2024年4月27日(土)~4月29日(祝・月)有明GYM-EXにて格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2024」が開催中。今回は初の有料化にも関わらず、チケットは早々に完売。eスポーツの盛り上がりを肌で感じている。
今回のメイントーナメントのタイトルは、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』、『GULITY GEAR -STRIVE-』、『The King of Fighters XV』、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』、『ストリートファイター6』、『鉄拳8』、『Under Night in-Birth II Sys:Celes』の7タイトル。
そのメイントーナメントとは別に、さまざまなサイドイベントや物販販売などが各ブースにて開催されている。今回は、サイドイベントや物販に焦点を置いてレポートしていこう。
なお、出展ブース一覧は下記のページから確認できる。気になるメーカーがないか事前にチェックしておこう。
出展ブース一覧:
https://service.evojapan.gg/s/evoj2024/page/booth
サイドイベント:
https://www.evojapan.gg/events/#side_events
会場に行ったからには掘り出し物をゲットしたい。今回は非常に多くの物販ブースが展示されていたので、気になるメーカーを突撃取材してきた。
昨年に引き続き特別協賛のロート製薬株式会社のブース。リザクゼーションスペースでは限定のYogiboでゆっくり休憩することができる。ブースが入口付近にあることもあり、ちょっと休憩というのに最適だ。また、ブース内に設置された巨大ロートZ!マンと
超巨大ロートZ!マンとの撮影スポットも設置。一緒に撮影した画像をXに投稿することで限定アイテムが当たるガチャガチャにもチャレンジできるぞ!
いわずと知れた三和電子の物販。レバーボールやプッシュボタンなどアケコンパーツを多数取りそろえている。会場では通常価格よりお得に買えるチャンスなので、気になるパーツはぜひともゲットしてほしい。
EVO Japan初参戦のセイミツ工業株式会社のブース。目玉はなんといってもEVO Japan限定のコンプリートボックス。レバーはドライサーフ仕様になっていて非常に滑らか入力が可能になっている。限定200個という超レアものなので気になる人はいち早くセイミツ工業株式会社のブースへ向かおう。
またEVO Japanデザインのバレットレバーや、CHERRY MXスイッチを採用した新型ボタンAlutimoも販売中だ。
ゲーマー御用達アパレルブランド無敵時間のブース。注目は新作のハートロゴのTシャツを限定先行販売。またカンフーアーティストのイナミさんがモデルの鉄山靠(てつざんこう)も好評販売中!
また限定ステッカーはなんと無料! 早い者勝ちなのでレアものステッカーをゲットしよう。
元祖レバーレスコントローラーともいえるhitBOXのブース。気軽にボタンを増設できる「C.O.M.B.O. Extension」を展示。ボタンが増設できるだけでなく、キースイッチを採用し、アクチエーションポイントを0.3mm、0.5mm、1.0mmへと変更できるボタンも展示されていた。
「C.O.M.B.O. Extension」は5月発売予定で会場購入することはできないが、実際に試せる貴重な機会となっている。hitBOXは購入可能なのでそちらも要チェックだ。
Mad Catzのブースではお買い得商品がもりだくさん。オリジナルうちわが100円と大変お得、さらにうちわとTシャツ、うちわ+Tシャツ+ゲームパッドのセットまで販売されている。
また、来店するだけでオリジナルステッカーももらえる大盤振る舞い。Day2、Day3は夏日とも予想されているので、まずはマッドキャッツのうちわをゲットして暑さ対策をしてみてはいかが♪
人気のアケコンTE3も販売中だ。
ゴールデンレバーブース。ゴールデンレバーを購入したユーザーを対象にレバーのフィッティングサービスを実施中。入力を硬くしたいとか、斜めに入れるのをしっかりしたいといたユーザーごとのお悩みを解決すべく、自分に合ったゴールデンレバーへとカスタマイズしてくれるのだ。フィッティングサービスはもちろん無料で、すでにゴールデンレバーを持っているユーザーも持参すればフィッティングをしてくれるとのこと。
また、Qanba各種アケコンやボタンも販売中で、アケコン内蔵デスクで注目となった「Qanba 2009 Arcade 」が展示されている。
HORIブースでのイチオシは新作ゲーミングパッドの「ファイティングコマンダーOCTA」だ。PS5対応版とPC対応版の両モデルが販売中で、もちろん試遊もできる。
また、静音モデルの「ファイティングスティックα SILENT for PlayStation5, PlayStation4, PC」を購入するとオリジナル天板がプレゼントされるキャンペーンも実施中。また先着30名にはsako選手のサイン入り天板もプレゼントされる。
高級アケコンでおなじみのVICTRIXのブース。昨年同様お手持ちのVICTRIX製アケコンにレーザー刻印のサービスを展開。新作の『鉄拳8』コラボモデルが発売中だ。
また、多機能ゲーミングゲームパッド「Victrix Pro BFG」のホワイトカラーや、Xbox Series X|S or PC対応モデルが新登場。本日発売ということでいち早くゲットするチャンス!
高性能ゲーミングデバイスを取り扱うネットショップ「ふもっふのおみせ」では、メカニカルキーボードメーカー「VARMILO(アミロ)」と共同開発したラピッドトリガー搭載のレバーレスコントローラーが先行体験できる。いよいよレバーレスコントローラーでもラピッドトリガー搭載の時代がやってきた。
現在ボタンの厚みは2.2mmになっているが、発売時では1.8mmや1.5mmといったより反応速度を重視していくようだ。価格も2万円以下とかなりリーズナブルなので、気になる人はぜひ手に取ってみてほしい。
『ストリートファイター6』のグッズを販売しているGRAPHTのブース。6月発売予定で、『スト6』の効果音が聞き取りやすくなるゲーミングイヤホン「GRAPHT THE STANDARD」が先行体験できる。実際に聞いてみると、非常に高音が強めになり、シャリシャリ系の音質になる分、効果音が聞き取りやすくなる印象だ。
また筆者が個人的におすすめしたいのが、三和製のボタンキャップを換装するだけでさまざまな入力方法がしやすくなるという「クイックアクションボタンキャップ」も発売中。
「クイックアクションボタンキャップ」は試遊可能で販売もしているので、実際にさわってみて気になったら購入してみよう。
『リーグ・オブ・レジェンド』や『VALORANT』でおなじみのRiot Games初の格闘ゲーム『2XKO』のブース。こちらでは試遊が可能になっている。
必殺技は方向キーとワンボタンで発動可能なため、比較的簡単に入力できる。また相手を打ち上げる技が共通であり、浮かせてからのコンボが爽快。ボタンの長押しで技が変わるのも確認できた。
わかる人にしかわからない例えをするならば「ヴァンパイアセイバー+マーブル+ワールドヒーローズ」みたいなシステム。一応パリィもあったがモーションだけで1ゲージ消費する上に、タイミングがシビアなので気軽には使えない印象だ。
ユーザーや企業がもちよって開催されるサイドイベントもEVO Japanの魅力のひとつ。今年もメイントーナメントに負けじと熱い戦いを繰り広げるサイドイベントを紹介していこう。
バリアフリーeスポーツを提唱する株式会社ePARAが「ゲームアクセシビリティ体験会」を実施。視覚情報なしで『スト6』で対戦を行う心眼体験コーナーや、Accessコントローラー体験コーナーが展示されていた。
ここ『スト6』を皮切りに、障害の有無にかかわらず楽しめるタイトルが増えてきている。ePARAの活動を通じて、新たな可能性を体験できるのはうれしいポイントだ。
1994年にアーケードでリリースされた「フライングパワーディスク」が、2022年に続編をリリースしていたのをご存じだろうか。「フライングパワーディスク」が好きすぎる海外プレーヤーによって開発された「フライングパワーディスク2」のサイドトーナメントも開催されていた。
話によると「フライングパワーディスク」が好きすぎるプレーヤーたちは、プレーヤーレベルが高くなりすぎ、シュートを打ってもなかなか得点につながらない試合が続いてしまったという。そこで、ルールを改め得点が入りやすいシステムにしたのが続編の「フライングパワーディスク2」なのだ。
うまくなりすぎて試合が進まないって、どんだけ極まってるんだよとファンの熱意を肌で感じることができたブースだった。
なお、「フライングパワーディスク2」はPlayStation 5、 Nintendo Switch、 PlayStation 4、 Xbox One、 Microsoft Windowsとさまざまなプラットフォームでプレー可能で、さらにクロスプレイにも対応している。気になる人は「Windjammers 2」で検索!
千葉県銚子市の農家「ウッド村ファーム」木村PによるストⅡターボ大会が今年も開催された。参加者は現役のガチゲーマーやプロ選手など、隠れた名トーナメントだ。
『スト2ターボ』といえば、1993年に開催された全国大会「スト2ターボ チャンピオンシップ'93 IN 国技館」。当時決勝だけで8,000名のプレーヤーが国技館に集結したという、伝説の大会。その大会で優勝を手にしたのが、何を隠そう本大会に出場している中野サガット氏なのだ。
本大会のルールは先述した『スト2ターボ チャンピオンシップ'93 IN 国技館』にならって、キーコンフィグは不可。デフォルトの設定でしかもスーパーファミコンの純正パッドでプレーが必須となっているため、操作はかなり独特になるはずなのに、参加者の多くはそんな設定をもろともせず非常にレベルの高い戦いを繰り広げていた。
安定した強さを見せつけたこにたま氏が2連覇を達成! 決勝戦はフルセットに持ち込まれるなどめちゃめちゃ熱い試合を繰り広げていた。
なんと来年の開催決定もアナウンスされた「スト2ターボ大会」。こにたま氏の3連覇となるのか、中野サガット氏のリベンジが成功するのか。はたまた新たなチャレンジャーが優勝をかっさらうのか——。来年のEVO Japanが楽しみである。
———
今年は初の有料化となったEVO Japanだが昨年以上の盛り上がりを肌で感じることができた。お客さんの層にも変化が見られ、いわゆる格ゲーマーというよりかは、カジュアルにイベントを楽しみに来ているようなユーザーも多く見られ、ストリーマーやインフルエンサーによって格闘ゲームの間口が広がったようにも感じた。
また『2XKO』をはじめとする新作タイトルのシステムにも大きな変化を感じた。『スト6』で導入されたモダンシステムにならい、多くのメーカーが簡単操作で奥の深いシステムになるような試みにチャレンジしているようにも感じる。今回紹介はしていないが、2D対戦格闘ゲーム『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』も、特定のボタンを押しながら、攻撃ボタンを連打するだけで超強力なコンボを自動で入力してくれるお手軽システムが導入されていた。
格闘ゲームというと、どうしても覚えることが多くて敷居が高いと敬遠されがちなジャンルが、こうした大きな変化で新規ユーザーの獲得につながることを期待したい。
そしてサイドイベントでは本当にたくさんのイベントが開催されている。今年はBYOCブースがなかったのが残念でならないが、まるでタイムマシンで時代をさかのぼったかのような懐かしい気持ちにさせてくれるサイドイベントは本当に楽しい。
ぜひメイントーナメントに参加しているプレーヤーも時間を見つけてサイドイベントに参加してみてほしい。
編集:いのかわゆう
撮影:いのかわゆう
今回のメイントーナメントのタイトルは、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』、『GULITY GEAR -STRIVE-』、『The King of Fighters XV』、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』、『ストリートファイター6』、『鉄拳8』、『Under Night in-Birth II Sys:Celes』の7タイトル。
そのメイントーナメントとは別に、さまざまなサイドイベントや物販販売などが各ブースにて開催されている。今回は、サイドイベントや物販に焦点を置いてレポートしていこう。
なお、出展ブース一覧は下記のページから確認できる。気になるメーカーがないか事前にチェックしておこう。
出展ブース一覧:
https://service.evojapan.gg/s/evoj2024/page/booth
サイドイベント:
https://www.evojapan.gg/events/#side_events
物販情報
会場に行ったからには掘り出し物をゲットしたい。今回は非常に多くの物販ブースが展示されていたので、気になるメーカーを突撃取材してきた。
ROHTO
昨年に引き続き特別協賛のロート製薬株式会社のブース。リザクゼーションスペースでは限定のYogiboでゆっくり休憩することができる。ブースが入口付近にあることもあり、ちょっと休憩というのに最適だ。また、ブース内に設置された巨大ロートZ!マンと
超巨大ロートZ!マンとの撮影スポットも設置。一緒に撮影した画像をXに投稿することで限定アイテムが当たるガチャガチャにもチャレンジできるぞ!
三和電子 物販
いわずと知れた三和電子の物販。レバーボールやプッシュボタンなどアケコンパーツを多数取りそろえている。会場では通常価格よりお得に買えるチャンスなので、気になるパーツはぜひともゲットしてほしい。
セイミツ工業株式会社
EVO Japan初参戦のセイミツ工業株式会社のブース。目玉はなんといってもEVO Japan限定のコンプリートボックス。レバーはドライサーフ仕様になっていて非常に滑らか入力が可能になっている。限定200個という超レアものなので気になる人はいち早くセイミツ工業株式会社のブースへ向かおう。
またEVO Japanデザインのバレットレバーや、CHERRY MXスイッチを採用した新型ボタンAlutimoも販売中だ。
皆様、セイミツ工業です。コンプリートセットの価格につきましては、¥8,500-の税込になります。かなりお得なセットになります。 pic.twitter.com/oIkTzXlycK
— セイミツ工業株式会社 (@seimitsuJOY) April 24, 2024
無敵時間
ゲーマー御用達アパレルブランド無敵時間のブース。注目は新作のハートロゴのTシャツを限定先行販売。またカンフーアーティストのイナミさんがモデルの鉄山靠(てつざんこう)も好評販売中!
また限定ステッカーはなんと無料! 早い者勝ちなのでレアものステッカーをゲットしよう。
hitBOX
元祖レバーレスコントローラーともいえるhitBOXのブース。気軽にボタンを増設できる「C.O.M.B.O. Extension」を展示。ボタンが増設できるだけでなく、キースイッチを採用し、アクチエーションポイントを0.3mm、0.5mm、1.0mmへと変更できるボタンも展示されていた。
「C.O.M.B.O. Extension」は5月発売予定で会場購入することはできないが、実際に試せる貴重な機会となっている。hitBOXは購入可能なのでそちらも要チェックだ。
Mad Catz
Mad Catzのブースではお買い得商品がもりだくさん。オリジナルうちわが100円と大変お得、さらにうちわとTシャツ、うちわ+Tシャツ+ゲームパッドのセットまで販売されている。
また、来店するだけでオリジナルステッカーももらえる大盤振る舞い。Day2、Day3は夏日とも予想されているので、まずはマッドキャッツのうちわをゲットして暑さ対策をしてみてはいかが♪
人気のアケコンTE3も販売中だ。
ASIndo.pro
ゴールデンレバーブース。ゴールデンレバーを購入したユーザーを対象にレバーのフィッティングサービスを実施中。入力を硬くしたいとか、斜めに入れるのをしっかりしたいといたユーザーごとのお悩みを解決すべく、自分に合ったゴールデンレバーへとカスタマイズしてくれるのだ。フィッティングサービスはもちろん無料で、すでにゴールデンレバーを持っているユーザーも持参すればフィッティングをしてくれるとのこと。
また、Qanba各種アケコンやボタンも販売中で、アケコン内蔵デスクで注目となった「Qanba 2009 Arcade 」が展示されている。
HORI
HORIブースでのイチオシは新作ゲーミングパッドの「ファイティングコマンダーOCTA」だ。PS5対応版とPC対応版の両モデルが販売中で、もちろん試遊もできる。
✨お買い上げ、ありがとうございます!✨ pic.twitter.com/6hGptp9amP
— HORI /ゲーム周辺機器のホリ (@HORI__OFFICIAL) April 27, 2024
また、静音モデルの「ファイティングスティックα SILENT for PlayStation5, PlayStation4, PC」を購入するとオリジナル天板がプレゼントされるキャンペーンも実施中。また先着30名にはsako選手のサイン入り天板もプレゼントされる。
VICTRIX by PDP
高級アケコンでおなじみのVICTRIXのブース。昨年同様お手持ちのVICTRIX製アケコンにレーザー刻印のサービスを展開。新作の『鉄拳8』コラボモデルが発売中だ。
また、多機能ゲーミングゲームパッド「Victrix Pro BFG」のホワイトカラーや、Xbox Series X|S or PC対応モデルが新登場。本日発売ということでいち早くゲットするチャンス!
ふもっふのおみせ/VARMILO
高性能ゲーミングデバイスを取り扱うネットショップ「ふもっふのおみせ」では、メカニカルキーボードメーカー「VARMILO(アミロ)」と共同開発したラピッドトリガー搭載のレバーレスコントローラーが先行体験できる。いよいよレバーレスコントローラーでもラピッドトリガー搭載の時代がやってきた。
現在ボタンの厚みは2.2mmになっているが、発売時では1.8mmや1.5mmといったより反応速度を重視していくようだ。価格も2万円以下とかなりリーズナブルなので、気になる人はぜひ手に取ってみてほしい。
GRAPHT
『ストリートファイター6』のグッズを販売しているGRAPHTのブース。6月発売予定で、『スト6』の効果音が聞き取りやすくなるゲーミングイヤホン「GRAPHT THE STANDARD」が先行体験できる。実際に聞いてみると、非常に高音が強めになり、シャリシャリ系の音質になる分、効果音が聞き取りやすくなる印象だ。
また筆者が個人的におすすめしたいのが、三和製のボタンキャップを換装するだけでさまざまな入力方法がしやすくなるという「クイックアクションボタンキャップ」も発売中。
「クイックアクションボタンキャップ」は試遊可能で販売もしているので、実際にさわってみて気になったら購入してみよう。
2XKO
『リーグ・オブ・レジェンド』や『VALORANT』でおなじみのRiot Games初の格闘ゲーム『2XKO』のブース。こちらでは試遊が可能になっている。
必殺技は方向キーとワンボタンで発動可能なため、比較的簡単に入力できる。また相手を打ち上げる技が共通であり、浮かせてからのコンボが爽快。ボタンの長押しで技が変わるのも確認できた。
わかる人にしかわからない例えをするならば「ヴァンパイアセイバー+マーブル+ワールドヒーローズ」みたいなシステム。一応パリィもあったがモーションだけで1ゲージ消費する上に、タイミングがシビアなので気軽には使えない印象だ。
サイドイベントもアツイ!
ユーザーや企業がもちよって開催されるサイドイベントもEVO Japanの魅力のひとつ。今年もメイントーナメントに負けじと熱い戦いを繰り広げるサイドイベントを紹介していこう。
株式会社ePARA
バリアフリーeスポーツを提唱する株式会社ePARAが「ゲームアクセシビリティ体験会」を実施。視覚情報なしで『スト6』で対戦を行う心眼体験コーナーや、Accessコントローラー体験コーナーが展示されていた。
ここ『スト6』を皮切りに、障害の有無にかかわらず楽しめるタイトルが増えてきている。ePARAの活動を通じて、新たな可能性を体験できるのはうれしいポイントだ。
フライングパワーディスク2
1994年にアーケードでリリースされた「フライングパワーディスク」が、2022年に続編をリリースしていたのをご存じだろうか。「フライングパワーディスク」が好きすぎる海外プレーヤーによって開発された「フライングパワーディスク2」のサイドトーナメントも開催されていた。
話によると「フライングパワーディスク」が好きすぎるプレーヤーたちは、プレーヤーレベルが高くなりすぎ、シュートを打ってもなかなか得点につながらない試合が続いてしまったという。そこで、ルールを改め得点が入りやすいシステムにしたのが続編の「フライングパワーディスク2」なのだ。
うまくなりすぎて試合が進まないって、どんだけ極まってるんだよとファンの熱意を肌で感じることができたブースだった。
なお、「フライングパワーディスク2」はPlayStation 5、 Nintendo Switch、 PlayStation 4、 Xbox One、 Microsoft Windowsとさまざまなプラットフォームでプレー可能で、さらにクロスプレイにも対応している。気になる人は「Windjammers 2」で検索!
スト2ターボ大会
千葉県銚子市の農家「ウッド村ファーム」木村PによるストⅡターボ大会が今年も開催された。参加者は現役のガチゲーマーやプロ選手など、隠れた名トーナメントだ。
『スト2ターボ』といえば、1993年に開催された全国大会「スト2ターボ チャンピオンシップ'93 IN 国技館」。当時決勝だけで8,000名のプレーヤーが国技館に集結したという、伝説の大会。その大会で優勝を手にしたのが、何を隠そう本大会に出場している中野サガット氏なのだ。
本大会のルールは先述した『スト2ターボ チャンピオンシップ'93 IN 国技館』にならって、キーコンフィグは不可。デフォルトの設定でしかもスーパーファミコンの純正パッドでプレーが必須となっているため、操作はかなり独特になるはずなのに、参加者の多くはそんな設定をもろともせず非常にレベルの高い戦いを繰り広げていた。
安定した強さを見せつけたこにたま氏が2連覇を達成! 決勝戦はフルセットに持ち込まれるなどめちゃめちゃ熱い試合を繰り広げていた。
なんと来年の開催決定もアナウンスされた「スト2ターボ大会」。こにたま氏の3連覇となるのか、中野サガット氏のリベンジが成功するのか。はたまた新たなチャレンジャーが優勝をかっさらうのか——。来年のEVO Japanが楽しみである。
———
今年は初の有料化となったEVO Japanだが昨年以上の盛り上がりを肌で感じることができた。お客さんの層にも変化が見られ、いわゆる格ゲーマーというよりかは、カジュアルにイベントを楽しみに来ているようなユーザーも多く見られ、ストリーマーやインフルエンサーによって格闘ゲームの間口が広がったようにも感じた。
また『2XKO』をはじめとする新作タイトルのシステムにも大きな変化を感じた。『スト6』で導入されたモダンシステムにならい、多くのメーカーが簡単操作で奥の深いシステムになるような試みにチャレンジしているようにも感じる。今回紹介はしていないが、2D対戦格闘ゲーム『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』も、特定のボタンを押しながら、攻撃ボタンを連打するだけで超強力なコンボを自動で入力してくれるお手軽システムが導入されていた。
格闘ゲームというと、どうしても覚えることが多くて敷居が高いと敬遠されがちなジャンルが、こうした大きな変化で新規ユーザーの獲得につながることを期待したい。
そしてサイドイベントでは本当にたくさんのイベントが開催されている。今年はBYOCブースがなかったのが残念でならないが、まるでタイムマシンで時代をさかのぼったかのような懐かしい気持ちにさせてくれるサイドイベントは本当に楽しい。
ぜひメイントーナメントに参加しているプレーヤーも時間を見つけてサイドイベントに参加してみてほしい。
編集:いのかわゆう
撮影:いのかわゆう
【井ノ川結希(いのかわゆう)プロフィール】
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。
X:@sdora_tweet
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。
X:@sdora_tweet
関連記事
-
- 【大会レポート】賞金総額8,000万円超え!——『第五人格』の世界大会「Call of the Abyss Ⅶ」ワールド決勝戦でREJECTが準優勝!
- 『第五人格』の公式大会「Call of the Abyss Ⅶ」が2024年4月12日(金)〜5月4日(土)、中国・杭州市にて開催され、REJECTが準優勝を果たした。<以下、ニュースリリースより>日本代表のREJECTが大快挙 この度、株式会社REJECT(代表取締役:甲山翔也、以下、「REJECT」)が運営するプロeスポーツチーム「REJECT」のIdentityV部門が『Call of the Abyss VII』ワールド決勝戦において準優勝したことをお知らせします。 REJECT IdentityV部門は、4月12日(金)から5月4日(土)、中国・杭州市にて開催された、ゲームタイトルIdentityV の公式大会『Call of the Abyss VII』ワールド決勝戦にて準優勝という成績を収めました。『Call of the Abyss VII』ワールド決勝戦は、世界中の各地域から予選を勝ち上がってきたチームが一堂に会する、第五人格の競技シーンでも最大級の世界大会となり、賞金総額総額 4,000,000元をかけ実施されています。 REJECTは日本地区代表5チームの中の1チームとして、『Call of the Abyss VII』ワールド決勝戦 グループ戦に参加。グループ分け抽選の結果、Bグループになり世界の強豪相手にグループ戦に挑みました。 グループ戦では楽しみながら試合に挑むチームワークが功を奏し、Bグループ1位通過で『Call of the Abyss VII』ワールド決勝戦 トーナメントに進出することができました。 『Call of the Abyss VII』ワールド決勝戦 トーナメントも「REJECT」の快進撃は続き駒を進めます。世界大会の準決勝の舞台では日本地区でも幾度となく対戦している「SCARZ」と対峙。接戦の末、試合はフルセットまでもつれ込み、結果として「REJECT」が勝利。日本地区の想いも背負い世界大会の決勝戦へ駒を進めました。 決勝戦の相手は昨年の準優勝チーム「成都GG」。 試合はフルセットまでもつれ込み、「REJECT」が4ラウンド目まででポイント差で有利を取るも、「成都GG」のサバイバー陣が一糸乱れぬ連携で5ラウンド目を勝利。「REJECT」は準優勝という結果になりました。REJECT IdentityV部門は、今後も世界の頂点を目指し活動してまいります。■REJECTについて REJECTは2018 年発足のプロe スポーツチーム。 主に世界的に人気なゲームタイトルを取り扱い、現在はPUBG MOBILE/VALORANT/Apex Legends/Identity V /大乱闘スマッシュブラザーズ/ストリートファイター6の6タイトルの部門を保有。チームとして累計賞金獲得額日本一位にも輝いている。モバイルシューティングゲームでは日本トップの実績を誇り、『PUBG MOBILE』部門は、同タイトルで国内最多となる12回の世界大会出場経験を誇る。昨年は賞金総額3 億円の国内最大のプロリーグ『PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE』で見事優勝。「PUBG MOBILE GLOBAL OPEN 2024」では悲願となる世界一を獲得。『Identity V』部門は『Call of the Abyss VII』ワールド決勝戦にて世界2位。『Apex Legends』部門はApex Legends Global Series Year4 : Split1 Playoffsで世界一を獲得。
-
- 【大会レポート】VTuberとストリーマーがガチンコバトル!——ぶいすぽっ!チームがストリーマーや元プロ相手に奮闘した「RAGE VALORANT 2024 feat.VSPO!」は開幕前から長蛇の列!
- VTuber「ぶいすぽっ!」やストリーマーや元プロ選手がぴあアリーナMMに集結した『VALORANT』の大型有観客イベント「RAGE VALORANT 2024 feat.VSPO!」を2024年4月29日(月)に開催された。<以下、ニュースリリースより>一ノ瀬 うるは、小森 めとによるウォッチパーティなど収録したPPV見逃し配信は5月28日(火) まで 株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日が運営する国内最大級のeスポーツエンターテインメント「RAGE(レイジ)」は、タクティカルFPS『VALORANT』の大型有観客イベント「RAGE VALORANT 2024 feat.VSPO!」を2024年4月29日(月・祝)にぴあアリーナMMにて開催しました。 「RAGE VALORANT 2024 feat.VSPO!」はVALORANTの公式大会も開催しているRAGEが企画する新しい形のイベントです。 本気でeスポーツに向き合うVTuberグループ「ぶいすぽっ!」から6名のメンバーが約1カ月間本気でVALORANTに取り組んで臨んだ本イベントでは、キャスターチーム、ストリーマーチーム、元プロチームの3組の強敵と対戦しました。 ▼配信アーカイブURL ・YouTube:https://www.youtube.com/@esports_rage6287 ・Twitch:https://www.twitch.tv/esports_rage 「ぶいすぽっ!」チーム視点カメラでの視聴や「ぶいすぽっ!」応援団の一ノ瀬 うるは、小森 めとによるウォッチパーティが楽しめるABEMA PPV見逃し配信は5月28日(火) 23:59まで視聴することができます。 【第1部】 RAGE VALORANT 2024 feat.VSPO!https://abema.tv/live-event/0948f474-62cd-4a91-8808-22e62887ed25?open_browser=true 【第2部】RAGE ぶいすぽっ!AFTER PARTYhttps://abema.tv/live-event/6457ed81-29ed-4912-971e-492ddc76b77b試合の様子 第1試合となった、キャスターチームとの対戦ではチームの強みを生かしたプレーで見事「ぶいすぽっ!」チームが圧倒的な勝利を上げました。続く第2試合でも、最後は八雲 べにさんがCLUTCHプレーで活躍し、ストリーマーチームにも勝利。最終戦となった元プロチームでは、元プロチームが流石の強さを見せて勝利。「ぶいすぽっ!」チームは2勝1敗で勝ち越し、リーダーの夢野 あかりさんは「DATA DIVISIONとして、約1カ月練習頑張ってきたが、ナイスチームでした!応援してくれたみんな、配信を見てくれた方々ありがとうございました!ヤー!」と会場を盛り上げ、閉幕しました。 同時に配信されていたABEMA PPVでは、試合中のボイスチャットやメンバー一人ひとりの個人視点も見ることができ、会場に来れなかった多くのファンたちもリアルタイムでオンライン視聴。PPV限定ウォッチパーティーでは、一ノ瀬 うるはさんと小森 めとさんが配信を盛り上げました。 また、本編終了後に実施されたアフターパーティーでは、試合とは違って和やかな雰囲気の中行われ、ぶいすぽメンバーや人気ストリーマーたちが会場とPPVを沸かせました。会場の様子 会場物販では、開始1時間前から長蛇の列ができ、お目当てのグッズに並ぶファンが多く見られました。また同会場で設置されたスポンサーブースや、限定のフード、ドリンクを楽しむ方で会場は大いに盛り上がりました。「RAGE VALORANT 2024 feat.VSPO!」概要 開催日:2024年4月29日(月・祝)場所:ぴあアリーナMM(〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目2−2)ゲームタイトル:VALORANT主催:RAGE協力:ぶいすぽっ!(株式会社バーチャルエンターテインメント)配信プラットフォーム:Twitch、YouTube 詳細はオフィシャルHPにて記載しております。https://valorant.rage-esports.jp/2024/vspo/ ぶいすぽっ!とは ゲームに本気で取り組むメンバーが集まってesports の良さを広げていく、次世代Virtual esports Projectです。VTuberとしての配信活動、esports 大会への出場、アニメやコミックなど、さまざまなメディアミックスを展開しています。 公式サイト:https://vspo.jp/ 公式X:https://twitter.com/Vspo77/ YouTube:https://www.youtube.com/@Vspo77/
-
- 【結果速報】VALORANT Challengers Japan 2024 Split 2 Advance Stage Playoff Day 6
- 『VALORANT』の国内大会「VALORANT Challengers Japan 2024」のSplit 2 Advance Stage Playoff Day 6が2024年5月8日(水)に開催された。Day1〜Day4までは配信なしで行われており、Day5から配信されている。なおトーナメント結果は下記の通り。各マッチ、勝利したチームがMain Stageへと進出する。MATCH 1:VARREL(VL) vs IGZIST(IGZ) ■結果2:0 VARREL 勝利1マップ目 ブリーズ(VLピック)13:4 VARREL 勝利2マップ目 アイスボックス(IGZピック)13:10 VARREL 勝利3マップ目 ロータス(ディサイダー)—MATCH 2: Crest Gaming Zst(CGZ) vs MURASH GAMING(MRSH) ■結果2:1 MURASH GAMING 勝利1マップ目 サンセット(MRSHピック)13:9 MURASH GAMING 勝利2マップ目 アセント(CGZピック)13:8 Crest Gaming Zst 勝利3マップ目 バインド(ディサイダー)13:10 MURASH GAMING 勝利これでMain Stageに進出するチームはFENNEL、Sengoku Gaming、NORTHEPTION、REJECT、RIDDLE ORDER、SCARZ、VARREL、MURASH GAMINGの8チームとなった。なおSplit 2のMain Stageは5月20日(月)12時からスタート。プレーオフは、2024年7月27日(土)〜28日(日)、有明GYM-EXにてオフライン有観客で開催される。チケット先着販売は5月20日(月)20時から開始予定だ。 © 2024 Riot Games, Inc. Used With Permission■関連SNSVALORANT // JAPAN:https://twitter.com/VALORANTjpVALORANT Challengers Japan:https://twitter.com/valesportscl_jp■配信URLTwitch:https://www.twitch.tv/valorant_jpnYouTube:https://youtube.com/@VALORANTjp
-
- 【大会レポート】『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』EVO Japan 2024の優勝者はIBUSHIGIN|ルーキーズ選手!
- 4月27日(土)〜29日(月)に有明GYM-EXで開催された「EVO Japan 2024 presented by ROHTO」内で実施された『Granblue Fantasy Versus: Rising』部門でIBUSHIGIN|ルーキーズ選手が優勝した。<以下、ニュースリリースより>「EVO Japan 2024」『GBVSR』部門王者はIBUSHIGIN|ルーキーズ選手! 有明GYM-EX(東京)にて開催された日本最大の格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2024」の決勝戦「FINALS」が4月28日(日)に行われ、IBUSHIGIN|ルーキーズ選手が王座を勝ち取りました。 「EVO Japan 2024」で頂点に立ったIBUSHIGIN|ルーキーズ選手は『Granblue Fantasy Versus: Rising』の世界王者を決めるツアー「ARC WORLD TOUR 2024(以下、AWT2024)」のファイナリストとなりました。 今後も「AWT2024」対象大会は世界各地で開催を予定しております。詳細は続報をお待ちください。 ARC WORLD TOUR 2024 公式サイト:https://www.arcsystemworks.jp/awt2024/『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』製品概要作品名:グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-ジャンル:対戦アクション&パーティープレー人数:1~30人オンライン:対応価格:「スタンダードエディション」 6,600円(税込) 「デラックスエディション」 9,680円(税込) 「フリーエディション」 無料発売日:発売中(2023年12月14日発売)プラットフォーム:PlayStation(R)5/PlayStation(R)4/Steamレーティング:IARC 12+企画・制作:株式会社Cygames開発:アークシステムワークス株式会社© Cygames, Inc. Developed by ARC SYSTEM WORKS 『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』公式サイト https://rising.granbluefantasy.jp/ GBVS公式X(旧Twitter) https://twitter.com/gbvs_official 『グランブルーファンタジー ヴァーサス』公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@gbvs_official