【現地レポート】GON「プロチームはこの試合参考にした方がいい」——学生eスポーツ大会「Red Bull Campas Cluch 2023」は選手推しの女性ファンも集まり大成功!
提供元: eSports World
Red Bull Campas Cluchは18歳以上の学生であれば誰でも参加できる大会で、高校生大会のSTAGE:0や全国高校eスポーツ選手権のように同一校でチームを組まなければならない縛りもありません。それだけに参加しやすい大会といえます。
日本大会決勝で優勝するとトルコ・イスタンブールで開催される世界大会への出場権が与えられます。世界大会は約50カ国で予選を勝ち抜いたチームが参加し、優勝チームには2万ユーロ(約300万円)の賞金が贈られます。また、日本大会は9月にオンライン予選を行っており、そこで勝ち抜いた4チームが今回の決勝大会に進出しています。また、この4チームには11月に開催される「Red Bull Home Ground」に招待。さらに優勝チームはチーム全員分の交通費をRed Bullが負担するという大盤振る舞いな大会なのです。
優勝はGYUDON EATING
大会はNo Idea、おさかなAimers、Fortnite、GYUDON EATINGの4チームが出場しましたが、昨年も優勝したGYUDON EATINGが、準決勝でおさかなAimersを倒し、決勝ではNo Ideaを撃破して連覇を成し遂げました。
来場した観戦者は参加者の同級生らしい人が多くかなり若い印象。また、CLZ選手やGON選手の人気で集まった感もあり、もともと高かった女性比率が、よりいっそう高くなっていました。学生大会ながらプロシーンと同様の展開もしており、PumaとRed Bull Campas CluchのコラボTシャツを販売する物販コーナーやオリジナルノンアルコールカクテルが楽しめるRed Bull Bar、Aimingチャレンジブースなども用意しておりました。
CLZ選手、GON選手インタビュー
Red Bull Campas CluchはRed Bullが主催ですが、ディレクションパートナーとしてプロeスポーツチームのFENNELが運営を担当しています。FENNELは学生eスポーツコミュニティ「Univers」を運営しており、そこでもRed Bullとパートナーシップを組んでおり、Universが主催した「VALORANT Univers Competitive 2023 Summer Season」の優勝チームが今大会の決勝大会への出場権が得られるようになっていました。
というように、今大会とFENNELの関わりは強く、解説としてFENNEL所属のプロゲーマーであるCLZ選手とGON選手が解説陣として参加しています。両選手とも解説が初めてとのことで、学生以上に初々しい感じが漂っています。
せっかくなので、CLZ選手とGON選手に今回の大会の印象と同じRed Bullが主催するRed Bull Home Groundについて、そして来季の活動について話を聞いてきました。
——今『VALORANT』はオフシーズンに入っていると思うのですが、そこで「Red Bull Home Ground」の開催となりました。意気込みと現状について教えてください。
GON選手:全力を出し切りたいというのはもちろんなんですけど、予選にはなかったふたつのマップがHome Groundで新たに追加されるのは難しいところですね。練習期間がほぼ1カ月しかないので——。ただ、こういった機会は本当に貴重な体験となるので、甘えたこといってないで全力で取り組んで、少しでもいい姿を見せられるようにがんばりたいです。
CLZ選手:今回はオフシーズンで海外のチームと戦えるチャンスなので、自分たちの実力が通用するんだぞというところを日本の応援してくれる人たちに見せられたらいいなと思っています。
単純にオフシーズンに大きな大会を開いてくれるっていうのは気持ちとしてめちゃくちゃありがたいですね。中にはオフシーズンは休みたいと思う選手もいるかも知れませんけど、培ってきたものが失われてしまう恐怖もあるので、ある程度継続したいと思っている方なんです。
なので、こういう大会が開かれるのはすごくうれしいですね。
——オフシーズンと言えば、ロースターの変更などこれからもいろいろあると思うのですが、そういったことを踏まえて、チームの現在の状況はいかがでしょうか。
GON選手:全員、最強!(笑)。
個々の考えていることがすごく具体的なところがいいと思います。練習中は理想を求めていくことは大事だと思いますけど、実際試合になると現実味がない、実行に移せないような夢物語のようなことを提案されても、結局無理なので、現実的かつ具体的なものがいいですね。コールひとつひとつにそれを感じます。
CLZ選手:GON選手が加入して、すごくコールができる選手なので、すごく貴重な存在だと思います。いいメンバーがそろっていると思います。
——来季の抱負はどうでしょうか。
GON選手:1マップも落としません!
メンバーだけ見たら本当に日本トップクラスなんですよ。あとは自分たちのがんばりで。がんばるだけで優勝を狙えるというのはすごいことで、自信を持てるいいメンバーだと思っています。個人的にはメンバーの中を取り持つようにしていきたいですね。
CLZ選手:チームのロールが変わったので、結構ガラッと戦績とかも変わる可能性はあるんですけど、前のチームや戦績のことは気にせず、今の自分たちがやれることを最大限にやって、そこでいい結果が残せたらいいなって思います。今日みたいなイベントに呼んでいただいたのは本当に感謝しています。(解説などを)今後も挑戦していきたいですね。
——さて、大会が終わっての振り返りですが、学生たちの試合はいかがでしたか
GON選手:めちゃくちゃ面白かったです。こういう解説って立場で『VALORANT』の試合を観るのは初めてだったんですよ。新たな発見がいろいろとありました。観たものを言語化するっていうのは、理解する力が必要なんですよね。そこはキャスターさんへのリスペクトが高まった上に、『VALORANT』の理解が深まった感じがしました。
CLZ選手:我々はプロシーンで活動しているので、だからこそレベルの高い動きとか理解できるんですけど、その高いレベルの動きをやっていて感動しました。
——気になるチームや選手はいましたか?
GON選手:決勝で負けてしまいましたが、No Ideaは、めちゃくちゃうまかった。アセントでAヘブン下に隠れるっていうプレイを選んだシーンがあったんですけど、狙ってやったのかたまたまなのか凄く気になりました。配信でも話したんですけど狙ってやったならとんでもないぐらいうまいって思いましたね。
で、終わったあと楽屋で聞いて見たらちゃんと狙ってやったと。本当にNo Ideaは今後に期待しかないです。めちゃくちゃ強い。Tier2のプロチームに匹敵するくらいうまい。
『VALORANT』ではミクロマクロって表現を良くするんですけど、マクロが広い範囲での作戦、ミクロが狭い範囲でのフィジカルの撃ち合いって感じですかね。ミクロ面がうまくなったら本当にTier2レベルの強さですよ。
CLZ選手:まあ、全員うまかったんですけど。No Ideaのrio選手とcL0wNsya選手のふたりがIGLっぽいことをしていて、それ自体のレベルが凄く高くて感動したよね。
GON選手:感動した。
CLZ選手:あれをどこで身につけたのか。誰に教えて貰ったのかな。
GON選手:コーチいるのかな?
CLZ選手:聞いていないからわからないけど、気になるよね。
GON選手:それくらいの戦術の高さだった。驚きました。
——なるほど。そんなNo Ideaに勝ったGYUDON EATINGの方はいかがでしょうか
GON選手:個人のスキルが高いので、ひとりひとり自信を持つだけで十分です。GYUDON EATINGは構成が独特なので、自信を持って作って行ければ大丈夫かなと思います。
CLZ選手:奇抜な武器を使用しており、対策しづらさがあるので、それを継続していけば、世界でも十分通用すると思います。ここから変にうまくなろうとしようとするよりは、トラップの配置だったりジャッジだったり、自分たちの良さを出していった方が良さそうですね。
——強い武器は対策も進んでいますが、レア武器はなかなかそのためだけに練習に時間を当てるのは難しいですよね。
CLZ選手:対策は……。
CLZ選手・GON選手:ないよね。
——最後にオフシーズンに入って、チーム構成やメンバー構成などいろいろ大変なことになっていますが、当事者としてどんな感じにみていますか
CLZ選手:そうですね。僕自身はチームのメンバーが頻繁に入れ替わること自体にかなり否定的で、そもそもオフシーズンが長すぎるためにそう言った動きが出てしまうのかなと思います。オフシーズンがそれほど長くなければ、次の大会への用意の時間が短く、入れ替えする余裕もなくなりますので。
GON選手:いやもうちょっとふざけんなよって感じですよね。ウソです(笑)。
ゲームでご飯が食べられるだけで本当に感謝しかない。
CLZ選手:まあ、何がウソかはみんなわかっているので(笑)。
——ありがとうございます。
———
今回ゲスト解説で参加したGON選手も実はRed Bull Campas Cluch出身。まだプロチームと直結したエコシステムが構築できているわけではないが、プロへの登竜門としてその存在が確立しつつあると言える。観戦する側も将来のスター選手の発掘ができる場となるだろう。ともかく、世界大会でGYUDON EATINGが活躍することを期待します。
Red Bull Campus Clutch 日本決勝 アーカイブ:
https://www.twitch.tv/videos/1944680453
撮影:岡安学
編集:いのかわゆう
【岡安学 プロフィール】
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
Twitter:@digiyas
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)
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4月に開幕した「TWT2024」もいよいよ大詰め。歴史的な瞬間に立ち会おうと、国内はもちろん海外からも多くのプレーヤーとファンが来場しました。 「TWT2024」では年間を通してランキングポイントを獲得できる予選大会を世界各地で開催しており、今回の「TWT2024 Global Finals」では、ランキング上位についた選手たちがシーズン世界最強の座を懸けて競い合うことに。 12月8日(日)の決勝トーナメントに先駆けて、5日(木)には世界ランキング(グローバルリーダーボード)の上位20名によるグループリーグ、6日(金)には地域ランキング(リージョナルリーダーボード)の上位1名を集めた15名によるグループリーグを実施。2日間を通して計14名が決勝トーナメントに進出しました。 さらに7日(土)には、決勝トーナメントの残り2枠をめぐるLast Chance Qualifier(最終予選)を開催。最終予選は誰でもエントリーできるオープントーナメント形式であり、なんと5日(木)・6日(金)の敗退者にも参加資格が! 渋谷開催に沸く国内の強豪、ワンチャンスをものにすべく来日した海外の強豪、あと一歩のところで最終日進出を逃したランキング上位者ら総勢567名による最終予選は、現地にて試合実況を担当していた福士さんからも「序盤からずっと決勝戦のような対戦カードしかない」との言葉が飛び出すほどに、終始ハイレベルな展開となりました。▲最終予選で2位となり、決勝トーナメント進出を果たしたケイスケ選手。最終日に残った唯一の日本人選手に。 「TWT2024 Global Finals」決勝トーナメントダイジェスト 2024年の集大成となる、12月8日(日)の「TWT2024 Global Finals」決勝トーナメントに進出した選手は以下の16名。【ウィナーズトーナメント】 ・KDF|CBM選手(韓国) ・NAVI|Kkokkoma選手(韓国) ・Ashes|The Jon選手(パキスタン) ・Dragons|Raef選手(サウジアラビア) ・VARREL|Rangchu選手(韓国) ・Liquid|Shadow20z選手(アメリカ) ・Falcons|ATIF選手(パキスタン) ・TM/RB|Arslan Ash選手(パキスタン)【ルーザーズトーナメント】 ・HG|Danielmado選手(イタリア) ・ZETA DIVISION|ケイスケ選手(日本) ・Divine Exorcist4選手(メキシコ) ・AFK|Shaoling選手(コートジボワール) ・TALON|Book選手(タイ) ・theSAM-brother選手(サウジアラビア) ・T1|EDGE選手(韓国) ・FATE|Numan CH選手(パキスタン) ※“|”の前は所属チーム名、またはスポンサー名。■「TWT2024 Global Finals」決勝トーナメント大会ルール ダブルエリミネーション方式のトーナメントを採用。ウィナーズトーナメントの敗者はルーザーズ(敗者復活)トーナメントへと移行し、ルーザーズトーナメントのプレーヤーは1敗した時点でトーナメント敗退となります。 各試合は3ラウンド先取制の対戦を1セットとし、先に2セット取得したプレーヤーが勝者に。トップ8以降は3セット先取で勝利となります。 Top8からは最大5試合行われ、ウィナーズ側のプレーヤーは3セット先取で優勝。ルーザーズ側のプレーヤーは、3セット先取後のリセット後、再度3試合を先取した時点で優勝となります。 ステージ選択は毎試合ランダム。各試合での使用キャラクター変更は、前の試合で負けた側のプレーヤーにのみ認められます。 世界ランキングの上位選手によるグループリーグを勝ち上がった8名については、世界をまたにかけて戦い、過酷なスケジュールや環境の中で好成績を収めたことに対する敬意として、有利なウィナーズトーナメントからのスタートとなるレギュレーションを採用。 ウィナーズ側では、長年にわたり「鉄拳」強豪国と目されてきた韓国勢、そして近年の躍進ぶりが目覚ましいパキスタン勢が大きな存在感を放ちます。 ルーザーズ側に配されたのは、全15の地域ランキング1位の選手の中からふるいにかけられた6名と、最終予選で勝ち残ったEDGE選手、ケイスケ選手の2名。ヨーロッパ、アジア、南アメリカ、アフリカ、中東と国際色豊かな顔ぶれで、まさに世界最強プレーヤーを決めるにふさわしい舞台が整いました。▲決勝トーナメントに進出したTop16の選手たち。 午前11時から夕方にかけてトーナメントが進行した結果、優勝の可能性を残す選手は6名に絞られることに。 ルーザーズ準々決勝・第1試合では、最終予選1位でこの決勝トーナメントに進出したEDGE選手と、前年度「TWT2023」覇者にして本年度世界ランク1位のArslan Ash選手が対戦。 ファラン使いのEDGE選手が序盤からアグレッシブに攻め込んでいったことで、鉄壁の防御力を誇るArslan Ash選手がそれを捌ききれるか否かという試合展開に。両者一歩も譲らぬシーソーゲームとなるも、最後まで攻めを通し続けたEDGE選手が勝利しました。▲ここで敗退となったArslan Ash選手。 ルーザーズ準々決勝・第2試合を戦うのは、ATIF選手とCBM選手。第1試合と同じくパキスタンVS韓国の図式となりました。 先の試合では同郷の盟友にして最大のライバルであるArslan Ash選手がトーナメントを去ったこともあり、唯一勝ち残ったパキスタン勢としての意地を見せたATIF選手。ストレートでCBM選手を下し、ルーザーズ準決勝へと駒を進めます。▲試合中のCBM選手。 続いて行われたのは、ウィナーズ決勝戦。ここを勝てば優勝へと大幅に近づく重要な1戦です。 対するRangchu選手はこの決勝トーナメントで唯一のクマ使い。ひとつ前の試合では、優勝候補筆頭と目されるArslan Ash選手に土をつける快進撃を見せています。 風間仁でヒート状態も絡めた強気な攻めを展開したRaef選手。Rangchu選手も大柄なクマを器用に操って猛攻をいなし続け、勝負はフルセット・フルラウンドに。最後はRangchu選手の防御精度と“読み”(予測)が一歩上回り、Raef選手を撃破しました。 再びルーザーズ側の試合に戻り、ルーザーズ準決勝にてEDGE選手とATIF選手が対戦。先ほどは華麗な攻めを披露したEDGE選手でしたが、それにひるむどころか要所で反撃に転じてくるATIF選手には苦戦を強いられます。 お互いの攻め手がぶつかり合うエキサイティングなゲームとなりましたが、結果としては1-3でATIF選手が圧倒。盤石の試合運びでルーザーズ決勝戦への進出を決めました。▲最終予選から進出したEDGE選手もここで敗退。 Raef選手とATIF選手によるルーザーズ決勝戦。その1セット目では、Raef選手が押し切るかという局面からATIF選手が逆転に成功し、続くセットも連取。一気にリードを広げます。 精神的にも余裕ができたのか、3セット目では鋭い反応でレイジアーツをくり出し、相手の攻めを断ち切るといったスーパープレイも披露。Raef選手も1セット返しますが、最後はATIF選手が使用するドラグノフのヒートバーストが炸裂し、ATIF選手の勝利となりました。▲惜しくも敗れたRaef選手。 決勝戦 Rangchu vs ATIF かくして、優勝決定戦の対戦カードが確定。ウィナーズ側で無敗を維持するRangchu選手は大幅に有利な状況で(※)、ルーザーズから勝ち上がってきたATIF選手を待ち構えます。 ※Rangchu選手は3本先取した時点で優勝。ATIF選手が優勝するには3本先取(リセット)後、さらに3本先取が必要。 韓国にルーツを持つRangchu選手ですが、日本での活動期間が長いゆえに日本勢からも慕われており、会場はほぼRangchu選手のホームといった雰囲気に。しかしATIF選手もパキスタンから世界をまたにかけて活躍する選手なだけに、アウェイムードは慣れたものといったところでしょうか。 この試合で先手をとったのはATIF選手。ステージの特性を活かし、Rangchu選手のクマを壁際に追い詰めて大ダメージを奪い1セット目を取得しました。▲試合中のATIF選手。 しかしRangchu選手も冷静でした。2セット目ではタイムアップ間際の状況で逆転勝利に成功するなど、おそるべき勝負強さを発揮。接戦をことごとくものにし、2セット連取により優勝に王手をかけます。▲韓国のRangchu選手と、使用キャラクターのクマ。 世界最高峰の技量と強靭な精神力を持つプレーヤーどうしの対戦であり、かつ狭めのステージが続いたこともあって、毎ラウンド最後の最後まで目が離せない展開の連続に。息が詰まるようなゼロ距離の攻防を経て、最後に立っていたのはRangchu選手のクマ。 セットカウント3-1で、Rangchu選手が『鉄拳8』の初代世界最強プレーヤーの称号を手にすることとなりました。▲見事優勝をつかみ、大きなガッツポーズを見せたRangchu選手。 優勝が決まった直後、観客席からは大きな「Rangchu」コールが巻き上がるなかで、万感の思いを噛み締めるような表情を浮かべていたRangchu選手。表彰式にて優勝トロフィーを高々と掲げた際には、目に涙が滲んでいるようにも見えました。 Top8の試合の様子を以下にてご視聴いただけます。 【#TWT2024/公式日本語配信】Global Finals / Day 4 (決勝トーナメント / Top 8)https://www.youtube.com/live/BFfuy_eom9k優勝直後のRangchu選手にインタビュー! 「自分を応援する声がヘッドホン越しに聞こえた」 ――優勝おめでとうございます!! 優勝が決まった瞬間の心境について教えてください。Rangchu選手:最近は調子がよく、周囲のみんなからも期待されていたので、プレッシャーを感じてかなり緊張していました。勝てた瞬間は、「これでみんなからの期待に少しは応えることができた」と思えて、すごく嬉しかったです。 僕は日本在住なので、友だちもたくさん会場に応援に来てくれました。本気で僕のことを応援してくれている人たちの姿がステージからよく見えていたので、本当によかったです。――この1年間『鉄拳8』に取り組まれてきたなかで印象的なできごとや、苦労した思い出があれば教えてください。Rangchu選手:僕の使っているクマは、『鉄拳8』発売直後のころはあまりプレーヤー間での評価が高くなくて。僕自身もいろいろと使いかたを試しながらやっていたんですけど、なかなかうまくいっていなかったんです。 今年の夏ごろにはかなり迷走していたんですけど、そこを乗り越えることができ、今日につなげることができてよかったです。周囲の仲間たちもたくさんアドバイスをしてくれましたし、ふだんからいっしょに練習してくれる面々にはものすごく感謝しています。――使用キャラクターであるクマに対して労いの声をかけてあげるとしたら、どのような言葉が思い浮かびますか?Rangchu選手:ひとこと、「ありがとう」ですね(笑)。――1日を通して、Rangchu選手が追い込まれた状況から逆転勝利する姿を何度も目にしました。試合中、どういったことを考えて気持ちを切り替えていたのでしょうか?Rangchu選手:負けたときも自分の試合内容が悪くて負けたわけではないと思えたので、集中を切らさないようにがんばろうと、それだけを考えていました。 あと、今日はいつもよりも自分のことを応援してくれる声がすごく大きかったと思います。それがヘッドホン越しにも聞こえてきたことで、最後まで諦めずにがんばれたと思います。「鉄拳」発祥の地・日本で30周年記念イベント「超・鉄拳祭」 ここからは、シリーズの30周年を記念して開催した「超・鉄拳祭」の展示内容を、来場者の盛り上がりとともにお届けします。当時の思い出がよみがえる! 歴代ビジュアルアート&遊技機展示 会場へと続くエスカレーターを下った先では、「鉄拳」シリーズの歴代キービジュアルをはじめ、印象的なコンセプトアートやイラストが散りばめられた特大のアートパネルがお出迎え! 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- 【大会レポート】優勝賞金100万円!――「ぷよぷよ」シリーズの公式大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」優勝はともくん選手!
- 「ぷよぷよ」シリーズのセガ公式大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」が2024年11月24日(日)に開催。ともくん選手が優勝、2度目の優勝を果たし賞金100万円を獲得した。<以下、ニュースリリースより>セガ公式プロ大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」結果 株式会社セガは、ジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定タイトルである、対戦アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズについて、セガ公式プロ大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」を2024年11月24日(日)にセガサミーグループ本社(東京・品川)にて開催いたしました。本大会を制し賞金100万円を勝ち取ったのは、ともくん選手となりました。 グランドファイナルで立ちふさがったのは、巨人の火力・delta選手。序盤、ともくん選手はdelta選手に大きなリードを許してしまう展開になりましたが、ともくん選手は怒涛の連取により大逆転し、2024年よりスタートしたグランプリシリーズで2度目の優勝を果たしました。 優勝のともくん選手、準優勝のdelta選手には、賞金の他、2025年3月に開催予定のセガ公式大会「太陽生命 ぷよぷよグランプリ 2025 ファイナル」の出場権が付与されます。優勝コメント・ともくん選手 今回は予選から決勝まで一度も負けずに優勝できたのでうれしいです。アッパーファイナル、グランドファイナルでは、自分の理想の攻め方がdelta選手にうまく刺さらず苦しい展開になりましたが、攻め方を変えてなんでもいいから1本取ろうと切り替えました。優勝したものの決勝での試合内容でよくなかったところもあったので、ファイナルに向けて仕上げていきたいと思います。大会結果 優勝:ともくん選手 準優勝:delta選手 3位:SAKI選手 4位:せたなぎ選手 大会の模様はライブ配信のアーカイブでご覧いただけます。「ぷよぷよ」を極めたプロ選手による数々の熱い激戦を、ぜひご覧ください。セガ公式プロ大会「GigaCrysta ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」アーカイブ視聴ページYouTube:https://youtube.com/live/_xu0Be7czxM▲左から、決勝戦時のともくん選手と、delta選手 ▲表彰の様子 優勝のともくん選手には優勝賞金100万円と副賞のゲーミングモニターGigaCrysta「LCD-GD241JD」が贈られた。