2024年11月15日(金)〜16日(土)にかけて、東京ビッグサイトにて「アミューズメント エキスポ 2024」が開催されている。
本イベントは、いわゆるゲームセンターに置かれる筐体やゲームの展示&商談会として毎年開催されているもの。来場者もゲームセンター関係者が多く、商談の場にもなっている。一部にアーケードゲームの熱心なプレーヤーもいるのは、会場内では基本無料でプレーできるためだ(クレーンゲームなどは除く)。
そのため、本来eスポーツ専門メディアの「eSports World」との関係性は薄いが、eスポーツに連なる対戦形式のゲームが生まれたのはアーケードゲームからと言っても納得できるだろう。1990年台の『ストリートファイターII』から始まる対戦格闘ゲーム人気を思い起こされる方も多いと思う。
しかし、現在のゲームセンターはクレーンゲームやプリントシール機、メダルゲーム、そして音楽ゲームや子ども向けの体感ゲームがメイン。その中でも、なにか少しでもeスポーツの香ばしさがするものはないか……と、ビジネスデーに潜入してみた次第だ。
かくいう筆者もアーケードにどっぷり浸かった世代で、『ストII』(まだ同キャラ対戦ができなかった初代)ブーム時にゲーセンに入り浸り、中学校対抗戦のようなヒリヒリした対戦を楽しんでいた。当時は『ストII'』『餓狼伝説SPECIAL』『龍虎の拳2』『KOF95』『バーチャファイター2』といったゲームが立て続けにリリースされ、遊べない間は『ソニックウィングス』や『クイズ殿様の野望』などでいかに1コインで時間を伸ばせるかを競っていたものだ。
まさか、入口で延々と『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の音楽を流しながらも格ゲーマーは見向きもしなかったUFOキャッチャーや、突如店頭に現れた『プリント倶楽部』などが、のちのゲームセンターの花形となるとは夢にも思わなかったわけだが……。
とはいえ、いまや私自身も家族と一緒に、休日にはクレーンゲームやメダルゲームを楽しんでもいる。そんな古き良きゲーセン文化を知るひとりとして、かなり無理やりeスポーツ的な視点からの最新アーケードゲーム事情をご紹介したい。
「鉄拳」シリーズなどのビデオゲームでお馴染みのバンダイナムコブース。アーケード初登場となるファン待望の『アイドルマスター TOURS』の大行列とともに注目されていたのが、さまざまなeスポーツイベントでも採用されている『太鼓の達人』だ。
主にeスポーツとしてプレイされているのはNintendo Switch版の小型の専用コントローラーだが、やはり本物の太鼓の演奏感に近いアーケード筐体の方が叩きがいがあるというもの。
今回は、その筐体の太鼓の素材が、従来のベニヤから新素材のMDFパッド・リムへと変更されており、その違いを体感できるかどうかのアンケートが実際されていた。
従来の太鼓の鼓面はベニヤ版で、経年劣化や季節による打感の違いは避けられなかったという。しかしMDFは強度をより高めながらも、これまでと同様の打感を再現している。実際に叩いてみたが、たしかにほとんど違いはわからなかった。答えはぜひ、実際に叩いて確かめてみてほしい。
ちなみに、『太鼓の達人』自体は国内のアミューズメント施設等での導入や運用はわずかながらも右肩上がりで成長しているとのこと。今後は海外市場も視野に入れており、中国や北米で展開する予定だという。今年7月には「太鼓の達人 ドンだー!世界一決定戦2024」もアーケード版で開催されているが、海外展開によりユーザーが増えれば、世界規模の大会も実現されるかもしれない。
タイトーといえば『スペースインベーダー』の生みの親であり、『バブルボブル』や『エレベーターアクション』などの名作を持つアーケードがメインのメーカー。現在はその発展形として、オンラインクレーンゲームやさまざまな体感ゲームも開発しているが、特に施設運営を得意としており、自社のゲームセンターも多数存在する。
そんなブースの中で興味をそそられたのが、「EXBAR TOKYO+」という日本初の「ARダーツ」を体感できるブース。ダーツの的の周囲にさまざまな映像を投影し、多彩な演出を楽しめる。「ARダーツ」自体の展開はこれからだが、名前のとおりクラフトビールなどを楽しめるこの「EXBAR TOKYO+」は新宿駅にあり、タイトーが提案する新しい遊び場として出店した1号店でもある。
また、体感ゲームとして同社の『スペースインベーダー』のIPを生かした的当てゲーム『スペースインベーダーストライク』は、子どもから大人まで体を動かしながら楽しめそう。こちらは神奈川県海老名市でタイトーが運営する「BOOTVERSE(ブートバース)」というスポーツエンターテインメント施設で稼働中。これ以外に、レーザーサバゲーの『スペースガンフィールド』やニンジャアクションを楽しめる『ニンジャウォリアーズ エクストリームステージ』などなど、さまざまなアトラクションが時間制で楽しめる(平日120分 一般2500円/学生2000円/小学生1500円、延長30分 900円など)。
大人数でわいわい遊べるアミューズメント施設ではあるもののそこはゲーム。意外と攻略しがいのありそうなシステムでもあり、eスポーツ選手なら高得点も狙えるのでは? ぜひレジャーとしても息抜きとしても楽しんでみてほしい。
カプコンブースでは、カプコン直営のアミューズメント施設で運営しているタイトルなどを展示。全国の直営店のうち吉祥寺、石川県白山市、静岡県浜松市の3店舗で展開している「CAPCOM e-SPORTS CLUB」で実施している『ストリートファイター6』の対戦会を実施している。
『スト6』には「タイプアーケード」もあるが、この取り組みはアーケード版ではなく家庭用ゲーム機を用いて実施されており、気軽にeスポーツ格闘ゲームに触れてもらうことを目的としている。そのため、画面もPC用のモニターであり、イスも“ゲーセンイス”ではなくAKRacingのゲーミングチェアを使っていたあたり、不思議に思われた方も多いのではないだろうか。
『ストII』のヒットから対戦格闘ゲームの先駆者として、シューティングゲームやベルトスクロールアクションゲームなども手がけてきたカプコンだが、現在はアーケードゲーム自体の開発はほとんどなく、「タイプアーケード」も筐体も含めて手がけているのはタイトーだ。カプコンとして直営のゲームセンターを運営してはいるが、eスポーツとしてのメインはオンライン対戦メインの家庭用にシフトしており、その流れは止まることはないだろう。
ただ、そんな中でも、初公開の『鬼武者VR Shadow Team』のように、さまざまな新しい体験や経験を、自社施設を中心に実施している。現在は全国で3店舗のみの「CAPCOM e-SPORTS CLUB」だが、コロナ禍も収まり店舗で遊べる環境が戻っていた今後は、より多くの人が気軽に『スト6』などにふれる場所も増えていくかもしれない。
©︎CAPCOM
アーケード筐体やゲームの先駆者として知られるセガ フェイブブースでは、最新型の「UFO CHATCHER10」「UFO CATCHER TRIPLE TWIN Compact」やプリクラ『GIMMI』「&TEAM」から、体感型アトラクション「パウ・パトロール チェイスといっしょ」、『頭文字 D THE ARCADE』など、大人から子どもまで楽しめるさまざまなアーケード筐体が展示されている。
胸熱だったのは、そんなセガの黎明期からのアーケード筐体が展示されていた「セガAMヒストリー」という一画だ。セガの名前の由来にもなったジュークボックスの『SEGA 1000』の実機や、UFOキャッチャーよりもはるか昔に開発された、ゲーセンやホテルのゲームコーナーには必ず置いてあった元祖クレーンゲームの『スキルディガ』、初代『UFOキャッチャー』に、『甲虫王者ムシキング』『プリント倶楽部2』『デイトナUSA DX』といった懐かしのアーケードゲームたちが並んでいる。
セガとしての直営店はなくなってしまったものの、アーケード筐体の文化を大切にしているところに、私たちが好きだったセガはもちろん健在だと嬉しくなる。アーケード筐体の年表なども展示されており、当時を知る人ならこのブースにいるだけでいくらでも酒が進んでしまうだろう。
ちなみに、対戦要素のあるゲームとしては、『頭文字D THE ARCADE』の交流戦などの対戦会が金・土と展開されており、2対2で誰でも気軽にレースを楽しめる操作性と本作ならではの戦い方に会場も大注目。実況・解説もあり、さながらeスポーツ大会のようだった。
最近のアーケードゲームの中で、ひときわ異彩を放っていたのが「エクサ・アルカディア」のブースだ。昔ながらのアーケードゲーム筐体が並び、レバー+ボタン操作の対戦格闘ゲーム、シューティングゲーム、アクションゲームなどが展示されていた。
一見古き良きアーケードレトロゲームが並んでいるようにも見えるが、そのほとんどが続編やリメイクなどの現役の作品。筐体にアーケード基盤という当時と同じ方式ながら、ひとつの筐体で複数ゲームの切り替えられる。もちろん対面での対戦リンクなども可能だ。
今年は、2024年に稼働予定の最新ベルトスクロールアクション『ジツ・スクワッド×キャッ党忍伝てやんでえ』や開発中の『ジャムジャムゼリー エクサレント』もプレイアブルとなっていた。
いまどきのゲームセンターで1回100円で元を取るために、筐体・ゲーム基盤などを合わせて約100万円ほどのコストと償却期間を考えると、この手のアーケード筐体が厳しいところは否めない。
しかし、ゲーセンでしか味わえない、変に人が見ていたり、カッコつけてしまいたくなったりする独特の雰囲気の心地よさは確かにある。過度に画質を追求せず、あえてドットの大きなゲームを作るなど、ゲーム開発メーカーも“わかっている”ところが多いのが「エクサ・アルカディア」の特徴とも言える。
大きなゲームセンターなら置いてあることも多いので、ぜひ見かけたらレトロでノスタルジックな新作アーケードゲームを遊んでみてほしい。
最後に、16日(土)に行われるeスポーツ関連イベントをいくつかご紹介しよう。なお、チケットは当日でも購入できるが、会場での販売はなく、ローチケから購入する必要がある。
アーリーチケット(販売終了)
9:00から入場可能:3,000円(税込)
スタンダードチケット
10:00から入場可能:2,000円(税込)
レイトチケット
13:00から入場可能:1,000円(税込)
※小学生以下無料。(アーリーチケットをお持ちの方が同伴している場合のみ9:00から入場可能。それ以外は10:00から入場可能)
※いずれも滞在時間に制限はなし
※会場での当日券の販売はなし
https://amusementexpo.jp/tickets
セガ フェイブブース
12:00〜16:30 頭文字 D THE ARCADE「走り屋TEAM グランプリ」
予選を勝ち抜いたチーム同士による決勝戦。YouTubeでの配信も実施予定。
https://initiald.sega.jp/inidac/event/saikyo2nd/htgp
カプコンブース
12:15〜13:00 STREET FIGHTER 6 カプコンスタッフと対戦!
14:30〜15:15 プロe-Sportsプレイヤー ACQUA選手に挑戦!
16:00〜16:45 STREET FIGHTER 6 カプコンスタッフと対戦!
試遊で特製ステッカーがもらえるほか、対戦に勝つとプレゼントも。
https://www.capcom.co.jp/amusement/game/event/8663/
タイトーブース
11:30~/14:00~/16:30~(予定) ストリートファイター6 タイプアーケード エキシビションマッチ
『ストリートファイター6 タイプアーケード』にて、ガチくん(Good 8 Squad)と桃井ルナ(G-STAR Gaming)と対戦できるチャンス。対戦プレイで「ICカードステッカー」とレバーレスコントローラーなどが当たる抽選券もゲットできる。
https://www.taito.co.jp/AM-EXPO
アミューズメント エキスポ 2024:https://amusementexpo.jp/
本イベントは、いわゆるゲームセンターに置かれる筐体やゲームの展示&商談会として毎年開催されているもの。来場者もゲームセンター関係者が多く、商談の場にもなっている。一部にアーケードゲームの熱心なプレーヤーもいるのは、会場内では基本無料でプレーできるためだ(クレーンゲームなどは除く)。
そのため、本来eスポーツ専門メディアの「eSports World」との関係性は薄いが、eスポーツに連なる対戦形式のゲームが生まれたのはアーケードゲームからと言っても納得できるだろう。1990年台の『ストリートファイターII』から始まる対戦格闘ゲーム人気を思い起こされる方も多いと思う。
しかし、現在のゲームセンターはクレーンゲームやプリントシール機、メダルゲーム、そして音楽ゲームや子ども向けの体感ゲームがメイン。その中でも、なにか少しでもeスポーツの香ばしさがするものはないか……と、ビジネスデーに潜入してみた次第だ。
かくいう筆者もアーケードにどっぷり浸かった世代で、『ストII』(まだ同キャラ対戦ができなかった初代)ブーム時にゲーセンに入り浸り、中学校対抗戦のようなヒリヒリした対戦を楽しんでいた。当時は『ストII'』『餓狼伝説SPECIAL』『龍虎の拳2』『KOF95』『バーチャファイター2』といったゲームが立て続けにリリースされ、遊べない間は『ソニックウィングス』や『クイズ殿様の野望』などでいかに1コインで時間を伸ばせるかを競っていたものだ。
まさか、入口で延々と『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の音楽を流しながらも格ゲーマーは見向きもしなかったUFOキャッチャーや、突如店頭に現れた『プリント倶楽部』などが、のちのゲームセンターの花形となるとは夢にも思わなかったわけだが……。
とはいえ、いまや私自身も家族と一緒に、休日にはクレーンゲームやメダルゲームを楽しんでもいる。そんな古き良きゲーセン文化を知るひとりとして、かなり無理やりeスポーツ的な視点からの最新アーケードゲーム事情をご紹介したい。
バンダイナムコ
「鉄拳」シリーズなどのビデオゲームでお馴染みのバンダイナムコブース。アーケード初登場となるファン待望の『アイドルマスター TOURS』の大行列とともに注目されていたのが、さまざまなeスポーツイベントでも採用されている『太鼓の達人』だ。
主にeスポーツとしてプレイされているのはNintendo Switch版の小型の専用コントローラーだが、やはり本物の太鼓の演奏感に近いアーケード筐体の方が叩きがいがあるというもの。
今回は、その筐体の太鼓の素材が、従来のベニヤから新素材のMDFパッド・リムへと変更されており、その違いを体感できるかどうかのアンケートが実際されていた。
従来の太鼓の鼓面はベニヤ版で、経年劣化や季節による打感の違いは避けられなかったという。しかしMDFは強度をより高めながらも、これまでと同様の打感を再現している。実際に叩いてみたが、たしかにほとんど違いはわからなかった。答えはぜひ、実際に叩いて確かめてみてほしい。
ちなみに、『太鼓の達人』自体は国内のアミューズメント施設等での導入や運用はわずかながらも右肩上がりで成長しているとのこと。今後は海外市場も視野に入れており、中国や北米で展開する予定だという。今年7月には「太鼓の達人 ドンだー!世界一決定戦2024」もアーケード版で開催されているが、海外展開によりユーザーが増えれば、世界規模の大会も実現されるかもしれない。
タイトー
タイトーといえば『スペースインベーダー』の生みの親であり、『バブルボブル』や『エレベーターアクション』などの名作を持つアーケードがメインのメーカー。現在はその発展形として、オンラインクレーンゲームやさまざまな体感ゲームも開発しているが、特に施設運営を得意としており、自社のゲームセンターも多数存在する。
そんなブースの中で興味をそそられたのが、「EXBAR TOKYO+」という日本初の「ARダーツ」を体感できるブース。ダーツの的の周囲にさまざまな映像を投影し、多彩な演出を楽しめる。「ARダーツ」自体の展開はこれからだが、名前のとおりクラフトビールなどを楽しめるこの「EXBAR TOKYO+」は新宿駅にあり、タイトーが提案する新しい遊び場として出店した1号店でもある。
また、体感ゲームとして同社の『スペースインベーダー』のIPを生かした的当てゲーム『スペースインベーダーストライク』は、子どもから大人まで体を動かしながら楽しめそう。こちらは神奈川県海老名市でタイトーが運営する「BOOTVERSE(ブートバース)」というスポーツエンターテインメント施設で稼働中。これ以外に、レーザーサバゲーの『スペースガンフィールド』やニンジャアクションを楽しめる『ニンジャウォリアーズ エクストリームステージ』などなど、さまざまなアトラクションが時間制で楽しめる(平日120分 一般2500円/学生2000円/小学生1500円、延長30分 900円など)。
大人数でわいわい遊べるアミューズメント施設ではあるもののそこはゲーム。意外と攻略しがいのありそうなシステムでもあり、eスポーツ選手なら高得点も狙えるのでは? ぜひレジャーとしても息抜きとしても楽しんでみてほしい。
カプコン
カプコンブースでは、カプコン直営のアミューズメント施設で運営しているタイトルなどを展示。全国の直営店のうち吉祥寺、石川県白山市、静岡県浜松市の3店舗で展開している「CAPCOM e-SPORTS CLUB」で実施している『ストリートファイター6』の対戦会を実施している。
『スト6』には「タイプアーケード」もあるが、この取り組みはアーケード版ではなく家庭用ゲーム機を用いて実施されており、気軽にeスポーツ格闘ゲームに触れてもらうことを目的としている。そのため、画面もPC用のモニターであり、イスも“ゲーセンイス”ではなくAKRacingのゲーミングチェアを使っていたあたり、不思議に思われた方も多いのではないだろうか。
『ストII』のヒットから対戦格闘ゲームの先駆者として、シューティングゲームやベルトスクロールアクションゲームなども手がけてきたカプコンだが、現在はアーケードゲーム自体の開発はほとんどなく、「タイプアーケード」も筐体も含めて手がけているのはタイトーだ。カプコンとして直営のゲームセンターを運営してはいるが、eスポーツとしてのメインはオンライン対戦メインの家庭用にシフトしており、その流れは止まることはないだろう。
ただ、そんな中でも、初公開の『鬼武者VR Shadow Team』のように、さまざまな新しい体験や経験を、自社施設を中心に実施している。現在は全国で3店舗のみの「CAPCOM e-SPORTS CLUB」だが、コロナ禍も収まり店舗で遊べる環境が戻っていた今後は、より多くの人が気軽に『スト6』などにふれる場所も増えていくかもしれない。
©︎CAPCOM
セガ フェイブ
アーケード筐体やゲームの先駆者として知られるセガ フェイブブースでは、最新型の「UFO CHATCHER10」「UFO CATCHER TRIPLE TWIN Compact」やプリクラ『GIMMI』「&TEAM」から、体感型アトラクション「パウ・パトロール チェイスといっしょ」、『頭文字 D THE ARCADE』など、大人から子どもまで楽しめるさまざまなアーケード筐体が展示されている。
胸熱だったのは、そんなセガの黎明期からのアーケード筐体が展示されていた「セガAMヒストリー」という一画だ。セガの名前の由来にもなったジュークボックスの『SEGA 1000』の実機や、UFOキャッチャーよりもはるか昔に開発された、ゲーセンやホテルのゲームコーナーには必ず置いてあった元祖クレーンゲームの『スキルディガ』、初代『UFOキャッチャー』に、『甲虫王者ムシキング』『プリント倶楽部2』『デイトナUSA DX』といった懐かしのアーケードゲームたちが並んでいる。
セガとしての直営店はなくなってしまったものの、アーケード筐体の文化を大切にしているところに、私たちが好きだったセガはもちろん健在だと嬉しくなる。アーケード筐体の年表なども展示されており、当時を知る人ならこのブースにいるだけでいくらでも酒が進んでしまうだろう。
ちなみに、対戦要素のあるゲームとしては、『頭文字D THE ARCADE』の交流戦などの対戦会が金・土と展開されており、2対2で誰でも気軽にレースを楽しめる操作性と本作ならではの戦い方に会場も大注目。実況・解説もあり、さながらeスポーツ大会のようだった。
exA-Arcadia(エクサ・アルカディア)
最近のアーケードゲームの中で、ひときわ異彩を放っていたのが「エクサ・アルカディア」のブースだ。昔ながらのアーケードゲーム筐体が並び、レバー+ボタン操作の対戦格闘ゲーム、シューティングゲーム、アクションゲームなどが展示されていた。
一見古き良きアーケードレトロゲームが並んでいるようにも見えるが、そのほとんどが続編やリメイクなどの現役の作品。筐体にアーケード基盤という当時と同じ方式ながら、ひとつの筐体で複数ゲームの切り替えられる。もちろん対面での対戦リンクなども可能だ。
今年は、2024年に稼働予定の最新ベルトスクロールアクション『ジツ・スクワッド×キャッ党忍伝てやんでえ』や開発中の『ジャムジャムゼリー エクサレント』もプレイアブルとなっていた。
いまどきのゲームセンターで1回100円で元を取るために、筐体・ゲーム基盤などを合わせて約100万円ほどのコストと償却期間を考えると、この手のアーケード筐体が厳しいところは否めない。
しかし、ゲーセンでしか味わえない、変に人が見ていたり、カッコつけてしまいたくなったりする独特の雰囲気の心地よさは確かにある。過度に画質を追求せず、あえてドットの大きなゲームを作るなど、ゲーム開発メーカーも“わかっている”ところが多いのが「エクサ・アルカディア」の特徴とも言える。
大きなゲームセンターなら置いてあることも多いので、ぜひ見かけたらレトロでノスタルジックな新作アーケードゲームを遊んでみてほしい。
まだ間に合う! 11月16日(土)開催予定のeスポーツ関連イベント
最後に、16日(土)に行われるeスポーツ関連イベントをいくつかご紹介しよう。なお、チケットは当日でも購入できるが、会場での販売はなく、ローチケから購入する必要がある。
アーリーチケット(販売終了)
9:00から入場可能:3,000円(税込)
スタンダードチケット
10:00から入場可能:2,000円(税込)
レイトチケット
13:00から入場可能:1,000円(税込)
※小学生以下無料。(アーリーチケットをお持ちの方が同伴している場合のみ9:00から入場可能。それ以外は10:00から入場可能)
※いずれも滞在時間に制限はなし
※会場での当日券の販売はなし
https://amusementexpo.jp/tickets
セガ フェイブブース
12:00〜16:30 頭文字 D THE ARCADE「走り屋TEAM グランプリ」
予選を勝ち抜いたチーム同士による決勝戦。YouTubeでの配信も実施予定。
https://initiald.sega.jp/inidac/event/saikyo2nd/htgp
カプコンブース
12:15〜13:00 STREET FIGHTER 6 カプコンスタッフと対戦!
14:30〜15:15 プロe-Sportsプレイヤー ACQUA選手に挑戦!
16:00〜16:45 STREET FIGHTER 6 カプコンスタッフと対戦!
試遊で特製ステッカーがもらえるほか、対戦に勝つとプレゼントも。
https://www.capcom.co.jp/amusement/game/event/8663/
タイトーブース
11:30~/14:00~/16:30~(予定) ストリートファイター6 タイプアーケード エキシビションマッチ
『ストリートファイター6 タイプアーケード』にて、ガチくん(Good 8 Squad)と桃井ルナ(G-STAR Gaming)と対戦できるチャンス。対戦プレイで「ICカードステッカー」とレバーレスコントローラーなどが当たる抽選券もゲットできる。
https://www.taito.co.jp/AM-EXPO
アミューズメント エキスポ 2024:https://amusementexpo.jp/
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- 【大会レポート】『鉄拳8』初の世界王者はVARREL Rangchu選手! 2018年以来2度目の世界一で、賞金10万ドルを獲得!
- 2024年1月に発売された『鉄拳8』の公式世界大会「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」が2024年12月8日(日)に日本で開催され、韓国出身のプレーヤー、VARREL所属のRangchu選手が優勝とともに賞金10万ドルを手にした。Rangchu選手の「TWT」優勝は2018年以来2度目で、2度の世界大会優勝は世界初。<以下、ニュースリリースより>『鉄拳8』初の世界大会、満を持して日本で初開催 『鉄拳8』の公式世界大会の決勝「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」と、同時開催された「鉄拳」シリーズの30周年を記念したオフラインイベント「超・鉄拳祭」を現地よりレポート。東京・渋谷で『鉄拳8』の初代・世界最強プレーヤーの座を懸けてくり広げられた激闘や、会場内の特別展示の模様などをまとめてお届けします。 3D対戦型格闘ゲーム「鉄拳」シリーズは、1994年12月に第1作をアーケードで稼働開始し、今年2024年に誕生から30周年を迎えました。 バンダイナムコエンターテインメントは、シリーズ最新作である『鉄拳8』公式世界大会の決勝トーナメント「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」と、シリーズ30周年を記念するオフラインイベント「超・鉄拳祭」を、12月7日(土)~8日(日)にわたり、東京・渋谷の「ベルサール渋谷ファースト」にて同時開催しました。 会場内のメインステージでは、「鉄拳」シリーズ最大規模の公式トーナメントサーキット「TEKKEN World Tour」(以下、「TWT」)の2024年度における決勝大会を実施。本年度は『鉄拳8』として初開催となる「TWT」であるのと同時に、2017年から毎年開催している「TWT」史上において、決勝大会を日本で開催することも今回が初となります。 またサブステージでは、「鉄拳」シリーズの開発キーマンたちが制作秘話を語るトークイベントや、豪華賞品を懸けた来場者参加型の対戦イベント、著名な格闘ゲームプレーヤーやゲーム実況者を招いてのウォッチパーティー企画などを行いました。 さらに会場各所には、シリーズ30年間の歩みを振り返る特別展示や、ファンにはおなじみのゲーム内オブジェクトを立体化したフォトスポット、グッズやフード&ドリンクの販売コーナーを設置。両日とも入場料は無料となっており、世界中から多数の来場者が詰めかけました。 本レポートでは、まさに「鉄拳」まみれの様相となった2日間の会場内の盛り上がりと、「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」の模様をまとめてお届けします!「TWT2024 Global Finals」に国内外からプレーヤー&ファンが集結! 4月に開幕した「TWT2024」もいよいよ大詰め。歴史的な瞬間に立ち会おうと、国内はもちろん海外からも多くのプレーヤーとファンが来場しました。 「TWT2024」では年間を通してランキングポイントを獲得できる予選大会を世界各地で開催しており、今回の「TWT2024 Global Finals」では、ランキング上位についた選手たちがシーズン世界最強の座を懸けて競い合うことに。 12月8日(日)の決勝トーナメントに先駆けて、5日(木)には世界ランキング(グローバルリーダーボード)の上位20名によるグループリーグ、6日(金)には地域ランキング(リージョナルリーダーボード)の上位1名を集めた15名によるグループリーグを実施。2日間を通して計14名が決勝トーナメントに進出しました。 さらに7日(土)には、決勝トーナメントの残り2枠をめぐるLast Chance Qualifier(最終予選)を開催。最終予選は誰でもエントリーできるオープントーナメント形式であり、なんと5日(木)・6日(金)の敗退者にも参加資格が! 渋谷開催に沸く国内の強豪、ワンチャンスをものにすべく来日した海外の強豪、あと一歩のところで最終日進出を逃したランキング上位者ら総勢567名による最終予選は、現地にて試合実況を担当していた福士さんからも「序盤からずっと決勝戦のような対戦カードしかない」との言葉が飛び出すほどに、終始ハイレベルな展開となりました。▲最終予選で2位となり、決勝トーナメント進出を果たしたケイスケ選手。最終日に残った唯一の日本人選手に。 「TWT2024 Global Finals」決勝トーナメントダイジェスト 2024年の集大成となる、12月8日(日)の「TWT2024 Global Finals」決勝トーナメントに進出した選手は以下の16名。【ウィナーズトーナメント】 ・KDF|CBM選手(韓国) ・NAVI|Kkokkoma選手(韓国) ・Ashes|The Jon選手(パキスタン) ・Dragons|Raef選手(サウジアラビア) ・VARREL|Rangchu選手(韓国) ・Liquid|Shadow20z選手(アメリカ) ・Falcons|ATIF選手(パキスタン) ・TM/RB|Arslan Ash選手(パキスタン)【ルーザーズトーナメント】 ・HG|Danielmado選手(イタリア) ・ZETA DIVISION|ケイスケ選手(日本) ・Divine Exorcist4選手(メキシコ) ・AFK|Shaoling選手(コートジボワール) ・TALON|Book選手(タイ) ・theSAM-brother選手(サウジアラビア) ・T1|EDGE選手(韓国) ・FATE|Numan CH選手(パキスタン) ※“|”の前は所属チーム名、またはスポンサー名。■「TWT2024 Global Finals」決勝トーナメント大会ルール ダブルエリミネーション方式のトーナメントを採用。ウィナーズトーナメントの敗者はルーザーズ(敗者復活)トーナメントへと移行し、ルーザーズトーナメントのプレーヤーは1敗した時点でトーナメント敗退となります。 各試合は3ラウンド先取制の対戦を1セットとし、先に2セット取得したプレーヤーが勝者に。トップ8以降は3セット先取で勝利となります。 Top8からは最大5試合行われ、ウィナーズ側のプレーヤーは3セット先取で優勝。ルーザーズ側のプレーヤーは、3セット先取後のリセット後、再度3試合を先取した時点で優勝となります。 ステージ選択は毎試合ランダム。各試合での使用キャラクター変更は、前の試合で負けた側のプレーヤーにのみ認められます。 世界ランキングの上位選手によるグループリーグを勝ち上がった8名については、世界をまたにかけて戦い、過酷なスケジュールや環境の中で好成績を収めたことに対する敬意として、有利なウィナーズトーナメントからのスタートとなるレギュレーションを採用。 ウィナーズ側では、長年にわたり「鉄拳」強豪国と目されてきた韓国勢、そして近年の躍進ぶりが目覚ましいパキスタン勢が大きな存在感を放ちます。 ルーザーズ側に配されたのは、全15の地域ランキング1位の選手の中からふるいにかけられた6名と、最終予選で勝ち残ったEDGE選手、ケイスケ選手の2名。ヨーロッパ、アジア、南アメリカ、アフリカ、中東と国際色豊かな顔ぶれで、まさに世界最強プレーヤーを決めるにふさわしい舞台が整いました。▲決勝トーナメントに進出したTop16の選手たち。 午前11時から夕方にかけてトーナメントが進行した結果、優勝の可能性を残す選手は6名に絞られることに。 ルーザーズ準々決勝・第1試合では、最終予選1位でこの決勝トーナメントに進出したEDGE選手と、前年度「TWT2023」覇者にして本年度世界ランク1位のArslan Ash選手が対戦。 ファラン使いのEDGE選手が序盤からアグレッシブに攻め込んでいったことで、鉄壁の防御力を誇るArslan Ash選手がそれを捌ききれるか否かという試合展開に。両者一歩も譲らぬシーソーゲームとなるも、最後まで攻めを通し続けたEDGE選手が勝利しました。▲ここで敗退となったArslan Ash選手。 ルーザーズ準々決勝・第2試合を戦うのは、ATIF選手とCBM選手。第1試合と同じくパキスタンVS韓国の図式となりました。 先の試合では同郷の盟友にして最大のライバルであるArslan Ash選手がトーナメントを去ったこともあり、唯一勝ち残ったパキスタン勢としての意地を見せたATIF選手。ストレートでCBM選手を下し、ルーザーズ準決勝へと駒を進めます。▲試合中のCBM選手。 続いて行われたのは、ウィナーズ決勝戦。ここを勝てば優勝へと大幅に近づく重要な1戦です。 対するRangchu選手はこの決勝トーナメントで唯一のクマ使い。ひとつ前の試合では、優勝候補筆頭と目されるArslan Ash選手に土をつける快進撃を見せています。 風間仁でヒート状態も絡めた強気な攻めを展開したRaef選手。Rangchu選手も大柄なクマを器用に操って猛攻をいなし続け、勝負はフルセット・フルラウンドに。最後はRangchu選手の防御精度と“読み”(予測)が一歩上回り、Raef選手を撃破しました。 再びルーザーズ側の試合に戻り、ルーザーズ準決勝にてEDGE選手とATIF選手が対戦。先ほどは華麗な攻めを披露したEDGE選手でしたが、それにひるむどころか要所で反撃に転じてくるATIF選手には苦戦を強いられます。 お互いの攻め手がぶつかり合うエキサイティングなゲームとなりましたが、結果としては1-3でATIF選手が圧倒。盤石の試合運びでルーザーズ決勝戦への進出を決めました。▲最終予選から進出したEDGE選手もここで敗退。 Raef選手とATIF選手によるルーザーズ決勝戦。その1セット目では、Raef選手が押し切るかという局面からATIF選手が逆転に成功し、続くセットも連取。一気にリードを広げます。 精神的にも余裕ができたのか、3セット目では鋭い反応でレイジアーツをくり出し、相手の攻めを断ち切るといったスーパープレイも披露。Raef選手も1セット返しますが、最後はATIF選手が使用するドラグノフのヒートバーストが炸裂し、ATIF選手の勝利となりました。▲惜しくも敗れたRaef選手。 決勝戦 Rangchu vs ATIF かくして、優勝決定戦の対戦カードが確定。ウィナーズ側で無敗を維持するRangchu選手は大幅に有利な状況で(※)、ルーザーズから勝ち上がってきたATIF選手を待ち構えます。 ※Rangchu選手は3本先取した時点で優勝。ATIF選手が優勝するには3本先取(リセット)後、さらに3本先取が必要。 韓国にルーツを持つRangchu選手ですが、日本での活動期間が長いゆえに日本勢からも慕われており、会場はほぼRangchu選手のホームといった雰囲気に。しかしATIF選手もパキスタンから世界をまたにかけて活躍する選手なだけに、アウェイムードは慣れたものといったところでしょうか。 この試合で先手をとったのはATIF選手。ステージの特性を活かし、Rangchu選手のクマを壁際に追い詰めて大ダメージを奪い1セット目を取得しました。▲試合中のATIF選手。 しかしRangchu選手も冷静でした。2セット目ではタイムアップ間際の状況で逆転勝利に成功するなど、おそるべき勝負強さを発揮。接戦をことごとくものにし、2セット連取により優勝に王手をかけます。▲韓国のRangchu選手と、使用キャラクターのクマ。 世界最高峰の技量と強靭な精神力を持つプレーヤーどうしの対戦であり、かつ狭めのステージが続いたこともあって、毎ラウンド最後の最後まで目が離せない展開の連続に。息が詰まるようなゼロ距離の攻防を経て、最後に立っていたのはRangchu選手のクマ。 セットカウント3-1で、Rangchu選手が『鉄拳8』の初代世界最強プレーヤーの称号を手にすることとなりました。▲見事優勝をつかみ、大きなガッツポーズを見せたRangchu選手。 優勝が決まった直後、観客席からは大きな「Rangchu」コールが巻き上がるなかで、万感の思いを噛み締めるような表情を浮かべていたRangchu選手。表彰式にて優勝トロフィーを高々と掲げた際には、目に涙が滲んでいるようにも見えました。 Top8の試合の様子を以下にてご視聴いただけます。 【#TWT2024/公式日本語配信】Global Finals / Day 4 (決勝トーナメント / Top 8)https://www.youtube.com/live/BFfuy_eom9k優勝直後のRangchu選手にインタビュー! 「自分を応援する声がヘッドホン越しに聞こえた」 ――優勝おめでとうございます!! 優勝が決まった瞬間の心境について教えてください。Rangchu選手:最近は調子がよく、周囲のみんなからも期待されていたので、プレッシャーを感じてかなり緊張していました。勝てた瞬間は、「これでみんなからの期待に少しは応えることができた」と思えて、すごく嬉しかったです。 僕は日本在住なので、友だちもたくさん会場に応援に来てくれました。本気で僕のことを応援してくれている人たちの姿がステージからよく見えていたので、本当によかったです。――この1年間『鉄拳8』に取り組まれてきたなかで印象的なできごとや、苦労した思い出があれば教えてください。Rangchu選手:僕の使っているクマは、『鉄拳8』発売直後のころはあまりプレーヤー間での評価が高くなくて。僕自身もいろいろと使いかたを試しながらやっていたんですけど、なかなかうまくいっていなかったんです。 今年の夏ごろにはかなり迷走していたんですけど、そこを乗り越えることができ、今日につなげることができてよかったです。周囲の仲間たちもたくさんアドバイスをしてくれましたし、ふだんからいっしょに練習してくれる面々にはものすごく感謝しています。――使用キャラクターであるクマに対して労いの声をかけてあげるとしたら、どのような言葉が思い浮かびますか?Rangchu選手:ひとこと、「ありがとう」ですね(笑)。――1日を通して、Rangchu選手が追い込まれた状況から逆転勝利する姿を何度も目にしました。試合中、どういったことを考えて気持ちを切り替えていたのでしょうか?Rangchu選手:負けたときも自分の試合内容が悪くて負けたわけではないと思えたので、集中を切らさないようにがんばろうと、それだけを考えていました。 あと、今日はいつもよりも自分のことを応援してくれる声がすごく大きかったと思います。それがヘッドホン越しにも聞こえてきたことで、最後まで諦めずにがんばれたと思います。「鉄拳」発祥の地・日本で30周年記念イベント「超・鉄拳祭」 ここからは、シリーズの30周年を記念して開催した「超・鉄拳祭」の展示内容を、来場者の盛り上がりとともにお届けします。当時の思い出がよみがえる! 歴代ビジュアルアート&遊技機展示 会場へと続くエスカレーターを下った先では、「鉄拳」シリーズの歴代キービジュアルをはじめ、印象的なコンセプトアートやイラストが散りばめられた特大のアートパネルがお出迎え! その手前には、2004年5月に発売されたパチスロ機『鉄拳R』から、2022年7月発売の『パチスロ鉄拳5』まで、全8台の遊技機がズラリ。 「これ、遊んだなぁ!」と思わず足を止めて懐かしむ方や、仲間どうしで「自分が(「鉄拳」シリーズを)やり始めたのはここからだったなぁ」と思い出話に花を咲かせる方々などで賑わいました。腰かけるもよし、ひざまずくもよし!? “例の椅子”フォトスポット 受付を済ませた来場者の目にまず飛び込んでくるのは、“例の椅子”のフォトスポット! こちらは『鉄拳8』の登場キャラクター・麗奈にまつわるゲーム内オブジェクトを立体化したもので、バトル勝利時の演出で彼女が腰掛ける“椅子”を再現しています。 もちろん来場者が実際に腰かけての撮影も可能となっていますが、なかにはあえてゲーム内演出における麗奈に敗北した側のキャラクターを真似て、椅子の前でがっくりと膝をついたポーズで撮影に臨む方もいらっしゃいました。ブラウン管モニターで歴代ナンバリングタイトルをフリープレイ!観戦エリアの一角に広がる歴代ナンバリングタイトルの試遊コーナーも、連日にわたって大盛りあがり! 過去作を久々に遊んだのであろう来場者からは、「コンボ間違えた!」「カンガルー懐かしすぎる」といった当時のゲームを懐かしむ声が飛び交っていました。 初代PlayStation用に発売された家庭用『鉄拳』~『鉄拳3』までと、PlayStation 2で発売された『鉄拳タッグトーナメント』『鉄拳4』は、接続されたブラウン管モニター(テレビ)で当時の味わいそのままに遊べるようになっていたのも、長年のシリーズファンにとってはうれしいポイントだったのではないでしょうか。原田Pが初代『鉄拳』企画段階の“幻の主人公”を公開!?7日(土)のサブステージにて実施したトーク企画「はらだのばぁー出張版」では、「鉄拳」シリーズエグゼクティブゲームディレクター/チーフプロデューサーを務める原田勝弘と、『鉄拳8』開発プロデューサー/ゲームディレクターの池田幸平(ナカツ)が登壇。 長きにわたるシリーズの歩みを振り返りつつ、『鉄拳5』開発にまつわる“手描きのステージ設定資料”や、初代『鉄拳』の企画段階に作られた社内向け資料などを初公開しました。 「超・鉄拳祭」オフィシャルサイト:https://www.tekken-official.jp/event/tekkenfes/ 「TEKKEN World Tour 2024」について:https://www.tekken-official.jp/tekken_news/?p=276 『鉄拳8』公式サイト:https://tk8.tekken-official.jp/ 『鉄拳』オフィシャルサイト:https://www.tekken-official.jp/ 『鉄拳8』公式X:https://x.com/TEKKEN_ProjectTEKKEN(TM)8 & (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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- 【大会レポート】優勝賞金100万円!――「ぷよぷよ」シリーズの公式大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」優勝はともくん選手!
- 「ぷよぷよ」シリーズのセガ公式大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」が2024年11月24日(日)に開催。ともくん選手が優勝、2度目の優勝を果たし賞金100万円を獲得した。<以下、ニュースリリースより>セガ公式プロ大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」結果 株式会社セガは、ジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定タイトルである、対戦アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズについて、セガ公式プロ大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」を2024年11月24日(日)にセガサミーグループ本社(東京・品川)にて開催いたしました。本大会を制し賞金100万円を勝ち取ったのは、ともくん選手となりました。 グランドファイナルで立ちふさがったのは、巨人の火力・delta選手。序盤、ともくん選手はdelta選手に大きなリードを許してしまう展開になりましたが、ともくん選手は怒涛の連取により大逆転し、2024年よりスタートしたグランプリシリーズで2度目の優勝を果たしました。 優勝のともくん選手、準優勝のdelta選手には、賞金の他、2025年3月に開催予定のセガ公式大会「太陽生命 ぷよぷよグランプリ 2025 ファイナル」の出場権が付与されます。優勝コメント・ともくん選手 今回は予選から決勝まで一度も負けずに優勝できたのでうれしいです。アッパーファイナル、グランドファイナルでは、自分の理想の攻め方がdelta選手にうまく刺さらず苦しい展開になりましたが、攻め方を変えてなんでもいいから1本取ろうと切り替えました。優勝したものの決勝での試合内容でよくなかったところもあったので、ファイナルに向けて仕上げていきたいと思います。大会結果 優勝:ともくん選手 準優勝:delta選手 3位:SAKI選手 4位:せたなぎ選手 大会の模様はライブ配信のアーカイブでご覧いただけます。「ぷよぷよ」を極めたプロ選手による数々の熱い激戦を、ぜひご覧ください。セガ公式プロ大会「GigaCrysta ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」アーカイブ視聴ページYouTube:https://youtube.com/live/_xu0Be7czxM▲左から、決勝戦時のともくん選手と、delta選手 ▲表彰の様子 優勝のともくん選手には優勝賞金100万円と副賞のゲーミングモニターGigaCrysta「LCD-GD241JD」が贈られた。