね。ここに来ている人は全員NORTHEPTIONのファンだし、心置きなく応援できると言うのが違いますね。あと、思った以上に女性が多くて驚きました(笑)」
「NORTHEPTIONのデザインまわり、ポスターとかを担当している会社の代表をしております。今回はご招待いただき、やってきました。先ほどNORTHEPTIONがチャンピオンを取れた時はすごく盛り上がっていて、いい雰囲気で楽しいですよね。競技シーンは結構観ます。仕事に関わっているというのもありますけど、『VALORANT』とか『Apex Legends』は個人的にもプレイしており、観るのも好きです」(西村祐輝さん)
「海外でも盛り上がっていて、日本もこれからもっと盛り上がっていくと思いますので、それに加わっていきたいと思っています。ここには来ていないんですけど次男がプロゲーマーをしていますが、実は私、彼よりいい環境でプレイしているんですよ(笑)。また私はゴルフをやるんですけど、それと同じでプロゴルファーの試合を観ているのも楽しいしプロの凄さもわかります。ゲームも同様にプロの凄さがわかりますね」(西村晋太郎さん)
最後にオーナーの大輪和広氏にも話を聞いてきました。
——パブリックビューイングの開催の経緯をお聞かせください。
大輪和広氏(以下、大輪):NORTHEPTIONはこれまで露出をちゃんとしてなかったチームといえます。今回ファン層をより広げるため、またファンを盛り上げるための施策としてパブリックビューイングをやってみようと考えました。まだ一度もやったことがなかったので、まずはお試し的に小さめの箱でやろうと思い、この場所を選びました。
——やってみて課題と良かった点に関してはいかがでしょうか。また、今回のことをベースに次回以降でやってみたいことはありますか?
大輪:厳密には『VALORANT』部門で一度、北海道でパブリックビューイングはやっているのですが、ほかの部門、そして東京でやったのは初めてですね。
今回はいろいろなことに挑戦したので、スタッフがかなり頑張ってくれました。そもそも初めてのことが多く、手探りの状態です。ファン対応の手段もわからなかったですしね。
あとグッズ販売に関しては、北海道の時は現金のみの対応でしたが、今回はカード決済ができるようにしたんです。それでもまだバーコード決済には対応しておらず。足りない部分もあります。
今回はパブリックビューイングと言う形でしたが、国内のオンライン大会であれば、選手と観客が同じ場所に集まるライブ配信はやってみたいですね。
——ALGS Championshipを振り返ってみていかがでしょうか(9月7日時点)
大輪:本戦で勝てなかったのは本当に悔しかったですね。それだけにLCQでは絶対に勝ちたかった。そのためにロスターも変更し、勝てる体制を作って挑みましたしね。
ロスターが確定したのはめちゃくちゃギリギリのタイミングで、ふたりも代わっているのでもう無理かと思っていました。最終的には3人の理解度が高く、チームとして何をやるかを理解してくれていたので、チームとして完成することができました。
急造チームとなりましたが、インタビュー動画を観て、みんな仲良くやれていたので安心しました。
——『Apex Legends』の競技シーンについてはどうでしょうか。
大輪:まだまだ人気タイトルであることは間違いないですね。今回の配信の視聴者もかなりの数に観られていましたし、『Apex Legends』はライト層が多く、伸び代はまだまだありますね。
子どもが参加するイベントをやったときに『Apex Legends』の試遊台を置いたら小学生がこぞってプレイしていました。やはりコンシューマ機、特にNintendo Switchでプレイできるのは大きいですね。我が家の子どももみんなNintendo Switchでプレイしていますよ。
——今回の開催を受けて、今後の活動についてお聞かせください。
大輪:NORTHEPTIONはストリーマー部門の所属が4人しかいないので、増やしていきたいですね。
その上でストリーマーを中心としたイベントを開催してみたいです。『Among US』のストリーマーが何名かいるので、参加者と一緒にプレイできたら面白そうです。他にも主力としているタイトル以外のゲームで遊ぶとか、何ならオフラインならではでボードゲームとかでも盛り上がると思います。ちょっとエンターテインメント色を強めていきたいかな。
エンタメは強化していきますが、もちろんプロチームとしての強さは保持していきます。
——『VALORANT』部門はいかがでしょう。
大輪:来季どういうチーム構成にしていくかを検討中ですね。今シーズンは「VCT Challengers Japan Stage2」で優勝した時のメンバーよりも強いチームになったと思っていました。
しかし結果が出なかったので、日本の『VALORANT』のレベルが上がっているということかも知れません。実は、最近僕自身も『VALORANT』の配信を観まくっていて、プレイも再開しています。『VALORANT』の理解度をより高めて、いろんな選手を観ていっているところです。
すでに注目している選手もいます。いい選手を見極めてチームを強くしていきますのでご期待ください。
——ありがとうございました!
NORTHEPTIONはチームとしての存在意義を高めるために、チームのファンを得るための施策を展開しています。今回のパブリックビューイングもそのひとつです。eスポーツはゲームタイトル自体のファンや競技シーンでも選手のファンが中心で、中々チーム推し、箱推しとなってない中、それを打破するために試行錯誤しています。今回のパブリックビューイングも雰囲気は良く、ファンとチームが交流する場としては大いに役立っていると感じました。
年末までに東京にも新しい営業拠点が完成し、広くエンタメ領域にも挑戦するというお話も聞きました。今後は日本から世界へエンタメを発信することも視野に入れているとのことです。
撮影:志田彩香
編集:いのかわゆう
ALGS Championshipは、北アジア(AN)、南アジア(AS)、北米(NA)、南米(SA)、欧州・アフリカ・中東(EMEA)の5地域でそれぞれ大会を開催し、出場資格を得たチームのみ参加できる世界大会です。大会はSplit1とSplit2の2シーズンに分かれており、それぞれのシーズンの上位チームと最終予選であるLCQで勝ち抜いた2チームによる計8チームがALGS Championshipへの参加資格を得ます。
ALGS Championshipは全5日の日程で行われ、初日と2日目にグループステージを行います。すべてのリーグを4つのグループに振り分け、ふたつのグループの総当たりで6試合行います。違うグループとは6試合しかしませんが、同一グループとは18試合戦うこととなるので、グループ分けが重要となります。2日間のグループステージの結果により上位20チームはウィナーズブラケット、下位20チームはルーザーズブラケットに移行します。
3日目と4日目はウィナーズとルーザーズに分かれたブラケットステージとなります。ウィナーズに進出した20チームで8試合行い、上位10チームがファイナルへ進出。下位10チームがルーザーズブラケットのファイナル行きになります。ルーザーズブラケットはまずグループステージでルーザーズ行きとなった20チームで8試合を行い、上位10チームがルーザーズファイナルへ。下位10チームはここで敗退となります。ルーザーズファイナルに進出した20チームで8試合行い、上位10チームがファイナルへ進出します。
5日目はファイナルです。ウィナーズから勝ち残った10チームとルーザーズから勝ち上がった10チームがマッチポイントシステムで戦います。マッチポイントシステムは試合数の上限はなく、設定されたポイントを超えたのち、チャンピオンになったチームが優勝するというシステムです。
基準となるポイントを獲得することで、優勝する権利を初めて得られ、そこからチャンピオンを獲得しないと優勝できないわけです。場合によっては全チームが優勝の権利を得た上で、優勝を争うと言う場面もあり得ます。ウィナーズブラケットの順位によりポイントが付与され、1位の10ポイントを皮切りに、10位の1ポイントまで振り分けられます。50ポイント以上で優勝する権利が得られるのでウィナーズブラケットで上位に入ることはファイナルでかなり優位となります。
と、ここまでALGS Championshipについて長々と解説してきましたが、今回の取材の核は大会でなくパブリックビューイング。ALGS Championshipの2日目にロスカボス渋谷にて開催されたNORTHEPTIONのパブリックビューイングにお邪魔してきました。
チアパ初体験勢も!
フリードリンク制で飲み放題も楽しめる良心的な価格帯
NORTHEPTIONはANではSplit1、Split2ともに出場権を得るにいたらず、LCQにて出場枠を獲得しました。グループステージではグループCに属しており、1日目はグループAとの対戦で惜しくも15位と言う結果でした。そしてトータルでは31位です。ただ、全18試合中6試合しかしていないので、2日目には上がるしかない順位といえます。この説明がすんなり理解してもらうために、序段で長々とALGS Championshipについて説明したわけです。
そして取材した日は初戦がグループBとCの対決でNORTHEPTIONが出場します。次がBとDの対戦で、最後がAとCになります。最後まで観たいところですが、それだと翌朝5時を過ぎてしまう上、パブリックビューイングも12時までとのことなので、とりあえず1試合目の様子を取材してきました。
会場は渋谷にあるロスカボス渋谷です。以前、FENNELのチアパを取材したのと同じ場所です。
参考:
【本当の熱狂がここに!】陰キャも陽キャも全員集まれ!——FENNELがチアパーティにこだわる理由
開始前に到着したにも関わらず、観客は何人か入っています。開始待ちの様相で、まだ静かな感じです。会場はフリードリンク制となっており、カウンターでドリンクを頼むと出してくれます。会費は2,000円なのですが、アルコールからソフトドリンクまで飲み放題となっているので、ほぼ無料みたいなものです。
カウンターの対面にはNORTHEPTIONグッズの販売コーナーを用意。マフラータオルやTシャツ、選手と同じユニフォーム、ステッカーなどが用意されていました。ステッカーは今回のALGS Championship仕様で、マフラータオルと並び、一番の売れ筋となっていました。
会場は正面にプロジェクターによる投影で、左右にそれぞれ大型ディスプレイで試合の様子を配信しています。席はテーブル席が基本で、自由に座ることができました。
来場者は35人くらいで、そのほかにも関係者や招待者も含めると全部で50人以上の人が参加していました。NORTHEPTIONのストリーマー部門のポン酢野郎さんやR6SのイベントMCなどを勤める野々宮ミカさんもいらっしゃいました。
イベント開始早々、2試合目でNORTHEPTIONがチャンピオンを獲得します。1日目はちょっと奮わなかったので、2日目にして大躍進を期待させてくれます。もちろん会場は大盛り上がり。会場に訪れた人たちのほとんどはお互いが知らない者同士でしたが、この結果をきっかけに、会場に一体感が生まれ、盛り上がっていきました。ここで会場に来ていたファンに話を聞いて見ました。
ぽん酢野郎さんの告知をみて参加したゆかさん
「パブリックビューイングに参加するのは初めてです。ちょっと心細い感じはありましたけど、始まってしまうと盛り上がれますね。まだ緊張はしていますけど。いつもはストリーマーの動画配信を観ていたので、プロの競技シーンを観るのは初めてです。ストリーマーの配信って、ストリーマーのみの視点なんですけど、プロの試合だと目まぐるしくいろんな人の視点に切り替わるんですね。そこが発見でした」
筑波大学のeスポーツチームに所属しているピンホソさんと味海苔さん
「我々は筑波大学の『VALORANT』チームに所属しています。今回は縁があって、NORTHEPTIONのスタッフさんにご招待いただきました。ファンミーティング的なパブリックビューイングは初めて参加しました。大会の会場とは別の雰囲気ですごく賑やかですね。ここに来ている人は全員NORTHEPTIONのファンだし、心置きなく応援できると言うのが違いますね。あと、思った以上に女性が多くて驚きました(笑)」
NORTHEPTIONのデザインを担当するMIS PRODUCTIONの西村祐輝さんとその父親である西村晋太郎さん
「NORTHEPTIONのデザインまわり、ポスターとかを担当している会社の代表をしております。今回はご招待いただき、やってきました。先ほどNORTHEPTIONがチャンピオンを取れた時はすごく盛り上がっていて、いい雰囲気で楽しいですよね。競技シーンは結構観ます。仕事に関わっているというのもありますけど、『VALORANT』とか『Apex Legends』は個人的にもプレイしており、観るのも好きです」(西村祐輝さん)
「海外でも盛り上がっていて、日本もこれからもっと盛り上がっていくと思いますので、それに加わっていきたいと思っています。ここには来ていないんですけど次男がプロゲーマーをしていますが、実は私、彼よりいい環境でプレイしているんですよ(笑)。また私はゴルフをやるんですけど、それと同じでプロゴルファーの試合を観ているのも楽しいしプロの凄さもわかります。ゲームも同様にプロの凄さがわかりますね」(西村晋太郎さん)
大輪オーナーインタビュー
最後にオーナーの大輪和広氏にも話を聞いてきました。
——パブリックビューイングの開催の経緯をお聞かせください。
大輪和広氏(以下、大輪):NORTHEPTIONはこれまで露出をちゃんとしてなかったチームといえます。今回ファン層をより広げるため、またファンを盛り上げるための施策としてパブリックビューイングをやってみようと考えました。まだ一度もやったことがなかったので、まずはお試し的に小さめの箱でやろうと思い、この場所を選びました。
——やってみて課題と良かった点に関してはいかがでしょうか。また、今回のことをベースに次回以降でやってみたいことはありますか?
大輪:厳密には『VALORANT』部門で一度、北海道でパブリックビューイングはやっているのですが、ほかの部門、そして東京でやったのは初めてですね。
今回はいろいろなことに挑戦したので、スタッフがかなり頑張ってくれました。そもそも初めてのことが多く、手探りの状態です。ファン対応の手段もわからなかったですしね。
あとグッズ販売に関しては、北海道の時は現金のみの対応でしたが、今回はカード決済ができるようにしたんです。それでもまだバーコード決済には対応しておらず。足りない部分もあります。
今回はパブリックビューイングと言う形でしたが、国内のオンライン大会であれば、選手と観客が同じ場所に集まるライブ配信はやってみたいですね。
——ALGS Championshipを振り返ってみていかがでしょうか(9月7日時点)
大輪:本戦で勝てなかったのは本当に悔しかったですね。それだけにLCQでは絶対に勝ちたかった。そのためにロスターも変更し、勝てる体制を作って挑みましたしね。
ロスターが確定したのはめちゃくちゃギリギリのタイミングで、ふたりも代わっているのでもう無理かと思っていました。最終的には3人の理解度が高く、チームとして何をやるかを理解してくれていたので、チームとして完成することができました。
急造チームとなりましたが、インタビュー動画を観て、みんな仲良くやれていたので安心しました。
——『Apex Legends』の競技シーンについてはどうでしょうか。
大輪:まだまだ人気タイトルであることは間違いないですね。今回の配信の視聴者もかなりの数に観られていましたし、『Apex Legends』はライト層が多く、伸び代はまだまだありますね。
子どもが参加するイベントをやったときに『Apex Legends』の試遊台を置いたら小学生がこぞってプレイしていました。やはりコンシューマ機、特にNintendo Switchでプレイできるのは大きいですね。我が家の子どももみんなNintendo Switchでプレイしていますよ。
——今回の開催を受けて、今後の活動についてお聞かせください。
大輪:NORTHEPTIONはストリーマー部門の所属が4人しかいないので、増やしていきたいですね。
その上でストリーマーを中心としたイベントを開催してみたいです。『Among US』のストリーマーが何名かいるので、参加者と一緒にプレイできたら面白そうです。他にも主力としているタイトル以外のゲームで遊ぶとか、何ならオフラインならではでボードゲームとかでも盛り上がると思います。ちょっとエンターテインメント色を強めていきたいかな。
エンタメは強化していきますが、もちろんプロチームとしての強さは保持していきます。
——『VALORANT』部門はいかがでしょう。
大輪:来季どういうチーム構成にしていくかを検討中ですね。今シーズンは「VCT Challengers Japan Stage2」で優勝した時のメンバーよりも強いチームになったと思っていました。
しかし結果が出なかったので、日本の『VALORANT』のレベルが上がっているということかも知れません。実は、最近僕自身も『VALORANT』の配信を観まくっていて、プレイも再開しています。『VALORANT』の理解度をより高めて、いろんな選手を観ていっているところです。
すでに注目している選手もいます。いい選手を見極めてチームを強くしていきますのでご期待ください。
——ありがとうございました!
———
NORTHEPTIONはチームとしての存在意義を高めるために、チームのファンを得るための施策を展開しています。今回のパブリックビューイングもそのひとつです。eスポーツはゲームタイトル自体のファンや競技シーンでも選手のファンが中心で、中々チーム推し、箱推しとなってない中、それを打破するために試行錯誤しています。今回のパブリックビューイングも雰囲気は良く、ファンとチームが交流する場としては大いに役立っていると感じました。
年末までに東京にも新しい営業拠点が完成し、広くエンタメ領域にも挑戦するというお話も聞きました。今後は日本から世界へエンタメを発信することも視野に入れているとのことです。
撮影:志田彩香
編集:いのかわゆう
【岡安学 プロフィール】
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
Twitter:@digiyas
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
Twitter:@digiyas
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- eスポーツチームZETA DIVISION所属のtitle選手が、『チームファイト タクティクス』の世界大会「TACTICIAN’S CROWN」にて優勝。史上初となる二度目の世界王者に輝き、優勝賞金2,300万円を獲得した。<以下、ニュースリリースより>史上初となる二度目の世界王者に! GANYMEDE株式会社(本社:東京都港区 代表:西原 大輔)が運営するプロeスポーツチーム『ZETA DIVISION』は、同チームのTeamfight Tactics(以下TFT)部門に所属するtitle選手が、公式世界大会『MAGIC n’ MAYHEM TACTICIAN’S CROWN』で優勝を果たし、史上初となる二度目の世界王者に輝いたことをお知らせいたします。 TFTはRiot Gamesが手がける世界で最もプレーされているオートバトラーゲームで、高度な戦略と一瞬の判断力が鍵を握るeスポーツタイトルです。11月8日(金)から11月10日(日)にかけて開催された世界大会『MAGIC n’ MAYHEM TACTICIAN’S CROWN』では、厳しい地域予選大会を戦い抜いた40名のトッププレーヤーが出場し、賞金総額$470,000(日本円で約7,200万円)をめぐり3日間に渡る激戦を繰り広げました。 日本最強プレーヤーと称されるtitleは、今大会の優勝候補の一角として参戦。終始苦しい試合展開が続く中、持ち味である的確で素早い状況判断力を生かし、針の穴を通すような高度なプレーを見せ続け、見事優勝の栄冠と優勝賞金$150,000(日本円で約2,300万円)を獲得しました。 また優勝インタビューでtitleは、TFTの競技シーンにおいて日本はマイナー地域であることにふれつつ「TFTのプロプレーヤーとして先駆けとなる選手になりたい」と語り、競技活動のみならず日本のTFTコミュニティ全体の発展に寄与していきたい思いを明かしました。 今後もZETA DIVISIONは、TFT部門をはじめさまざまな競技タイトルのチーム運営を通じてゲームコミュニティの発展に貢献すべく、活動を続けてまいります。title選手について 史上初となる二度目の世界一の座に輝いた彼はまさに、日本のTEAMFIGHT TACTICS史に名を残すレジェンドです。その圧倒的な実力で、国内のプレーヤーからも「日本最強」と称賛されています。睡眠時間以外のほとんどを練習に捧げる程ストイックな努力家です。 X : https://x.com/loltitle YouTube : https://www.youtube.com/@title-xo2ku Twitch : https://www.twitch.tv/title_tftTeamfight Tacticsについて 『Teamfight Tactics』は、『League of Legends』の開発元であるRiot Gamesが手がける世界で最もプレーされているオートバトラーゲームです。League of Legendsの個性豊かなチャンピオンたちを駒として配置し、戦略的な編成と的確な操作で最後のひとりになるまで勝ち続けるゲームです。MAGIC n’ MAYHEM TACTICIAN’S CROWNについて 『MAGIC n’ MAYHEM TACTICIAN’S CROWN』は11月8日(金)から11月10日(日)にかけて開催された2024年度の世界一を決める大会です。最終日には、たったひとりの選手がタクティシャンの王冠と優勝賞金$150,000を獲得し、世界王者として歴史にその名を刻みます。ZETA DIVISIONについて ZETA DIVISIONは、東京に本社を置く日本発のゲーミングライフスタイルブランドです。ゲーマーとそれを取り巻くカルチャーをより豊かにし、新しいクリエーターを探し、次世代の文化を形成します。既存の文化にとらわれない新たなスタイルを発信しつづけ、ゲーミングカルチャーが広く親しまれる共通の価値観として確立した未来を目指し、活動してまいります。 WEBサイト:https://zetadivision.com X:https://x.com/zetadivision Instagram:https://www.instagram.com/zetadivision YouTube:https://www.youtube.com/c/ZETADIVISION
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- 【大会レポート】日本代表はeFootball™部門で優勝!——4つの国と地域で王者を決めるeスポーツ大会「東アジアeスポーツチャンピオンシップ 2024」が閉幕
- 日本、中国、韓国、香港のeスポーツ対抗戦「東アジアeスポーツチャンピオンシップ 2024」が2024年11月1日(金)〜3日(日)に中国・成渡にて開催。日本代表チームは総合3位となった。<以下、ニュースリリースより>日本代表は『eFootball™』で優勝するも総合3位 一般社団法人日本 e スポーツ連合(会長:早川英樹 以下、JeSU)は、11月1日(金)から3日(日)にかけて開催された「東アジアeスポーツチャンピオンシップ 2024」(Esports Championships East Asia 2024、以下ECEA 2024)にて、日本代表チームが総合3位となったことをお知らせします。 ECEAは、日本、中国、韓国3か国の友好と、東アジアにおけるeスポーツの価値向上を目指し、2021年から開催されているeスポーツの対抗戦です。4回目となる今年は、新たに香港を加え、4つの国と地域の対抗戦として規模を拡大し、中国・成都にて開催されました。 3種目で行われた競技のうち、日本代表チームは『eFootball™』で優勝を果たしたものの、『Honor of Kings』、『League of Legends』で勝利した中国が総合優勝を果たしました。日本代表チームとしては総合成績で3位に終わりました。 また、大会期間中には、eスポーツ競技だけでなく、本場の火鍋を囲んでの食事会や、ジャイアントパンダ繁殖研究基地の見学などで、選手たちの交流・親睦も図られました。ECEA 2024大会結果 JeSU公式YouTubeチャンネルにて大会のアーカイブ映像を公開していますので、ぜひ東アジアの4つの国と地域の代表が繰り広げる熱戦をご覧ください。初日:開会式、『eFootball™』 (実況:井上マー、 解説:うでぃ) 2日目:『Honor of Kings』 (実況:dagger、 解説:Cub3) 最終日:『League of Legends』、表彰式 (実況:Jaeger、 解説:Nemoh) <大会概要>名称:Esports Championships East Asia 2024(東アジアeスポーツチャンピオンシップ 2024 / 略称:ECEA2024)日程:2024年11月1日(金)~3日(日)会場:Chengdu C8 Digital Production Center(中国・成都市)参加国・地域:日本、中国、韓国、香港実施タイトルおよび日本代表選手・コーチ『eFootball™』 Ax選手 TAKEMAN選手 oshushi選手(控え選手)『Honor of Kings』 rilver選手 ASD選手 ochik2選手 Aruru選手 Kai選手(SCARZ所属)『League of Legends』 momo選手 Ham選手 Jericho選手 Deant選手 kurahuto選手 Tobiコーチ(DetonatioN FocusMe Academy所属)賞金総額:300,000RMB(約600万円)各タイトル総額:100,000RMB(約200万円) ※1RMB(人民元)=20円換算主催:China Culture & Entertainment industry Association (CCEA)共催:日本 e スポーツ連合 (JeSU)、韓国eスポーツ協会(KeSPA) JeSUはこれからも、日本におけるeスポーツの中央競技団体として、関連する国内外の団体と連携し、eスポーツの振興を通して国民の健康および社会・経済の発展に寄与することを目的として活動していきます。日本eスポーツ連合(JeSU)について 一般社団法人日本eスポーツ連合は、日本国内のeスポーツの普及と発展、そしてeスポーツの振興を目的に国民、とりわけ青少年の競技力の向上及びスポーツ精神の普及を目指しています。eスポーツの認知向上とeスポーツ選手の活躍の場の更なる拡大を目指し、競技タイトルの公認や選手のプロライセンス発行、そしてアジア競技大会をはじめとした国際的なeスポーツ大会への選手の派遣などさまざまな取り組みを行っています。また、以下のスポンサー企業や団体の支援を受け、国内のeスポーツ産業の発展に努めています。JeSUオフィシャルスポンサー: 株式会社マウスコンピューター 興和株式会社活動助成: 一般財団法人上月財団 公益財団法人ミズノスポーツ振興財団協力: 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA) 一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)後援: 一般社団法人日本アミューズメント産業協会(JAIA) 一般社団法人デジタルメディア協会(AMD)